JP3101802B2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP3101802B2
JP3101802B2 JP07229213A JP22921395A JP3101802B2 JP 3101802 B2 JP3101802 B2 JP 3101802B2 JP 07229213 A JP07229213 A JP 07229213A JP 22921395 A JP22921395 A JP 22921395A JP 3101802 B2 JP3101802 B2 JP 3101802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各ワーク加工ステ
ーションにワークを搬送する治具パレット上に設けるク
ランプ装置に関し、特に、1つの治具パレットで複数種
類の形状のワークを保持する場合に用いられるクランプ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークを各ステーションに順次搬送し、
各ステーションにおいてワークを加工する場合、ワーク
の所定位置を正確に加工するためには、ワークをしっか
りと保持する必要がある。そこで、従来においては、ワ
ークが載置される治具パレットと、該治具パレットに固
定されたクランプ装置とを用いてワークを保持してい
る。また、従来、クランプ装置として、特開昭63−1
85544号公報により、治具パレットに固定されるベ
ース部材と、ベース部材に支持されるケーシングと、ケ
ーシング内に形成したシリンダに内挿されるピストン
と、ピストンにボールねじ機構を介して連結される、ワ
ークに係合するクランプアームを取付けた可動ロッドと
を備え、可動ロッドの軸線方向を上下方向、クランプア
ームによるワークの押圧方向を下方として、ピストンを
ケーシングに対し回り止めすると共に、ピストンの上動
途中で可動ロッドの上動が規制されるようにし、可動ロ
ッドの上動規制後のピストンの上動によるボールねじ機
構を介しての可動ロッドの回転でクランプアームがワー
クをクランプするクランプ位置からアンクランプ位置に
旋回されるようにしたものが知られている。このもので
は、治具パレットにワークをセットした後、ピストンを
下動させると、先ず、クランプアームがアンクランプ位
置からクランプ位置に旋回され、続いてクランプアーム
が下動してワークをクランプする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1つの治具
パレットで形状の異なる複数種類のワークを搬送する場
合、ワーク毎にクランプ位置や厚みが異なるため、各ワ
ークに対応した多種多様なクランプ装置を用意しておく
必要があり、搬送するワークの種類の変わる度に治具パ
レットに取付けるクランプ装置を交換する必要がある。
【0004】以上の問題点に鑑み、本発明は、クランプ
位置や厚さの異なる複数種類のワークを保持し得るクラ
ンプ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、治具パレット上に設けるクランプ装置で
あって、治具パレットに固定されるベース部材と、ベー
ス部材に支持されるケーシングと、ケーシング内に形成
したシリンダに内挿されるピストンと、ピストンにボー
ルねじ機構を介して連結される、ワークに係合するクラ
ンプアームを取付けた可動ロッドとを備え、可動ロッド
の軸線方向を上下方向、クランプアームによるワークの
押圧方向を下方として、ピストンをケーシングに対し回
り止めすると共に、ピストンの上動途中で可動ロッドの
上動が規制されるようにし、可動ロッドの上動規制後の
ピストンの上動によるボールねじ機構を介しての可動ロ
ッドの回転でクランプアームがワークをクランプするク
ランプ位置からアンクランプ位置に旋回されるようにし
たものにおいて、ケーシングをベース部材に対して回動
調整自在とし、更に、クランプアームを可動ロッドに螺
挿すると共に、可動ロッドに上下方向に長手の位置決め
溝を形成して、該位置決め溝に係脱自在な係合子により
クランプアームを可動ロッドに対し回り止め自在とし、
且つ、該位置決め溝を可動ロッドに位相を異ならせて複
数形成することを特徴とする。
【0006】これによれば、ケーシングをベース部材に
対し回動調整することで、クランプアームの向きを変更
できるようになり、ワークの機種変更でクランプ位置の
向きが変化してもこれに対処できる。
【0007】また、クランプアームを可動ロッドに螺挿
しておくことで、クランプアームを可動ロッドに対し螺
進退させてクランプアームの高さを変更することがで
き、ワークの機種変更でワークの厚さ変化しても、こ
れに対処できる。そして、調整後、位置決め溝に係合子
を係合すれば、クランプアームが回り止めされ、クラン
プアームは調整された高さに確実に保持される。この場
合に、位相の異なる複数の位置決め溝のうちのいずれの
位置決め溝に係合子を係合するかでクランプアームの向
きを変更することができ、ケーシングの回動と相俟っ
て、クランプアームの向きに関する調整の自由度が増
す。
【0008】
【発明の実施の形態】図1および図2を参照して、1は
図示しないワークが載置される治具パレットであり、該
治具パレット1の上面に、複数の縦溝11aと、該縦溝
11aに直交する複数の横溝11bとを形成した。縦横
の各溝11a,11bは、いずれも長手方向直交面にお
ける断面形状が略逆T形のT形溝に形成されており、各
溝11a,11bの両端は治具パレット1の側面まで達
している。また、縦横の溝11a,11bが交差する位
置の溝底面、および治具パレット1の側面であって各溝
11a,11bの底面の直下に、治具パレット1に穿設
した流体通路12に連通する流体供給口12aを開設し
た。なお、該各流体供給口12aは、後述のクランプ装
置2に作動流体を供給するためのものであり、常時は盲
栓12bが施されている。治具パレット1には、流体通
路12に作動流体を供給する流体ジョイント13が設け
られている。
【0009】前記各溝11a,11bには、断面略T形
のT形ナット14が摺動自在に係合されており、該T形
ナット14には治具パレット1上に設けられるクランプ
装置2の固定ボルト15が螺着されている。固定ボルト
15は、クランプ装置2の後記詳述するベース部材21
に形成された挿通孔22に挿通されており、固定ボルト
15を締め付けると、クランプ装置2が治具パレット1
に固定される。なお、T形溝部11に係合するT形ナッ
ト14の頭部は、端面形状が略正方形であり、各T形溝
11a,11bの側面により回動しないように規制され
る。したがって、固定ボルト15をねじ回した際、これ
に伴ってT形ナット14が連れ回るようなことはなく、
確実に固定ボルト15を締め付けることができる。
【0010】クランプ装置2は、図3および図4に示す
ごとく、治具パレット1に固定されるベース部材21
と、上下動自在な可動ロッド24を支持するケーシング
25とを備えており、可動ロッド24にはワークをクラ
ンプするクランプアーム26が螺挿されている。
【0011】ベース部材21は、治具パレット1に当接
する略円盤状の底盤部21aと、該底盤部21aに一体
成形される円筒部21bとからなっており、底盤部21
aには固定ボルト15が挿通される前述の挿通孔22が
形成され、円筒部21bにはケーシング25がその下半
部において回動調整自在に嵌合している。また底盤部2
1aには、円筒部21b内の底部に連通する流体導入口
27が形成されており、該流体導入口27には、図1,
図2に示すごとく、フレキシブルパイプFが接続され
る。なお、底盤部21aおよび円筒部21bは、その周
囲一側部を面取りして、平面視略D字形に形成されてい
る。
【0012】ケーシング25は、その上部に、ベース部
材21の円筒部21bの上端面に着座するフランジ部2
5aを備えており、該フランジ部25aに円周方向に延
びる円弧状の長穴31を3つ形成した。各長穴31に
は、円筒部21bの上端面に螺着される調整ボルト32
が挿通されており、調整ボルト32を締め付けてケーシ
ング25をベース部材21に固定する際、各長穴31が
許す範囲でケーシング25を図3に示す中立位置から時
計回りと反時計回りとにそれぞれ角度αだけ回動させ得
るようにした。なお図示例ではαは45°に設定されて
いる。また、ケーシング25内に円筒形状のシリンダ3
3を形成して、シリンダ33内に上向きカップ状のピス
トン34を上下動自在に嵌合すると共に、シリンダ33
の下端部に切り欠き33aを形成してベース部材21の
流体供給路からシリンダ33内に作動流体を流通させ、
作動流体の圧力がピストン34に加わるようにした。な
お、ピストン34の周壁部には、上下方向に延びる溝3
4aが形成されており、該溝34aにケーシング25の
内周に突出する突起25bを係合し、ピストン34を回
り止めしている。さらにピストン34の内周面に、断面
が半円形状のねじ溝34bを形成した。
【0013】また、ケーシング25の上端部にはシリン
ダ33内に連通する貫通孔25cが形成されており、該
貫通孔25cに摺動自在に可動ロッド24を嵌挿した。
該可動ロッド24は、貫通孔25cに嵌合する上部24
aと、これより大径の中間部24bと、さらに大径の下
部24cとから構成されており、可動ロッド24の下端
に開口する円筒形状の中空部24dを備えている。該中
空部24d内には、第1ばね35が挿入されており、第
1ばね35の下端とピストン34の座部上面との間に、
中空部24dの内径より小径であって第1ばね35の内
径より大径の球体36を装着して、可動ロッド24とピ
ストン34とを相対離間方向に付勢し、可動ロッド24
の下部24cの上端面とピストン34の上端面の高さが
等しいときに、可動ロッド24の下端面とピストン34
の座部上面との間に距離Sの隙間ができるようにした。
またケーシング25内に、シリンダ33の天井面とピス
トン34の上端面とに当接する螺旋状の第2ばね37を
装着して、ピストン34を下向きに付勢した。なお第1
ばね35と第2ばね37とでは第2ばね37の方がばね
強さが強くなっている。
【0014】また、可動ロッド24の下部24cの外周
には、断面が半円形状のねじ溝24eが形成されてお
り、このねじ溝24eとピストン34の内周面に形成さ
れるねじ溝34bとの間にボール38が複数個挿入され
てボールねじ機構が構成されており、ピストン34と可
動ロッド24とが相対上下動すると、回転動が規制され
ていない可動ロッド24が回動し、クランプアーム26
が、ワークをクランプするクランプ位置と、ワークをク
ランプしていない場合の位置であるアンクランプ位置と
の間で旋回する。
【0015】以上の構成によれば、シリンダ33内に作
動流体を供給すると、ピストン34が第2ばね37の弾
発力に抗して上動すると共に、球体36と第1ばね35
とを介して可動ロッド24が押し上げられ、クランプア
ーム26がワークから浮き上がる。所定のストローク上
動すると、可動ロッド24の中間部24bの上端がケー
シング25の天井面に当接して可動ロッド24の上動が
阻止されるが、ピストン34は、可動ロッド24の下端
に突き当たるまで、可動ロッド24に対し距離Sだけ上
動し、この上動によりボールねじ機構を介して可動ロッ
ド24が回動され、クランプアーム26がアンクランプ
位置に旋回され、クランプ装置2がアンクランプ状態に
なる。なお、可動ロッド24の中間部24bの上端に
は、ワッシャ39が装着されており、可動ロッド24を
ワッシャ39を介してシリンダ33の天井面に当接させ
て、可動ロッド24の回動が円滑に行われるようにして
いる。シリンダ33内から作動流体を排出すると、上記
とは逆の動作で、クランプアーム26がアンクランプ位
置からクランプ位置に旋回し、次いでクランプアーム2
6が下動してワークを上方から押圧し、クランプ装置2
はクランプ状態になる。
【0016】ところで、クランプアーム26が螺挿され
る可動ロッド24の上部には、可動ロッド24の軸線方
向に延びる位置決め溝24fが図5に示すごとく3つ形
成されており、クランプアームに螺着されるボルトから
なる係合子40をいずれかの溝に係合させると、クラン
プアーム26の向きが定まるようにした。これら位置決
め溝24fにより、クランプアーム26の向きは、図3
に示す状態と、これから時計回りと反時計回りとにそれ
ぞれ角度βだけ回転した向きとに変更可能であり、図示
例ではβは、22.5°に設定されている。
【0017】このような構成において、治具パレット1
によりクランプするワークを変更する場合、まず固定ボ
ルト15を取り外して、クランプ装置2を治具パレット
1に対して移動自在とする。また調整ボルト32を緩め
てケーシング25をベース部材21に対して回動調整自
在とし、係合子40を緩めてクランプアーム26を可動
ロッド24回りに旋回自在とする。
【0018】この後、クランプするワークに応じて、ク
ランプ装置2を治具パレット1の所望の位置に移動し、
縦横の溝11a,11bに係合するT形ナット14に固
定ボルト15を螺着して、クランプ装置2を固定する。
このとき、クランプするワークの厚さに応じて可動ロッ
ド24に対しクランプアーム26を回転させて螺進退さ
せ、クランプアーム26の高さを調整する。次に調整ボ
ルト32を締め付けて、ケーシング25をベース部材2
1に対して固定する。このとき、必要に応じてケーシン
グ25を回動させて向きを調整する。そして係合子40
を可動ロッド24のいずれかの位置決め溝24fに係合
させてクランプアーム26の向きを定める。また、クラ
ンプ装置2の固定位置の近傍に存する流体供給口12a
の盲栓12bを取り外し、この流体供給口12aにベー
ス部材21の流体導入口27に接続されているフレキシ
ブルパイプFを接続する。
【0019】このようにしてクランプ装置2を固定する
と、治具パレット1を図示しないワーク投入ステーショ
ンに搬送し、該ステーションに設けた流体供給パイプを
流体ジョイント13に接続して、治具パレット1内の流
体通路12に油やエア等の作動流体を供給し、流体供給
口12からフレキシブルパイプFを介してシリンダ33
内に作動流体を導いてクランプアーム26をアンクラン
プ動作させ、ワークの載置が可能な状態にする。次に、
治具パレット1にワークを載置した後、シリンダ33内
から作動流体を排出して、クランプアーム26をクラン
プ動作させ、ワークをクランプする。そして、クランプ
後、流体供給パイプを流体ジョイント13から離脱し、
治具パレット1をセットステーションから搬送ライン上
に送り出す。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、クラン
プするワークが変わっても、クランプ装置を交換する必
要がないので、ワークの変更に伴う作業を短時間で行う
ことができる。また多種多様なクランプ装置を用意する
必要がなく、コストダウンが図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の治具パレットを示す平面図
【図2】 図1の治具パレットを示す側面図
【図3】 本発明のクランプ装置を示す平面図
【図4】 図3のクランプ装置の側断面を示す断面図
【図5】 図4のA−A断面を示す断面図
【符号の説明】
1 治具パレット 2 クランプ装置 11 T形溝部 14 T形ナット 15 固定ボルト 21 ベース部材 24 可動ロッド 25 ケーシング 26 クランプアーム 34 ピストン 35 第1ばね 36 球体 37 第2ばね 38 ボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−310340(JP,A) 特開 平2−218531(JP,A) 特開 平2−76656(JP,A) 特開 昭61−109639(JP,A) 特開 昭63−185544(JP,A) 実開 平4−136638(JP,U) 実開 昭58−128840(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 3/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治具パレット上に設けるクランプ装置で
    あって、治具パレットに固定されるベース部材と、ベー
    ス部材に支持されるケーシングと、ケーシング内に形成
    したシリンダに内挿されるピストンと、ピストンにボー
    ルねじ機構を介して連結される、ワークに係合するクラ
    ンプアームを取付けた可動ロッドとを備え、可動ロッド
    の軸線方向を上下方向、クランプアームによるワークの
    押圧方向を下方として、ピストンをケーシングに対し回
    り止めすると共に、ピストンの上動途中で可動ロッドの
    上動が規制されるようにし、可動ロッドの上動規制後の
    ピストンの上動によるボールねじ機構を介しての可動ロ
    ッドの回転でクランプアームがワークをクランプするク
    ランプ位置からアンクランプ位置に旋回されるようにし
    たものにおいて、 ケーシングをベース部材に対して回動調整自在とし、更
    に、クランプアームを可動ロッドに螺挿すると共に、可
    動ロッドに上下方向に長手の位置決め溝を形成して、該
    位置決め溝に係脱自在な係合子によりクランプアームを
    可動ロッドに対し回り止め自在とし、且つ、該位置決め
    溝を可動ロッドに位相を異ならせて複数形成することを
    特徴とするクランプ装置。
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