JP2959246B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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Description
るものである。
とともに説明する。
クロールと、前記固定スクロールの渦巻羽根2とほぼ対
称な渦巻羽根1を有する旋回スクロールとを互いに18
0度ずらせた状態で噛み合わせることにより、径方向に
左右対称な複数個の圧縮作業空間3を同時に形成してい
る。ここで、固定スクロールに対して旋回スクロールを
O点を中心に旋回半径rで旋回運動させると、圧縮作業
空間3の体積が連続的に減少する。なお、旋回スクロー
ルは自転拘束部品(図示せず)により自転を拘束されて
いる。これにより、図5(a)の網目部分で示すよう
に、渦巻羽根径方向外周部分で取り込まれた流体が、前
記圧縮作業空間3の体積が連続的に減少するのに伴って
中心部に向かって圧縮される。図5(b)は図5(a)
から旋回スクロールが90度旋回した状態、図5(c)
は図5(b)からさらに90度旋回した状態を示す。そ
して、さらに90度近く旋回すると図5(d)に示すよ
うに、中心部付近まで圧縮された左右対称の圧縮作業空
間3が連通し、固定スクロールの中心部付近に設けられ
た吐出口4から圧縮された流体が吐出される。なお、吐
出される流体の圧力は、渦巻羽根径方向外周部分で取り
込まれる流体の圧力と渦巻羽根の巻数及び比熱比とで決
まる。
り圧縮作業を行う容積形圧縮機の一種である。
ル圧縮機においては、中心部付近まで圧縮された左右対
称の圧縮作業空間が、固定スクロールの中心部付近に設
けられた吐出口に連通する瞬間に、吐出圧力よりも前記
圧縮作業空間の圧力が低い場合がある。すなわち、不足
圧縮の状態になる場合がある。そのために、吐出口を通
して、連通した圧縮作業空間に流体が吐出空間から逆流
する現象が発生する。このような現象が生じると圧力損
失やエネルギ損失が生じ、さらに吐出圧力の変動が増大
するという課題があった。
小型のスクロール圧縮機においては一般に渦巻羽根の巻
数を多くすることが難しく、中・大型のスクロール圧縮
機に比べて渦巻羽根の巻数をできるだけ少なく設計する
必要が生じる。それゆえ、圧力の条件によっては、上記
のような不足圧縮の状態が生じやすく、効率の低下を招
いていた。
えば特開昭第55−35151号公報などに示されてい
るように、固定スクロールの吐出口部分に吐出弁を設け
るという手段がある。この手段の一例の断面図を図6に
示す。これにより、上記のような不足圧縮時において
も、吐出口112に連通した後の左右対称の圧縮作業空
間の圧力が吐出圧力以下では吐出弁221が閉弁してお
り、前記吐出圧力より大きくなったときに吐出弁が開弁
するので、連通した圧縮作業空間に流体が逆流するよう
な現象は発生せず、圧力損失やエネルギ損失といった課
題は生じない。
前記従来の技術でも説明したように、主軸14の1回転
中、比較的長時間にわたってガスを吐出する容積形圧縮
機であり、そのため、圧縮ガスを吐出するのに必要な吐
出弁の開弁量は比較的小さくなる。しかしながら上記の
ような従来の吐出弁では、図6に示したように、該吐出
弁221の一端を固定スクロール11に固定し、他端の
先端付近で吐出口112を開閉するようになっていた。
このような構成のため、吐出弁221が圧縮された流体
の吐出に伴って開弁すると、固定スクロール11に固定
された一端を支点として、吐出口112側の他端が持ち
上げられる状態となり、その後、圧縮された流体の吐出
が完了し、閉弁する瞬間に、この吐出弁221の吐出口
112側先端が、固定スクロール11の吐出空間20側
の面を加振する。この瞬間に大きな衝撃音が発生し、ス
クロール圧縮機が本来有する静粛性という長所を損なう
という課題を有していた。
ので、スクロール圧縮機において吐出弁を設置し、不足
圧縮現象を解消すると同時に吐出弁の閉弁時に発生する
衝撃音を低減し、高効率かつ低騒音のスクロール圧縮機
を提供することを目的とするものである。
に本発明は、従来、吐出口が吐出弁を固定する側と長手
方向反対側の先端付近に位置するよう配置していたもの
を、吐出弁の長手方向の中央付近に吐出口が位置するよ
うに吐出弁を配置するものである。
口が位置するとともに、該吐出弁の固定スクロールに固
定されている側と反対側の先端付近が予め固定スクロー
ルと間隙を有するような形状とするものである。
吐出弁の開弁量を制限するとともに、該弁押えの断面形
状を吐出弁が開弁したときの形状にほぼ近い形状にする
ものである。
に当たる周囲の一部分を、吐出口と相似な形状もしくは
相似に近い形状になるように切り欠くものである。
ルに固定した吐出弁を配置し、該吐出弁の長手方向の中
央付近に前記吐出口部分が位置するように吐出弁を配置
しているので、吐出弁の中央付近が吐出口からの圧縮さ
れた流体によって少し持ち上げられると、該吐出弁は弾
性板から成っているので、その先端は固定スクロールと
接したままの状態で、圧縮された流体が吐出される。よ
って、吐出弁の閉弁時に吐出弁先端で固定スクロールの
吐出空間側の面を加振するようなことはなく、衝撃音は
ほとんど発生しない。
弁押えの断面形状を吐出弁が開弁したときの形状にほぼ
近い形状にすることで、吐出弁の開弁量を制限し、吐出
弁の信頼性を増大させるとともに、吐出弁の閉弁時に吐
出弁先端で発生する衝撃音をさらに低減できる。
部分を、吐出口と相似な形状もしくは相似に近い形状に
なるように切り欠くことにより、吐出弁が開弁したとき
に吐出口から吐出空間へ圧縮された流体が周囲へ均一に
流出しやすくなり、このときに発生する流体音を緩和す
ることができる。
縮機について図面とともに説明する。
1を有する固定スクロール11、渦巻羽根101を旋回
鏡板102上に形成した旋回スクロール10および自転
拘束部品12とから構成されており、前記固定スクロー
ル11は軸受部材13とともに密閉容器17に固定され
ている。前記旋回スクロール10の旋回鏡板102の渦
巻羽根101と反対側には軸103が設けてあり、この
軸103は、軸受部材13の軸受部131とボールベア
リング軸受部15によって回転自在に支承された主軸1
4の一端に形成された偏心穴部141で支承されてい
る。主軸14の両軸受部131、15の間には密閉容器
17に固定された固定子161と、主軸14に固定され
主軸とともに回転可能な回転子162とからなる電動機
16が配置されている。
り、主軸14が回転し、主軸14の偏芯穴部141が偏
芯回転運動を行う。これにより、旋回スクロール10が
自転運動を行おうとするが、自転拘束部品12によって
自転を拘束されているので主軸14と旋回スクロール1
0の軸部103との軸間距離を半径とする旋回運動を行
う。その結果、固定スクロール11の渦巻羽根111と
旋回スクロール10の渦巻羽根101を互いに180度
ずらせた状態で噛み合わせることによって形成された左
右対称な複数個の圧縮作業空間19が、吸入管18から
吸入した流体を吸入口113を経て流体を取り込み、前
記圧縮作業空間19の体積が減少するのに伴って連続的
に圧縮作業を行う。そして、中心付近まで圧縮されると
左右対称の圧縮作業空間19が吐出口112と連通す
る。この連通した瞬間の圧縮作業空間19の圧力が吐出
空間20の圧力に比べて高い場合は、弾性板から成る吐
出弁221が吐出空間20側に開弁して吐出口112と
吐出空間20が連通し、圧縮された流体が吐出される。
もし、連通した瞬間の圧縮作業空間19の圧力が吐出空
間20の圧力以下の場合には吐出弁221はまだ開弁せ
ず、さらに旋回スクロール10が旋回して流体を圧縮
し、前記圧縮作業空間19の圧力が吐出空間20の圧力
より高くなって初めて吐出弁221が開弁する。このと
き、吐出弁221長手方向の一端を前記固定スクロール
11に固定し、該吐出弁221の長手方向の中央付近に
吐出口112が位置するように吐出弁221を配置して
いるので、該吐出弁221の中央付近が吐出口112か
らの圧縮された流体によって少し持ち上げられた状態で
圧縮された流体が吐出される。そして、該吐出弁221
は弾性板から成っているので、その先端は固定スクロー
ル11と接したままの状態を保持する。吐出された圧縮
流体は連通孔131を通って密閉容器内に流入し、吐出
管21から密閉容器17の外部に放出される。
出弁221の開弁高さを規制するものである。これは、
例えば液圧縮現象を起こして吐出弁221の開弁高さが
過度に大きくなった場合に、吐出弁221が塑性変形を
起こして常時開弁した状態になるのを防いだり、あるい
は疲労破壊により吐出弁221が破断することを防止す
るためのものである。なお、液圧縮時は軸方向コンプラ
イアンス機構23が作動し、旋回スクロール10が軸受
部材13側に移動することにより、固定スクロール11
の渦巻羽根111先端に適当な隙間を形成してそこから
液流体を逃がして圧力の異常上昇を回避する。なお、吐
出弁221と弁押え222は、予めリベット224によ
って、一体となっている。
は背圧仕切帯24が設置してあり、旋回鏡板102の該
背圧仕切帯24中心側には吐出圧力が、また外側には吸
入圧力が作用し、通常運転中は適度なスラスト力が作用
するようになっている。
すように、吐出弁221の固定スクロール11に固定さ
れている側と反対側の先端付近が予め固定スクロール1
1と適当な間隙tを有するような形状にしても良い。
弁221とともに弁押え222を配置し、該弁押え22
2を吐出口112近傍のみが固定スクロール11の吐出
空間20側の面に対して離間する様な断面形状にしても
良い。この場合、弁押え222の先端と固定スクロール
11の吐出空間20側の面との距離は、吐出弁221の
厚みよりもわずかに大きくしてあり、吐出弁221の先
端部分では長手方向に摺動自在である。
ように吐出弁221の吐出口112に当たる周囲の一部
分を、吐出口112と相似な形状もしくはそれに近い形
状になるように切り欠いても良い。図4(a)は吐出弁
の幅に比べて吐出口の直径が小さい場合、図4(b)は
吐出弁の幅に比べて吐出口の直径が大きい場合の実施例
である。
不足圧縮が生じても吐出弁によって逆流が阻止され、エ
ネルギ損失などは発生しない。また、通常運転時におい
ては、吐出弁の吐出口付近のみが固定スクロールと離間
するような形状に開弁し、吐出弁の固定スクロールに固
定されている側と反対側の先端は固定スクロールに常時
接触した状態になるので、吐出弁の閉弁時に吐出弁先端
で固定スクロールの吐出空間側の面を加振するようなこ
とはなく、衝撃音はほとんど発生しない。
ことにより、吐出弁が異常に開弁した場合でも弁押えに
よって開弁高さを規制しているので、弁装置の信頼性を
高めることができる。
体の逆流を防止し、なおかつ吐出弁で発生する騒音を小
さく抑えることのできる高効率、低騒音なスクロール圧
縮機を得ることができる。
断面図
の弁装置の断面図
ル圧縮機の吐出弁の平面図 (b)は同平面図
の旋回角度0度(吸入完了)の状態を示す断面図 (b)は同スクロール圧縮機の旋回スクロールの旋回角
度90度の状態を示す断面図 (c)は同スクロール圧縮機の旋回スクロールの旋回角
度180度の状態を示す断面図 (d)は同スクロール圧縮機の旋回スクロールの旋回角
度270度の状態を示す断面図
置の断面図 (b)は同弁の平面図
Claims (4)
- 【請求項1】圧縮機構を、渦巻羽根を有する固定スクロ
ールと、前記固定スクロールと噛み合わせて複数個の圧
縮作業空間を形成するように配置した渦巻羽根を旋回鏡
板上に形成した旋回スクロールと、前記旋回スクロール
の自転を拘束して旋回運動を行わせるための自転拘束部
品とで構成することにより、前記渦巻羽根の径方向外周
部分で取り込まれた流体を前記圧縮作業空間で連続的に
中心方向に圧縮し、前記固定スクロールの中心部付近に
設けられた吐出口から圧縮された流体を吐出するように
したスクロール圧縮機において、前記吐出口部分に吐出
口を開閉するように該吐出弁長手方向の一端を前記固定
スクロールに固定した弾性板から成る吐出弁を配置し、
該吐出弁の長手方向の中央付近に前記吐出口部分が位置
し、吐出口付近のみが固定スクロールと離間するように
吐出弁を配置したスクロール圧縮機。 - 【請求項2】吐出弁の固定スクロールに固定されている
側と反対側の先端付近が予め固定スクロールと間隙を有
するような形状の吐出弁を有する請求項1記載のスクロ
ール圧縮機。 - 【請求項3】吐出弁とともに、吐出弁の開弁高さを規制
するための弁押えを配置し、前記弁押えを吐出口近傍の
みが固定スクロールに対し離間するような断面形状とし
た請求項1記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項4】吐出弁の吐出口に当たる周囲部分を、吐出
口と相似な形状もしくは相似に近い形状に切欠いた吐出
弁を有する請求項1〜3いずれかに記載のスクロール圧
縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29551291A JP2959246B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29551291A JP2959246B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | スクロール圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05133352A JPH05133352A (ja) | 1993-05-28 |
| JP2959246B2 true JP2959246B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=17821580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29551291A Expired - Lifetime JP2959246B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2959246B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030040899A (ko) * | 2001-11-16 | 2003-05-23 | 주식회사 엘지이아이 | 스크롤 압축기용 체크 밸브의 소음저감구조 |
| JP4638762B2 (ja) * | 2005-04-15 | 2011-02-23 | 日立アプライアンス株式会社 | スクロール圧縮機 |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP29551291A patent/JP2959246B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05133352A (ja) | 1993-05-28 |
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