JP2964647B2 - 固形修正具 - Google Patents

固形修正具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、万年筆、水性サインペ
ン、水性ボールペン等の水性インキの筆跡や、油性ボー
ルペン、油性サインペン等の油性インキの筆跡、そして
タイプライターやプリンターの印字、その他の印刷物の
隠蔽修正を行なうための固形修正具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水性インキや油性インキの筆跡、
そして各種印刷による像等を隠蔽修正するに際しては、
白色顔料、樹脂及び前記白色顔料を分散する分散媒とし
ての揮発性溶剤を主成分とする修正液を、その修正箇所
に塗布し、この塗膜が完全に乾燥してから塗膜上に再筆
記などの修正を行なうという方法を採っていた。しかし
乍ら、この様な修正液を使用した場合には、修正液を塗
布してから塗膜が完全に乾燥するまでに十数秒から数十
秒の待ち時間を必要とするため再筆記に際しての迅速性
に欠けるものであった。この待ち時間は、溶剤が蒸発す
るのに必要な時間である。従って、この待ち時間を短縮
するためには揮発性の高い溶剤を使えばよいが、それで
もこの待ち時間を実質的に無くするためには、基本的に
溶剤を使用する以上不可能なことである。即ち、待ち時
間を皆無とするためには、修正具自体が白色顔料が分散
されている固形物であり、且つ、その固形物は塗布可能
なものであることが最低必要条件となる。このような固
形物であって、しかも塗布可能なものとしては、一般に
顔料とワックスと油剤とよりなるクレヨン等の描画材が
挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ワックス及び
油剤に白色顔料を単に分散させたものでは塗布後の塗膜
が不均一となる。即ち、微視的に観察すると、塗膜は被
塗布面表面に付着している場所と付着していない場所と
があり、その結果、隠蔽性が低いという問題を有してい
る。更に、塗膜が柔らかく、定着性も劣っているため、
手指等の擦過により塗膜が容易にのびてしまい、従って
その本来の目的を果たせないことになるばかりか、塗布
部分近傍を汚損してしまうという別の問題を誘発した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの状況に
基づきなされたものであり、基本的には固形の修正具が
持つ長所を完全に生かし、且つ、容易に均一な塗膜を形
成できる事によって高い隠蔽性を得られ、また、手指等
の擦過により塗膜が容易にのびない強度及び定着性を有
する塗膜を形成し得るものを得るべく鋭意研究を重ねた
ところ、ロジン、エステルガム、クマロン樹脂、アルキ
ッド樹脂又はテルペン樹脂から選ばれる1種又は2種以
上の樹脂と、炭素数10乃至20の飽和脂肪族カルボン
酸と4〜6個のヒドロキシル基を有する炭素数4乃至6
のアルコールとのエステルとを組合わせたものが最適で
あることを見い出し、遂に本発明を完成したものであ
る。
【0005】即ち、本発明は、白色顔料と、ロジン、エ
ステルガム、クマロン樹脂、アルキッド樹脂又はテルペ
ン樹脂から選ばれる1種又は2種以上の樹脂と、炭素数
10乃至20の飽和脂肪族カルボン酸と4〜6個のヒド
ロキシル基を有する炭素数4乃至6のアルコールとのエ
ステルとから少なくともなる固形修正具を要旨とするも
のである。
【0006】以下、本発明を詳述する。本発明に使用す
る白色顔料は、筆跡や像を隠蔽するために用いるもので
あって、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸
化チタン等が挙げられるが、隠蔽力の点から酸化チタン
が最も好ましく用いられる。酸化チタンは、ルチル型、
アナターゼ型など各種利用でき、具体的には、タイトー
ンSR−1、同R−650、同R−3L、同R−31
0、同A−110、同A−150、同R−5N(以上、
堺化学工業(株)製)、タイペークR−580、同R−
550、同R−930、同A−100、同A−220
(以上、石原産業(株)製)、クロノスKR−310、
同KR−380、同KR−480、同KA−10、同K
A−20、同KA−30(以上、チタン工業(株)製)
などが挙げられる。これらの白色顔料は、単独でも2種
以上適宜混合しても使用でき、その使用量は、白色顔料
の種類によっても異なるが、筆跡などに対する隠蔽力を
考慮すると、固形修正具全量に対し40重量%以上90
重量%以下が望ましい。これは白色顔料の使用割合が4
0重量%に満たないと筆跡や像に対する隠蔽力が不十分
となり文字等が透けて見えることがあり、また、90重
量%を越えると塗膜形成能が低下する場合が有るためで
ある。
【0007】ロジン、エステルガム、クマロン樹脂、ア
ルキッド樹脂又はテルペン樹脂から選ばれる1種又は2
種以上の樹脂は強度の高い塗膜を形成すると共に、固形
修正具の形状を整えるために用いるものである。ロジン
としては、ガムロジン、ウッドロジン、ロジン変性ポリ
エステル樹脂などが挙げられる。エステルガムとしては
ロジンエステル、水添ロジンエステル等が挙げられる。
アルキッド樹脂としてはマレイン酸アルキッド樹脂、フ
タル酸アルキッド樹脂、フェノール変性アルキッド樹
脂、スチレン変性アルキッド樹脂、アクリル変性アルキ
ッド樹脂、長・中・短油変性アルキッド樹脂などが挙げ
られる。テルペン樹脂としては、α−ピネン重合体樹
脂、β−ピネン重合体樹脂、テルペン重合体樹脂(α−
ピネン、β−ピネン、ジペンテンの共重合体)、芳香族
変性テルペン樹脂、水素添加テルペン樹脂、テルペンフ
ェノール共重合体樹脂などが挙げられる。その使用量
は、顔料などの粉体を除いた固形修正具全量に対して1
0〜60重量%が好ましい。また、その軟化点は40〜
90℃であることが好ましい。これは、40℃未満の場
合、塗膜の強度がやや不十分であったり、汚れが生じる
ことがあるからであり、90℃を超えた場合、塗布時の
タッチが低下する傾向を有しているからである。
【0008】炭素数10乃至20の飽和脂肪族カルボン
酸と4〜6個のヒドロキシル基を有する炭素数4乃至6
のアルコールとのエステルは、固形修正具に可塑性及び
チキソトロピー性を付与するために用いるものであっ
て、その効果は、上記樹脂と併用することによって顕著
に現れる。このエステルの具体例としては、ペンタエリ
スリトールテトラステアレート、ペンタエリスリトール
テトラパルミテート、ペンタエリスリトールテトラミリ
ステート、ペンタエリスリトールテトララウレート、メ
ソエリストールテトララウレート、メソエリストールテ
トラステアレート、メソエリストールテトラマーガリン
酸エステル、メソエリストールテトラミリステート、メ
ソエリストールテトラエイコセート、キリシトールペン
タステアレート、キリシトールペンタトリデカノン酸エ
ステル、キリシトールペンタパルミテート、アラビトー
ルペンタステアレート、アラビトールペンタパルミテー
ト、ソルビトールヘキサステアレート、ソルビトールヘ
キサペンタデカノン酸エステル、ソルビトールヘキサパ
ルミテート、デュルシトールヘキサモノデカノン酸エス
テル、デュルシトールヘキサパルミテート、マンニトー
ルヘキサステアレート、マンニトールヘキサミリステー
ト、マンニトールヘキサラウレート等が挙げられる。そ
の使用量は、顔料などの粉体を除いた固形修正具全量に
対して10〜60重量%が好ましい。
【0009】尚、上記各成分以外、必要に応じて、蜜ろ
う、鯨ろう、虫白ろう等の動物系ワックス、キャンデリ
ラワックス、カルナバワックス、木ろう等の植物系ワッ
クス、モンタンワックス、オゾケライト等の鉱物系ワッ
クス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワッ
クス等の石油系ワックスといった天然ワックスや、フィ
ッシャートロプシュワックス、低分子量ポリエチレン及
びこれらの誘導体、モンタンワックス、パラフィンワッ
クス、マイクロクリスタリンワックスの各々の誘導体、
セチルアルコール、ステアリン酸、ポリエチレングリコ
ールステアレート、カスターワックス等の合成ワックス
等のワックスや、マイカ、クレイ、カオリン等の充填
材、有機、無機の有色顔料などの着色材、ジブチルフタ
レート、ジオクチルフタレート、液状ゴムなどの可塑
剤、更には界面活性剤と併用し得ること勿論である。
【0010】本固形修正具は、上記各成分を加熱撹拌混
合し、また必要に応じてニーダー、ロールミル等の混練
機で混練し、これを溶融状態で型に流し込み、または射
出・圧入若しくは押出しし、冷却固化して得ることがで
きる。
【0011】
【作用】本発明に係る固形修正具に用いる上記樹脂は、
高い硬度を有しており、粘着性を有する、強度の高い塗
膜を形成できるが、単独では塗布ができない。そこで分
子構造上非常に嵩の高い上記エステルと併用することに
よって、可塑性を示し、塗布が可能になる。而も、上記
エステルは、上記樹脂にチキソトロピー性を付与する働
きを有しているので、容易に均一な塗膜を形成すること
ができる。従って、本発明に係る固形修正具は、高い隠
蔽性を有する、しかも強度及び定着性に優れた塗膜を得
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。実施例1 酸化チタン(タイトーンSR−1) 60部 ロジンエステル(軟化点:68℃、エステルガム、荒川化学工業(株)製) 13部 ペンタエリスリトールテトラステアレート 17部 上記成分を加熱二本ロールで混練分散を行ない、型に流
し込んで冷却し固形修正具を得た。
【0013】実施例2 酸化チタン(タイペークR550) 55部 マレイン酸樹脂(軟化点:125℃、マルキードNo. 1、荒川化学工業(株) 製) 13部 ソルビトールヘキサパルミテート 17部 上記成分を実施例1と同様になして固形修正具を得た。
【0014】実施例3 酸化チタン(クロノスKR−380) 70部 テルペン樹脂(軟化点:70℃、YSレジンPX700、ヤスハラケミカル( 株)製) 10部 ペンタエリスリトールテトラパルミテート 10部 ポリエチレンワックス(PEW−K2、チュウセイワックスポリマー(株)製 ) 10部 界面活性剤(リケマールS−100、理研ビタミン(株)製) 4部 上記成分を実施例1と同様になして固形修正具を得た。
【0015】実施例4 酸化チタン(クロノスKA−310) 60部 水添加ロジンエステル(軟化点:68℃、エステルガムH、荒川化学工業(株 )製) 10部 テルペン樹脂(軟化点:85℃、YSレジンTO−85、ヤスハラケミカル (株)製) 8部 キシリトールペンタステアレート 9部 ジヘプタデシルケトン(ワックス) 5部 上記成分を実施例1と同様になして固形修正具を得た。
【0016】比較例1 実施例1のペンタエリスリトールテトラステアレートを
除き、これと同量の白色ワセリン(油剤、小堺製薬
(株)製)を加えた以外は実施例1と同様になして固形
修正具を得た。
【0017】比較例2 実施例2のソルビトールヘキサパルミテートを除いた以
外は実施例2と同様になして固形修正具を得た。
【0018】比較例3 実施例2のマレイン酸樹脂を除いた以外は実施例2と同
様になして固形修正具を得た。
【0019】比較例4 実施例3のペンタエリスリトールテトラパルミテートを
除いた以外は実施例3と同様になして固形修正具を得
た。
【0020】比較例5 実施例4のキシリトールペンタステアレートを除いた以
外は実施例4と同様になして固形修正具を得た。
【0021】
【発明の効果】上記実施例1〜4及び比較例1〜5で得
られた固形修正具を用いて、隠蔽性試験及び塗膜定着性
試験を行なった。結果を表1に示す。
【0022】隠蔽性試験:固形修正具を用いて、試験片
に塗布を行ない、Y値を測定して隠蔽率を算出した。 試験片:上質紙の表面に、筆記用インキ(万年筆用黒色
インキ、FK15N、ぺんてる(株)製)を含ませたス
ポンジゴム(約15mm巾)を垂直に当て、300乃至3
20cm/分の速度で塗りムラの発生しないようにインキ
を塗布して、乾燥させたもの。 塗布方法:固形修正具を、試験片に対して垂直に当て、
試験片のインキ塗布方向に対して直角方向、荷重2Kg
f、ストローク6cm(試験片のインキ塗布部が中心にく
るようにする)、10往復にて塗布を行なう。 測定方法:SMカラーコンピュータModelSM−4
(スガ試験機(株)製)を用いて、インキ塗布部上の固
形修正具塗布面のY値(A)と、インキ非塗布部上の固
形修正具塗布面のY値(B)を測定した。 算出方法:隠蔽率(%)=(A/B)×100
【0023】塗膜定着性試験:試験片の修正面を、指で
2Kgの圧力を加えながら擦過し、塗膜の状態を観察し
た。 ○:変化無し、 ×:のび及び塗膜の剥離が発生する
【0024】
【表1】
【0025】以上詳細に説明したように、本発明に係る
固形修正具は、容易に均一な塗膜を得ることが出来るの
で隠蔽率が高く、修正具として良好な性能を有し、また
定着性にも優れているので、塗布部分近傍を汚損してし
まう事もない優れた特性を有しているものである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色顔料と、ロジン、エステルガム、ク
    マロン樹脂、アルキッド樹脂又はテルペン樹脂から選ば
    れる1種又は2種以上の樹脂と、炭素数10乃至20の
    飽和脂肪族カルボン酸と4〜6個のヒドロキシル基を有
    する炭素数4乃至6のアルコールとのエステルとから少
    なくともなる固形修正具。
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