JP2957115B2 - アイアンゴルフクラブ - Google Patents
アイアンゴルフクラブInfo
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Description
ブに関する。
ルフクラブは、(いわゆるウッドクラブと異なり)フェ
イス面が平面であり、かつソール部の最大幅寸法は通常
30mm以下(大きいものでも45mm未満)であった。そし
て、数本の番手によって、通常、アイアンセットが構成
され、そのアイアンセット内の各番手のクラブ長さ、ヘ
ッドのロフト角・ライ角を漸次変化させることで、様々
な距離にボールを飛ばすことが出来るようになってい
る。
役割は、所望の地点にボールを運ぶ点にあり、いわゆる
ウッドクラブと比べると、飛距離よりも方向性が重視さ
れてきた。
るウッドクラブでは40inch(インチ)以上に設定され、
特に飛距離が求められる1番ウッド───ドライバー─
──では、そのほとんどが43inch(インチ)以上に設定
されている。これに対し、アイアンの場合、最もクラブ
長さの長いロングアイアン(いわゆる1番アイアンや2
番アイアン)でも40inch(インチ)未満となっていた。
特にロングアイアンについて(“方向性”と同等乃至そ
れ以上に)“飛距離”の大きいことを要望する傾向にあ
る。
アイアンのロフト・ライ・長さを備えたクラブ、又は、
中空構造やCFRP等を用いた複合構造によってヘッド
を大型化したクラブ等、によって、打ち易く、飛距離の
出るアイアンクラブが開発・提案されてきた。
ラブの長さ(クラブ長さ)が40inch(インチ)を越える
ものは存在せず、その飛距離もウッドクラブに匹敵する
ほどの水準ではなかった。
がこれまで存在しなかった理由としては、アイアンの
クラブ長さというものが過去からある程度決まっていて
───例えば3番アイアンで38.5inch前後───それよ
りも極端に長くするという概念が存在しなかったため、
及び、アイアンがウッドに比べてヘッドが小さくスイ
ートエリアが狭小なうえ、ティーアップせずに地面の上
にあるボールを打撃することが多いため、クラブ長さが
長いとナイスショットが難しかったためと、推察され
る。
は方向性に優れている反面、飛距離についてはウッドク
ラブに劣るという特性を有する。アイアンゴルフクラブ
が方向性に優れている理由は、フェース面が(ウッドク
ラブのように凸曲面でなくて)平面であり、かつソール
部の最大幅寸法が45mm以下で重心深度が浅くギア効果が
ほとんど無くてサイドスピンがかからないからである。
落ちる理由としては、クラブ長さが短いためにヘッドス
ピードが小さいことが一因と考えられる。しかし、アイ
アンの場合、ヘッド体積が(ウッドに比べて)比較的小
さいために、クラブ長さを増加するとボールをスイート
エリアでとらえることが非常に困難となり、クラブ長さ
を増加することによるメリット───ヘッドスピード増
加による飛距離の増大というメリット(利点)───が
結果的に生かせない。
するところであるが)狭いホールでの第一打に於て、ウ
ッドを使うか、アイアンを使うか、迷う場面がよくあ
る。そのようなとき、方向性の良いアイアンで、ウッド
並の(又はそれに準ずる)飛距離が出れば最高と、誰も
が考えるところであるが、そのようなアイアンは従来存
在しなかった。
て、方向性に優れ、かつ、飛距離も十分に長いアイアン
ゴルフクラブを提供することにある。
平面であり、ソール部の最大幅寸法が10mm〜45mmのゴル
フクラブに於て、クラブ長さLを40inch〜47inchに設定
し、さらに、クラブ長さL(inch)とヘッド体積V(cm
3)の関係が、 4.0≧V/L≧1.0 によって規定される。
また、ヘッドの主たる構成部材である材料の比重が、1.
0 〜5.0 に設定されている。
説明すると、図1に例示するように、このアイアンゴル
フクラブ(単にアイアンということがある)は、フェイ
ス面2が平面───弯曲面でないこと───であり、ソ
ール部3の最大幅寸法Sが10mm以上で45mm以下のクラブ
ヘッド1を有しており、これ等は(上述の)従来のアイ
アンと同様である。
リップ5を含んだ全長───クラブ長さL───を、
(従来のアイアンよりも増大させて)40inch〜47inchに
設定し、さらに、ヘッド体積V(cm3)を従来のアイアン
よりも大きく設定する。なお、好ましくは、クラブ長さ
Lを40inch〜45inchとする。クラブ長さがこの下限値よ
り小さいと、ヘッドスピードが増さず、飛距離が延びな
くなり、効果がない。逆に上記上限値を越えると、ショ
ットが難しくなる。
積V(cm3)の関係が、V/L≧1.0によって規定される
ように、十分大きくヘッド体積Vを設定する。さらに詳
しく上式に於て上限を付記すると、 4.0≧V/L≧1.0 とするのが好ましい。
積が小さくてスイートエリアにてボールを打撃すること
が困難となり(ミート率が低下し)、飛距離が延びなく
なる。逆に、V/Lの値が4.0 を越えると、ヘッド1が
不必要に大きくなり、強度上や材料(材質)上から種々
の問題が新たに生ずるからである。また、40inch≦L≦
47inchとした理由は、(既に一部説明したように)従来
のアイアンよりもヘッドスピードを増加し、かつ、ミー
ト率を余り低下させないためである。
来の常識を破って)十分に長く設定するが、それに見合
ったヘッド体積Vを確保(増加)することにより、アイ
アンならではの方向性の良さを維持しつつ、ミート率─
──スイートエリアでのボール打撃の確率───を落と
さず、飛距離を増大させた発明である。
L(inch)との比───V/L───が飛距離と密接な
関係にあることを本発明者等が多大の試行錯誤と実験を
繰返して発見して本発明に想到したものである。
(いわゆるメタルウッドのように)中空構造にヘッドを
形成する方法、又は、(ステンレスや軟鉄よりも比重の
小さい)チタンやアルミ、ジュラルミン系の合金、又は
Mg−Li合金等の比重が1.0 〜5.0 の金属を、ヘッド
の主たる構成材料として用いる方法、がある。
レス,軟鉄,銅,真ちゅう,タングステン及びそれらの
合金等の比重の比較的大きい金属と、組合わせて使用す
ることも可能である。ところで、本発明に係るアイアン
ゴルフクラブに於て、ソール部3の最大幅寸法Sを10mm
〜45mmに限定した理由は次の通りである。つまり、この
幅寸法Sが45mmを越えると重心深度が深くなり、ギア効
果を生じて好ましくない。逆に、10mm未満であると重心
が高くなり過ぎて、ボールが上がらなくなると共に、ソ
ールが滑らなくなるためダブリ易くなって実用に向かな
い。
フクラブNo.1〜No.5の5本を用意し、実打テストを行っ
た。
のゴルフクラブを用いて、スイングマシン及び人間テス
ター5名にて、実打テストを行った結果を次の表2に示
す。この表2中の値はトータルの飛距離(ヤード)を示
す。
フェース面のセンター(スイートスポット)に打点を設
定し、マシンの打撃条件は各クラブ共に一定としてテス
トを行った。各クラブ共に10球づつデータを取りその平
均値を求めた。
15球づつ打撃させ、飛距離の大きいものから上位10球を
とってその平均値を求めた。また、括弧内の数字は、目
標方向よりのずれの距離(ヤード)の絶対値について、
上位10球の平均をとったものである。
るところのNo.3,No.4は、従来のウッドクラブ(No.1,
No.2)にやや劣るものの、それらに匹敵する飛距離が得
られた。また、比較例(No.5)のアイアンに比較する
と、かなりの飛距離の増加を実現している。
ェースセンター(スイートスポット)で打球しているた
め、実施品No.3,No.4と比較例No.5の間で飛距離に相違
がほとんど無いのに対し、人間の実打テストでは、大き
な差が測定された。更に、ハンディキャップ(HDC
P)の少ない人に比べて、ハンディキャップの多い人
は、実施品No.3,No.4と比較例No.5の差が大きいことが
判る。
低い人(場合)ほど、比較例No.5のゴルフクラブより
も、本発明実施品No.3,No.4の方が、一層良く飛ぶこと
を示している。一般のゴルファーのほとんどが、ハンデ
ィキャップ(HDCP)20前後あるいはそれ以上である
ことを考えると、上述の表1と表2に示した本発明実施
品No.3,No.4が、ほとんどのゴルファーにとって有用な
ものであるといえる。
3,No.4は、(従来品のウッドクラブNo.1,No.2に比較
して)著しく優れており、アイアンの特性が十分に生か
されている。
す。この表3では別のテスト用ゴルフクラブ───アイ
アン型の長さ43inchのゴルフクラブ───を準備し、前
述のテスター5名にて実打テストを行った。
距離(ヤード)のデータを見ると、ヘッド体積が小さく
スイートエリアが狭いクラブほど飛距離が小さくなり、
特に、クラブNo.7とクラブNo.8に於ける差が顕著である
ことが判る。即ち、V/Lの値が1.0 以上の本発明実施
品(No.7)と、1.0 未満の比較例(No.8)で飛距離に大
差が生じ、V/Lが1.0 を境に飛距離が大きく変わるこ
とが判る。
chにて同様にテストを行った結果を示す。このテスト結
果に於ても、V/Lの値が、1.0 以上か否かが飛距離の
上での境界になっていることが判る。
ら、従来は存在しなかったクラブ長さLが40inch以上の
アイアンであっても、ヘッド体積を大きくして、V/L
が1.0以上かつ 4.0以下のものとすれば、一般ゴルファ
ーでも十分に打ちこなすことが出来───スイートエリ
アにて打球出来───、かつ、長尺のメリットを生かし
てウッドに匹敵する飛距離が得られることが判った。更
に、アイアンのメリットである良好な方向性がプラスさ
れるから、本発明に係るアイアンクラブは打撃ボールの
方向性と飛距離の両立を達成したといえる。
大な効果を奏する。
打撃ボールの方向性に優れ、かつ、(ウッドクラブに匹
敵するほどの)大きな飛距離を達成出来る。 (請求項2によれば)十分に大きなアイアンゴルフ
クラブヘッドを製作出来て、 4.0≧V/L≧1.0 を満た
すクラブ長さLの大きな新しい(一般のゴルファーでも
打ちこなし得る)クラブを実現した。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 フェイス面2が平面であり、ソール部3
の最大幅寸法Sが10mm〜45mmのゴルフクラブに於て、ク
ラブ長さLを40inch〜47inchに設定し、さらに、クラブ
長さL(inch)とヘッド体積V(cm3)の関係が、 4.0≧V/L≧1.0 によって規定されることを特徴とするアイアンゴルフク
ラブ。 - 【請求項2】 ヘッド1の主たる構成部材である材料の
比重が、1.0 〜5.0 に設定されている請求項1記載のア
イアンゴルフクラブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7267809A JP2957115B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | アイアンゴルフクラブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7267809A JP2957115B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | アイアンゴルフクラブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0984901A JPH0984901A (ja) | 1997-03-31 |
| JP2957115B2 true JP2957115B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17449911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7267809A Expired - Fee Related JP2957115B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | アイアンゴルフクラブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2957115B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP7267809A patent/JP2957115B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0984901A (ja) | 1997-03-31 |
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