JPH11133600A - 表示パネルスペーサー用感放射線性樹脂組成物 - Google Patents

表示パネルスペーサー用感放射線性樹脂組成物

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JPH11133600A
JPH11133600A JP9298329A JP29832997A JPH11133600A JP H11133600 A JPH11133600 A JP H11133600A JP 9298329 A JP9298329 A JP 9298329A JP 29832997 A JP29832997 A JP 29832997A JP H11133600 A JPH11133600 A JP H11133600A
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JP
Japan
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radiation
ether
copolymer
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JP9298329A
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Inventor
Shoji Ogasawara
昭二 小笠原
Takanori Nakano
孝徳 中野
Masayuki Endo
昌之 遠藤
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Original Assignee
JSR Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラビング耐性に優れ、電圧保持率、液晶配向
性を低下させず、耐熱寸法安定性、強度が高いスペーサ
ーを形成できる感光性材料を提供すること。 【解決手段】[A]不飽和カルボン酸および/または不
飽和カルボン酸無水物、エポキシ基含有不飽和化合物お
よび前記化合物以外のオレフィン系不飽和化合物、の共
重合体、[B]エチレン性不飽和結合を有する重合性化
合物、ならびに[C]感放射線重合開始剤を含有する表
示パネルスペーサー用感放射線性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルやタッ
チパネルなどの表示パネル用スペーサーを形成するため
の材料として好適な感放射線性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶パネルには2枚の基板の
間隔を一定に保つために所定の粒径を有するガラスビー
ズ、プラスチックビーズ等のスペーサー粒子が使用され
ている。これらスペーサー粒子は、ガラス基板上にラン
ダムに散布されるため、有効画素部内に上記スペーサー
が存在すると、スペーサーの写り込みがあったり、入射
光が散乱を受け液晶パネルのコントラストが低下すると
いう問題があった。これらの問題を解決するためにスペ
ーサーをフォトリソグラフィーにより形成する方法が提
案された。この方法によれば、感光性樹脂を基板に塗布
し所定のマスクを介し紫外線を照射した後、現像してド
ット状やストライプ状のスペーサーを形成することがで
きる。これによると有効画素部以外の場所にスペーサー
を形成することができ上記問題を解決できる。さらにこ
の方法だと、セルギャップを感光性樹脂の塗布膜厚によ
りコントロールできるためギャップ幅のコントロールが
容易で、精度が高いという特徴もある。
【0003】液晶パネルを製造する工程において、基体
に感光性樹脂よりなるスペーサーを形成し、ラビングさ
れた配向膜を備えるには、以下の3通りの方法が使用で
きる。基体にフォトリソグラフィーによりスペーサー
を形成した後、配向膜を塗布、ラビングする。配向膜
を塗布、フォトリソグラフィーによりスペーサーを形成
後、配向膜をラビングする。配向膜を塗布、ラビング
した後にフォトリソグラフィーでスペーサーを形成す
る。、においては、スペーサーを形成した後にラビ
ングの工程が入るため、スペーサーがラビングにより基
体から剥がれたり、ラビングによりスペーサーが削れた
り、配向膜とスペーサーがラビングにより剥がれたりす
ると表示不良が生じる。、の方法だと、配向膜を塗
布した後にスペーサーを形成するため、スペーサー形成
過程で配向膜を溶解、膨潤させたり、配向膜上に残留物
があったりすると液晶配向性に異常が生じる。また、ス
ペーサーは液晶と直接触れるため、イオン性物質や、不
純物がスペーサーから溶出すると電圧保持率の低下が生
じる。
【0004】上述したように感光性樹脂よりなるスペー
サーには、ラビングにより表示不良が生じないようラビ
ング耐性が高く、液晶配向不良を生じさせず、電圧保持
率を低下させないことが求められている。さらに、液晶
パネルやタッチパネル用スペーサーには、熱により形状
が変化しないよう耐熱寸法安定性や、液晶パネルにかか
る外部圧力により形状が変化しないよう圧縮強度が必要
とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】それ故、本発明の目的
は、ラビング耐性に優れ、電圧保持率、液晶配向性を低
下させず、耐熱寸法安定性、強度が高いスペーサーを形
成できる感光性材料を提供することにある。本発明の他
の目的および利点は以下の説明から明らかになろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、[A](a1)不飽和カルボ
ン酸および/または不飽和カルボン酸無水物(以下、
「化合物(a1)」ともいう。)、(a2)エポキシ基
含有不飽和化合物(以下、「化合物(a2)」ともい
う。)および(a3)前記(a1)および(a2)以外
のオレフィン系不飽和化合物(以下、「化合物(a
3)」ともいう。)、の共重合体、[B]エチレン性不
飽和結合を有する重合性化合物(以下、「重合性化合物
[B]」ともいう。)、ならびに[C]感放射線重合開
始剤(以下、「重合開始剤[C]」ともいう。)を含有
することを特徴とする表示パネルスペーサー用感放射線
性樹脂組成物により達成される。
【0007】以下、本発明の感放射線性樹脂組成物につ
いて詳述する。本発明の表示パネルスペーサー用感放射
線性樹脂組成物は、共重合体[A]、重合性化合物
[B]および重合開始剤[C]からなることを特徴とす
る。
【0008】共重合体[A] 共重合体[A]は、化合物(a1)、化合物(a2)お
よび化合物(a3)を溶媒中で、重合開始剤の存在下に
ラジカル重合することによって製造することができる。
【0009】本発明で用いられる共重合体[A]は、化
合物(a1)から誘導される構成単位を、好ましくは5
〜40重量%、特に好ましくは10〜30重量%含有し
ている。この構成単位が5重量%未満である共重合体
は、アルカリ水溶液に溶解しにくくなり、一方40重量
%を超える共重合体はアルカリ水溶液に対する溶解性が
大きくなりすぎる傾向にある。化合物(a1)として
は、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸など
のモノカルボン酸;マレイン酸、フマル酸、シトラコン
酸、メサコン酸、イタコン酸などのジカルボン酸;およ
びこれらジカルボン酸の無水物が挙げられる。これらの
うち、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸など
が共重合反応性、アルカリ水溶液に対する溶解性および
入手が容易である点から好ましく用いられる。これら
は、単独であるいは組み合わせて用いられる。
【0010】本発明で用いられる共重合体[A]は、化
合物(a2)から誘導される構成単位を、好ましくは1
0〜70重量%、特に好ましくは20〜60重量%含有
している。この構成単位が10重量%未満の場合は得ら
れるスペーサーの強度が低下する傾向にあり、一方70
重量%を超える場合は共重合体の保存安定性が低下する
傾向にある。
【0011】化合物(a2)としては、例えばアクリル
酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、α−エチルア
クリル酸グリシジル、α−n−プロピルアクリル酸グリ
シジル、α−n−ブチルアクリル酸グリシジル、アクリ
ル酸−3,4−エポキシブチル、メタクリル酸−3,4−
エポキシブチル、アクリル酸−6,7−エポキシヘプチ
ル、メタクリル酸−6,7−エポキシヘプチル、α−エ
チルアクリル酸−6,7−エポキシヘプチル、o−ビニ
ルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベンジルグ
リシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシジルエー
テルなどが挙げられる。これらのうち、メタクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸−6,7−エポキシヘプチル、
o−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベ
ンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシ
ジルエーテルなどが共重合反応性および得られるスペー
サーの強度を高める点から好ましく用いられる。これら
は、単独であるいは組み合わせて用いられる。
【0012】本発明で用いられる共重合体[A]は、化
合物(a3)から誘導される構成単位を、好ましくは1
0〜70重量%、特に好ましくは20〜50重量%含有
している。この構成単位が10重量%未満の場合は、共
重合体[A]の保存安定性が低下する傾向にあり、一方
70重量%を超える場合は共重合体[A]がアルカリ水
溶液に溶解しにくくなる。
【0013】化合物(a3)としては、例えばメチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタ
クリレート、sec−ブチルメタクリレート、t−ブチ
ルメタクリレートなどのメタクリル酸アルキルエステ
ル;メチルアクリレート、イソプロピルアクリレートな
どのアクリル酸アルキルエステル;シクロヘキシルメタ
クリレート、2−メチルシクロヘキシルメタクリレー
ト、ジシクロペンタニルメタクリレート、ジシクロペン
タニルオキシエチルメタクリレート、イソボロニルメタ
クリレートなどのメタクリル酸環状アルキルエステル;
シクロヘキシルアクリレート、2−メチルシクロヘキシ
ルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、ジ
シクロペンタオキシエチルアクリレート、イソボロニル
アクリレートなどのアクリル酸環状アルキルエステル;
フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレートなど
のメタクリル酸アリールエステル;フェニルアクリレー
ト、ベンジルアクリレートなどのアクリル酸アリールエ
ステル;マレイン酸ジエチル、フマル酸ジエチル、イタ
コン酸ジエチルなどのジカルボン酸ジエステル;2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレートなどのヒドロキシアルキルエステル;
およびスチレン、α−メチルスチレン、m−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メト
キシスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、酢酸ビニル、1,3−ブタジエン、イ
ソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンなどが
挙げられる。これらのうち、スチレン、t−ブチルメタ
クリレート、ジシクロペンタニルメタクリレート、p−
メトキシスチレン、2−メチルシクロヘキシルアクリレ
ート、1,3−ブタジエンなどが共重合反応性およびア
ルカリ水溶液に対する溶解性の点から好ましい。これら
は、単独であるいは組み合わせて用いられる。
【0014】上記のように本発明で用いられる共重合体
[A]は、カルボキシル基および/またはカルボン酸無
水物基ならびにエポキシ基とを有しており、アルカリ水
溶液に対して適切な溶解性を有するとともに、特別な硬
化剤を併用しなくとも加熱により容易に硬化させること
ができる。
【0015】上記の共重合体[A]を含む感放射線性樹
脂組成物は、現像する際に現像残りを生じることなく、
また膜べりすることなく、容易に所定パターンのスペー
サーを形成することができる。
【0016】共重合体[A]の製造に用いられる溶媒と
しては、具体的には、例えばメタノール、エタノールな
どのアルコール類;テトラヒドロフランなどのエーテル
類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテルなどのグリコールエーテ
ル類;メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブ
アセテートなどのエチレングリコールアルキルエーテル
アセテート類;ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチ
ルエーテルなどのジエチレングリコール類;プロピレン
グリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチ
ルエーテル、プロピレングリコールプロピルエーテル、
プロピレングリコールブチルエーテルなどのプロピレン
グリコールモノアルキルエーテル類;プロピレングリコ
ールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコール
エチルエーテルアセテート、プロピレングリコールプロ
ピルエーテルアセテート、プロピレングリコールブチル
エーテルアセテートなどのプロピレングリコールアルキ
ルエーテルアセテート類;プロピレングリコールメチル
エーテルプロピオネート、プロピレングリコールエチル
エーテルプロピオネート、プロピレングリコールプロピ
ルエーテルプロピオネート、プロピレングリコールブチ
ルエーテルプロピオネートなどのプロピレングリコール
アルキルエーテルアセテート類;トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノン、4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノ
ンなどのケトン類;および酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸プロピル、酢酸ブチル、2−ヒドロキシプロピオン酸
エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸メチ
ル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、
ヒドロキシ酢酸メチル、ヒドロキシ酢酸エチル、ヒドロ
キシ酢酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸プロピ
ル、乳酸ブチル、3−ヒドロキシプロピオン酸メチル、
3−ヒドロキシプロピオン酸エチル、3−ヒドロキシプ
ロピオン酸プロピル、3−ヒドロキシプロピオン酸ブチ
ル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、メト
キシ酢酸メチル、メトキシ酢酸エチル、メトキシ酢酸プ
ロピル、メトキシ酢酸ブチル、エトキシ酢酸メチル、エ
トキシ酢酸エチル、エトキシ酢酸プロピル、エトキシ酢
酸ブチル、プロポキシ酢酸メチル、プロポキシ酢酸エチ
ル、プロポキシ酢酸プロピル、プロポキシ酢酸ブチル、
ブトキシ酢酸メチル、ブトキシ酢酸エチル、ブトキシ酢
酸プロピル、ブトキシ酢酸ブチル、2−メトキシプロピ
オン酸メチル、2−メトキシプロピオン酸エチル、2−
メトキシプロピオン酸プロピル、2−メトキシプロピオ
ン酸ブチル、2−エトキシプロピオン酸メチル、2−エ
トキシプロピオン酸エチル、2−エトキシプロピオン酸
プロピル、2−エトキシプロピオン酸ブチル、2−ブト
キシプロピオン酸メチル、2−ブトキシプロピオン酸エ
チル、2−ブトキシプロピオン酸プロピル、2−ブトキ
シプロピオン酸ブチル、3−メトキシプロピオン酸メチ
ル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプ
ロピオン酸プロピル、3−メトキシプロピオン酸ブチ
ル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプ
ロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸プロピ
ル、3−エトキシプロピオン酸ブチル、3−プロポキシ
プロピオン酸メチル、3−プロポキシプロピオン酸エチ
ル、3−プロポキシプロピオン酸プロピル、3−プロポ
キシプロピオン酸ブチル、3−ブトキシプロピオン酸メ
チル、3−ブトキシプロピオン酸エチル、3−ブトキシ
プロピオン酸プロピル、3−ブトキシプロピオン酸ブチ
ルなどのエステル類が挙げられる。
【0017】共重合体[A]の製造に用いられる重合開
始剤としては、一般的にラジカル重合開始剤として知ら
れているものが使用でき、例えば2,2’−アゾビスイ
ソブチロニトリル、2,2’−アゾビス−(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス−(4−メ
トキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)などのアゾ
化合物;ベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペルオキ
シド、t−ブチルペルオキシピバレート、1,1’−ビ
ス−(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサンなどの有
機過酸化物;および過酸化水素が挙げられる。ラジカル
重合開始剤として過酸化物を用いる場合には、過酸化物
を還元剤とともに用いてレドックス型開始剤としてもよ
い。
【0018】本発明で用いられる共重合体[A]は、ポ
リスチレン換算重量平均分子量(以下、「Mw」とい
う)が、通常、2×103〜1×105、好ましくは5×
103〜5×104であることが望ましい。Mwが2×1
03未満であると、得られる被膜は、現像性、残膜率な
どが低下したり、またパターン形状、耐熱性などに劣る
ことがあり、一方1×105を超えると、感度が低下し
たりパターン形状に劣ることがある。
【0019】重合性化合物[B] 本発明で用いられる重合性化合物[B]としては、単官
能、2官能または3官能以上の(メタ)アクリレート
が、重合性が良好であり、得られるスペーサーの強度が
向上する点から好ましく用いられる。
【0020】上記単官能(メタ)アクリレートとして
は、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、カルビトール(メタ)アクリレート、イソボロニル
(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メタ)ア
クリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−
2−ヒドロキシプロピルフタレートなどが挙げられ、そ
の市販品としては、例えばアロニックスM−101、同
M−111、同M−114(東亜合成化学工業(株)
製)、KAYARAD TC−110S、同TC−12
0S(日本化薬(株)製)、ビスコート158、同23
11(大阪有機化学工業(株)製)が挙げられる。
【0021】上記2官能(メタ)アクリレートとして
は、例えばエチレングリコール(メタ)アクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,
9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、ポリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノキ
シエタノールフルオレンジアクリレートなどが挙げら
れ、その市販品としては、例えばアロニックスM−21
0、同M−240、同M−6200(東亜合成化学工業
(株)製)、KAYARAD HDDA、同HX−22
0、同R−604(日本化薬(株)製)、ビスコート2
60、同312、同335HP(大阪有機化学工業
(株)製)などが挙げられる。
【0022】上記3官能以上の(メタ)アクリレートと
しては、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、トリ((メタ)アクリロイロキシエチル)フォ
スフェート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アク
リレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アク
リレートなどが挙げられ、その市販品としては、例えば
アロニックスM−309、同M−400、同M−40
5、同M−450、同M−7100、同M−8030、
同M−8060(東亜合成化学工業(株)製)、KAY
ARAD TMPTA、同DPHA、同DPCA−2
0、同DPCA−30、同DPCA−60、同DPCA
−120(日本化薬(株)製)、ビスコート295、同
300、同360、同GPT、同3PA、同400(大
阪有機化学工業(株)製)などが挙げられる。これらの
単官能、2官能または3官能以上の(メタ)アクリレー
トは、単独であるいは組み合わせて用いられる。
【0023】重合開始剤[C] 本発明で用いられる重合開始剤[C]としては、感放射
線ラジカル重合開始剤、感放射線カチオン重合開始剤な
どを使用することができる。
【0024】これら重合開始剤の使用に際しては、放射
線照射条件が酸素雰囲気下であるか、無酸素雰囲気下で
あるかを考慮することが必要である。放射線照射を無酸
素雰囲気下で行う場合には、一般的なあらゆる種類の感
放射線ラジカル重合開始剤および感放射線カチオン重合
開始剤を使用することができる。一方、酸素雰囲気下で
放射線照射を行うときには、感放射線ラジカル重合開始
剤の種類によっては、酸素によりラジカルが失活し、感
度の低下が起こり、スペーサーとなる放射線照射部分の
残膜率、表面硬度などが充分に得られない場合があり、
感放射線ラジカル重合開始剤を選択して使用必要があ
る。しかし、感放射線カチオン重合開始剤は、酸素によ
る活性種の失活はほとんどなく、酸素雰囲気下でも、無
酸素雰囲気下でも自由に使用できる。
【0025】感放射線ラジカル重合開始剤としては、例
えばベンジル、ジアセチルなどのα−ジケトン類;ベン
ゾインなどのアシロイン類;ベンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピ
ルエーテルなどのアシロインエーテル類;チオキサント
ン、2,4−ジエチルチオキサントン、チオキサントン
−4−スルホン酸、ベンゾフェノン、4,4’−ビス
(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス
(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンなどのベンゾフェノ
ン類;アセトフェノン、p−ジメチルアミノアセトフェ
ノン、α,α’−ジメトキシアセトキシベンゾフェノ
ン、2,2’−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、p−メトキシアセトフェノン、2−メチル[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プ
ロパノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−
(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オンなど
のアセトフェノン類;アントラキノン、1,4−ナフト
キノンなどのキノン類;フェナシルクロライド、トリブ
ロモメチルフェニルスルホン、トリス(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジンなどのハロゲン化合物;2,4,6
−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイ
ドなどのアシルホスフィンオキサイド;およびジ−t−
ブチルパーオキサイドなどの過酸化物が挙げられる。
【0026】この感放射線ラジカル重合開始剤の市販品
としては、たとえばIRGACURE−184、同36
9、同500、同651、同907、同1700、Da
rocur−1173、同1116、同2959、同1
664、同4043(チバ−ガイギー社製)、KAYA
CURE−DETX 、同 MBP、同 DMBI、同
EPA、同 OA(日本化薬(株)製)、VICUR
E−10、同55(STAUFFER Co.LTD
製)、TRIGONALP1(AKZO Co.LTD
製)、SANDORAY 1000(SANDOZ
Co.LTD製)、DEAP(APJOHN Co.LT
D 製)、QUANTACURE−PDO、同 IT
X、同 EPD(WARD BLEKINSOP C
o.LTD 製)等が挙げられる。
【0027】さらに、感放射線カチオン重合開始剤とし
ては、例えばフェニルジアゾニウムテトラフルオロボレ
ート、フェニルジアゾニウムヘキサフルオロホスホネー
ト、フェニルジアゾニウムヘキサフルオロアルセネー
ト、フェニルジアゾニウムトリフルオロメタンスルホナ
ート、フェニルジアゾニウムトリフルオロアセテート、
フェニルジアゾニウム−p−トルエンスルホナート、4
−メトキシフェニルジアゾニウムテトラフルオロボレー
ト、4−メトキシフェニルジアゾニウムヘキサフルオロ
ホスホネート、4−メトキシフェニルジアゾニウムヘキ
サフルオロアルサ合物が挙げられる。この感放射線カチ
オン重合開始剤の市販品としては、例えばジアゾニウム
塩であるアデカウルトラセットPP−33(旭電化工業
(株)製)、スルホニウム塩であるOPTOMER S
P−150、同−170(旭電化工業(株)製)、およ
びメタロセン化合物であるIrgacure261(チ
バガイギー社製)などが挙げられる。
【0028】また、これら感放射線ラジカル重合開始剤
または感放射線カチオン重合開始剤と感放射線増感剤と
を併用することによって酸素による失活の少ない、高感
度の感放射線性樹脂組成物を得ることも可能である。
【0029】感放射線性樹脂組成物 本発明の感放射線性樹脂組成物は、上記の共重合体
[A]、重合性化合物[B]および重合開始剤[C]の
各成分を均一に混合することによって調製される。通
常、本発明の感放射線性樹脂組成物は、適当な溶媒に溶
解されて溶液状態で用いられる。例えば共重合体
[A]、重合性化合物[B]、重合開始剤[C]および
その他の配合剤を、所定の割合で混合することにより、
溶液状態の感放射線性樹脂組成物を調製することができ
る。
【0030】本発明の感放射線性樹脂組成物は、共重合
体[A]100重量部に対して、重合性化合物[B]
を、好ましくは40〜200重量部、より好ましくは6
0〜150重量部、および重合開始剤[C]を、好まし
くは1〜50重量部、より好ましくは5〜30重量部の
割合で含有している。重合性化合物[B]が40重量部
未満の場合は得られるスペーサーの膜べりや強度の低下
を生じやすく、200重量部を超える場合は得られるス
ペーサーの密着性が低下しやすい。また重合開始剤
[C]の量が1重量部未満の場合は得られるスペーサー
の膜べりや強度の低下を生じやすく、50重量部を超え
る場合は液晶中への溶出物が増加し電圧保持率が低下し
やすい。
【0031】本発明の感放射線性樹脂組成物の調製に用
いられる溶媒としては、共重合体[A]、重合性化合物
[B]および重合開始剤[C]の各成分を均一に溶解
し、各成分と反応しないものが用いられる。具体的に
は、例えばメタノール、エタノールなどのアルコール
類;テトラヒドロフランなどのエーテル類;エチレング
リコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノ
エチルエーテルなどのグリコールエーテル類;メチルセ
ロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテートなど
のエチレングリコールアルキルエーテルアセテート類;
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
ジメチルエーテルなどのジエチレングリコール類;プロ
ピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコー
ルエチルエーテル、プロピレングリコールプロピルエー
テル、プロピレングリコールブチルエーテルなどのプロ
ピレングリコールモノアルキルエーテル類;プロピレン
グリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリ
コールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコー
ルプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコール
ブチルエーテルアセテートなどのプロピレングリコール
アルキルエーテルアセテート類;プロピレングリコール
メチルエーテルプロピオネート、プロピレングリコール
エチルエーテルプロピオネート、プロピレングリコール
プロピルエーテルプロピオネート、プロピレングリコー
ルブチルエーテルプロピオネートなどのプロピレングリ
コールアルキルエーテルアセテート類;トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン、4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペ
ンタノンなどのケトン類;および酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、2−ヒドロキシプロピ
オン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン
酸メチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エ
チル、ヒドロキシ酢酸メチル、ヒドロキシ酢酸エチル、
ヒドロキシ酢酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸
プロピル、乳酸ブチル、3−ヒドロキシプロピオン酸メ
チル、3−ヒドロキシプロピオン酸エチル、3−ヒドロ
キシプロピオン酸プロピル、3−ヒドロキシプロピオン
酸メチル、3−ブトキシプロピオン酸エチル、3−ブト
キシプロピオン酸プロピル、3−ブトキシプロピオン酸
ブチルなどのエステル類が挙げられる。
【0032】これらの溶剤の中で、溶解性、各成分との
反応性および塗膜の形成のしやすさから、グリコールエ
ーテル類、エチレングリコールアルキルエーテルアセテ
ート類、エステル類およびジエチレングリコール類が好
ましく用いられる。
【0033】さらに前記溶媒とともに高沸点溶媒を併用
することもできる。併用できる高沸点溶媒としては、例
えばN−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルム
アミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルアセト
アミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピ
ロリドン、ジメチルスルホキシド、ベンジルエチルエー
テル、ジヘキシルエーテル、アセトニルアセトン、イソ
ホロン、カプロン酸、カプリル酸、1−オクタノール、
1−ノナノール、ベンジルアルコール、酢酸ベンジル、
安息香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マレイン酸ジエチ
ル、γ−ブチロラクトン、炭酸エチレン、炭酸プロピレ
ン、フェニルセロソルブアセテートなどが挙げられる。
本発明の感放射線性樹脂組成物は、本発明の目的を損な
わない範囲で、必要に応じて上記以外に他の成分を含有
していてもよい。
【0034】ここで、他の成分としては、塗布性を向上
するための界面活性剤を挙げることができる。その市販
品としては、例えばBM−1000、BM−1100
(BMCHEMIE社製)、メガファックF142D、
同F172、同F173、同F183(大日本インキ化
学工業(株)製)、フロラードFC−135、同FC−
170C、同FC−430、同FC−431(住友スリ
ーエム(株)製)、サーフロンS−112、同S−11
3、同S−131、同S−141、同S−145、同S
−382、同SC−101、同SC−102、同SC−
103、同SC−104、同SC−105、同SC−1
06(旭硝子(株)製)、エフトップEF301、同3
03、同352(新秋田化成(株)製)、SH−28P
A、SH−190、SH−193、SZ−6032、S
F−8428、DC−57、DC−190(東レシリコ
ーン(株)製)などフッ素およびシリコーン系界面活性
剤が挙げられる。
【0035】その他にも、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポ
リオキシエチレンオレイルエーテルなどのポリオキシエ
チレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンオクチ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテルなどのポリオキシエチレンアリールエーテル
類;ポリオキシエチレンジラウレート、ポリオキシエチ
レンジステアレートなどのポリオキシエチレンジアルキ
ルエステル類などのノニオン系界面活性剤;オルガノシ
ロキサンポリマーKP341(信越化学工業(株)
製)、(メタ)アクリル酸系共重合体ポリフローNo.
57、95(共栄社油脂化学工業(株)製)などが挙げ
られる。これらの界面活性剤は、共重合体[A]100
重量部に対して、好ましくは5重量部以下、より好まし
くは2重量部以下で用いられる。界面活性剤の量が5重
量部を超える場合は、塗布時の膜あれが生じやすくな
る。
【0036】また基体との接着性を向上させるために接
着助剤を使用することもできる。このような接着助剤と
しては、官能性シランカップリング剤が好ましく使用さ
れ、例えばカルボキシル基、メタクリロイル基、イソシ
アネート基、エポキシ基などの反応性置換基を有するシ
ランカップリング剤が挙げられ、具体的にはトリメトキ
シシリル安息香酸、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルト
リメトキシシラン、γ−イソシアナートプロピルトリエ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ルトリメトキシシランなどが挙げられる。 このような
接着助剤は、共重合体[A]100重量部に対して、好
ましくは20重量部以下、より好ましくは10重量部以
下の量で用いられる。接着助剤の量が20重量部を超え
る場合は、現像残りが生じやすくなる。また上記のよう
に調製された組成物溶液は、孔径0.2μm程度のミリ
ポアフィルタなどを用いて濾過した後、使用に供するこ
ともできる。
【0037】スペーサーの形成 本発明の感放射線性樹脂組成物は、下地基板表面に塗布
し、プレベークにより溶媒を除去することによって塗膜
とすることができる。塗布方法として、例えばスプレー
法、ロールコート法、回転塗布法などの各種の方法を採
用することができる。また、プレベークの条件は、各成
分の種類、配合割合などによっても異なるが、通常70
〜90℃で1〜15分間程度である。次にプレベークさ
れた塗膜に所定パターンマスクを介して紫外線などの放
射線を照射し、さらに現像液により現像し、不要な部分
を除去して所定パターンを形成する。現像方法は液盛り
法、ディッピング法、シャワー法などのいずれでもよ
く、現像時間は通常30〜180秒間である。
【0038】上記現像液としては、アルカリ水溶液、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモ
ニアなどの無機アルカリ類;エチルアミン、n−プロピ
ルアミンなどの1級アミン類;ジエチルアミン、ジ−n
−プロピルアミンなどの2級アミン類;トリメチルアミ
ン、メチルジエチルアミン、ジメチルエチルアミン、ト
リエチルアミンなどの3級アミン類;ジメチルエタノー
ルアミン、メチルジエタノールアミン、トリエタノール
アミンなどの3級アミン類;ピロール、ピペリジン、N
−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5
−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネンなどの環状
3級アミン類;ピリジン、コリジン、ルチジン、キノリ
ンなどの芳香族3級アミン類;テトラメチルアンモニウ
ムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシ
ドなどの4級アンモニウム塩の水溶液を使用することが
できる。また上記アルカリ水溶液に、メタノール、エタ
ノールなどの水溶性有機溶媒および/または界面活性剤
を適当量添加した水溶液を現像液として使用することも
できる。
【0039】現像後、流水洗浄を30〜90秒間行い、
不要な部分を除去し、さらに圧縮空気や圧縮窒素で風乾
させることによって、パターンが形成される。その後こ
のパターンを、ホットプレート、オーブンなどの加熱装
置により、所定温度、例えば150〜250℃で、所定
時間、例えばホットプレート上なら5〜30分間、オー
ブン中では30〜90分間加熱処理をすることにより目
的とするスペーサーを得ることができる。
【0040】
【実施例】以下に合成例、実施例および比較例を示し
て、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下
の実施例に限定されるものではない。
【0041】合成例1 冷却管、撹拌機を備えたフラスコに、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)7重量部、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル200重量部を仕込
んだ。引き続きスチレン30重量部、メタクリル酸20
重量部、メタクリル酸グリシジル50重量部を仕込み窒
素置換した後、ゆるやかに攪拌を始めた。溶液の温度を
70℃に上昇させ、この温度を5時間保持し共重合体
[A−1]を含む重合体溶液を得た。得られた重合体溶
液の固形分濃度は33.3%であり、重合体の重量平均
分子量は、21,000であった(重量平均分子量はG
PC(ゲルパーミエイションクロマトグラフィー) H
LC−8020(東ソー(株)製)を用いて測定したポ
リスチレン換算分子量である)。
【0042】合成例2 冷却管、撹拌機を備えたフラスコに、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)7重量部、3−
エトキシプロピオン酸エチル200重量部を仕込んだ。
引き続きメタクリル酸20重量部、メタクリル酸グリシ
ジル50重量部、t−ブチルメタクリレート30重量部
を仕込み窒素置換した後、ゆるやかに攪拌を始めた。溶
液の温度を70℃に上昇させ、この温度を5時間保持し
共重合体[A−2]を含む重合体溶液を得た。得られた
重合体溶液の固形分濃度は33.5%であり、重合体の
重量平均分子量は27,000であった。
【0043】合成例3 冷却管、撹拌機を備えたフラスコに、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)7重量部、ジエ
チレングリコールエチルメチルエーテル200重量部を
仕込んだ。引き続きスチレン10重量部、メタクリル酸
20重量部、メタクリル酸グリシジル45重量部、ジシ
クロペンタニルメタクリレート25重量部を仕込み窒素
置換した後、ゆるやかに攪拌を始めた。溶液の温度を7
0℃に上昇させ、この温度を5時間保持し共重合体[A
−3]を含む重合体溶液を得た。得られた重合体溶液の
固形分濃度は33.5%であり、重合体の重量平均分子
量は19,000であった。
【0044】合成例4 冷却管、撹拌機を備えたフラスコに、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)7重量部、プロ
ピレングリコールメチルエーテルアセテート200重量
部を仕込んだ。引き続きスチレン20重量部、メタクリ
ル酸20重量部、メタクリル酸グリシジル30重量部、
p−ビニルベンジルグリシジルエーテル30重量部を仕
込み窒素置換した後、ゆるやかに攪拌を始めた。溶液の
温度を70℃に上昇させ、この温度を5時間保持し共重
合体[A−4]を含む重合体溶液を得た。得られた重合
体溶液の固形分濃度は33.4%であり、重合体の重量
平均分子量は24,000であった。
【0045】合成例5 冷却管、撹拌機を備えたフラスコに、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)7重量部、ジエ
チレングリコールエチルメチルエーテル200重量部を
仕込んだ。引き続きスチレン25重量部、メタクリル酸
20重量部、メタクリル酸グリシジル50重量部を仕込
み窒素置換した後さらに1,3−ブタジエン5重量部を
仕込みゆるやかに攪拌を始めた。溶液の温度を70℃に
上昇させ、この温度を5時間保持し共重合体[A−5]
を含む重合体溶液を得た。得られた重合体溶液の固形分
濃度は33.3%であり、重合体の重量平均分子量は2
0,000であった。
【0046】合成例6 ピロメリット酸21.8gおよびジアミノジフェニルメ
タン19.8gをN−メチルピロリドン374gに溶解
させ、室温で6時間反応させた。次いで、反応混合物を
大過剰のメタノールに注ぎ、反応生成物を沈殿させた。
その後、メタノールで洗浄し、減圧下40℃で15時間
乾燥させて、ポリアミック酸を得た。得られたポリアミ
ック酸5gをN−メチル−2−ピロリドンに溶解させ
て、固形分濃度4重量%の溶液とし、この溶液を孔径1
μmのフィルターで濾過し、液晶配向剤溶液を調製し
た。
【0047】実施例1 感放射線性樹脂組成物の調製 合成例1で得られた共重合体[A−1] 100重量部
(固形分)と、成分[B]としてのKAYARAD D
PHA(日本化薬(株)製)80重量部と、成分[C]
としての2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4
−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン(Irg
acure369;CIBA−GEIGY社製)25重
量部とを混合し、固形分濃度が35重量%になるように
ジエチレングリコールジメチルエーテルに溶解させた
後、孔径0.2μmのミリポアフィルタで濾過して感放
射線性樹脂組成物の溶液(S−1)を調製した。
【0048】(I)スペーサーパターンの形成 ガラス基板上にスピンナーを用いて、上記組成物溶液
(S−1)を塗布した後、80℃で3分間ホットプレー
ト上でプレベークして塗膜を形成した。上記で得られた
塗膜に所定パターンマスクを用いて、365nmでの強
度が10mW/cm2である紫外線を30秒間照射し
た。この際の紫外線照射は酸素雰囲気下(空気中)で行
った。次いでN−メチルピペリジン1.0重量%水溶液
で25℃で1分間現像した後、純水で1分間リンスし
た。これらの操作により、不要な部分を除去し、10μ
m×10μmのスペーサーパターン(残し)を解像する
ことができた。上記で形成されたスペーサーパターンを
オーブン中で200℃で60分間加熱し硬化させ高さ5
μmのスペーサーパターンを得た。
【0049】(II)スペーサー強度の評価 上記(I)で得られたスペーサーパターンの強度を微小
圧縮試験機(MCTM−200、島津製作所製)を用い
て評価した。直径50μmの平面圧子により、一定速度
でスペーサーに荷重を加え(0.27gf/sec.)、
スペーサーに割れ、破壊が生じたときの荷重(破壊荷
重)、歪み(破壊歪み:破壊時の圧縮変位をスペーサー
高(径)で割った値を%で表したもの)を測定した(測
定温度:20℃)。結果を表1に示す。
【0050】(III)スペーサー断面形状の評価 上記(I)で形成したスペーサーパターンの断面形状を
走査型電子顕微鏡で観察した。断面形状の評価基準を図
1に示す。形状がAやBのように長方形あるいは台形の
場合は良好(○)とし、CのようにAやBの形状とは異
なることが認められたときは不良(×)とした。 (IV)耐熱変形の評価 上記(I)で形成したスペーサーパターンをオーブン
中、200℃で60分加熱した。パターン高の寸法変化
率が加熱前後で5%以内で断面形状に変化がない時を
○、寸法変化率が5%を越える時、あるいは、パターン
の断面形状が上記(III)においてA,B以外に変形した
ときを×とした。
【0051】(V)配向性、電圧保持率、ラビング耐性
の評価 上記組成物溶液(S−1)をITO膜からなる透明電
極付きガラス基板の透明電極面にスピンコート法により
塗布し、80℃で3分間ホットプレート上でプレベーク
して塗膜を形成した。上記で得られた塗膜に所定パター
ンマスクを用いて、365nmでの強度が10mW/c
m2である紫外線を30秒間照射した。この際の紫外線
照射は酸素雰囲気下(空気中)で行った。次いでN−メ
チルピペリジン1.0重量%水溶液で25℃で1分間現
像した後、純水で1分間リンスし、圧縮窒素で乾燥させ
た。これらの操作により、不要な部分を除去し、10μ
m×10μmのスペーサーパターンを格子状に300μ
m間隔で形成した。上記で得られたスペーサーパターン
を、オーブン中で200℃で60分間加熱し、高さ5μ
mのスペーサーパターンを得た。
【0052】次に、液晶配向剤としてAL3046(日
本合成ゴム(株)製)を、液晶配向膜塗布用印刷機を用
いて、上記、スペーサー形成基板に塗布し、180℃で
1時間乾燥し、乾燥膜厚0.05μmの塗膜を形成し
た。このスペーサー付き塗膜に、ナイロン製の布を巻き
付けたロールを有するラビングマシーンにより、ロール
の回転数500rpm、ステージの移動速度1cm/秒
でラビング処理を行った。この時、スペーサーパターン
が基板から剥がれたり、スペーサーが削られスペーサー
高が低くなった場合を不良(×)、スペーサーに剥がれ
や、削れがなかった場合を良好(○)としてラビング耐
性の評価を行った。 液晶配向剤としてAL3046(日本合成ゴム(株)
製)を、液晶配向膜塗布用印刷機を用いて、ITO膜か
らなる透明電極付きガラス基板の透明電極面に塗布し、
180℃で1時間乾燥し、乾燥膜厚0.05μmの塗膜
を形成した。
【0053】次に、上記組成物溶液(S−1)を上記で
塗膜形成した液晶配向膜上にスピンコート法により塗布
し、80℃で3分間ホットプレート上でプレベークして
塗膜を形成した。得られた塗膜に所定パターンマスクを
用いて、365nmでの強度が10mW/cm2である
紫外線を30秒間照射した。この際の紫外線照射は酸素
雰囲気下(空気中)で行った。次いでN−メチルピペリ
ジン1.0重量%水溶液で25℃で1分間現像した後、
純水で1分間リンスし、圧縮窒素で乾燥させた。これら
の操作により、不要な部分を除去し、10μm×10μ
mのスペーサーパターンを格子状に300μm間隔で形
成した。上記で得られたスペーサーパターンを、オーブ
ン中で200℃で60分間加熱し、高さ5μmのスペー
サーパターンを得た。
【0054】このスペーサー付き塗膜に、ナイロン製の
布を巻き付けたロールを有するラビングマシーンによ
り、ロールの回転数500rpm、ステージの移動速度
1cm/秒でラビング処理を行った。この時、スペーサ
ーパターンが基板から剥がれたり、スペーサーが削られ
スペーサー高が低くなった場合を不良(×)、スペーサ
ーに剥がれや、削れがなかった場合を良好(○)として
ラビング耐性の評価を行った。 液晶配向剤としてAL3046(日本合成ゴム(株)
製)を、液晶配向膜塗布用印刷機を用いて、ITO膜か
らなる透明電極付きガラス基板の透明電極面に塗布し、
180℃で1時間乾燥し、乾燥膜厚0.05μmの塗膜
を形成した。この塗膜に、ナイロン製の布を巻き付けた
ロールを有するラビングマシーンにより、ロールの回転
数500rpm、ステージの移動速度1cm/秒でラビ
ング処理を行った。
【0055】次に、上記組成物溶液(S−1)を上記液
晶配向膜上にスピンコート法により塗布し80℃で3分
間ホットプレート上でプレベークして塗膜を形成した。
上記で得られた塗膜に所定パターンマスクを用いて、3
65nmでの強度が10mW/cm2である紫外線を3
0秒間照射した。この際の紫外線照射は酸素雰囲気下
(空気中)で行った。次いでN−メチルピペリジン1.
0重量%水溶液で25℃で1分間現像した後、純水で1
分間リンスし、圧縮窒素で乾燥させた。これらの操作に
より、不要な部分を除去し、10μm×10μmのスペ
ーサーパターンを格子状に300μm間隔で形成した。
上記で得られたスペーサーパターンを、オーブン中で2
00℃で60分間加熱し、高さ5μmのスペーサーパタ
ーンを得た。
【0056】上記、、で得られたスペーサー付き
基板の液晶配向膜を有するそれぞれの外縁に、直径5μ
mのガラスファイバー入りエポキシ樹脂接着剤をスクリ
ーン印刷塗布した後、一対の基板を液晶配向膜面が相対
するように、しかもラビング方向が直交するように重ね
合わせて圧着し、接着剤を硬化させた。次いで、液晶注
入口より一対の基板間に、ネマティック型液晶(メルク
社製、ZLI−4792)を充填した後、エポキシ系接
着剤で液晶注入口を封止し、基板の外側の両面に偏光板
を、偏光板の偏向方向がそれぞれの基板の液晶配向膜の
ラビング方向と一致するように張り合わせ、液晶表示素
子を作成した。、、で得られたスペーサー付き基
板より得られたそれぞれの液晶表示素子の電圧保持率、
配向性を評価した。液晶表示素子の電圧保持率は、液晶
表示素子に5Vの電圧を印加した後、回路をオープン
し、16.7msec.後の保持電圧を測定することによ
り評価した。また、液晶表示素子の配向性評価は、電圧
をオン・オフさせた時の液晶セル中の異常ドメインの有
無を、偏光顕微鏡で観察し、異常ドメインの認められな
い場合を良好(○)、異常ドメインの認められた場合を
不良(×)と判断した。
【0057】実施例2 実施例1において、共重合体[A−1]の代わりに共重
合体[A−2]を使用した他は、実施例1と同様にして
組成物溶液(S−2)を調製し評価した。結果を表1に
示す。
【0058】実施例3 実施例1において、共重合体[A−1]の代わりに共重
合体[A−3]を用いた他は、実施例2と同様にして組
成物溶液(S−3)を調製し、評価した。結果を表1に
示す。
【0059】実施例4 実施例1において、共重合体[A−1]の代わりに共重
合体[A−4]を用いた他は、実施例1と同様にして組
成物溶液(S−4)を調製し評価した。結果を表1に示
す。
【0060】実施例5 実施例1において、共重合体[A−1]の代わりに共重
合体[A−5]を用いた他は、実施例1と同様にして組
成物溶液(S−5)を調製し評価した。結果を表1に示
す。
【0061】実施例6 実施例1において、Irgacure369の代わりに
2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィン
オキサイド30重量部を用い、KAYARADDPHA
を100重量部とした他は、実施例1と同様にして組成
物溶液(S−6)を調製し評価した。結果を表1に示
す。
【0062】実施例7 実施例1において、接着助剤としてγ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン5重量部と界面活性剤として
BM−1000を0.05重量部加えた他は、実施例1
と同様にして組成物溶液(S−7)を調製し評価した。
結果を表1に示す。
【0063】実施例8 実施例1において、KAYARAD DPHAの代わり
にアロニックスM−450を用いた他は、実施例1と同
様にして組成物溶液(S−8)を調製し評価した。結果
を表1に示す。
【0064】実施例9 実施例2において、現像液をテトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド0.1重量%水溶液に代えた他は実施例2
と同様にして評価した。結果を表1に示す。
【0065】実施例10 実施例2において、現像液をN−メチルピロリジン1.
0重量%水溶液に代えた他は実施例2と同様にして評価
した。結果を表1に示す。
【0066】実施例11 液晶配向剤を合成例6で得られたポリアミック酸溶液に
代えた他は、実施例1と同様にして評価した。結果を表
1に示す。
【0067】参考例1 スペーサーとして粒径5μmのミクロパールSP−20
5(積水ファインケミカル製)を用い圧縮試験を行っ
た。結果を表1に示した。本発明の組成物により形成さ
れたスペーサーパターンは、従来より使用されているビ
ーズスペーサーに比べ、破壊荷重が大きいことがわかっ
た。
【0068】
【表1】
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、表示パネル用スペーサ
ーに要求される強度、耐熱寸法安定性を満たすと共に、
ラビング耐性に優れ、液晶の電圧保持率、配向性能を低
下させない表示パネルスペーサー形成材料として好適な
感放射線性樹脂組成物を得ることができる。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】スペーサーの断面形状を示した説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】[A](a1)不飽和カルボン酸および/
    または不飽和カルボン酸無水物、(a2)エポキシ基含
    有不飽和化合物、および(a3)前記(a1)および
    (a2)以外のオレフィン系不飽和化合物、の共重合
    体、[B]エチレン性不飽和結合を有する重合性化合
    物、ならびに[C]感放射線重合開始剤を含有すること
    を特徴とする表示パネルスペーサー用感放射線性樹脂組
    成物。
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