JP3055708U - 既設管の位置検認装置 - Google Patents

既設管の位置検認装置

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JP3055708U
JP3055708U JP1998005101U JP510198U JP3055708U JP 3055708 U JP3055708 U JP 3055708U JP 1998005101 U JP1998005101 U JP 1998005101U JP 510198 U JP510198 U JP 510198U JP 3055708 U JP3055708 U JP 3055708U
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裕治 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設管の位置検認装置の精度を高める。 【解決手段】 既設管1に向けてガイドケーシング3を
打設し、先端に検認具13を備えるロッド11を上記ガ
イドケーシング3に沿って挿入し、上記検認具13に設
けた進退自在の探針棒15aを既設管1に押し付け、そ
の突出残量eからガイドケーシング3の位置ズレdを検
認するように構成する。上記検認具13は、ガイドケー
シング3の軸心Zに沿う中央の探針棒15aと直列状に
配置した複数の探針棒15b・15cを備え、これらの
探針棒15a・15b・15cの突出残量eが既設管1
の外接円弧軌跡を描くように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、地中に埋設された既設管と後から打設した打設管とを接続するに 際して、既設管の位置を確認する技術に関する。
【0002】
【技術の背景】
既設管と後から打設した打設管とは、例えば図3(a)〜(d)に示す要領で 接続される。先端にビットを設けたガイドケーシング3をボーリングマシンMで 旋回しながら地中の既設管1に向けて打設し〔図3(a)〕、先端に削孔ビット 12を取り付けた回転ロッド11により既設管1に接続孔2を削孔し〔図3(b )〕、先端部4aにゴムシール5を固着した打設管4をガイドケーシング3内に 挿入してその先端部4aを上記接続孔2に挿入するとともに、ガイドケーシング 3と打設管4との間隙にモルタル等の充填材9を上記ゴムシール5の上から充填 して既設管1と後から打設した打設管4とを固定し〔図3(c)〕、その後ガイ ドケーシング2を引き抜き、土砂を埋め戻すことにより既設管1と打設管4の接 続が完了する〔図3(d)〕。
【0003】 ところで、既設管1と後から打設した打設管4と正しく接続するには、既設管 1に正しく接続孔2を削孔することが必要であり、そのためには、図3(a)に 示すように、ボーリングマシンMを正しく設置してガイドケーシング3を打設す ることが不可欠である。そしてボーリングマシンMの設置に際しては、既設管1 の埋設深さDと打設管4の地上側端部4bの位置Lが基準になる。 しかしながら、既設管1の位置は埋設図面等に示されているが、実際には埋設 深さDと相当の誤差があり得ることから、既設管1に接続孔2を削孔する前に、 あらかじめガイドケーシング3が正しく打設されたか否かを位置検認装置で確認 する必要がある。
【0004】
【従来の技術】 この既設管の位置検認装置としては、従来より例えば図4(A)に示すものが 知られている。それは図3(a)の要領で既設管1に向けてガイドケーシング3 を打設し、次いで先端に検認具13を備えるロッド11を上記ガイドケーシング 3に沿って挿入する。上記検認具13はガイドケーシング3の軸心Zに沿う進退 自在の探針棒15aを備え、この探針棒15aを既設管1に押し付け、それをガ イドケーシング3から引き抜いて探針棒15aの突出残量eを測定し、その突出 残量eからガイドケーシング3の位置ズレdを検認するように構成されている。
【0005】 ここで、図4(B)は、図4(A)中の要部の拡大図であり、図4(B)中の 符号Pは探針棒15aと既設管1との接点、Qは既設管1とガイドケーシング3 との接点、Tは接点Pにおける既設管1との接線、r1 は既設管1の半径、r2 はガイドケーシング3の半径を示す。この図4(B)より、e=r2 tanα であるから、α=tan-1(e/r2)と書き直すことにより探針棒15aの突 出残量eから次式によりガイドケーシング3の位置ズレdを算定することができ る。 d=2αr1=2r1tan-1(e/r2
【0006】 即ち、探針棒15aの突出残量eがセロであれば、既設管1に向けて打設した ガイドケーシング3の軸心Zと既設管1の軸心Oとが合致していることを意味し 、探針棒15aの突出残量eがゼロでなければ、上記位置ズレdから次式により ボーリングマシンMの設定誤差δθを算出することができ、この設定誤差δθに 基づいてボーリングマシンMの設定角度θを修正してガイドケーシング3を正し く打設し直すことができる。ただし、δθ=d/(D2+L21/2 である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では単一の探針棒15aの突出残量eからガイド ケーシング3の位置ズレdを検認するように構成されていることから、その検認 精度が劣る。即ち、探針棒15aと既設管1との接点Pや既設管1とガイドケー シング3との接点Qに小石等を噛込んでいた場合には、接点Pにおける前記接線 Tがずれるため、結果的にガイドケーシング3の位置ズレdを誤認し、ひいては ボーリングマシンMの設定誤差δθを正しく算出することができず、ボーリング マシンMの設定角度θを正しく修正し直すことができなくなる。 本考案はこのような事情を考慮したもので、既設管の位置検認装置の精度を高 めることを技術課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するものとして、以下のように構成される。 即ち、請求項1に記載した考案は、既設管1に向けてガイドケーシング3を打 設し、先端に検認具13を備えるロッド11を上記ガイドケーシング3に沿って 挿入し、上記検認具13が備える進退自在の探針棒15aを既設管1に押し付け 、その突出残量eからガイドケーシング3の位置ズレdを検認するように構成し た既設管の位置検認装置(以下これ「基本構成」という)において、 上記検認具13は、ガイドケーシング3の軸心Zに沿う中央の探針棒15aに 対して直列状に配置した複数の探針棒15b・15cを備え、これらの探針棒1 5a・15b・15cの突出残量eが既設管1の外接円弧軌跡を描くように構成 したことを特徴とするものである。
【0009】 請求項2に記載した考案は、請求項1に記載した既設管の位置検認装置におい て、上記中央の探針棒15aに対して他の探針棒15b・15cを点対象に配置 したことを特徴とするものである。
【0010】
【考案の作用・効果】
(イ)請求項1に記載した考案では、前記基本構成において、検認具13が中央 の探針棒15aに対して直列状に配置した複数の探針棒15b・15cを備え、 これらの探針棒15a・15b・15cの突出残量eが既設管1の外接円弧軌跡 を描くように構成したことから、その検認精度が格段に高まる。
【0011】 即ち、いずれかの探針棒15a・15b・15cと既設管1との接点や既設管 1とガイドケーシング3との接点Qに小石等を噛込んでいた場合においても、直 列状に配置したこれらの探針棒15a・15b・15cの突出残量eが全体とし て既設管1の外接円弧軌跡を描くことから、この外接円弧軌跡に基づいて中央の 探針棒15aの接点Pにおける接線Tを描くことができ、前記した算出式に基づ いてガイドケーシング3の位置ズレd、ひいてはボーリングマシンMの設定誤差 δθを正しく算出することができ、ボーリングマシンMの設定角度θを正しく修 正し直すことができる。これにより、既設管の位置検認装置の精度を格段に高め ることができる。
【0012】 (ロ)請求項2に記載した考案では、請求項1に記載した既設管の位置検認装置 において、中央の探針棒15aに対して他の探針棒15b・15cを点対象に配 置したことから、外接円弧軌跡に基づいて中央の探針棒15aの接点Pにおける 接線Tを一段と正確に描くことができる。これにより、上記作用効果(イ)を一 層強力に発揮することができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下本考案による実施形態を図1及び図2に基づいてさらに詳しく説明する。 ここで、図1は本考案に係る位置検認装置の使用状態を示す要部の拡大縦断面図 であり、図2はその検認具を示し、図2(a)はその平面図、図2(b)はその 側面図、図2(c)はその下面図である。本考案による既設管の位置検認装置は 従来例と同様の基本構成を備える。
【0014】 即ち、この位置検認装置は、図1に示すように、既設管1に向けてガイドケー シング3を打設し、先端に検認具13を備えるロッド11を上記ガイドケーシン グ3に沿って挿入し、上記検認具13が備える進退自在の探針棒15a〜15c を既設管1に押し付け、その突出残量eからガイドケーシング3の位置ズレdを 検認するように構成されている。以下、本考案の特徴をなす構成について説明す る。
【0015】 本実施形態では、図1及び図2(a)〜(c)に示すように、検認具13が、 ロッド11の先端に着脱交換自在に設けられた基台14と、この基台14の下面 の組付孔14a〜14cに挿入した複数の探針棒15a・15b・15cと、上 記基台14にこれと十文状に交差させて固設した交差ロッド16とから構成され ている。そして検認具13の基台14と交差ロッド16とを上記ガイドケーシン グ3の内面に沿わせて挿入した状態では、検認具13に設けた中央の探針棒15 aがガイドケーシング3の軸心Zとほぼ合致するように構成されている。
【0016】 上記基台14の下面には、図2(c)に示すように、交差ロッド16の方向と 交差するように直列状の組付孔14a〜14cが穿設され、かつ、中央の組付孔 14aに対して他の組付孔14b・14cが点対象をなすように配置されている 。従って、これらの探針棒15a〜15cも直列状に配置され、かつ、中央の探 針棒15aに対して他の探針棒15b・15cは点対象に配置されている。そし てこれらの組付孔14a〜14cの深さは、探針棒15a〜15cの長さにほぼ 匹敵する。
【0017】 上記探針棒15a〜15cは、多少変形可能な合成樹脂材又は木材等で構成さ れており、上記組付孔14a〜14cは、探針棒15a〜15cの外径より若干 小さく形成され相互の摩擦力が大きくなるようにしてある。そしてこれらの探針 棒15a〜15cは、上記組付孔14a〜14c内にその過半部が圧入してあり 、交差ロッド16の方向を既設管1の軸心Z方向に合致させて探針棒15a・1 5b・15cを加圧力略100kg〜1000kgで既設管1に押し付けると、 図1に示すように、その突出残量eが既設管1の外接円に沿って円弧軌跡を描く ように構成されている。
【0018】 なお、検認具13をガイドケーシング3より取り出したとき、上記摩擦力によ りその円弧軌跡が崩れる虞れはない。ここで、図1中の検認状態(A)は、既設 管1に向けて打設したガイドケーシング3の軸心Zと既設管1の軸心Oとが合致 している状態を示し、図1中の検認状態(B)は、ガイドケーシング3の軸心Z が既設管1の軸心Oに対してd=2αr1 だけずれている状態を示している。
【0019】 上記構成によれば、いずれかの探針棒15a・15b・15cと既設管1との 接点や既設管1とガイドケーシング3との接点Qに小石等を噛込んでいた場合に おいても、探針棒15a・15b・15cを直列状、かつ、中央の探針棒15a に対して点対象に配置し、これらの探針棒15a・15b・15cの突出残量e が全体として既設管1の外接円弧軌跡を描くことから、この外接円弧軌跡に基づ いて中央の探針棒15aの接点Pにおける接線Tを描くことができ、前記した算 出式に基づいてガイドケーシング3の位置ズレd、ひいてはボーリングマシンM の設定誤差δθを正しく算出することができ、ボーリングマシンMの設定角度θ を正しく修正し直すことができる。これにより、既設管の位置検認装置の精度を 格段に高めることができる。
【0020】 なお、本考案は上記の実施形態に限るものではなく、既設管はヒューム管に限 らないし、打設管は塩化ビニール管に限らない。また、検認具13を構成する探 針棒15a・15b・15cの個数や、検認具13に設けた中央の探針棒15a をガイドケーシング3の軸心Zとほぼ合致させる構成についても、適宜変更を加 えて実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る位置検認装置の使用状態を示す要
部の拡大縦断面図である。
【図2】本考案に係る検認具を示し、図2(a)はその
平面図、図2(b)はその側面図、図2(c)はその下
面図である。
【図3】既設管と打設管の接続方法を示し、図2(a)
は既設管の打設工程、図2(b)は接続孔の削孔工程、
図2(c)は管の接続と充填材の充填工程、図2(d)
はガイドケーシング引き抜き・土砂埋め戻し工程を示
す。
【図4】従来例に係る位置検認装置を示し、図4(A)
はその使用状態を示す要部の拡大縦断面図、図4(B)
は図4(A)中の要部の拡大図である。
【符号の説明】
1…既設管、3…ガイドケーシング、11…ロッド、1
3…検認具、15a…中央の探針棒、15b・15c…
探針棒、e…探針棒の突出残量、d…位置ズレ、Z…ガ
イドケーシングの軸心。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設管(1)に向けてガイドケーシング
    (3)を打設し、先端に検認具(13)を備えるロッド
    (11)を上記ガイドケーシング(3)に沿って挿入
    し、上記検認具(13)に設けた進退自在の探針棒(1
    5a)を既設管(1)に押し付け、その突出残量(e)
    からガイドケーシング(3)の位置ズレ(d)を検認す
    るように構成した既設管の位置検認装置において、 上記検認具(13)は、ガイドケーシング(3)の軸心
    (Z)に沿う中央の探針棒(15a)に対して直列状に
    配置した複数の探針棒(15b・15c)を備え、これ
    らの探針棒(15a・15b・15c)の突出残量
    (e)が既設管(1)の外接円弧軌跡を描くように構成
    した、ことを特徴とする既設管の位置検認装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した既設管の位置検認装
    置において、 上記中央の探針棒(15a)に対して他の探針棒(15
    b・15c)を点対象に配置した、ことを特徴とする既
    設管の位置検認装置。
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