JP3096115B2 - 鏡面化粧板の製造方法 - Google Patents
鏡面化粧板の製造方法Info
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Description
キシ樹脂層を有する鏡面化粧板の製造方法に関するもの
である。
金属板、合成樹脂板等の表面にスプレーやフローコータ
で不飽和ポリエステル樹脂やウレタン樹脂を1回につき
100g/m2 前後(乾燥被膜)塗装し、1回目の塗
装の樹脂が硬化したならば#400の研磨シートで塗膜
表面を研磨し、この2回目の塗装の樹脂が硬化したなら
ば#600の研磨シートで塗膜表面を研磨し、さらに3
回目の塗装の樹脂が硬化したならば#800の研磨シー
トで塗膜表面を研磨し最後にバフ研磨でツヤを出して仕
上げるか、或いは硬化不十分なうちに3回連続塗装して
#400→#600→#800の順序で複数回研磨し、
最終的にはバフ磨きで鏡面仕上して製作していた。その
他に、基材上に不飽和ポリエステル樹脂を滴下し、ポリ
エステルフィルムを当てて上からロールで樹脂を伸ば
し、硬化後フィルムを剥がして鏡面化粧板(フィルム塗
装法)を製作していた。
フローコータによる塗装方法の場合は、樹脂が低粘度固
形分なので、1回の塗装量は多くてもせいぜい100μ
m程度に制約されるために、鏡面仕上げに必要な乾燥皮
膜の厚さ200〜1000μmを得るためには塗装回数
を多数回必要とし、それにしたがって研磨回数もより多
く必要とするので生産性が良くない。特に不飽和ポリエ
ステル樹脂を使用する場合は、その重合硬化時の体積収
縮率が7〜10%あるため表面にヒケ(収縮により基材
の凹凸にならった微小な凹凸が発生すること)やソリ
(反り)が生じやすく、これを防ぐには研磨回数も増や
して表面平滑性を上げる必要があった。またフィルム塗
装法で不飽和ポリエステル樹脂を塗装する場合も、重合
硬化時の体積収縮率が7〜10%と大きいことから、鏡
面樹脂層表面に目痩せが生じ、表面平滑性を悪くすると
いう欠点があった。この欠点を防ぐためには1回分の塗
布量を薄くして、繰返し多数回のフィルム塗装法による
塗装と研磨を行う必要があって、品質が安定せず生産性
が悪かった。特に基材表面が凹凸形状になっている場合
(木目、布目、石目、和紙、皮革など)には、前述の不
都合が一層多く生じていた。本発明は、これら従来の製
法に較べて品質が安定し生産性が良く丈夫な鏡面化粧板
の製造方法を提供しようとするものである。
樹脂シートを用いて光輝性顔料を含有させた不飽和ポリ
エステル樹脂による凹凸層を形成し、この凹凸層上にフ
ィルム塗装法でエポキシ樹脂層を積層したことにある。
また本発明では、裏打材に賦型樹脂シートを用いて、不
飽和ポリエステル樹脂による凹凸層を形成し、この凹凸
層上に光輝性顔料を含む塗料を塗布し、さらにフィルム
塗装法でエポキシ樹脂による鏡面樹脂層を積層したこと
も特徴としている。
エステル樹脂による凹凸層を形成し、この凹凸層上にフ
ィルム塗装法でエポキシ樹脂による鏡面樹脂層を積層し
たから、一回の塗装方法で比較的厚いものを製作でき、
また、樹脂が低収縮で、かつ強いテンションで金属枠に
固定した鏡面フィルムの表面をエポキシ樹脂に転写する
(フィルム塗装法)ので著しく良好な鏡面性および平滑
性が得られるし、また、裏打材の上面に賦型樹脂シート
を用いて光輝性顔料を含む塗料を塗布した凹凸層を形成
し、さらにフィルム塗装法でエポキシ樹脂による鏡面樹
脂層を積層したので、鏡面樹脂層を通して見た場合に上
品な奥深いパール光沢を有する凹凸層が映り高品質の鏡
面化粧板が得られると共に、質感が高く立体感と高級感
を持ち、看者に深みのある奥深い印象を与え得る高品位
な鏡面化粧板が得られる。
を形成して鏡面化粧板としたものである。本発明の基材
の表面は、平滑でも凹凸があってもよいが凹凸形状の方
がより効果が高い。基材としては、裏打材の表面に不飽
和ポリエステル樹脂などの合成樹脂に光輝性顔料と着色
顔料を含有させて表面凹凸層を設けたもの、例えば凹凸
層形成用の木質基材として、木、突板、合板、繊維板、
ハードボード、パーチクルボード、また無機質基材とし
て、石膏ボード、スレート板、セメント板や皮革さらに
紙質基材として、チタン紙、薄紙、強化紙、和紙などの
賦型を施した賦型樹脂シートにより凹凸層を形成した不
飽和ポリエステル樹脂層が利用される。さらに、化粧紙
を貼った上に実物素材の模様を賦型した透明合成樹脂の
凹凸層を形成し、その凹部に不透明着色塗料をワイピン
グ(充填着色)させたものを基材としてもよい。特に、
合成樹脂層基材においては、合成樹脂板に光輝性顔料と
不透明着色顔料を混合させたものを用いるが効果的であ
る。さらに裏打材としては、前記木質基材、無機質基
材、金属基材、合成樹脂基材が適宜用いられ、その上に
不飽和ポリエステル樹脂層を形成したものを基材として
もよい。
の一実施例を示す説明図であり、基材1にエポキシ樹脂
3で鏡面フィルム4を用いて、鏡面樹脂層を積層形成す
る。鏡面樹脂層の形成用樹脂としては、エポキシ樹脂D
ER331J(ダウケミカルジャパン)100部、反応
性希釈剤ヘロキシMK−116(ACIジャパン)15
部、硬化剤アンカミン2196(ACIジャパン)45
部を使用した。その他の例としては、エポキシ樹脂AY
−103(日本チバガイギ)100部、硬化剤HY95
6(日本チバガイギ)18部、さらにまた、エポキシ樹
脂エピコート815(シエル)100部、硬化剤アンカ
ミン2196(ACIジャパン)45部などを使用し
た。
形成するとき、基材層の表面の平滑度すなわち、突板や
和紙、布地或いはそれらの凹凸を賦型した合成樹脂層の
凹凸の段差が100μm以下の場合は深み、奥行き感を
出すために300μm以上の厚みの鏡面樹脂層を形成さ
せる。また、基材層の凹凸がオーストリッチ皮革、キャ
ンバス状の目の深い布地、深い石目状、浮造り木目など
の実物素材、或いはそれらの凹凸を賦型した100〜8
00μmもある凹凸の場合は、300〜1200μmの
厚みの鏡面樹脂層を形成させる。
4を用いるフィルム塗装法が用いられる。エポキシ樹脂
3は他の素材とよく接着する傾向があるため、フィルム
塗装方法に用いられる鏡面フィルム4はシリコン樹脂、
フッ素樹脂など剥離性を有する樹脂で処理されたものを
用いる必要があり、透明PETフィルムなどの片面にシ
リコン樹脂、フッ素樹脂などの離型剤処理をしたもの
で、弗素樹脂フィルム、ポリイミド樹脂フィルム、シリ
コンゴムシートを用いることもできる。なお、エポキシ
樹脂3は、変色が軽微なものを選択し、エポキシ樹脂層
に気泡が発生する場合は消泡剤(楠本化成社、デイスパ
ロン1930Nシリコン系)を0.5部程度添加する。
また樹脂の粘度が1000cpsを越える場合には、反
応性希釈剤(ヘロキシMK−116)を添加する。必要
によっては紫外線吸収剤(サンド社、サンドウヴオア3
212をエポキシ樹脂100部に対して1〜8部好適に
は2〜4部)を添加することにより、耐光性を向上する
ことができる。エポキシ樹脂およびその硬化剤は、硬化
したとき極力無色透明性および耐光性が良好なものを選
択する必要がある。エポキシ樹脂としては、エピクロル
ヒドリンとビスフェノールAから合成される樹脂(ダウ
ケミカル社、DER331J、DER383J)が好適
であり、硬化剤としては環状脂肪族ポリアミン系(AC
Iジャパン、アンカミン2196、アンカミン207
4)が最も優れ、次で脂肪族ポリアミン系(ACIジャ
パン、アンカミン1768)が良い。前記基材1と鏡面
樹脂層のエポキシ樹脂3との接着力をより高める必要が
あるときは、基材1の表面にプライマー(和信化学、ア
クリルウレタン系、ポリウレックス#548A液+B液
を4:1で配合したものを、乾燥被膜として2〜30g
/m2 塗布)を塗布してから、エポキシ樹脂3の鏡面
樹脂層を形成する。なお、鏡面樹脂層の形成手段として
は、フィルム塗装法に限らず、スプレーやフローコータ
による塗装方法でもよい。
11 の上に不飽和ポリエステル樹脂の凹凸層12 を形
成した場合の実施例を示し、裏打材11 は厚さ5.5
mmの中密度繊維板で構成され、不飽和ポリエステル樹
脂層12 の不飽和ポリエステル樹脂は、リゴラック2
265BFU(昭和高分子)100部、硬化触媒として
パーメックN(日本触媒)1部から成り、この不飽和ポ
リエステル樹脂に凹凸層を形成するために布目賦型樹脂
シート2を用いる。この布目賦型樹脂シート2は、厚さ
25μmのビニロンフィルムと、厚さ150μmの低密
度ポリエチレンフィルムとの複合シートで、ビニロンシ
ート表面に布目凹凸を形成したものであって、この賦型
樹脂シート2を凹凸面が裏打材11 上の不飽和ポリエ
ステル樹脂面に接するように置いて、賦型樹脂シート2
の上からロールにより不飽和ポリエステル樹脂を基材上
に気泡を除去しながら万辺なく伸ばすことにより、基材
の不飽和ポリエステル樹脂基材表面に凹凸層12 を形
成する。次に図3に示すように、前記エポキシ樹脂3を
鏡面樹脂層として積層するが、周知のフィルム塗装法に
より鏡面フィルム4と金属枠5およびロール6とによ
り、一回の塗布で鏡面樹脂層31 を平滑に形成する。
(図4)
裏打材11 の上に不飽和ポリエステル樹脂の凹凸層1
3 を形成する場合に、不飽和ポリエステル樹脂は、前
記図2,3,4に示した実施例と同一とし、これに不透
明着色顔料PCNトナー6706G3部、光輝性顔料イ
リオジン217(メルク社)10部をさらに加えたもの
である。この不飽和ポリエステル樹脂の凹凸層13 の
形成法およびエポキシ樹脂による鏡面樹脂31 の積層
法は、図2、図3、図4に示した実施例と同様である。
打材11 は厚さ18mmの中密度繊維板上に鏡面樹脂
層(図示せず)を形成したもので、光輝性顔料を含有し
ない不飽和ポリエステル樹脂層12 として不飽和ポリ
エステル樹脂ゴーセラック500B(日本合成化学)1
00部、硬化促進剤6%ナフテン酸コバルト0.5部、
硬化触媒パーメックN1部、不透明着色顔料4313レ
ッド部からなるものを使用し、賦型樹脂シート2は、シ
リコンゴム(信越化学KE−1300TRTV)の片面
に和紙の凹凸を形成した賦型樹脂シートを使用したもの
を示す。鏡面樹脂層(図示せず)の形成は図2,図3に
示す方法と同じである。
料を含有しない不飽和ポリエステル樹脂凹凸層12 の
上にウレタン塗料被膜14 として、ウレタン塗料ポリ
ウレックス#548A液4と、硬化剤#548B液1
(和信化学工業)との混合物100部、光輝性顔料マー
リンスーパホワイト9020C(マール社)2部からな
り、塗布量としては乾燥皮膜1〜10g/m2 を塗布
し、このウレタン塗料被膜14 の上にエポキシ樹脂の
鏡面樹脂(図示せず)を積層形成したものである。
る光輝性顔料として、樹脂100部に対して、光輝性顔
料(パール顔料、アルミ粉などの金属粉又は着色蒸着フ
ィルムの細断片、レインボーフィルムの細断片など)を
0.5〜30部と不透明着色顔料0.5〜20部とを混
合したものを用いると、光輝性顔料の分散ムラを著しく
少なくすることができる。また、不飽和ポリエステル樹
脂の凹凸層の表面に光輝性顔料を含むウレタン樹脂塗料
を汎用の塗布方法にて塗布したものを用いると、鏡面樹
脂層を通して見た場合に、上品な奥深いパール光沢を有
する凹凸層が映り高品質の鏡面化粧板が得られる。さら
に前記賦型樹脂シートとして木や紙その他の実物基材の
凹凸を転写した凹凸を有するシリコンゴム型を用いても
よい。また、前記鏡面樹脂層の表面には、必要に応じて
傷付防止向上のためにハードコート剤(三菱レイヨン
社、アクリキングN−101、多官能アクリレート系紫
外線硬化型樹脂、鉛筆硬度5H)を塗工してもよい。
たは木目などの賦型を施した賦型樹脂シートを用いて、
不飽和ポリエステル樹脂による凹凸層を形成し、この凹
凸層に光輝性顔料を含有させ或いは凹凸層上に光輝性顔
料を含む塗料を塗布した凹凸層上にフィルム塗装法でエ
ポキシ樹脂による鏡面樹脂層を積層したことにより、鏡
面樹脂層のエポキシ樹脂は重合硬化時の体積収縮率が
0.2〜0.4%と非常に小さいので、樹脂硬化前後に
おいて、殆ど鏡面樹脂層の表面にはヒケや基材の凹凸に
よる凹凸が生じず、基材が平滑なものだけでなく深い凹
凸層を有するものでも良好な鏡面性および平滑性が得ら
れるし、鏡面樹脂層を通して見た場合に上品な奥深いパ
ール光沢を有する凹凸層が映り高品質の鏡面化粧板が得
られると共に、1回の鏡面樹脂の塗装で深みを出すのに
必要な厚み300〜1200μmの鏡面樹脂層が得ら
れ、さらに従来必要であった表面研磨工程も省略でき
る。さらにエポキシ樹脂は多くの素材とよく接着し、機
械的強度も大きいので丈夫な鏡面化粧板を製作すること
ができ、また鏡面化粧板の断裁やモールド加工などの後
加工が可能であり、更に内装材として用いられた後も、
基材と鏡面樹脂層とが剥離したりキズがついたりするよ
うなことはないし、従来必要であった工数、工程を大幅
に短縮化でき作業も行いやすく、低コストで能率的に生
産することができ、しかも鏡面化粧板の表面の質感も深
みがあり、優れた外観品位を保つことができるほか品質
も安定し、丈夫な鏡面化粧板を容易に製造することがで
きる。
ポリエステル樹脂層を使用した化粧板の断面図。
断面説明図。
む) 14 ウレタン塗装被膜(光輝性顔料を含む) 2 賦型樹脂シート 3 エポキシ樹脂 31 鏡面樹脂層 4 鏡面フィルム 5 金属枠 6 ゴムロール
Claims (2)
- 【請求項1】 裏打材に賦型樹脂シートを用いて光輝性
顔料を含有させた不飽和ポリエステル樹脂による凹凸層
を形成し、この凹凸層上にフィルム塗装法でエポキシ樹
脂による鏡面樹脂層を積層したことを特徴とする鏡面化
粧板の製造方法。 - 【請求項2】 裏打材に賦型樹脂シートを用いて、不飽
和ポリエステル樹脂による凹凸層を形成し、この凹凸層
上に光輝性顔料を含む塗料を塗布し、さらにフィルム塗
装法でエポキシ樹脂による鏡面樹脂層を積層したことを
特徴とする鏡面化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03305604A JP3096115B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 鏡面化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03305604A JP3096115B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 鏡面化粧板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05116269A JPH05116269A (ja) | 1993-05-14 |
| JP3096115B2 true JP3096115B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=17947149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03305604A Expired - Fee Related JP3096115B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 鏡面化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3096115B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| JP3310742B2 (ja) * | 1993-11-12 | 2002-08-05 | 共同印刷株式会社 | 鏡面化粧板の製造方法 |
| CN103395273B (zh) * | 2013-07-23 | 2015-06-17 | 索菲亚家居股份有限公司 | 一种软包门的制作方法 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP03305604A patent/JP3096115B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH05116269A (ja) | 1993-05-14 |
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