JP2996809B2 - 流動層利用の造粒装置 - Google Patents
流動層利用の造粒装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所望状態の粉体への造
粒、湿潤粉体の乾燥、粉体の混合・冷却・整粒・コーテ
ィング等、各種造粒処理を実行するために開発された流
動層利用の造粒装置に関し、更に詳しくは、円筒状のケ
ーシングの上部に、造粒原料を前記ケーシング内へ供給
するための供給部を設けると共に、前記ケーシングの下
部に、前記供給部からの供給物を一旦貯留しその貯留物
を流動層状態にして造粒させるための造粒部を設けてあ
る流動層利用の造粒装置に関する。
粒、湿潤粉体の乾燥、粉体の混合・冷却・整粒・コーテ
ィング等、各種造粒処理を実行するために開発された流
動層利用の造粒装置に関し、更に詳しくは、円筒状のケ
ーシングの上部に、造粒原料を前記ケーシング内へ供給
するための供給部を設けると共に、前記ケーシングの下
部に、前記供給部からの供給物を一旦貯留しその貯留物
を流動層状態にして造粒させるための造粒部を設けてあ
る流動層利用の造粒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような流動層利用の造粒装置とし
て、例えば、ケーシングの最下部に多孔板を固定状態に
設けて、その多孔板の上方に粉体の貯留部を形成し、前
記多孔板の多孔経由で、前記ケーシングの底部からの通
気を前記貯留部へ上向き噴出するようにして前記造粒部
を構成し、各種造粒処理のために、前記貯留部における
粉体を前記多孔経由で上向き噴出される噴出気体によっ
て浮遊させて、粉体を各種造粒処理のために流動層状態
にするように構成したものがあった。このような構成の
従来装置を用いて各種造粒処理を実行する場合におい
て、原料粉体が軽質・不定形の粉体であるときには、そ
の粉体を有効に浮遊させて有効な流動層を形成し、各種
造粒処理を容易に実行することができるが、原料粉体が
重質・球形であるときには、次に述べるような問題があ
った。即ち、上述の従来装置においては、各種造粒処理
のための流動層を形成するのに、原料粉体を上向きの噴
出気体によって単に浮遊させているに過ぎないため、そ
の粉体を有効に浮遊させて有効な流動層を形成すること
ができず、各種造粒処理を容易に実行することができな
い、という問題があった。
て、例えば、ケーシングの最下部に多孔板を固定状態に
設けて、その多孔板の上方に粉体の貯留部を形成し、前
記多孔板の多孔経由で、前記ケーシングの底部からの通
気を前記貯留部へ上向き噴出するようにして前記造粒部
を構成し、各種造粒処理のために、前記貯留部における
粉体を前記多孔経由で上向き噴出される噴出気体によっ
て浮遊させて、粉体を各種造粒処理のために流動層状態
にするように構成したものがあった。このような構成の
従来装置を用いて各種造粒処理を実行する場合におい
て、原料粉体が軽質・不定形の粉体であるときには、そ
の粉体を有効に浮遊させて有効な流動層を形成し、各種
造粒処理を容易に実行することができるが、原料粉体が
重質・球形であるときには、次に述べるような問題があ
った。即ち、上述の従来装置においては、各種造粒処理
のための流動層を形成するのに、原料粉体を上向きの噴
出気体によって単に浮遊させているに過ぎないため、そ
の粉体を有効に浮遊させて有効な流動層を形成すること
ができず、各種造粒処理を容易に実行することができな
い、という問題があった。
【0003】そこで、このような問題を解消し得る流動
層利用の造粒装置として、前記ケーシングの下部に粉体
の貯留部を形成しその貯留部における貯留物を前記貯留
部への送気(例えば、上述の従来装置における多孔板の
多孔を経由させる上向きの噴出気体)によって浮遊させ
るようにし、しかも、前記貯留物を攪拌するための攪拌
羽根(具体的には、鉛直方向の回転軸芯周りに回転自在
な攪拌羽根)を設けることにより、前記造粒部を構成し
たものが考えられている(例えば、特開昭61−197
028号公報参照)。このような攪拌機能付きの流動層
利用の造粒装置による場合は、粉体が前記送気によって
浮遊させられ且つ前記攪拌羽根によって攪拌されて有効
な流動層状態になるので、原料粉体が重質・球形であっ
ても、上述の従来装置による場合に比し、各種造粒処理
を容易に実行することができるようになる。しかしなが
ら、前記攪拌機能付きの流動層利用の造粒装置を用いて
各種造粒処理を実行する場合には、前記攪拌羽根が粉体
に絶えず接触して損傷し易いため、その寿命が短くなっ
てそのメンテナンスが面倒になる等、前記攪拌羽根を設
けることによって新たな欠点が生じるようになる。
層利用の造粒装置として、前記ケーシングの下部に粉体
の貯留部を形成しその貯留部における貯留物を前記貯留
部への送気(例えば、上述の従来装置における多孔板の
多孔を経由させる上向きの噴出気体)によって浮遊させ
るようにし、しかも、前記貯留物を攪拌するための攪拌
羽根(具体的には、鉛直方向の回転軸芯周りに回転自在
な攪拌羽根)を設けることにより、前記造粒部を構成し
たものが考えられている(例えば、特開昭61−197
028号公報参照)。このような攪拌機能付きの流動層
利用の造粒装置による場合は、粉体が前記送気によって
浮遊させられ且つ前記攪拌羽根によって攪拌されて有効
な流動層状態になるので、原料粉体が重質・球形であっ
ても、上述の従来装置による場合に比し、各種造粒処理
を容易に実行することができるようになる。しかしなが
ら、前記攪拌機能付きの流動層利用の造粒装置を用いて
各種造粒処理を実行する場合には、前記攪拌羽根が粉体
に絶えず接触して損傷し易いため、その寿命が短くなっ
てそのメンテナンスが面倒になる等、前記攪拌羽根を設
けることによって新たな欠点が生じるようになる。
【0004】そこで、このような新たな欠点が生じさせ
る上述したような攪拌羽根を設けることなく、前述の問
題を解消し得る流動層利用の造粒装置として、上面を上
向き突出の円錐面に形成した傘状体の複数個を上下多段
に組み合わせてその上方に粉体の貯留部を形成し、その
多段傘状体を鉛直方向の回転軸芯周りに回転自在に設
け、且つ、各傘状体下縁の相互隙間から噴出気体を吹き
出すように構成したものが考えられている(例えば、特
開平2−293582号公報等参照)。このような多段
傘状体式の造粒装置によれば、粉体が各傘状体の上面傾
斜面に沿って下方へ流動しつつ、その粉体に前記多段傘
状体の回転によって遠心力が付与され、しかも、その粉
体が前記噴出気体によって浮遊させられるようになるの
で、原料粉体が重質・球形であっても、その粉体が比較
的有効な流動層状態となって各種造粒処理が容易に実行
されるようになる。
る上述したような攪拌羽根を設けることなく、前述の問
題を解消し得る流動層利用の造粒装置として、上面を上
向き突出の円錐面に形成した傘状体の複数個を上下多段
に組み合わせてその上方に粉体の貯留部を形成し、その
多段傘状体を鉛直方向の回転軸芯周りに回転自在に設
け、且つ、各傘状体下縁の相互隙間から噴出気体を吹き
出すように構成したものが考えられている(例えば、特
開平2−293582号公報等参照)。このような多段
傘状体式の造粒装置によれば、粉体が各傘状体の上面傾
斜面に沿って下方へ流動しつつ、その粉体に前記多段傘
状体の回転によって遠心力が付与され、しかも、その粉
体が前記噴出気体によって浮遊させられるようになるの
で、原料粉体が重質・球形であっても、その粉体が比較
的有効な流動層状態となって各種造粒処理が容易に実行
されるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
多段傘状体式の造粒装置による場合も、以下に述べるよ
うな問題があった。即ち、粉体を有効な流動層状態とな
すのに、粉体に対する前記傘状体の回転による遠心力作
用の付与及び前記噴出気体による浮遊作用以外にも、粉
体に対する各傘状体の上面傾斜面に沿う下方への流動作
用を利用しているが、前記上面傾斜面には、上下隣接す
る各傘状体の下外縁相互間に段差が大きく形成され、そ
の大きな段差部分に粉体が滞留して、前記貯留物の下方
への流動が大きく妨げられることがあり、それが原因と
なって粉体の流動層が有効に形成されずに各種造粒処理
が有効に実行できないことがある、という問題があっ
た。本発明は、このような実情に着目してなされたもの
であり、上述した多段傘状体式の造粒装置における問題
を解消しつつ、前述した各問題も解消し得る手段を提供
することを目的としている。
多段傘状体式の造粒装置による場合も、以下に述べるよ
うな問題があった。即ち、粉体を有効な流動層状態とな
すのに、粉体に対する前記傘状体の回転による遠心力作
用の付与及び前記噴出気体による浮遊作用以外にも、粉
体に対する各傘状体の上面傾斜面に沿う下方への流動作
用を利用しているが、前記上面傾斜面には、上下隣接す
る各傘状体の下外縁相互間に段差が大きく形成され、そ
の大きな段差部分に粉体が滞留して、前記貯留物の下方
への流動が大きく妨げられることがあり、それが原因と
なって粉体の流動層が有効に形成されずに各種造粒処理
が有効に実行できないことがある、という問題があっ
た。本発明は、このような実情に着目してなされたもの
であり、上述した多段傘状体式の造粒装置における問題
を解消しつつ、前述した各問題も解消し得る手段を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る流動層利用
の造粒装置は、円筒状のケーシングの上部に、造粒原料
を前記ケーシング内へ供給するための供給部を設けると
共に、前記ケーシングの下部に、前記供給部からの供給
物を一旦貯留しその貯留物を流動層状態にして造粒させ
るための造粒部を設けてある流動層利用の造粒装置であ
って、前記造粒部を構成するに、上面を上向き突出の円
錐面に形成してその円錐面上方に前記供給物の貯留部を
形成するようにした回転円盤を、前記ケーシング内にお
いて鉛直方向の回転軸芯周りに回転自在に設け、その回
転円盤の上面に、前記ケーシングの底部からの通気を受
けてその通気を前記貯留部へ噴出するための気体噴出口
を、前記回転円盤の径方向外向きに開口させた状態に形
成してあることを第1の特徴構成として備えている。
の造粒装置は、円筒状のケーシングの上部に、造粒原料
を前記ケーシング内へ供給するための供給部を設けると
共に、前記ケーシングの下部に、前記供給部からの供給
物を一旦貯留しその貯留物を流動層状態にして造粒させ
るための造粒部を設けてある流動層利用の造粒装置であ
って、前記造粒部を構成するに、上面を上向き突出の円
錐面に形成してその円錐面上方に前記供給物の貯留部を
形成するようにした回転円盤を、前記ケーシング内にお
いて鉛直方向の回転軸芯周りに回転自在に設け、その回
転円盤の上面に、前記ケーシングの底部からの通気を受
けてその通気を前記貯留部へ噴出するための気体噴出口
を、前記回転円盤の径方向外向きに開口させた状態に形
成してあることを第1の特徴構成として備えている。
【0007】本発明に係る流動層利用の造粒装置は、第
1の特徴構成を備えると共に、前記ケーシングの下部
に、鉛直方向の回転軸芯周りに回転自在で且つ前記回転
円盤の中心貫通孔に嵌合挿通自在な回転軸を設け、且
つ、前記中心貫通孔に挿通状態の前記回転軸の上端部に
締結キャップを締め付けることにより、前記回転円盤を
前記回転軸芯周りに回転自在に設けると共に、前記締結
キャップに対し、前記貯留物を攪拌するための攪拌羽根
を設けてあることを第2の特徴構成として有している。
1の特徴構成を備えると共に、前記ケーシングの下部
に、鉛直方向の回転軸芯周りに回転自在で且つ前記回転
円盤の中心貫通孔に嵌合挿通自在な回転軸を設け、且
つ、前記中心貫通孔に挿通状態の前記回転軸の上端部に
締結キャップを締め付けることにより、前記回転円盤を
前記回転軸芯周りに回転自在に設けると共に、前記締結
キャップに対し、前記貯留物を攪拌するための攪拌羽根
を設けてあることを第2の特徴構成として有している。
【0008】本発明の流動層利用の造粒装置は、第1の
特徴構成又は第2の特徴構成を備えると共に、前記回転
円盤の内部に、前記ケーシングの底部からの通気を一旦
収容し、その収容通気を前記気体噴出口へ導く通気収容
空間を設けておくことを第3の特徴構成として備えてい
る。
特徴構成又は第2の特徴構成を備えると共に、前記回転
円盤の内部に、前記ケーシングの底部からの通気を一旦
収容し、その収容通気を前記気体噴出口へ導く通気収容
空間を設けておくことを第3の特徴構成として備えてい
る。
【0009】
【作用】第1の特徴構成を備えた本発明装置によって各
種造粒処理を実行する場合は、前記貯留部における粉体
が、前記気体噴出口から径方向外向きへ噴出される気体
によって環状に浮遊した状態となりつつ外向き移動力を
受けると共に、前記回転円盤の回転による遠心力及び前
記回転円盤上面の傾斜面に沿う下方への移動力が付与さ
れるので、それらの相乗作用によって、前記粉体は、前
記回転円盤上面の傾斜面上側から遠心方向へ流動して前
記ケーシングの内壁近傍に至った後、その内壁に沿うよ
うに上昇した上で、前記ケーシングの中心方向斜め下方
へ流動して前記傾斜面上へ返戻され、更に、これらの一
連の流動現象が繰り返されるようになる。換言すれば、
前記貯留部における粉体が、前記気体噴出口からの外向
き通気によって環状に流動化され、しかも、その環状に
流動化された粉体に、前記回転円盤上面の傾斜面に沿う
流動作用及び前記回転円盤の回転による旋回作用が複合
的に付与されることにより、前記粉体は均一に混合され
つつ縄をなうような循環流れを形成するようになる。し
かも、前記回転円盤上面の傾斜面は、前記気体噴出口の
部分を除くと、単なる円滑な傾斜面となっているため、
従来の多段傘状体式の造粒装置におけるような大きな段
差部分が前記傾斜面に存在せず、従って、従来のように
大きな段差部分に粉体が滞留して粉体の円滑な循環流動
が妨げられるということが回避されるようになる。従っ
て、前記貯留部における粉体には、その性状が有効流動
層形成に不向きなものであっても、各種造粒処理に有効
な流動層が形成されるようになる。
種造粒処理を実行する場合は、前記貯留部における粉体
が、前記気体噴出口から径方向外向きへ噴出される気体
によって環状に浮遊した状態となりつつ外向き移動力を
受けると共に、前記回転円盤の回転による遠心力及び前
記回転円盤上面の傾斜面に沿う下方への移動力が付与さ
れるので、それらの相乗作用によって、前記粉体は、前
記回転円盤上面の傾斜面上側から遠心方向へ流動して前
記ケーシングの内壁近傍に至った後、その内壁に沿うよ
うに上昇した上で、前記ケーシングの中心方向斜め下方
へ流動して前記傾斜面上へ返戻され、更に、これらの一
連の流動現象が繰り返されるようになる。換言すれば、
前記貯留部における粉体が、前記気体噴出口からの外向
き通気によって環状に流動化され、しかも、その環状に
流動化された粉体に、前記回転円盤上面の傾斜面に沿う
流動作用及び前記回転円盤の回転による旋回作用が複合
的に付与されることにより、前記粉体は均一に混合され
つつ縄をなうような循環流れを形成するようになる。し
かも、前記回転円盤上面の傾斜面は、前記気体噴出口の
部分を除くと、単なる円滑な傾斜面となっているため、
従来の多段傘状体式の造粒装置におけるような大きな段
差部分が前記傾斜面に存在せず、従って、従来のように
大きな段差部分に粉体が滞留して粉体の円滑な循環流動
が妨げられるということが回避されるようになる。従っ
て、前記貯留部における粉体には、その性状が有効流動
層形成に不向きなものであっても、各種造粒処理に有効
な流動層が形成されるようになる。
【0010】第2の特徴構成を備えた流動層利用の造粒
装置によって各種造粒処理を実行する場合は、前記攪拌
羽根が前記回転円盤の回転に伴って回転して前記貯留部
における粉体を攪拌するようになり、その攪拌によっ
て、前記貯留部における粉体に一層有効な流動層が形成
されるようになる。しかも、前記攪拌羽根は、従来と同
様に粉体と絶えず接触して損傷し易いものであるが、前
記攪拌羽根は、それと一体構成された前記締結キャップ
を取り外すことにより、交換・補修等の作業を容易に行
うことができるようになり、従って、そのメンテナンス
が従来と異なって容易となる。
装置によって各種造粒処理を実行する場合は、前記攪拌
羽根が前記回転円盤の回転に伴って回転して前記貯留部
における粉体を攪拌するようになり、その攪拌によっ
て、前記貯留部における粉体に一層有効な流動層が形成
されるようになる。しかも、前記攪拌羽根は、従来と同
様に粉体と絶えず接触して損傷し易いものであるが、前
記攪拌羽根は、それと一体構成された前記締結キャップ
を取り外すことにより、交換・補修等の作業を容易に行
うことができるようになり、従って、そのメンテナンス
が従来と異なって容易となる。
【0011】第3の特徴構成を備えた流動層利用の造粒
装置によって各種造粒処理を実行する場合は、前記気体
噴出口からの噴出気が前記通気収容空間に一旦貯留され
た後に噴出されて、前記貯留部における粉体に対して作
用するようになるため、前記気体噴出口とその上流の気
体供給部との距離等、気体供給側の条件に拘らず、前記
気体噴出口からの噴出気が定圧的に噴出され、その噴出
気は前記粉体に対して一様に作用するようになる。
装置によって各種造粒処理を実行する場合は、前記気体
噴出口からの噴出気が前記通気収容空間に一旦貯留され
た後に噴出されて、前記貯留部における粉体に対して作
用するようになるため、前記気体噴出口とその上流の気
体供給部との距離等、気体供給側の条件に拘らず、前記
気体噴出口からの噴出気が定圧的に噴出され、その噴出
気は前記粉体に対して一様に作用するようになる。
【0012】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、前記貯留部に
おける粉体には、その性状が有効流動層形成に不向きな
のものであっても、各種造粒処理に有効な流動層が形成
されるようになり、各種造粒処理が有効に実行できるよ
うになる、という効果が生じる。
おける粉体には、その性状が有効流動層形成に不向きな
のものであっても、各種造粒処理に有効な流動層が形成
されるようになり、各種造粒処理が有効に実行できるよ
うになる、という効果が生じる。
【0013】また、第2の特徴構成によれば、上述した
第1の特徴構成による効果を、前記攪拌作用によって一
層助長することができる上、攪拌羽根を設けることによ
るメンテナンスの悪さも、従来の攪拌機能付き装置に比
して改善されるようになり、もって、各種造粒処理を一
層有効に且つ作業性よく実行できるようになる、という
効果が生じる。
第1の特徴構成による効果を、前記攪拌作用によって一
層助長することができる上、攪拌羽根を設けることによ
るメンテナンスの悪さも、従来の攪拌機能付き装置に比
して改善されるようになり、もって、各種造粒処理を一
層有効に且つ作業性よく実行できるようになる、という
効果が生じる。
【0014】また、第3の特徴構成によれば、前記回転
円盤における気体噴出口の設計基準の許容度が向上し、
一層有効な装置設計が可能となる、という効果が生じ
る。
円盤における気体噴出口の設計基準の許容度が向上し、
一層有効な装置設計が可能となる、という効果が生じ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0016】〔第1実施例〕図1〜図4には、本発明に
係る流動層利用の造粒装置の第1実施例が示されてお
り、その造粒装置においては、その装置内へ原料粉体及
びバインダが造粒原料として供給された後、その装置の
駆動によって、その装置内で前記造粒原料が流動層状態
とされつつ、所望状態の粉体への造粒が行われるように
なっている。
係る流動層利用の造粒装置の第1実施例が示されてお
り、その造粒装置においては、その装置内へ原料粉体及
びバインダが造粒原料として供給された後、その装置の
駆動によって、その装置内で前記造粒原料が流動層状態
とされつつ、所望状態の粉体への造粒が行われるように
なっている。
【0017】図4中、1は、前記造粒装置の本体外殻を
構成するケーシングであり、そのケーシング1は、上部
が下部よりも若干拡径した円筒状体よりなる。前記ケー
シング1の上部(具体的には、前記ケーシング1の拡径
部)には、前記造粒原料のうちの原料粉体を前記ケーシ
ング1内へ供給するための供給部15が設けられ、ま
た、前記ケーシング1の下部には、前記供給部15から
の供給物(即ち、前記原料粉体)を一旦貯留しその貯留
物を流動層状態にして前記造粒を行わせるための造粒部
3が設けられている。
構成するケーシングであり、そのケーシング1は、上部
が下部よりも若干拡径した円筒状体よりなる。前記ケー
シング1の上部(具体的には、前記ケーシング1の拡径
部)には、前記造粒原料のうちの原料粉体を前記ケーシ
ング1内へ供給するための供給部15が設けられ、ま
た、前記ケーシング1の下部には、前記供給部15から
の供給物(即ち、前記原料粉体)を一旦貯留しその貯留
物を流動層状態にして前記造粒を行わせるための造粒部
3が設けられている。
【0018】前記ケーシング1の側方には、エアーフィ
ルタ4a付きの送風装置4が設けられており、その送風
装置4から前記ケーシング1内への給気は、ヒータ5に
て適宜温度に加熱された上で前記ケーシング1の底部側
方に設けられている給気口1a経由で前記ケーシング1
の底部へ供給されるようになっている。尚、前記ヒータ
5による前記給気の加熱は、前記ヒータ5の出口部に設
けられた温度センサ5aによる前記給気の温度測定値が
設定温度と合致するように制御されるようになってい
る。
ルタ4a付きの送風装置4が設けられており、その送風
装置4から前記ケーシング1内への給気は、ヒータ5に
て適宜温度に加熱された上で前記ケーシング1の底部側
方に設けられている給気口1a経由で前記ケーシング1
の底部へ供給されるようになっている。尚、前記ヒータ
5による前記給気の加熱は、前記ヒータ5の出口部に設
けられた温度センサ5aによる前記給気の温度測定値が
設定温度と合致するように制御されるようになってい
る。
【0019】前記ケーシング1内には、前記供給部15
から前記原料粉体が供給されるようになっているが、そ
の原料粉体以外にも前記バインダが供給されるようにな
っている。そのバインダは、前記ケーシング1内の中心
部に鉛直姿勢に配置され、且つ、上端供給部8a(その
部分には、圧縮空気供給装置6及びバインダ供給装置7
からの配管の下流端が接続されている)が前記ケーシン
グ1の最上部に冠着された濾過部2を貫通した状態に配
置され、且つ、下端噴霧部8b(その部分は、前記造粒
部3へ向けて前記バインダを噴霧する噴霧口として機能
する)が前記ケーシング1内の下部下方に開口したノズ
ル8により、前記造粒部3へ噴霧供給されるようになっ
ている。即ち、前記バインダは、前記バインダ供給装置
7から供給されつつ、前記圧縮空気供給装置6からの圧
縮空気をキャリアガスとして、前記ノズル8によって前
記造粒部3へ噴霧供給されるようになっている。
から前記原料粉体が供給されるようになっているが、そ
の原料粉体以外にも前記バインダが供給されるようにな
っている。そのバインダは、前記ケーシング1内の中心
部に鉛直姿勢に配置され、且つ、上端供給部8a(その
部分には、圧縮空気供給装置6及びバインダ供給装置7
からの配管の下流端が接続されている)が前記ケーシン
グ1の最上部に冠着された濾過部2を貫通した状態に配
置され、且つ、下端噴霧部8b(その部分は、前記造粒
部3へ向けて前記バインダを噴霧する噴霧口として機能
する)が前記ケーシング1内の下部下方に開口したノズ
ル8により、前記造粒部3へ噴霧供給されるようになっ
ている。即ち、前記バインダは、前記バインダ供給装置
7から供給されつつ、前記圧縮空気供給装置6からの圧
縮空気をキャリアガスとして、前記ノズル8によって前
記造粒部3へ噴霧供給されるようになっている。
【0020】尚、前記圧縮空気供給装置6及びバインダ
供給装置7からの配管の一部(上述した配管の中途から
分岐された配管)が、前記ケーシング1の下部側方のバ
インダ供給口1bに接続されて、前記ケーシング1内に
開口しており、その開口部からも、バインダが圧縮空気
をキャリアガスとして適宜供給されるようになってい
る。更に、前記濾過部2には、前記ケーシング1内から
の吸引排気を濾過するためのフィルタ2aが設けられる
と共に、その吸引排気を装置外へ排出するための排気装
置9へ通じる配管も接続されており、また、前記濾過部
2内には、前記フィルタ2aを洗浄するために圧縮空気
を前記フィルタ2aに吹き付けるブローチューブ2bも
設けられている。そのブローチューブ2bには前記圧縮
空気供給装置6からの配管が一部分岐された上で接続さ
れている。
供給装置7からの配管の一部(上述した配管の中途から
分岐された配管)が、前記ケーシング1の下部側方のバ
インダ供給口1bに接続されて、前記ケーシング1内に
開口しており、その開口部からも、バインダが圧縮空気
をキャリアガスとして適宜供給されるようになってい
る。更に、前記濾過部2には、前記ケーシング1内から
の吸引排気を濾過するためのフィルタ2aが設けられる
と共に、その吸引排気を装置外へ排出するための排気装
置9へ通じる配管も接続されており、また、前記濾過部
2内には、前記フィルタ2aを洗浄するために圧縮空気
を前記フィルタ2aに吹き付けるブローチューブ2bも
設けられている。そのブローチューブ2bには前記圧縮
空気供給装置6からの配管が一部分岐された上で接続さ
れている。
【0021】前記ケーシング1の下部に設けられた造粒
部3は、図1に示すように構成されている。即ち、前記
ケーシング1の下部には、上面が上向き突出の円錐面に
形成された回転円盤10が、前記ケーシング1内におい
て鉛直方向の回転軸芯周りに回転自在に設けられてい
る。そして、その回転円盤10の上面円錐面の上方に、
前記供給部2から供給される供給物の貯留部Aが形成さ
れて、前記造粒部3が構成されている。更に詳述する
と、前記回転円盤10の縦軸芯部には、中心貫通孔10
bが貫通形成される一方、前記ケーシング1の下部に
は、その底部下方に配置されたモータ13の駆動力によ
って鉛直方向の回転軸芯周りに回転自在で、且つ、前記
中心貫通孔10bに嵌合挿通自在な回転軸11が設けら
れている。そして、前記回転円盤10の中心貫通孔10
bに挿通状態の前記回転軸11の上端部(その部分には
雄ネジが形成されている)に、全体形状が略円錐体状で
且つ内部に下向き開口の雌ネジが凹設された締結キャッ
プ12を、前記雌雄ネジの螺合によって締め付けること
により、前記回転円盤10が前記回転軸芯周りに回転自
在に設けられている。そして、その回転円盤10の上面
円錐面の上方に、前記供給部2から供給される供給物の
貯留部Aが形成されることにより、前記造粒部3が構成
されている。
部3は、図1に示すように構成されている。即ち、前記
ケーシング1の下部には、上面が上向き突出の円錐面に
形成された回転円盤10が、前記ケーシング1内におい
て鉛直方向の回転軸芯周りに回転自在に設けられてい
る。そして、その回転円盤10の上面円錐面の上方に、
前記供給部2から供給される供給物の貯留部Aが形成さ
れて、前記造粒部3が構成されている。更に詳述する
と、前記回転円盤10の縦軸芯部には、中心貫通孔10
bが貫通形成される一方、前記ケーシング1の下部に
は、その底部下方に配置されたモータ13の駆動力によ
って鉛直方向の回転軸芯周りに回転自在で、且つ、前記
中心貫通孔10bに嵌合挿通自在な回転軸11が設けら
れている。そして、前記回転円盤10の中心貫通孔10
bに挿通状態の前記回転軸11の上端部(その部分には
雄ネジが形成されている)に、全体形状が略円錐体状で
且つ内部に下向き開口の雌ネジが凹設された締結キャッ
プ12を、前記雌雄ネジの螺合によって締め付けること
により、前記回転円盤10が前記回転軸芯周りに回転自
在に設けられている。そして、その回転円盤10の上面
円錐面の上方に、前記供給部2から供給される供給物の
貯留部Aが形成されることにより、前記造粒部3が構成
されている。
【0022】前記ケーシング1の底部には、前述したよ
うに、前記送風装置4からの給気が前記ケーシング1の
給気口1aを経由して導入されるようになっている。前
記回転円盤10の内部は、円錐体状の空洞となってお
り、その円錐体状の空洞によって前記ケーシング1の底
部からの通気を一旦収容する通気収容空間Bが形成され
ている。尚、前記回転円盤10の底部の中心近傍には、
図3に示すように、前記送風装置4からの給気を受け入
れて前記通気収容空間Bへ供給する気体受入口10dが
4箇所に分散されて形成されている。
うに、前記送風装置4からの給気が前記ケーシング1の
給気口1aを経由して導入されるようになっている。前
記回転円盤10の内部は、円錐体状の空洞となってお
り、その円錐体状の空洞によって前記ケーシング1の底
部からの通気を一旦収容する通気収容空間Bが形成され
ている。尚、前記回転円盤10の底部の中心近傍には、
図3に示すように、前記送風装置4からの給気を受け入
れて前記通気収容空間Bへ供給する気体受入口10dが
4箇所に分散されて形成されている。
【0023】前記回転円盤10の上部には、前記貯留部
Aへ前記給気を噴出するための気体噴出口10aが、前
記回転円盤10の径方向外向きに開口した状態に形成さ
れている。その気体噴出口10aは、具体的には、図2
に示すように、一対(2個)の大径半円弧状溝と一対
(2個)の小径半円弧状溝との合計4個の半円弧状溝に
て構成されている。
Aへ前記給気を噴出するための気体噴出口10aが、前
記回転円盤10の径方向外向きに開口した状態に形成さ
れている。その気体噴出口10aは、具体的には、図2
に示すように、一対(2個)の大径半円弧状溝と一対
(2個)の小径半円弧状溝との合計4個の半円弧状溝に
て構成されている。
【0024】そして、前記ケーシング1の底部に供給さ
れる給気(即ち、前記送風装置4から前記給気口1a経
由で前記ケーシング1の底部へ供給されるの給気)は、
前記回転円盤10の下部に形成された気体受入口10d
経由で前記通気収容空間Bへ導入されて一旦収容された
後、その通気収容空間Bから前記気体噴出口10a経由
で前記貯留部Aへ噴出されるようになっている。
れる給気(即ち、前記送風装置4から前記給気口1a経
由で前記ケーシング1の底部へ供給されるの給気)は、
前記回転円盤10の下部に形成された気体受入口10d
経由で前記通気収容空間Bへ導入されて一旦収容された
後、その通気収容空間Bから前記気体噴出口10a経由
で前記貯留部Aへ噴出されるようになっている。
【0025】尚、前記ケーシング1の下部内周面と前記
回転円盤10の外縁部との隙間Sからも、前記ケーシン
グ1の底部に供給される給気の一部が、前記気体受入口
10dを経由する前に分かれて、前記貯留部Aへ噴出さ
れるようになっている。
回転円盤10の外縁部との隙間Sからも、前記ケーシン
グ1の底部に供給される給気の一部が、前記気体受入口
10dを経由する前に分かれて、前記貯留部Aへ噴出さ
れるようになっている。
【0026】このように構成された本発明装置によっ
て、所望状態の粉体への造粒処理を実行する場合、先
ず、供給部15から原料粉体を供給し、その原料粉体を
貯留部Aに貯留させた後、回転円盤10を回転駆動させ
る。そして、その回転駆動を続行しつつ、前記原料粉体
に対してノズル8を用いて上方からバインダを添加す
る。このような処理を行うと、前記原料粉体及び前記バ
インダよりなる造粒原料(以下、単に粉体という)は、
気体噴出口10aから径方向外向きへ噴出される気体
(及び前記隙間Sから上方へ吹き出される気体)によっ
て、環状に浮遊した状態となりつつ外向き移動力を受け
ると共に、回転円盤10の回転による遠心力及び回転円
盤10の上面傾斜面に沿う下方への移動力が付与される
ので、それらの相乗作用によって、前記粉体は、回転円
盤10の上面傾斜面上側から遠心方向へ流動してケーシ
ング1の内壁近傍に至った後、その内壁に沿うように上
昇した上で、ケーシング1の中心方向斜め下方へ流動し
て回転円盤10の上面傾斜面の上側へ返戻され、更に、
これらの一連の流動現象が繰り返されるようになる。し
かも、回転円盤10の上面傾斜面は、気体噴出口10a
の部分を除くと、単なる円滑な傾斜面となっているた
め、従来の多段傘状体式の造粒装置におけるような大き
な段差部分が前記傾斜面に存在せず、従って、従来のよ
うに大きな段差部分に粉体が滞留して粉体の円滑循環流
動が妨げられるということが回避されるようになる。従
って、貯留部Aにおける粉体には、その性状が有効流動
層形成に不向きなものであっても、前記造粒処理に有効
な流動層が形成されるようになる。
て、所望状態の粉体への造粒処理を実行する場合、先
ず、供給部15から原料粉体を供給し、その原料粉体を
貯留部Aに貯留させた後、回転円盤10を回転駆動させ
る。そして、その回転駆動を続行しつつ、前記原料粉体
に対してノズル8を用いて上方からバインダを添加す
る。このような処理を行うと、前記原料粉体及び前記バ
インダよりなる造粒原料(以下、単に粉体という)は、
気体噴出口10aから径方向外向きへ噴出される気体
(及び前記隙間Sから上方へ吹き出される気体)によっ
て、環状に浮遊した状態となりつつ外向き移動力を受け
ると共に、回転円盤10の回転による遠心力及び回転円
盤10の上面傾斜面に沿う下方への移動力が付与される
ので、それらの相乗作用によって、前記粉体は、回転円
盤10の上面傾斜面上側から遠心方向へ流動してケーシ
ング1の内壁近傍に至った後、その内壁に沿うように上
昇した上で、ケーシング1の中心方向斜め下方へ流動し
て回転円盤10の上面傾斜面の上側へ返戻され、更に、
これらの一連の流動現象が繰り返されるようになる。し
かも、回転円盤10の上面傾斜面は、気体噴出口10a
の部分を除くと、単なる円滑な傾斜面となっているた
め、従来の多段傘状体式の造粒装置におけるような大き
な段差部分が前記傾斜面に存在せず、従って、従来のよ
うに大きな段差部分に粉体が滞留して粉体の円滑循環流
動が妨げられるということが回避されるようになる。従
って、貯留部Aにおける粉体には、その性状が有効流動
層形成に不向きなものであっても、前記造粒処理に有効
な流動層が形成されるようになる。
【0027】また、気体噴出口10aからの噴出気体が
通気収容空間Bに一旦貯留された後に噴出されて、貯留
部Aにおける粉体に対して作用するようになるため、気
体噴出口10aとその上流の気体供給部10aとの距離
等、気体供給側の条件に拘らずに、気体噴出口10aか
らの噴出気体が定圧的に噴出され、その噴出気体は前記
粉体に対して一様に作用するようになる。
通気収容空間Bに一旦貯留された後に噴出されて、貯留
部Aにおける粉体に対して作用するようになるため、気
体噴出口10aとその上流の気体供給部10aとの距離
等、気体供給側の条件に拘らずに、気体噴出口10aか
らの噴出気体が定圧的に噴出され、その噴出気体は前記
粉体に対して一様に作用するようになる。
【0028】〔第2実施例〕上述の第1実施例における
締結キャップ12に対し、図5に示すように、貯留部A
における貯留物を攪拌するための攪拌羽根14を一体的
に設けてある実施例も考えられる。尚、前記攪拌羽根1
4は、回転円盤10の上面傾斜面に沿うように設けられ
ている。このような攪拌羽根14が設けられている場合
は、その攪拌羽根14が、回転円盤10の回転に伴って
回転して貯留部Aにおける粉体を攪拌するようになり、
その攪拌によって、貯留部Aにおける粉体に一層有効な
流動層が形成されるようになる。しかも、攪拌羽根14
は、粉体と絶えず接触して損傷し易いものであるが、そ
れと一体構成された締結キャップ12を取り外すことに
より、交換・補修等の作業を容易に行うことができるよ
うになっている。
締結キャップ12に対し、図5に示すように、貯留部A
における貯留物を攪拌するための攪拌羽根14を一体的
に設けてある実施例も考えられる。尚、前記攪拌羽根1
4は、回転円盤10の上面傾斜面に沿うように設けられ
ている。このような攪拌羽根14が設けられている場合
は、その攪拌羽根14が、回転円盤10の回転に伴って
回転して貯留部Aにおける粉体を攪拌するようになり、
その攪拌によって、貯留部Aにおける粉体に一層有効な
流動層が形成されるようになる。しかも、攪拌羽根14
は、粉体と絶えず接触して損傷し易いものであるが、そ
れと一体構成された締結キャップ12を取り外すことに
より、交換・補修等の作業を容易に行うことができるよ
うになっている。
【0029】〔第3実施例〕上述の第2実施例における
攪拌羽根14を、図6に示すように、回転円盤10上面
傾斜面に対し、或る角度をなすように設けた実施例も考
えられる。このような攪拌羽根14が設けられている場
合は、第2実施例と同等の(或いは、同等以上の)攪拌
羽根14による攪拌効果がある。しかも、その攪拌羽根
14は、容易に取り外せるので、交換・補修等の作業も
容易である。
攪拌羽根14を、図6に示すように、回転円盤10上面
傾斜面に対し、或る角度をなすように設けた実施例も考
えられる。このような攪拌羽根14が設けられている場
合は、第2実施例と同等の(或いは、同等以上の)攪拌
羽根14による攪拌効果がある。しかも、その攪拌羽根
14は、容易に取り外せるので、交換・補修等の作業も
容易である。
【0030】尚、第2実施例又は第3実施例における前
記攪拌羽根14は、前記回転軸11に対する前記締結キ
ャップ12の締結部に挟み込むようにして、前記締結キ
ャップ12に対して設けても、前記作業性は良好であ
る。
記攪拌羽根14は、前記回転軸11に対する前記締結キ
ャップ12の締結部に挟み込むようにして、前記締結キ
ャップ12に対して設けても、前記作業性は良好であ
る。
【0031】〔第4実施例〕前記回転円盤10の上面に
径方向外向きに開口形成される前記気体噴出口10a
は、上述の実施例のような円弧状溝に限定されるもので
はない。例えば、図7に示すような多数の孔であっても
よい。また、第1実施例における大径半円弧状溝よりな
る気体噴出口10aと小径半円弧状溝よりなる気体噴出
口10aとは、前者に対して後者を平面視で90°位相
をずらせてもよい。また、夫々の円弧状溝を3個以上形
成してもよい。
径方向外向きに開口形成される前記気体噴出口10a
は、上述の実施例のような円弧状溝に限定されるもので
はない。例えば、図7に示すような多数の孔であっても
よい。また、第1実施例における大径半円弧状溝よりな
る気体噴出口10aと小径半円弧状溝よりなる気体噴出
口10aとは、前者に対して後者を平面視で90°位相
をずらせてもよい。また、夫々の円弧状溝を3個以上形
成してもよい。
【0032】本発明装置は、所望状態の粉体への造粒以
外の各種造粒処理、例えば、湿潤粉体の乾燥、粉体の混
合・冷却・整粒・コーティング等を実行する場合におい
ても適用することができるのはいうまでもない。
外の各種造粒処理、例えば、湿潤粉体の乾燥、粉体の混
合・冷却・整粒・コーティング等を実行する場合におい
ても適用することができるのはいうまでもない。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明装置(第1実施例)の要部を示す縦断面
図
図
【図2】前記要部の一部を構成する回転円盤の平面図
【図3】前記回転円盤の底面図
【図4】本発明装置(第1実施例)の全体構成図
【図5】本発明装置(第2実施例)の要部を示す縦断面
図
図
【図6】本発明装置(第3実施例)の要部を示す縦断面
図
図
【図7】本発明装置(第4実施例)の要部の一部を構成
する回転円盤の平面図
する回転円盤の平面図
1 ケーシング 3 造粒部 10 回転円盤 10a 気体噴出口 10b 中心貫通孔 11 回転軸 12 締結キャップ 14 攪拌羽根 15 供給部 A 貯留部 B 通気収容空間
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状のケーシング(1)の上部に、造
粒原料を前記ケーシング(1)内へ供給するための供給
部(15)を設けると共に、前記ケーシング(1)の下
部に、前記供給部(15)からの供給物を一旦貯留しそ
の貯留物を流動層状態にして造粒させるための造粒部
(3)を設けてある流動層利用の造粒装置であって、 前記造粒部(3)を構成するに、 上面を上向き突出の円錐面に形成してその円錐面上方に
前記供給物の貯留部(A)を形成するようにした回転円
盤(10)を、前記ケーシング(1)内において鉛直方
向の回転軸芯周りに回転自在に設け、 その回転円盤(10)の上面に、前記ケーシング(1)
の底部からの通気を受けてその通気を前記貯留部(A)
へ噴出するための気体噴出口(10a)を、前記回転円
盤(10)の径方向外向きに開口させた状態に形成して
ある流動層利用の造粒装置。 - 【請求項2】 前記ケーシング(1)の下部に、鉛直方
向の回転軸芯周りに回転自在で且つ前記回転円盤(1
0)の中心貫通孔(10b)に嵌合挿通自在な回転軸
(11)を設け、且つ、前記中心貫通孔(10b)に挿
通状態の前記回転軸(11)の上端部に締結キャップ
(12)を締め付けることにより、前記回転円盤(1
0)を前記回転軸芯周りに回転自在に設けると共に、前
記締結キャップ(12)に対し、前記貯留物を攪拌する
ための攪拌羽根(14)を設けてある請求項1記載の流
動層利用の造粒装置。 - 【請求項3】 前記回転円盤(10)の内部に、前記ケ
ーシング(1)の底部からの通気を一旦収容し、その収
容通気を前記気体噴出口(10a)へ導く通気収容空間
(B)を設けてある請求項1又は請求項2記載の流動層
利用の造粒装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4241109A JP2996809B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 流動層利用の造粒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4241109A JP2996809B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 流動層利用の造粒装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0691151A JPH0691151A (ja) | 1994-04-05 |
| JP2996809B2 true JP2996809B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=17069422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4241109A Expired - Fee Related JP2996809B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 流動層利用の造粒装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2996809B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102740998B (zh) * | 2010-08-18 | 2014-07-23 | 胡心宇 | 粉末颗粒整形设备和方法 |
| CN114471354B (zh) * | 2022-02-10 | 2023-05-23 | 天津水泥工业设计研究院有限公司 | 一种循环流化造粒和烘干工艺及装置 |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP4241109A patent/JP2996809B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0691151A (ja) | 1994-04-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |