JP3103203U - 携帯品用ストラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成からなる使い勝手が良好な携帯品用ストラップを提供することにより、携帯品の携帯性の向上を図ることを課題とする。
【解決手段】携帯品が取り付けられる紐体の一端が該紐体に設けた環状部にスライド自在に挿通される。
【選択図】図2

Description

本考案は携帯品用ストラップ、さらに詳しくは例えば杖やテープメジャー等の携帯品に取り付けて使用される携帯品用ストラップに関する。
一般に、この種のストラップは携帯品の携帯性の向上等を図るべく利用者の便宜を考慮して、携帯品の形状や使用態様等に応じた各種のストラップが考案されている。
従来、例えば杖用のストラップとしては、図8に示すように手が装着されるループ状の紐体1aに連結具9を介して杖取り付け用の紐5aを設けるという比較的簡単な構造からなるものが主流を占めており、紐体1aに手首を装着して手で杖6aのグリップ8aを把持して使用される。
しかし、この従来のストラップは、紐体1aのループ3aの大きさが手の装着を考慮して比較的大きく形成されるため、例えば杖6aに外力等による衝撃が加わって手からグリップ8aを離した際に、手からストラップが離脱して杖6aが落下する虞があった。
また、杖6aを使用している者が歩行中に手摺りに掴まったり、手摺りを利用して階段を昇降したり、或いは手を台につくような場合は、その都度杖6aをどこかに置いて行うのではなく、一般にはグリップ8aから手を離して紐体1aを手首に通した状態で夫々の動作が行われる。即ち、杖6aを身体から離さないのが一般的である。
従って、かかる動作時に於いても上記従来のストラップでは、手首から腕へと不用意に移動して、一連の動作に支障を与えるばかりではなく、この場合も手からストラップが離脱する虞を有していたのである。
これに対して、以上のような問題点を解消すべく紐体が形成するループの大きさを調整できるようにしたものも考案されている(特許文献1参照)。以下図9に於いて、この杖用ストラップについて説明する。
実登3085915号公報(第2頁、図6)。
即ち、この従来のものは、紐体1bが挿通される調整ストッパー10を有しており、この調整ストッパー10を固定具(図示せず)により紐体1bの所定位置に固定することによって、手を装着するループの大きさを調整し得るように構成したものであり、これにより紐体1bが不用意に手から離脱するのを防止することができる。
しかしながら、上記従来のストラップは固定具を備えた調整ストッパー10を紐体1bに別途設けることにより、該紐体1bのループの大きさを調整するものであるために、全体の構成が非常に複雑になるという問題点があった。
また、このような調整ストッパー10による調整にあっては、その固定具による固定状態が不用意に解除される虞があるため、手からストラップが離脱することもあり、確実性に欠けるという難点を有していた。
さらに、調整ストッパー10による調整操作は手の装着後に予め行っておくものであるが、通常は杖6bを持つ利き手とは異なる手で行う必要があるために、使用者にとっては手間のかかる操作となって使い勝手が悪く、特に手に障害を有する者にとっては大変厄介な作業であった。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成からなる使い勝手が良好な携帯品用ストラップを提供することにより、携帯品の携帯性の向上を図ることを目的とする。
請求項1に記載の携帯品用ストラップは、携帯品が取り付けられる紐体の一端が該紐体に設けた環状部にスライド自在に挿通されてなることを特徴とする。
請求項1に記載の考案にあっては、紐体の一端を環状部に挿通することによりループが形成されることになるが、かかるループ内に手を装着して携帯品を把持して使用する。
かかる使用時において、携帯品を手で把持できずに手から携帯品が離脱した場合は、その自重を紐体の一端が受け、これにより紐体は環状部をスライド移動し、前記ループの大きさが小さくなって手首を締めるように保持されるため、携帯品が落下するようなことはない。
請求項2に記載の携帯品用ストラップは、請求項1に記載の携帯品用ストラップにおいて、前記紐体には該紐体の一端側へのスライド量を規制すべく環状部に係合しうる係合部が設けられてなることを特徴とする。
請求項2に記載の考案にあっては、携帯品の自重により紐体が一端側へとスライドしても、そのスライド量は係合部と環状部との係合によって規制されるため、紐体が手首を締め付けるような事態を回避することが可能となり、且つこの縮径状態にある紐体のループは手首に保持されるため、携帯品の落下を防止できる。
請求項3に記載の携帯品用ストラップは、請求項1又は2に記載の携帯品用ストラップにおいて、前記紐体の一端に取り付け紐が設けられてなることを特徴とする。
請求項3に記載の考案にあっては、取り付け紐を携帯品に取り付けることにより、該携帯品が前記紐体に取り付けられることになる。
請求項4に記載の携帯品用ストラップは、請求項1乃至3の何れかに記載の携帯品用ストラップにおいて、紐体の一端側にストッパーを設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の携帯品用ストラップにあっては、ストッパーにより紐体の環状部への挿通状態が良好に維持されて、紐体の一端が環状部から抜け出すことはない。
請求項5に記載の携帯品用ストラップは、請求項1乃至4の何れかに記載の携帯品用ストラップにおいて、前記環状部を紐体の他端に設けた環体で構成したことを特徴とする。
請求項5に記載の考案にあっては、紐体が環体内をスライドすることにより、そのループの大きさが小さくなって手首で保持をされるために、携帯品の落下を阻止し得る。
請求項6に記載の携帯品用ストラップは、請求項1乃至4の何れかに記載の携帯品用ストラップにおいて、前記環状部を紐体の他端に設けた孔で構成したことを特徴とする。
請求項6に記載の考案にあっては、紐体は孔内をスライドすることにより、そのループの大きさが小さくなって手首で保持をされるために、携帯品の落下を阻止し得る。
請求項7に記載の携帯品用ストラップは、請求項6に記載の携帯品用ストラップにおいて、前記孔に環体を装着したことを特徴とする。
請求項7に記載の考案にあっては、紐体は孔に装着した環体内をスライドすることにより、そのループの大きさが小さくなって手首で保持をされるために、携帯品の落下を阻止し得る。
請求項1に記載の携帯品用ストラップは、携帯品が取り付けられる紐体の一端を該紐体に設けた環状部に挿通したものであり、これにより形成されるループに装着した手で携帯品を把持して使用するものであるが、かかる使用時において手から携帯品が離脱した場合は、その自重を受けて紐体が環状部をスライド移動し、前記ループが縮径して手首を締めるように保持されるため、前記携帯品は落下することはない。
即ち、携帯品の自重を利用して該携帯品の落下を防止するものであるために、使用に際しては紐体に手を装着するだけでよく、予めループの大きさを調整するという従来の如き煩雑な操作は不要となって、使い勝手が格段向上するばかりではなく、確実に携帯品の落下を防止できることとなり、よって該携帯品の携帯性の向上に大いに寄与し得るという格別の効果を得るに至った。特に、手に障害がある者にとっては大変有用である。
また、本考案に係る携帯品用ストラップは上記の如く非常に簡易な構成からなるために、安価で且つ容易にその製作が行えるという実用的な効果も奏する。
請求項2に記載の携帯品用ストラップは、請求項1に記載の携帯品用ストラップにおいて、紐体には該紐体の一端側へのスライド量を規制すべく環状部に係合しうる係合部が設けられてなるため、携帯品の自重により紐体が一端側へとスライドしても、そのスライド量は係合部と環状部との係合により規制されて、紐体が手首を過度に締め付けるような事態を回避しうることになる。従って、使用者にかかる負担を軽減できるという効果が得られる。しかも、この状態で縮径した紐体のループは手首により良好に保持されて、携帯品が落下することはない。
請求項3に記載の携帯品用ストラップは、請求項1又は2に記載の携帯品用ストラップにおいて、紐体の一端に取り付け紐が設けられてなるために、携帯品に対して幅広く取り付けが可能となり、よってその適用範囲を広く確保できる効果がある。
請求項4に記載の携帯品用ストラップは、請求項1乃至3に記載の携帯品用ストラップにおいて、紐体の一端側にストッパーを設けたために、このストッパーにより環状部から
紐体が不用意に抜け出すことはなく、よって紐体の環状部への挿通状態が良好に維持される効果があり、携帯品への取り付け前における取扱いの便に供し得ることとなる。
請求項5に記載の携帯品用ストラップは、請求項1乃至4の何れかに記載の携帯品用ストラップにおいて、前記環状部を紐体の他端に設けた環体で構成したために、紐体が環体内をスライドすることとなって、一連の動作がスムーズに行える効果を奏する。
請求項6に記載の携帯品用ストラップは、請求項1乃至4の何れかに記載の携帯品用ストラップにおいて、前記環状部を紐体の他端に設けた孔で構成したために、構成部品のさらなる削減が達成されて、コストの低廉化が図れるという効果がある。
請求項7に記載の携帯品用ストラップは、請求項6に記載の携帯品用ストラップにおいて、前記孔に環体を装着したために、該環体内を紐体がスライドすることとなって、一連の動作がスムーズに行える効果を奏する。
図1は本考案に係る携帯品用ストラップの一実施形態を示す正面図で、図2は側面図である。図中1は革からなる紐体を示し、所定幅を有するベルト状に形成している。かかる紐体1の一端は該紐体1の他端に設けた環状部2としての環体にスライド自在に挿通されて、手を装着するループ3を形成している。
4は紐体1の一端側に固着したストッパーで、環状部2の内径よりも大きい外形寸法に形成されて、該環状部2と紐体1との挿通状態が維持される。5はストッパー4に設けた取り付け紐であり、図3のように杖6等の携帯品にアタッチメント7を介して取り付けられる。
本実施形態は以上のような構成からなるが、実際の使用にあたっては、図4のように前記紐体1のループ3に手を手首まで装着し、手で杖6のグリップ8を把持する。而して、この状態では手首は余裕を持ってループ3内に装着されるので、必要以上に紐体1より手首が締め付けられて、杖6の使用に支障を与えたり、違和感を感じるようなことはない。
また、例えば歩行中に杖6に外力が加わって不用意に手からグリップ8を離してしまった場合や、別の作業を行うべくグリップ8から手を離した場合は、図5のように杖6の自重を受けて紐体1が環状部2内をスライドし、環状部2が手首側へと移動する。これにより前記ループ3が縮径して紐体1により手首が締め付けられるため、杖6が落下するようなことはない。
このように、杖6の自重を利用してその落下を防止するものであるために、使用に際しては前記の如く紐体1に手を装着するだけでよく、予めループの大きさを調整するという煩雑な操作は不要であるので、使い勝手も良好であり、且つ確実に杖6の落下を防止できることとなって、杖6の携帯性の向上に大いに寄与し得るという効果が得られる。特に、手に障害がある者にとっては大変有用である。
また、本実施形態に係る携帯品用ストラップは、杖6が取り付けられる紐体1の一端を該紐体1に設けた環状部2に挿通するという非常に簡易な構成からなるために、安価で且つ容易にその製作が行えるという実用的な効果もある。
尚、紐体1には図6及び図7に示すように環状部2と係合しうる係合部41を設けて構成してもよい。かかる係合部41は、手首の大きさを考慮してループ3の縮径時に手首が紐体1により締め付けられず、且つ手から紐体1が離脱しないループ3の所望位置に固着されており、外面側は花の形状に形成されてワンポイント的な装飾機能をも有している。
このように構成すると、杖6の自重により紐体1が一端側へとスライドしても、そのスライド量は係合部41と環状部2との係合により規制されるため、紐体1が手首を過度に締め付けるような事態を良好に回避できて使用者にかかる負担を軽減でき、且つこの状態で縮径した紐体1のループ3は手首により良好に保持されて、杖6が落下するようなこともない。
尚、係合部41は上記の如く紐体1とは別体のもので構成する他に、例えば紐体1の一部を広幅にしてこれを係合部41として構成してもよい。要は、環状部2と係合して紐体の一端側へのスライド量を規制できるような係合部41であればよい。
また、上記実施形態においては、環状部2として環体を用いて構成したが、本考案は決してこれに限定されず、例えば紐体1に孔を穿設してこれを環状部2としてもよい。これにより一層構成の簡略化が図れるという利点を得るが、この場合、孔にハトメ等の環体を装着すれば、紐体1のスライド移動が良好に行えて利便である。
さらに、上記実施形態では、紐体1の一端側にストッパー4を固着して環状部2と紐体1との挿通状態を維持できるようにしたが、携帯品に取り付ける際に紐体1が環状部2にスライド自在に挿通されておればよく、携帯品への取り付け後は該携帯品により紐体1の環状体2への挿通状態は維持されるため、ストッパー4は必ずしも設ける必要なない。
また、取り付け紐5も本考案の必須のものではなく、必要に応じて設ければよい。
さらに、紐体1の材質や形状等も、本考案の意図する範囲内において任意に設計変更自在である。
また、本考案に係るストラップの対象となる携帯品は、上記実施形態の如き杖に限定されるものではなく、例えばテープメジャーのような携帯品にも幅広く適用可能であり、高所での作業における携帯品の落下等も適切に防止することができるのである。
本考案の携帯品用ストラップの一実施形態を示す正面図である。 同実施形態の側面図である。 同実施形態の携帯品用ストラップを杖に取り付けた状態を示す正面図である。 同実施形態の使用状態を示す正面図である。 同実施形態の使用状態を示す正面図である。 他の実施形態の使用状態を示す正面図である。 同他の実施形態の使用状態を示す正面図である。 従来の携帯用ストラップを杖に取り付けた状態を示す正面図である。 特許文献1の携帯用ストラップの使用状態を示す正面図である。
符号の説明
1 紐体
2 環状部
4 ストッパー
5 取り付け紐
41 係合部

Claims (7)

  1. 携帯品が取り付けられる紐体の一端が該紐体に設けた環状部にスライド自在に挿通されてなることを特徴とする携帯品用ストラップ。
  2. 前記紐体には該紐体の一端側へのスライド量を規制すべく環状部に係合しうる係合部が設けられてなる請求項1記載の携帯品用ストラップ。
  3. 前記紐体の一端に携帯品を取り付けるための取り付け紐が設けられてなる請求項1又は2記載の携帯品用ストラップ。
  4. 前記環状部と紐体との挿通状態を維持すべく該紐体の一端側にストッパーが設けられてなる請求項1乃至3の何れかに記載の携帯品用ストラップ。
  5. 前記環状部が紐体の他端に設けられた環体である請求項1乃至4の何れかに記載の携帯品用ストラップ。
  6. 前記環状部が紐体の他端に設けられた孔である請求項1乃至4の何れかに記載の携帯品用ストラップ。
  7. 前記孔に環体が装着されてなる請求項6記載の携帯品用ストラップ。

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