JP2928443B2 - 収納容器用蓋 - Google Patents

収納容器用蓋

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JP2928443B2
JP2928443B2 JP18728493A JP18728493A JP2928443B2 JP 2928443 B2 JP2928443 B2 JP 2928443B2 JP 18728493 A JP18728493 A JP 18728493A JP 18728493 A JP18728493 A JP 18728493A JP 2928443 B2 JP2928443 B2 JP 2928443B2
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敷田尉之
輝彦 楠
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SAN ARUMINIUMU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は収納容器用蓋に関し、よ
り詳しくは、アルミケースなどを収納する容器にかぶせ
る蓋、並びにその蓋を自動供給して収納容器に被着させ
る際に1個ずつ蓋を供給する自動供給技術に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
食料品等を入れるための簡便なケースとして、アルミケ
ースが多用されるようになってきた。
【0003】この種のアルミケースは、アルミ箔或いは
アルミ箔と噛み等のバックシートからカップ状等に一体
成形した製作されており、主としてサラダ等のおかず
や、おつまみ、或いはフルーツなどを盛りつけるために
簡易容器として用いられているものである。
【0004】このようなアルミケースは、スーパー等の
陳列棚などに陳列する場合、20枚、30枚の如く多数
のアルミケースをパックにして容器に収納し、多数の容
器を陳列棚に上積みされるのが一般的である。
【0005】容器としては、通常は樹脂製の透明なフィ
ルムをカップ状に成形したもので、下容器と、この下容
器に被着させる蓋から構成されている。
【0006】一方、容器を製造面から見ると、下容器に
多数のアルミケースを収納し、この状態で蓋を被着し、
1個の容器を構成するが、これらの作業は自動的に行う
ことが必要である。
【0007】しかし、自動化に際して最も課題となるの
は、下容器に蓋を被着させる際に蓋を1個ずつ供給する
自動供給技術にある。
【0008】すなわち、蓋の形状は、一般的には、下容
器の上縁部分を覆うような形状であって、蓋の上方の縁
部分は先端が下向き方向に張り出している。このような
形状の蓋を多数積み重ねた状態でホッパーから1個ずつ
取り出して自動供給する場合、上下の蓋の上方縁部分の
間に爪を差し込み、蓋の底部裏面を吸盤にて吸着して取
り出す必要がある。
【0009】しかし、従来は、上下の蓋の上方縁部分の
間に爪が差し込める隙間が設けられていないため、吸盤
にて吸着しても、複数個の蓋が同時に取り出される等の
問題が生じ、1個ずつ蓋を取り出すことが困難であっ
た。このため、人手によって蓋を1個ずつ供給すること
を余儀なくされており、容器の組立の完全自動化が困難
であった。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みて、アルミケー
ス等の収納容器の組立の完全自動化を可能にできる収納
容器を提供し、また収納容器の自動供給技術を提供する
ことを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決するための方策について検討した結果、積み重ねら
れた複数個の蓋の縁部分に隙間を設ける手段を講じるな
らば、容易に爪を差し込むことができるとの知見に基づ
き、隙間を設ける手段について鋭意研究を重ねた。その
結果、蓋の縁部分に隙間形成手段を講じるのは縁自身が
フィルム状であるためにあまり効果がないが、蓋の底部
に凹又は凸状のイボを形成することにより、蓋の形状を
維持しつつ、かつ、上下の蓋を若干の隙間を持ちながら
積み重ねることができ、したがって、上下の蓋の縁部分
に爪が容易に差し込める隙間が形成できることを見い出
し、ここに本発明を完成したものである。
【0012】すなわち、本発明は、底部と、その底部か
ら立ち上がった周壁部と、その周壁部の上側に形成され
た縁部とを有する収納容器用蓋であって同一サイズのも
のが複数個積み重ねられて自動供給装置に装着される収
納容器用蓋において、前記底部に凹状又は凸状の複数個
の局部段差が形成されており、前記局部段差の形状が複
数種類異なっており、これらの段差形状が異なるものが
前記複数個の局部段差により相互間に間隔を保ちながら
一定の順序で順次積み重ねられていることを特徴とす
る。
【0013】また、他の本発明は、底部と、その底部か
ら立ち上がった周壁部と、その周壁部の上側に形成され
た縁部とを有する収納容器用蓋であって同一サイズのも
のが複数個積み重ねられて自動供給装置に装着される収
納容器用蓋において、前記底部に凹状又は凸状の複数個
の局部段差が形成されており、前記局部段差の相互間隔
が複数種類異なっており、これらの段差間隔が異なるも
のが前記複数個の局部段差により相互間に間隔を保ちな
がら一定の順序で順次積み重ねられていることを特徴と
する。
【0014】
【0015】
【作用】以下に本発明を実施例を参照して更に詳細に説
明する。
【0016】
【実施例】まず、本発明に係る収納容器用蓋について説
明する。
【0017】図1に示すように、この収納容器用蓋1
は、底部11と、その底部から立ち上がった周壁部1
2と、その周壁部の上側に形成された縁部13を有する形
状を有している蓋であって、一般に、多数のアルミケー
ス等4を収納した下容器2に対して被着することによ
り、1個の収納容器3が組み立てられる。
【0018】この蓋を下容器に被着する作業を自動的に
行うには、ホッパー内に積み重ねられた多数個の蓋をホ
ッパーから1個ずつ取り出す際に、上下の蓋の上方縁部
分の間に容易に且つ確実に爪を差し込むことができる必
要がある。爪の差し込みができないと、蓋の底部裏面を
吸盤にて吸着したとしても、上下に重なった蓋を分離で
きず、2個又は複数個を吸盤にて吸着してしまい、自動
送給が円滑に実施できない。
【0019】従来、この種の蓋の底部は平坦な底面とし
て成形されているが、これでは、図2に示すように、上
下の蓋の底部が互いに密着状態となり、その結果、上下
の蓋の縁部同士も互いに密着状態となって重なったしま
い、縁部同士の間に隙間Lが実質的になく(L≒0mm)、
爪の差し込みに支障を来す。
【0020】この点、本発明では、上下の蓋の上方縁部
分の間に容易に且つ確実に爪を差し込むための手段とし
て、蓋の底部の形状に工夫を施して、上下に蓋を重ねた
際に縁部同士の間に有効な隙間Lを設けることができる
ようにしたものである。
【0021】すなわち、図3に示すように、底部11
複数個の凹状又は凸状のイボ14が形成されている。図
示の場合のイボは上から見て凹状のイボである。
【0022】イボの大きさ、配置状況は適宜決めること
ができるが、上下に蓋を重ねた際に、同じ寸法及び配置
位置の場合(すなわち、上下の蓋が全く同一の寸法及び
形状の場合)には、上の蓋のイボが下の蓋のイボに完全
に嵌合してしまい、上下の蓋の底部、したがって、縁部
の間に有効な隙間Lが形成できなくなるので、イボの寸
法又は配置位置を若干シフトさせる配慮が必要である。
【0023】例えば、図4に例示するように、同一の形
状及び配置位置にて、若干異なる深さのイボを例えば3
種類用意する。具体的には、イボの深さをH1、H2、H
3(H1<H2<H3)とすると、(a)のイボの上に
(b)のイボを、(b)のイボの上に(c)のイボを重
ねた場合、それぞれ上側のイボは下側のイボ内に完全に
は嵌合しないので、下側の蓋の上に上側の蓋が若干浮き
上がった状態で重なり、したがって、上下の蓋の縁部の
間に有効な隙間Lが形成されることになる。深さH1
2、H3の差異は、どの程度の隙間Lを形成するかによ
って適宜決めればよい。勿論、目立つほどの深さの差異
とする必要がないので、下容器に蓋を被着した際に製品
として何らの支障も来たさない。
【0024】また、他の方法として、図5に示すよう
に、イボの長さが順次3種類に異なるイボを底部の同一
の配置位置に形成してもよい。また、イボの長さに代え
て、イボの深さ方向の傾斜を順次変えてもよい。
【0025】要するに、多数個の蓋を積み重ねた場合
に、それぞれの蓋の底部に形成されているイボの形状及
び/又は位置がサイクリックスに異なるように構成すれ
ば、上下の蓋の縁部同士の間に有効な隙間Lを設けるこ
とができる。サイクリックにとは、図4の場合、
(a)、(b)、(c)のイボを底部に形成した3個の
蓋をこの順序に積み重ねたならば、その上に同様の組合
せにて、(a)、(b)、(c)のイボを底部に形成し
た3個の蓋をこの順序に積み重ねるのである。イボの形
状又は配置位置は複数の種類であればよく、3種類〜5
種類ぐらいが適当である。
【0026】このように、蓋が底部に凹状又は凸状のイ
ボを有する形状であるので、図6に示すように、複数個
の蓋1を積み重ねた場合、上下の蓋の縁部同士の間に有
効な隙間Lが設けられることになり、この隙間には爪5
を容易に差し込むことが可能となる。したがって、爪5
を差し込んで状態で蓋1の裏面に吸盤を吸着させて下方
に引けば、上側の蓋から容易に下側の蓋1を取り出すこ
とができ、自動的に供給できる。
【0027】なお、蓋は、底部に凹状又は凸状のイボが
形成されている限り、他の部分の形状寸法は何ら制限は
ない。また蓋の材質も通常は樹脂透明フィルムである
が、フィルム状の材料であれば何ら制限はない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アルミケース等の収納容器の組立の際に蓋を1個ずつ自
動送給できるので、完全自動化が可能であり、製造コス
トの低減効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の収納容器を説明する図で、蓋を下容器に
被着することにより収納容器が構成されることを示して
いる。
【図2】従来の形状の蓋を複数個積み重ねた状態並びに
蓋の縁部同士の隙間Lを説明する図である。
【図3】本発明に係る蓋の形状を説明する図で、(a)
は断面図、(b)は平面図である。
【図4】(a)、(b)、(c)は本発明に係る蓋の底
部に形成した異なる深さのイボを示す図である。
【図5】(a)、(b)、(c)は本発明に係る蓋の底
部に形成した異なる長さのイボを示す図である。
【図6】本発明に係る蓋を複数個積み重ねた状態並びに
蓋の縁部同士の隙間Lを説明する図である。
【符号の説明】
1 蓋 11 蓋の底部 12 蓋の周壁部 13 蓋の縁部 14 蓋の底部に形成されたイボ 2 下容器 3 収納容器 4 アルミケース等 5 爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−8606(JP,A) 特開 昭63−139838(JP,A) 特開 昭56−106706(JP,A) 特開 昭54−85889(JP,A) 実開 平3−11681(JP,U) 実開 平1−82163(JP,U) 実開 昭51−71282(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 7/28 B65D 43/03

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部と、その底部から立ち上がった周壁
    部と、その周壁部の上側に形成された縁部とを有する収
    納容器用蓋であって同一サイズのものが複数個積み重ね
    られて自動供給装置に装着される収納容器用蓋におい
    て、前記底部に凹状又は凸状の複数個の局部段差が形成
    されており、前記局部段差の形状が複数種類異なってお
    り、これらの段差形状が異なるものが前記複数個の局部
    段差により相互間に間隔を保ちながら一定の順序で順次
    積み重ねられていることを特徴とする収納容器用蓋。
  2. 【請求項2】 前記複数種類異なる形状は、深さ又は長
    さであることを特徴とする請求項1に記載の収納容器用
    蓋。
  3. 【請求項3】 底部と、その底部から立ち上がった周壁
    部と、その周壁部の上側に形成された縁部とを有する収
    納容器用蓋であって同一サイズのものが複数個積み重ね
    られて自動供給装置に装着される収納容器用蓋におい
    て、前記底部に凹状又は凸状の複数個の局部段差が形成
    されており、前記局部段差の相互間隔が複数種類異なっ
    ており、これらの段差間隔が異なるものが前記複数個の
    局部段差により相互間に間隔を保ちながら一定の順序で
    順次積み重ねられていることを特徴とする収納容器用
    蓋。
  4. 【請求項4】 前記局部段差は、底部中心を中心とする
    円弧上に位置し、その相互間隔は前記円弧の周長である
    ことを特徴とする請求項3に記載の収納容器用蓋。
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