JP3057632B2 - 集塵装置 - Google Patents

集塵装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集塵装置に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用掃除機や黒板拭き掃除機等
の集塵装置は、一般的に、集塵のための空気中の塵を分
離する濾過部と、この濾過部で分離された塵を蓄積する
蓄塵部とが一体に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の集塵装置は、蓄えられた塵量の増加に伴い集塵のた
めの空気の透過力に対する抵抗力が増加する。この抵抗
力は集塵の実行力を低下させる。よって、蓄積された塵
量が少ない稼働初期は高い集塵力を発揮するが、塵が蓄
積されるに従って集塵力が低下する。この結果、現実的
には、実際に稼働期間中の相当長期の間は、当初の集塵
力よりはるかに低い集塵力で使用されているのが現状で
ある。この様に、従来の集塵装置は本来の集塵力を十分
に発揮できていない問題点を伴う。
【0004】本発明は、集塵量に稼働力が影響され難い
集塵装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の集塵装置は、塵を含んだ空気中の塵を濾過
するフィルタと、このフィルタの下方に設置され濾過さ
れた塵を蓄積する蓄塵室と、フィルタから落下する塵に
対し傾斜を構成しこの塵を蓄塵室へ誘導する傾斜部と、
傾斜部と蓄塵室との間において通気の開閉を行うシャッ
タと、空気を給排気するブロワ部とを有し、ブロア部の
吸排気動作とシャッタの開閉動作とを連動させたことを
特徴としている。
【0006】また、上記の集塵装置は、さらに、フィル
タに振動を与える加振部を有し、この加振部によりフィ
ルタに付着した塵を離脱させ、フィルタの外形を円錐
型、円筒型または半球型とし、このフィルタの表面に付
着した塵を離脱させると同時に排気流により塵を蓄塵室
へ集合させ、この蓄塵室へ集合した塵を排気力により圧
縮させるとよい。
【0007】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる集塵装置の実施例を詳細に説明する。図1〜図8を
参照すると本発明の集塵装置が適用される集塵装置の実
施例が示されている。
【0008】<第1の実施形態>図1は第1の実施形態
の集塵装置の全体構成を示す図である。本実施形態の集
塵装置10は、ノズル部11、フィルタ部12、蓄塵部
13及びブロア部14を有して構成される。また、図2
は、フィルタ部12を拡大図示している。
【0009】これらの構成部のノズル部11は、取手1
11、柄112、吸塵のためのノズル113および通気
の開閉を行うシャッタ(1)114とにより構成され
る。
【0010】フィルタ部12は、回転自在に構成された
フィルタ121と、このフィルタ121を回転駆動する
小モータ122と、小モータの不図示のロータと直結さ
れた軸123とを有している。
【0011】塵を含む空気を濾過し空気中に含まれる塵
を分離させるフィルタ121は、分離を目的とする塵の
大きさ風圧等から要求される、強度に耐え得る所定の紙
・布等で構成する。このフィルタ121は、例えば、円
錐形に形成され、円錐の中心へ軸123が取り付けら
れ、小モータ132により回転可動に構成される。回転
により生じる遠心力により、フィルタ121へ付着した
小さな塵に至るまで離脱させることを図っている。
【0012】蓄塵部13は、傾斜部131と蓄塵室13
2とシャッタ(2)133とで構成される。傾斜部13
1は、フィルタ部12から落下する塵に対し平板が傾斜
を構成している。この傾斜部131が、フィルタ部12
から自然あるいは強制的に落下させた塵を蓄塵室132
へ誘導する。また、傾斜部131と蓄塵室132との仕
切り部には、両部間の通気の開閉を行うシャッタ(2)
133が構成される。
【0013】ブロア部14は、パイプ部141とモータ
部142とを有して構成される。ブロア部14は、通気
圧方向を可逆とし、吸引と排気との空気流を選択的に形
成することが可能に構成される。パイプ部141は、フ
ィルタ部12とブロア部14との間の空気流を誘導する
筒体である。また、モータ部142は、回転力により上
記可逆的な給排気力を生じさせる。この給排気力を生じ
させるモータ部142への駆動電源は、不図示の電源コ
ードで商用電源が供給され、または集塵装置10へ一体
的に構成されるバッテリから供給される電源を用いる。
【0014】上記により構成される集塵装置10におい
て、ブロア部14により吸気力を発生させる場合は集塵
機能を形成し、排気力を発生させる場合は蓄塵機能を形
成する。この関係による本実施形態の集塵装置の動作手
順を以下に詳述する。
【0015】図1中の記号A〜Eは、空気流の方向を表
す。ブロア部14が吸気力を発生している場合には、空
気流の方向は記号AおよびBとなる。また、排気流の場
合には、記号C〜Eとなる。なお、吸排気と2つのシャ
ッタ114、133の開閉との関係は、吸気流時には、
シャッタ(1)114が開状態、シャッタ(2)133
が閉状態とされる。排気時には、シャッタ(1)114
が閉状態、シャッタ(2)133が開状態とされる。
【0016】(イ);記号AおよびBの方向の空気流に
おいて、塵を含んだ高速で流れる空気はノズルを介して
集塵装置10の内部に入る。内部へ入った空気が含有す
る塵はフィルタ部12で濾過される。濾過された塵の
内、重い塵は重力の自然落下により傾斜部を介してまた
は直に蓄塵部13へ落下する。また、軽い塵はローソク
型円筒状のフィルタ121の外周面に付着する。濾過さ
れた空気は、フィルタ121を透過し、フィルタ121
の内部を通ってメインモータ方向へ流れる。
【0017】(ロ);吸気動作(イ)により集塵動作を
稼動後、蓄塵動作を実行する。この蓄塵動作は、小モー
タ122の稼動とブロア部の排気動作とにより行う。小
モータ122の回転によりフィルタ121の表面に付着
した塵を離脱させると同時に、排気流C,D,Eにより
塵を蓄塵室132へ集合させる。蓄塵室132へ集合し
た塵は、排気力により圧縮される。
【0018】(ハ);上記の(イ)から(ロ)に至る動
作において、シャッタ(1)114の動作はシャッタ
(1)114の密閉に始まり、シャッタ(2)133の
開口、フィルタ121の回転始動、フィルタ121の回
転停止、数秒後にシャッタ(1)114の開口、シャッ
タ(2)133の密閉の各順に作動する。フィルタ12
1の回転の後にメインモータ142の回転も停止させ
る。これらの一連の動作は、本実施形態では20秒ぐら
いで全工程を終了する。
【0019】(ニ);蓄塵室132は円柱形の器であ
り、その側面と底面は強固な骨組と透過用の特殊繊維で
出来ている。塵の蓄積量を見計らって、約2、3ヵ月に
1度取り変える。または、蓄積された塵の除去を行う。
【0020】(ホ);クリーナ151は、フィルタ12
1の長期使用による集塵機能の低下を防ぐため、半年に
一度くらいの頻度で使用する為の、ブラシ状のものであ
る。フィルタ121が回転している時に手動で上下さ
せ、フィルタ121表面の微細な塵を剥離させるために
用いる。
【0021】(第1の実施形態の変化例)本変化例は濾
過部が半球形に構成された場合であり、全体構成を図3
に、またフィルタ部の構成を図4および図5に示す。
【0022】(イ);塵を含んだ高速で流れる空気は円
柱形のノズル部11から内部に入る。重い塵はそのまま
蓄塵部13に落下し、軽い塵は半球形のフィルタ221
の外側に付着し、透過後の空気はフィルタ221を通過
してメインモータ142の方向に流れる。
【0023】(ロ);メインモータ142の駆動を停止
後(掃除が終ってから後)、小モータ122を作動し、
その回路により突起の付いたリング222を回転させ、
フィルタ221に施された突起223との接触作用によ
ってフィルタ221へ振動を与える。同時にメインモー
タ142を逆回転させ、空気を吸気方向から排気方向へ
変化させる。この風圧と振動とにより、フィルタ221
に付着した塵が表面から剥離し、落下し、蓄塵部13に
集められる。
【0024】以降の動作は上記の第1の実施形態と同様
である。
【0025】<第2の実施形態>第2の実施形態は、キ
ャニスタ型の掃除機の場合である。第2の実施形態の全
体構成を図6に示す。ノズル部31、フィルタ部32、
ブロア部34の各部で構成され、基本的な構成および動
作は、上記の第1の実施形態と同様である。
【0026】(第2の実施形態の変化例)本変化例は、
フィルタ部42が半球形の場合である。本変化例の全体
構成を図7に示す。本変化例は、上記の第2の実施形態
のフィルタ部32が円錐形である点において相違する。
その他の構成および動作は、第2の実施例と同様であ
る。
【0027】<第3の実施形態>第3の実施形態は、黒
板拭き掃除機の場合である。第3の実施形態の全体構成
を図8に示す。吸気口部51、フィルタ部52、ブロア
部54の各部で構成され、基本的な構成および動作は、
上記の第1の実施形態および第2の実施形態と同様であ
る。
【0028】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、上記の各実施形態および変化例では、フィ
ルタへ付着した塵の離脱・剥離にモータの回転力を用い
た。しかし、これは回転力に限らず、上下振動、左右振
動等の加振力を用いてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
集塵装置は、塵を含んだ空気中の濾過した塵を蓄塵室へ
誘導し、傾斜部と蓄塵室との間において通気の開閉を行
うシャッタを設けてブロア部の吸排気動作とシャッタの
開閉動作とを連動させている。これにより、集塵された
塵がフィルタ部を透過する空気の抵抗力を構成し難くな
り、蓄塵室へ集合した塵は排気力により圧縮され、集塵
力が低下し難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集塵装置の第1の実施形態の全体構成
を示す図である。
【図2】図1のフィルタ部の拡大図である。
【図3】第1の実施形態の変化例を示す全体構成図であ
る。
【図4】図3のフィルタ部の拡大図である。
【図5】図4のリング部を上方から見た図である。
【図6】本発明の集塵装置の第2の実施形態の全体構成
を示す図である。
【図7】第2の実施形態の変化例を示す全体構成図であ
る。
【図8】本発明の集塵装置の第3の実施形態の全体構成
を示す図である。
【符号の説明】
10 集塵装置 11 ノズル部 12 フィルタ部 13 蓄塵部 14 ブロア部 111 取手 112 柄 113 ノズル 114 シャッタ(1) 121 フィルタ 122 小モータ 123 軸 131 傾斜部 132 蓄塵室 133 シャッタ(2) 142 メインモータ 151 クリーナ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵を含んだ空気中の塵を濾過するフィル
    タと、 該フィルタの下方に設置され前記濾過された塵を蓄積す
    る蓄塵と、前記フィルタから落下する塵に対し傾斜を構成し該塵を
    前記蓄塵室へ誘導する傾斜部と、 前記傾斜部と前記蓄塵室との間において通気の開閉を行
    うシャッタと、 前記空気を給排気するブロワ部とを有し、前記ブロア部の吸排気動作と前記シャッタの開閉動作と
    を連動させた ことを特徴とする集塵装置。
  2. 【請求項2】 前記集塵装置は、さらに、前記フィルタ
    に振動を与える加振部を有し、該加振部により前記フィ
    ルタに付着した塵を離脱させることを特徴とする請求項
    1に記載の集塵装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタの外形を円錐型、円筒型ま
    たは半球型とし、該フィルタの表面に付着した塵を離脱
    させると同時に排気流により塵を前記蓄塵室へ集合さ
    せ、該蓄塵室へ集合した塵を排気力により圧縮させるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の集塵装置。
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