JP2936653B2 - オートブラケティング装置 - Google Patents

オートブラケティング装置

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JP2936653B2
JP2936653B2 JP2153418A JP15341890A JP2936653B2 JP 2936653 B2 JP2936653 B2 JP 2936653B2 JP 2153418 A JP2153418 A JP 2153418A JP 15341890 A JP15341890 A JP 15341890A JP 2936653 B2 JP2936653 B2 JP 2936653B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、オートブラケティング撮影装置に関する。
B.従来の技術 従来から、カメラが演算した適正露出に対して自動的
に所定の露出補正量づつ順次に露出を補正しつつ複数枚
の撮影を行う、いわゆるオートブラケティング撮影が可
能な撮影装置が知られている。このオートブラケティン
グ撮影を行う際の露出補正は、シャッタ秒時または絞り
値(あるいはその両者)を適宜変更することによって行
われるが、その露出補正量および撮影枚数は、操作部材
の操作により撮影者が選択可能となっている。このよう
に露出を段階的にずらして撮影を行うことにより、出来
上がった複数枚の写真の中から好みに合った露出のもの
を選択することができるので、失敗写真を少なくするこ
とができる。
また、電子閃光装置を発光させてこの種のオートブラ
ケティング撮影を行う場合には、電子閃光装置の発光量
も所定の発光補正量づつ順次に補正されるが、その発光
補正量は上記露出補正量に基づいており、すなわち露出
と発光量とに同レベルの補正が加えられることになる。
C.発明が解決しようとする課題 ところで、例えば主要被写体の露出と背景露出とのマ
ッチングが重要視される日中シンクロ撮影の場合、主要
被写体を強調するか背景を強調するかは個人的な主観に
よるものであり、このような日中シンクロ撮影とオート
ブラケティング撮影とを併用する際には、上記順次に補
正してゆく発光補正量を任意に設定可能とすることが望
ましい。
しかしながら、従来のオートブラケティング撮影装置
では、上述したように電子閃光装置の発光補正量が露出
補正量に基づいており、発光補正量を独立して設定する
ことができないため、例えば上記日中シンクロ撮影の際
に撮影者が意図しない写真が撮影されることがありう
る。
本発明の目的は、電子閃光装置を使用したオートブラ
ケティング撮影時に、主要被写体の露出と背景露出との
強弱を任意に変化させることが可能なオートブラケティ
ング装置を提供することにある。
D.課題を解決するための手段 クレーム対応図である第1図により説明すると、本発
明に係るオートブラケティング装置は、オートブラケテ
ィング撮影時にシャッタ秒時および/または絞り値を順
次に変更して露出を補正する際の露出補正量を設定する
露出補正量設定手段101と、オートブラケティング撮影
時に電子閃光装置の発光量を順次に補正する際の発光補
正量を設定する、露出補正量設定手段101とは別の発光
補正量設定手段102とを具備し、これにより上記問題点
を解決する。
請求項2の発明は、露出補正量設定手段101によって
設定された露出補正量だけ順次に補正しつつ所定枚数の
撮影を行うオートブラケティング撮影手段103と、オー
トブラケティング撮影手段103による各撮影に同期し
て、発光量補正手段により設定された発光補正量だけ発
光量を順次に補正しつつ電子閃光装置を発光せしめる発
光制御手段104とを更に具備するものである。
請求項3の発明は、上述した露出補正量設定手段と、
オートブラケティング撮影における撮影枚数を設定する
撮影枚数設定手段と、発光補正量設定手段と、露出補正
量設定手段により設定された露出補正量と撮影枚数設定
手段により設定された撮影枚数と発光補正量設定手段に
より設定された発光補正量とを独立に表示可能な表示手
段とを具備するものである。
E.作用 オートブラケティング撮影手段103は、露出補正量設
定手段101によって設定された露出補正量だけ露出を順
次に補正しつつ所定枚数の撮影、すなわちオートブラケ
ティング撮影を行う。また発光制御手段は、上記オート
ブラケティング撮影時の各撮影に同期して、発光補正量
設定手段102により設定された発光補正量だけ発光量を
順次に補正しつつ電子閃光装置を発光させる。
F.実施例 第2図〜第10図により本発明の一実施例を説明する。
第2図は本発明に係るオートブラケティング撮影装置
を示す背面図、第3図はその側面断面図である。このオ
ートブラケティング撮影装置は、カメラ本体10および撮
影レンズ20から成るカメラ100と、カメラ本体10の背面
に装着されたデータバック装置200と、カメラ本体10の
上部に取付けられた電子閃光装置300とから構成され
る。カメラ本体10の上部には、レリーズ釦11と、通常撮
影時(非オートブラケティング撮影時)にカメラ本体10
で設定された露出値に補正を加えるための露出補正ダイ
ヤル12と、シャッタ秒時を設定するシャッタダイヤル13
とが設けられている。
データバック装置200の背面には液晶表示パネル201が
設けられるとともに、プッシュ式の操作釦202a〜202eが
設けられ、これらの操作釦の操作により、オートブラケ
ティング撮影やデータ写し込みを行う際の各データ設定
が行われる。
各プッシュ釦202a〜202eの機能は次の通りである。
オートブラケティング釦202aは、オートブラケティン
グモードおよび通常撮影モードの設定を指令するもので
あり、セレクト釦202bは、データの設定値を変更するに
当たってその変更すべきデータを選択するためのもので
ある。またアップ釦202cおよびダウン釦202dは、上記セ
レクト釦202bの操作により選択されたデータの数値をそ
れぞれ上昇,下降させるためのものである。さらに切換
釦202eは、データ写し込みの際に日付を写し込むか、あ
るいは露出補正量および発光量補正量を写し込むかを切
換指令するためのものである。これらの操作釦の操作に
よる各データの設定については後で詳述する。
電子閃光装置300には発光部301(第3図)と、液晶表
示部302(第2図)とが設けられ、発光部301を発光させ
て閃光撮影を行うと、その照射光は、被写体で反射され
た後、撮影レンズ20を通過してカメラ本体10内に導かれ
る。ここで、カメラ本体10内には、メインミラー14,シ
ャッタ15および調光素子16が設けられており、閃光撮影
時にはミラー14が二点鎖線の位置にアップしているとと
もに、シャッタが開いているので、カメラ本体10内に導
かれた上記光束は、フィルムFIで反射されて調光素子16
に受光される。調光素子16の出力は第4図に示す調光回
路32に入力され、これに基づいて周知の調光動作が行わ
れる。
第4図は本発明に係るオートブラケティング撮影装置
の制御系を示すブロック図である。
カメラ本体10に上記データバック装置200を装着する
と、カメラ本体10内のメインCPU31とデータバック装置2
00内のCPU211とが不図示のインターフェース回路および
端子41a〜41eを介して接続される。端子41aはハンドシ
ェーク端子(以下、H/S端子)であり、データ交信に先
立ち両CPU31,211が互いの存在を確認し合うための信号
を授受するものである。端子41bはデータ信号端子(以
下、DAT端子)であり、後述の周期クロックに合わせて
データ信号を直列的に送受信するためのものである。
また端子41cはクロック信号端子(以下、CLK端子)で
あり、周期クロック信号を送信するためのものである。
端子41dはシャッタ信号端子(以下、SHU端子)であり、
上記レリーズ釦11(第2図)がレリーズ操作されたとき
にデータバック装置200の写し込み機能を作動させるた
めのトリガ信号を送信するためのものである。また端子
41eは接地(GND)端子である。
データバック装置200のCPU211には、上述したプッシ
ュ釦202a〜202e(まとめて符号202で示す)、LCDドライ
バ212およびLEDドライバ213が接続され、LCDドライバ21
2には第2図に示した液晶表示パネル201が、LEDドライ
バ213にはデータ写し込み用のLED214,215がそれぞれ接
続されている。すなわちこのデータバック装置200は、L
EDドライバ213によりLED214,215を制御してフィルムの
2ヵ所にデータの写し込みが可能となっている。
一方、カメラ本体10に上記電子閃光装置300が装着さ
れると、電子閃光装置300内のCPU311が端子42a〜42gを
介してメインCPU311に接続される。端子42a〜42dは上述
した端子41a〜41dと同様の機能を持つものである。また
端子42eはSTOP端子であり、電子閃光装置300の発光を停
止させるための信号を送信するための端子である。端子
42fはシンクロ端子(以下、X端子)であり、シャッタ1
5(第3図)が全開した後に電子閃光装置300(正しくは
発光管301)の発光を開始させるためのトリガ信号を送
信するための端子である。端子42gは接地端子(GND端
子)である。
電子閃光装置300のCPU311にはまた、上記発光部301お
よびLCDドライバ312が接続され、LCDドライバ312には第
2図に示した液晶表示部302が接続されている。
次に、上述したプッシュ釦202a〜202eの操作に伴う各
種データの設定およびその表示について第5図も参照し
て説明する。
通常撮影モード時にオートブラケティング釦202aが操
作されると、CPU211はオートブラケティングモードを設
定するとともに、LCDドライバ212を介して液晶表示パネ
ル201を第5図に示すオートブラケティング撮影用の形
態とする。ここで、オートブラケティング撮影とは、予
め演算された露出値(適正露出)に対して所定の露出補
正量づつ順次に露出を変化させて所定枚数の撮影を行う
ものであり、露出の補正は、シャッタ秒時または絞り値
(あるいはその両者)を変更することにより行われる。
また電子閃光装置を用いたオートブラケティング撮影の
際には、上記各撮影時に、予め演算された適正発光量に
対して所定の発光補正量づつ順次に露出を変化させて電
子閃光装置が発光される。
そして第5図に示す表示形態では、オートブラケティ
ング撮影の各データとして撮影枚数、露出補正量、露出
中央値、発光補正量、発光中央値が設定可能である。露
出補正量とは、上述したようにオートブラケティング撮
影の際に順次に補正して行く露出の補正量であり、露出
中央値は各撮影のうち丁度中間に行う撮影時の露出補正
量である。また発光補正量は、電子閃光装置を用いたオ
ートブラケティング撮影の際に順次に補正して行く発光
量の補正量であり、発光中央値は、各撮影のうち丁度中
間に行う撮影時の発光補正量である。これらのデータを
具体的に説明すると、例えば、露出補正量を0.3、露出
中央値を0、発光補正量を0.5、発光中央値を0、撮影
枚数を3枚とした場合には、−0.3→0→+0.3の順に適
正露出に補正が加えられて3回の撮影が行われ、各撮影
の際に、−0.5→0→+0.5の順に適正発光量に補正が加
えられて電子閃光装置が発光される。
次に、実際のデータ設定について詳述する。
オートブラケティングモード時に例えばセレクト釦20
2bを1回操作すると、第5図に示す表示パネル201中で
撮影枚数を示す数字201aが点滅を開始する。この状態で
アップ釦202cまたはダウン釦202dを操作すると、操作の
たびごとに数字201aがアップまたはダウンする。希望の
枚数を表示させた後、セレクト釦202bを1回操作する
と、CPU211は上記数字201aが示す値を撮影枚数として設
定するとともに、数字201aを点灯状態とし、これに代え
て露出補正量を示す数字201bを点滅させる。
この状態で上記アップ釦202cあるいはダウン釦202dを
操作すると、上述と同様に数字201bがアップまたはダウ
ンし、次いでセレクト釦202bを操作する(これが発光補
正操作に相当する)と、CPU211は上記数字201bが示す値
を露出補正量として設定するとともに、数字201bを点灯
状態とし、これに代えて露出中央値を示す数字201cを点
滅させる。
以下、同様の操作により露出中央値(数字201cで示
す),発光補正量(数字201dで示す)および発光量中央
値(数字201eで示す)がそれぞれ設定される。発光量中
央値を示す数字201eが点滅しているときにセレクト釦20
1aを操作すると、全数字が点灯状態となり、この時点で
オートブラケティング撮影の全てのデータが設定された
ことになる。
201gは、次の撮影の際に適正発光量に対して補正を行
う補正量を、201fはその際に適正露出に対して補正を加
える補正量をそれぞれ示す数字であり、この数字は撮影
ごとに変化する。またこの数字201f,201gは、切換釦202
eの操作により年月日、日時分の写し込みデータ表示に
切換可能である。
さらに設定されたオートブラケティング時の撮影枚数
がフィルムの残りの駒数よりも多い場合には、その枚数
の撮影が不可能であるので、これを警告するためにマー
クMK1が点灯する。さらに電子閃光装置300と発光補正量
に不都合があった場合にはマークMK2が、露出補正量に
不都合があった場合にはマークMK3がそれぞれ点灯す
る。これについては後で詳述する。
一方、電子閃光装置の表示部302には、第6図に示す
ように、オートブラケティング撮影の撮影枚数を示す数
字302aおよび発光補正量を示す数字302bが表示されると
ともに、オートブラケティングモード設定時には、「BK
T ON」の文字が表示される。
次に、第7図および第8図によりカメラ本体10とデー
タバック装置200との間のデータ交信について説明す
る。ここで、上記H/S端子41aおよびDAT端子41bについて
は、双方向の信号が入力されるので、分かり易くするた
めにカメラ本体10側とデータバック装置200側とに分け
て示した。
カメラ本体10およびデータバック装置200に電源が投
入されると、メインCPU31は、H/S端子41aをローレベル
とする(時点T1)。データバック装置200側のCPU211は
これを検出すると、時点T2でH/S端子41aをローレベルと
する。時点T1から所定時間後(時点T3)にCPU31は、H/S
端子41aをハイレベルにし、その後、H/S端子41aのレベ
ルを検出する。このときH/S端子41aはCPU211によりロー
レベルとされているので、CPU31は、CPU211がデータ交
信に応じてきたことを確認する。
次にCPU31は、時点T4でCLK端子41cにクロック信号を
出力すると同時にDAT端子41bに1バイトのデータ信号を
送信する。CPU211は、この第1回目のデータ信号を受信
すると、時点T5でH/S端子41aをいったんハイレベルと
し、そのデータ信号の格納が終了すると、再びH/S端子4
1aをローレベルとし、CPU31に対して次のデータを要求
する。これに対してCPU31は、時点T6においてCLK端子41
cを介してクロック信号を送信するとともにDAT端子41b
を介して第2回目のデータ信号を送信する。CPU211は、
このデータ信号を受信し格納した後、時点T7でH/S端子4
1aをハイレベルとし、その後、ローレベルに下げる。
その後、CPU211はCPU31側にデータ信号を送信する。
すなわち上述したように、CPU31からは、CLK端子41cに
クロック信号が出力されており、CPU211は、そのクロッ
ク信号に同期して、すなわち時点T8で1バイトのデータ
をDAT端子41bを介して送信する。その後、CPU211は、デ
ータ信号送信完了後に時点T9でH/S端子41aをハイレベル
とし、次のデータ信号送信の準備完了後に再びローレベ
ルとする。さらにCPU211は、時点T10で2バイト目のデ
ータ信号を出力し、その後、時点T11でH/S端子41aをハ
イレベルとする。
以上のように本実施例では、カメラ本体10側からデー
タバック装置200側へ、あるいはその逆方向に2バイト
づつデータを送信しており、このような動作は、カメラ
本体10およびデータバック装置200の電源が投入されて
いる間は定期的に行われる。
そして、上記動作を行っているときにカメラ本体10側
でシャッタレリーズが行われると、これに伴ってCPU31
は、時点T12でSHU端子41dを介してシャッタ信号を出力
する。このシャッタ信号の発生タイミングは不定期なも
のであるため、シャッタ信号はCPU211の割込み端子に入
力され、その入力を検知するとCPU211は、それまでの動
作を中止させて次のデータ交信に備えて待機状態とな
る。CPU31は、上記シャッタ信号の出力後、時点T13でH/
S端子41aをローレベルとする。その後、上記時点T1〜T1
1と同様の動作が行われ、CPU31は、時点T14でSHU端子41
dをローレベルとする。
なお、カメラ本体10と電子閃光装置300との間のデー
タ交信も端子42a〜42dを介して上述と同様に行われる。
次に第8図により、オートブラケティングモード時の
カメラ本体10,データバック装置200および電子閃光装置
300のデータ交信について説明する。ここで、第8図中
の巻上完了信号および要求信号は、第7図においてカメ
ラ本体11側のCPU31から出力されるデータ信号に含まれ
るものであり、またレリーズ禁止信号およびブラケット
信号(以下、BKT信号)は、同様にデータバック装置200
のCPU211から出力されるデータ信号に含まれるものであ
る。
まず通常状態では、CPU31は要求信号をハイレベルと
し、これによりオートブラケティングモードが設定可能
な状態となっている。この状態で上記ブラケティング釦
202aが操作されると、データバック装置200側のCPU211
は、上述したように液晶表示パネル201をオートブラケ
ティングモードの表示形態とするとともに、時点T21に
てBKT信号をハイレベルにして送信する。カメラ本体10
側のCPU31は、これに応答して時点T22で要求信号をハイ
レベルとする。
その後、カメラ本体10のレリーズ釦11(第2図)が操
作されると露光動作(シャッタレリーズ)が行われる
が、CPU31は、後述するように、レリーズ禁止信号がハ
イレベルとなるまで、あるいはBKT信号がローレベルと
なるまで露光動作を繰返し行う。一方、1回の撮影ごと
に変化する露出値および電子閃光装置300の発光量は、
第7図に示すデータ信号に含まれるデータに基づくので
あるが、これらのデータの表示は、第7図の時点T8また
はT10におけるデータ信号に基づいて行われ、また実際
の補正動作は、シャッタレリーズ後のデータ信号に基づ
いて行われる。このように実際の補正動作をシャッタレ
リーズ直前のデータ信号に基づいて行うことにより、信
頼性の向上を図っている。
ここで以上の動作は、カメラ本体10から電子閃光装置
300へデータ信号が送信される場合も同様である。
オートブラケティング撮影時の撮影枚数は、SHU端子4
1dのハイレベルへの反転回数を計数することによって検
出しており、例えば撮影枚数が3枚に設定されている場
合には、第8図の時点T23で撮影終了が判定されること
になる。そしてCPU211は、この状態が判定されると、時
点T24でレリーズ禁止信号をハイレベルにしてカメラ本
体10によるそれ以上の撮影を禁止するとともに、BKT信
号をローレベルに戻す。
この状態でカメラ本体10による露光動作が停止し、撮
影者がレリーズ釦11から手を離すと、レリーズ釦信号が
時点T25でハイレベルとなる。このレリーズ釦信号がハ
イレベルとなったことと、BKT信号がローレベルとなっ
ていることを検知すると、CPU31は時点T26で再度要求信
号をハイレベルとする。CPU211は、要求信号がハイレベ
ルとなったことを検知すると、時点T27でレリーズ禁止
信号をローレベルとし、レリーズ許可状態とするととも
に、BKT信号を再度ハイレベルとして送信を行う。そし
て、BKT信号がハイレベルになったことを検出するとCPU
31は、時点T28で要求信号をローレベルとし、再びオー
トブラケティング撮影が可能な状態とする。
以上では、レリーズ釦11を設定枚数の撮影終了後に離
した場合の動作を示したが、CPU31,211間に第8図のよ
うな関係が成り立っているので、設定枚数の撮影途中で
レリーズ釦11から指を離しても、指定枚数の撮影が行わ
れる。またオートブラケティング撮影を途中で停止する
場合には、ブラケティング釦201aを操作すればよい。こ
れに伴って上記BKT信号がローレベルに反転するので、
カメラ本体10はそれ以降のレリーズ動作を禁止する。
なお以上では、オートブラケティング撮影における撮
影枚数の計数にSHU信号を使用したが、巻上信号を使用
してもよい。
次に、第9図のフローチャートによりカメラ本体10側
のCPU31による制御について説明する。ここで、本実施
例では、露出モードとして絞り優先モードが設定されて
いるものとする。
操作釦202によるオートブラケティング撮影の各種デ
ータ入力が完了すると、第9図のプログラムが起動さ
れ、まずステップS1でデータバック装置200側のCPU211
からそれらの各種データを入力する。このデータとは、
上述した撮影枚数N,露出補正値St,露出中央値ΔSvo,発
光補正量S't、発光量中央値ΔS′voである。
次いでステップS2に進み、カメラ本体10に電子閃光装
置300が装填されているか否かを判定し、装填されてい
なければステップS8に進み、装填されていればステップ
S3に進む。ステップS3では、上記N枚の撮影のうちの最
大発光量ΔS′vmaxおよび最小発光量ΔS′vminを、 ΔS′vmax=ΔS′vo+S′t×(N−1)/2 ΔS′vmin=ΔS′vo−S′t×(N−1)/2 により演算する(演算1)。次いでステップS4に進み、
上記演算されたΔS′vmax,ΔS′vminを以下に示す式
により電子閃光装置300のガイドナンバーGNbmax,GNbmin
として換算する(演算2)。
ここで、AVは例えば不図示の絞り設定ダイヤルの操作
によって設定された絞り値(アペックス値),Lは周知の
距離検出装置によって検出された被写体距離である。
次いでステップS5に進み、演算されたGNbminが電子閃
光装置300の発光可能な最小ガイドナンバーGNminよりも
小さいか否か(GNbmin<GNminか否か)を判定し、否定
されるとステップS6に進み、肯定されるとステップS7で
警告を行ってステップS8に進む。すなわち、GNbminが電
子閃光装置300の最小ガイドナンバーGNminよりも小さい
場合には、現在の設定では所望のオートブラケティング
撮影が行えないから、データバック装置200側のCPU211
およびLCDドライバ212を介して液晶表示パネル201(第
5図)にその旨を示すマークMK2を表示する。
ステップS6では、演算されたGNbmaxが電子閃光装置30
0の発光可能な最小ガイドナンバーGNmaxよりも大きいか
否かを判定し(GNbmax>GNmaxか否か)、否定されると
ステップS8に進み、肯定された場合には、上述と同様に
所望のオートブラケティング撮影が行えないから、ステ
ップS7で警告を行う。ここで、上記GNmax、GNminは、装
着された電子閃光装置300とフィルム感度とによって決
まる値である。
ステップS8では、上記N枚の撮影のうちの最大露出値
ΔSvmaxおよび最小露出値ΔSvminを、 ΔSvmax=ΔSvo+St×(N−1)/2 ΔSvmin=ΔSvo−St×(N−1)/2 により演算する(演算3)。次いでステップS9に進み、
上記ΔSvmax,ΔSvminを用いて以下に示す式により上記
オートブラケティング撮影における最大シャッタ秒時
(最も速い値)TVbmaxおよび最小シャッタ秒時(最も遅
い値)TVbminを演算する(演算4)。
TVbmax=BV−SV−AV+ΔSvmax TVbmin=BV−SV−AV+ΔSvmin ここで、BVは不図示の測光装置によって得られる被写
体輝度、SVはフィルム感度、AVは設定された絞り値であ
る。
ステップS10では、演算されたTVbmaxがカメラの最高
シャッタ秒時Tvmaxより高速側の値であるか否かを判定
し、否定されるとステップS11に進み、肯定されると、
所望のオートブラケティング撮影が行えないのでステッ
プS12で警告を行って処理を終了させる。すなわち、CPU
211およびLCDドライバ212を介して液晶表示パネル201に
その旨を示すマークMK3を表示する。
ステップS11では、演算されたTVbminがカメラの最低
シャッタ秒時Tvminより高速側の値であるか否かを判定
し、否定されると処理を終了させ、肯定されると、上述
と同様に所望のオートブラケティング撮影が行えないの
でステップS12で警告を行って処理を終了させる。
第10図は、CPU31によるオートブラケティング撮影の
処理手順を示すフローチャートである。
まずステップS21でレリーズ釦11がレリーズ操作され
たか否かを判定し、否定されると肯定されるまで待ち、
肯定されるとステップS22でデータバック装置200のCPU2
11から入力されるBKT信号の状態を判定する。BKT信号が
ローレベルの場合はオートブラケティングモードが設定
されていないと判断してステップS36の通常撮影を行
う。BKT信号がハイレベル(H)であればオートブラケ
ティングモードが設定されていると判断してステップS2
3に進み、CPU211から撮影枚数N,露出補正量St,露出中央
値ΔSvo,発光補正量S′t、発光量中央値ΔS′voを入
力し、撮影時の露出値を演算する。これは、公知のオー
トブラケティング撮影時の露出演算によるものであり、
露出値は露出補正量Stに応じてその都度変化する。
ステップS24ではシャッタレリーズ(撮影)を行う。
これによりステップS25ではシャッタ先幕が開き、この
開動作に伴ってSUH信号をハイレベルからローレベルに
反転する。シャッタ先幕全開後、ステップS26でX接点2
4fをハイレベルとする。X接点24fがハイレベルになる
ことにより電子閃光装置300側のCPU311は、発光部301を
発光させる。
その照明光は、上述したように撮影レンズ20を介して
カメラ本体10内に導かれ、フィルムFIに導かれる。フィ
ルムFIで反射された光束は、調光素子16に受光され、調
光素子16の出力は第4図に示す調光回路32に入力され
る。調光回路35は、この調光素子16の出力を時間で積分
し、その積分値が所定値になるとCPU31に発光停止信号
を出力する。CPU31は、この発光停止信号に応答して電
子閃光装置300のCPU311を介して発光部301の発光を停止
する。
ここで、電子閃光装置300の発光量は、上記発光停止
信号の出力タイミングによって決まる。本実施例では、
撮影ごとに発光量を変化させるので、上記発光停止信号
の出力を決める所定の積分値(調光レベル)は、上記発
光補正量S′tに応じてその都度演算される。
ステップS28ではシャッタ後幕を閉じるとともに、SHU
端子41dをローレベルからハイレベルに反転させ、次い
でステップS29において、データバック装置200側のCPU2
11から送信されるレリーズ禁止信号の判定を行う。上述
したように、CPU211は、SHU端子41dのローレベルからハ
イレベルの回数を計数してそれが撮影枚数に達した時点
でレリーズ禁止信号をハイレベルとするようにしている
ので、ステップS29で撮影枚数が設定値に達したときに
ステップS30に進み、達しない場合にはステップS22に戻
って上述の処理を繰り返す。
以上のステップS22〜S29の手順によれば、上記設定さ
れた露出補正量だけ露出を順次に補正しつつ所定枚数の
撮影が行われる。またこれに同期して、上記設定された
発光補正量だけ発光量を順次に補正しつつ電子閃光装置
300が発光する。
ステップS30では、レリーズ釦11がまだレリーズ操作
されているか否かを判定し、肯定されるとステップS30
に留まり、否定されるとステップS31に進む。これは、
一連のオートブラケティング撮影が終了したにも拘らず
レリーズ釦11を操作し続けている場合にそれ以上の撮影
を行わないようにするための措置である。
ステップS31では、データバック装置200側からのBKT
信号の状態を判定し、ハイレベルであればステップS30
に戻り、ローレベルであればステップS32に進む。ステ
ップS32では、要求信号をローレベルからハイレベルに
して一連のオートブラケティング撮影が完了したことを
データバック装置200のCPU211に伝達する。
この要求信号がハイレベルとなったことにより、デー
タバック装置200のCPU211は、レリーズ禁止信号をロー
レベルとするとともに、BKT信号をハイレベルとする。
カメラ本体10側のCPU31は、ステップS33,S34において、
上記レリーズ禁止信号のローレベル化とBKT信号のハイ
レベル化とを確認すると、要求信号をハイレベルからロ
ーレベルに反転して次のオートブラケティング撮影が可
能な状態として処理を終了する。
以上の実施例の構成において、データバック装置200
側のCPU211が露出補正量設定手段101および発光補正量
設定手段102を、カメラ本体10側のCPU31がオートブラケ
ティング撮影手段103を、CPU31,調光回路32および電子
閃光装置300側のCPU311が発光制御手段104をそれぞれ構
成する。
なお、露出補正量や発光補正量の設定を指令する際の
操作部材は実施例の形態に限定されない。また電子閃光
装置の発光を停止する際の調光レベルを変化させて発光
量を補正するようにしたが、この方式に限定されず、例
えば電子閃光装置のガイドナンバーを変化させたり、発
光時間を制御して補正するようにしてもよい。さらに電
子閃光装置はカメラに内蔵されているものであってもよ
い。
G.発明の効果 本発明によれば、オートブラケティング撮影時の露出
補正量と発光補正量とを個別に(独立して)設定可能と
したので、電子閃光装置を用いたオートブラケティング
撮影(例えば日中シンクロ撮影)の際に、主要被写体の
露出と背景露出との強弱を任意に変化させることが可能
となり、撮影者の意図に沿った写真を得ることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。 第2図〜第10図は本発明の一実施例を示し、第2図は本
発明に係るオートブラケティング撮影装置の背面図、第
3図はその側面断面図、第4図は制御系のブロック図、
第5図および第6図はデータバック装置および電子閃光
装置の表示部を示す図、第7図および第8図はカメラ本
体とデータバック装置との間のデータ交信を説明するタ
イムチャート、第9図および第10図は処理手順を示すフ
ローチャートである。 10:カメラ本体、11:レリーズ釦 20:撮影レンズ、31:メインCPU 32:調光回路、100:カメラ 200:データバック装置 202a〜202e:操作釦 211:CPU(データバック装置) 300:電子閃光装置 311:CPU(電子閃光装置) 101:露出補正量設定手段 102:発光補正量設定手段 103:オートブラケティング撮影手段 104:発光制御手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オートブラケティング撮影時にシャッタ秒
    時および/または絞り値を順次に変更して露出を補正す
    る際の露出補正量を設定する露出補正量設定手段と、 前記オートブラケティング撮影時に電子閃光装置の発光
    量を順次に補正する際の発光補正量を設定する、前記露
    出補正量設定手段とは別の発光補正量設定手段とを具備
    することを特徴とするオートブラケティング装置。
  2. 【請求項2】前記露出補正量設定手段によって設定され
    た露出補正量だけ順次に補正しつつ所定枚数の撮影を行
    うオートブラケティング撮影手段と、 該オートブラケティング撮影手段による各撮影に同期し
    て、前記発光量補正手段により設定された発光補正量だ
    け発光量を順次に補正しつつ前記電子閃光装置を発光せ
    しめる発光制御手段とを具備することを特徴とする請求
    項1に記載のオートブラケティング装置。
  3. 【請求項3】オートブラケティング撮影時にシャッタ秒
    時および/または絞り値を順次に変更して露出を補正す
    る際の露出補正量を設定する露出補正量設定手段と、 前記オートブラケティング撮影における撮影枚数を設定
    する撮影枚数設定手段と、 前記オートブラケティング撮影時に電子閃光装置の発光
    量を順次に補正する際の発光補正量を設定する、前記露
    出補正量設定手段とは別の発光補正量設定手段と、 前記露出補正量設定手段により設定された露出補正量と
    前記撮影枚数設定手段により設定された撮影枚数と前記
    発光補正量設定手段により設定された発光補正量とを独
    立に表示可能な表示手段とを具備することを特徴とする
    オートブラケティング装置。
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