JP2959960B2 - 複数グラフ表示機能付き情報処理装置 - Google Patents

複数グラフ表示機能付き情報処理装置

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JP2959960B2
JP2959960B2 JP6126574A JP12657494A JP2959960B2 JP 2959960 B2 JP2959960 B2 JP 2959960B2 JP 6126574 A JP6126574 A JP 6126574A JP 12657494 A JP12657494 A JP 12657494A JP 2959960 B2 JP2959960 B2 JP 2959960B2
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/00Two-dimensional [2D] image generation
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  • Calculators And Similar Devices (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数グラフ表示機能付き
情報処理装置に関し、詳しくは、グラフ機能を備えた関
数電卓、電子手帳、パーソナルコンピュータ、及びワー
ドプロセッサ等の情報処理装置において、例えば、同一
画面上に複数のグラフを重ね合わせ描画する複数グラフ
表示機能付き情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複数グラフ表示機能付き
情報処理装置としては、例えば、一つの画面に複数のグ
ラフ表示を行う場合において、例えば、二つの関数グラ
フに対応して目盛付けされた横軸および縦軸はそれぞれ
共有されていた。
【0003】図11は従来の複数グラフ表示機能付き情
報処理装置におけるグラフ表示例を示す説明図である。
図11(a)は、グラフィック画面において、縦軸の最
大値Ymax=25、最小値Ymin=−25、横軸の
最大値Xmax=200、最小値Xmin=−200に
それぞれ設定して、関数Y=25cosXのグラフを表
示範囲の最大まで表示した場合のグラフ表示例である。
図11(b)は、グラフィック画面において、縦軸の最
大値Ymax=1、最小値Ymin=−1、横軸の最大
値Xmax=200、最小値Xmin=−200にそれ
ぞれ設定して、関数Y=sinXのグラフを表示範囲の
最大まで表示した場合のグラフ表示例である。図11
(c)は、グラフィック画面において、図11(a)の
縦軸(Ymax=25、Ymin=−25)と同一表示
範囲に設定して、図11(b)の関数Y=sinXのグ
ラフを表示した場合のグラフ表示例である。
【0004】図11(d)は、グラフィック画面におい
て、図11(a)の縦軸(Ymax=25、Ymin=
−25)と同一表示範囲に設定し、図11(a)の関数
Y=25cosXと、図11(c)の関数Y=sinX
を重ね合わせた場合のグラフ表示例である。関数グラフ
Y=sinXの形状が潰れ非常に分かりずらい。図11
(d)のグラフ表示例に示すように、表示範囲(レン
ジ)の大きく異なるグラフを同じレンジで描画すると片
方のグラフが潰れてしまい、例えば、トレース時にトレ
ースポインター(トレースマーク)が移動してもグラフ
がどのような形状をしているかといったことがわから
ず、グラフを比較する際にも非常に分かりにくい場合が
あった。トレース機能はもともと従来技術にあるもので
あり、その動作等はほぼ同一であるが、例えば、複数の
グラフに対応して縦軸の表示範囲を変更するという機能
がないため、グラフの比較等を行う場合に問題があっ
た。
【0005】他の従来技術として、グラフ化の対象とな
る複数の共通データからパレート図を生成する際、折れ
線グラフの一方の軸が所定の領域幅を有する棒グラフ
(項目)を表し、折れ線グラフを複数の棒グラフに重ね
合わせる際に棒グラフの領域幅との相対位置関係を自由
に変更し、複数の棒グラフに合成するグラフ作成装置が
提案されている(特開平5−250484号公報参
照)。
【0006】また、他の従来技術として、同一画面上に
複数のトレンドグラフを一括表示する際、このトレンド
グラフ表示のスケールについて、プロセス値の上/下限
値から区切りのよい数値で目盛の数値を割り付け、グラ
フの上/下限値付近のスケール軸の長さをプロセス値の
上/下限値にあわせ調節し、目盛と目盛数値を割り付け
るとともに、スケール上/下限よりトレンド表示範囲内
に横軸を表示するプロセス監視装置が提案されている
(特開平4−306696号公報参照)。
【0007】さらに、他の従来技術として、グラフ表示
用データが重ねて与えられた場合、表示記憶手段内にす
でにプリセットされているグラフ表示用データをクリア
することなく、これに重ねてグラフ表示用データを書き
込み複数のグラフを重ね合わせ表示する機能を備えた小
型電子式計算機が提案されている(特開昭61−256
380号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−250484号公報では、パレート図を作成する場
合、折れ線グラフと棒グラフの相対位置関係を自由に変
更できるので、折れ線グラフの変化点と棒グラフの対応
を一応見やすくしているが、パレート図の特性を判断す
る際に、折れ線グラフの変化点と他の縦軸(%、件数
等)を直接対応させる表現手段を備えていないので、パ
レート図の特性については読み取りやすくなっていな
い。
【0009】また、特開平4−306696号公報で
は、プロセス監視装置において、同一画面上に複数のト
レンドグラフを一括表示する際、そのスケール軸を各ト
レンドグラフについて目盛位置を調整できるので、プロ
セスの上/下限値が判別しやすくなるが、どのトレンド
グラフがどのスケール軸に対応するかを特定する表現手
段を備えていないので、一つのトレンドグラフの変化値
を取り上げた場合は、トレンドグラフの変化値は読み取
りやすくなっていない。
【0010】また、特開昭61−256380号公報で
は、表示記憶手段内にすでにプリセットされているグラ
フ表示用データをクリアすることなく、複数のグラフを
同一画面上に同時に重ね合わせ表示することを可能にし
ている。しかし、グラフの入力手順が簡略されるが、グ
ラフによって違う目盛を割り付けした2種類の軸のグラ
フ表示については考慮されておらず、例えば、二つの数
式を表示する際、表示範囲(レンジ)の大きく異なるグ
ラフを同じレンジで描画すると片方のグラフが潰れた
り、表示範囲を越えて描画してしまう問題が残ってい
る。また、どのグラフがどの軸に対応するかを特定する
表現手段も備えていないので、トレースした場合、グラ
フの変化値が読み取りにくい。
【0011】上記のように、従来技術の各装置では、同
一画面に複数のグラフ表示を行う場合、そのグラフの共
有する軸を基本とし、それぞれのグラフに対応する範囲
を表示する目的を持った他方の軸が表示されても、どの
グラフがどの軸に対応するかを特定する表現手段を備え
ていないので、特定のグラフの形状や変化を参照する場
合、グラフと軸の対応が明確でないので、対応する軸を
間違えたりグラフの変化が読み取りにくいという問題が
発生する。
【0012】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
ので、同一画面に複数の表示範囲の異なったグラフを表
示して特定のグラフの形状や変化を参照する場合、その
グラフに対応する軸に付加的な表現を行う機能を備える
ことにより、どのグラフがどの軸に対応するかを明確に
し、該当グラフの形状や変化を読み取りやすくする複数
グラフ表示機能付き情報処理装置を提供するものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段およびその作用】図1は本
発明の基本構成を示すブロック図である。図1におい
て、グラフィック画面を有する表示手段101と、複数
のグラフを描くための数式情報及び各グラフにそれぞれ
対応する複数の軸目盛り情報を入力する入力手段102
と、入力された複数の数式情報から複数グラフを描画す
るためのグラフ描画データに変換するとともに複数の軸
目盛り情報複数から各グラフに対応する軸に目盛付けす
るための軸描画データに変換する描画データ変換手段1
03と、変換されたグラフ描画データと軸描画データに
基づき複数のグラフを共通の軸に重ね合わせ描画すると
ともに各グラフに対応してそれぞれ異なった目盛付けを
した複数の軸を表示手段101の同一画面に描画するグ
ラフ描画手段104を備えた情報処理装置であって、同
一画面上に描画された複数のグラフの中から所望のグラ
フを選択しそのグラフ上をトレースするための指示情報
を入力する指示手段105をさらに備え、前記グラフ描
画手段104は、前記指示手段105から指示情報を受
けた際に、該当グラフ上にトレースポインターを描画す
るとともに該当グラフに対応する軸上に軸ポインターを
描画することを特徴とする複数グラフ表示機能付き情報
処理装置である。
【0014】上記構成によれば、入力手段102から複
数のグラフを描くための数式情報及び各グラフにそれぞ
れ対応する複数の軸目盛り情報が入力されると、描画デ
ータ変換手段103は、入力された複数の数式情報から
複数グラフを描画するためのグラフ描画データに変換す
るとともに複数の軸目盛り情報から各グラフに対応する
軸に目盛付けするための軸描画データに変換する。次
に、グラフ描画手段104は変換されたグラフ描画デー
タと軸描画データに基づき複数のグラフを共通の軸に重
ね合わせ描画するとともに各グラフに対応して目盛付け
した複数の軸を表示手段101の同一画面に描画する。
指示手段105が同一画面上に描画された複数のグラフ
の中から所望のグラフを選択しそのグラフ上をトレース
するための指示情報を入力することにより、前記グラフ
描画手段104は、前記指示手段105から指示情報を
受けた際に、該当グラフ上にトレースポインターを描画
するとともに該当グラフに対応する軸上に軸ポインター
を描画するよう構成している。
【0015】従って、レンジが異なるグラフを同一画面
上にそれぞれ違うレンジで重ね合わせ描画することがで
きるので、有限の画面を有効に使用した表示を行うこと
ができ、複数のグラフ形状を比較することが容易にな
る。このようなグラフの比較は交流電圧と交流電流特性
のグラフ、パレート図、範囲の掛け離れたグラフなど、
グラフの形状を求めるグラフではより有効となる。ま
た、トレース機能時においては、トレース時のトレース
ポインターをグラフ上に表示するとともに、そのグラフ
に対する軸上にも軸ポインターがた表示されるので、グ
ラフ上の値の変化などを明確に知ることができる。
【0016】前記軸ポインターがトレースポインターで
指示したグラフの値に対応するように軸上を移動する構
成にすれば、グラフの値の変化が明確になり読み取りや
すくなる。
【0017】前記トレースポインターまたは軸ポインタ
ーとして表示するための記号/マークが予め記憶してい
る記憶部をさらに備えた構成にすれば、グラフをトレー
スする際に、前記記号/マークを任意に設定できるので
グラフの値の変化が読み取りやすくなる。
【0018】前記描画データ変換手段104はCPU、
ROM、RAM、I/Oポートからなるマイクロコンピ
ュータからなる構成にすれば、入力された各情報をグラ
フィック画面に描画するためのグラフ描画データと軸描
画データに変換するための演算部と演算するための各プ
ログラムおよび各データを記憶する記憶部から構成する
ことできるので、回路構成が簡単になり、他のデータ処
理が行える。
【0019】前記指示手段105がカーソルキ−からな
る構成にすれば、上下方向を移動するカーソルキ−でグ
ラフを選択し、左右方向を移動するカーソルキーでトレ
ースポインターを左右方向を移動させることができるの
で、トレース操作が簡単になる。
【0020】なお、本発明において、表示手段101と
しては、グラフィック画面を有するLCD(液晶表示)
装置、CRT表示装置、EL表示装置等の表示装置が用
いられる。入力手段102、指示手段105としては、
キーボード、マウス、ペンタブレット、タッチセンサー
等の入力装置が用いられる。描画データ変換手段10
3、グラフ描画手段104としては、CPU、ROM、
RAM、I/Oポートからなるマイクロコンピュータが
用いられる。ここで、トレースポインターとは、トレー
ス機能時におけるグラフの指示マークであり、また、軸
ポインターとは、トレースポインターで指示されたグラ
フの値に対応した指示マークである。
【0021】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいて本発明を詳
述する。なお、これによって本発明は限定されるもので
ない。本発明は、主として、グラフ機能を備えた関数電
卓、電子手帳、パーソナルコンピュータ、及びワードプ
ロセッサ等の情報処理装置に適用して好適であり、各構
成要素は本発明の「同一画面に複数グラフを重ね合わせ
描画する機能」を達成する以外に関数計算等の機能を有
する。
【0022】図2は本発明をグラフィック関数電卓に適
用した一実施例を示すブロック図である。図2におい
て、1は液晶表示部であり、横96×縦64ドットの液
晶マトリックスのグラフィック画面からなるグラフィッ
ク表示装置を想定している。2はキー入力部であり、キ
ー入力部2にはグラフ描画キー2a([グラフ])、描
画範囲キー2b([レンジ])、数式入力キー2c
([スウシキ])、アルファベットキー2d([A]〜
[Z])、数値キー2e([0]〜[9])、演算キー
2f([(]、[)]、[+]、[−]、[×]、
[÷]、[=])、クリアキー2g([CA])、カー
ソルキー2h([→]、[←]、[↑]、[↓])が設
けられている。
【0023】グラフ描画キー2aは表示画面上に設定し
た数式と範囲からそのグラフを描画するキーである。描
画範囲キー2bは表示画面上に描かれるグラフの表示範
囲を設定するレンジモードに切り替えるキーである。数
式入力キー2cは表示画面上に描かれるグラフのグラフ
式を設定する数式モードに切り替えるキーである。アル
ファベットキー2dは数式を入力する場合に関数や変数
を入力するキーである。数値キー2eは数式を入力する
場合や描画範囲を設定する場合に数値を入力するキーで
ある。
【0024】演算キー2fは数式を入力する場合に基本
的な演算を入力する場合に演算記号を入力するキーであ
る。クリアキー2gは数式や描画範囲を入力している場
合にその内容をクリアするためのキーである。カーソル
キー2hの左右のキーは描画したグラフ上をそのグラフ
を通点を座標で表示するトレース機能のためのポインタ
ーの呼び出し及び移動するためのキーである。また、カ
ーソルキー2hの上下のキーはトレース機能中にポイン
ターを複数のグラフにおいて違う数式によって描画され
たグラフへ移動するキーである。このキー入力部2によ
り入力されたデータは後述する制御部(CPU)を通じ
て記憶部(RAM)にセットされる。
【0025】3はRAMであり、RAM3にはグラフを
描画するための数式データを記憶する数式データ記憶部
3a、数式データからグラフを描画するための演算を行
う場合の演算のための演算バッファ3b、演算データか
ら画面に描画する描画データを記憶するグラフデータ記
憶部3cとして機能するメモリ領域で構成されている。
また、数式データ記憶部3aには、全体の数式のX座標
の表示範囲および軸の目盛りを記憶するXmax、Xmin、
Xsclの各レジスタ、Y座標の表示範囲および軸の目盛
りを記憶するYamin、Yamax、Yascl、Ybmin、Y
bmax、Ybscl等の各レジスタが設けられている。
【0026】4はROMであり、ROM4にはグラフ描
画のための計算式、及びグラフ描画範囲の設定するため
の入力処理、グラフの描画、グラフのトレース、グラフ
軸描画等の制御プログラム、データ及びポインターの記
号/マークが記憶されている。5はCPUであり、キー
入力部1より入力指示を受け、グラフの表示範囲を設定
したり、ROM4中のグラフ描画の計算式に基づきRA
M3に記憶されている数式のグラフをグラフィック画面
に描画する等の制御を行う制御部として機能する。グラ
フ描画を行うには、グラフを表示したい数式(例えば、
関数式、n次式等)を登録し、範囲を設定してグラフ描
画キー2aを押すことによってグラフを描画することが
できる。この数式の登録、表示範囲の設定、グラフ描画
に関しては従来技術と同様であるため、キー入力の手順
等は省略する。
【0027】図3は本発明のグラフィック関数電卓の表
示/操作パネルを示す外観図である。図3に示すよう
に、上部に液晶表示部1、下部にキー入力部2が配置さ
れ、内部には演算を行うCPU5、数値やグラフ、フラ
グを記憶するためのRAM3、プログラムやデータを記
憶しているROM4などが内蔵されている。
【0028】図4はグラフィック画面の絶対座標とグラ
フ軸との関係を示す説明図である。図4に示されるよう
に、グラフィック画面には、縦64×横96ドット表示
画面の左下を原点(0,0)として、1ドット毎に(9
5,63)まで絶対座標(x,y)が与えられているも
のとする。この絶対座標(x,y)と実際の数式の値
(X,Y)を対応させながらグラフを描画していく。 Xmax……X軸の最大値、Xmin……X軸の最小値、Xsc
l……X軸の目盛間隔 Ymax……Y軸の最大値、Ymin……Y軸の最小値、Ysc
l……Y軸の目盛間隔
【0029】図5は関数グラフを描画するための演算手
順を示すフローチャートである。図5において、 a式:Ya=25cosX(Xは度を単位とする。) b式:Yb=sinX X軸の表示範囲:Xmin=-200、Xmax=200、Xscl=50 a式側のY軸の表示範囲:Yamin=-25、Yamax=2
5、Yascl=6.5 b式側のY軸の表示範囲:Ybmin=-1、Ybmax=1、
Ybscl=0.5 が設定されているものとする。
【0030】a式:Ya=25cosXに対して、グラフ
を描画するためのアルゴリズムを演算手順に基づいて説
明する。絶対座標のx=0からx=95まで、ΔX=
(Xmax−Xmin)/95ずつXの値を増加させ、その時
の式の値Yから絶対座標上の点(x,y)を計算し、点
をプロットすることにより、グラフを描画していく。
【0031】ステップS1a:x=0にする。 ステップS2a:yの値を計算する。 ここで、X=x・ΔX+Xmin、ΔX=(Xmax−Xmi
n)/95 Y=y・ΔY+Yamin、ΔY=(Yamax−Yamin)
/63 Y=25cosX、y=(Y−Yamin)/ΔYであるか
ら、y=(25cos(x・ΔX+Xmin)−Yamin)/
ΔYとなる。Xmin=-200、Xmax=200、Yamin=-2
5、Yamax=25、およびx=0を代入すると、y=1.
899…となる。
【0032】ステップS3a:少数部を四捨五入してy
を整数化する。y=2となる。 ステップS4a:絶対座標(0,2)に点をプロットす
る。 ステップS5a:xをインクリメント(x=x+1)
し、x=1とする。 ステップS6a:x<96か否かを判定する。x<96
であるから再びステップS2aに戻り、ステップS2a
〜ステップS5aの処理を行う。これらの処理をx=9
5になるまで繰り返し続けることにより、グラフが描画
される。b式のグラフYb=sinXに対しても、ステ
ップS2aの式をYb=sinXに置き換えて、ステッ
プS2a〜ステップS5aの同様の処理を繰り返し続け
ることによりb式のグラフを描画することができる。
【0033】図6はグラフ軸の目盛りを描画するための
演算手順を示すフローチャートである。図6において、
a式のグラフに対する軸の目盛りを割り付けるアルゴリ
ズムについて説明する。 ステップS1b:|Yamin/Yascl|を越えない整数
nを求める。 Yamin=-25、Yascl=6.5より、|Yamin/Yascl
|=3.846… よって、n=3 ステップS2b:Yaminの設定値(レンジ)が正か負
か判定する。Yaminの設定値が負ならば、ステップS
3bに進み、diff=|Yamin|−n・Yasclを計
算をする。Yaminの設定値が正ならば、ステップS4
bに進み、diff=n・Yascl−Yaminを計算をす
る。diffはYaminから目盛り間隔で大きくなる変
数であり、Yaminから1番目の目盛りは等間隔になる
とは限らない。
【0034】ステップS3b:Yamin=-25、Yascl
=6.5、n=3の値から変数diffの値を計算する。
diff=|−25|−3×6.5=5.5 ステップS5b:yの目盛を計算する。ここで、y=d
iff/ΔY ΔY=(Yamax−Yamin)/63=0.7936…よ
り y=diff/ΔY=6.93…… ステップS6b:yを整数化する(y=7)。 ステップS7b:y<64か否かを判定する。 ステップS8b:絶対座標(0,7)に目盛りを割り付
ける。 ステップS9b:diffの値を更新(diff=di
ff+Yascl)する。diff=12となる。再びス
テップS5bに戻り、ステップS5b〜ステップS9b
の処理をy≧64となるまで繰り返し,軸に目盛りを割
り付け、yが64以上になれば終了する。
【0035】b式のグラフに対する軸の目盛りを割り付
けるアルゴリズムについて、ステップS1bでnの値
を、ステップS3bでdiffの値を求め、ステップS
5b〜ステップS9bの同様の処理を繰り返し続けるこ
とによりb式のグラフに対する軸の目盛りを割り付ける
ことができる。二つの軸を描画する際に、a式のグラフ
に対する軸をグラフィック画面の左端(x=0)に、b
式のグラフに対する軸をグラフィック画面の右端(x=
95)になるよう描画してもよい。
【0036】図7は本発明の複数グラフの重ね合わせ表
示例を示す説明図である。図7(a)において、 a式:Ya=25cosX(Xは度を単位とする。) b式:Yb=sinX 96×64のマトリクス状のグラフィック画面上で、a
式とb式のグラフが重ね合わされて描画され、グラフに
対応するY軸がそれぞれ描画されている。
【0037】ここで、X軸の表示範囲:Xmin=-200、X
max=200、Xscl=50 a式側のY軸の表示範囲:Yamin=-25、Yamax=2
5、Yascl=6.5 b式側のY軸の表示範囲:Ybmin=-1、Ybmax=1、
Ybscl=0.5 が設定されているものとする。図7(b)は重ね合わせ
描画する前のa式のグラフと対応するY軸であり、図7
(c)は重ね合わせ描画する前のb式のグラフと対応す
るY軸である。
【0038】図8はグラフ描画後の軸の目盛り設定手順
を示すフローチャートである。 ステップS1c:グラフの描画が行われた後、2つの数
式において共通するX軸の表示を行う。X軸設定画面を
表示し、Xmin=-200、 Xmax=200、Xscl=50が設定さ
れると、x=diff/ΔX、ΔX=(Xmax−Xmin)
/95=4.210…の演算式によりxの値が順次演算
される(図6参照)。X軸の目盛りを割り付けるアルゴ
リズムについてはY軸と同じである。X軸の目盛りとし
て絶対座標(0,32)、(12,32)、(24,3
2)…が求めら、X軸に順次プロットされる。
【0039】ステップS2c:Y軸設定画面を表示し、
Yamin=-25、Yamax=25、Yascl=6.5が設定され
ると、y=diff/ΔY、ΔY=(Ymax−Ymin)/
63=0.7936…の演算式によりyの値が順次演算
される(図6参照)。a式側のY軸の目盛りとして絶対
座標(0,7)、(0,15)、(0,23)…が求め
られ、a式側のY軸に順次プロットされる。このとき、
a式側のY軸は画面左端に表示される。
【0040】ステップS3c:b式側のY軸設定とし
て、Ybmin=-1、Ybmax=1、Ybscl=0.5が設定さ
れると、y=diff/ΔY、ΔY=(Ymax−Ymin)
/63=0.03174…の演算式よりyの値が順次演
算される(図6参照)。b式側のY軸の目盛りとして絶
対座標(95,0)、(95,16)、(95,32)
…が求められ、b式側のY軸に順次プロットされる。b
式側のY軸は画面左端に表示される。 ステップS4c:この後、キー入力待ち状態となる。こ
のとき、図7(a)が表示される。 ステップS5c:カーソルキーが入力されればトレース
機能へ進む。
【0041】図9は本発明のトレース処理時の軸表示と
ポインター操作手順を示すフローチャートである。トレ
ース機能では、まず最初にグラフ上にそのグラフを指示
するポインターを座標で表示する。 ステップS1d:トレース機能のためのポインターの初
期化を行う。初期化時にはa式に対応するグラフにポイ
ンターを設定する。 ステップS2d:X軸及びY軸の表示を行う。これは、
図8のステップS1c〜ステップS3cと同一処理であ
る。 ステップS3d:現在設定されている数式のグラフに対
応する位置にポインターの表示を行う。
【0042】ステップS4d:現在対応するグラフのY
座標軸の対応する位置にグラフがどの軸に対応するかを
表示する補助ポインタの表示を行う ステップS5d:キー入力を待ち状態になる。このと
き、図10(a)が表示される。 ステップS6d:カ
ーソルキーが入力された否かを判定し、カーソルキー以
外のキーであれば、カーソル以外の処理ステップへ進
む。 ステップS7d:左右カーソルキーか上下カーソルキー
か判定する。
【0043】ステップS8d:左カーソルキーが入力さ
れた場合にはポインターをX軸に対して1画素分の減算
を行い、左に移動させる。右カーソルキーが入力された
場合にはポインターをX軸に対して1画素分の加算を行
い、右に移動させる。 ステップS9d:上下カーソルキーが入力された場合に
は現在トレース中の数式に対応するグラフの切換を行
う。 ステップS10d:ポインターが画面外に出たか否かを
チェックする。 ステップS11d:画面外に出ていればグラフの描画を
やりなおす。ステップS2dからの処理を繰り返す。
【0044】図10は本発明のトレース処理時のグラフ
表示例を示す説明図である。図10には、図7(a)と
同じグラフにトレース処理がされる。図中、円で囲んだ
所はグラフ上のポインター及び軸上の補助ポインターを
示す。図10(a)は、図7(a)のグラフにおいて、
右カーソルキーを1回押した時点での表示例であり、ポ
インター(トレースポインター)と補助ポインター(軸
ポインター)が表示される。また、図9のステップS5
dに示すキー入力待ちの状態に表示される。続いて、右
カーソルキーを11回押した時点での表示例が図10
(b)であり、その後さらに右カーソルキーを7回押し
た時点での表示例が図10(c)である。 このよう
に、左右カーソルキーでポインターが移動するとともに
軸上の補助ポインターを移動させている。
【0045】次に、下カーソルキーを1回押した時点で
の表示例が図10(d)となる。上下カーソルキーでポ
インターがb式側のグラフ上の点に移動するとともに補
助ポインターの出現する軸が右側となる。その後、左カ
ーソルキーを6回押した時点での表示例が図10(e)
である。このように、左右カーソルキーでb式側のグラ
フ上をポインターが移動するとともに軸上の補助ポイン
ターを移動させている。
【0046】この実施例では表示範囲が違う2つの軸の
表示を画面右端、左端に表示しているが、これは、特に
軸の数にこだわらずどの位置に表示してもよい。また、
どのグラフがどの軸に対応するかといった表示を今回は
補助ポインターとして表示しているが、軸全体の表示濃
度を変化させたり軸の有効表示を別の表示で行ってもよ
い。また、ポインターまたは補助ポインターが記号/マ
ークとして予め任意に設定できるよう構成するようにし
てもよい。軸は直線にこだわらず、極座標等においても
同様の効果を持った表示が行える。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、レンジが異なるグラフ
を同一画面上にそれぞれ違う軸に対応して描画すること
によって、有限の画面を有効に使用した表示を行うこと
ができるため、その形状を比較することが容易になる。
このような比較は交流特性のグラフ、パレート図、範囲
の掛け離れたグラフなど、グラフの外形を求めるグラフ
ではより有効となる。また、トレース機能時において、
軸ポインターがトレースポインターで指示したグラフの
値に対応して移動する構成にすれば、グラフの値の変化
が明確になり読み取りやすくなる。また、トレースポイ
ンターや軸ポインタとして表示する記号/マークを予め
記憶する構成にすれば、任意に記号/マークを設定でき
るのでグラフの値の変化がさらに読み取りやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明をグラフィック関数電卓に適用した一実
施例を示すブロック図である。
【図3】本発明のグラフィック関数電卓の表示/操作パ
ネルを示す外観図である。
【図4】グラフィック画面の絶対座標とグラフ軸との関
係を示す説明図である。
【図5】関数グラフを描画するための演算手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】グラフ軸の目盛りを描画するための演算手順を
示すフローチャートである。
【図7】本発明の複数グラフの重ね合わせ表示例を示す
説明図である。
【図8】グラフ描画後の軸の目盛り設定手順を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明のトレース処理時の軸表示とポインター
操作手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明のトレース処理時のグラフ表示例を示
す説明図である。
【図11】従来の複数グラフ表示機能付き情報処理装置
におけるグラフ表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 液晶表示部 2 キー入力部 3 RAM 4 ROM 5 CPU
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 15/02 G06F 3/00 G06T 11/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラフィック画面を有する表示手段と、
    複数のグラフを描くための数式情報及び各グラフにそれ
    ぞれ対応する複数の軸目盛り情報を入力する入力手段
    と、入力された複数の数式情報から複数グラフを描画す
    るためのグラフ描画データに変換するとともに複数の軸
    目盛り情報から各グラフに対応する軸に目盛付けするた
    めの軸描画データに変換する描画データ変換手段と、変
    換されたグラフ描画データと軸描画データに基づき複数
    のグラフを共通の軸に重ね合わせ描画するとともに各グ
    ラフに対応してそれぞれ異なった目盛付けをした複数の
    軸を表示手段の同一画面に描画するグラフ描画手段を備
    えた情報処理装置であって、 同一画面上に描画された
    複数のグラフの中から所望のグラフを選択しそのグラフ
    上をトレースするための指示情報を入力する指示手段を
    さらに備え、 前記グラフ描画手段は、前記指示手段から指示情報を受
    けた際に、該当グラフ上にトレースポインターを描画す
    るとともに該当グラフに対応する軸上に軸ポインターを
    描画することを特徴とする複数グラフ表示機能付き情報
    処理装置。
  2. 【請求項2】前記軸ポインターが、トレースポインター
    で指示したグラフの値に対応するように移動することを
    特徴とする請求項1記載の複数グラフ表示機能付き情報
    処理装置。
  3. 【請求項3】前記トレースポインターまたは軸ポインタ
    ーとして表示するための記号/マークが予め記憶してい
    る記憶部をさらに備え、グラフをトレースする際に、前
    記記号/マークを任意に設定できることを特徴とする請
    求項1記載の複数グラフ表示機能付き情報処理装置。
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