JP3115366U - フィルムホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】構成が容易で、かつ製作費用も安価、さらに、紙管に対して回転自在であって、なおかつ保持力も低下しないフィルムホルダーを提供する。
【解決手段】ロール状フィルムの紙管の両端に嵌め入れて作業者がこれを把持してロール状フィルムを引き出すフィルムホルダーにおいて、一端に鍔部2を設けた筒体1上の一側に、当該筒体1の一端から他端に至る、当該筒体1の内側に凹み自在で通常は当該筒体1が拡径するように付勢された一定幅の伸縮部3を設け、当該筒体の外面上の円周方向に連続又は不連続で突条4を複数列設け、当該筒体1の上記伸縮部3を収縮させて当該筒体1の外径を小さくして上記ロール状フィルムの紙管の一端内に嵌め入れ、当該筒体1の伸縮部3の拡径する力によって上記ロール状フィルムの紙管を内側から押圧する。
【選択図】図1
【解決手段】ロール状フィルムの紙管の両端に嵌め入れて作業者がこれを把持してロール状フィルムを引き出すフィルムホルダーにおいて、一端に鍔部2を設けた筒体1上の一側に、当該筒体1の一端から他端に至る、当該筒体1の内側に凹み自在で通常は当該筒体1が拡径するように付勢された一定幅の伸縮部3を設け、当該筒体の外面上の円周方向に連続又は不連続で突条4を複数列設け、当該筒体1の上記伸縮部3を収縮させて当該筒体1の外径を小さくして上記ロール状フィルムの紙管の一端内に嵌め入れ、当該筒体1の伸縮部3の拡径する力によって上記ロール状フィルムの紙管を内側から押圧する。
【選択図】図1
Description
この考案は、商品を包装するストレッチフィルム等のフィルムを紙管の外周にロール状に巻いた、いわゆるロール状フィルムの紙管の両端に取付けて、作業者がこのロール状フィルムを把持したり、フィルムを引き出したりする際に使用する、フィルムホルダーに関するものである。
従来、商品を小売店等の店頭に陳列されるまでの流通段階において、当該商品の保護、汚れ防止、集積された商品の荷崩れ防止等のためにストレッチフィルム等を使用して、これらの商品を包装している。具体的には、ストレッチフィルム等のフィルムをロール状に巻いたロール状フィルムの軸部に位置する紙管の両端の開口部を、作業者が左右の手で持って支持し、このロール状フィルムを回転させたり、また、回転を止めたりして、巻き付けられたフィルムを引き出したり、緊張させたりして上記商品の外周に巻き付けるものである。
その際、作業者が上記紙管の両端の開口部に手を入れてロール状フィルムを回転させるため、この紙管により手を傷つけてしまう恐れがある。そこで、この紙管の両端の開口部にフィルムホルダーを嵌め入れ、作業者の手を傷めないようにしている。
この様なフィルムホルダーとしては、特許第2957358号公報の「ロールディスペンサー」がある。これは、当該ロールディスペンサーが把持部材とリング部材から成り、リング部材を紙管に取付けて、作業者が把持した把持部材上でリング部材及び紙管を回転させてフィルムを引き出すというものである。
また、この公報の中には、従来例として、筒状部材が略円筒状で外周の複数個所に軸線方向と平行な切り込みを形成し、紙管挿入方向にかけて外径が紙管内径よりも大きくなる、いわゆるチューリップ形状のプラスチック製のディスペンサーが記載されており、このディスペンサーの筒状部材を紙管の端部開口部へ挿入する際には、弾性変形によって外径が縮小されながら挿入され、これにより、筒状部材は適度な摩擦力によって紙管の内周面に保持される。また、把持部材は、鍔形状とされ、紙管の外径よりも大きく形成されており、作業者はこの把持部材を両手で掴むことにより、紙管を持つことが出来る等と記載されている。
特許第2957358号公報
しかしながら、これら前者のロールディスペンサーでは、構成が複雑で、また、製造するための費用がかかり、気軽に採用出来るものではない。また、後者のディスペンサーでは、上記公報に記載されている通り、紙管との相対回転時に摩擦力があるため、紙管の内周面が削り取られ、当該ディスペンサーによる保持力が徐々に低下して、作業中に当該ディスペンサーが脱落するという問題点がある。
そこで、この考案は、構成が容易で、かつ製作費用も安価、さらに、紙管に対して回転自在であって、なおかつ保持力も低下しないフィルムホルダーを提供して上記課題を解決するものである。
請求項1の考案は、ロール状フィルムの紙管の両端に嵌め入れて作業者がこれを把持してロール状フィルムを引き出すフィルムホルダーにおいて、一端に鍔部を設けた筒体上の一側に、当該筒体の少なくとも一端部付近から他端に至る、当該筒体の内側に凹み自在で通常は当該筒体が拡径するように付勢された一定幅の伸縮部を設け、当該筒体の外面上の円周方向に連続又は不連続で突条を複数列設け、当該筒体の上記伸縮部を収縮させて当該筒体の他端部側の径を小さくしてロール状フィルムの紙管の一端内に嵌め入れ、当該筒体の伸縮部の拡径する力によってロール状フィルムの紙管を内側から押圧するフィルムホルダーとした。
請求項2の考案は、上記筒体の伸縮部は、当該筒体の一端から他端に至り、当該伸縮部に続く鍔部に当該鍔部の外周縁から内周縁に至る切り欠き部を設けた上記請求項1に記載のフィルムホルダーとした。また請求項3の考案は、上記筒体上であって、上記伸縮部とは別の箇所の一側の一端から他端、さらに鍔部に至る切断部を設けた上記請求項1又は2の何れかに記載のフィルムホルダーとした。
請求項4の考案は、上記筒体の伸縮部は、蛇腹状である上記請求項1乃至3の何れかに記載のフィルムホルダーとした。さらに、請求項5の考案は、上記筒体の伸縮部は、当該筒体上の側面に複数並設した上記請求項1乃至4の何れかに記載のフィルムホルダーとした。
請求項6の考案は、ロール状フィルムの紙管の両端に嵌め入れて作業者がこれを把持してロール状フィルムを引き出すフィルムホルダーにおいて、上記紙管の内周長よりやや長い長さであって、筒状に形成して伸縮部を収縮させた際、嵌め入れる紙管の内周長より短い長さとなる、対向する二つの長辺と、対向する二つの短辺から成る長方形の型紙を横長にして設け、当該型紙の上下方向に等間隔に3本の折り込み線を設けて伸縮部とし、当該型紙の一方の短辺に糊代を設け、当該型紙を筒状にした際の一端に取り付ける鍔部を形成する略円形状の鍔部型紙を設け、当該鍔部型紙の中心から上記鍔部と略同形状の環状縁部の内周縁に至る放射状の切り込みを多数設け、当該鍔部型紙の環状縁部の内周縁に沿って折り目を設け、当該環状縁部に一定幅の切り欠き部を設けた。
そして、上記長方形の型紙の3本の各折り込み線を折り込んで凹形状の上記伸縮部を形成し、当該型紙を略筒状に丸めて糊代に接着剤を塗布して両端部を接合して筒体を形成し、当該型紙の伸縮部と上記鍔部型紙の切り欠き部の位置を合わせて上記筒体の開口した一端面を塞ぐように上記鍔部型紙を当接し、当該鍔部型紙の放射状の切り込みにより形成された複数の各折り込み片を当該筒体の内周面側に折り込んで当該筒体の内周面に当接させて接着して形成した、フィルムホルダーとした。また、請求項7の考案は、上記長方形の型紙の一面の長手方向に、略直線状に連続又は不連続で突条を複数列設けた、上記請求項6のフィルムホルダーとした。
請求項1乃至5の各考案によれば、筒体の側面に常時、拡径するように付勢された伸縮部を設けたので、この伸縮部を収縮して凹ませれば、簡単にフィルムホルダーの他端側の径が小さくなり、ロール状フィルムの紙管の両端内に容易に嵌め入れることが出来る。また、当該紙管内に嵌め入れた後は、伸縮部が伸張して拡径するので、その力により、紙管の内周面を押圧し、さらに、フィルムホルダーの外面上の円周方向に連続又は不連続で複数列設けた突条によって、紙管を確実に支持してこのフィルムホルダーによって紙管を把持した際の保持力を向上させることが出来、容易に抜けない。また、フィルムホルダーの回転の際には、円周方向に設けた複数列の突条で紙管を支持することにより紙管の内周面と接する面積を少なくしたので摩擦抵抗を少なく出来、円滑に回転させることが出来る。さらに、この考案のフィルムホルダーは、筒体とその一端に鍔部を有する簡単な構造のため、鍔部を薄くする等すれば、多数本のロール状フィルムを収納する、規格化されたダンボール箱の中のロール状フィルムの一端に嵌めておいても、邪魔にならず、ダンボール箱への包装ができ、場所をとらず、包装、保管に便利である。よって、この考案によれば、簡単な構成で、容易に使用出来、かつ製造コストの安価なフィルムホルダーを得ることが出来る。
請求項2の考案によれば、筒体の伸縮部は、当該筒体の一端から他端に至り、当該伸縮部に続く鍔部に当該鍔部の外周縁から内周縁に至る切り欠き部を設けたので、フィルムホルダーの全体の径を収縮することが出来、このフィルムホルダーをさらに容易に紙管内に嵌め入れて設置することが出来る。また、請求項3の考案によれば、上記伸縮部とは別の個所に筒体の一側の長手方向の一端から他端、さらに鍔部に至る切断部を設け、このフィルムホルダーを紙管内に嵌め入れた後、上記切断部の対向する両端縁を突き合わさず、ずらすことにより、伸縮部の伸張によるフィルムホルダーの外側に拡径する力をそぐことが出来、伸縮部の伸張によるフィルムホルダーの外側に拡径する力が必要な時に、上記両端縁を突き合わせるようにしたので、伸縮部の伸張によるフィルムホルダーの外側に拡径する力を長続きさせることが出来、フィルムホルダーとしても長期間にわたり使用することが出来る。
また、請求項4の考案によれば、筒体の伸縮部を蛇腹状とし、伸縮部のひだを複数採用したので、伸縮部の収縮又は伸張に基づく紙管への嵌め込みや把持といった各作用においてより細やかな対応が出来、フィルムホルダーとしての信頼性が高いものである。さらに、請求項5の考案によれば、筒体の伸縮部は、当該筒体の一端から他端の方向に複数並設したので、伸縮部が一つのものと比べ、筒体を円周方向により均等に小さく収縮出来、また、伸張する力もより均等に出来、このフィルムホルダーによって確実に紙管内を把持出来る。
また、請求項6の考案によれば、予め筒体と鍔部を成す型紙を夫々用意し、これらの型紙を組み立てて貼着することによりフィルムホルダーを形成するようにしたもので、これにより、型紙を材料としたので、一定の強度を有しつつ、安価で簡単にこのフィルムホルダーを製造することが出来る。また、この考案を使用するロール状フィルムは通常、6本単位でダンボール箱に入っているが、この包装箱内に、筒体と鍔部を成す型紙を夫々入れ、当該長方形の型紙の糊代や長辺端縁に接着剤を塗り、これらの上に剥離紙をつけておけば、使用者は、フィルムホルダーの包装を解く際、これらの型紙を取り出して、長方形の型紙の伸縮部を折り、これを丸めて筒状にして、端部を貼着し、上記鍔部型紙を折って、各折込み舌片を筒体の端部に貼着すれば、容易に当該フィルムホルダーを組み立てることができる。従って、組み立てた状態でも、また、組み立て前の筒体と鍔部を成す型紙の状態でも、上記ダンボール箱に多数のロール状フィルムとともに容易に収納できる。
また、この考案のフィルムホルダーは、筒体の側面に常時、拡径するように付勢された伸縮部を設けたので、この伸縮部を収縮して凹ませれば、簡単にフィルムホルダー全体の径が小さくなり、ロール状フィルムの紙管の両端内に容易に嵌め入れることが出来る。また、当該紙管内に嵌め入れた後は、伸縮部が伸張して拡径するので、その力により、紙管の内周面を押圧し、紙管を確実に支持してこのフィルムホルダーによって紙管を把持した際の保持力を向上させることが出来、容易に抜けない。しかも、当該フィルムホルダーは厚紙製のため、弾力があり、ロール状フィルムの紙管に嵌めても、紙管の内周面との摩擦抵抗が少なく、紙管内でスムーズに回転させることができる。また、請求項7は上記請求項6のフィルムホルダーの筒体の円周方向に、連続又は不連続で突条を複数列設けたもので、当該フィルムホルダーを紙管に入れた際、紙管の内周にこれらの円周方向の突条が当たり、接触面積が確実に小さく、摩擦抵抗が少なく、当該フィルムホルダーを紙管内でよりスムーズに回転させることができる。
一端に鍔部を設け筒体上の一側に当該筒体の一端から他端に至り、当該筒体の内側に凹み自在で通常は伸張して当該筒体が拡径するように付勢された一定幅の伸縮部を設け、当該伸縮部の幅と略同じ幅で当該伸縮部に続く鍔部の外周縁から内周縁まで切り欠き、当該筒体の外面上の円周方向に不連続で突条を複数列設けた。
そして、当該筒体の伸縮部を収縮させて当該筒体の径を小さくしてロール状フィルムの紙管の一端内に嵌め入れ、当該筒体の伸縮部の伸張し、拡径する力によってロール状フィルムの紙管を内側から押圧し、当該筒体の突条によってロール状フィルムの紙管を内側から支持し、上記ロール状フィルムに回転自在に保持するフィルムホルダーとした。
以下、この考案の実施例1を図に基づいて説明する。
図1及び図2は、この考案の実施例1のフィルムホルダーAを示す。この考案のフィルムホルダーAは、樹脂製の円筒状の筒体1から成り、その一端に鍔部2を設けており、この筒体1の一側面に、当該筒体1の一端から他端に至る、この筒体1の内側に凹み自在であって、通常は伸張して筒体1が拡径するように付勢されている伸縮部3を設けている。この伸縮部3は、筒体1の一側面の一定幅を当該筒体1の内側に二つ折りに折り込んだ形状となっている。
図1及び図2は、この考案の実施例1のフィルムホルダーAを示す。この考案のフィルムホルダーAは、樹脂製の円筒状の筒体1から成り、その一端に鍔部2を設けており、この筒体1の一側面に、当該筒体1の一端から他端に至る、この筒体1の内側に凹み自在であって、通常は伸張して筒体1が拡径するように付勢されている伸縮部3を設けている。この伸縮部3は、筒体1の一側面の一定幅を当該筒体1の内側に二つ折りに折り込んだ形状となっている。
この伸縮部3の一端に続く鍔部2には、この伸縮部3の幅と略同じ幅で当該鍔部2の外周縁から内周縁に至る切り欠き部2aを設けている。また、この筒体1の外面上であって円周方向に一定長の突条4を不連続で4つ設けており(図2参照)、この様な突条を軸方向に間隔を空けて5列設けている(図1参照)。また、これらの突条4によってリブを形成している。さらに、この筒体1上であって、伸縮部3を設けた位置と略対向する位置に、筒体1の一端から他端に至り、さらに鍔部2に至る切断部5を設けている。
続いて、この実施例1のフィルムホルダーAを使用する手順を説明する。
まず、このフィルムホルダーAを二個用意し、これらの各フィルムホルダーAの伸縮部3を筒体1の内側に折り込み、さらに、上記鍔部2の切り欠き部2aの対向する両端縁2b、2bを略当接させ、一端から他端に至る方向に設けられた切断部5の対向する両端縁5a、5aを一定幅重なるように位置をずらして筒体1全体の径を小さくし、図6に示すように、ロール状フィルムCの紙管Dの両端内に二つのフィルムホルダーAを夫々嵌め入れ、各鍔部2を紙管Dの端縁に係止して夫々設置する(但し、図6では紙管Dの一端のみ図示)。
まず、このフィルムホルダーAを二個用意し、これらの各フィルムホルダーAの伸縮部3を筒体1の内側に折り込み、さらに、上記鍔部2の切り欠き部2aの対向する両端縁2b、2bを略当接させ、一端から他端に至る方向に設けられた切断部5の対向する両端縁5a、5aを一定幅重なるように位置をずらして筒体1全体の径を小さくし、図6に示すように、ロール状フィルムCの紙管Dの両端内に二つのフィルムホルダーAを夫々嵌め入れ、各鍔部2を紙管Dの端縁に係止して夫々設置する(但し、図6では紙管Dの一端のみ図示)。
ロール状フィルムCの紙管Dの両端内に設置した各フィルムホルダーAを把持する際には、上記一定幅重なる状態にして紙管内に嵌め入れた切断部5の両端縁5a、5aの位置を、互いに対向する位置に戻し、突き合わせる。これにより、各フィルムホルダーAの上記内側に折り込まれた伸縮部3が伸張しようとして当該各フィルムホルダーAを外側に押圧する力が紙管Dの内周面に強く働き、この力が各フィルムホルダーAの外周面に設けられた突条4(リブ)に作用し、当該フィルムホルダーAは紙管Dに支持される。
作業者は、この様な状態にある紙管D内の二つのフィルムホルダーAを夫々左右の手で把持することにより、ロール状フィルムCを保持する。また、このフィルムを引き出す場合もこれらの各フィルムホルダーAが、筒体1の内周方向に設けられた複数列の突条4によって紙管Dに支持されているため、作業者がこのフィルムホルダーAを把持した状態でロール状フィルムC及び紙管Dが容易に回転する。
また、これらの各フィルムホルダーAを作業者が左右の手で把持する際、紙管Dの両端内に嵌め入れた各フィルムホルダーAの内側に凹ませた伸縮部3と紙管Dの内周面との間に指を入れて、この伸縮部3をフィルムホルダーAの軸に向かって引けば、フィルムホルダーAの紙管Dの内周面を押圧していた力が弱められてフィルムホルダーAが紙管Dの内周面から浮き気味になり、ロール状フィルムCが回転し易くなる。また、作業者は上記各フィルムホルダーAを作業者が左右の手で把持する際、紙管Dの両端内に嵌め入れた各フィルムホルダーAの内側に凹ませた伸縮部3の脇に指を当て手を筒体1内に入れると、この伸縮部3で手が固定され、当該フィルムホルダーAを紙管Dに対して回しやすい。
また、この実施例1では、筒体1上に切断部5を設け、当該フィルムホルダーAを紙管Dに嵌めた際、この切断端部を重ねてずらしておくことができ、実際の使用の際にのみ、上記切断部5を付き合わせることができるようにしているため、伸縮部3が伸張しようとしてフィルムホルダーAを外側に押圧する力が必要な時にのみ、働くようにしているので、この伸縮部3によるフィルムホルダーAを外側に押圧する力を長期間持続させることが出来る。
次に、この考案の実施例2を図3乃至5に基づいて説明する。
ここでは、上記実施例1のフィルムホルダーAと異なる構成についてのみ説明する。この実施例2のフィルムホルダーBでは、伸縮部6を筒体7の外周の途中から、鍔部8を設けていない他端に至る部分のみに設けており、その形状は蛇腹状とし、筒体7上の側面であって当該筒体7の円周方向に等間隔で3つ並設している。
ここでは、上記実施例1のフィルムホルダーAと異なる構成についてのみ説明する。この実施例2のフィルムホルダーBでは、伸縮部6を筒体7の外周の途中から、鍔部8を設けていない他端に至る部分のみに設けており、その形状は蛇腹状とし、筒体7上の側面であって当該筒体7の円周方向に等間隔で3つ並設している。
また、各突条9(リブ)は、上記3箇所の伸縮部6の間をこえて略環状に設けられており、図5に示すように、各突条9(リブ)の中身は中実に設けている。
続いて、この実施例2のフィルムホルダーBを使用する手順を説明する。
このフィルムホルダーBの筒体7の他端側のみに設けた各伸縮部6を夫々収縮させてこの筒体7の他端側の径を小さくして、ロール状フィルムCの紙管Dの両端内に嵌め入れ、鍔部8を各紙管Dの端縁に係止して夫々設置する。
このフィルムホルダーBの筒体7の他端側のみに設けた各伸縮部6を夫々収縮させてこの筒体7の他端側の径を小さくして、ロール状フィルムCの紙管Dの両端内に嵌め入れ、鍔部8を各紙管Dの端縁に係止して夫々設置する。
その後、フィルムホルダーBの上記収縮した伸縮部6が伸張しようとして当該フィルムホルダーBが外側に拡径して押圧する力が紙管Dの内周面に働き、この力がフィルムホルダーBの外周面に設けられた各突条9(リブ)に作用し、当該フィルムホルダーBは紙管Dを支持する。作業者は、この様な状態にある紙管D内の二つのフィルムホルダーBを夫々左右の手で把持することにより、ロール状フィルムCを保持する。
次に、この考案の実施例3を図7乃至図9に基づいて説明する。
この実施例3では、上記実施例1のフィルムホルダーAと、切断部5を有しない以外は、略同構造のフィルムホルダーA´を製造する手順を示すものである。図7に示すように、完成品であるフィルムホルダーA´(図1参照)の筒体1の円周長(紙管Dの内周長と略同じ)よりやや長い長さであって、筒状にして上記伸縮部3を収縮させた際、嵌め入れる紙管Dの内周長より短い長さを有する、対向する二つの長辺11aと、この筒体1の一端から他端に至る長さと略同じ長さを有する対向する二つの短辺11bから成る長方形の型紙11を横長にして設ける。
この実施例3では、上記実施例1のフィルムホルダーAと、切断部5を有しない以外は、略同構造のフィルムホルダーA´を製造する手順を示すものである。図7に示すように、完成品であるフィルムホルダーA´(図1参照)の筒体1の円周長(紙管Dの内周長と略同じ)よりやや長い長さであって、筒状にして上記伸縮部3を収縮させた際、嵌め入れる紙管Dの内周長より短い長さを有する、対向する二つの長辺11aと、この筒体1の一端から他端に至る長さと略同じ長さを有する対向する二つの短辺11bから成る長方形の型紙11を横長にして設ける。
この型紙11の一方の短辺11bに接して上下方向に等間隔に2本の折り込み線11dを設け、この型紙11の他方の短辺11bに折り目を介して一定幅の糊代11cを設け、プレスによりこの型紙11の表面の長手方向に略直線状に不連続で突条11eを4列設ける。また、上記糊代11cに接着剤を塗り、その上から剥離紙をつけておく(図示省略)。また、上記型紙11の裏面の長辺11aに沿って一定幅、接着剤を塗り糊代11fを設け、その上から剥離紙をつけておく(図示省略)。
さらに、図8に示すように、上記鍔部2と外周が略同大の環状の鍔部型紙12を別途設ける。この鍔部型紙12の中心から上記鍔部2と同形状の環状縁部12aの内周縁に至る放射状の切り込み12bを等間隔で多数設け、この鍔部型紙12の環状縁部12aの内周縁に沿って折り目12cを設け、この環状縁部12aに扇型の切り欠き部12dを設ける。
上記型紙11の2本の各折り込み線11dを折り込んで上記伸縮部3を形成し、この型紙11を略筒状に丸めて一方の短辺11bの糊代11cを折り目により織り込み、剥離紙をはがし、これを他方の短辺11bである伸縮部3の一片に重ね、これらを接着して一側にV字型の伸縮部2を有する上記筒体1を形成する。また、当該型紙11の長辺11aの接着剤の上の剥離紙を剥がし、上記伸縮部3と上記鍔部型紙12の扇型の切り欠き部12dの位置を合わせて上記筒体1の開口した一端面を塞ぐように上記鍔部型紙12を当て、さらに、この鍔部型紙12の放射状の切り込み12bにより形成された多数の折り込み片12eをこの筒体1の内周面側に折り込んでこの筒体1の内周面に当接させて上記剥離紙を剥がした接着部にこれらの各折り込み片12eの裏面を接合させる。この様にして、図9に示すようにフィルムホルダーA´を形成することが出来る。
なお、上記実施例1又は3において、フィルムホルダーAを樹脂製とし、又は、フィルムホルダーA´を型紙から形成したが、フィルムホルダーA、A´の材質としては、樹脂や紙に限るものではない。また、鍔部2に、伸縮部3と同じ幅の切り欠き部2aを設けたが、この切り欠き部2aの幅は適宜幅でよい。この場合、フィルムホルダーAをロール状フィルムCの紙管Dの両端内に嵌め入れる際、伸縮部3を筒体1の内側に折り込み、鍔部2の切り込みの両端縁2b、2bを略当接させて筒体1全体の径を小さくして行う。
また、上記実施例1において、筒体1上であって、伸縮部3を設けた位置と略対向する位置に切断部5を設けているが、筒体1上で切断部5を設ける位置は、伸縮部3の位置と略対向する位置に限定するものではなく、伸縮部3以外の筒体1上ならどこでもよい。また、この切断部5は直線状にすると、当該フィルムホルダーAをロール状フィルムCの紙管Dの両端内に嵌め入れて使用する際、当該切断部5の両端縁5a、5aを突き合わせても、作業者が当該フィルムホルダーAを持ち、ロール状フィルムCを回転させると当該両端縁5a、5aの突き合せがずれてしまうおそれがある。そこで、例えば、図10に示すように、切断部5の両端縁5a、5aに凹凸を設け、これらの相対向する凹凸を嵌め合わせて接合する構成にすれば、作業者がこのフィルムホルダーAを持ち、ロール状フィルムCを回転させても切断部5の接合が外れるおそれがなく、使用しやすい。さらに、この切断部5を筒体1上に設けない場合もある。
さらに、伸縮部3によるフィルムホルダーAを外側に押圧する力を長期間持続させるために筒体1に切断部5を設けているが、この切断部5に代えて、図11に示すように、上記筒体1の伸縮部3を挟む円周方向の両端部の肉厚を厚くし(肉厚部3a)、肉厚を厚くした両端部3付近のフィルムホルダーAが拡径する力を強くし、この伸縮部3から離れるほど肉厚を薄くし、最も肉厚を薄くなった、上記伸縮部3付近と略対向する個所(肉厚薄部3b)のフィルムホルダーAが拡径する力を弱くし、フィルムホルダーAが拡径する力に差を設けて、当該拡径する強い力の一部を肉厚の薄い個所方向へ逃がし、常時、フィルムホルダーAの拡径する力の全てが紙管Dの内周面へかからないようにすることも出来る。
また、上記実施例2において、伸縮部6として蛇腹状のものを使用しているが、図12に示すように、この蛇腹状の伸縮部6を筒体7の、鍔部8を有しない端縁に至るほど幅を大きくした伸縮部10とすることも出来る。この場合、上記実施例2のものと比べ、筒体7の鍔部8を有しない他端側をより小径にすることが出来るので紙管内に容易に嵌め入れることが出来る。さらに、上記実施例3において、プレスによりこの型紙11の表面の長手方向に略直線状に不連続で突条11eを4列設けているが、この突条11eを設けない場合もある。この型紙から当該フィルムホルダーを組み立てるものは、素材が紙であるので、筒状に丸めても、筒体断面が完全な円にならず、ややいびつに形成され、且つ弾力性があるため、これをロール状フィルムの紙管内に入れた場合、紙管の内周に筒体の外面全周が密着せず、突条11eを設けない場合であっても容易に回転できる。また、上記実施例3では、長方形の型紙11の一方の短辺11bの端部に伸縮部3を設けたため、当該箇所に2本の折り込み線11dを設け、他方の短辺11bの端部に折り目を介して糊代11cを設け、これらの両端部を接合して、伸縮部3としたが、この伸縮部3を型紙11の中央に設ける場合は、上記折り込み線11dを3本設けなければならない。
A フィルムホルダー A´ フィルムホルダー
B フィルムホルダー
1 筒体 2 鍔部
3 伸縮部 4 突条
5 切断部 6 伸縮部
7 筒体 8 鍔部
9 突条 11 型紙
11a 長辺 11b 短辺
11c 糊代 12 鍔部型紙
12a 環状縁部 12b 切り込み
12c 折り目 12d 扇状の切り欠き部
12e 折り込み片
B フィルムホルダー
1 筒体 2 鍔部
3 伸縮部 4 突条
5 切断部 6 伸縮部
7 筒体 8 鍔部
9 突条 11 型紙
11a 長辺 11b 短辺
11c 糊代 12 鍔部型紙
12a 環状縁部 12b 切り込み
12c 折り目 12d 扇状の切り欠き部
12e 折り込み片
Claims (7)
- ロール状フィルムの紙管の両端に嵌め入れて作業者がこれを把持してロール状フィルムを引き出すフィルムホルダーにおいて、
一端に鍔部を設けた筒体上の一側に、当該筒体の少なくとも一端部付近から他端に至る、当該筒体の内側に凹み自在で通常は当該筒体が拡径するように付勢された一定幅の伸縮部を設け、当該筒体の外面上の円周方向に連続又は不連続で突条を複数列設け、当該筒体の上記伸縮部を収縮させて当該筒体の他端部側の径を小さくしてロール状フィルムの紙管の一端内に嵌め入れ、当該筒体の伸縮部の拡径する力によってロール状フィルムの紙管を内側から押圧させることを特徴とする、フィルムホルダー。 - 上記筒体の伸縮部は、当該筒体の一端から他端に至り、当該伸縮部に続く鍔部に当該鍔部の外周縁から内周縁に至る切り欠き部を設けたことを特徴とする、上記請求項1に記載のフィルムホルダー。
- 上記筒体上であって、上記伸縮部とは別の箇所の一側の一端から他端、さらに鍔部に至る切断部を設けたことを特徴とする、上記請求項1又は2の何れかに記載のフィルムホルダー。
- 上記筒体の伸縮部は、蛇腹状であることを特徴とする、上記請求項1乃至3の何れかに記載のフィルムホルダー。
- 上記筒体の伸縮部は、当該筒体上の側面に複数並設したことを特徴とする、上記請求項1乃至4の何れかに記載のフィルムホルダー。
- ロール状フィルムの紙管の両端に嵌め入れて作業者がこれを把持してロール状フィルムを引き出すフィルムホルダーにおいて、
上記紙管の内周長より長い長さであって、筒状に形成して伸縮部を収縮させた際、嵌め入れる紙管の内周長より短い長さとなる、対向する二つの長辺と、対向する二つの短辺から成る長方形の型紙を横長にして設け、当該型紙の上下方向に等間隔に3本の折り込み線を設け、当該型紙の一方の短辺の端縁に糊代を設け、
当該型紙を筒状にした際の一端に取り付ける鍔部を形成する略円形状の鍔部型紙を設け、当該鍔部型紙の中心から上記鍔部と略同形状の環状縁部の内周縁に至る放射状の切り込みを多数設け、当該鍔部型紙の環状縁部の内周縁に沿って折り目を設け、当該環状縁部に一定幅の切り欠き部を設け、
上記長方形の型紙の各折り込み線を折り込んで凹形状の上記伸縮部を形成し、当該型紙を略筒状に丸めて糊代に接着剤を塗布して両端部を接合して筒体を形成し、当該伸縮部と上記鍔部型紙の切り欠き部の位置を合わせて上記筒体の開口した一端面を塞ぐように上記鍔部型紙を当接し、当該鍔部型紙の放射状の切り込みにより形成された複数の各折り込み片を当該筒体の内周面側に折り込んで当該筒体の内周面に当接させて接着して形成したことを特徴とする、フィルムホルダー。 - 上記長方形の型紙の一面の長手方向に、略直線状に連続又は不連続で突条を複数列設けたことを特徴とする、請求項6に記載のフィルムホルダー。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2005006184U JP3115366U (ja) | 2005-08-02 | 2005-08-02 | フィルムホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005006184U JP3115366U (ja) | 2005-08-02 | 2005-08-02 | フィルムホルダー |
Publications (1)
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|---|---|
| JP3115366U true JP3115366U (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=43277628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005006184U Expired - Fee Related JP3115366U (ja) | 2005-08-02 | 2005-08-02 | フィルムホルダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3115366U (ja) |
-
2005
- 2005-08-02 JP JP2005006184U patent/JP3115366U/ja not_active Expired - Fee Related
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