JP3009727U - 保冷装置 - Google Patents

保冷装置

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JP3009727U
JP3009727U JP1994012135U JP1213594U JP3009727U JP 3009727 U JP3009727 U JP 3009727U JP 1994012135 U JP1994012135 U JP 1994012135U JP 1213594 U JP1213594 U JP 1213594U JP 3009727 U JP3009727 U JP 3009727U
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昭次 石野
治 渡辺
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有限会社トータルシステム
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1台の保冷装置で複数の低温環境を実現で
き、かつ、任意温度での保冷が可能な保冷装置装置を提
供する。 【構成】 断熱箱体1と、その内部を保冷室5,6等に
区画し各室間の空気を連通させる通気孔14,15,5
0等が設けられた着脱可能な断熱仕切板3,4と、冷凍
機7と、各室の一つに設置され畜冷材を有して冷凍機7
により畜冷される畜冷装置2を備え、畜冷装置からの冷
気を通気孔を通じて各室に送った後に畜冷装置に循環さ
せ各室の保冷を行う各ダクト8,9と各送風機11,1
2,49を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、畜冷材を用いて断熱箱体内の保冷を行う保冷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、生鮮食品の流通においては、生鮮食品を所定の低温に保持可能な保冷庫 内に生鮮食品等を収納し、この保冷庫をトラックの荷台などに積載することによ りトラック等による輸送又は配送を行うようになってきた。このような保冷庫と しては、配送基地等に設置される冷凍機等により予め畜冷された畜冷材を断熱庫 内に搭載することにより保冷を行うもの、保冷庫に冷凍機を備え配送基地待機中 に配送基地の交流商用電源により冷凍機を運転して畜冷材への畜冷を行うととも にトラック走行中は畜冷された畜冷材により保冷庫内の保冷を行うもの、などが 知られている。これらの保冷庫は、畜冷材を凍結させ、畜冷材が融解する際に周 囲から潜熱を奪う作用を利用して商品等の保冷を行う。従来は、畜冷材の成分を 調整することにより、畜冷材の融解温度を調整し、各種商品に好適な低温環境を 実現していた。例えば、冷凍温度(例えば−15°C以下の温度領域)、氷温( 例えば−3°C〜0°C程度の温度帯)、冷蔵温度(例えば0°C〜5°C程度 の温度帯)などである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の保冷庫は、単一の保冷庫内に専用の畜冷材を搭載すること により予め設計された所定温度の低温環境を実現するものであり、例えば冷凍温 度帯の商品と冷蔵温度帯の商品とを配送する場合にはその温度帯の数に対応した 個数(この例の場合は2個)の保冷倉庫とその温度帯に応じた専用の畜冷材を用 意しなければならなかった。 また、上記従来の保冷庫では、畜冷材の種類に応じて予め設定された温度を維 持することはできるが、所望の任意温度での保冷はできなかった。 本考案は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、1台の保冷装 置で複数の低温環境を実現でき、かつ、任意温度での保冷が可能な保冷装置を提 供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本願考案に係る保冷装置(例えば保冷装置100 )は、断熱箱体(例えば断熱箱体1)と、当該断熱箱体の内部を複数の室(例え ば第1保冷室5,第2保冷室6,畜冷室10)に区画するとともに当該複数の室 の間の空気を連通させる通気孔(例えば第1通気孔14,第2通気孔15,第3 通気孔47,第4通気孔48)が設けられた着脱可能な断熱仕切板(例えば第1 断熱仕切板3,第2断熱仕切板4)と、冷凍機(例えば冷凍機7)と、前記複数 の室の少なくとも一つに設置され畜冷材を有して前記冷凍機により畜冷される畜 冷装置(例えば畜冷装置2)と、を備え、前記畜冷装置において冷却された空気 を前記通気孔を通じて前記各室に送った後に前記畜冷装置に循環させ前記各室の 保冷を行う構成(例えば第1ダクト8,第2ダクト9,第1送風機11,第2送 風機12)を有して構成される。 上記において、前記保冷装置は、前記複数の室のうちの最下段の室(例えば畜 冷室10)内に前記畜冷装置を備え、前記畜冷装置は、前記畜冷材を囲繞すると ともに前記冷凍機により畜冷された冷媒を循環流通させる冷却管(例えば冷却管 22)を有し、前記冷媒との間の熱交換により前記畜冷材に畜冷を行うように構 成されてもよい。 また、上記において、前記保冷装置は、前記畜冷装置において冷却された空気 を前記複数の室のうちのいずれかの室に送る送風路(例えば第1ダクト8,第2 ダクト9)と、当該送風路に導入された冷気を前記いずれかの室内へ吹き出す送 風機(例えば第1送風機11,第2送風機12)と、前記いずれかの室の内部の 温度を検出し出力する温度検出器(例えば第1保冷室内温度センサ38,第2保 冷室内温度センサ39,畜冷室内温度センサ40)と、前記いずれかの室に対し 予め設定された設定室内温度と当該温度検出器から出力された室内温度に基づき 前記送風機の作動又は停止を制御する温度制御手段(例えば制御装置13)と、 を備えて構成されてもよい。 また、上記において、前記保冷装置は、商用電源入力端子(例えば商用電源入 力端子32,32)と、当該商用電源入力端子から商用電源が入力可能な状態で あるか否かを検出し出力する商用電源検出手段(例えば整流回路33)と、蓄電 池(例えば蓄電池35)と、当該蓄電池に充電する蓄電手段(例えばバッテリー チャージャー34)と、運転制御手段(例えば制御装置13,切換スイッチ41 )と、を備え、当該運転制御手段は、前記商用電源検出手段からの出力により前 記商用電源入力端子から商用電源が入力可能な状態であることを検知した場合に は、商用電源からの電力により前記冷凍機を運転させて前記畜冷材への畜冷を行 わせるとともに、前記蓄電手段により商用電源の電力を前記蓄電池に充電させる ように制御し、かつ、運転制御手段は、前記商用電源検出手段からの出力により 前記商用電源入力端子から商用電源が入力できない状態であることを検知した場 合には、前記充電された蓄電池からの電力により前記送風機を運転させて前記保 冷を行わせるよう制御するように構成されてもよい。
【0005】
【作用】
上記構成を有する本願考案によれば、断熱箱体(例えば断熱箱体1)と、当該 断熱箱体の内部を複数の室(例えば第1保冷室5,第2保冷室6,畜冷室10) に区画するとともに当該複数の室の間の空気を連通させる通気孔(例えば第1通 気孔14,第2通気孔15,第3通気孔47,第4通気孔48)が設けられた着 脱可能な断熱仕切板(例えば第1断熱仕切板3,第2断熱仕切板4)と、冷凍機 (例えば冷凍機7)と、前記複数の室の少なくとも一つに設置され畜冷材を有し て前記冷凍機により畜冷される畜冷装置(例えば畜冷装置2)と、を備え、前記 畜冷装置において冷却された空気を前記通気孔を通じて前記各室に送った後に前 記畜冷装置に循環させ前記各室の保冷を行う構成(例えば第1ダクト8,第2ダ クト9,第1送風機11,第2送風機12)を有して構成されたので、各室への 冷気送風の程度を加減調節することにより、各室ごとに異なった温度を維持でき る。また、その温度についても、冷気送風の程度を加減調節することにより任意 の温度が実現できる。 上記の保冷装置において、前記複数の室のうちの最下段の室(例えば畜冷室1 0)内に前記畜冷装置を備え、前記畜冷装置は、前記畜冷材を囲繞するとともに 前記冷凍機により畜冷された冷媒を循環流通させる冷却管(例えば冷却管22) を有し、前記冷媒との間の熱交換により前記畜冷材に畜冷を行うように構成され た場合は、冷却された空気は下方に沈むため、畜冷材の温度上昇が少ない。 また、上記の保冷装置において、前記畜冷装置において冷却された空気を前記 複数の室のうちのいずれかの室に送る送風路(例えば第1ダクト8,第2ダクト 9)と、当該送風路に導入された冷気を前記いずれかの室内へ吹き出す送風機( 例えば第1送風機11,第2送風機12)と、前記いずれかの室の内部の温度を 検出し出力する温度検出器(例えば第1保冷室内温度センサ38,第2保冷室内 温度センサ39,畜冷室内温度センサ40)と、前記いずれかの室に対し予め設 定された設定室内温度と当該温度検出器から出力された室内温度に基づき前記送 風機の作動又は停止を制御する温度制御手段(例えば制御装置13)と、を備え て構成された場合は、それぞれの室内の温度が上昇すれば送風等により所定の設 定温度まで冷却することができ、所定の設定温度まで冷却されたか否かを検出す ることができる。 また、上記の保冷装置において、商用電源入力端子(例えば商用電源入力端子 32,32)と、当該商用電源入力端子から商用電源が入力可能な状態であるか 否かを検出し出力する商用電源検出手段(例えば電圧センサ42)と、蓄電池( 例えば蓄電池35)と、当該蓄電池に充電する蓄電手段(例えばバッテリーチャ ージャー34)と、運転制御手段(例えば制御装置13,切換スイッチ41)と 、を備え、当該運転制御手段は、前記商用電源検出手段からの出力により前記商 用電源入力端子から商用電源が入力可能な状態であることを検知した場合には、 商用電源からの電力により前記冷凍機を運転させて前記畜冷材への畜冷を行わせ るとともに、前記蓄電手段により商用電源の電力を前記蓄電池に充電させるよう に制御し、かつ、運転制御手段は、前記商用電源検出手段からの出力により前記 商用電源入力端子から商用電源が入力できない状態であることを検知した場合に は、前記充電された蓄電池からの電力により前記送風機を運転させて前記保冷を 行わせるよう制御するように構成された場合には、この保冷装置を搭載した運送 トラック等が配送基地等に待機している場合には商用電源を用いて強制的に畜冷 が可能なため予め畜冷された畜冷材のみを用いて保冷を行う方式よりも畜冷材の 温度上昇が少ない。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。図1に示すように、本 考案の一実施例である保冷装置100は、断熱構造を有する断熱箱体1と冷凍機 7と制御装置13を備えて構成されている。この断熱箱体1は、底部に移動用の キャスター27,27を有している。また、保冷対象物を搬入・搬出するための 断熱ドア25を有している。
【0007】 上記の断熱箱体1の内部には、断熱箱体1の内壁面に仕切板支持具45と仕切 板支持具46が設置されている。この仕切板支持具45,46の上に着脱可能な 断熱仕切板である第1断熱仕切板3及び第2断熱仕切板4が設置されている。こ の第1断熱仕切板3により、断熱箱体1の最下段に畜冷室10が区画される。こ の畜冷室10内に畜冷装置2が設置されている。この畜冷装置2は、後述する冷 却管22により断熱箱体1の外部に設置された冷凍機7に接続されている。また 、制御装置13も断熱箱体1の外部に設置されている。第1断熱仕切板3及び第 2断熱仕切板4により、畜冷室10の上方に第1保冷室5と第2保冷室6が区画 される。これら第1保冷室5と第2保冷室6と畜冷室10は複数の室を構成して いる。
【0008】 上記の第1断熱仕切板3には、第1保冷室5と畜冷室10の間の空気を連通さ せる通気孔である第1通気孔14が設けられている。また、第2断熱仕切板4に は、第1保冷室5と第2保冷室6の間の空気を連通させる通気孔である第2通気 孔15が設けられている。
【0009】 また、上記畜冷室10の第1通気孔14の設けられている位置とは反対側の位 置には、上方から下方に垂下し下方に開口を有する断熱壁17が設けられている 。
【0010】 上記の断熱壁17の下方の開口部に連通するようにして、送風路である第1ダ クト8及び第2ダクト9が設けられている。第1ダクト8は、第1保冷室5の天 井付近まで延設され、第1保冷室5の天井付近には、第1ダクト8と第1保冷室 5の間の空気を連通させる通気孔である第3通気孔47が設けられ、この第3通 気孔47には送風機である第1送風機11が取り付けられている。
【0011】 また、第2ダクト9は、第2保冷室6の天井付近まで延設され、第2保冷室6 の天井付近には、第2ダクト9と第2保冷室6の間の空気を連通させる通気孔で ある第4通気孔48が設けられ、この第4通気孔48には送風機である第2送風 機12が取り付けられている。
【0012】 また上記の冷凍機7は、電気モータ等の駆動源により駆動される圧縮機18と 凝縮器19を備えている。圧縮機18と凝縮器19は図示しない配管で接続され 、圧縮器8には冷却管22が接続されている。この冷却管22は畜冷装置2に接 続している。この冷却管22内には、アンモニアやフレオン等の冷媒が循環流通 されている。
【0013】 畜冷装置2は、図2に示すように、コイル状に配設された複数の冷却管22に 囲繞されるようにして、冷却管22の間の容器台20上に、アルミニウム等から なる畜冷容器21が2個ずつ上下に複数段積載された畜冷ユニットが水平方向に 複数個並設されて1つの畜冷パネルを構成している。畜冷装置2は、複数個の畜 冷パネルで形成されている。
【0014】 上記の畜冷容器21は、アルミニウム等の熱の良導体で形成された一面が開放 された中空箱状部材であり、この内部に畜冷材が収納される。畜冷材は、塩化ア ンモニウムとセルロースの混合物などを合成樹脂等のパックに封入して形成した ものであり、所定の凝固温度で凝固(凍結)し、融解する際に周囲から潜熱を奪 い周囲を冷却することができる。したがって、この畜冷材を凍結させれば、周囲 を冷却する能力を蓄えること(畜冷)を行うことができる。
【0015】 畜冷装置2が設置されている畜冷室10の天井をなす第1断熱仕切板3の一端 付近には第1通気孔14が開設されている。この第1通気孔14近傍の第1断熱 仕切板3の下面には断熱のれん16が設けられており、この断熱のれん16は、 各畜冷ユニットの中底部付近まで垂下している。
【0016】 次に、図3を参照しつつ、この保冷装置100の運転制御系統について説明す る。この保冷装置100は、保冷装置全体の運転を制御するための制御装置13 を備えている。この制御装置13は、マイクロコンピュータで構成され、図示し ないCPU(Central Processing Unit :中央制御装置)と、ROM(Read Onl y Memory:読出し専用メモリ)やRAM(Random Access Memory:随時書込み読 出しメモリ)等の内部記憶装置を内蔵している。この制御装置13には、制御装 置13に接続し操作指令を入力するためのキーボードやマウス等の操作部36と 、運転状況等を画像や文字で表示するCRT(Cathode Ray Tube)等の表示部3 7が接続されている。
【0017】 上記の制御装置13には、冷凍機7と第1送風機11と第2送風機12が接続 され、それらの作動と停止は制御装置13によって制御される。また、制御装置 13には、温度検出器である第1保冷室内温度センサ38と第2保冷室内温度セ ンサ39と畜冷室内温度センサ40が接続されている。これらの温度センサは、 第1保冷室5、第2保冷室6、畜冷室10の壁面等に取り付けられ、各室の内部 の温度を検出し制御装置13に出力する。
【0018】 また、上記の保冷装置100は、商用電源入力端子32,32を有している。 この商用電源入力端子32,32からの配線は冷凍機7に接続され、冷凍機7に 商用電源を供給している。また、上記商用電源入力端子32,32からの配線は 商用電源検出手段に相当する整流回路33に接続されている。整流回路33は商 用電源から入力された交流を直流に変換し、その出力を制御装置13に入力する 。
【0019】 さらに、商用電源入力端子32,32からの配線は蓄電手段であるバッテリー チャージャー34に接続されている。バッテリーチャージャー34は、その内部 に図示しない整流回路を備えており、商用電源から入力された交流を直流に変換 して蓄電池35に出力し充電させる。バッテリーチャージャー34の出力は、切 換スイッチ41を介して蓄電池35に入力されている。この切換スイッチ41は 制御装置13に接続され制御装置13に制御される。また、蓄電池35の出力線 には電圧センサ42が設けられ、蓄電池35の電圧が検出され制御装置13に送 られるように構成されている。
【0020】 次に、この保冷装置100全体の運転制御動作と、それに伴う保冷装置100 内の動作について図1ないし図4を参照しつつ説明する。 まず制御装置13内の図示しないCPUが冷凍機7に作動制御信号s1 を送る と冷凍機7が作動し、上記の冷却管22内を循環流通する液体状の冷媒は、畜冷 装置2内の冷却管22で減圧されて気化し、この際に畜冷装置2内の熱を奪うの で、畜冷装置2内の後述する畜冷材と冷媒との間で熱交換がなされ畜冷材の温度 が低下する。これにより畜冷装置2内に設置された畜冷材が凍結し、畜冷材への 畜冷が行われる。
【0021】 畜冷装置2内の冷却管22内で気化した冷媒は、図示しない配管により圧縮機 18に送られて圧縮され、高温高圧の気体となる。この高温高圧の気体状の冷媒 は、凝縮器19に送られ、放熱ファン等により冷却され液化される。この液化さ れた冷媒は、再び図示しない配管により畜冷装置2に送られ、再び畜冷に使用さ れる。
【0022】 この際、同時に、畜冷室内温度センサ40が畜冷室10の内部の温度を検出し 畜冷室内温度データ信号s2 として制御装置13に出力している。この結果、畜 冷室内温度センサ40が制御装置13に出力した室内温度に関する畜冷室内温度 データ信号s2 の内容から畜冷材が凍結温度以下となったことが制御装置13の 図示しないCPUに検知された場合には、全ての畜冷材が十分凝固(凍結)した ことを意味するから、制御装置13の図示しないCPUは、冷凍機7に停止制御 信号s3 を送って停止させる。これにより上記の畜冷動作は停止する。
【0023】 上記のようにして畜冷装置2内の畜冷材に十分な畜冷がなされると、畜冷容器 21の周囲の空気は冷却され、比重が大きくなるので畜冷室10の下方へ沈む。 ここで、制御装置13の図示しないCPUが、第1送風機11に第1送風機作動 制御信号s4 又は第2送風機12に第2送風機作動制御信号s5 を送って各送風 機のいずれか又は両方を作動させると、第1ダクト8内の空気又は第2ダクト9 内の空気が上方に吸引される。
【0024】 図4において、矢印を附した線は、冷却された空気(冷気)の流線を示してい る。この吸引動作により、畜冷装置2で冷却された冷気は、畜冷室10内を図4 の左方へ移動し、畜冷室10の図上左端付近の断熱壁17下方開口部分に集中し た後、送風機49によって畜冷室10の外部へ出る。次いで、冷気は、各ダクト 8,9内を上昇し、第1送風機11は第1ダクト8に導入された畜冷装置2から の冷気を第1保冷室5の室内へ吹き出す。また、第2送風機12は第2ダクト9 に導入された通気孔50を介する第1保冷室5からの冷気を第2保冷室6の室内 へ吹き出す。
【0025】 各送風機から吹き出された冷気は、第1保冷室5の室内及び第2保冷室6の室 内を流れ各室内を冷却する。各保冷室内を冷却した冷気は、各通気孔を通過して 連接する室内へ入る。すなわち、第2保冷室6内を冷却した冷気は第2通気孔1 5を通過して第1保冷室5内へ入り、第1保冷室5内を冷却した後、第1通気孔 14を通過して再び畜冷室10へ循環し戻ってくる。
【0026】 この際、第1通気孔14から戻ってきた冷気は、断熱のれん16の外側を下方 に降下し、各畜冷ユニットの中底部付近で畜冷装置2内へ導入される。畜冷装置 2内では、冷却管22の間や畜冷容器21の近傍を流れることにより、畜冷材に 畜冷された冷気により再び冷却される。このようなサイクルを繰り返し、冷気が 各保冷室間を循環することにより、各保冷室5,6内の商品等が保冷される。
【0027】 上記の冷気循環は、各送風機11,12が作動することによって行われる。こ の際、同時に、第1保冷室内温度センサ38及び第2保冷室内温度センサ39は 、第1保冷室5及び第2保冷室6の内部の温度を検出し制御装置13の図示しな いCPUに第1保冷室内温度データ信号s6 及び第1保冷室内温度データ信号s 7 を出力している。
【0028】 各保冷室は、その室内温度帯域が予め設定されており、この設定室内温度は制 御装置13に操作部36により外部から入力されるかあるいは制御装置13内の 図示しないROM等に記憶されている。この設定室内温度は、操作部36を操作 することにより任意温度に設定可能である。
【0029】 そして、上記のいずれかの温度センサが制御装置13に出力した室内温度に関 するデータ信号s6 ,s7 がそれぞれ該当する室の所定の設定室内温度帯域の下 限値を下まわった場合には、制御装置13の図示しないCPUは、該当する送風 機に第1送風機停止制御信号s8 又は第2送風機停止制御信号s9 を送って停止 させる。これにより上記の冷気循環は停止する。
【0030】 逆に、上記のいずれかの温度センサが制御装置13に出力した室内温度に関す るデータ信号s6 ,s7 が所定の設定室内温度帯域の上限値を上まわった場合に は、制御装置13の図示しないCPUは、該当する送風機に第1送風機作動制御 信号s4 又は第2送風機作動制御信号s5 を送って作動させる。これにより上記 の冷気循環が開始され該当する室がそれぞれ個別に冷却される。
【0031】 上記のような制御を行うことにより、各保冷室ごとにそれぞれ異なった室内温 度を維持するように制御することができ、例えば、第1保冷室5を氷温帯域(例 えば−3°C〜0°C程度の温度帯)に保冷し、第2保冷室6を冷蔵温度帯域( 例えば0°C〜5°C程度の温度帯)に保冷する、といった制御が可能となる。 したがって、1台の保冷装置100により、各保冷室ごとに複数の低温環境が実 現でき、かつ、それらの温度帯域を任意温度に制御することができる。ここに、 制御装置13は温度制御手段に相当している。
【0032】 また、上記の整流回路33は、商用電源入力端子32,32から商用電源が入 力可能な状態であるか否かを検出し、商用電源検出信号s10を制御装置13に出 力している。商用電源が入力可能な状態とは、この保冷装置100がトラック等 に搭載されている場合に配送基地に待機している状態などである。また、商用電 源が入力できない状態とは、この保冷装置100がトラック等に搭載されている 場合に、そのトラック等が走行している状態などである。
【0033】 制御装置13の図示しないCPUは、整流回路33からの出力s10により、商 用電源入力端子32,32から商用電源が入力可能な状態であることを検知した 場合には、冷凍機7に冷凍機作動制御信号s1 を送り、商用電源からの電力によ り冷凍機7を運転させ、畜冷材への畜冷動作を行わせるよう制御する。
【0034】 上記の畜冷動作と同時に、制御装置13の図示しないCPUは、切換スイッチ 41に切換スイッチ制御信号s11を送り、バッテリーチャージャー34の出力を 蓄電池35側へ送出させ、商用電源の電力を蓄電池35に充電させるように制御 する。このようにして充電された電力は、この保冷装置100がトラック等に搭 載され、そのトラック等が走行している場合のような商用電源が入力できない状 態のときに、いずれかの保冷室内の温度が所定の設定室内温度帯域の上限値を上 まわり、該当する送風機を作動させる必要が生じたときなどにおける送風機の動 力源となる。
【0035】 逆に、制御装置13の図示しないCPUは、整流回路33からの出力s10によ り商用電源入力端子32,32から商用電源が入力できない状態であることを検 知した場合には、切換スイッチ41に切換スイッチ制御信号s12を送り、上記動 作により充電された蓄電池35からの電力を送風機11又は送風機12に送らせ 、いずれかの送風機を運転させて上記の冷気循環動作(保冷動作)を行わせるよ う制御する。上記において、制御装置13と切換スイッチ41は運転制御手段を 構成している。
【0036】 また、蓄電池35の出力線には電圧センサ42が設けられ、蓄電池35の電圧 が検出され制御装置13に送られるので、蓄電池35の充電量が不足した場合に は、この電圧センサ42からの蓄電電圧不足検出信号s13が制御装置13に送ら れる。制御装置13の図示しないCPUは、この蓄電電圧不足検出信号s13を受 けると、切換スイッチ41に再び切換スイッチ制御信号s11を送り、バッテリー チャージャー34の出力を蓄電池35側へ送出させ、商用電源の電力を蓄電池3 5に充電させるように制御する。
【0037】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではない。上記実施例は、例示 であり、本考案の実用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同 一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本考 案の技術的範囲に包含される。
【0038】 例えば、上記実施例においては、畜冷装置2における畜冷容器21の配置状態 について、畜冷容器21が2個ずつ上下に複数段積載された畜冷ユニットが水平 方向に複数個並設されて1つの畜冷パネルを構成し、複数個の畜冷パネルで畜冷 装置を形成する例について説明したが、これには限定されず、畜冷容器の個数は 全体で1個又は複数個であればよい。
【0039】 また、上記実施例においては、畜冷材として、塩化アンモニウムとセルロース の混合物を合成樹脂等のパックに封入して形成したものを例に挙げて説明したが 、これには限定されず、他の成分からなる畜冷材、例えば、凍結して氷となる水 を合成樹脂パックに詰めたものなどであってもかまわない。要は、一定の低い凝 固温度で凝固し、融解時に周囲から潜熱を奪い冷却することが可能な物質であれ ばよく、そのような物質であれば如何なるものであってもかまわない。
【0040】 また、上記実施例においては、保冷装置100内の畜冷室として1つの畜冷室 を備え、保冷室として2つの保冷室を備えたものを例に挙げて説明したが、これ には限定されず、畜冷室又は保冷室の個数は1又は複数であればよい。同様に、 送風路の個数及び送風機の個数も1又は複数であればよく、上記実施例に限定さ れるものではない。
【0041】
【考案の効果】
以上説明したように、上記構成を有する本願考案によれば、断熱箱体と、当該 断熱箱体の内部を複数の室に区画するとともに当該複数の室の間の空気を連通さ せる通気孔が設けられた着脱可能な断熱仕切板と、冷凍機と、前記複数の室の少 なくとも一つに設置され畜冷材を有して前記冷凍機により畜冷される畜冷装置と 、を備え、前記畜冷装置において冷却された空気を前記通気孔を通じて前記各室 に送った後に前記畜冷装置に循環させ前記各室の保冷を行う構成を有して構成さ れたので、各室への冷気送風の程度を加減調節することにより、各室ごとに異な った温度を維持できる。また、その温度についても、冷気送風の程度を加減調節 することにより任意の温度が実現できる、という利点がある。 上記の保冷装置において、前記複数の室のうちの最下段の室内に前記畜冷装置 を備え、前記畜冷装置は、前記畜冷材を囲繞するとともに前記冷凍機により畜冷 された冷媒を循環流通させる冷却管を有し、前記冷媒との間の熱交換により前記 畜冷材に畜冷を行うように構成された場合は、冷却された空気は下方に沈むため 、畜冷材の温度上昇が少ない、という利点を有している。 また、上記の保冷装置において、前記畜冷装置において冷却された空気を前記 複数の室のうちのいずれかの室に送る送風路と、当該送風路に導入された冷気を 前記いずれかの室内へ吹き出す送風機と、前記いずれかの室の内部の温度を検出 し出力する温度検出器と、前記いずれかの室に対し予め設定された設定室内温度 と当該温度検出器から出力された室内温度に基づき前記送風機の作動又は停止を 制御する温度制御手段と、を備えて構成された場合は、それぞれの室内の温度が 上昇すれば送風等により所定の設定温度まで冷却することができ、所定の設定温 度まで冷却されたか否かを検出することができる、という利点がある。 また、上記の保冷装置において、商用電源入力端子と、当該商用電源入力端子 から商用電源が入力可能な状態であるか否かを検出し出力する商用電源検出手段 と、蓄電池と、当該蓄電池に充電する蓄電手段と、運転制御手段と、を備え、当 該運転制御手段は、前記商用電源検出手段からの出力により前記商用電源入力端 子から商用電源が入力可能な状態であることを検知した場合には、商用電源から の電力により前記冷凍機を運転させて前記畜冷材への畜冷を行わせるとともに、 前記蓄電手段により商用電源の電力を前記蓄電池に充電させるように制御し、か つ、運転制御手段は、前記商用電源検出手段からの出力により前記商用電源入力 端子から商用電源が入力できない状態であることを検知した場合には、前記充電 された蓄電池からの電力により前記送風機を運転させて前記保冷を行わせるよう 制御するように構成された場合には、この保冷装置を搭載した運送トラック等が 配送基地等に待機している場合には商用電源を用いて強制的に畜冷が可能なため 予め畜冷された畜冷材のみを用いて保冷を行う方式よりも畜冷材の温度上昇が少 ない。 したがって、上記構成を有する本願考案によれば、1台の保冷装置で複数の低 温環境が実現でき、かつ、任意温度での保冷が可能である、という利点を有して いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である保冷装置の全体構成を
示す図であり、図1(A)は側面断面図を、図1(B)
は一部欠截正面断面図を、それぞれ示している。
【図2】図1に示す保冷装置における畜冷装置のさらに
詳細な構成を示す図であり、図2(A)は畜冷装置の一
部欠截側面断面図を、図2(B)は畜冷装置の一部欠截
平面断面図を、それぞれ示している。
【図3】図1に示す保冷装置の運転制御系統の構成を示
すブロック図である。
【図4】図1に示す保冷装置における冷気の循環を示す
図である。
【符号の説明】
1 断熱箱体 2 畜冷装置 3 第1断熱仕切板 4 第2断熱仕切板 5 第1保冷室 6 第2保冷室 7 冷凍機 8 第1ダクト 9 第2ダクト 10 畜冷室 11 第1送風機 12 第2送風機 13 制御装置 14 第1通気孔 15 第2通気孔 16 断熱のれん 17 断熱壁 18 圧縮機 19 凝縮器 20 容器台 21 畜冷容器 22 冷却管 24 通気管 25 断熱ドア 27 キャスター 32 商用電源入力端子 33 整流回路 34 バッテリーチャージャー 35 蓄電池 36 操作部 37 表示部 38 第1保冷室内温度センサ 39 第2保冷室内温度センサ 40 畜冷室内温度センサ 41 切換スイッチ 42 電圧センサ 45,46 仕切板支持具 47 第3通気孔 48 第4通気孔 49 送風機 50 通気孔 100 保冷装置

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に冷却空間を有する断熱箱体と、 前記断熱箱内に配置された冷凍機と、 前記断熱箱内に積層配置され、前記冷凍機によって冷却
    されることによって蓄冷し、 前記冷却空間へ冷気を供給する蓄冷材を備え、 前記冷却空間が着脱可能な仕切板によって複数の冷却室
    に区画されている構成を有することを特徴とする保冷装
    置。
  2. 【請求項2】 前記蓄冷材が前記断熱箱内に形成された
    冷気貯蔵室内に配置され、 前記複数の冷却室が送風機によって前記冷気貯蔵室から
    ダクトを介して冷気を供給される構成を有する請求項第
    1に記載の保冷装置。
  3. 【請求項3】 前記冷気貯蔵室は断熱仕切板によって前
    記冷却室と区画され、前記冷凍機に接続された冷却コイ
    ル間に前記蓄冷材を配置する構成を有する請求項2に記
    載の保冷装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却室は車両移動食料品を収容し、
    前記冷凍機は車両が停止中のときは、商用電源によって
    駆動され、車両が移動中のときは車両が停止中にバッテ
    リーチャージャーを介して充電されたバッテリーによっ
    て駆動される構成を有する請求項1に記載の保冷装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3433175B2 (ja) 2000-10-30 2003-08-04 三洋電機株式会社 貯冷庫
JP2015230158A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 東芝キヤリア株式会社 保冷庫
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