JP3101986B2 - 耐熱性感放射線性樹脂組成物 - Google Patents
耐熱性感放射線性樹脂組成物Info
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Description
組成物に関する。さらに詳しくは、光デバイス中に用い
られる塗膜の形成材料として好適な、種々の物性に優れ
た耐熱性感放射線性樹脂組成物に関する。
や損傷を防止するために、保護膜層を形成することが広
く行われている。保護膜層とは、表示素子の製造工程中
に溶剤、酸、アルカリ溶液等に浸漬処理する必要があっ
たり、配線電極層のスパッタリング処理による製膜時に
表面に局部的に高温がかかるため、これらの刺激によっ
て素子が変質しないために設ける薄膜層で、通常これら
の処理に対する耐性の優れた有機膜が用いられている。
このような保護膜においては、基体または下層への接着
性が高く、塗膜が平滑で強靱であること、透明であるこ
と、耐熱性および耐光性が高く長期にわたって着色、黄
変、白化等の変質をしないこと、および耐水性、耐溶剤
性、耐酸性、耐アルカリ性等が優れること等の性能が要
求される。
材料としては、特開昭60−217230号に開示され
ているような組成物が知られており、色分離フィルター
を内蔵したカラー液晶表示素子やカラー固体撮像素子の
表面の保護膜、素子表面の保護平坦化膜等として広く使
用されている。
を一般的な回転塗布法で塗布すると、基板周辺部の膜厚
が他の部分の膜厚よりも厚くなってしまう。このこと
は、表示素子を作製する際の基板張り合わせ時に不可欠
なセルギャップの調整の精度を悪化させ、表示素子作製
の歩留り低下、およびセルギャップの調整に伴う作業工
程の煩雑さといった問題点を生み出している。また、シ
ール剤と保護膜の密着性に関しても、シール剤の種類に
よって保護膜との密着性が変化するといった表示素子の
信頼性についても問題になっている。
パネル作製時に不要となる部分(膜厚の異なる部分、シ
ール剤との接触部分)の保護膜を除去することが必要と
なる。従来用いられている方法としては、例えば耐ドラ
イ・エッチ性に優れたレジストを保護膜の上に塗布し、
適当なパターンにレジストを露光・現像した後ドライ・
エッチを行い、不要な部分の保護膜を除去することが挙
げられる。
ライ・エッチ後に使用したレジストを除去しなければな
らず、パネルの作製工程が煩雑になること、またドライ
・エッチすることによって、表示素子上に欠陥が生じる
恐れがある。
るために従来の保護膜に要求されてきた諸特性を満足さ
せつつ、さらにパネルを作製する際に問題となっている
不要な部分を露光・現像によって容易に除去できる感放
射線性樹脂組成物を提供することを目的とする。
性感放射線性樹脂組成物は、(A)(a)不飽和カルボ
ン酸および/または不飽和カルボン酸無水物、(b)エ
ポキシ基を有するラジカル重合性化合物および(c)メ
タクリル酸アルキルエステル、アクリル酸アルキルエス
テル、メタクリル酸環状アルキルエステル、アクリル酸
環状アルキルエステル、メタクリル酸アリールエステ
ル、アクリル酸アリールエステル、ジカルボン酸のジエ
ステル、メタクリル酸のヒドロキシアルキルエステル、
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−
メトキシスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリルアミド、
メタクリルアミドおよび酢酸ビニルよりなる群から選ば
れる少なくとも1種の他のラジカル重合性化合物の共重
合体であるアルカリ水溶液に可溶な樹脂であって、該共
重合体中の(a)成分の共重合割合が5〜40重量%、
(b)成分の共重合割合が10〜70重量%および
(c)成分の共重合割合が10〜70重量%である樹
脂、 (B)少なくとも1個のエチレン性不飽和二重結合を有
する重合性化合物および (C)光重合開始剤、を含有することを特徴とする耐熱
性感放射線性樹脂組成物である。
溶液に可溶な樹脂であるベースポリマーがアルカリ可溶
成分であるカルボン酸またはカルボン酸無水物に由来す
る基とエポキシ基を同一分子中に有していることであ
る。従来、感放射線性樹脂組成物において、エポキシ基
とカルボン酸またはカルボン酸無水物が含有されている
例は知られている。
基を含む化合物とカルボン酸またはカルボン酸無水物を
含む化合物との混合物であるか又は高分子反応による変
性化合物である。これら従来の組成物の欠点は、混合物
であるときには、その2種類の化合物の相溶性や組成物
の保存安定性さらには塗膜の荒れ等に解決すべき問題点
を有することであり、また変性化合物であるときには、
合成の繁雑化や反応の定量化の困難さによる再現性に解
決すべき問題点のあることである。そこでこのような背
景をもとに、従来問題になっていた点を考慮し鋭意研究
を重ねた結果、上記の問題点を解決できることを見い出
し、本発明に到達したものである。以下、本発明の構成
成分について記述する。
に用いられるアルカリ水溶液に可溶な樹脂は、加熱する
ことによって硬化することが可能な樹脂、即ち熱硬化性
樹脂が好ましい。かかる樹脂は、(a)不飽和カルボン
酸および/または不飽和カルボン酸無水物と(b)エポ
キシ基を有するラジカル重合性化合物とを、(c)他の
ラジカル重合性化合物と共に溶媒中でラジカル共重合す
ることにより得ることができる。
アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のモノカルボ
ン酸;マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン
酸、イタコン酸等のジカルボン酸を好ましいものとして
挙げることができる。さらに、不飽和カルボン酸無水物
としては、例えば無水マレイン酸、無水イタコン酸等を
好ましいものとして挙げることができる。
(b)としては、例えばアクリル酸グリシジル、メタク
リル酸グリシジル、α−エチルアクリル酸グリシジル、
α−n−プロピルアクリル酸グリシジル、α−n−ブチ
ルアクリル酸グリシジル、アクリル酸−3,4−エポキ
シブチル、メタクリル酸−3,4−エポキシブチル、ア
クリル酸−6,7−エポキシヘプチル、メタクリル酸−
6,7−エポキシヘプチル、α−エチルアクリル酸−6,
7−エポキシヘプチル等を挙げることができる。
(以下「共重合体I」と示す)を得る方法としては、上
述した不飽和カルボン酸および/または不飽和カルボン
酸無水物とエポキシ基を有するラジカル重合性化合物と
の2成分系でのラジカル重合では重合反応中にエポキシ
基と不飽和カルボン酸および/または不飽和カルボン酸
無水物が反応を起こし、架橋が起こり重合系がゲル化し
てしまう。
分として他のラジカル重合性化合物を用いて、エポキシ
基とカルボン酸または酸無水物との反応を抑制しなけれ
ばならない。このような他のラジカル重合性化合物
(c)としては特定のモノオレフィン系不飽和化合物が
用いられる。かかるモノオレフィン系不飽和化合物は、
メタクリル酸アルキルエステル、アクリル酸アルキルエ
ステル、メタクリル酸環状アルキルエステル、アクリル
酸環状アルキルエステル、メタクリル酸アリールエステ
ル、アクリル酸アリールエステル、ジカルボン酸のジエ
ステル、メタクリル酸のヒドロキシアルキルエステル、
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−
メトキシスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリルアミド、
メタクリルアミドおよび酢酸ビニルよりなる群から選ば
れる。
重合体中に含有させることによって、共重合体の機械的
特性を適度にコントロールし、アルカリ水溶液に対する
溶解性を調整することができる。
さらに具体的に、例えばメチルメタクリレート、エチル
メタクリレート、n−ブチルメタクリレート、sec−
ブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート等の
メタクリル酸アルキルエステル;メチルアクリレート、
イソプロピルアクリレート等のアクリル酸アルキルエス
テル;シクロヘキシルメタクリレート、2−メチルシク
ロヘキシルメタクリレート、ジシクロペンタニルメタク
リレート、ジクロペンタニルオキシエチルメタクリレー
ト、イソボロニルメタクリレート等のメタクリル酸環状
アルキルエステル;シクロヘキシルアクリレート、2−
メチルシクロヘキシルアクリレート、ジシクロペンタニ
ルアクリレート、ジシクロペンタニルオキシエチルアク
リレート、イソボロニルアクリレート等のアクリル酸環
状アルキルエステル;フェニルメタクリレート、ベンジ
ルメタクリレート等のメタクリル酸アリールエステル;
フェニルアクリレート、ベンジルアクリレート等のアク
リル酸アリールエステル;マレイン酸ジエチル、フマル
酸ジエチル、イタコン酸ジエチル等のジカルボン酸のジ
エステル;2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート等のメタクリル酸の
ヒドロキシアルキルエステル;スチレン、α−メチルス
チレン、ο−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メトキシスチ
レン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、酢酸ビニルである。
重合性化合物の共重合割合は、10〜70重量%であ
り、特に好ましくは20〜50重量%である。10重量
%未満であると、不飽和カルボン酸や不飽和カルボン酸
無水物または感放射線性酸生成化合物に放射線を照射す
ることによって生成する酸との反応が十分に進行し難
く、組成物から得られるパターンの耐熱性が十分なもの
となり難くなる。また、70重量%を超えると、共重合
体Iの保存安定性に問題が生じやすくなる。
び/または不飽和カルボン酸無水物の共重合割合は、5
〜40重量%であり、特に好ましくは10〜30重量%
である。5重量%未満であると、得られる共重合体がア
ルカリ水溶液に溶解しにくくなるので現像残りを生じ易
く十分なパターンを作り難い。逆に40重量%を超える
と、得られる共重合体のアルカリ水溶液に対する溶解性
が大きくなりすぎて放射線照射部の溶解、即ち膜減り現
象を防ぐことが難しくなる。
共重合割合は、10〜70重量%であり、特に好ましく
は30〜50重量%である。10重量%未満であると、
重合反応中にゲル化が起こりやすくなる。また70重量
%を超えると、エポキシ基を有するラジカル重合性化合
物や不飽和カルボン酸または不飽和カルボン酸無水物の
量が相対的に少なくなることから、アルカリ水溶液に対
する樹脂の溶解度が減じたり、組成物から得られるパタ
ーンの耐熱性が不十分になることがある。
としては、例えばメタノール、エタノール等のアルコー
ル類;テトラヒドロフラン等のエーテル類;エチレング
リコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル
類;メチルセロソルブアセテート等のセロソルブエステ
ル類;その他に芳香族炭化水素類、ケトン類、エステル
類等が挙げられる。
常のラジカル重合開始剤が使用でき、例えば2,2′−
アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス−
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビ
ス−(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)等のアゾ化合物;ベンゾイルペルオキシド、ラウロ
イルペルオキシド、t−ブチルペルオキシピバレート、
1,1−ビス−(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサ
ン等の有機過酸化物および過酸化水素等を挙げることが
できる。過酸化物をラジカル重合開始剤に使用する場
合、還元剤を組み合せてレドックス型の開始剤としても
よい。
は、本発明の組成物の溶液を均一に塗布することが可能
である限り、特に限定されるものではない。しかして、
共重合体Iは下記式(1)、(2)、(2’)、(3)
および(4)で表わされる構造単位よりなるものが好ま
しい。
(3)および(4)で表わされる構造単位からなる共重
合体および上記(1)、(2’)、(3)および(4)
で表わされる構造単位からなる共重合体が共重合体Iと
して特に好ましい。
る少なくとも1個のエチレン性不飽和二重結合を有する
重合性化合物としては、単官能または多官能のアクリル
酸またはメタクリル酸のエステルを好ましいものとして
挙げられる。
販品として、例えばアロニックスM−101、同M−1
11、同M−114(東亜合成化学工業(株)製)、K
AYARAD TC−110S、同TC−120S(日
本化薬(株)製)、V158、V2311(大阪有機化
学工業(株)製)等を挙げることができる。2官能(メ
タ)アクリレートとしては、市販品として、例えばアロ
ニックスM−210、同M−240、同M−6200
(東亜合成化学工業(株)製)、KAYARADHDD
A、同HX−220、同R−604(日本化薬(株)
製)、V260、V312、V335HP(大阪有機化
学工業(株)製)等を挙げることができる。また3官能
以上(メタ)アクリレートとしては市販品として、例え
ばアロニックスM−400、同M−405、同M−45
0、同M−7100、同M−8030、同M−8060
(東亜合成化学工業(株)製)、KAYARAD TM
PTA、同DPCA−20、同−30、同−60、同−
120(日本火薬(株)製)、VGPT(大阪有機化学
工業(株)製)等を挙げることができる。
緒にして用いてもよく、共重合体I100重量部に対し
て好ましくは40〜200重量部、より好ましくは80
〜150重量部である。40重量部未満では、感度が特
に酸素雰囲気下で低下し易く、200重量部を超えると
共重合体Iとの相溶性が悪くなり、塗膜形成後の塗膜表
面に膜荒れを生じることがある。
重合開始剤としては、エチレン性化合物を反応せしめる
ことが可能な光ラジカル重合開始剤、または共重合体I
内のエポキシ基を反応せしめることが可能な光カチオン
重合開始剤等を使用することができる。光ラジカル重合
開始剤としては、例えばベンジル、ジアセチル等のαー
ジケトン類;ベンゾイン等のアシロイン類;ベンゾイン
メチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイ
ンイソプロピルエーテル等のアシロインエーテル類;チ
オキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、チオ
キサントン−4−スルホン酸、ベンゾフェノン、4,
4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,
4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン等のベン
ゾフェノン類;アセトフェノン、p−ジメチルアミノア
セトフェノン、α,α’−ジメトキシアセトキシアセト
フェノン、2,2’−ジメトキシ−2−フェニルアセト
フェノン、p−メトキシアセトフェノン、2−メチル−
[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−
1−プロパノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−
1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン
等のアセトフェノン類;アントラキノン、1,4−ナフ
トキノン等のキノン類;フェナシルクロライド、トリブ
ロモメチルフェニルスルホン、トリス(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン等のハロゲン化合物;およびジ−
t−グチルパーオキサイド等の過酸化物等が挙げられ
る。
に示すような市販品を使用することができる。ジアゾニ
ウム塩であるアデカウルトラセットPP−33(旭電化
工業(株)製)、スルホニウム塩であるOPTOMER
SP−150、170(旭電化工業(株)製)、メタ
ロセン化合物であるIRGACURE261(CIBA
−GEIGY(社)製)を挙げることができる。
光の条件(酸素雰囲気下であるか、無酸素雰囲気下であ
るか)を考慮することが必要である。すなわち、無酸素
雰囲気下で露光を行うときには、上述したような種々の
光カチオン重合開始剤、光ラジカル重合開始剤を使用す
ることができる。しかしながら、酸素雰囲気下で露光を
行うときには、光ラジカル重合開始剤の中には酸素によ
るラジカルの失活(感度の低下)が起こり、露光部分の
残膜率・硬度等が充分に得られないことが生じる(光カ
チオン重合開始剤は酸素による活性種の失活は殆どな
い)。
い化合物としては、光ラジカル重合開始剤として、2−
メチル−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフ
ォリノ−1−プロパノン、2−ベンジル−2−ジメチル
アミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−
1−オン等のアセトフェノン類またはフェナシルクロラ
イド、トリブロモメチルフェニルスルホン、トリス(ト
リクロロメチル)−s−トリアジン等のハロゲン化合物
と光カチオン重合開始剤の全てを挙げることができる。
その使用量は、共重合体I100重量部に対して1.0
〜50重量部が好ましく、特に5〜30重量部が好まし
い。1重量部未満であると、酸素によるラジカルの失活
(感度の低下)が生じ易く、50重量部を超えると溶液
の色濃度が高くなり、LCD等の表示素子には不適とな
ることがある。
と光カチオン重合開始剤または光増感剤とを併用し酸素
による失活の少ない、高感度を達成することも可能とな
る。
た各成分を均一に混合することによって容易に調製する
ことができる。混合する際、通常適当な溶媒に溶解させ
て溶液の形で使用に供される。用いる溶媒としては、共
重合体I、エチレン性化合物および光重合開始剤を均一
に溶解させることができ、各成分と反応しないものが用
いられる。
エタノール等のアルコール類;テトラヒドロフラン等の
エーテル類;エチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル等のグリコール
エーテル類;メチルセロソルブアセテート、エチルセロ
ソルブアセテート等のエチレングリコールアルキルエー
テルアセテート類;ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル等のジエチレング
リコール類;プロピレングリコールメチルエーテルアセ
テート、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテ
ート等のプロピレングリコールアルキルエーテルアセテ
ート類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メ
チルエチルケトン、シクロヘキサノン、4−ヒドロキシ
−4−メチル−2−ペンタノン等のケトン類;2−ヒド
ロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプ
ロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢
酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチ
ル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプ
ロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、
3−エトキシプロピオン酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブ
チル等のエステル類を用いることができる。
−ジメチルホルムアミド、N−メチルホルムアニリド、
N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ベ
ンジルエチルエーテル、ジヘキシルエーテル、アセトニ
ルアセトン、イソホロン、カプロン酸、カプリル酸、1
−オクタノール、1−ノナノール、ベンジルアルコー
ル、酢酸ベンジル、安息香酸エチル、シュウ酸ジエチ
ル、マレイン酸ジエチル、γ−ブチロラクトン、炭酸エ
チレン、炭酸プロピレン、フェニルセロソルブアセテー
ト等の高沸点溶剤を添加することもできる。
の反応性および塗膜の形成のし易さから、エチレングリ
コールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類;
エチルセロソルブアセテート等のエチレングリコールア
ルキルエーテルアセテート類;2−ヒドロキシプロピオ
ン酸エチル等のエステル類;ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル等のジエチレングリコール類が好適であ
る。
えば共重合体Iの溶液、エチレン性化合物および光重合
開始剤の溶液およびその他の配合剤の溶液それぞれを別
に調製しておき、使用直前にこれら溶液を所定の割合で
混合することもできる。以上のようにして調製した組成
物溶液は、孔径0.2μmのミリポアフィルター等を用
いて瀘過した後、使用に供することもできる。
いては、界面活性剤を配合することもできる。界面活性
剤としては、例えば BM−1000、BM−1100
(BM Chemie社製)、メガファックF142
D、同F172、同F173、同F183(大日本イン
キ化学工業(株)製)、フロラードFC−135、同F
C−170C、同FC−430、同FC−431(住友
スリーエム(株)製)、サーフロンS−112、同S−
113、同S−131、同S−141、同S−145
(旭硝子(株)製)等の名称で市販されているフッ素系
界面活性剤を使用することができる。これらの界面活性
剤の使用量は、共重合体I100重量部当り、好ましく
は5重量部以下、より好ましくは0.01〜2重量部の
範囲である。
接着助剤を使用することもできる。使用される接着助剤
としては、官能性シランカップリング剤が有効である。
ここで、官能性シランカップリング剤とは、カルボキシ
ル基、メタクリロイル基、イソシアネート基、エポキシ
基等の反応性置換基を有するシランカップリング剤を意
味し、具体例としてはトリメトキシシリル安息香酸、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニル
トリアセトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ
−イソシアナトプロピルトリエトキシシラン、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等
をあげることができる。これらの接着助剤は、単独でも
2種以上の組合わせでも使用することができる。その配
合量は、一般に、共重合体I100重量部当り20重量
部以下、特に0.05〜10重量部の範囲にあることが
好適である。
(2)中にエポキシ基を有していることから、塗膜の加
熱時に硬化反応を起こさせて、耐熱性、耐溶剤性を付与
させることを基本としている。しかしながら、充分な加
熱条件(温度、時間)を設定できない際には、反応を促
進するために触媒を併用して硬化反応を起こさせること
も有効である。用いる触媒としては、エポキシ化合物の
硬化剤として知られているアミン等を使用することもで
きるが、溶液の保存安定性の点から、潜在性硬化剤が好
ましい。このような潜在性硬化剤の例としては、加熱に
よって活性化するジシアンジアミド、有機酸ヒドラジ
ド、アミンイミド、第3アミン塩、1位置換のイミダゾ
ール、イミダゾール塩が好ましい。これら硬化触媒の使
用量は共重合体I100重量部に対して10重量部以下
が好ましく、1〜5重量部がより好ましい。10重量部
を超えると、溶液の保存安定性を低下させる恐れがあ
る。また、これら硬化触媒には、酸無水物等の促進剤を
併用してもよい。
した組成物溶液を、所定の基体表面に塗布し、加熱によ
り溶媒を除去することによって所望の塗膜を形成するこ
とができる。基体表面への塗布方法は特に限定されず、
例えばスプレー法、ロールコート法、回転塗布法等の各
種の方法を採用することができる。
は、各成分の種類、配合割合等によっても異なるが、通
常は70〜90℃で5〜15分間程度である。次に、得
られた塗膜に所定のパターンのマスクを介して、例えば
紫外線を照射した後、現像液を用いて現像し、不要な部
分を除去しパターンを形成させる。本発明における現像
液としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナ
トリウム、アンモニア水、エチルアミン、n−プロピル
アミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、ト
リエチルアミン、メチルジエチルアミン、ジメチルエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルア
ンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒ
ドロキシド、ピロール、ピペリジン、1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザ
ビシクロ[4.3.0]−5−ノナン等のアルカリ類の水
溶液を使用することができる。また上記アルカリ類の水
溶液にメタノール、エタノール等の水溶性有機溶媒や界
面活性剤を適当量添加した水溶液を現像液として使用す
ることもできる。
また現像の手法は液盛り法、ディッピング法等のいずれ
でもよい。現像後は、流水洗浄を30〜90秒間行い、
圧縮空気や圧縮窒素で風乾させることによって、不要な
部分を除去し、パターンを形成させることができる。そ
の後、例えば紫外線を照射することによって未露光部分
であるパターン中に残存している酸生成化合物を酸に変
化させる。さらに、ホットプレート、オーブン等の加熱
装置を用いて、所定の温度、例えば150〜250℃で
所定の時間、例えばホットプレート上なら5〜30分
間、オーブン中ならば30〜90分間、加熱処理をする
ことによって耐熱性、透明性、硬度等に優れた保護膜を
得ることができる。
説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら制約
されるものではない。また、特にことわりの無い限り、
%は重量%を示す。
ブチロニトリル9.0gを溶解したジエチレングリコー
ルジメチルエーテル溶液459.0gを仕込んだ。引き
続きスチレン22.5g、メタクリル酸45.0g、ジシ
クロペンタニルメタクリレート67.5gおよびメタク
リル酸グリシジル90.0gを仕込んだ後、ゆるやかに
攪拌を始めた。溶液の温度を80℃に上昇させ、この温
度を5時間保持した後、90℃で1時間加熱させて重合
を終結させた。
に滴下し反応物を凝固させた。この凝固物を水洗後、テ
トラヒドロフラン200gに再溶解し、多量のメタノー
ルで再度、凝固させた。
得られた凝固物を60℃で48時間真空乾燥し、目的と
する共重合体を得た。その後固形分濃度が25重量%に
なるようにジエチレングリコールを用いて共重合体溶液
とした。
(2,4−ジメチルバレロニトリル)9.0gを溶解した
ジエチレングリコールジメチルエーテル溶液459.0
gを仕込んだ。引き続き、メタクリル酸45.0g、ジ
シクロペンタニルメタクリレート90.0gおよびメタ
クリル酸グリシジル90.0gを仕込んだ後、ゆるやか
に攪拌を始めた。溶液の温度を80℃に上昇させ、この
温度を5時間保持した後、90℃で1時間加熱させて重
合を終結させた。その後、合成例1と同様にして共重合
体溶液を得た。
ブチロニトリル9.0gを溶解したジエチレングリコー
ルジメチルエーテル溶液459.0gを仕込んだ。 引
き続き、メタクリル酸56.2g、sec−ブチルメタ
クリレート101.25gおよびメタクリル酸グリシジ
ル67.5gを仕込んだ後、ゆるやかに攪拌を始めた。
溶液の温度を80℃に上昇させ、この温度を5時間保持
した後、90℃で1時間加熱させて重合を終結させた。
その後、合成例1と同様にして共重合体溶液を得た。
ブチロニトリル9.0gを溶解した3−メトキシプロピ
オン酸メチル溶液459.0gを仕込んだ。引き続き、
メタクリル酸56.25g、メチルメタクリレート90.
0gおよびメタクリル酸−3,4−エポキシブチル78.
75gを仕込んだ後、ゆるやかに攪拌を始めた。80℃
で重合を開始し、この温度を5時間保持した後、90℃
で1時間加熱させて重合を終結させた。その後、合成例
1と同様にして共重合体溶液を得た。
ブチロニトリル9.0gを溶解したジエチレングリコー
ルジメチルエーテル溶液459.0gを仕込んだ。 引
き続き、無水マレイン酸45.0g、ベンジルメタクリ
レート112.5gおよびα−エチルアクリル酸−6,7
−エポキシヘプチル67.5gを仕込んだ後、ゆるやか
に攪拌を始めた。80℃で重合を開始し、この温度を5
時間保持した後、90℃で1時間加熱させて重合を終結
させた。その後、合成例1と同様にして共重合体溶液を
得た。
5g)をジエチレングリコールジメチルエーテル13.
64gで希釈した後、2−ベンジル−2−ジメチルアミ
ノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−
オン(IRGACURE 369(CIBA−GEIG
Y社製))7.5g、アロニックスM−400(東亜合
成化学工業(株)製)25.0g、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン2.5gを溶解し、孔径0.2
2μmのミリポアフィルターで濾過して組成物溶液
(1)を調製した。
組成物溶液(1)を塗布したのち、80℃で5分間ホッ
トプレート上でプレベークして膜厚2.0μmの塗膜を
形成した。
クを用いて、365nmでの光強度が10mJ/cm2
である紫外線を30秒間照射した。この際の露光は酸素
雰囲気下(空気中)で行った。次いでテトラメチルアン
モニウムヒドロキシド0.14重量%水溶液で25℃で
2分間現像した後、超純水で1分間リンスした。これら
の操作により、不要な部分が除去できると共に、20μ
m×20μmのパターン(残し)を解像することができ
た。
0℃で20分間加熱することによって、塗膜を硬化さ
せ、保護膜に必要な諸特性を持たせた。
の代わりに、透明基板(コーニング7059:コーニン
グ社製)を用いた以外は上記(2)と同様に塗膜を形成
した。次いで30秒間全面露光し、テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド水溶液で現像処理した後、超純水で
1分間リンスした。次いでホットプレート上で200℃
で20分間加熱した。得られた基板を分光光度計(15
0−20型ダブルビーム:日立製作所製)を用いて40
0〜800nmの透過率を測定した。このとき最低透過
率が95%を超えた場合を○、90〜95%の場合を
△、90%未満の場合を×とした。結果を表1に示し
た。
のホットプレートを用いて1時間加熱した後、膜厚を測
定した。そして上記(3)で作製したパターンを形成し
た基板の膜厚に対する残膜率を用いて、その残膜率が9
5%を超えた場合を○、90〜95%の場合を△、90
%未満の場合を×とした。結果を表1に示した。
のホットプレートで1時間加熱した後、(4)透明性の
評価と同様に分光光度計を用いて透過率の変化率を求め
た。このときの変化率が5%未満である場合を○、5〜
10%の場合を△、10%を超えた場合を×とした。結
果を表1に示した。
00−1990の8.4.1鉛筆引っかき試験に準拠し、
評価は、塗膜のすり傷により鉛筆硬度を測定し、表面硬
度の測定を行った。結果を表1に示した。
得られた共重合体溶液を使用して、実施例1に準じて組
成物溶液を調製、評価した。テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド0.20%水溶液で20μm×20μmの
パターンを解像することができた。その他の評価結果は
表1に示した。
得られた共重合体溶液を使用して、実施例1に準じて組
成物溶液を調製・評価した。テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド0.16%水溶液で20μm×20μmの
パターンを解像することができた。その他の評価結果は
表1に示した。
得られた共重合体溶液を使用して、実施例1に準じて組
成物溶液を調製・評価した。テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド0.14%水溶液で20μm×20μmの
パターンを解像することができた。その他の評価結果は
表1に示した。
得られた共重合体溶液を使用して、実施例1に準じて組
成物溶液を調製・評価した。テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド1.0%水溶液で20μm×20μmのパ
ターンを解像することができた。その他の評価結果は表
1に示した。
に、2−メチル−[4−(メチルチオ)フェニル]−2
−モルフォリノ−1−プロパノン(IRGACURER
907)7.5gを用いて実施例1に準じて調製・評価
した。テトラメチルアンモニウムヒドロキシド0.14
%水溶液で20μm×20μmのパターンを解像するこ
とができた。その他の評価結果は表1に示した。
の代わりに、2−メチル−[4−(メチルチオ)フェニ
ル]−2−モルフォリノ−1−プロパノン(IRGAC
URE 907)3.75gとIRGACURE 369
3.75gを混合して、実施例1に準じて調製・評価し
た。テトラメチルアンモニウムヒドロキシド0.14%
水溶液で20μm×20μmのパターンを解像すること
ができた。その他の評価結果は表2に示した。
に(1−6−η−クメン)(η−シクロペンタジエニ
ル)鉄(1+)六フッ化リン酸(1−)(IRGACU
RE 261(CIBA GEIGY社製))7.5gを
用いて実施例1に準じて調製・評価した。テトラメチル
アンモニウムヒドロキシド0.18%水溶液で20μm
×20μmのパターンを解像することができた。その他
の評価結果は表2に示した。
5g)をジエチレングリコールジメチルエーテル13.
64gで希釈した後、IRGACURE 2615.0
g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン2.
5gを溶解し、孔径0.22μmのミリボアフィルター
を用いて濾過し、組成物を調製した後実施例1に準じて
評価した。テトラメチルアンモニウムヒドロキシド0.
30%水溶液で20μm×20μmのパターンを解像す
ることができた。その他の評価結果は表2に示した。
にIRGACURE 261 3.75gとIRGACU
RE 369 3.75gを混合して、実施例1に準じて
調製・評価した。テトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ド0.14%水溶液で20μm×20μmのパターンを
解像することができた。その他の評価結果は表2に示し
た。
の代わりにトリス(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン5.0gを用いて、実施例1に準じて調製・評価。テ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド0.16%水溶液
で20μm×20μmのパターンを解像することができ
た。その他の評価結果は表2に示した。
gの代わりにKAYARAD DPCA−60(日本化
薬(株)製)25.0gを用いて、実施例1に準じて調
製・評価した。テトラメチルアンモニウムヒドロキシド
0.14%水溶液で20μm×20μmのパターンを解
像することができた。その他の評価結果は表2に示し
た。
して、エポキシ化合物の硬化触媒であるイミダゾール2
E4MZ−CN(四国化成工業(株)製)0.25gを
添加して、実施例1に準じて調製・評価した。その結果
を表3に示した。
めにはドライ・エッチさせなければならず、パネルの作
製工程が煩雑化およびドライ・エッチによる表示素子上
の欠陥といった問題点があった。しかしながら、本発明
の感放射線性樹脂組成物を用いることによって、保護膜
に要求されている諸特性を満足させつつ、不要な部分を
露光・現像によって容易に除去させることが可能とな
り、上記の問題点を解決することができるようになっ
た。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)(a)不飽和カルボン酸および/
または不飽和カルボン酸無水物、(b)エポキシ基を有
するラジカル重合性化合物および(c)メタクリル酸ア
ルキルエステル、アクリル酸アルキルエステル、メタク
リル酸環状アルキルエステル、アクリル酸環状アルキル
エステル、メタクリル酸アリールエステル、アクリル酸
アリールエステル、ジカルボン酸のジエステル、メタク
リル酸のヒドロキシアルキルエステル、スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メトキシスチレ
ン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、アクリルアミド、メタクリルアミ
ドおよび酢酸ビニルよりなる群から選ばれる少なくとも
1種の他のラジカル重合性化合物の共重合体であるアル
カリ水溶液に可溶な樹脂であって、該共重合体中の
(a)成分の共重合割合が5〜40重量%、(b)成分
の共重合割合が10〜70重量%および(c)成分の共
重合割合が10〜70重量%である樹脂、 (B)少なくとも1個のエチレン性不飽和二重結合を有
する重合性化合物および(C)光重合開始剤、 を含有することを特徴とする耐熱性感放射線性樹脂組成
物。
Priority Applications (8)
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-
1992
- 1992-07-24 JP JP19874192A patent/JP3101986B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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