JPH085325A - 格子干渉型変位検出装置 - Google Patents

格子干渉型変位検出装置

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JPH085325A
JPH085325A JP13449494A JP13449494A JPH085325A JP H085325 A JPH085325 A JP H085325A JP 13449494 A JP13449494 A JP 13449494A JP 13449494 A JP13449494 A JP 13449494A JP H085325 A JPH085325 A JP H085325A
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JP
Japan
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light
scale
diffraction grating
grating
diffraction
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Withdrawn
Application number
JP13449494A
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English (en)
Inventor
Motohiro Osaki
基弘 大崎
Masaki Tomitani
雅樹 富谷
Souichi Satou
双一 佐藤
Tetsuo Baba
哲郎 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の小型化を図ることができるとともに、
応答速度の向上を図ることができる格子干渉型変位検出
装置の提供。 【構成】 光源13から出射されて光束分岐手段21を
介してスケール11の回折格子12上の回折点Pに至る
各光束(各分岐光束A,B)の光路と、この回折点Pで
回折または反射されて検出器に至る各光束(各1次回折
光A1,B1および各0次光A0,B0)の光路とを、
スケール11の同一側であって異なる面内に配置すると
ともに、回折点Pに入射された各分岐光束A,Bのうち
いずれか一方の光束の1次回折光と他方の光束の反射光
との光路が一致するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光源からの光束を二波
に分岐してスケールの回折格子上の同一点に入射させ、
この点で生成された複数の光束の混合波を電気信号とし
て検出する格子干渉型変位検出装置に関し、スケールに
反射型の回折格子を用いて光学系を構成する場合に利用
できる。
【0002】
【背景技術】従来の光電型エンコーダの高分解能化を図
ったものの一つとして、スケールにホログラフィの技術
を用いて微細なピッチ(通常、1μm程度)の目盛りを
形成し、その目盛りを回折格子として利用して相対変位
を高精度に検出する格子干渉型変位検出装置が知られて
いる。これは、光源からの光束を二波に分岐してスケー
ルの回折格子上の一または二つの点に入射させ、この点
で生成された複数の光束の混合波を電気信号として検出
するもので、スケールに反射型の回折格子を用いたもの
と、透過型の回折格子を用いたものとに分類できる。
【0003】後者の透過型の回折格子を用いたものとし
て、例えば、特開平5−1925号公報に記載された格
子干渉型変位検出装置が知られている。この格子干渉型
変位検出装置500は、図6に示す如く、図中左右方向
に変位可能に設けられかつその変位方向に沿って透過型
の回折格子502が形成されたスケール501と、レー
ザ光源503と、このレーザ光源503から出射された
レーザビームをその偏光方向に従って二波に分岐する偏
光ビームスプリッタ504と、各分岐光束A,Bを反射
してスケール501上の同一回折点Pにそれぞれ対称方
向から入射させる一対のミラー505A,505Bと、
回折点Pで生成された各1次回折光A1,B1と各透過
光(0次光)B0,A0との混合波を電気信号に変換す
る検出器508A,508Bとにより構成されている。
【0004】ここで、偏光ビームスプリッタ504およ
び一対のミラー505A,505Bにより光束分岐手段
509が構成されている。また、検出器508Aは、ス
ケール501の回折格子502上の回折点Pで混合され
た一方の混合波の偏光方向を一致させて干渉させる偏光
板511Aと、この偏光板511Aで干渉させられた光
束を電気信号に変換する受光素子512Aとにより構成
されている。そして、検出器508Bは、スケール50
1の回折格子502上の回折点Pで混合された他方の混
合波の一偏光成分のみの位相を90度遅らせる1/4波
長板513と、この1/4波長板513を通過した混合
波の偏光方向を一致させて干渉させる偏光板511B
と、この偏光板511Bで干渉させられた光束を電気信
号に変換する受光素子512Bとにより構成されてい
る。
【0005】このような格子干渉型変位検出装置500
においては、レーザ光源503から出射されたレーザビ
ームは、偏光ビームスプリッタ504の偏光方向に従っ
て二波に分岐される。各分岐光束A,Bは、それぞれミ
ラー505A,505Bによって反射された後、スケー
ル501の回折格子502上の同一回折点Pにそれぞれ
対称方向から入射角θで入射される。この際、回折点P
で各分岐光束A,Bの1次回折光A1,B1が生成され
る。
【0006】そして、回折点Pにおいて、一方の分岐光
束Aの1次回折光A1と他方の分岐光束Bの透過光(0
次光)B0との混合波、および一方の分岐光束Aの透過
光(0次光)A0と他方の分岐光束Bの1次回折光B1
との混合波が生成され、これらの混合波はそれぞれ検出
器508A,508Bによって干渉させられて電気信号
に変換される。
【0007】従って、格子干渉型変位検出装置500で
は、スケール501の移動量を干渉光の明暗として検出
するに際し、各1次回折光A1,B1と各0次光B0,
A0との干渉を利用しているので、スケール501が回
折格子502の一ピッチ分だけ変位したとすると、各検
出器508A,508Bからは、一周期分の完全正弦波
信号φA,φBが得られる(一回の明暗が得られる)。
【0008】このため、互いに逆方向に位相シフトされ
た1次回折光A1,B1同士の干渉を利用してスケール
の移動量を検出する場合(特開平2−167427号公
報等参照)に比べ、スケール501の変位速度の制限を
二倍に緩和することができるので、スケール501の変
位に対する応答速度の倍増が図られている。つまり、1
次回折光どうしの干渉を利用すると、スケールの変位に
対して正弦波信号φA,φBの周波数が高くなるため、
受光素子や信号増幅回路の周波数特性によってスケール
の変位速度が制限されるという問題が生じるが、格子干
渉型変位検出装置500では、1次回折光と0次光との
干渉を利用しているので、この問題は解消される。ま
た、一方の検出器508Bに1/4波長板513を設け
たので、二つの検出器508A,508Bから得られる
正弦波信号φA,φBは、互いに90度位相の異なるも
のとなり、これによりスケール501の変位方向を把握
できるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような透過型の回折格子502をスケール501とし
て用いた格子干渉型変位検出装置500の場合には、ス
ケール501を両側(図6中上下)から挟み込む状態で
検出系を構成しなければならないため、検出系が大型化
する、あるいはスケール501の取り付けの自由度が制
限されてしまうという問題がある。
【0010】これに対し、反射型の回折格子をスケール
として用いることにより検出系の小型化やスケールの取
り付け自由度の向上を図ることが考えられる。つまり、
前述した図6の格子干渉型変位検出装置500を単純に
スケール501の位置で折り返した状態の検出系を構成
することが考えられる。ところが、反射型の回折格子を
スケールとして用いることにより格子干渉型変位検出装
置500を単純に折り返した状態の検出系を構成しよう
とすると、各検出器508A,508Bの設置位置を確
保できなくなるため、検出系を成立させることはできな
い。
【0011】本発明の目的は、装置の小型化を図ること
ができるとともに、応答速度の向上を図ることができる
格子干渉型変位検出装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、発光側(光源
のある側)の光学系と受光側(受光素子のある側)の光
学系とを異なる面内に配置して前記目的を達成しようと
するものである。具体的には、本発明は、反射型の回折
格子を有するスケールと、光束を出射する光源と、この
光源からの光束を二波に分岐しかつその各分岐光束を前
記スケールの回折格子上の同一点に入射させる光束分岐
手段と、前記スケールの回折格子によって生成された複
数の光束の混合波を電気信号に変換する検出器とを備え
た格子干渉型変位検出装置であって、前記光源から出射
されて前記光束分岐手段を介して前記スケールの回折格
子上に至る各光束の光路と、前記スケールの回折格子上
で回折または反射されて前記検出器に至る各光束の光路
とを、前記スケールの同一側であって異なる面内に配置
するとともに、前記スケールの回折格子に入射された各
分岐光束のうちいずれか一方の光束の1次回折光と他方
の光束の反射光との光路が一致するように前記光束分岐
手段を構成したことを特徴とする。
【0013】また、本発明の格子干渉型変位検出装置
は、前記光束分岐手段が、前記光源からの光束を互いに
偏光方向が直交する二波に分岐する偏光ビームスプリッ
タと、この偏光ビームスプリッタで分岐した各分岐光束
を反射して前記スケールの回折格子上の同一点に入射さ
せる一対のミラーとを含み構成されていることを特徴と
する。
【0014】
【作用】このような本発明においては、光源からの光束
を光束分岐手段により二波に分岐してスケールの反射型
の回折格子上の同一点に入射させ、この点で回折または
反射により生成された各光束の混合波を検出器により干
渉させて電気信号として検出することにより、スケール
の変位を把握する。この際、発光側の光学系、すなわち
光源から出射されて光束分岐手段を介してスケールの回
折格子上に至る各光束の光路と、受光側の光学系、すな
わちスケールの回折格子上で回折または反射されて検出
器に至る各光束の光路とが、異なる面内に配置されてい
るので、発光側の光学系を構成する各機器と受光側の光
学系を構成する各機器とを互いの配置位置に影響される
ことなく設置することが可能となり、各機器の配置構成
の自由度が向上する。このため、前述した図6の格子干
渉型変位検出装置500をスケール501の位置で折り
返した状態の検出系の実現が可能となる。
【0015】また、スケールとして反射型の回折格子を
用いているので、発光側の光学系と受光側の光学系とが
スケールの同一側に配置されるため、前述した透過型の
回折格子502をスケール501として用いた格子干渉
型変位検出装置500(図6参照)の場合に比べ、装置
の小型化やスケールの取り付け自由度の向上が図られ
る。
【0016】さらに、スケールの回折格子に入射された
各分岐光束のうちいずれか一方の光束の1次回折光と他
方の光束の反射光との光路が一致するように光束分岐手
段が構成されているので、1次回折光と0次光(反射
光)との干渉を利用してスケールの移動量が検出される
ため、互いに逆方向に位相シフトされた1次回折光どう
しの干渉を利用する場合(特開平2−167427号公
報等参照)に比べ、スケールの変位に対する応答速度の
向上が図られ、これらにより前記目的が達成される。
【0017】また、光束分岐手段を、光源からの光束を
互いに偏光方向が直交する二波に分岐する偏光ビームス
プリッタと、この偏光ビームスプリッタで分岐した各分
岐光束を反射してスケールの回折格子上の同一点に入射
させる一対のミラーとを含み構成した場合には、一対の
ミラーの配置位置を調整することにより、各分岐光束の
うちいずれか一方の光束の1次回折光と他方の光束の反
射光との光路を容易に一致させることが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1および図2には、本発明の一実施例である格
子干渉型変位検出装置10が示されている。図1(A)
は格子干渉型変位検出装置10の発光側の構成図、図1
(B)は受光側の構成図、図2は格子干渉型変位検出装
置10の発光側および受光側の各光路の配置状態を示す
概略斜視図である。また、図1(A)および図1(B)
は、いずれも図2中の矢印Yの方向から見た状態であ
る。
【0019】図1(A)において、格子干渉型変位検出
装置10は、図中左右方向に変位可能に設けられかつそ
の変位方向に沿って反射型の回折格子12が形成された
スケール11と、図中右上に設けられたレーザビームを
出射するレーザ光源13と、図中略中央にスケール11
に対して直角をなすように設けられた偏光ビームスプリ
ッタ14と、偏光ビームスプリッタ14の両側に左右対
称に設けられた一対のミラー15A,15Bとを備えて
いる。
【0020】これらのレーザ光源13、偏光ビームスプ
リッタ14、および一対のミラー15A,15Bにより
形成される格子干渉型変位検出装置10の発光側の各光
路は、図2中手前側に位置する第一の面20内に配置さ
れている。この第一の面20は、スケール11の変位方
向(図2中X方向)に沿いかつスケール11の回折格子
12の法線を含む面Nと所定の角度φをなすように配置
されている。
【0021】図1(B)において、格子干渉型変位検出
装置10は、図中左右対象位置に設けられた二つの検出
器41A,41Bを備えている。スケール11の回折格
子12からこれらの検出器41A,41Bに至る格子干
渉型変位検出装置10の受光側の各光路は、図2中奥側
に位置する第二の面30内に配置されている。この第二
の面30は、回折格子12の法線を含む面Nと所定の角
度φをなすように配置され、回折格子12の法線を含む
面Nに対して前述した第一の面20と対称をなしてい
る。そして、以上に述べたレーザ光源13、偏光ビーム
スプリッタ14、各ミラー15A,15B、および各検
出器41A,41Bは、スケール11に対して全て同じ
側(図中上側)に設けられている。
【0022】偏光ビームスプリッタ14は、図1(A)
中R点の位置でレーザ光源13からのレーザビームを互
いに偏光方向が直交する二つの分岐光束A,Bに分岐す
るように配置されている。一対のミラー15A,15B
は、偏光ビームスプリッタ14により図中R点で分岐さ
れた各分岐光束A,Bをスケール11の回折格子12上
の同一回折点Pにそれぞれ対称方向から入射角θで入射
させるように配置されている。そして、これらの偏光ビ
ームスプリッタ14および一対のミラー15A,15B
により光束分岐手段21が構成されている。
【0023】また、各分岐光束A,Bの回折点Pへの入
射角と回折点Pでの回折角とが一致するように配置され
(共にθ)、これにより回折点Pに入射される一方の分
岐光束Aの1次回折光A1と他方の分岐光束Bの反射光
(0次光)B0との光路、および一方の分岐光束Aの反
射光(0次光)A0と他方の分岐光束Bの1次回折光B
1との光路がそれぞれ一致するようになっている。
【0024】検出器41Aは、スケール11の回折格子
12上の回折点Pで混合された一方の混合波の一偏光成
分のみの位相を90度遅らせる1/4波長板42と、こ
の1/4波長板42を通過した混合波の偏光方向を一致
させて干渉させる偏光板43Aと、この偏光板43Aで
干渉させられた光束を電気信号に変換する受光素子44
Aとにより構成されている。そして、検出器41Bは、
回折点Pで混合された他方の混合波の偏光方向を一致さ
せて干渉させる偏光板43Bと、この偏光板43Bで干
渉させられた光束を電気信号に変換する受光素子44B
とにより構成されている。
【0025】図3には、スケール11の拡大断面が示さ
れている。スケール11は、図中上側に配置されたガラ
ス11Aと、下側に配置されたミラー面11Bと、これ
らの間に挟まれた体積位相型の回折格子(ホログラム回
折格子)12とが積層された構造を有している。
【0026】また、図4に示すように、回折格子12と
ミラー面11Bとの間に、隙間Dが形成される場合に
は、この隙間Dを次のように適切な寸法に調整してお
く。すなわち、図4において、入射光Cに対して、回折
格子12で生成される光束は次の四種類であり、(1)
回折格子12で回折された後にミラー面11Bで反射さ
れて回折格子12を透過する光束C1と、(2)回折格
子12を透過した後にミラー面11Bで反射されて回折
格子12で回折される光束C2と、(3)回折格子12
を透過した後にミラー面11Bで反射されて再び回折格
子12を透過する光束C3と、(4)回折格子12で回
折された後にミラー面11Bで反射されて再び回折格子
12で回折される光束C4とがある。
【0027】これらのうち光束C1,C2は、回折格子
12で一回回折された1次回折光であるため、スケール
11の移動によって位相変化を生じる光束である。この
ため、前述した隙間Dを光束の幅に対して充分に小さい
ものとする場合には、これらの光束C1,C2が干渉す
ることによって光強度を強め合うように隙間Dを調整す
るとともに、スケール11のストローク中において隙間
Dが一定に保たれるようにしておく。また、隙間Dを比
較的大きくする場合(例えば、光束の幅が1mm程度の
時に隙間Dを3mm程度とする場合など)には、二つの
光束C1,C2のうちいずれか一方の光束のみを利用
し、他方の光束はスケール11から出射した後に遮断す
る等して利用しないようにしてもよい。
【0028】なお、残りの二つの光束C3,C4は、回
折格子12で一回も回折されないか、あるいは二回回折
されるため、スケール11の移動によって位相変化を生
じない光束であり、共に反射光(0次光)として取り扱
うことができる。また、このような回折格子12として
は、例えば、格子ピッチが500nm程度、レーザ光源
13の波長が780nm程度のものを採用することがで
きる。
【0029】このような本実施例においては、以下のよ
うにスケール11の移動量が検出される。先ず、第一の
面20内において、レーザ光源13から出射されたレー
ザビームは、偏光ビームスプリッタ14の偏光方向に従
って図1(A)中R点上で二波に分岐される。各分岐光
束A,Bは、それぞれミラー15A,15Bによって反
射されてスケール11の回折格子12上の同一回折点P
にそれぞれ対称方向から入射角θで入射される。この
際、回折点Pで各分岐光束A,Bの1次回折光A1,B
1および反射光(0次光)A0,B0が生成される。そ
して、これらの1次回折光A1,B1および反射光(0
次光)A0,B0は、全て第二の面30内に出射され、
その出射角は、全て入射角と同じ角度θである。
【0030】次に、第二の面30内において、回折点P
に入射された一方の分岐光束Aの1次回折光A1と他方
の分岐光束Bの反射光(0次光)B0とが、それぞれ図
1(B)中左上に向かう光路で混合され、この混合波は
検出器41Aによって干渉させられて電気信号に変換さ
れる。また、第二の面30内において、回折点Pに入射
された一方の分岐光束Aの反射光(0次光)A0と他方
の分岐光束Bの1次回折光B1とが、それぞれ図1
(B)中右上に向かう光路で混合され、この混合波は検
出器41Bによって干渉させられて電気信号に変換され
る。
【0031】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、レーザ光源13から出射されて
光束分岐手段21を介してスケール11の回折格子12
上の回折点Pに至る各光束(各分岐光束A,B)の光路
が第一の面20内に設けられ、かつ回折点Pで回折され
た各1次回折光A1,B1および反射された各0次光A
0,B0の各光路が第二の面30内に設けられているの
で、発光側の光学系を構成する各機器(レーザ光源13
および光束分岐手段21)と、受光側の光学系を構成す
る各機器(各検出器41A,41B)とを、互いの配置
位置に影響されることなく設置でき、各機器の配置構成
の自由度を向上できる。このため、前述した図6の格子
干渉型変位検出装置500をスケール501の位置で折
り返した状態の検出系を容易に実現することができる。
【0032】また、スケール11として反射型の回折格
子12を用いているので、発光側の光学系と受光側の光
学系とがスケール11の同一側に配置されるため、前述
した透過型の回折格子502をスケール501として用
いた格子干渉型変位検出装置500(図6参照)の場合
に比べ、装置の小型化やスケールの取り付け自由度の向
上を図ることができる。
【0033】さらに、スケール11の移動量を干渉光の
明暗として検出するに際し、1次回折光A1,B1と0
次光(反射光)B0,A0との干渉を利用しているの
で、互いに逆方向に位相シフトされた1次回折光どうし
の干渉を利用する場合(特開平2−167427号公報
等参照)に比べ、スケール11の変位速度の制限を二倍
に緩和することができる。つまり、スケール11の変位
に対する応答速度の倍増を図ることができる。
【0034】また、一方の検出器41Aに1/4波長板
42を設けたので、二つの検出器41A,41Bから得
られる正弦波信号φA,φBは、互いに90度位相の異
なるものとなり、これによりスケール11の変位方向を
把握することができる。
【0035】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成も含
み、例えば以下に示すような変形等も本発明に含まれる
ものである。すなわち、発光側の光学系が配置される第
一の面20および受光側の光学系が配置される第二の面
30は、図2に示したような配置に限定されるものでは
なく、例えば、図5(A)に示すようなプリズム81を
用いて第一の面20および第二の面30を折り曲げるこ
とによりプリズム81の上側部分で第一の面20と第二
の面30とを平行に配置するようにしてもよく、あるい
は図5(B)に示すようなシリンドリカルレンズ82、
図5(C)に示すような透過型の回折格子83を用いて
同様な配置としてもよく、要するに第一の面20と第二
の面30とは、スケール11の同一側であって異なる面
内に配置されていればよい。
【0036】また、前記実施例では、スケール11は、
図3または図4に示すようなガラス11Aと体積位相型
の回折格子(ホログラム回折格子)12とミラー面11
Bとによる積層構造となっていたが、スケール11はこ
のような構造に限定されるものではなく、例えば、ミラ
ーの表面に回折格子を形成したスケールなどであっても
よく、要するに反射型の回折格子を有するスケールであ
ればよい。
【0037】そして、回折格子12のピッチ、レーザ光
源13の波長は、それぞれ前記実施例で挙げられていた
500nm程度、780nm程度のものが好適である
が、このような数値に限定されるものではなく、本発明
の構成を実施できれば適宜な数値を選択してよい。
【0038】さらに、前記実施例では、レーザ光源1
3、光束分岐手段21、および検出器41A,41Bな
どの光学系に対してスケール11が変位可能に設けられ
ていたが、スケール11に対してこれらの光学系が変位
するものであってもよく、あるいは両者が共に変位する
ものであってもよく、要するに、スケール11と光学系
とが相対変位するようになっていればよい。
【0039】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、発
光側の光学系の各光束の光路と、受光側の光学系の各光
束の光路とが、異なる面内に配置されているので、発光
側の光学系を構成する各機器と受光側の光学系を構成す
る各機器とを互いの配置位置に影響されることなく設置
でき、各機器の配置構成の自由度を向上できるため、前
述した図6の格子干渉型変位検出装置500をスケール
501の位置で折り返した状態の検出系を容易に実現で
きる。また、スケールとして反射型の回折格子を用いて
いるので、装置の小型化やスケールの取り付け自由度の
向上を図ることができるうえ、1次回折光と0次光との
干渉を利用してスケールの移動量を検出するので、スケ
ールの変位に対する応答速度の向上を図ることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】前記実施例の異なる面(第一の面および第二の
面)の配置状態を説明する概略斜視図。
【図3】前記実施例のスケールの断面図。
【図4】前記実施例のスケールの別の断面図。
【図5】本発明の変形例を示す概略構成図。
【図6】従来例を示す構成図。
【符号の説明】
10 格子干渉型変位検出装置 11 スケール 12 反射型の回折格子 13 レーザ光源 14 偏光ビームスプリッタ 15A,15B ミラー 21 光束分岐手段 41A,41B 検出器 A,B 分岐光束 A1,B1 1次回折光 A0,B0 反射光(0次光) P 回折点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 哲郎 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射型の回折格子を有するスケールと、
    光束を出射する光源と、この光源からの光束を二波に分
    岐しかつその各分岐光束を前記スケールの回折格子上の
    同一点に入射させる光束分岐手段と、前記スケールの回
    折格子によって生成された複数の光束の混合波を電気信
    号に変換する検出器とを備えた格子干渉型変位検出装置
    であって、 前記光源から出射されて前記光束分岐手段を介して前記
    スケールの回折格子上に至る各光束の光路と、前記スケ
    ールの回折格子上で回折または反射されて前記検出器に
    至る各光束の光路とを、前記スケールの同一側であって
    異なる面内に配置するとともに、 前記スケールの回折格子に入射された各分岐光束のうち
    いずれか一方の光束の1次回折光と他方の光束の反射光
    との光路が一致するように前記光束分岐手段を構成した
    ことを特徴とする格子干渉型変位検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した格子干渉型変位検出
    装置において、前記光束分岐手段は、前記光源からの光
    束を互いに偏光方向が直交する二波に分岐する偏光ビー
    ムスプリッタと、この偏光ビームスプリッタで分岐した
    各分岐光束を反射して前記スケールの回折格子上の同一
    点に入射させる一対のミラーとを含み構成されているこ
    とを特徴とする格子干渉型変位検出装置。
JP13449494A 1994-06-16 1994-06-16 格子干渉型変位検出装置 Withdrawn JPH085325A (ja)

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