JP3085367B2 - 磁気抵抗効果型ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気抵抗効果型ヘッドの製造方法

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JP3085367B2
JP3085367B2 JP09247237A JP24723797A JP3085367B2 JP 3085367 B2 JP3085367 B2 JP 3085367B2 JP 09247237 A JP09247237 A JP 09247237A JP 24723797 A JP24723797 A JP 24723797A JP 3085367 B2 JP3085367 B2 JP 3085367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗効果型ヘ
ッドの製造方法に係り、特にコンピュータ等の磁気記録
装置やHDD(ハードディスク駆動装置)に用いられる
磁気抵抗効果型ヘッドの製造方法に関するものである。
(より具体的には情報の書き込みを行う記録素子の磁極
層の製造方法に関する)
【0002】
【従来の技術】図5に従来例を示す。この図5に示す従
来例は、一般的な磁気抵抗効果型ヘッドの構造を磁気デ
ィスク側からみた場合の一部省略した概略断面構造であ
る。
【0003】この図5において、スライダの一部を構成
するアルチック等のセラミック基板101上に、下シー
ルド102,第1の磁気分離層103,磁気抵抗効果素
子104,第2の磁気分離層105,上シールド兼下部
磁極112が順次積層されている。この内、磁気抵抗効
果素子104の図1における左右両側には、当該磁気抵
抗効果素子104とほぼ同一厚さの電極部104A,1
04Bがそれぞれ積層され同一層を構成している。上シ
ールド兼下部磁極112の図1における上側には、磁気
ギャップ116を介して当該上シールド兼下部磁極11
2と平行に上部磁極120が積層されている。
【0004】この上シールド兼下部磁極112,上部磁
極120の磁気ディスク媒体への対向面の奥には、絶縁
体で挟まれたコイル(図示せず)が配置され、このコイ
ルからの発生磁界によって磁化された下部磁極112と
上部磁極120の間の磁気ギャップ116から漏れる磁
束によって、所定の情報の記録が行われるようになって
いる。
【0005】この場合、昨今にあっては、1平方センチ
メートルあたり3〔Gb〕以上という高密度記録が要求
される。このため、従来の飽和磁化が10〔kG〕程度
のメッキNiFe膜のみから形成される記録磁極では、
十分な記録性能が得られないというのが現状である。
【0006】一方、高記録密度領域で十分な記録性能を
得るためには、磁極として飽和磁化の大きな材料の採用
が不可欠となっている。ここに、磁極の一部(特に磁気
ギャップに近い側の一部)に高飽和磁化膜を設けた磁極
の積層構造の必要性は存在することとなる。ここで、こ
の高飽和磁化膜を設けた磁極の積層構造(特に図4にお
ける上シールド兼下部磁極より下方部分)について、そ
の製造工程を図5に基づいて説明する。
【0007】図6において、まず、基板101上に(前
述した図5に示すように)、下シールド102,第1の
磁気分離層103,磁気抵抗効果素子104,第2の磁
気分離層105,上シールド兼下部磁極112が順次積
層されている。ここで、磁気抵抗効果素子104の図1
における左右両側には、当該磁気抵抗効果素子104と
ほぼ同一厚さの電極部104A,104Bがそれぞれ積
層され同一層を構成している。次に、下地導体膜110
(図5では省略)をスパッタで形成し、その上にフォト
リソグラフィー技術によって所定パターンから成るレジ
スト層111を、比較的厚く形成する(図6の工程
(A)参照)。
【0008】続いて、電解メッキ法によってレジスト層
111が除去され露出した状態の下地導体膜110上
に、メッキNiFe等の磁性膜112Aを前述したレジ
スト層(レジストパターン層)111よりも薄く形成す
る。その後、この磁性膜112Aおよび前述したレジス
ト層111の全体に、高飽和磁化材なら成る飽和磁化の
大きな磁性膜112Bを積層成膜する(図6(B)参
照)。
【0009】次に、前述したレジスト層111をその上
方部分に付された磁性膜112Bとともに除去し、更に
当該除去したレジスト層111の下に位置していた部分
の下地導体膜110をも、イオンミリングにより除去す
る(図6(C)参照)。そして、先に形成した磁性膜1
12A,112Bの全域の内の下部磁極層112となる
領域部分をレジスト115で被覆する(図6(D)参
照)。
【0010】その後、エッチングにより、露出している
不要となった磁性膜112A,112B,及びその下方
に位置する下地導体膜110を除去したのち、残ったレ
ジスト層115を除去することで所定パターンを有する
積層化した上シールド兼下部磁極層120を形成する。
そして、その後は、前述した図5に合わせて、磁気ギャ
ップ116および上部磁極120が積層される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この飽
和磁化の異なる二種類以上の磁性膜112A,112B
から成る磁極層を形成する際に、前述した積層する磁性
膜112A,112Bがメッキ膜とスパッタ膜の積層か
ら成る場合、特に、メッキ膜がNi,Fe,Coのうち
少なくとも一つを主成分とし、スパッタ膜がCo−M,
Fe−M,Ni−M(MはTi,V,Cr,Y,Zr,
Nb,Mo,Hf,Ta,Wの内から選択される少なく
とも一種類の元素)を主成分とするスパッタ膜である場
合に、上記従来の製造方法で製造すると、時には、積層
した磁性膜が部分的に腐食してしまい、良好かつ安定な
磁気ヘッドの製造ができなくなる場合が生じていた。
【0012】これは、電解メッキ法によりメッキ磁性膜
を形成する際、メッキ浴中の酸性物質がメッキ磁性膜お
よび当該メッキ磁性膜をパターン化するために先に形成
されているレジスト層中或いはその表面に残留し、その
後に形成するスパッタ膜がこの残留物によって部分的に
腐食を起こすためと思考される。
【0013】
【発明の目的】本発明は、上記した背景に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、高密度記録を意図
して開発された異なる磁性膜の積層から成る磁極層を安
定かつ良好に形成し、これによって磁気抵抗効果型ヘッ
ドの耐久性増大を図った磁気抵抗効果型ヘッドの製造方
法を提供することを、その目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る磁気抵抗効果型ヘッドでは、例えば
下部磁極層(上シールド兼下部磁極層)は、以下に示す
方法によって製造される。
【0015】まず、基板上に磁気抵抗効果を利用した読
み出し部を構成する所定の積層体を形成し、次に、例え
ば図3に示すように、下地導体膜10を形成し、その上
にフォトリソグラフィー技術によって所定パターンから
成るレジスト層11を形成する(図3の工程(A)参
照)。
【0016】次いで、電解メッキ法によりレジストが除
去されて露出した下地導体膜10上にメッキNiFe等
の磁性膜12Aを形成する(図3の工程(B)参照)。
次に、レジスト層11を一度除去した後(図3の工程
(C)参照)、再度所定パターンのレジスト層13を形
成し、その後、前述した磁性膜12Aとは異なる飽和磁
化を有する磁性膜12Bを形成し(図3の工程(C)参
照)、しかる後、レジスト層13をその上に位置する磁
性膜12Bと共に除去し、更に、除去したレジスト層1
3の下に位置していた下地導体膜10をイオンミリング
により除去する。
【0017】続いて、先に形成した磁性膜12A及12
B部分の内、下部磁極層12となる部分をレジスト層1
5で被覆する(図3の工程(C)参照)。そして、その
後、エッチングによって、露出している不要となった磁
性膜及びその下方に位置する下地導体膜17を除去した
のち、残ったレジスト22を除去する。これにより、所
定パターンを有する積層化した下部磁極層12が形成さ
れる。
【0018】
【作用】異なる磁性膜の積層体からなる磁極層を形成す
る際、特にメッキ膜の磁性膜を形成する際には、パター
ン化するために先に形成されているレジスト層中、或い
はその表面にメッキ浴中に含まれる酸性物質が残存す
る。
【0019】このため、次に形成する膜,特にスパッタ
膜では、この酸性物質に対する耐腐食性が悪い場合があ
り、腐食され、良好かつ安定な磁気ヘッドの製造ができ
なくなる恐れがあった。
【0020】しかしながら、ここで先に形成されている
レジスト層を除去し、新たにレジスト層を形成する(図
3の工程(B),(C),(D))工程を加えることに
より、従来の製造方法では安定且つ良好に形成できなか
った(不可能であった)磁性膜の積層体から成る磁極層
を、形成することが可能となった。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
1乃至図3に基づいて説明する。ここで、図1は、磁気
ディスク媒体と対向する面(エアベアリング面)から観
察したときの本実施形態における磁気抵抗効果型ヘッド
の概略構成図である。図2(旧第4図)は図1における
二つの下地導体(後述する符号10,18に相当する)
を省略した場合を示す。更に、図3乃至図4は、図1に
示す磁気抵抗効果型ヘッドの製造方法を示す。
【0022】まず、図1において、スライダの一部を構
成するアルチック等のセラミック基板1上には、下シー
ルド2,第1の磁気分離層3,磁気抵抗効果素子4,第
2の磁気分離層5が順次積層されている。ここで、磁気
抵抗効果素子4の図1における左右両側には、当該磁気
抵抗効果素子4とほぼ同一厚さの電極部4A,4Bがそ
れぞれ積層され同一層を構成している。
【0023】又、第2の磁気分離層5の図1における上
面側には、下部下地導体10を介して、二層構造の下部
磁極(上シールド兼下部磁極)12,磁気ギャップ1
6,上部第1磁性膜17,上部下地導体18および,上
部第2磁性膜19が順次積層されている。そして、この
上部第1磁性膜17および上部第2磁性膜19によって
上部磁極20が構成されている。
【0024】ここで、前述した二層構造の下部磁極(上
シールド兼下部磁極)12は、磁気ギャップ16側に配
設された高飽和磁化材から成る一方の磁性膜12Aと、
これに積層された他方の磁性膜12Aとにより構成され
ている。また、前述した上部第2磁性膜20の内、磁気
ギャップ16に近い側の上部第1磁性膜17が高飽和磁
化材から成る飽和磁化によって形成されている。
【0025】更に、前述した二層構造の下部磁極(上シ
ールド兼下部磁極)12,上部磁極20の磁気ディスク
媒体への対向面の奥には、絶縁体で挟まれたコイル(図
示せず)が配置され、このコイルからの発生磁界によっ
て磁化された下部磁極12と上部磁極20の間の磁気ギ
ャップ16から生じる漏れる磁束によって、所定の情報
の記録が行われるようになっている。
【0026】次に、上記実施形態における磁気抵抗効果
型ヘッドの製造工程を図3乃至図4に基づいて説明す
る。
【0027】まず、図3において、上述したように、セ
ラミック基板1上には、下シールド2,第1の磁気分離
層3,磁気抵抗効果素子4,第2の磁気分離層5が順次
積層される。ここで、磁気抵抗効果素子4の図1におけ
る左右両側には、当該磁気抵抗効果素子4とほぼ同一厚
さの電極部4A,4Bがそれぞれ積層され同一層を構成
している。かかる構成については、従来例における公知
の手法によって各層の積層構造が形成される。
【0028】次に、第2の磁気分離層5の図3における
上面に、下地導体膜10としてNiFeスパッタ膜を1
00〔nm〕成膜し、その面上にフォトリソグラフィー
技術によって所定パターンから成る3〔μm〕厚のレジ
スト層11を形成する(図3の工程(A)参照)。
【0029】次いで、レジスト層11が除去されて露出
した部分(レジスト層11のパターンから外れた部分)
に電解メッキ法により2〔μm〕厚のメッキNiFeを
形成し、これを磁性膜12Aとした(図3の工程(B)
参照)。
【0030】次に、上述したレジスト層11を一度除去
して(図3の(C)参照)、再びレジスト層13を形成
する(図3の(D)参照)。そして、その後に膜厚0.
5〔μm〕のCoZrTa膜をスパッタで形成し、磁性
膜12Bとした(図3の(E)参照)。この磁性膜12
Bは、レジスト層13および先に積層した磁性膜12A
を含む全面に積層される。
【0031】この場合、磁性膜12Aを形成するNiF
e膜の飽和磁化は10〔kG〕、磁性膜12Bを形成す
るCoZrTa膜の飽和磁化は15〔kG〕とし、磁性
膜12Bを高飽和磁化材で構成した。
【0032】次に、所定パターンのレジスト層13をそ
の上方に付した部分の磁性膜12Bと共に除去し、更に
除去したレジスト層13の下に位置していたスパッタN
iFe膜(下地導体膜10)部分をイオンミリングによ
り除去する。その後、先に形成したメッキNiFe膜
(磁性膜12A)とCoZrTa膜(磁性膜12B)の
二層構造の積層体において下部磁極(上シールド兼下部
磁極)12となる部分をレジスト層15で被覆する(図
3の工程(F)参照)。
【0033】続いて、エッチングにより、露出している
部分で不要となった磁性膜12A,12B及びその下方
に位置する下地導体膜10を除去したのち、残ったレジ
スト層15を除去し、これによって、磁性膜12A,1
2Bから成る下部磁極(上シールド兼下部磁極)12が
形成される(図3の工程(G)参照)。
【0034】次いで、磁気ギャップ16となる膜厚0.
35〔μm〕のアルミナ膜をスパッタで形成し、その上
に磁界発生用のコイル(図3の背面側、図中には示して
いない)を形成する。この磁界発生用のコイルは、所定
の条件でハードキュアしたフォトレジストによって上下
を挟まれて絶縁されている(図の奥側、図中には示して
いない)。
【0035】次に、図1における磁気ギャップ16の面
上に、上部磁極層20を形成する工程を、図4に基づい
て説明する。
【0036】まず、図3の工程(G)において成膜済の
第2の磁気分離層5上および下部磁極12の磁性膜12
B上の全面にわたって、磁性膜20Bとして0.5〔μ
m〕厚のCoZrTa膜をスパッタで形成し、更に、下
地導体層18として膜厚100〔nm〕のNiFeスパ
ッタ膜を形成する。その後、この下地導体層18の上
に、磁性膜20Aを形成するために、フォトリソグラフ
ィの技術によって所定パターンから成る4〔μm〕厚の
フレームレジスト層19を形成する(図4の工程(H)
参照)。
【0037】次に、レジスト層19が既に除去されて露
出した部分に、磁性膜20A用として、メッキNiFe
を形成する(図4の工程(I)参照)。続いて、前述し
たフレームレジスト層19を除去すると共に当該除去し
たフレームレジスト層の下部分に位置していた下地導体
膜18,CoZrTa膜(磁性膜20B),およびアル
ミナ膜(磁気ギャップ16)を、イオンミリングにより
除去する(図4の工程(J)参照)。更に、上部磁極層
20となる部分をレジスト層21で被覆する(図4の工
程(K)参照)。
【0038】そして、その後、エッチングによって、露
出している不要となった部分を除去した後及びレジスト
層21を除去する(図4の工程(K)参照)。これによ
り、磁気的に安定で且つ性能が良好な所定パターンを有
する飽和磁化の異なる磁性膜の積層から成る磁極(上部
磁極層20)が形成される。
【0039】(比較例)従来例を示す図6で開示したよ
うに、下部磁極112の層を形成する際に、メッキ工程
とスパッタ工程とを連続して行い(図6の工程(B)参
照)、それ以外は図3ないし図4における実施形態の場
合と同様の工程を経て磁気抵抗効果型ヘッドを作製し
た。
【0040】つまり、下部磁極112をパターン化する
ためのレジスト層を形成した後、厚さ2〔μm〕のメッ
キNiFe膜を電解メッキ法により形成し、更に、厚さ
0.5〔μm〕のCoZrTa膜を積層し、次いで前述
したレジスト層を除去することで所定の形状にパターン
化した磁性膜112Aと磁性膜112Bの積層体から成
る下部磁極層112を形成した。
【0041】しかしながら、この際、CoZrTa膜に
直径で約5〔μm〕前後又はそれ以下の円上の腐食が多
数発生した。これは、先に形成したメッキNiFeを形
成する際のメッキ浴中の酸性物質が、磁極層12をパタ
ーン化するために形成したレジスト層中およびその上面
に残留し、これが次に形成したCoZrTa膜を腐食す
るためである。
【0042】このように、従来技術による製造工程で
は、飽和磁化の異なる磁性膜の積層体から成る下部磁極
112を安定かつ良好に形成することができないという
場合が生じる。
【0043】(上記実施形態との比較)最初に、上述し
た実施形態の製造工程により形成した磁気抵抗効果型ヘ
ッドをウエハから切り出し、磁気ディスク用のスライダ
形状に加工し、記録再生評価を行った。
【0044】その結果、再生波形の孤立波半値幅の小さ
い,且つノン−リニア・トランジッションシフト(NL
TS)の小さい良好な記録再生特性を得ることができ
た。これは上記図3乃至図4に示した製造工程によっ
て、異なる飽和磁化を有する磁性膜の積層から成る磁極
層12が安定かつ良好に製造できたことによる。
【0045】一方、比較例の製造工程によって作製した
磁気抵抗効果型ヘッドでは、再生波形の対象性は悪く、
バルクハウゼンノイズの発生も顕著に見られ、更に、ノ
ン−リニア−トランジッション−シフト(NLTS)の
改善も見られなかった。これは上記したように、CoZ
rTa膜に直径で約5〔μm〕程度以下の円状の腐食が
多数発生したため、安定かつ良好な製造ができなかった
こと、および磁性膜自体の磁気特性が劣化したことによ
ると考えられる。
【0046】又、上述した実施形態では、磁極層12が
メッキNiFe膜とスパッタCoZrTa膜で形成され
る場合について述べたが、これ以外に、前述したメッキ
膜がNi,Fe,Coの少なくとも1つを主成分とする
磁性膜で形成された場合にも同様の効果が得られる。
【0047】更に、スパッタ膜がCo−M、Fe−M,
Ni−M(ここで、MはTi,V,Cr,Y,Zr,N
b,Mo,Hf,Ta,Wから選択される少なくとも一
種類の元素)を主成分とする磁性層12の場合でも同様
の効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、特に、
高密度記録を意図して飽和磁化の異なる磁性膜の積層か
ら成る磁極を形成する際、当該磁極を、積層する磁性膜
の耐食性に関係なく安定かつ良好に製造することが可能
となり、このため、磁気抵抗効果型ヘッドの耐久性を著
しく向上させることができるという従来にない優れた磁
気抵抗効果型ヘッド製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を実施することによって完
成した磁気抵抗効果型ヘッドの積層構造を示す説明図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態を実施することによって完
成した磁気抵抗効果型ヘッドの一部省略した積層構造を
示す説明図である。
【図3】図1内に開示した下部磁極層の製造工程を示す
説明図であり、(A)〜(G)の順に進行する。
【図4】図1内に開示した上部磁極層の製造工程を示す
説明図であり、(H)〜(L)の順に進行する。
【図5】従来例における磁気抵抗効果型ヘッドの構造を
示す説明図である。
【図6】従来の磁気抵抗効果型ヘッドの一部省略した下
部磁極層の製造工程を示す説明図であり、(A)〜
(E)の順に進行する。
【符号の説明】
1 セラミック基板 2 下シールド 3,5 磁気分離層 4 磁気抵抗効果素子 4A,4B 電極部 10,18 下地導体層 12 下部磁極(上シールド兼下部磁極) 12A,12B 磁性膜 20 上部磁極 20A,20B 磁性膜 16 磁気ギャップ 11,13,15,19,21 レジスト層

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗効果を利用して情報の読み出し
    を行う再生素子を有すると共に,下部磁極層,上部磁極
    層および励磁用のコイル層を有し、前記下部磁極層と上
    部磁極層との間に設けられたギャップに発生する磁界に
    より情報の書き込みを行う記録素子を備え、前記下部磁
    極層と上部磁極層の内の少なくとも一方の磁極層が飽和
    磁化の異なる二種類以上の磁性膜の積層体により構成さ
    れて成る磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、 前記一方の磁極層の飽和磁化の形成に際し、フォトリソ
    グラフィー技術によって所定パターンのレジスト層を形
    成すると共に、前記二種類以上の磁性膜の内の一の磁性
    膜を先ず形成し、その後に前記レジスト層を除去した
    後、新たに所定パターンのレジスト層を形成し、次に、
    前記一の磁性膜と異なる飽和磁化を有する磁性膜を成膜
    し、続いて新たに形成したレジスト層を除去すると共に
    不要箇所の成膜を除去することを特徴とした磁気抵抗効
    果型ヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記飽和磁化の異なる二種類以上の磁性
    膜の積層体から成る磁極層を、一の磁性膜はメッキの手
    法をもって成膜すると共に他の一の磁性膜ははスパッタ
    の手法をもって成膜することを特徴とした請求項1記載
    の磁気抵抗効果型ヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記メッキ膜の形成に際しては、当該メ
    ッキ膜の素材として、Ni,Fe,Coの少なくとも1
    つを主成分とすることを特徴とした請求項2記載の磁気
    抵抗効果型ヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記スパッタ膜の形成に際しては、当該
    メッキ膜の素材として、Co−M,Fe−M,Ni−M
    (MはTi,V,Cr,Y,Zr,Nb,Mo,Hf,
    Ta,W等から選択される少なくとも一種類の元素)を
    主成分とするスパッタ膜であることを特徴とした請求項
    2記載の磁気抵抗効果型ヘッドの製造方法。
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