JP3068407B2 - 格子干渉型変位検出装置 - Google Patents

格子干渉型変位検出装置

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JP3068407B2
JP3068407B2 JP6134496A JP13449694A JP3068407B2 JP 3068407 B2 JP3068407 B2 JP 3068407B2 JP 6134496 A JP6134496 A JP 6134496A JP 13449694 A JP13449694 A JP 13449694A JP 3068407 B2 JP3068407 B2 JP 3068407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光源からの光束を二波
に分岐してスケールの回折格子上の異なる二点に入射さ
せ、これらの点で生成された複数の光束の混合波を電気
信号として検出する格子干渉型変位検出装置に関し、ス
ケールに反射型の回折格子を用いて光学系を構成する場
合に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来の光電型エンコーダの高分解能化を図
ったものの一つとして、スケールにホログラフィの技術
を用いて微細なピッチ(通常、1μm程度)の目盛りを
形成し、その目盛りを回折格子として利用して相対変位
を高精度に検出する格子干渉型変位検出装置が知られて
いる。これは、光源からの光束を二波に分岐してスケー
ルの回折格子上の一または二つの点に入射させ、この点
で生成された複数の光束の混合波を電気信号として検出
するもので、スケールに反射型の回折格子を用いたもの
と、透過型の回折格子を用いたものとに分類できる。
【0003】後者の透過型の回折格子を用いたものとし
て、例えば、特開平5−1924号公報に記載された格
子干渉型変位検出装置が知られている。この格子干渉型
変位検出装置300は、図8に示す如く、図中左右方向
に変位可能に設けられかつその変位方向に沿って透過型
の回折格子302が形成されたスケール301と、レー
ザ光源303と、このレーザ光源303から出射された
レーザビームをその偏光方向に従って二波に分岐し各分
岐光束A,Bをスケール301の回折格子302上の異
なる二つの回折点P1,P2にそれぞれ入射させる偏光
ビームスプリッタ304と、各回折点P1,P2で回折
されて生成された二つの1次回折光A1,B1の交点位
置に配置されそれらを混合させる無偏光ビームスプリッ
タ305と、その混合波MA,MBを電気信号に変換す
る検出器306A,306Bとにより構成されている。
【0004】ここで、偏光ビームスプリッタ304によ
り光束分岐手段が構成され、無偏光ビームスプリッタ3
05により光束混合手段が構成されている。また、検出
器306Aは、無偏光ビームスプリッタ305で混合さ
れた一方の混合波MAの偏光方向を一致させて干渉させ
る偏光板307Aと、この偏光板307Aで干渉させら
れた光束を電気信号に変換する受光素子308Aとによ
り構成されている。そして、検出器306Bは、無偏光
ビームスプリッタ305で混合された他方の混合波MB
の一偏光成分のみの位相を90度遅らせる1/4波長板
309と、この1/4波長板309を通過した混合波M
Bの偏光方向を一致させて干渉させる偏光板307B
と、この偏光板307Bで干渉させられた光束を電気信
号に変換する受光素子308Bとにより構成されてい
る。
【0005】このような格子干渉型変位検出装置300
においては、レーザ光源303から出射されたレーザビ
ームは、偏光ビームスプリッタ304の偏光方向に従っ
て二波に分岐される。各分岐光束A,Bは、それぞれス
ケール301の回折格子302上の異なる二つの回折点
P1,P2に入射される。この際、各回折点P1,P2
で各分岐光束A,Bの1次回折光A1,B1が生成され
る。これらの各1次回折光A1,B1は、無偏光ビーム
スプリッタ305上の一点に集められて混合された後、
検出器306A,306Bによって電気信号に変換され
る。
【0006】従って、格子干渉型変位検出装置300で
は、スケール301の移動量を干渉光の明暗として検出
するに際し、互いに逆方向に位相シフトされた1次回折
光A1,B1同士の干渉を利用しているので、スケール
301が回折格子302の一ピッチ分だけ変位したとす
ると、各検出器306A,306Bからは、二周期分の
完全正弦波信号φA,φBが得られる(二回の明暗が得
られる)。このため、回折格子302の一ピッチを光学
的に二分割したことになるので分解能の向上が図られて
いる。例えば、回折格子302の一ピッチを0.5μm
とすると、各検出器306A,306Bから得られる正
弦波信号φA,φBは、0.25μmの分解能に相当す
る周期となる。
【0007】また、一方の検出器306Bに1/4波長
板309を設けたので、二つの検出器306A,306
Bから得られる正弦波信号φA,φBは、互いに90度
位相の異なるものとなり、これによりスケール301の
変位方向を把握できるようになっている。
【0008】ところが、このような透過型の回折格子3
02をスケール301として用いた格子干渉型変位検出
装置300の場合には、スケール301を両側(図8中
上下)から挟み込む状態で検出系を構成しなければなら
ないため、検出系が大型化する、あるいはスケール30
1の取り付けの自由度が制限されてしまうという問題が
ある。これに対し、反射型の回折格子をスケールとして
用いることにより検出系の小型化やスケールの取り付け
自由度の向上を図ることが考えられる。図9には、前述
した図8の格子干渉型変位検出装置300を単純にスケ
ールの位置で折り返した構成の格子干渉型変位検出装置
400が示されている。
【0009】格子干渉型変位検出装置400は、レーザ
光源403から出射したレーザビームを、偏光ビームス
プリッタ404の偏光方向に従って二波に分岐し、これ
らの各分岐光束A,Bを、スケール401の反射型の回
折格子402上の異なる二つの回折点P1,P2に入射
させるようになっている。そして、各回折点P1,P2
で生成された各1次回折光A1,B1は、無偏光ビーム
スプリッタ405で混合された後、検出器406A,4
06Bによって電気信号に変換されるようになってい
る。一方、各回折点P1,P2で生成された反射光(0
次光)A0,B0は、それぞれ図中左右方向に除去され
るようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た図9の格子干渉型変位検出装置400では、検出系を
構成するにあたって、スケール401の回折格子402
上の各回折点P1,P2に入射される各分岐光束A,B
の入射角θ1と、これらの各分岐光束A,Bが各回折点
P1,P2で回折されて生成された各1次回折光A1,
B1の回折角θ2とを一致させることができないので、
回折の効率が最大となる検出系を構成することができな
いという問題がある。つまり、格子干渉型変位検出装置
400において、入射角θ1と回折角θ2とを一致させ
ようとすると、検出器406Aとレーザ光源403との
設置位置が一致してしまうため、機器の配置構成を行う
ことができないという問題がある。
【0011】本発明の目的は、装置の小型化を図ること
ができるとともに、スケールの回折格子上の回折点での
入射角と回折角とを一致させて回折効率の向上を図るこ
とができる格子干渉型変位検出装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、発
光側(光源のある側)の光学系と受光側(受光素子のあ
る側)の光学系とを異なる面内に配置して前記目的を達
成しようとするものである。具体的には、本発明は、反
射型の回折格子を有するスケールと、光束を出射する光
源と、この光源からの光束を二波に分岐しかつその各分
岐光束を前記スケールの回折格子上の異なる二点に入射
させる光束分岐手段と、前記スケールの回折格子によっ
て生成された複数の光束を混合させる光束混合手段と、
この光束混合手段によって混合された混合波を電気信号
に変換する検出器とを備えた格子干渉型変位検出装置で
あって、前記光源から出射されて前記光束分岐手段を介
して前記スケールの回折格子上に至る各光束の光路と、
前記スケールの回折格子上で回折されて前記光束混合手
段を介して前記検出器に至る各光束の光路とを、前記ス
ケールの同一側であって異なる面内に配置したことを特
徴とする。
【0013】このような格子干渉型変位検出装置におい
ては、光源からの光束を光束分岐手段により二波に分岐
してスケールの反射型の回折格子上の異なる二点に入射
させ、これらの点で回折された二つの光束を光束混合手
段により混合し、この混合波を検出器により干渉させて
電気信号として検出することにより、スケールの変位を
把握する。この際、発光側の光学系、すなわち光源から
出射されて光束分岐手段を介してスケールの回折格子上
に至る各光束の光路と、受光側の光学系、すなわちスケ
ールの回折格子上で回折されて光束混合手段を介して検
出器に至る各光束の光路とが、異なる面内に配置されて
いるので、発光側の光学系を構成する各機器と受光側の
光学系を構成する各機器との配置位置が干渉することは
なく、各機器の配置構成の自由度が向上する。
【0014】このため、スケールの回折格子上の回折点
に入射される各分岐光束の入射角と、これらの各分岐光
束が回折点で回折されて生成された各1次回折光の回折
角とを一致させることが可能となり、これにより回折効
率の向上を図ることが可能となる。なお、本発明におい
ては、必ずしもこれらの入射角と回折角とを一致させる
必要はない。また、スケールとして反射型の回折格子を
用いているので、発光側の光学系と受光側の光学系とが
スケールの同一側に配置されるため、前述した透過型の
回折格子302をスケール301として用いた格子干渉
型変位検出装置300(図8参照)の場合に比べ、装置
の小型化やスケールの取り付け自由度の向上が図られ
る。
【0015】また、本発明の格子干渉型変位検出装置
は、前記光束分岐手段が、前記光源からの光束を互いに
偏光方向が直交する二波に分岐する偏光ビームスプリッ
タを含み構成され、前記光束混合手段が、前記スケール
の回折格子上で回折された二つの光束の交点位置に配置
され各々の光束を分岐させて一方の光束の反射光と他方
の光束の透過光とを混合させることにより二つの混合波
を生成する無偏光ビームスプリッタを含み構成されてい
ることを特徴とする。このような構成、すなわち光源か
らの光束の分岐に偏光ビームスプリッタを用いかつ二つ
の1次回折光の混合に無偏光ビームスプリッタを用いた
構成とすることにより、前述した発光側の光学系と受光
側の光学系とを異なる面内に配置した構成が容易に実現
される。
【0016】そして、本発明の格子干渉型変位検出装置
は、前記光束分岐手段が、前記光源からの光束を互いに
偏光方向が直交する二波に分岐する偏光ビームスプリッ
タを含み構成され、前記光束混合手段が、前記スケール
の回折格子上で回折された二つの光束の交点位置に配置
され偏光方向に応じて一方の光束を反射させかつ他方の
光束を透過させることにより一つの混合波を生成する偏
光ビームスプリッタと、この偏光ビームスプリッタで混
合された混合波を二波に分岐する無偏光ビームスプリッ
タとを含み構成されていることを特徴とする。このよう
な構成、すなわち光源からの光束の分岐に偏光ビームス
プリッタを用いかつ二つの1次回折光の混合にも偏光ビ
ームスプリッタを用いた構成とすることにより、前述し
た発光側の光学系と受光側の光学系とを異なる面内に配
置した構成が容易に実現される。
【0017】また、本発明の格子干渉型変位検出装置
は、前述したような光源からの光束の分岐に偏光ビーム
スプリッタを用いかつ二つの1次回折光の混合にも偏光
ビームスプリッタを用いる場合において、前記光束分岐
手段を構成する偏光ビームスプリッタと前記光束混合手
段を構成する偏光ビームスプリッタとが、兼用されてい
ることを特徴とする。このように一枚の偏光ビームスプ
リッタを光束分岐手段および光束混合手段に兼用させて
おけば、装置が簡略化されるため、装置の小型化、コス
ト低減が図られる。
【0018】さらに、本発明の格子干渉型変位検出装置
は、前述したような光源からの光束の分岐に偏光ビーム
スプリッタを用いかつ二つの1次回折光の混合にも偏光
ビームスプリッタを用いる場合において、前記光源から
の光束が分岐される前記光束分岐手段の偏光ビームスプ
リッタ上の点と各分岐光束が入射される前記スケールの
回折格子上の点との間の二つの光路の途中に、一対の1
/4波長板が設けられるとともに、前記各分岐光束が入
射される前記スケールの回折格子上の点とこれらの点で
回折された二つの光束が集まる前記光束混合手段の偏光
ビームスプリッタ上の点との間の二つの光路の途中に、
一対の1/4波長板が設けられていることを特徴とす
る。
【0019】このような1/4波長板を設けた構成とす
れば、偏光ビームスプリッタで混合された混合波を二波
に分岐する無偏光ビームスプリッタを、偏光ビームスプ
リッタに対してレーザ光源とは反対側に配置することが
できるため、レーザ光源と検出器とを離して設置するこ
とが可能となり、各機器の配置構成の自由度がより向上
されるうえ、装置の小型化が可能となり、さらに各機器
の熱的干渉(検出器に対する光源の熱の影響等)が抑え
られる。
【0020】また、以上のような本発明の格子干渉型変
位検出装置を構成するに際しては、スケールの回折格子
に入射される各分岐光束の入射角と、これらの各分岐光
束がスケールの回折格子上で回折されて生成された各1
次回折光の回折角とは、一致させてもよく、あるいは異
なる角度としてもよい。しかし、これらの入射角と回折
角とは一致させておくことが好ましく、そうすることで
回折の効率が最大となるうえ、装置の小型化がより一層
図られる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説
明する。 〔第一実施例〕図1および図2には、本発明の第一実施
例である格子干渉型変位検出装置10が示されている。
図1(A)は格子干渉型変位検出装置10の発光側の構
成図、図1(B)は受光側の構成図、図2は格子干渉型
変位検出装置10の発光側および受光側の各光路の配置
状態を示す概略斜視図である。また、図1(A)および
図1(B)は、いずれも図2中の矢印Yの方向から見た
状態である。
【0022】図1(A)において、格子干渉型変位検出
装置10は、図中左右方向に変位可能に設けられかつそ
の変位方向に沿って反射型の回折格子12が形成された
スケール11と、図中右上に設けられたレーザビームを
出射するレーザ光源13と、図中略中央にスケール11
に対して直角をなすように設けられた偏光ビームスプリ
ッタ14とを備えている。
【0023】これらのレーザ光源13および偏光ビーム
スプリッタ14により形成される格子干渉型変位検出装
置10の発光側の各光路は、図2中手前側に位置する第
一の面20内に配置されている。この第一の面20は、
スケール11の変位方向(図2中X方向)に沿いかつス
ケール11の回折格子12の法線を含む面Nと所定の角
度φをなすように配置されている。
【0024】図1(B)において、格子干渉型変位検出
装置10は、図中略中央にスケール11に対して直角を
なすように設けられた無偏光ビームスプリッタ15と、
この無偏光ビームスプリッタ15の両側に設けられた二
つの検出器41A,41Bとを備えている。
【0025】これらの無偏光ビームスプリッタ15およ
び検出器41A,41Bにより形成される格子干渉型変
位検出装置10の受光側の各光路は、図2中奥側に位置
する第二の面30内に配置されている。この第二の面3
0は、回折格子12の法線を含む面Nと所定の角度φを
なすように配置され、回折格子12の法線を含む面Nに
対して前述した第一の面20と対称をなしている。
【0026】そして、以上に述べたレーザ光源13、偏
光ビームスプリッタ14、無偏光ビームスプリッタ1
5、および各検出器41A,41Bは、スケール11に
対して全て同じ側(図中上側)に設けられている。ま
た、偏光ビームスプリッタ14により光束分岐手段21
が構成され、無偏光ビームスプリッタ15により光束混
合手段31が構成されている。
【0027】偏光ビームスプリッタ14は、図1(A)
に示すように、図中R点の位置でレーザ光源13からの
レーザビームを互いに偏光方向が直交する二つの分岐光
束A,Bに分岐し、これらの分岐光束A,Bをスケール
11の回折格子12上の異なる二つの回折点P1,P2
に入射角θ1で入射させるように配置されている。
【0028】無偏光ビームスプリッタ15は、図1
(B)に示すように、スケール11の回折格子12上の
各回折点P1,P2で回折された二つの1次回折光A
1,B1の交点位置(図中K点の位置)に配置され、各
1次回折光A1,B1をそれぞれ分岐させて一方の光束
の反射光と他方の光束の透過光とを混合させることによ
り二つの混合波を生成し、これらの混合波を各検出器4
1A,41Bに送るようになっている。
【0029】検出器41Aは、無偏光ビームスプリッタ
15で混合された一方の混合波の一偏光成分のみの位相
を90度遅らせる1/4波長板42と、この1/4波長
板42を通過した混合波の偏光方向を一致させて干渉さ
せる偏光板43Aと、この偏光板43Aで干渉させられ
た光束を電気信号に変換する受光素子44Aとにより構
成されている。そして、検出器41Bは、無偏光ビーム
スプリッタ15で混合された他方の混合波の偏光方向を
一致させて干渉させる偏光板43Bと、この偏光板43
Bで干渉させられた光束を電気信号に変換する受光素子
44Bとにより構成されている。
【0030】図3には、スケール11の拡大断面が示さ
れている。スケール11は、図中上側に配置されたガラ
ス11Aと、下側に配置されたミラー面11Bと、これ
らの間に挟まれた体積位相型の回折格子(ホログラム回
折格子)12とが積層された構造を有している。
【0031】また、図4に示すように、回折格子12と
ミラー面11Bとの間に、隙間Dが形成される場合に
は、この隙間Dを次のように適切な寸法に調整してお
く。すなわち、図4において、入射光Cに対して、回折
格子12で生成される光束は次の四種類であり、(1)
回折格子12で回折された後にミラー面11Bで反射さ
れて回折格子12を透過する光束C1と、(2)回折格
子12を透過した後にミラー面11Bで反射されて回折
格子12で回折される光束C2と、(3)回折格子12
を透過した後にミラー面11Bで反射されて再び回折格
子12を透過する光束C3と、(4)回折格子12で回
折された後にミラー面11Bで反射されて再び回折格子
12で回折される光束C4とがある。
【0032】これらのうち光束C1,C2は、回折格子
12で一回回折された1次回折光であるため、スケール
11の移動によって位相変化を生じる光束である。この
ため、前述した隙間Dを光束の幅に対して充分に小さい
ものとする場合には、これらの光束C1,C2が干渉す
ることによって光強度を強め合うように隙間Dを調整す
るとともに、スケール11のストローク中において隙間
Dが一定に保たれるようにしておく。また、隙間Dを比
較的大きくする場合(例えば、光束の幅が1mm程度の
時に隙間Dを3mm程度とする場合など)には、二つの
光束C1,C2のうちいずれか一方の光束のみを利用
し、他方の光束はスケール11から出射した後に遮断す
る等して利用しないようにしてもよい。
【0033】なお、残りの二つの光束C3,C4は、回
折格子12で一回も回折されないか、あるいは二回回折
されるため、スケール11の移動によって位相変化を生
じない光束であり、共に反射光(0次光)として取り扱
うことができる。また、このような回折格子12として
は、例えば、格子ピッチが500nm程度、レーザ光源
13の波長が780nm程度のものを採用することがで
きる。
【0034】このような第一実施例においては、以下の
ようにスケール11の移動量が検出される。先ず、第一
の面20内において、レーザ光源13から出射されたレ
ーザビームは、偏光ビームスプリッタ14の偏光方向に
従って図1(A)中R点上で二波に分岐される。各分岐
光束A,Bは、スケール11の回折格子12上の異なる
二つの回折点P1,P2に入射角θ1で入射される。こ
の際、各回折点P1,P2で各分岐光束A,Bの1次回
折光A1,B1および反射光(0次光)A0,B0が生
成される。なお、回折点P1,P2において、各分岐光
束A,Bの回折点P1,P2への入射角θ1と、各1次
回折光A1,B1の回折角θ2とは、一致している。
【0035】次に、第二の面30内において、各1次回
折光A1,B1は、無偏光ビームスプリッタ15の図1
(B)中K点上に集められる。そして、このK点上で1
次回折光A1の反射光と1次回折光B1の透過光とが混
合され、この混合波は検出器41Aにより干渉させられ
て電気信号に変換される。また、K点上で1次回折光A
1の透過光と1次回折光B1の反射光とが混合され、こ
の混合波は検出器41Bにより干渉させられて電気信号
に変換される。一方、第二の面30内において、各0次
光A0,B0は、それぞれ回折点P1,P2から図1
(B)中の左右方向に除去される。
【0036】このような第一実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、レーザ光源13から出射され
て光束分岐手段21を介してスケール11の回折格子1
2上の回折点P1,P2に至る各光束(各分岐光束A,
B)の光路が第一の面20内に設けられ、かつ回折点P
1,P2で生成された各1次回折光A1,B1および各
0次光A0,B0の各光路が第二の面30内に設けられ
ているので、各分岐光束A,Bの回折点P1,P2への
入射角θ1と、これらの各分岐光束A,Bが回折点P
1,P2で回折されて生成された各1次回折光A1,B
1の回折角θ2とを一致させることができ、回折効率の
向上を図ることができる。
【0037】また、これらの第一の面20および第二の
面30を設けた構成により、発光側の光学系を構成する
各機器(レーザ光源13および光束分岐手段21)と、
受光側の光学系を構成する各機器(光束混合手段31お
よび各検出器41A,41B)とを、互いの配置位置に
影響されることなく設置でき、各機器の配置構成の自由
度を向上できる。
【0038】そして、スケール11として反射型の回折
格子12を用いているので、発光側の光学系と受光側の
光学系とを全てスケール11の同一側に配置でき、前述
した透過型の回折格子302をスケール301として用
いた格子干渉型変位検出装置300(図8参照)の場合
に比べ、装置の小型化やスケールの取り付け自由度の向
上を図ることができる。
【0039】さらに、スケール11の移動量を干渉光の
明暗として検出するに際し、互いに逆方向に位相シフト
された1次回折光A1,B1同士の干渉を利用している
ので、スケール11が回折格子12の一ピッチ分だけ変
位したとすると、各検出器41A,41Bからは、二周
期分の完全正弦波信号φA,φBを得ることができる
(二回の明暗を得ることができる)。このため、回折格
子12の一ピッチを光学的に二分割したことになるの
で、分解能の向上を図ることができる。
【0040】また、一方の検出器41Aに1/4波長板
42を設けたので、二つの検出器41A,41Bから得
られる正弦波信号φA,φBは、互いに90度位相の異
なるものとなり、これによりスケール11の変位方向を
把握することができる。
【0041】〔第二実施例〕図5には、本発明の第二実
施例である格子干渉型変位検出装置60が示されてい
る。図5(A)は格子干渉型変位検出装置60の発光側
の構成図(第一の面20内)、図5(B)は受光側の構
成図(第二の面30内)である。格子干渉型変位検出装
置60は、前記第一実施例の格子干渉型変位検出装置1
0と類似した構成を有し、一部の構成が異なるのみであ
るので、同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省
略し、以下には異なる部分のみを説明する。
【0042】前記第一実施例の格子干渉型変位検出装置
10では、光束分岐手段21として、第一の面20のみ
を横切るように配置された偏光ビームスプリッタ14が
図中R点の位置に設けられていたが、本第二実施例で
は、図5(A)に示すように、図中R点の位置には偏光
ビームスプリッタ61が設けられている。この偏光ビー
ムスプリッタ61は、第一の面20および第二の面30
の両方を横切るように配置されている。
【0043】また、前記第一実施例では、光束混合手段
31は、図中K点の位置に設けられた無偏光ビームスプ
リッタ15により構成されていたが、本第二実施例で
は、図5(B)に示すように、図中K点の位置に設けら
れた前記偏光ビームスプリッタ61と、この左上に偏光
ビームスプリッタ61と平行に設けられた無偏光ビーム
スプリッタ62とにより構成されている。つまり、偏光
ビームスプリッタ61は、光束分岐手段21および光束
混合手段31に兼用されている。
【0044】図5(A)において、偏光ビームスプリッ
タ61上の点Rと、この点Rで分岐された各分岐光束
A,Bが入射されるスケール11の回折格子12上の回
折点P1,P2との間の二つの光路の途中には、一対の
1/4波長板51A,51Bが設けられている。これら
の1/4波長板51A,51Bは、各分岐光束A,B
(直線偏光)の偏光方向に対して45度位相遅れの方位
を傾けて配置されている。
【0045】また、図5(B)において、スケール11
の回折格子12上の回折点P1,P2と、これらの回折
点P1,P2で回折されて生成された各1次回折光A
1,B1が集まる偏光ビームスプリッタ61上の点Kと
の間の二つの光路の途中には、一対の1/4波長板52
A,52Bが設けられている。これらの1/4波長板5
2A,52Bも、前述した1/4波長板51A,51B
と同様な配置となっており、各分岐光束A,B(直線偏
光)の偏光方向に対して45度位相遅れの方位を傾けて
配置されている。そして、四つの1/4波長板は、図5
(A)および図5(B)において、それぞれ左側に設け
られた1/4波長板51A,52Aが同じ配置とされ、
かつそれぞれ右側に設けられた1/4波長板51B,5
2Bが同じ配置とされている。
【0046】従って、分岐光束Aとその1次回折光A1
とは、同じ配置とされた二つの各1/4波長板51A,
52Aを通過するので、一偏光成分のみの位相が180
度遅れるようになり、結局、1/4波長板51Aを通過
する前の分岐光束A(直線偏光)と1/4波長板52A
を通過した後の1次回折光A1(直線偏光)とは、偏光
方向が90度回転した状態となる。そして、分岐光束B
とその1次回折光B1との関係も同様であり、1/4波
長板51Bを通過する前の分岐光束B(直線偏光)と1
/4波長板52Bを通過した後の1次回折光B1(直線
偏光)とは、偏光方向が90度回転した状態となる。こ
れにより、図5(B)において、偏光ビームスプリッタ
61上の点Kでは、1次回折光A1は反射され、1次回
折光B1は透過され、レーザ光源13とは反対側に向か
う一つの混合波が生成されるようになっている。
【0047】このような第二実施例においては、以下の
ようにスケール11の移動量が検出される。先ず、第一
の面20内において、レーザ光源13から出射されたレ
ーザビームは、偏光ビームスプリッタ61の偏光方向に
従って図5(A)中R点上で二波に分岐される。各分岐
光束A,Bは、それぞれ1/4波長板51A,51Bを
通過した後に、スケール11の回折格子12上の異なる
二つの回折点P1,P2に入射角θ1で入射される。こ
の際、各回折点P1,P2で各分岐光束A,Bの1次回
折光A1,B1および反射光(0次光)A0,B0が生
成される。なお、回折点P1,P2において、各分岐光
束A,Bの回折点P1,P2への入射角θ1と、各1次
回折光A1,B1の回折角θ2とは、一致している。
【0048】次に、第二の面30内において、各1次回
折光A1,B1は、それぞれ1/4波長板52A,52
Bを通過した後に、偏光ビームスプリッタ61の図5
(B)中K点上に集められ、このK点上で1次回折光A
1の反射光と1次回折光B1の透過光とが混合される。
そして、この混合波は無偏光ビームスプリッタ62で偏
光方向を変えずに二波に分岐され、各検出器41A,4
1Bにより干渉させられて電気信号に変換される。一
方、第二の面30内において、各0次光A0,B0は、
それぞれ回折点P1,P2から図5(B)中の左右方向
に除去される。
【0049】このような第二実施例によれば、前記第一
実施例と同様に、第一の面20および第二の面30が設
けられた構成となっているので、入射角θ1と回折角θ
2とを一致させることができ、回折効率の向上を図るこ
とができるうえ、発光側の光学系を構成する各機器と受
光側の光学系を構成する各機器とを互いの配置位置に影
響されることなく設置でき、各機器の配置構成の自由度
を向上できる。
【0050】また、前記第一実施例と同様に、スケール
11として反射型の回折格子12を用いているので、装
置の小型化やスケールの取り付け自由度の向上を図るこ
とができる。そして、前記第一実施例と同様に、互いに
逆方向に位相シフトされた1次回折光A1,B1同士の
干渉を利用しているので、分解能の向上効果を得ること
ができるうえ、一方の検出器41Aに1/4波長板42
を設けたので、スケール11の変位方向を把握すること
ができる。
【0051】さらに、以上のような前記第一実施例と同
様な効果に加え、偏光ビームスプリッタ61が光束分岐
手段21および光束混合手段31に兼用されているの
で、装置を簡略化できるため、装置の小型化、コスト低
減を図ることができる。
【0052】また、四つの1/4波長板51A,51
B,52A,52Bが設けられているので、無偏光ビー
ムスプリッタ62を偏光ビームスプリッタ61に対して
レーザ光源13とは反対側に配置することができるた
め、レーザ光源13と各検出器41A,41Bとを離し
て設置することができ、各機器の配置構成を容易に行う
ことができるうえ、装置の小型化を図ることができ、さ
らに各機器の熱的干渉を抑えることができる。
【0053】〔第三実施例〕図6には、本発明の第三実
施例である格子干渉型変位検出装置70が示されてい
る。図6(A)は格子干渉型変位検出装置70の発光側
の構成図(第一の面20内)、図6(B)は受光側の構
成図(第二の面30内)である。格子干渉型変位検出装
置70は、前記第二実施例の格子干渉型変位検出装置6
0と略同様な構成を有し、四つの1/4波長板の設置の
有無と各検出器41A,41Bおよび無偏光ビームスプ
リッタ62の配置位置とが異なるのみであるので、同一
部分には同一符号を付して詳しい説明は省略し、以下に
は異なる部分のみを説明する。
【0054】前記第二実施例の格子干渉型変位検出装置
60では、四つの1/4波長板51A,51B,52
A,52Bが設けられていたが、本第三実施例では、こ
れらに相当する1/4波長板は設けられていない。従っ
て、図6(B)において、偏光ビームスプリッタ61上
のK点では、1次回折光A1が透過され、1次回折光B
1が反射され、図中右上に向かう一つの混合波が生成さ
れるようになっている。このため、この混合波を分岐す
る無偏光ビームスプリッタ62および各検出器41A,
41Bは、前記第二実施例とは逆側、つまり偏光ビーム
スプリッタ61に対してレーザ光源13と同じ側に設け
られている。また、各0次光A0,B0は、前記第二実
施例と同様に、それぞれ回折点P1,P2から図6
(B)中の左右方向に除去されるようになっている。さ
らに、前記第二実施例と同様に、回折点P1,P2にお
いて、各分岐光束A,Bの回折点P1,P2への入射角
θ1と、各1次回折光A1,B1の回折角θ2とは、一
致している。
【0055】このような第三実施例によれば、前記第
一、第二実施例と同様に、第一の面20および第二の面
30が設けられた構成となっているので、入射角θ1と
回折角θ2とを一致させることができ、回折効率の向上
を図ることができるうえ、発光側の光学系を構成する各
機器と受光側の光学系を構成する各機器とを互いの配置
位置に影響されることなく設置でき、各機器の配置構成
の自由度を向上できる。
【0056】また、前記第一、第二実施例と同様に、ス
ケール11として反射型の回折格子12を用いているの
で、装置の小型化やスケールの取り付け自由度の向上を
図ることができる。そして、前記第一、第二実施例と同
様に、互いに逆方向に位相シフトされた1次回折光A
1,B1同士の干渉を利用しているので、分解能の向上
効果を得ることができるうえ、一方の検出器41Aに1
/4波長板42を設けたので、スケール11の変位方向
を把握することができる。
【0057】さらに、前記第二実施例と同様に、偏光ビ
ームスプリッタ61が光束分岐手段21および光束混合
手段31に兼用されているので、装置を簡略化できるた
め、装置の小型化、コスト低減を図ることができる。
【0058】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成も含
み、例えば以下に示すような変形等も本発明に含まれる
ものである。すなわち、発光側の光学系が配置される第
一の面20および受光側の光学系が配置される第二の面
30は、図2に示したような配置に限定されるものでは
なく、例えば、図7(A)に示すようなプリズム81を
用いて第一の面20および第二の面30を折り曲げるこ
とによりプリズム81の上側部分で第一の面20と第二
の面30とを平行に配置するようにしてもよく、あるい
は図7(B)に示すようなシリンドリカルレンズ82、
図7(C)に示すような透過型の回折格子83を用いて
同様な配置としてもよく、要するに第一の面20と第二
の面30とは、スケール11の同一側であって異なる面
内に配置されていればよい。
【0059】また、前記第二、第三実施例では、偏光ビ
ームスプリッタ61が第一の面20および第二の面30
の両方の面を横切るように配置され、光束分岐手段21
と光束混合手段31とに兼用されていたが、光束分岐手
段21を構成する偏光ビームスプリッタと、光束混合手
段31を構成する偏光ビームスプリッタとを別々に設け
てもよい。しかし、これらは兼用させておくことが好ま
しく、そうすることで装置の小型化、コスト低減を図る
ことができる。
【0060】そして、前記第二、第三実施例では、無偏
光ビームスプリッタ62は、偏光ビームスプリッタ61
と平行に設けられていたが、無偏光ビームスプリッタ6
2の設置方向は任意であり、要するに、偏光ビームスプ
リッタ61により混合された混合波を二波に分岐できれ
ばよい。
【0061】さらに、前記各実施例では、スケール11
は、図3または図4に示すようなガラス11Aと体積位
相型の回折格子(ホログラム回折格子)12とミラー面
11Bとによる積層構造となっていたが、スケール11
はこのような構造に限定されるものではなく、例えば、
ミラーの表面に回折格子を形成したスケールなどであっ
てもよく、要するに反射型の回折格子を有するスケール
であればよい。
【0062】そして、回折格子12のピッチ、レーザ光
源13の波長は、それぞれ前記各実施例で挙げられてい
た500nm程度、780nm程度のものが好適である
が、このような数値に限定されるものではなく、本発明
の構成を実施できれば適宜な数値を選択してよい。
【0063】また、前記第二実施例では、四つの1/4
波長板51A,51B,52A,52Bが設けられてい
たが、図5(A)および図5(B)中の左側にそれぞれ
配置された1/4波長板51A,52Aを兼用させて一
枚の1/4波長板により構成する、あるいは右側にそれ
ぞれ配置された1/4波長板51B,52Bを兼用させ
て一枚の1/4波長板により構成することにより同様な
機能を得るようにしてもよい。
【0064】さらに、前記各実施例では、レーザ光源1
3、光束分岐手段21、光束混合手段31、および検出
器41A,41Bなどの光学系に対してスケール11が
変位可能に設けられていたが、スケール11に対してこ
れらの光学系が変位するものであってもよく、あるいは
両者が共に変位するものであってもよく、要するに、ス
ケール11と光学系とが相対変位するようになっていれ
ばよい。
【0065】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、発
光側の光学系の各光束の光路と、受光側の光学系の各光
束の光路とが、異なる面内に配置されているので、発光
側の光学系を構成する各機器と受光側の光学系を構成す
る各機器とを互いの配置位置に影響されることなく設置
でき、各機器の配置構成の自由度を向上できるうえ、各
分岐光束の入射角と各1次回折光の回折角とを一致させ
ることができ、回折効率の向上を図ることができるとと
もに、スケールとして反射型の回折格子を用いているの
で、発光側の光学系と受光側の光学系とをスケールの同
一側に配置でき、装置の小型化やスケールの取り付け自
由度の向上を図ることができるという効果がある。
【0066】また、光源からの光束の分岐に偏光ビーム
スプリッタを用いかつ二つの1次回折光の混合にも偏光
ビームスプリッタを用いる場合において、光束分岐手段
を構成する偏光ビームスプリッタと光束混合手段を構成
する偏光ビームスプリッタとを兼用させれば、装置を簡
略化できるため、装置の小型化、コスト低減を図ること
ができるという効果がある。
【0067】さらに、光源からの光束の分岐に偏光ビー
ムスプリッタを用いかつ二つの1次回折光の混合にも偏
光ビームスプリッタを用いる場合において、各光路の途
中に1/4波長板を設けておけば、レーザ光源と検出器
とを離して設置することができるため、各機器の配置構
成の容易化、装置の小型化、各機器の熱的干渉の抑制を
図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す構成図。
【図2】前記第一実施例の異なる面(第一の面および第
二の面)の配置状態を説明する概略斜視図。
【図3】前記第一実施例のスケールの断面図。
【図4】前記第一実施例のスケールの別の断面図。
【図5】本発明の第二実施例を示す構成図。
【図6】本発明の第三実施例を示す構成図。
【図7】本発明の変形例を示す概略構成図。
【図8】従来例を示す構成図。
【図9】前記従来例を単純にスケールの位置で折り返し
た検出系の構成図。
【符号の説明】
10,60,70 格子干渉型変位検出装置 11 スケール 12 反射型の回折格子 13 レーザ光源 14 偏光ビームスプリッタ 15 無偏光ビームスプリッタ 21 光束分岐手段 31 光束混合手段 41A,41B 検出器 51A,51B,52A,52B 1/4波長板 61 光束分岐手段および光束混合手段に兼用された偏
光ビームスプリッタ 62 無偏光ビームスプリッタ A,B 分岐光束 A1,B1 1次回折光 P1,P2 回折点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 哲郎 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株式会社ミツトヨ内 (56)参考文献 特開 平2−110319(JP,A) 特開 平2−298816(JP,A) 特開 平5−296722(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01D 5/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射型の回折格子を有するスケールと、
    光束を出射する光源と、この光源からの光束を二波に分
    岐しかつその各分岐光束を前記スケールの回折格子上の
    異なる二点に入射させる光束分岐手段と、前記スケール
    の回折格子によって生成された複数の光束を混合させる
    光束混合手段と、この光束混合手段によって混合された
    混合波を電気信号に変換する検出器とを備えた格子干渉
    型変位検出装置であって、 前記光源から出射されて前記光束分岐手段を介して前記
    スケールの回折格子上に至る各光束の光路と、前記スケ
    ールの回折格子上で回折されて前記光束混合手段を介し
    て前記検出器に至る各光束の光路とを、前記スケールの
    同一側であって異なる面内に配置したことを特徴とする
    格子干渉型変位検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した格子干渉型変位検出
    装置において、前記光束分岐手段は、前記光源からの光
    束を互いに偏光方向が直交する二波に分岐する偏光ビー
    ムスプリッタを含み構成され、 前記光束混合手段は、前記スケールの回折格子上で回折
    された二つの光束の交点位置に配置され各々の光束を分
    岐させて一方の光束の反射光と他方の光束の透過光とを
    混合させることにより二つの混合波を生成する無偏光ビ
    ームスプリッタを含み構成されていることを特徴とする
    格子干渉型変位検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した格子干渉型変位検出
    装置において、前記光束分岐手段は、前記光源からの光
    束を互いに偏光方向が直交する二波に分岐する偏光ビー
    ムスプリッタを含み構成され、 前記光束混合手段は、前記スケールの回折格子上で回折
    された二つの光束の交点位置に配置され偏光方向に応じ
    て一方の光束を反射させかつ他方の光束を透過させるこ
    とにより一つの混合波を生成する偏光ビームスプリッタ
    と、この偏光ビームスプリッタで混合された混合波を二
    波に分岐する無偏光ビームスプリッタとを含み構成され
    ていることを特徴とする格子干渉型変位検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した格子干渉型変位検出
    装置において、前記光束分岐手段を構成する偏光ビーム
    スプリッタと前記光束混合手段を構成する偏光ビームス
    プリッタとは、兼用されていることを特徴とする格子干
    渉型変位検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載した格子
    干渉型変位検出装置において、前記光源からの光束が分
    岐される前記光束分岐手段の偏光ビームスプリッタ上の
    点と各分岐光束が入射される前記スケールの回折格子上
    の点との間の二つの光路の途中には、一対の1/4波長
    板が設けられるとともに、 前記各分岐光束が入射される前記スケールの回折格子上
    の点とこれらの点で回折された二つの光束が集まる前記
    光束混合手段の偏光ビームスプリッタ上の点との間の二
    つの光路の途中には、一対の1/4波長板が設けられて
    いることを特徴とする格子干渉型変位検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    した格子干渉型変位検出装置において、前記スケールの
    回折格子に入射される各分岐光束の入射角と、これらの
    各分岐光束が前記スケールの回折格子上で回折されて生
    成された各1次回折光の回折角とは、一致していること
    を特徴とする格子干渉型変位検出装置。
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