JP2986258B2 - 塩化ビニル系重合体の製造方法 - Google Patents
塩化ビニル系重合体の製造方法Info
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F14/00—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
- C08F14/02—Monomers containing chlorine
- C08F14/04—Monomers containing two carbon atoms
- C08F14/06—Vinyl chloride
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニル系重合体の
製造方法、とくには多孔質で可塑剤吸収性に優れ、フィ
ッシュアイの少ない塩化ビニル系重合体を製造する方法
に関するものである。
製造方法、とくには多孔質で可塑剤吸収性に優れ、フィ
ッシュアイの少ない塩化ビニル系重合体を製造する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加工性に優れフィッシュアイの少
ない塩化ビニル系重合体の製造方法が多数提案されてい
る。例えば、特開昭52- 5886号、同52- 110797号、同52
- 115890号、同55- 112210号、同53- 6392号および特公
昭61-18562号各公報には、ケン化度55モル%以下、平均
重合度 600以下のいわゆる油溶性ポバールと呼ばれる低
ケン化度、低重合度の部分ケン化ポリ酢酸ビニルを分散
安定剤として用いて、ポロシティを高め加工性を改良し
得られる重合体の残留単量体量を低減する方法が開示さ
れている。
ない塩化ビニル系重合体の製造方法が多数提案されてい
る。例えば、特開昭52- 5886号、同52- 110797号、同52
- 115890号、同55- 112210号、同53- 6392号および特公
昭61-18562号各公報には、ケン化度55モル%以下、平均
重合度 600以下のいわゆる油溶性ポバールと呼ばれる低
ケン化度、低重合度の部分ケン化ポリ酢酸ビニルを分散
安定剤として用いて、ポロシティを高め加工性を改良し
得られる重合体の残留単量体量を低減する方法が開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法によれ
ば、確かに塩化ビニル系重合体のポロシティがある程度
は高くなるが、その反面嵩密度が低下するという問題が
あった。とくに上記油溶性ポバールではポロシティを高
めるために多量に添加すると、重合懸濁系の安定性が損
なわれ、粗粒が発生したり一部ブロック化する等の不都
合が生じ、またそれに伴ってスケール付着の問題もあっ
た。したがって、本発明の目的は重合時の懸濁安定性を
保持し、スケールの発生を抑制して、ポロシティと共に
嵩密度の高い塩化ビニル重合体を製造する方法を提供す
ることである。
ば、確かに塩化ビニル系重合体のポロシティがある程度
は高くなるが、その反面嵩密度が低下するという問題が
あった。とくに上記油溶性ポバールではポロシティを高
めるために多量に添加すると、重合懸濁系の安定性が損
なわれ、粗粒が発生したり一部ブロック化する等の不都
合が生じ、またそれに伴ってスケール付着の問題もあっ
た。したがって、本発明の目的は重合時の懸濁安定性を
保持し、スケールの発生を抑制して、ポロシティと共に
嵩密度の高い塩化ビニル重合体を製造する方法を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による塩化ビニル
系重合体の製造方法は、塩化ビニル単量体または塩化ビ
ニルを主体とするビニル系単量体の混合物(以下、単に
仕込み単量体とする)を保護コロイドの存在下水性媒体
中で懸濁重合するに際し、ケン化度60モル%以下、平均
重合度2,000 〜30,000の部分ケン化ポリ酢酸ビニルを共
存させることを要旨とするもので、とくには前記保護コ
ロイドとして、平均重合度 1,500〜 2,700、ケン化度75
〜99モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル(A成分)およ
び/またはメトキシ置換度が26〜30重量%、ヒドロキシ
プロポキシ置換度が4〜15重量%で、かつその2重量%
水溶液の20℃における粘度が5〜4,000cpsであるヒドロ
キシプロピルメチルセルロース(B成分)を用い、前記
部分ケン化ポリ酢酸ビニルとして、平均重合度 2,000〜
30,000のものを共存させることを好適とするものであ
る。
系重合体の製造方法は、塩化ビニル単量体または塩化ビ
ニルを主体とするビニル系単量体の混合物(以下、単に
仕込み単量体とする)を保護コロイドの存在下水性媒体
中で懸濁重合するに際し、ケン化度60モル%以下、平均
重合度2,000 〜30,000の部分ケン化ポリ酢酸ビニルを共
存させることを要旨とするもので、とくには前記保護コ
ロイドとして、平均重合度 1,500〜 2,700、ケン化度75
〜99モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル(A成分)およ
び/またはメトキシ置換度が26〜30重量%、ヒドロキシ
プロポキシ置換度が4〜15重量%で、かつその2重量%
水溶液の20℃における粘度が5〜4,000cpsであるヒドロ
キシプロピルメチルセルロース(B成分)を用い、前記
部分ケン化ポリ酢酸ビニルとして、平均重合度 2,000〜
30,000のものを共存させることを好適とするものであ
る。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。まず本発
明の塩化ビニル系重合体の製造方法においては、保護コ
ロイドと共存してケン化度60モル%以下、平均重合度
2,000〜30,000の部分ケン化ポリ酢酸ビニルを分散安定
剤として使用する。この部分ケン化ポリ酢酸ビニルのケ
ン化度が60モル%を超えると、ポロシティの向上効果が
少なくなり、可塑剤吸収性、フィッシュアイ量が改善さ
れない。また、これが20モル%以下になると懸濁系が不
安定となったり粒度分布が広くなったりするので、20〜
60モル%のものが好ましい。他方、その平均重合度が
1,000未満のものは重合系の懸濁安定性が劣るため、粗
粒の生成やスケールの付着を起こすようになる。また、
この平均重合度が30,000以上のものは重合系への分散性
が劣りポロシティの改良効果が低下するため、とくに
2,000〜30,000のものが好ましい。
明の塩化ビニル系重合体の製造方法においては、保護コ
ロイドと共存してケン化度60モル%以下、平均重合度
2,000〜30,000の部分ケン化ポリ酢酸ビニルを分散安定
剤として使用する。この部分ケン化ポリ酢酸ビニルのケ
ン化度が60モル%を超えると、ポロシティの向上効果が
少なくなり、可塑剤吸収性、フィッシュアイ量が改善さ
れない。また、これが20モル%以下になると懸濁系が不
安定となったり粒度分布が広くなったりするので、20〜
60モル%のものが好ましい。他方、その平均重合度が
1,000未満のものは重合系の懸濁安定性が劣るため、粗
粒の生成やスケールの付着を起こすようになる。また、
この平均重合度が30,000以上のものは重合系への分散性
が劣りポロシティの改良効果が低下するため、とくに
2,000〜30,000のものが好ましい。
【0006】この部分ケン化ポリ酢酸ビニルの使用量
は、目的とする製品重合体のポロシティに合わせて適宜
調整されるが、仕込み単量体 100重量部に対して 0.002
〜5重量部が好ましい。仕込みの方法は、その形態に応
じて有機溶媒または水に溶解または分散して行うのが好
ましい。この際の有機溶媒としてはメタノール等のアル
コール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類
の使用が好ましい。その形態が粉体の場合には有機溶媒
等に膨潤させた後、あるいはそのまま撹拌装置、ホモジ
ナイザー等を用いて均一な水性懸濁液に調製して仕込む
ことも可能である。
は、目的とする製品重合体のポロシティに合わせて適宜
調整されるが、仕込み単量体 100重量部に対して 0.002
〜5重量部が好ましい。仕込みの方法は、その形態に応
じて有機溶媒または水に溶解または分散して行うのが好
ましい。この際の有機溶媒としてはメタノール等のアル
コール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類
の使用が好ましい。その形態が粉体の場合には有機溶媒
等に膨潤させた後、あるいはそのまま撹拌装置、ホモジ
ナイザー等を用いて均一な水性懸濁液に調製して仕込む
ことも可能である。
【0007】本発明において使用される保護コロイドと
しては、平均重合度 1,500〜 2,700、ケン化度75〜99モ
ル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル(A成分)またはメト
キシ置換度が26〜30重量%、ヒドロキシプロポキシ置換
度が4〜15重量%で、かつその2重量%水溶液の20℃に
おける粘度が5〜4,000cpsであるヒドロキシプロピルメ
チルセルロース(B成分)の採用がその目的達成のため
に好適である。
しては、平均重合度 1,500〜 2,700、ケン化度75〜99モ
ル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル(A成分)またはメト
キシ置換度が26〜30重量%、ヒドロキシプロポキシ置換
度が4〜15重量%で、かつその2重量%水溶液の20℃に
おける粘度が5〜4,000cpsであるヒドロキシプロピルメ
チルセルロース(B成分)の採用がその目的達成のため
に好適である。
【0008】上記A成分の部分ケン化ポリ酢酸ビニルに
おいて、平均重合度が1,500未満かケン化度が75モル%
未満であると、得られる塩化ビニル系重合体の嵩密度が
低下し、前記分散安定剤としての部分ケン化ポリ酢酸ビ
ニルと併用した場合に重合器の内壁にスケールの付着が
多くなり、また平均重合度が 2,700を超えるかケン化度
が99モル%を超えると、ポロシティが低下しフィッシュ
アイ量の多いものとなる。
おいて、平均重合度が1,500未満かケン化度が75モル%
未満であると、得られる塩化ビニル系重合体の嵩密度が
低下し、前記分散安定剤としての部分ケン化ポリ酢酸ビ
ニルと併用した場合に重合器の内壁にスケールの付着が
多くなり、また平均重合度が 2,700を超えるかケン化度
が99モル%を超えると、ポロシティが低下しフィッシュ
アイ量の多いものとなる。
【0009】B成分のヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースは、そのメトキシ置換度が26重量%未満であるか、
ヒドロキシプロポキシ置換度が4重量%未満であると、
ポロシティが低下し、逆にメトキシ置換度が30重量%を
超えるか、ヒドロキシプロポキシ置換度が15重量%を超
えると、得られる塩化ビニル系重合体の粒度分布が広く
なる。
ースは、そのメトキシ置換度が26重量%未満であるか、
ヒドロキシプロポキシ置換度が4重量%未満であると、
ポロシティが低下し、逆にメトキシ置換度が30重量%を
超えるか、ヒドロキシプロポキシ置換度が15重量%を超
えると、得られる塩化ビニル系重合体の粒度分布が広く
なる。
【0010】A、B両成分は各々の単独使用でも併用で
もよく、その使用量はA、B両成分の合計で、仕込み単
量体 100重量部当り 0.005〜 0.1重量部であることが好
ましい。
もよく、その使用量はA、B両成分の合計で、仕込み単
量体 100重量部当り 0.005〜 0.1重量部であることが好
ましい。
【0011】本発明の方法においてはまた、従来塩化ビ
ニルの懸濁重合に用いられてきた他の保護コロイドを併
用することもできる。これらの保護コロイドとしては、
例えば水溶性でんぷん系エーテル類;ポリアクリル酸等
のアクリル酸重合体、ゼラチンなどの水溶性ポリマー;
ソルビタンモノラウレート、ソルビタントリオレート、
ソルビタンモノステアレート、グリセリントリステアレ
ート、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック
コポリマーなどの油溶性乳化剤;ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレングリセリ
ンオレート、ラウリン酸ナトリウムなどの水溶性乳化
剤;炭酸カルシウム、りん酸カルシウム、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウムなどがあり、これらは単独ま
たは2種以上の組み合わせで使用される。
ニルの懸濁重合に用いられてきた他の保護コロイドを併
用することもできる。これらの保護コロイドとしては、
例えば水溶性でんぷん系エーテル類;ポリアクリル酸等
のアクリル酸重合体、ゼラチンなどの水溶性ポリマー;
ソルビタンモノラウレート、ソルビタントリオレート、
ソルビタンモノステアレート、グリセリントリステアレ
ート、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック
コポリマーなどの油溶性乳化剤;ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレングリセリ
ンオレート、ラウリン酸ナトリウムなどの水溶性乳化
剤;炭酸カルシウム、りん酸カルシウム、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウムなどがあり、これらは単独ま
たは2種以上の組み合わせで使用される。
【0012】本発明の方法で使用される仕込み単量体と
しては、塩化ビニル単独のほか、塩化ビニルを主体とす
るこれと共重合可能なビニル系単量体の混合物(通常塩
化ビニルが50重量%以上)が包含され、この塩化ビニル
と共重合されるコモノマーとしては、エチレン、プロピ
レン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−
ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1
−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テ
トラデセンなどのα−オレフィン;アクリル酸、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチルなどのアクリル酸または
そのエステル;メタクリル酸、メタクリル酸メチルなど
のメタクリル酸またはそのエステル;マレイン酸または
そのエステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの
ビニルエステル;ラウリルビニルエーテル、イソブチル
ビニルエーテルなどのビニルエーテル;無水マレイン
酸;アクリロニトリル;スチレン;塩化ビニリデン;そ
の他塩化ビニルと共重合可能な単量体などが挙げられ、
これらは単独または2種以上の組合せで用いられる。
しては、塩化ビニル単独のほか、塩化ビニルを主体とす
るこれと共重合可能なビニル系単量体の混合物(通常塩
化ビニルが50重量%以上)が包含され、この塩化ビニル
と共重合されるコモノマーとしては、エチレン、プロピ
レン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−
ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1
−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テ
トラデセンなどのα−オレフィン;アクリル酸、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチルなどのアクリル酸または
そのエステル;メタクリル酸、メタクリル酸メチルなど
のメタクリル酸またはそのエステル;マレイン酸または
そのエステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの
ビニルエステル;ラウリルビニルエーテル、イソブチル
ビニルエーテルなどのビニルエーテル;無水マレイン
酸;アクリロニトリル;スチレン;塩化ビニリデン;そ
の他塩化ビニルと共重合可能な単量体などが挙げられ、
これらは単独または2種以上の組合せで用いられる。
【0013】本発明において用いられる重合開始剤は従
来一般に使用されているものでよく、例えば、t−ブチ
ルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシ
ピバレート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−
ヘキシルパーオキシネオデカノエート、α−クミルパー
オキシネオデカノエート、t−ヘキシルパーオキシネオ
ヘキサノエート、2, 4, 4−トリメチルペンチル−2
−パーオキシ−2−ネオデカノエートなどのパーエステ
ル化合物;ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、
ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ジ
−2−エトキシエチルパーオキシジカーボネート、ジメ
トキシイソプロピルパーオキシジカーボネートなどのパ
ーカーボネート化合物;デカノイルパーオキシド、ラウ
ロイルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、クメン
ハイドロパーオキシド、シクロヘキサノンパーオキシ
ド、2, 4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、p−メ
ンタンハイドロパーオキシド、アセチルシクロヘキシル
パーオキシド、2, 4, 4−トリメチルペンチル−2−
パーオキシフェノキシアセテート、3, 5、5−トリメ
チルヘキサノイルパーオキシド、イソブチリルパーオキ
シド、アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオキシド
などのパーオキシド化合物;α, α’−アゾビスイソブ
チロニトリル、α, α’−アゾビス(2, 4−ジメチル
バレロニトリル) 、α, α’−アゾビス(4−メトキシ
−2, 4−ジメチルバレロニトリル)などのアゾ化合物
が挙げられ、これらは1種または2種以上の組み合わせ
として使用することができる。また、これらの重合開始
剤は過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素
などと併用することもできる。
来一般に使用されているものでよく、例えば、t−ブチ
ルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシ
ピバレート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−
ヘキシルパーオキシネオデカノエート、α−クミルパー
オキシネオデカノエート、t−ヘキシルパーオキシネオ
ヘキサノエート、2, 4, 4−トリメチルペンチル−2
−パーオキシ−2−ネオデカノエートなどのパーエステ
ル化合物;ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、
ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ジ
−2−エトキシエチルパーオキシジカーボネート、ジメ
トキシイソプロピルパーオキシジカーボネートなどのパ
ーカーボネート化合物;デカノイルパーオキシド、ラウ
ロイルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、クメン
ハイドロパーオキシド、シクロヘキサノンパーオキシ
ド、2, 4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、p−メ
ンタンハイドロパーオキシド、アセチルシクロヘキシル
パーオキシド、2, 4, 4−トリメチルペンチル−2−
パーオキシフェノキシアセテート、3, 5、5−トリメ
チルヘキサノイルパーオキシド、イソブチリルパーオキ
シド、アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオキシド
などのパーオキシド化合物;α, α’−アゾビスイソブ
チロニトリル、α, α’−アゾビス(2, 4−ジメチル
バレロニトリル) 、α, α’−アゾビス(4−メトキシ
−2, 4−ジメチルバレロニトリル)などのアゾ化合物
が挙げられ、これらは1種または2種以上の組み合わせ
として使用することができる。また、これらの重合開始
剤は過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素
などと併用することもできる。
【0014】さらに、この重合系には必要に応じて、塩
化ビニル系単量体の重合に適宜使用される、重合調整
剤、連鎖移動剤、pH調整剤、ゲル化改良剤、帯電防止
剤、スケール防止剤などを添加することもできる。本発
明の塩化ビニル系重合体の製造に際しては、例えば、仕
込み単量体当りの水性媒体の全使用量、重合開始剤およ
び塩化ビニル単量体、場合によっては他のコモノマーな
どの使用量とこれらの仕込み方法、重合温度等は従来公
知の条件で行えばよい。
化ビニル系単量体の重合に適宜使用される、重合調整
剤、連鎖移動剤、pH調整剤、ゲル化改良剤、帯電防止
剤、スケール防止剤などを添加することもできる。本発
明の塩化ビニル系重合体の製造に際しては、例えば、仕
込み単量体当りの水性媒体の全使用量、重合開始剤およ
び塩化ビニル単量体、場合によっては他のコモノマーな
どの使用量とこれらの仕込み方法、重合温度等は従来公
知の条件で行えばよい。
【0015】
【実施例】以下、本発明の具体的態様を実施例および比
較例により説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。 実施例1 内容積2M3 の撹拌器およびジャケット付きのステンレ
ス製重合器に、脱イオン水 950kg、保護コロイドとして
の平均重合度 2,550、ケン化度80モル%の部分ケン化ポ
リ酢酸ビニル90gと、メトキシ置換度が29重量%、ヒド
ロキシプロポキシ置換度が9重量%で、20℃における2
重量%水溶液の粘度が 50cpsである、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース90g、分散安定剤としての平均重合
度 3,000、ケン化度55モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニ
ル 360gおよびジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカ
ーボネート 300gを仕込んだ。
較例により説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。 実施例1 内容積2M3 の撹拌器およびジャケット付きのステンレ
ス製重合器に、脱イオン水 950kg、保護コロイドとして
の平均重合度 2,550、ケン化度80モル%の部分ケン化ポ
リ酢酸ビニル90gと、メトキシ置換度が29重量%、ヒド
ロキシプロポキシ置換度が9重量%で、20℃における2
重量%水溶液の粘度が 50cpsである、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース90g、分散安定剤としての平均重合
度 3,000、ケン化度55モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニ
ル 360gおよびジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカ
ーボネート 300gを仕込んだ。
【0016】次に、真空ポンプで重合器の内圧が50mmHg
となるまで脱気した後、塩化ビニル単量体 600kgを仕込
み、撹拌しながらジャケットに熱水を通して51.0℃まで
昇温させ、この温度を保ちながら重合させた。その後、
重合器の内圧が5.0kg/cm2Gまで降下した時点で反応を停
止し、未反応単量体を回収した。反応混合物であるスラ
リーを重合器から抜き出し、脱水、乾燥して重合体を得
た。
となるまで脱気した後、塩化ビニル単量体 600kgを仕込
み、撹拌しながらジャケットに熱水を通して51.0℃まで
昇温させ、この温度を保ちながら重合させた。その後、
重合器の内圧が5.0kg/cm2Gまで降下した時点で反応を停
止し、未反応単量体を回収した。反応混合物であるスラ
リーを重合器から抜き出し、脱水、乾燥して重合体を得
た。
【0017】実施例2 実施例1において、分散安定剤としての平均重合度 3,0
00、ケン化度55モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル 360
gに代えて、平均重合度 8,000、ケン化度45モル%の部
分ケン化ポリ酢酸ビニル 360gを使用したほかは全く同
様にして重合を行った。
00、ケン化度55モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル 360
gに代えて、平均重合度 8,000、ケン化度45モル%の部
分ケン化ポリ酢酸ビニル 360gを使用したほかは全く同
様にして重合を行った。
【0018】実施例3 実施例1において、分散安定剤としての平均重合度 3,0
00、ケン化度55モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル 360
gに代えて、平均重合度 2,000、ケン化度58モル%の部
分ケン化ポリ酢酸ビニル 420gを使用したほかは全く同
様にして重合を行った。
00、ケン化度55モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル 360
gに代えて、平均重合度 2,000、ケン化度58モル%の部
分ケン化ポリ酢酸ビニル 420gを使用したほかは全く同
様にして重合を行った。
【0019】
【0020】比較例1 実施例1において、分散安定剤としての平均重合度 3,0
00、ケン化度55モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル 360
gに代えて、平均重合度 250、ケン化度50モル%の部分
ケン化ポリ酢酸ビニル 360gを使用したほかは全く同様
にして重合を行った。
00、ケン化度55モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル 360
gに代えて、平均重合度 250、ケン化度50モル%の部分
ケン化ポリ酢酸ビニル 360gを使用したほかは全く同様
にして重合を行った。
【0021】比較例2 比較例1において、保護コロイドとしての平均重合度
2,550、ケン化度80モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル
と水溶性セルロースエーテルの量をそれぞれ 150gとし
たほかは全く同様にして重合を行った。
2,550、ケン化度80モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル
と水溶性セルロースエーテルの量をそれぞれ 150gとし
たほかは全く同様にして重合を行った。
【0022】
【0023】比較例3 実施例1において、分散安定剤としての平均重合度3、0
00、ケン化度55モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル 3
60gを使用しなかったほかは全く同様にして重合を行っ
た。
00、ケン化度55モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル 3
60gを使用しなかったほかは全く同様にして重合を行っ
た。
【0024】得られた各重合体について、嵩比重、粒度
分布、可塑剤吸収量およびフィッシュアイを下記の方法
により測定した。また重合器内を水洗後、器内のスケー
ル付着状況を観察した。以上の結果を表1に示した。
分布、可塑剤吸収量およびフィッシュアイを下記の方法
により測定した。また重合器内を水洗後、器内のスケー
ル付着状況を観察した。以上の結果を表1に示した。
【0025】・嵩比重:JIS K-6721に準拠して測定し
た。 ・粒度分布:JIS Z-8801に準拠して測定した。
た。 ・粒度分布:JIS Z-8801に準拠して測定した。
【0026】・可塑剤吸収量:内径25mm、深さ85mmのア
ルミニウム合金製容器の底にグラスファイバーを詰め、
これに試料樹脂10gを採取して投入する。これにジオク
チルフタレート(以下DOPとする)15ccを加え、30分
放置してDOPを樹脂に充分浸透させる。その後、1,50
0Gの加速度で過剰のDOPを遠心分離し、樹脂に吸収さ
れたDOPの量を求め、樹脂 100重量部当りの値で表し
た。
ルミニウム合金製容器の底にグラスファイバーを詰め、
これに試料樹脂10gを採取して投入する。これにジオク
チルフタレート(以下DOPとする)15ccを加え、30分
放置してDOPを樹脂に充分浸透させる。その後、1,50
0Gの加速度で過剰のDOPを遠心分離し、樹脂に吸収さ
れたDOPの量を求め、樹脂 100重量部当りの値で表し
た。
【0027】・フィッシュアイ:試料樹脂 100重量部、
三塩基性硫酸鉛1重量部、ステアリン酸鉛 1.5重量部、
二酸化チタン 0.2重量部、カーボンブラック 0.1重量部
およびDOP50重量部を混合したコンパウンド25gを、
145℃のロールで3分間混練し、それぞれ厚さ0.2mm の
シートとして分取し、それぞれのシート100cm2中の透明
粒子の数をもって示した。
三塩基性硫酸鉛1重量部、ステアリン酸鉛 1.5重量部、
二酸化チタン 0.2重量部、カーボンブラック 0.1重量部
およびDOP50重量部を混合したコンパウンド25gを、
145℃のロールで3分間混練し、それぞれ厚さ0.2mm の
シートとして分取し、それぞれのシート100cm2中の透明
粒子の数をもって示した。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明の方法によれば、重合時の懸濁安
定性を保持し、スケールの発生を抑制して、ポロシティ
と共に嵩密度の高い塩化ビニル重合体を得ることができ
る。
定性を保持し、スケールの発生を抑制して、ポロシティ
と共に嵩密度の高い塩化ビニル重合体を得ることができ
る。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 2/00 - 2/20
Claims (2)
- 【請求項1】塩化ビニル単量体または塩化ビニルを主体
とするビニル系単量体の混合物を保護コロイドの存在下
水性媒体中で懸濁重合するに際し、ケン化度60モル%以
下、平均重合度 2,000〜30,000の部分ケン化ポリ酢酸ビ
ニルを共存させることを特徴とする塩化ビニル系重合体
の製造方法。 - 【請求項2】保護コロイドが、平均重合度 1,500〜 2,7
00、ケン化度75〜99モル%の部分ケン化ポリ酢酸ビニル
(A成分)および/またはメトキシ置換度が26〜30重量
%、ヒドロキシプロポキシ置換度が4〜15重量%で、か
つその2重量%水溶液の20℃における粘度が5〜4,000c
psであるヒドロキシプロピルメチルセルロ−ス(B成
分)である請求項1記載の塩化ビニル系重合体の製造方
法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3254462A JP2986258B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
| US07/936,601 US5286796A (en) | 1991-09-06 | 1992-08-27 | Method for the preparation of polyvinyl chloride resin |
| CA002077223A CA2077223A1 (en) | 1991-09-06 | 1992-08-31 | Suspension polymerization of vinyl chloride |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3254462A JP2986258B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0565313A JPH0565313A (ja) | 1993-03-19 |
| JP2986258B2 true JP2986258B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=17265365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3254462A Expired - Lifetime JP2986258B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5286796A (ja) |
| JP (1) | JP2986258B2 (ja) |
| CA (1) | CA2077223A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3284722B2 (ja) * | 1993-12-21 | 2002-05-20 | 信越化学工業株式会社 | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
| RU2275383C1 (ru) * | 2005-09-08 | 2006-04-27 | Закрытое акционерное общество "Биохимпласт" | Поливинилхлорид с повышенной химической стойкостью в органических растворителях и его применение |
| RU2358994C1 (ru) * | 2008-01-09 | 2009-06-20 | Закрытое акционерное общество "Биохимпласт" | Способ получения гранулированной пластифицированной поливинилхлоридной композиции |
| RU2434021C2 (ru) * | 2010-02-17 | 2011-11-20 | Открытое акционерное общество "Пласткард" | Способ суспензионной полимеризации винилхлорида |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0696617B2 (ja) * | 1987-04-22 | 1994-11-30 | 信越化学工業株式会社 | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
| JPH02305804A (ja) * | 1989-05-22 | 1990-12-19 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP3254462A patent/JP2986258B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-08-27 US US07/936,601 patent/US5286796A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-08-31 CA CA002077223A patent/CA2077223A1/en not_active Abandoned
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2077223A1 (en) | 1993-03-07 |
| JPH0565313A (ja) | 1993-03-19 |
| US5286796A (en) | 1994-02-15 |
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