JP3109496B2 - 無挿抜力コネクタ - Google Patents

無挿抜力コネクタ

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JP3109496B2 JP10301842A JP30184298A JP3109496B2 JP 3109496 B2 JP3109496 B2 JP 3109496B2 JP 10301842 A JP10301842 A JP 10301842A JP 30184298 A JP30184298 A JP 30184298A JP 3109496 B2 JP3109496 B2 JP 3109496B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無挿抜力コネクタに
関し、特に、フレキシブル基板やフレキシブルフラット
ケーブルの接続に用いて好適とされる無挿抜力コネクタ
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フレキシブル基板(FPC:Fl
exible Printed Circuit)やフ
レキシブルフラットケーブル(FFC:Flexibl
e Flat Cable)等の接続には無挿抜力コネ
クタが用いられている。この従来のコネクタは、フレキ
シブル基板との接触部を弾性をもつ接触子で保持する腕
状部と、回転軸を中心に自在に回転し加圧部でフレキシ
ブル基板の反対側の面を押圧する操作部とでフレキシブ
ル基板を両側から押さえ込むものである。
【0003】このような従来のコネクタは、実開平6−
77186号公報、特開平7−142130号公報、特
開平7−220829号公報、特開平9−35828号
公報、及び特開平9−134763号公報等に記載され
ており、これらは加圧部が加圧位置に向けて回動する際
に、加圧力を増大させながらフレキシブル基板を開口部
の奥に押し込むように移動するものであるため、加圧部
は反力として開口部の方向に力を受ける。その結果、操
作部はフレキシブル基板を解放するように回動してしま
う場合があり、また、フレキシブル基板の先端が底部に
突き当たるように挿入されるとフレキシブル基板が変形
して接触不良を起こしてしまうという問題があった。
【0004】この問題を解決するために、例えば、特開
平08−050968号公報等にはフレキシブル基板を
固定する際に、加圧部がフレキシブル基板を開口部に押
し戻す方向に回動するコネクタが記載されている。この
種のコネクタの構造について図6を参照して説明する
と、このFPC/FFC用コネクタは、フレキシブル基
板11を挟み込む腕状部12と、加圧部材14と、これ
らを固定するハウジング9とにより構成されており、腕
状部12は、フレキシブル基板11と接触する接触部1
3Bと弾性を有するフィンガー部13Aとからなる接触
子13を備え、加圧部材14は、回転支持部12Aに沿
って回動する湾曲凹部14Bとフレキシブル基板11と
接触する凸状の加圧部14Aと押圧操作部14Cとから
構成されているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のFPC/FFC用コネクタには以下に示すよう
な問題がある。
【0006】第1の問題点は、コネクタにFPC/FF
Cを接続した後に、FPC/FFCをいろいろな方向に
引いたとき、FPC/FFCを引く方向によってはレバ
ーが開いてしまい、FPC/FFCの接続が維持できな
くなる場合があるということである。
【0007】その理由は、コネクタ構造上、レバーの開
く方向とFPC/FFCを引く方向が同じである場合
は、FPC/FFCが引っ張られるとレバーが開く方向
へ確実に力が伝達されてしまうからである。また、上記
図6の公知例のような構造の場合は、レバーの開く方向
とFPC/FFCを引く方向が反対方向であるが、凸状
の加圧部がレバーの回動中心からFPC/FFCに降ろ
した垂線とほぼ同じかもしくは垂線よりもコネクタ内部
側にあるため、FPC/FFCを引っ張ってもレバー1
4が閉じられる方向へ力を十分に伝達することができ
ず、例えば、FPC/FFCをレバー側(図6の左上方
側)に引っ張った場合には、凸状の加圧部がコネクタ内
部方向へ押される方向に力が働くことでレバーが回動
し、その結果、レバーが開いてしまう場合があるからで
ある。
【0008】第2の問題点は、FPC/FFCを接続す
る際、FPC/FFCを挿入した後に、レバーを閉じる
過程でレバーがインシュレータから外れたり、FPC/
FFCのコンタクトとの接触が不良となる場合が生じる
ことである。
【0009】その理由は、レバーが加圧位置、即ち、開
放位置から閉位置に向けて回動する際は、凸状の加圧部
はコネクタ奥部からの開口部へ向けて移行するため、F
PC/FFCの挿入方向とは反対側に凸状の加圧部がF
PC/FFCを加圧しながら移行し、レバーにはそれほ
ど反力が加わらないが、レバーを開放位置、即ち、閉位
置から開放位置に向けて回動する際は、凸状の加圧部は
コネクタの開口部側から奥部へ向けて移行するため、F
PC/FFCの挿入方向と同方向に内方へ摩擦力により
押し込んでいくが、その反力に耐えられなくなるとレバ
ーがインシュレータから外れたり、また、反力に抗する
機構を有さないためである。
【0010】第3の問題点は、レバーを閉位置から開放
位置へ向けて回動した際、レバーの先端部がコンタクト
の上腕部に当接し、その結果、上腕部を変形させたり、
インシュレータの軸保持部およびレバーの軸部を破損さ
せてしまうということである。
【0011】その理由は、上記レバーの先端部がコンタ
クトの上腕部に当接する位置まで移行可能であること
と、レバーが所定位置よりも回動可能であるため、つま
り、レバーが必要以上に回動が可能であるため、回動し
すぎてしまうからである。
【0012】第4の問題点は、レバーの操作方向が不明
である場合、つまり、レバーが直立した状態である場
合、どちら側にレバーを倒したらよいか解らず作業ミス
や作業効率が低下してしまうということである。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その主たる目的は、FPC/FFCに外力
を加えても容易にレバーが解放されることがなく、確実
に接触を保つことができるFPC/FFC用コネクタを
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、FPC/FFC等の基板と電気的に接続
される接続手段と、軸を中心に回転することにより前記
基板を押圧、固定する保持手段と、前記接続手段と前記
保持手段とを支持し前記基板を挿入するための開口を有
する筐体と、を少なくとも備え、前記接続手段が、前記
筐体に固定される上腕部と、前記基板と接触する接触部
と、前記上腕部と前記接触部とを連結し、前記基板の挿
入により弾性変形する連結部と、前記保持手段と係合し
該保持手段の回転の軸として機能する回動案内部と、か
ら構成され、前記保持手段が、前記接続手段の前記回動
案内部と係合する回動被案内部と、前記基板と接触する
接続保持凸部と、該保持手段の開閉の操作に用いられる
操作部と、から構成され、前記保持手段の前記操作部を
前記基板が固定される方向に動かすに従い、前記回動被
案内部を挟んで前記保持手段の他側に設けられた前記接
保持凸部が前記基板の挿入方向と反対の方向に移動す
る、無挿抜力コネクタであって、前記保持手段の回転軸
に略直交する面の断面形状において、前記基板が固定さ
れた状態では、前記接続保持凸部が、前記保持手段の回
転中心から前記基板に下ろした垂線よりも前記コネクタ
の開口側に配設されているものである。
【0015】本発明において、前記保持手段は、その接
保持凸部から更に先端部として、基板固定状態におい
て基板に当接する平坦部を有する構成とすることもで
き、前記接続手段の接触部は、前記接続保持凸部よりも
内方に配設されることが好ましい。
【0016】また、本発明は、前記固定具に、前記接続
手段の前記回動案内部の回転軸と略重なる回転軸を有す
る回動補助支持部を設けると共に、前記保持手段に、前
記回動補助支持部に係合する回動補助部を設け、前記保
持手段が、前記接続手段の前記回動案内部と共に、前記
固定具の前記回動補助支持部と係合して回転する構成と
してもよい。
【0017】更に、本発明は、前記保持手段の両端部に
凸部を設けると共に、前記筐体、前記固定具及び前記接
続手段のいずれか一に、前記保持手段を解放した状態に
おいて前記凸部に対応する位置に凹部を設け、前記凸部
と前記凹部が係合することによって前記保持手段が解放
位置に支持される構成とすることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る無挿抜力コネクタ
は、その好ましい一実施の形態において、FPC/FF
C(図4の6)と電気的に接続されるコンタクト(図4
の3)が、インシュレータ(図4の2)に固定される上
腕部(図4の3A)と接触部(図4の3B)と上腕部
と接触部を連結し弾性変形する連結部(図4の3Bb)
とレバー(図4の4)と係合する回動案内部(図4の3
Aa)からなり、FPC/FFCを押圧、固定するレバ
ーが、回動案内部と係合する回動被案内部(図4の4
C)と、FPC/FFCと接触する接続保持凸部(図4
の4D)と操作部(図4の4B)とからなり、レバー
の操作部をFPC/FFCが固定される方向に動かすに
従って、接続保持凸部がFPC/FFCの挿入方向と反
対の方向に移動する無挿抜力コネクタであって、レバー
の回転軸に略直交する面の断面形状において、FPC/
FFCが固定された状態では、接続保持凸部が、レバー
の回転中心からFPC/FFCに下ろした垂線よりもコ
ネクタの開口側に配設されているものである。
【0019】このような構成にすることによって、FP
C/FFCをコネクタに対して垂直方向に引き上げた際
にも、レバーが閉じられる方向に回動モーメントが生じ
るため、レバーが開くことはなく、また、レバー底面と
インシュレータ天面が当接して構成されるストッパーに
より、レバーは該当接位置で静止し続け、FPC/FF
Cは安定な接続状態に維持される。従って、FPC/F
FCがどの方向に引かれた場合でも、FPC/FFCが
抜けるまでレバーが閉じたままの状態を維持し続けるこ
とができる。
【0020】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。
【0021】[実施例1]まず、図1乃至図4を参照し
て、本発明の第1の実施例に係るFPC/FFC用コネ
クタについて説明する。図1は、FPC/FFC用コネ
クタの分解状態における外観を示す斜視図であり、図2
は、コネクタの組立状態における部分破断斜視図であ
る。また、図3及び図4は、図2のA−A線における断
面図であり、図3はレバーを立てた状態、図4はレバー
を閉じた状態を示している。
【0022】図1を参照すると、本実施例のコネクタ1
は、上方に開口せしめる開口部を有したインシュレータ
2にコンタクト3が一定間隔で並設され、回動自在に取
り付けられた蓋状のレバー4と、該インシュレータ2の
両端部よりもやや内側に配された固定具たる固定金具5
から構成されている。
【0023】インシュレータ2は絶縁材料からなり、射
出成形等により形成される。該インシュレータ2は、上
方に開口せしめる開口部を有し、該開口部の両端には、
レバー4の該軸部4Aを収納せしめる軸保持部2Aを有
する。該軸保持部2Aは、該軸部4Aがガイドレール部
2Eを通過し、テーパ面を通過し、平面を通過し、U溝
状の切り欠き部に収納保持される構成である。該軸保持
部2Aよりもやや内側には、固定金具5を収納保持せし
める固定金具保持溝2Bが形成されており、さらに内側
には、コンタクト3を収納保持せしめるコンタクト保持
溝2Cが一定間隔で形成されている。
【0024】図3を参照すると、コンタクト3は板状金
属材をプレス等により打ち抜いて形成され、その後、表
面処理が施される。該コンタクト3は、上腕部3A、下
腕部である弾性接触部3BおよびSMT端子部3Cから
構成される。該上腕部3Aには、略円形状の回動案内部
3Aaおよび爪状の係合突起3Abが配されている。該
回動案内部3Aは、該上腕部3Aの先端に配せられ、
レバー4の該回動被案内部4Cと係合し、該レバー4を
回動自在に取り付けている。
【0025】該係合突起3Abは、該上腕部3Aの中程
に位置し、該コンタクト保持溝2Cと係合し、該インシ
ュレータ2に該コンタクト3を収納保持する機能を有す
る。該弾性接触部3Bには、FPC/FFC6の導体面
6Aと接触する該接触部3Baおよび該接触部3Baと
該上腕部3Aを連結せしめる連結部3Bbから構成され
る。該連結部3Bbはバネ性を有しており、該接触部3
Baの変位とともに該接触部3Baが該導体面6Aを押
圧する構成となっている。接触部3Baは、接触保持凸
部4Daよりも内方にあると共に、回動案内部3Aaの
回動案内中心から回動被案内部4C及びFPC/FFC
6を介在してほぼ対向位置にある。また、連結部3Bb
の先端部は接触部3Baから外方へ開く斜面ないし曲面
を備える。
【0026】図4を参照すると、該接触部3Baはレバ
ー4が閉じられた際には、該接続保持部4Dの平面の範
囲内に位置し、該FPC/FFC6を該接続保持部4D
の平面と該接触部3Baで確実に挟み込むように押圧
し、確実に該導体面6Aに該接触部3Baの圧力が伝達
し、該FPC/FFC6を押圧保持する構成となってい
る。該SMT端子部3Cは、該インシュレータ2の底面
とほぼ平行の平坦面を有し、コネクタ1を印刷配線基板
7に取り付ける構成となっている。この際、接続保持部
4Dの平坦面は、レバー閉時において、回動案内中心か
らFPC/FFC6へ降ろした垂線の両側に延在し、好
ましくは、該垂線は該平坦面の中心部に位置する。
【0027】レバー4は絶縁材料からなり、射出成形等
により形成される。図1を参照すると、該レバー4の長
手方向における両端部には、インシュレータ2両端部に
配せられる該軸保持部2Aと係合する円筒状の軸部4A
を有し、該インシュレータ2の該軸保持部2Aに収納保
持され回動自在に取り付けられる。該板状部両端には、
インシュレータ2と係合するロック用突起4Eを有す
る。該ロック用突起4Eにより、FPC/FFC6が接
続されていない場合においても、レバー4は閉じられた
状態が維持されることにより、コネクタ1天面を吸着し
搬送する表面実装による印刷配線基板7への自動搭載対
応可能となっている。
【0028】図2を参照すると、該レバー4は、該開口
部側から該インシュレータ2天面を覆うように延びる板
状部分の先端に該レバー4を開閉可能とする操作部4B
を有し、該開口部近傍に該回動案内部3Aaと係合する
回動被案内部4Cを有し、該軸部4A中心と該回動被案
内部4C中心は同一軸線上に略中心を有し、該略中心を
回動中心として該レバー4が回動する。該回動被案内部
4Cの下方には、FPC/FFC6を接続保持する平面
を有した接続保持部4Dを有する。
【0029】固定金具5は、板状金属材をプレス等によ
り打ち抜き曲げ形成された後、表面処理が施される。図
1を参照すると、該固定金具5は、インシュレータ2の
該固定金具係合溝2Bと係合する係合突起(図示せず)
を有し、該インシュレータ2に収納保持される。印刷配
線基板7と当接する面に配された基板取り付け部5A
は、該印刷配線基板7に対して平行となるように該イン
シュレータ2底面とほぼ平行となるように配されてい
る。
【0030】次に、本実施例のコネクタの動作について
説明する。まず、コネクタ1が印刷配線基板7上に取り
付けられた後、該操作部4Bを上方に引き上げて該レバ
ー4を開放する。このとき、レバー4両端の該ロック用
突起4Eが係合するロックは該レバー4開放とともに解
除される。図3を参照すると、該接続保持部4Dはコネ
クタ1内方へ該接触部3Baとの間隔を拡げながら移行
し、FPC/FFC6を無挿抜力にて挿入可能な案内空
間が形成する。該FPC/FFC6を該案内空間を無挿
抜力にて通過させ、該支持部2Dを通過させ、コネクタ
1内方の所定位置まで差し込み装着する。
【0031】次に、該操作部4Bを下方へ押圧してレバ
ー4の該底面とインシュレータ2の該天面が当接する所
定位置まで閉じる。図4は図3のレバーが所定位置まで
閉じられた状態を示している。該レバー4の開放位置か
ら閉位置に向けて閉じられる動作により、コネクタ1内
方に位置していた該接続保持部4Dがコネクタ1外方に
向かって、コンタクト3の該回動案内部3Aaの略中心
を回動中心として略中心から該接続保持凸部4Daを半
径とする円弧軌道上を回動する。
【0032】該接続保持凸部4DaはFPC/FFC6
と当接後、該FPC/FFC6を押圧し、該FPC/F
FC6を介して該接触部3Baを押圧し、最終的に該接
続保持部4Dの平面と該FPC/FFC6の表面が当接
し、それと同時に該裏平面と該インシュレータ2天面が
当接する。この動作により、該FPC/FFC6導体面
6Aと該接触部3Baが十分な接圧で接触し、両者が電
気的および機械的に接続される。
【0033】また、FPC/FFC6接続後において、
該FPC/FFC6がコネクタ1に対して垂直方向へ引
かれる力が作用した場合、該FPC/FFC6と当接す
る該回動案内部3Aa中心よりも外方、即ち、該回動中
心から該FPC/FFC6に対して下ろした垂線よりも
外方に位置する該接続保持凸部4Daに対し、該回動案
内部中心を回動中心とする回動モーメントが該レバー4
を開放位置から閉位置に向けて回動する方向に発生する
とともに、該裏平面とインシュレータ2の該天面が当接
して形成する当接部にて該回動モーメントと反対方向に
反力が発生するとともに、該当接部にて該回動モーメン
トと該反力が釣り合い、該当接部にてレバー4が静止状
態を維持し続け、該FPC/FFC6が完全に引き抜か
れるまでレバー4は閉じられた状態を維持し続ける。ま
た、水平方向、斜め方向等に該FPC/FFCが引かれ
る力が生じた場合においても同様に該FPC/FFC6
が完全に抜けるまでレバー4が閉じられた状態を維持し
続ける。
【0034】さらに、FPC/FFC6が引き抜かれな
い程度に引かれた後にFPC/FFC6から引く力が開
放された場合においては、該接続保持凸部4Daが上記
の位置に配されていることと、該接続保持部4DがFP
C/FFC6に平行な平面(平坦部)を形成しているこ
とにより、該接触部3Baと該FPC/FFC6の接続
状態は極めて安定な状態であり、該接続保持凸部4Da
がFPC/FFC6から引く力を開放することにより生
じる反力により該接続保持凸部4Daがコネクタ1内方
へ移行することはなく、かつ、該接続保持部4Dが動く
ことがないためにレバー4が閉じられた状態を維持し続
ける。
【0035】なお、FPC/FFC6を外す場合は、該
レバー4を閉位置から開放位置に向けて引き上げるとコ
ネクタ1両端のロックが解除され、該接続保持部4Dの
コネクタ1内方への移行による案内空間の確保により、
無挿抜力にて該FPC/FFC6を抜去することが可能
となる。
【0036】こうした一連の動作において、レバー4は
該軸保持部2Aと該軸部4Aの係合および該回動案内部
3Aaと該回動被案内部4Cの係合によりコネクタ1の
前方および後方から支持され、十分安定な回動信頼性が
確保され、該レバー4の操作中におけるインシュレータ
2からの外れを防止し、該FPC/FFC6の導体面6
Aと該接触部3Baの接触不良を防止している。
【0037】以上説明したように、本実施例のコネクタ
は、FPC/FFC接続後、該FPC/FFCがどの方
向に引かれた場合においても、蓋状のレバーが該FPC
/FFCが完全に抜けきるまで閉じたままの状態を維持
し続けることができる。従って、接続作業中又は機器の
分解修理作業中において、FPC/FFCが不意に引か
れる等の衝撃が加わった場合でも安定な結線状態を維持
し続け、外力によるFPC/FFC接続不良を防ぐこと
ができる。とくに、レバーが回動操作によりFPC/F
FCを押圧保持するタイプのコネクタの欠点とされてい
る垂直方向への引き抜き力によるレバー開放を防止し、
かつ、レバー回動操作によるFPC/FFC接続操作に
より良好な操作性を有している。
【0038】[実施例2]次に、本発明の第2の実施例
に係るFPC/FFC用コネクタについて図5を参照し
て説明する。図5は、第2の実施例に係るFPC/FF
C用コネクタの構造を説明するための斜視図である。図
5に示すように、該固定金具5に略円形をなす回動補助
支持部5Bを有し、該レバー4には略円形をなす回動補
助部4Fを有し、両者が係合して該レバー4が該略中心
から離反し、該レバー4がインシュレータ2から外れる
のを防止する。
【0039】該レバー4は、該軸保持部2Aと該軸部4
Aの係合および該回動案内部3Aaと該回動被案内部4
Cの係合に付け加え、該回動補助支持部5Bと該回動補
助部4Fの係合により、より高い回動信頼性を得ること
ができる。とくに、コネクタ1のコンタクトの数が多
くなった場合において、コネクタ1両端部の該軸保持部
2Aと該軸部4Aの係合だけでは該レバー4がインシュ
レータ2から離反しようとする力が増加するため、該回
動補助支持部5Bと該回動補助部4Fの係合保持を付け
加え、該レバー4がインシュレータ2から離反しようと
する力に抗する手段を付加し、該レバー4がインシュレ
ータ2から離反することを防止可能となる。
【0040】また、該レバー4の両端部に突出する仮止
め突起4Gを付け加えることにより、該レバー4を開放
した際にインシュレータ2のガイドレール部2Eと係合
し、該レバー4を仮止めすることで該レバー4がFPC
/FFC6を挿入する際に、該レバー4とぶつかること
で該レバー4が閉じて該案内空間が狭くなることを防止
し、該案内空間を確保し続けることで該FPC/FFC
6が挿入しにくくなることを防止することが可能とな
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
FPC/FFC接続後、FPC/FFCがどの方向に引
かれた場合でもFPC/FFCが抜けるまでレバーが閉
じたままの状態を維持し続けることができるという効果
を奏する。
【0042】第1の理由は、レバーを閉じてFPC/F
FCを押圧保持した状態において、FPC/FFCをコ
ネクタに対して垂直方向に引き上げた際に、レバーが閉
じられる方向に回動モーメントが生じて力が伝達される
ように該接続保持凸部が配されているためであり、ま
た、レバー底面とインシュレータ天面が当接して構成さ
れるストッパーにより、レバーは該当接位置で静止し続
け、反対方向へFPC/FFCを戻した場合において
は、FPC/FFCの移行方向へは小さな力しか伝わら
ず、接続保持部の平面を動かすに至らないためにレバー
は戻らず、水平方向および斜め方向等に引かれた場合に
おいても同じ現象が生じるため、FPC/FFCが安定
な接続状態が維持されるためである。
【0043】第2の理由は、レバーの接続保持部とコン
タクトの接触部の間でFPC/FFCを確実に挟み込む
ように該接触部が該接続保持部の平面の範囲内に配され
ているためである。
【0044】また、本発明によれば、無理のない組立が
可能であり、自動組立を容易に行うことができるという
効果を奏する。その理由は、特にレバーの組み込みが水
平方向からの挿入が可能であり、インシュレータの開口
部側から挿入することで組み込みが容易となっているか
らである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るコネクタの分解状
態における斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係るコネクタの組立状
態における部分破断斜視図である。
【図3】図2のA−A線における断面図であり、レバー
が立てられた状態を示す図である。
【図4】図2のA−A線における断面図であり、レバー
が閉じられた状態を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係るコネクタの部分破
断斜視図である。
【図6】従来のコネクタの断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 インシュレータ 2A 軸保持部 2B 固定金具保持溝 2C コンタクト保持溝 2D 支持部 2E ガイドレール部 3 コンタクト 3A 上腕部 3Aa 回動案内部 3Ab 係合突起 3B 弾性接触部 3Ba 接触部 3Bb 連結部 3C SMT端子部 4 レバー 4A 軸部 4B 操作部 4C 回動被案内部 4D 接続保持部 4Da 接続保持凸部 4E ロック用突起 4F 回動補助部 4G 仮止め突起 5 固定金具 5A 基板取り付け部 5B 回動補助支持部 6 FPC/FFC 6A 導体面 7 印刷配線基板 9 ハウジング 10 回路基板 11 FPC/FFC 12 腕状部 13 接触子 13A フィンガー部 13B 接触部 14 レバー 14A 凸状の加圧部 14B 湾曲凹部 14C 押圧操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/28 H01R 24/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレキシブル基板やフレキシブルフラット
    ケーブル等の基板と電気的に接続される接続手段と、軸
    を中心に回転することにより前記基板を押圧、固定する
    保持手段と、前記接続手段と前記保持手段とを支持し前
    記基板を挿入するための開口を有する筐体と、を少なく
    とも備え、 前記接続手段が、前記筐体に固定される上腕部と、前記
    基板と接触する接触部と、前記上腕部と前記接触部とを
    連結し、前記基板の挿入により弾性変形する連結部と、
    前記保持手段と係合し該保持手段の回転の軸として機能
    する回動案内部と、から構成され、 前記保持手段が、前記接続手段の前記回動案内部と係合
    する回動被案内部と、前記基板と接触する接続保持凸部
    と、該保持手段の開閉の操作に用いられる操作部と、か
    ら構成され、 前記保持手段の前記操作部を前記基板が固定される方向
    に動かすに従い、前記回動被案内部を挟んで前記保持手
    段の他側に設けられた前記接続保持凸部が前記基板の挿
    入方向と反対の方向に移動する、無挿抜力コネクタであ
    って、 前記保持手段の回転軸に略直交する面の断面形状におい
    て、前記基板が固定された状態では、前記接続保持凸部
    が、前記保持手段の回転中心から前記基板に下ろした垂
    線よりも前記コネクタの開口側に配設されている、こと
    を特徴とする無挿抜力コネクタ。
  2. 【請求項2】前記保持手段は、その接続保持凸部から更
    に先端部として、基板固定状態において基板に当接する
    平坦部を有する、ことを特徴とする請求項1記載の無挿
    抜力コネクタ。
  3. 【請求項3】前記接続手段の接触部が、前記接続保持
    部よりも内方に配設される、ことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の無挿抜力コネクタ。
  4. 【請求項4】前記筐体に固定される固定具を更に備え、 前記固定具に、前記接続手段の前記回動案内部の回転軸
    と略重なる回転軸を有する回動補助支持部を設けると共
    に、前記保持手段に、前記回動補助支持部に係合する回
    動補助部を設け、 前記保持手段が、前記接続手段の前記回動案内部と共
    に、前記固定具の前記回動補助支持部と係合して回転す
    る、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記
    載の無挿抜力コネクタ。
  5. 【請求項5】前記筐体に固定される固定具を更に備え、 前記保持手段の両端部に凸部を設けると共に、 前記筐体、前記固定具及び前記接続手段のいずれか一
    に、前記保持手段を解放した状態において前記凸部に対
    応する位置に凹部を設け、 前記凸部と前記凹部が係合することによって前記保持手
    段が解放位置に支持される、ことを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか一に記載の無挿抜力コネクタ。
  6. 【請求項6】前記保持手段の両端部に凸部を設けると共
    に、 前記筐体の、前記保持手段を解放した状態において前記
    凸部に対応する位置にガイドレール部を設け、 前記凸部と前記ガイドレール部が係合することによって
    前記保持手段が解放位置に支持される、ことを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれか一に記載の無挿抜力コネク
    タ。
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