JP2952523B2 - 部材の鋳造法およびその装置 - Google Patents

部材の鋳造法およびその装置

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JP2952523B2 JP7501289A JP50128995A JP2952523B2 JP 2952523 B2 JP2952523 B2 JP 2952523B2 JP 7501289 A JP7501289 A JP 7501289A JP 50128995 A JP50128995 A JP 50128995A JP 2952523 B2 JP2952523 B2 JP 2952523B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、請求の範囲第1項、3項、15項の各概念に
基づく傾斜式鋳造原理に従う、金属合金の部材の鋳造方
法および鋳造装置に関する。
背景技術 液状の材料状態から部材を成形する場合、多数のさま
ざまな方法と装置が知られており、前記方法および装置
は、成形の自在性、表面品質および特に最適の材料性質
に鑑みて、多かれ少なかれ高付加価値の部品に課される
条件を達成している。主な困難は、まず第一に成形充填
プロセスにあり、その際、初めに緻密な組織の溶湯量が
分配され、かつ表面が広く空気雰囲気の侵入にさらさ
れ、前記侵入に対応する反応によって材料品質を損なう
ことになる。特にこれに該当するのは、溶融合金成分
が、酸素、窒素および空気中の水蒸気と高い反応性があ
る溶融合金である。そのため、すでに上述の感応性の高
い合金のために、たとえばダーヴィル法による傾斜式鋳
造法が適用された。
ドイツ特許第377683号は、縦型取鍋から連続して多数
の鋳物を製造できる方法を提案している。鋳流しプロセ
スにおいて取鍋は、限定されたより高い金属の静圧を達
成できるように直立に立てられる。ところがこの場合、
大気が溶湯に自由に入るため、この結果、特に排気が進
むにつれて湯槽から成形空洞の中に酸化物が容易に到達
する可能性がある。鋳物の凝固中、取鍋内において多量
の溶湯備蓄と直接的に接触したままになるため、この結
果、凝固進行に時間がかかることになる。
ドイツ特許第505224号公報には、シーソーと類似に配
列された取鍋に、交互に溶湯で充填される2つの鋳型を
取付ける方法を記載されている。ここでも、空気は、広
い表面で溶湯槽に自由に出入りするため、この結果、こ
こに有る不純物が特に容易に鋳型の中に到達する可能性
がある。
ドイツ特許第2164755号公報は、たしかに上述公報方
式の短所を広範囲に取り除くことのできる大量生産のた
めの高性能鋳造法を記載している。ところがこれに対
し、特に個々の鋳型の故障時には、他の全鋳型も損なわ
れるので、技術コストが高くなる。
鋳型の中での凝固進行において、通常、容量収縮とガ
ス析出により、著しく高いコストをかけて除去しなけれ
ばならない部材組織中の引け巣とピンホールが発生す
る。収縮経過は、鋳物壁表面と鋳型壁表面との間に局所
的な亀裂形成をもたらし、これによって熱伝導が著しく
損なわれることになり、これは同様に組織品質に対して
マイナスの影響をもっており、かつ部材が使用不能にな
る鋳物表面上の凹みをもたらす。
本発明の課題は、新しい方法と新型の鋳造装置を利用
して高付加価値の部材を生産するために成形充填におい
ても鋳物の凝固中においても必要な好ましい条件を作
り、それと同時に特に合理的な製造法を可能にし、かつ
その際に上述の方法と装置の短所をなくすことである。
その際、溶湯の乱流と分割は成形充填中は避けなければ
ならない。さらにもう1つ別の課題に従って、合金溶湯
において大気と成形空洞のガスとの反応を阻止しなけれ
ばならない。さらにもう1つ別の課題に従って、好まし
くは輪郭が鮮明な充填を達成し、ならびに凝固進行中の
最適な細粒と緻密な部材組織を保証しなければならな
い。
発明の開示 この課題を解決するために特許請求の範囲の特徴を有
する方法と適切な装置が提案され、ここで、溶湯のため
の密閉可能の容器は、大きい湯口断面を介して初めに容
器の上に位置する鋳型の中空と接続される。
湯口は取鍋と成形空洞とを直接的に連結し、かつオー
バーフローの際の溶湯の減少または乱流を防止できるよ
うに設定されなければならない。湯口のある成形空洞も
しくは隣接する部材の型壁部の断面に対して大きい該湯
口の断面積は、型壁部の断面積の40%以上、特に50%以
上であってもよい。湯口のある成形空洞断面もしくは隣
接する型壁部の断面に対して大きい前記断面積は、本発
明によれば本質的に型壁部の断面の全長にわたってい
る。湯口は、この場合、回転前に、成形空洞もしくは型
壁部の最深部とその都度連通する。ただ湯口断面に対し
て平行な該湯口の断面のみが湯口面として示され、前記
湯口面は、湯口を相対的に設定する際に考慮される。
好ましくはまず最初に保護ガスが吹き付けられ、次い
で一定量に配量された溶湯が保護ガス下で充填かつ密閉
され、その後、容器は鋳型とともに、溶湯が前流張出部
またはスパッタなしに鋳型の中に注湯されるように水平
軸を中心に回転される。
本発明に従う方法は、ガスの圧力上昇が、成形充填プ
ロセス中および/または凝固進行中に行われる。その
際、保護ガスがこれに続く焼鈍において回収されること
が好ましい。
方法は、その都度1つの鋳流しプロセスに関し、1つ
の鋳物のための一定量の溶湯の総量に対応する量が取鍋
の中に入れられ、前記量が鋳流しプロセスにおいて完全
に凝固され、その際、供給量を形成する溶湯の極少量の
容量部が湯口の中にそのまま残るか、または場合により
少量だけが取鍋の中に残ることが特有である。
酸化プロセスを防止するために、好ましい実施形態で
は、すでに取鍋が液状の溶湯を保護ガス下で充填され、
その際、保護ガスの吹付は鋳型とともに取鍋が回転して
いる間保持されたままになる。
これに関する選択肢の方法に従って、一定量の溶湯に
相当する固体金属量が取鍋の中に持ち込まれ、その後初
めて取鍋と鋳型との間の密閉連結が行われ、かつ保護ガ
スがその内部空間に吹き付けられ、次いでこれに対して
鋳物のための一定量の溶湯が取鍋の中で溶解される。こ
の方法は、その他の点においては同様に実施される。ま
たこの場合でも、液相の酸化プロセスは効果的に防止さ
れる。
鋳物組織を改善するために、凝固進行中に保護ガスの
圧力上昇が行われ、これによって供給量とともに金属の
使用を低減することができる。なぜなら、取鍋内の溶湯
面上の過圧は、通常、他の場合には供給器の金属の高い
静圧を補うからである。
鋳物を改良するために、それほど好酸化性または嫌酸
化性ではない合金の場合において、保護ガスの使用が放
棄されているが、その他の点では、金属の使用が低減さ
れた場合に同じ効果と鋳物の組織品質および表面品質の
改良をもたらすために、成形充填プロセス時および/ま
たは凝固進行時に取鍋の内部空間において圧力を上昇す
ることにより、最後に記載された方法のプロセスが行わ
れる。
その際、選択肢の方法を実施することにより、一定量
の溶湯を液状で取鍋の中に持ち込むか、または固状で持
ち込み、かつこれに続いて取鍋で溶解することができ
る。この方法は、その他の点においては前述の方法と同
様に実施される。
使用した合金および/または成形に基づき、引け巣の
形成および凹みの傾向が少ない鋳物を改良するための本
発明による他の方法に従って、この方法は、過圧を発生
させずに実施されるが、ただしその際、湯口と、好まし
くは取鍋の一部に必要な量の金属の静圧を作るために、
回転後には溶湯がそのまま残される。
またこの場合においても、選択肢の方法を実施するこ
とにより、一定量の溶湯を液状で取鍋の中に持ち込む
か、または固状で持ち込み、かつそれに続いて取鍋内で
溶解することができる。この方法はその他の点において
は前述の方法と同様に実施される。
本発明による方法に従って、特に鋳物内の不純物と夾
雑物の危険は、密着する部材表面もしくは成形空洞にお
いて湯口部分に比べ大きく設けられている湯口断面積
と、もしくは鋳物サイズもしくは成形空洞に比べて回転
軸方向に設けられている湯口が長いために除外されてい
る。これによって、静かで、より好ましく湯槽面より完
全に下に位置するオーバーフローが取鍋から鋳型の中に
生じ、この結果、無欠陥の鋳型が生ずる。
大きな断面積を有する湯口は、注湯道もしくは湯道と
同一であり、かつそれが同時に供給量となる。この湯口
は、取鍋の内部空間と成形空洞との間を直接的に接続す
る。
その他の構成は、一連の著しい長所を特徴とする。保
護ガス雰囲気下で配量炉から装置の取鍋の中に配量され
た溶湯量が移行する場合、溶湯の酸化は効果的に防止さ
れる。これは、このプロセスにおいて鋳込流が自由落下
で取鍋の中に到達するときにますます効果があり、その
際、ここでは、在来型の作業方法の場合のように溶湯中
における絶えざる亀裂、すすぎ、および乱流下での特に
集中的な酸化皮膜の形成は行われない。次いで装置の回
転運動によって導入される成形充填は、所定の大きさの
湯口断面積に基づき、特に静かであり、かつ溶湯の遅い
流速とともに上昇しながら連通管の原理に従って進行す
ることができ、これは特に成形空洞内にも存在する不活
性ガス雰囲気との関連において、鋳物組織に周知の夾雑
物をもたらす気泡形成の危険は効果的に除去される。そ
の際、溶湯正面は密閉されたままである。すなわち、前
流動する金属張出部またはスパッタはまったく形成され
ず、この結果、鋳造時に、しばしば欠陥品の原因として
恐れられている湯道の冷却も防止される。
好ましい構成に従って、細物部材のための成形空洞
は、回転軸の方向に合わせることが考慮される。これに
よって、幅広い溶湯正面にすることができる。
もう1つ別の形態は、中子が取鍋に向けて水平に配置
されることである。これによって湯口の型壁部自体は、
品質改良のために部材の正面壁部分に限定されることに
なる。
内燃機関のシリンダヘッドまたはシリンダクランクケ
ースのような鋳物部品の場合、高い品質要求をもつその
表面は、その都度湯口に対置する型壁に配置されなけれ
ばならない。
凝固は、公知の方法において、場合により加熱および
/または冷却により、該凝固が、取鍋から最遠端の部材
の位置から湯口の方向に向かって進行するように制御し
なければならない。
好ましい実施形態に従って、もう1つ別の湯道は湯口
と平行に設けられるため、この結果、初めにはガスもし
くは空気量の調整は気泡形成を防止するために行うこと
ができる。
成形空洞に取鍋を狭く連結することにより、極端に短
い湯道が作られる。溶湯は、最短路で該溶湯の最終位置
に到達し、急速に冷却して、凝固する。これによって、
従来の成形充填プロセスの場合においては長時間持続す
る後流動または通過流動によって型の特定の範囲に発生
する“湯回り不良”は、除去されている。
前記の長所は、これに続く凝固経過においてもさらに
別の効果をもっている。まず第一に、鋳物においても密
着する型壁範囲においてもこれに対応する局所的過熱の
原因となる湯回り不良の大幅な脱落により鋳型の熱平衡
が、ほとんど妨げられないため、この結果、適切な凝尚
制御が促進される。
さらに、保護ガスの特に可変の圧力上昇は凝固中に全
く特別の長所を提供する。成形充填の最後に上に位置
し、鋳物の供給量がその下にある溶湯面に主として作用
する高いガス圧力の上昇によって、これに対応する供給
圧力の増加が達成されるとともに、広範囲に密に鋳造組
織が供給されるように強要することができる。これと同
時に鋳物表面の型壁への強力な押圧と、有害な亀裂形成
を防止することにより熱伝導が強化される。
これは再び凝固時間を短縮し、かつ鋳物の輪郭精度も
寸法精度も向上させる。さらに同様に、特に幅広い凝固
間隔をもつ合金の場合に恐れられている鋳造表面の凹み
形成が除去される。その際、ガス圧力の上昇は、従来の
方法、たとえば低圧鋳造法の場合に可能な圧力を個々の
鋳造量が比較的少ないことに制限されて、これをはるか
に越える可能性がある。公知の膨脹連続冷却(ドイツ特
許第2646060号公報)を追加で導入することにより、上
述の改良は、最適な方法で増進される。これによれば、
充填する前に鋳型が作業温度に上げられ、かつ鋳型に充
填した後は、最終ゾーンから供給ゾーンに向かって時間
的にずらしながら凝固が終了するまで冷却される方法の
適用が考慮されている。
また保護ガスを使用する場合でも改良することができ
る。すなわち、保護ガスポンプの使用は、数バールの圧
力を発生し得るのみならず、該保護ガスポンプは、これ
に続く圧力降下の場合においても保護ガスの回収を可能
にする。この方法により、損失は不可避的な漏れに限定
されることになる。
溶融状態ではあまり激しく大気中のガスと反応しない
合金を使用する場合、通常は高価な不活性ガスを使用し
ないですませることができ、かつその代わりに圧力上昇
は圧縮空気の供給により引き起こされ、その際、その他
の長所はすべて保持されたままである。
最後に、ここに提案した方法は、鋳造工場の大気汚染
を確実に阻止するために外界から隔離された鋳造セルの
中での使用に理想的な条件を提供する。
これに加え、同時に装入物質が混入する問題を解決す
るドイツ特許第2041588号公報に記載の溶解炉と配量炉
とを組み合わせて使用すると特に有利となる。これによ
ると、溶解炉に装入体を備えた密閉型装入室が配置さ
れ、前記装入体により一定量の溶湯が取鍋もしくは取鍋
の中に搬入されることができる。
この方法と装置の好ましい実施形態は、下位請求の範
囲に定義されており、該下位請求項の内容はこれによっ
て考慮されている。
図面の簡単な説明 図1は図2に記載の切線A−Bに沿った鋳型を有する
取鍋の垂直断面図である。
図2は回転軸に対して垂直の図1に記載の鋳型を有す
る取鍋の垂直断面図である。
図3は体系的表示において本発明の方法の実施に適し
ている装置部分を有する鋳造セルである。
図4は第2実施形態の回転軸による鋳型を有する取鍋
の垂直断面図である。
発明を実施するための最良な形態 以下に、図面との関連において実施例に基づき本発明
を説明する。
図1に記載の実施例においては、成形空洞1を有する
鋳型31(チル鋳造;Kokille)は、金型カバープレート2
と、側面部3と、中子4と、金型グランドプレート5と
により形成される。金型グランドプレート5の下には、
ハウジング6と耐火被覆7とを有する取鍋30があり、前
記取鍋は鋳物のために配量された一定量の溶湯8を含有
する。一定量の溶湯8は、図示されていない配量炉を利
用して、栓10が開かれている場合、注湯口9を介して特
に保護ガス下で充填される。これに次いで、栓10が閉じ
られる。栓10のところに保護ガス接続11がある。さら
に、水平に鋳型31と取鍋30の長手方向に延長する鋳型装
置の回転軸12が示されている。金型グランドプレート5
内部の開口部として、大きい断面積を有する湯口13が形
成される。
金型カバープレート2の上部の矢印は、完成した部材
を型抜きするための該金型カバープレートの運動方向を
示している。
図2には同様に、金型カバープレート2と、側面部3
と、中子4と、金型グランドプレート5とから成る成形
空洞1を有する鋳型31を識別することができる。グラン
ドプレート5には、湯口13とこれに平行の別の湯道14を
識別することができる。取鍋30のところには、ハウジン
グ6、耐火被覆7ならびにその中に含まれる鋳物のため
に配量された一定量の溶湯8を識別することができる。
鋳型装置全体を反時計方向まわりに回転軸12を中心に
回転させることにより、溶湯は大断面積を有する湯口13
を経由して静かな無乱流の流れの中で成形空洞1の中に
流れ、かつ数秒以内にこれを満たす。回転運動の終了時
には、取鍋30は金型グランドプレート5の上にある。こ
の時、成形空洞1において凝固する溶湯の総量が必要な
供給量を含有する溶湯の上の内圧、特に保護ガス圧力
は、圧力接続11を利用して上昇されるとともに、鋳物の
供給密度が改良される。凝固終了後、過圧は標準圧力に
下げることができ、型を開き、十分に冷却した鋳物を取
り出すことができる。この後、新たな鋳流しプロセスが
始まる。
金型側面部3の横の矢印は、型抜きするための該金型
側面部の運動方向を示す。
図3には、1つの鋳造セル21内に回転駆動装置27なら
びに取鍋30およびこれと連結される固定手段32を備えた
鋳型31とを有する回転可能の鋳型装置19を示す。同様
に、鋳型装置の回転軸12も示す。取鍋30は、配管26を介
して象徴的にのみ表示したポンプ装置と供給装置18、28
と接続される。鋳造セル21の内部には、弾力性の密閉連
結器23を介して取鍋30の注湯口9と連結される配量炉15
がある。この配量炉15は、エアロック22を介して鋳造セ
ル21の外部にある領域と接続される。エアロック22に
は、選択により、塊状の使用材料のためのチャージャ16
または液状の使用材料のためのチャージャ17を接続する
ことができる。鋳造セルは、別のエアロック22を含有す
る。鋳型31の上方には中子のためのマニピュレータ20を
識別することができる。
図4に、取鍋30ならびに鋳型31から構成される鋳型装
置を示す。
取鍋30は、図1に示した取鍋とは、該取鍋30が注湯口
をもたないことによって区別される。ただし、前記取鍋
30は、耐火層7の内部に加熱するための手段24を有す
る。一定量の金属25は、取鍋30の中に挿入される。この
鋳型装置は、回転軸12に対して垂直の断面において、図
2に記載の鋳型装置に対応する。
鋳型31は、本質的に図1に記載の鋳型と一致する。該
鋳型は、金型カバープレート2、金型側面部3ならびに
金型グランドプレート5を含有する。ただし、側面部に
は、冷却するための手段29がある。金型の中には中子4
が挿入される。この装置の回転軸は、12で示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−120229(JP,A) 特開 平3−461(JP,A) 特公 昭54−28374(JP,B2) 特公 昭56−46465(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 23/00 - 23/06

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳型(31)の成形空洞(1)と溶湯のため
    の可傾式取鍋(30)の内部空間との間に開口連通部を作
    る少なくとも1つ以上の湯口(13)を有する鋳型(31)
    において、傾斜式鋳造原理に従い合金から成る部材を鋳
    造する方法であって、その際、鋳型(31)の下方の位置
    において取鍋(30)が、鋳流しプロセスのために一定量
    の溶湯(8)で充填され、次いで取鍋(30)が鋳型(3
    1)とともに、溶湯が湯口を介して鋳型(31)の中に注
    湯されるように水平回転軸(12)を中心に回転される鋳
    造法において、 成形空洞(1)が可傾式取鍋(30)と、湯口(13)を介
    して直接接続され、成形空洞(1)の長手軸が回転軸の
    方向に合わされ、湯口(13)が成形空洞(1)の長手軸
    方向の全長にわたって広がっており、湯流れが成形空洞
    の断面に対して大きな断面の湯口を経由して行われ、可
    傾式取鍋(30)は、当該取鍋の回転前に密閉され、取鍋
    (30)の内部空間における圧力の上昇が、少なくとも間
    欠的に、成形充填プロセスの持続中と凝固進行中に行わ
    れることを特徴とする鋳造法。
  2. 【請求項2】取鍋(30)が、鋳流しプロセスのために固
    体形状における一定量の金属量(25)で充填かつ密閉さ
    れ、次いで鋳流しプロセスのための一定量の溶湯に前記
    金属量(25)が溶解されることを特徴とする請求の範囲
    第1項に記載の鋳造法。
  3. 【請求項3】鋳型(31)の成形空洞(1)と溶湯のため
    の可傾式取鍋(30)の内部空間との間に開口連通部を作
    る少なくとも1つ以上の湯口(13)を有する鋳型(31)
    において、傾斜式鋳造原理に従い合金から成る部材を鋳
    造する方法であって、その際、鋳型(31)の下方の位置
    において取鍋(30)が、鋳流しプロセスのために一定量
    の溶湯で充填され、次いで取鍋(30)が鋳型(31)とと
    もに、溶湯が湯口を介して鋳型(31)の中に注湯される
    ように水平回転軸(12)を中心に回転される鋳造法にお
    いて、 成形空洞(1)が可傾式取鍋(30)と、湯口(13)を介
    して直接接続され、成形空洞(1)の長手軸が回転軸の
    方向に合わされ、湯口(13)が成形空洞(1)の長手方
    向の全長にわたって広がっており、湯流れが成形空洞の
    断面に対して大きな断面の湯口を経由して行われ、可傾
    式取鍋(30)は、当該取鍋の回転前に密閉され、少なく
    とも湯口(13)において、供給された溶湯の一部が滞留
    することを特徴とする鋳造法。
  4. 【請求項4】取鍋(30)が、鋳流しプロセスのために固
    体形状における一定量の金属量(25)で充填かつ密閉さ
    れ、次いで鋳流しプロセスのために一定量の溶湯へ前記
    金属量(25)が溶解されることを特徴とする請求の範囲
    第3項に記載の鋳造法。
  5. 【請求項5】取鍋(30)の全断面積において、供給され
    た溶湯の一部が滞留することを特徴とする請求の範囲第
    3項または4項に記載の鋳造法。
  6. 【請求項6】取鍋(30)の内部空間における圧力上昇
    が、少なくとも間欠的に、成形充填プロセスの持続中と
    凝固進行中に行われることを特徴とする請求の範囲第3
    項または4項に記載の鋳造法。
  7. 【請求項7】溶湯のための取鍋(30)が、まず初めに保
    護ガスを吹きつけられ、次いで鋳流しプロセスのために
    一定量の液状溶湯(8)で保護ガス下に充填かつ密閉さ
    れ、その後保護ガス下の溶湯が鋳型(31)の中に注湯さ
    れることを特徴とする請求の範囲第1項または3項に記
    載の鋳造法。
  8. 【請求項8】溶湯のための取鍋(30)が、密閉された後
    に保護ガスが吹きつけられ、鋳流しプロセスのための一
    定量の溶湯に前記金属量(25)が溶解され、保護ガス下
    の溶湯が鋳型(31)の中に注湯されることを特徴とする
    請求の範囲第2項または4項に記載の鋳造法。
  9. 【請求項9】取鍋(30)の内部空間における保護ガスの
    圧力上昇が、少なくとも間欠的に、成形充填プロセスの
    持続中と凝固進行中に行われることを特徴とする請求の
    範囲第7項または8項に記載の鋳造法。
  10. 【請求項10】使用された保護ガスが成形充填プロセス
    後または凝固経過後に、焼鈍の際に再利用のために回収
    されることを特徴とする請求の範囲第7項または8項に
    記載の鋳造法。
  11. 【請求項11】取鍋(30)が不活性ガスを吹きつけられ
    る前に広範囲に真空にされることを特徴とする請求の範
    囲第7項または8項に記載の鋳造法。
  12. 【請求項12】部材表面にまで及ぶ中子(4)を装着し
    た成型空洞(1)が前記中子(4)とともに湯口断面の
    方向に向けられていることを特徴とする請求の範囲第1
    項ないし4項のいずれかに記載の鋳造法。
  13. 【請求項13】取鍋(30)と成形空洞(1)との間が、
    湯口(13)を経由するほか、さらに少なくとも1つの別
    の湯道(14)を介して連結されていることを特徴とする
    請求の範囲第1項ないし4項のいずれかに記載の鋳造
    法。
  14. 【請求項14】別の湯道(14)が本質的に部材長さにわ
    たり湯口(13)と平行に延びていることを特徴とする請
    求の範囲第13項に記載の鋳造法。
  15. 【請求項15】鋳型(31)の成形空洞(1)と溶融のた
    めの可傾式取鍋(30)の内部空間との間に開口連通部が
    形成される少なくとも1つ以上の湯口(13)を有する鋳
    型(31)により、傾斜式鋳造原理に従い合金から成る部
    材を鋳造するための装置であって、その際、取鍋(30)
    が鋳型(31)の下方の位置に移動可能であり、かつ取鍋
    (30)が密着する鋳型(31)とともに傾斜可能であり、
    鋳型(31)と取鍋(30)との間の固定手段(32)と、鋳
    型(31)とともに取鍋(30)を水平軸(12)を中心に回
    転させるための回転駆動手段(27)とを有し、取鍋(3
    0)の内部空間が唯一の部材鋳物のための一定量の溶湯
    の総量に適合される鋳造装置において、 湯口(13)が、取鍋(30)と成形空洞(1)との直接接
    続を行い、成形空洞(1)の長手軸が回転軸(12)の方
    向に合わされ、湯口(13)が成形空洞(1)の長手軸方
    向の全長にわたって広がっており、鋳型(31)が、湯口
    成形空洞部もしくは部材壁部の断面に対して大きな断面
    をもつ湯口(13)を有することを特徴とする鋳造装置。
  16. 【請求項16】取鍋を密閉する栓(10)と、取鍋の内部
    空間における圧力上昇のための圧力上昇手段(18)とが
    設けられていることを特徴とする請求項15に記載の鋳造
    装置。
  17. 【請求項17】取鍋(30)が湯口(13)を経由するほ
    か、さらに少なくとも1つ以上の別の湯道(14)を介し
    て成形空洞(1)と連結されていることを特徴とする請
    求の範囲第15または16項に記載の鋳造装置。
  18. 【請求項18】別の湯道(14)が本質的に部材長さにわ
    たり湯口(13)と平行に延びていることを特徴とする請
    求の範囲第17項に記載の鋳造装置。
  19. 【請求項19】湯口(13)の幅が一定であって、長さに
    比べて幅が短いことを特徴とする請求の範囲第15項また
    は16に記載の鋳造装置。
  20. 【請求項20】取鍋(30)が鋳型(31)とともに湯口
    (13)の横断面上に位置する長手軸を中心に回転可能で
    あることを特徴とする請求の範囲第15項または16項に記
    載の鋳造装置。
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