JP2995260B2 - 酸洗設備の酸液逆流防止装置 - Google Patents
酸洗設備の酸液逆流防止装置Info
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯鋼板等の被処理板を
酸洗槽に通しながら酸洗供給ヘッダからの噴流酸洗液に
よって連続酸洗する酸洗設備に関し、特にライン停止時
に酸洗液の前段側の槽(前槽)への逆流および槽外への
溢出を防止する噴流酸洗設備の酸液逆流防止装置に関す
る。
酸洗槽に通しながら酸洗供給ヘッダからの噴流酸洗液に
よって連続酸洗する酸洗設備に関し、特にライン停止時
に酸洗液の前段側の槽(前槽)への逆流および槽外への
溢出を防止する噴流酸洗設備の酸液逆流防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から熱間圧延後の帯鋼板等被処理板
の酸洗設備として、ライン方向に配置された各酸洗槽の
入側および出側で各槽を通過する被処理板の表面に向け
て酸液を噴射して酸洗処理を行う噴流酸洗装置が知られ
ている。図2を参照してその一例を説明すれば、ライン
方向に長くのびた槽本体部1の前後部に集液室2,3が
形成され、これが1単位の酸洗槽となって複数台の酸洗
槽が隣接してライン方向に配置されている。各槽内には
その前後部および必要によりその中途部に支持スキッド
4が設けられ、被処理板5はこれらの支持スキッド4に
支持されつつ各槽の略中央位置を一方向に走行するよう
になっている。槽本体部1の入口側および出口側に、槽
本体部内へ向けて、かつ被処理板5の表面に向けて酸液
を噴射する酸液供給ヘッダ6,7が設けられ、また出口
側酸液供給ヘッダ7より若干後流側で出側集液室3に被
処理板5の表裏面に付着した酸液を絞り取るリンガロー
ル8が設けられている。通常の運転中は両酸液供給ヘッ
ダ6,7から噴射された酸液は槽本体部1に充満しかつ
該ヘッダの下を通って入側および出側の集液室2,3に
入り、各集液室の底部の排出口9から排出され、再生処
理された後再び酸液供給ヘッダ6,7および槽内の酸液
供給口10から槽本体部1に供給される。
の酸洗設備として、ライン方向に配置された各酸洗槽の
入側および出側で各槽を通過する被処理板の表面に向け
て酸液を噴射して酸洗処理を行う噴流酸洗装置が知られ
ている。図2を参照してその一例を説明すれば、ライン
方向に長くのびた槽本体部1の前後部に集液室2,3が
形成され、これが1単位の酸洗槽となって複数台の酸洗
槽が隣接してライン方向に配置されている。各槽内には
その前後部および必要によりその中途部に支持スキッド
4が設けられ、被処理板5はこれらの支持スキッド4に
支持されつつ各槽の略中央位置を一方向に走行するよう
になっている。槽本体部1の入口側および出口側に、槽
本体部内へ向けて、かつ被処理板5の表面に向けて酸液
を噴射する酸液供給ヘッダ6,7が設けられ、また出口
側酸液供給ヘッダ7より若干後流側で出側集液室3に被
処理板5の表裏面に付着した酸液を絞り取るリンガロー
ル8が設けられている。通常の運転中は両酸液供給ヘッ
ダ6,7から噴射された酸液は槽本体部1に充満しかつ
該ヘッダの下を通って入側および出側の集液室2,3に
入り、各集液室の底部の排出口9から排出され、再生処
理された後再び酸液供給ヘッダ6,7および槽内の酸液
供給口10から槽本体部1に供給される。
【0003】この種の酸洗装置では被処理板の走行速度
が高速になると、酸液の粘性で出側の酸洗供給ヘッダを
越えて後槽へ酸液が流入し、複数の槽間で酸液が混ざる
現象が起る。酸液が混ざると酸濃度が変化し、酸洗処理
に問題が生じる。このため従来、酸液供給ヘッダの上側
に酸液の乗り移りを阻止するガード板を取り付けて酸液
の隣槽への溢出防止を図ることが提案されている(実開
平4−7661号公報)。
が高速になると、酸液の粘性で出側の酸洗供給ヘッダを
越えて後槽へ酸液が流入し、複数の槽間で酸液が混ざる
現象が起る。酸液が混ざると酸濃度が変化し、酸洗処理
に問題が生じる。このため従来、酸液供給ヘッダの上側
に酸液の乗り移りを阻止するガード板を取り付けて酸液
の隣槽への溢出防止を図ることが提案されている(実開
平4−7661号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の噴流酸洗装置に
おいてラインの休止時や槽内の酸液の入れ替え時のよう
に通常の運転状態から被処理板の走行を停止しかつ酸液
供給ヘッダからの酸液の供給を止めると、槽本体部に充
満している酸液は槽本体部内の排出口から排出しきれ
ず、酸液供給ヘッダの周囲を通って別の槽へ逆流し(図
3,符号27)、時には槽外へ溢出することがある。図
3はこのときの状態を示した部分拡大図である。槽本体
部1内の酸液は、停止した被処理板5の上面に沿ってリ
ンガロール8を乗り越え、あるいは被処理板の側方の上
下リンガロール8の隙間を通って隣接した別の槽へ符号
26の如く流れ込む。また、隣接した前槽と後槽の集液
室2,3間は区画壁11で仕切られているものの、被処
理板5に沿って流出した酸液はリンガロール8と区画壁
11との間からも他方の集液室3に流入する(符号2
7)。各集液室2,3の排出口9を経て回収された酸液
は再び該集液室に対応した同じ槽で再使用されるため、
他方の集液室に酸液が流入すると、運転再開時に酸濃度
が変化し、酸洗処理上問題が起る。上述した実開平4−
7661号公報の酸洗液ガード装置は運転中の酸液の溢
出防止対策であり、ライン停止時には上述と同様の問題
が生じる。特に酸液供給ヘッダからの酸液の噴出量が大
きい酸洗装置ではライン停止時の酸液の流出も大きく、
槽外へ溢れ出て大事故を起す危険があった。
おいてラインの休止時や槽内の酸液の入れ替え時のよう
に通常の運転状態から被処理板の走行を停止しかつ酸液
供給ヘッダからの酸液の供給を止めると、槽本体部に充
満している酸液は槽本体部内の排出口から排出しきれ
ず、酸液供給ヘッダの周囲を通って別の槽へ逆流し(図
3,符号27)、時には槽外へ溢出することがある。図
3はこのときの状態を示した部分拡大図である。槽本体
部1内の酸液は、停止した被処理板5の上面に沿ってリ
ンガロール8を乗り越え、あるいは被処理板の側方の上
下リンガロール8の隙間を通って隣接した別の槽へ符号
26の如く流れ込む。また、隣接した前槽と後槽の集液
室2,3間は区画壁11で仕切られているものの、被処
理板5に沿って流出した酸液はリンガロール8と区画壁
11との間からも他方の集液室3に流入する(符号2
7)。各集液室2,3の排出口9を経て回収された酸液
は再び該集液室に対応した同じ槽で再使用されるため、
他方の集液室に酸液が流入すると、運転再開時に酸濃度
が変化し、酸洗処理上問題が起る。上述した実開平4−
7661号公報の酸洗液ガード装置は運転中の酸液の溢
出防止対策であり、ライン停止時には上述と同様の問題
が生じる。特に酸液供給ヘッダからの酸液の噴出量が大
きい酸洗装置ではライン停止時の酸液の流出も大きく、
槽外へ溢れ出て大事故を起す危険があった。
【0005】本発明は、被処理板のライン停止時に酸液
が他の槽へ、あるいは槽外へ溢出するのを防止し、これ
によって槽間での酸液の混合をなくするとともに安全性
の確保および酸供給量の減少によるコスト低減を図った
酸洗設備の酸液逆流防止装置を提供することにある。
が他の槽へ、あるいは槽外へ溢出するのを防止し、これ
によって槽間での酸液の混合をなくするとともに安全性
の確保および酸供給量の減少によるコスト低減を図った
酸洗設備の酸液逆流防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1形態によれ
ば、隣接した酸洗槽本体部の間にライン方向に2室に仕
切られかつ該槽本体部の槽底より深い底をもつ集液室
と、前記集液室の各仕切り室内に配置されかつ前記槽本
体部内に向けて酸洗液を被処理板上へ噴射、供給する酸
液供給ヘッダとを有する酸洗設備において、前記集液室
の各仕切り室内で前記酸液供給ヘッダの外側に隣接して
配置されるシールノズルヘッダと、前記集液室内の2組
の前記シールノズルヘッダの間に設けられたリンガロー
ルと、前記被処理板の走行ライン停止時に前記酸液供給
ヘッダの酸液供給ポンプの吐出量を徐々に減少させるよ
うに制御するコントロール装置とを有する酸洗設備の酸
液逆流防止装置が提供される。
ば、隣接した酸洗槽本体部の間にライン方向に2室に仕
切られかつ該槽本体部の槽底より深い底をもつ集液室
と、前記集液室の各仕切り室内に配置されかつ前記槽本
体部内に向けて酸洗液を被処理板上へ噴射、供給する酸
液供給ヘッダとを有する酸洗設備において、前記集液室
の各仕切り室内で前記酸液供給ヘッダの外側に隣接して
配置されるシールノズルヘッダと、前記集液室内の2組
の前記シールノズルヘッダの間に設けられたリンガロー
ルと、前記被処理板の走行ライン停止時に前記酸液供給
ヘッダの酸液供給ポンプの吐出量を徐々に減少させるよ
うに制御するコントロール装置とを有する酸洗設備の酸
液逆流防止装置が提供される。
【0007】また本発明の他の形態によれば、酸洗槽の
入側および出側に配設した酸液供給ヘッダから酸洗液を
該酸洗槽の内部へ向けてかつ走行する被処理板上へ噴
射、供給する酸洗設備において、前記酸液供給ヘッダに
隣接してシールノズルヘッダを設けかつこれらのヘッダ
につながる供給管にそれぞれ切換弁を設けた酸洗設備の
酸液逆流防止装置が提供される。
入側および出側に配設した酸液供給ヘッダから酸洗液を
該酸洗槽の内部へ向けてかつ走行する被処理板上へ噴
射、供給する酸洗設備において、前記酸液供給ヘッダに
隣接してシールノズルヘッダを設けかつこれらのヘッダ
につながる供給管にそれぞれ切換弁を設けた酸洗設備の
酸液逆流防止装置が提供される。
【0008】さらに本発明の他の形態によれば、酸洗槽
の入側および出側に配設した酸液供給ヘッダから酸洗液
を該酸洗槽の内部へ向けてかつ走行する被処理板上へ噴
射、供給する酸洗設備において、前記被処理板の走行ラ
イン停止時に前記酸液供給ヘッダの酸液供給ポンプの吐
出量を徐々に減少させるように制御し、かつ前記槽本体
部内の酸液レベルが該槽本体内の帯鋼板支持スキッドの
高さより低くなった時に前記酸液供給ヘッダおよび前記
シールノズルヘッダの作動を停止させるコントロール装
置を設け、前記酸液供給ヘッダに隣接してシールノズル
ヘッダを設けかつこれらのヘッダにつながる供給管にそ
れぞれ切換弁を設けた酸液逆流防止装置が提供される。
の入側および出側に配設した酸液供給ヘッダから酸洗液
を該酸洗槽の内部へ向けてかつ走行する被処理板上へ噴
射、供給する酸洗設備において、前記被処理板の走行ラ
イン停止時に前記酸液供給ヘッダの酸液供給ポンプの吐
出量を徐々に減少させるように制御し、かつ前記槽本体
部内の酸液レベルが該槽本体内の帯鋼板支持スキッドの
高さより低くなった時に前記酸液供給ヘッダおよび前記
シールノズルヘッダの作動を停止させるコントロール装
置を設け、前記酸液供給ヘッダに隣接してシールノズル
ヘッダを設けかつこれらのヘッダにつながる供給管にそ
れぞれ切換弁を設けた酸液逆流防止装置が提供される。
【0009】
【実施例】次に、本発明を実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の1実施例による帯鋼板(被
処理板)5の噴流酸洗装置の縦断面図である。なおこの
図で図2に示す従来例と機能上同様の部分には同じ符号
を付し、かつ重複した説明はできる限り省略する。本実
施例では、各槽本体部1の入側および出側の集液室2,
3にそれぞれ、帯鋼板5の表裏面に向ってかつ該槽本体
部1の中央側に向けて斜めにシール液を噴射するシール
ヘッダ12,13が設けられている。各シールヘッダ1
2,13は、各槽本体部1の入口および出口に近接した
酸液供給ヘッダ6,7の槽本体部1外側位置に配置され
るが、出側集液室3ではリンガロール8より内側、つま
り出側酸液供給ヘッダ7とリンガロール8との間に配置
されている。なおこれらのシールヘッダ12,13は帯
鋼板5の巾方向全域をカバーするようにスプレーノズル
を複数個横方向に並べて配置される。シールヘッダ1
2,13から帯鋼板5へ向けて噴射するシール液は、対
応する槽本体部1の酸液と同じ酸液がサブタンク14か
らポンプ15によりそれぞれ切換弁16,17を介して
供給される。また酸液供給ヘッダ6,7から噴出する酸
液はサブタンク14からポンプ15により切換弁21,
22を経て供給される。同様に槽本体部1に開口する酸
液供給口10からもサブタンク14からポンプ15,切
換弁23を経て同じ酸液が供給される。各切換弁16,
17,21,22,23は槽外のコントロール装置24
によりその開閉動作が制御され、またポンプ15の駆動
モータ25は前記コントロール装置24により制御さ
れ、これによって酸液供給ヘッダ6,7の酸液吐出量が
加減される。
て説明する。図1は本発明の1実施例による帯鋼板(被
処理板)5の噴流酸洗装置の縦断面図である。なおこの
図で図2に示す従来例と機能上同様の部分には同じ符号
を付し、かつ重複した説明はできる限り省略する。本実
施例では、各槽本体部1の入側および出側の集液室2,
3にそれぞれ、帯鋼板5の表裏面に向ってかつ該槽本体
部1の中央側に向けて斜めにシール液を噴射するシール
ヘッダ12,13が設けられている。各シールヘッダ1
2,13は、各槽本体部1の入口および出口に近接した
酸液供給ヘッダ6,7の槽本体部1外側位置に配置され
るが、出側集液室3ではリンガロール8より内側、つま
り出側酸液供給ヘッダ7とリンガロール8との間に配置
されている。なおこれらのシールヘッダ12,13は帯
鋼板5の巾方向全域をカバーするようにスプレーノズル
を複数個横方向に並べて配置される。シールヘッダ1
2,13から帯鋼板5へ向けて噴射するシール液は、対
応する槽本体部1の酸液と同じ酸液がサブタンク14か
らポンプ15によりそれぞれ切換弁16,17を介して
供給される。また酸液供給ヘッダ6,7から噴出する酸
液はサブタンク14からポンプ15により切換弁21,
22を経て供給される。同様に槽本体部1に開口する酸
液供給口10からもサブタンク14からポンプ15,切
換弁23を経て同じ酸液が供給される。各切換弁16,
17,21,22,23は槽外のコントロール装置24
によりその開閉動作が制御され、またポンプ15の駆動
モータ25は前記コントロール装置24により制御さ
れ、これによって酸液供給ヘッダ6,7の酸液吐出量が
加減される。
【0010】ここで通常の状態で帯鋼板5を酸洗処理す
るときは、酸液供給ヘッダ6,7および酸液供給口10
の切換弁21,22および23を開とし、酸液を槽内に
供給しつつ帯鋼板5を走行させて酸洗し、オーバフロー
した酸液は、集液室2,3の排出口9および槽本体部1
の槽内排出口18から配管19,20を介してサブタン
ク14に戻される。帯鋼板5の走行を停止して槽内の酸
液を抜くときは、酸液供給ヘッダ6,7および槽内の酸
液供給口10の切換弁21,22および23を閉止し、
酸液の供給を停止するとともにシールヘッダ12,13
の切換弁16,17を開として該ヘッダ12,13から
酸液を噴出させる。酸液供給ヘッダ6,7の酸液噴流で
槽本体部1の中央側へ指向されていた酸液は該ヘッダ
6,7の停止で帯鋼板5の板上面に沿って逆流するが、
この流出液はシールヘッダ12,13からの噴射によっ
てシールヘッダ12,13の手前で下方に落下し、従来
のようにたの槽へ流出することが防止される。なおシー
ルヘッダ12,13の作動時間は槽の大きさおよび排出
口18の大きさにより決定されるが、一般には槽本体部
1内の酸液レベルが支持スキッド4の高さより低くなる
時点で停止するようにコントロール装置24で設定す
る。
るときは、酸液供給ヘッダ6,7および酸液供給口10
の切換弁21,22および23を開とし、酸液を槽内に
供給しつつ帯鋼板5を走行させて酸洗し、オーバフロー
した酸液は、集液室2,3の排出口9および槽本体部1
の槽内排出口18から配管19,20を介してサブタン
ク14に戻される。帯鋼板5の走行を停止して槽内の酸
液を抜くときは、酸液供給ヘッダ6,7および槽内の酸
液供給口10の切換弁21,22および23を閉止し、
酸液の供給を停止するとともにシールヘッダ12,13
の切換弁16,17を開として該ヘッダ12,13から
酸液を噴出させる。酸液供給ヘッダ6,7の酸液噴流で
槽本体部1の中央側へ指向されていた酸液は該ヘッダ
6,7の停止で帯鋼板5の板上面に沿って逆流するが、
この流出液はシールヘッダ12,13からの噴射によっ
てシールヘッダ12,13の手前で下方に落下し、従来
のようにたの槽へ流出することが防止される。なおシー
ルヘッダ12,13の作動時間は槽の大きさおよび排出
口18の大きさにより決定されるが、一般には槽本体部
1内の酸液レベルが支持スキッド4の高さより低くなる
時点で停止するようにコントロール装置24で設定す
る。
【0012】上述の実施例は酸液供給ヘッダ6,7の停
止により、逆流する酸液をシールヘッダ12,13でし
ゃ断する構成であるが、具体的には、ライン停止時に槽
内酸液供給口10からの酸液供給を停止するとともに酸
液供給ヘッダ6,7の噴出量を、コントロール装置24
による駆動モータ25の制御で下げ、帯鋼板の板面に沿
って流出しようとする酸液を該ヘッダ6,7の噴射で阻
止し、槽内の酸液が少なくなるにつれて徐々に該ヘッダ
6,7の噴出量を減少させる。この場合も酸液供給ヘッ
ダ6,7の噴出量の低減速度は槽の大きさおよび槽内排
出口18の排出量によって決められ、槽内の酸液が支持
スキッドより低くなると該ヘッダ6,7は完全に停止し
てもよい。
止により、逆流する酸液をシールヘッダ12,13でし
ゃ断する構成であるが、具体的には、ライン停止時に槽
内酸液供給口10からの酸液供給を停止するとともに酸
液供給ヘッダ6,7の噴出量を、コントロール装置24
による駆動モータ25の制御で下げ、帯鋼板の板面に沿
って流出しようとする酸液を該ヘッダ6,7の噴射で阻
止し、槽内の酸液が少なくなるにつれて徐々に該ヘッダ
6,7の噴出量を減少させる。この場合も酸液供給ヘッ
ダ6,7の噴出量の低減速度は槽の大きさおよび槽内排
出口18の排出量によって決められ、槽内の酸液が支持
スキッドより低くなると該ヘッダ6,7は完全に停止し
てもよい。
【0013】本発明はさらにシールヘッダの噴射による
酸液流出阻止と酸液供給ヘッダ6,7の噴出量制御とを
組み合せてライン停止時の逆流,溢出防止を行ってもよ
く、またライン停止時にシールヘッダを作動させず、か
つ酸液供給ヘッダの噴出量を一定に維持したまま槽内排
出口18からのみ酸液を排出させることで逆流を防止し
てもよい。ただしこの場合は、酸液供給ヘッダ6,7か
らの噴出酸液が槽内に流入するので、槽の液抜き作業に
時間がかかる。なお酸液供給ヘッダ6,7からの酸液供
給量は槽内排出口18の排出量より小とすべきことは勿
論である。
酸液流出阻止と酸液供給ヘッダ6,7の噴出量制御とを
組み合せてライン停止時の逆流,溢出防止を行ってもよ
く、またライン停止時にシールヘッダを作動させず、か
つ酸液供給ヘッダの噴出量を一定に維持したまま槽内排
出口18からのみ酸液を排出させることで逆流を防止し
てもよい。ただしこの場合は、酸液供給ヘッダ6,7か
らの噴出酸液が槽内に流入するので、槽の液抜き作業に
時間がかかる。なお酸液供給ヘッダ6,7からの酸液供
給量は槽内排出口18の排出量より小とすべきことは勿
論である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、酸
液供給ヘッダに隣接してシールヘッダを設けるだけで、
あるいは酸液供給ヘッダの噴出量を制御するという簡単
な操作で被処理板のライン停止時における隣接槽側への
酸液の流入や槽外への溢出を防止でき、またその操作も
簡単なコントロール装置で自動的に行うことができ、各
槽の酸液の混合が避けられるので、酸消費量の節減を図
りつつ安全かつ効果的な酸洗が可能となる。
液供給ヘッダに隣接してシールヘッダを設けるだけで、
あるいは酸液供給ヘッダの噴出量を制御するという簡単
な操作で被処理板のライン停止時における隣接槽側への
酸液の流入や槽外への溢出を防止でき、またその操作も
簡単なコントロール装置で自動的に行うことができ、各
槽の酸液の混合が避けられるので、酸消費量の節減を図
りつつ安全かつ効果的な酸洗が可能となる。
【図1】本発明の実施例に係る酸液逆流防止装置を備え
た噴流酸洗設備の縦断面図である。
た噴流酸洗設備の縦断面図である。
【図2】従来の噴流酸洗装置の縦断面図である。
【図3】ライン停止時の槽内酸液が集液室から隣接槽側
へ逆流するときの状態を示した部分拡大断面図である。
へ逆流するときの状態を示した部分拡大断面図である。
1 槽本体部 2,3 集液室 5 被処理板 6,7 酸液供給ヘッダ 9 排出口 11 区画壁 12,13 シールヘッダ 14 サブタンク 15 ポンプ 16,17,21,22,23 切換弁 18 槽内排出口 24 コントロール装置 25 駆動モータ
Claims (2)
- 【請求項1】隣接した酸洗槽本体部の間にライン方向に
2室に仕切られかつ該槽本体部の槽底より深い底をもつ
集液室と、前記集液室の各仕切り室内に配置されかつ前
記槽本体部内に向けて酸洗液を被処理板上へ噴射、供給
する酸液供給ヘッダとを有する酸洗設備において、前記
集液室の各仕切り室内で前記酸液供給ヘッダの外側に隣
接して配置されるシールノズルヘッダと、前記集液室内
の2組の前記シールノズルヘッダの間に設けられたリン
ガロールと、前記被処理板の走行ライン停止時に前記酸
液供給ヘッダの酸液供給ポンプの吐出量を徐々に減少さ
せるように制御するコントロール装置とを有することを
特徴とする酸洗設備の酸液逆流防止装置。 - 【請求項2】前記酸液供給ヘッダおよび前記シールノズ
ルヘッダにつながる供給管にそれぞれ切換弁を設けるこ
とを特徴とする請求項第1項に記載した酸洗設備の酸液
逆流防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4304832A JP2995260B2 (ja) | 1992-10-17 | 1992-10-17 | 酸洗設備の酸液逆流防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4304832A JP2995260B2 (ja) | 1992-10-17 | 1992-10-17 | 酸洗設備の酸液逆流防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06128772A JPH06128772A (ja) | 1994-05-10 |
| JP2995260B2 true JP2995260B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=17937801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4304832A Expired - Lifetime JP2995260B2 (ja) | 1992-10-17 | 1992-10-17 | 酸洗設備の酸液逆流防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2995260B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112877708B (zh) * | 2021-01-13 | 2022-07-01 | 本钢板材股份有限公司 | 便于清洗的带钢酸洗槽系统及其清洗方法 |
-
1992
- 1992-10-17 JP JP4304832A patent/JP2995260B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06128772A (ja) | 1994-05-10 |
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