JP2953785B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2953785B2
JP2953785B2 JP2400718A JP40071890A JP2953785B2 JP 2953785 B2 JP2953785 B2 JP 2953785B2 JP 2400718 A JP2400718 A JP 2400718A JP 40071890 A JP40071890 A JP 40071890A JP 2953785 B2 JP2953785 B2 JP 2953785B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波探触子から被検
体に対し超音波を送波し、これにより得られるエコー信
号を検出しTVスキャン変換して超音波診断情報を表示
する超音波診断装置に関し、特に、コンビネーションフ
ォーカス法(例えば送信多段フォーカス法)を実施し得
る超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波パルスを生体内に送波し、該生体
内の各組織からの反射波により生体情報を得る超音波診
断法は、X線のような照射障害がなく、しかも造影剤な
しで軟部組織の診断を行なえるという利点を有してい
る。このような超音波診断法を実施し得る最近の超音波
診断装置に用いられる超音波探触子は、配列型(アレイ
型ともいう)圧電振動子が用いられている。この超音波
探触子の各振動子に駆動信号を与えることにより超音波
を発生させ、この超音波を生体内に送波する。そしてこ
の生体から前述した送波のときの振動子と同一の振動子
により得られる受信信号に所定の遅延時間を与えること
により、超音波ビームを所定の位置に集束させて、解像
度の優れた断層像を得るようにしている。
【0003】前述の断層像の画質は焦点に近い領域にお
いて最も優れている。コンビネーションフォーカス法は
その特性を利用するものであり、生体内の浅部から深部
へ複数の所望のフォーカス領域それぞれに向けて焦点位
置を変えた超音波ビームを複数回送波し、各フォーカス
領域のエコーデータを合成し一本の走査データを得、さ
らにそれら走査データを複数本合成することにより画質
の優れた断層像を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のコ
ンビネーションフォーカス法を用いた超音波診断装置に
おいては、一本の走査線データは複数のフォーカス領域
からの複数のエコーデータを合成することにより得られ
るために各合成点においては粒子形状の相違等によりス
ムーズに画像がつながらないという問題があった。本発
明は、前述の走査線合成処理プロセスを改善して超音波
画像を見易く滑らかに表示できる超音波診断装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、フォーカス領
域の異なる同走査線上の複数の超音波エコー信号を合成
し、且つ同走査線の深さ方向に沿った複数点のデータを
重み付け加算して、当該1本の走査線に関するエコーデ
ータを生成することを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明によれば、フォーカス領域の異なる同走
査線の複数の超音波エコー信号の複数点のデータを深さ
方向に重み付け加算するので、複数の超音波エコー信号
を深さ方向に合成する際の合成点付近で階調をぼやかせ
る、つまり階調的に近似させることができる。これによ
り超音波画像が深さ方向に滑らかにつながる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。
【0008】図1は本発明の実施例に係るコンビネーシ
ョンフォーカス法を用いた超音波診断装置の構成を示す
ブロック図であり、図2は本発明の実施例に係る送受波
のタイミングを示す信号波形図であり、図3は本発明の
実施例に係る3つのフォーカス領域の各エコーデータの
フレームメモリ内におけるアドレス位置を示す図であ
り、図4は本発明の実施例に係る相関処理を示す図であ
る。
【0009】超音波診断装置は、超音波探触子10、送
受信器1、ディジタルスキャンコンバータ(DSC)1
1、TVモニタ7を有する。また前述のDSC11は、
アナログ/ディジタル(A/D)変換器2、入力バッフ
ァ3、演算回路4、フレームメモリ5、ディジタル/ア
ナログ(D/A)変換器6、制御回路8、CPU9を有
している。
【0010】超音波探触子10は、複数の超音波振動子
を併設してなり、リニア走査、セクタ走査等の走査を行
なうべく、超音波振動子ごとに電気的に適当な遅延時間
を与え、超音波ビームに所望の指向性と焦点位置を与え
る。
【0011】DSC11内では、送受信器1からのアナ
ログフォームのエコー信号をA/D変換器2でディジタ
ルフォームのエコーデータに変換し、A/D変換器2か
らの該エコーデータを一本の走査線毎に入力バッファ3
でメモリし、演算回路4は入力バッファ3からフレーム
メモリ5へ転送途中に介在し、入力バッファ3にメモリ
されている各エコーデータに相関処理を施す。フレーム
メモリ5内のデータはD/A変換器6によりディジタル
フォームのエコーデータからアナログフォームのエコー
信号に変換されTVモニタ7に同期に出力され、TVモ
ニタ7は被検体の断層像を表示する。
【0012】次にこのように構成された実施例の作用を
図1乃至図4を参照し、本実施例では3段フォーカスの
場合、すなわち一本の走査線が3つのフォーカス領域か
らのエコーデータを合成して得られる場合を例にとって
画面合成処理について説明する。
【0013】入力バッファ3内での画面合成は、図2の
ように、第1レートパルス15により第1フォーカス領
域で集束する超音波ビームの送信を行ない、該第1フォ
ーカス領域からの反射波を第1イネーブルパルスの
“L”期間のみ受信し、A/D変換器2を介したエコー
データを入力バッファ3に書込む。第2、第3フォーカ
ス領域の反射波についても同様に入力バッファ3に書込
みを行なうことにより一本の走査線分のデータが取り込
まれ、一本の走査線分の画像データ合成が実現される。
【0014】入力バッファ3は2本のラインメモリから
なり、一方のラインメモリに一本の走査線分のデータの
書込みが終了すると、このメモリデータは読出状態とな
り、該読出されたメモリデータはフレームメモリ5へ転
送されて書込まれる。この時他方のラインメモリは書込
み状態となり、同様の処理を繰り返す。このように一本
の走査線ごとに2本のラインメモリを交互に書込み、読
出しを行なうことにより、A/D変換されたエコーデー
タは途切れることなくフレームメモリ5に超音波画像デ
ータが格納される。
【0015】入力バッファ3内のメモリデータをフレー
ムメモリ5へ転送する際、各エコーデータは演算回路4
により相関処理が施される。図4に示したように、入力
バッファ21内の各エコーデータA、B、C〜Endの
データ配列において、アドレス“2”と“3”の間すな
わちエコーデータCとDの間が、第1フォーカス領域デ
ータと第2フォーカス領域データとの合成点である。入
力バッファ21から順次データを読出し、例えばデータ
Bを読出すときにはその前後のデータAとCも読出し、
それらデータA、B、Cのそれぞれに所望の相関定数
α、β、γを対応させ画像データb0を得る。その数式
は以下の通りである。
【0016】b0=α・A+β・B+γ・C ただし
α+β+γ=1 上記演算を行ない得られたデータをフレームメモリ25
のb0の位置に書込む。この処理を入力バッファ21内
のアドレス“0”から“end”まで順次行ない、また
走査線本数の回数を繰り返すことにより1フレーム画像
を得ることができる。ただし前のデータあるいは後のデ
ータがないデータの相関処理、すなわちアドレス“0”
(A)と“End”(End)のデータの相関処理のみ
については以下の数式に従う。 a0 =α・0+β・A+γ・B end0=α・PEnd+β・End+γ・0
【0017】このように本実施例によれば、一つの画像
データは3つのエコーデータの平均化処理を施されて得
られることから、ローパスフィルタと同等の効果が得ら
れ、各合成点がぼやける(階調的に近似する)ことによ
り、見易い滑らかな超音波断層像が得られる。
【0018】なお本発明は、上述した実施例に限定され
るものではない。上述した実施例では、3つのエコーデ
ータの相関処理についてのみ説明したが、この相関処理
を行なうエコーデータ数は3以上であればよい。また前
述の相関定数α、β、γは、通常はα=0.25、β=
0.50、γ=0.25に設定されるが、この相関定数
は任意であり、また相関定数を固定設定する必要はなく
診断の状況等により随時可変としてもよい。このほか本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるのは
無論である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、フォーカス領域の異な
る同走査線の複数の超音波エコー信号の複数点のデータ
を深さ方向に重み付け加算するので、複数の超音波エコ
ー信号を深さ方向に合成する際の合成点付近で階調をぼ
やかせる、つまり階調的に近似させることができる。こ
れにより超音波画像が深さ方向に滑らかにつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコンビネーションフォ
ーカス法を用いた超音波診断装置を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例に係る送受波のタイミングを
示す信号波形図。
【図3】本発明の実施例に係る3つのフォーカス領域の
各エコーデータのフレームメモリ内におけるアドレス位
置を示す図。
【図4】本発明の一実施例に係る相関処理を示す図。
【符号の説明】
1…送受信器、2…アナログ/ディジタル変換器、3…
入力バッファ、4…演算回路、5…フレームメモリ、6
…ディジタル/アナログ変換器、7…TVモニタ、8…
制御回路、9…CPU、10…超音波探触子、11…デ
ィジタルスキャンコンバータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波探触子により超音波を被検体に送
    受波して1本の走査線に対してフォーカス領域の異なる
    複数の超音波エコー信号を得、この複数の超音波エコー
    信号を合成することにより1本の走査線のエコーデータ
    を得、この得られたエコーデータに基づいて超音波画像
    を生成する超音波診断装置において、前記フォーカス領域の異なる同走査線上の複数の超音波
    エコー信号を合成し、且つ同走査線の深さ方向に沿った
    複数点のデータを重み付け加算して前記エコーデータを
    生成するものである ことを特徴とする超音波診断装置。
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JP4490128B2 (ja) * 2004-01-29 2010-06-23 アロカ株式会社 超音波診断装置
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