JP3122861B2 - 加熱定着用現像剤及び加熱定着方法 - Google Patents
加熱定着用現像剤及び加熱定着方法Info
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Description
磁気記録等において、現像剤で形成された顕画像を記録
材に定着させる定着方法に用いる現像剤及び定着方法に
関する。
材に定着する方法としては、所定の温度に維持された加
熱ローラーと弾性層を有して該加熱ローラーに圧接する
加圧ローラーとによって、未定着のトナー顕画像を保持
した記録材を挟持搬送しつつ加熱する熱ロール定着方式
が多用されている。
ベルト定着方式が知られている。
熱ローラー定着では、 (1)熱ローラーが所定温度に達するまでの画像形成作
動禁止の時間、所謂ウエイト時間がある。
で加熱ローラーの温度が変動することによる定着不良お
よび加熱ローラーへのトナーの転移所謂オフセット現象
を防止するために加熱ローラーを最適な温度に維持する
必要があり、このためには加熱ローラーあるいは加熱体
の熱容量を大きくしなければならず、これには大きな電
力を要すると共に、画像形成装置内の機内昇温の原因と
もなる。
材が加熱ローラーを通過排出される際は、記録材および
記録材上のトナーが緩慢に冷却されるため、トナーの粘
着性が高い状態となり、ローラーの曲率とも相まってオ
フセットあるいは記録材を巻き込むことによる紙づまり
を生ずることがある。
る構成となり安全性に問題があったり、保護部材が必要
であったりする。
ベルト定着方式においても前述の熱ロール定着の問題
(1),(2)は根本的に解決されていない。
2号公報においては、パルス状に通電発熱させた低熱容
量の発熱体によって移動する耐熱性シートを介してトナ
ー顕画像を加熱し、記録材へ定着させる定着装置によっ
てウエイト時間が短く低消費電力の画像形成装置が提案
されている。また、同様に本出願人による特開平1−1
87582号公報においては、トナーの顕画像を耐熱性
シートを介して記録材へ加熱定着する定着装置におい
て、該耐熱性シートが耐熱層と離型層あるいは低抵抗層
を有することで、オフセット現象を有効に防止する定着
装置が提案されている。
材への定着性、オフセットの防止等を達成しつつ、ウエ
イト時間が短く低消費電力である定着方法を実現するた
めには、上述の如き定着装置に加えて、トナーの特性に
負うところが大きい。
せない目的で、トナーとして離型性を増すために加熱時
に充分溶融するような低分子量ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のワックスを添加する方法も行われているが、
オフセット防止には有効である反面、トナーの凝集性が
増し、帯電特性が不安定となり、耐久性の低下を招き易
い。そこで他の方法としてバインダー樹脂に改良を加え
る工夫がいろいろと試みられている。
ス転移温度(Tg)や分子量を高めトナーの溶融粘弾性
を向上させる方法も知られている。しかしながら、この
ような方法は、オフセット現象を改善した場合、定着性
が不十分となり、高速現像化や省エネルギー化において
要求される低温度下での定着性、即ち低温定着性が劣る
という問題が生じる。
は、溶融時におけるトナーの粘度を低下させ定着基材と
の接着面積を大きくする必要があり、このために使用す
るバインダー樹脂のTgや分子量を低くすることが要求
される。
相反する一面を有することから、これらの機能を同時に
満足するトナーの開発は非常に困難なことである。
昭51−23354号公報には、架橋剤と分子量調整剤
を加え、適度に架橋されたビニル系重合体からなるトナ
ーが、特公昭55−6805号公報には、α,β不飽和
エチレン系単量体を構成単位とした重量平均分子量と数
平均分子量との比が3.5〜4.0となるように分子量
分布を広くしたトナーが、さらにはビニル系重合体にお
いて、Tg、分子量、ゲルコンテントなどを組み合わせ
たブレンド系のトナー等が提案されている。
子量分布の狭い単一の樹脂からなるトナーに比べて、定
着下限温度(定着可能な最も低い温度)とオフセット温
度(オフセットが発生しはじめる温度)の間の定着可能
温度範囲は広がるものの、十分なオフセット防止性能を
付与した場合には、その定着温度を十分低くすることが
できず、反対に低温定着性を重視するとオフセット防止
性能が不十分となるという問題が存在した。
着性という点で本質的にビニル系樹脂よりも優れている
とされているポリエステル樹脂に架橋を施し、更にオフ
セット防止剤を加えたトナーも特開昭57−20855
9号公報で提案されている。このものは低温定着性及び
オフセット防止性ともに優れたものであるがトナーとし
ての生産性(粉砕性)という点で問題がある。
反応性ポリエステル樹脂の存在下でビニル系単量体を重
合し、重合の過程で架橋反応、付加反応、グラフト化反
応を介して高分子化させた樹脂を用いたトナーが提案さ
れており、粉砕性の点では改善されているが、低温定着
性、オフセット防止性の点で互いの樹脂の機能を充分に
生かすことができない。
ントが異なる2種類(ゲル化度80%以上とゲル化度1
0%未満)のビニル系樹脂をブレンドした樹脂を用いた
トナーが特公平1−15063号公報で提案されてお
り、このものは低温定着性については良いが、オフセッ
ト防止性、粉砕性の点でまだ充分ではない。耐オフセッ
ト性を改善する目的でゲル化度80%以上のビニル系樹
脂の割合を多くしても、オフセット防止性は良くなる
が、逆に低温定着性が著しく低下する。またゲル化度1
0%未満のビニル系樹脂を含有させただけでは充分な粉
砕性は満足できない。
れる物性的な特性に対して、バインダー樹脂においてカ
ルボン酸を有する重合体と金属化合物とを反応させて架
橋を施す(特開昭57−178249号、同57−17
8250号各公報)、或いはビニル系樹脂単量体と更に
特異なモノエステル化合物とを必須構成単位とするバイ
ンダーと多価金属化合物とを反応させ、金属を介して架
橋する(特開昭61−110155号、同61−110
156号公報)ということが紹介されている。
63−217362号、同63−217363号、同6
3−217364号公報では、低分子量と高分子量の2
群に分かれる分子量分布を有し、低分子量側に含有せし
められたカルボン酸基と多価金属イオンを反応させ架橋
せしめる(溶液重合して得られた溶液に金属化合物の分
散液を加え、加温して反応せしめる)ということが開示
されているが、いずれの方法でもバインダーと金属化合
物との反応或いはバインダー中への該金属化合物の分散
が十分ではなく、トナーに要求されている物性、特に定
着性や耐オフセット性を満足するには至っていない。そ
のうえ、該金属化合物を多量にバインダー樹脂と配合さ
せる必要があるため、配合した金属化合物が条件によっ
てはバインダー樹脂に対して触媒作用を示し、バインダ
ー樹脂がゲル化し易くなり、その結果金属化合物を配合
して所望のトナーを得るための製造条件を決定すること
が困難であり、例え製造条件を決定できたとしても、再
現性が得られ難い等の問題点を有する。
−235069号公報では、結着樹脂中の低分子量成分
と高分子量成分の更なる2極化と、高分子量成分にカル
ボキシル基を含有させることで、耐オフセット性の向上
と、トナー生産時に生じる過粉砕化現象に起因する現像
性の悪化を防止するということが開示されているが、我
々が検討したところ、定着性、耐オフセット性に対して
は、性能は向上するものの、明細書に記載されている程
度の酸量では結着樹脂を含めた現像剤内部の各構成成分
の分散状態が不十分なものとなり、現像剤内部での各成
分の偏在や、現像剤外部への遊離を生じ、安定した現像
性が得がたいものとなる。また、この様な状態の現像剤
を本発明に適用される定着フィルムを有する加熱定着方
法に用いた場合、定着フィルムへの固着や、定着フィル
ムの破損等の問題を生じる。我々が鋭意検討した結果、
この現象は、結着樹脂の2極化の程度を示すと考えられ
る重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が大
きくなる程、顕著となる。特にMw/Mn≧40の時、
定着性や耐オフセット性については、ある程度満足出来
るものの、上述の如き現像性や定着方法とのマッチング
に重大な問題を生じる。
要求される種々の性能は互いに相反的であることが多
く、しかもそれらを共に高性能に満足することが近年ま
すます望まれ、更に現像特性をも包括した総括的対応に
ついての研究が行われてきてはいるが、未だ十分なもの
はない。
は、上述の如き問題点を解決し、ウエイト時間が実質的
にないか或いは極めて短時間であり、且つ低消費電力で
オフセット現象が発生せず、記録材への現像剤画像の定
着も良好である新規な加熱定着方法を提供するものであ
る。
供される加熱定着方法において好ましく用いられる加熱
定着用現像剤を提供するものである。
ラーを使用しないことで、耐熱性特殊軸受けを必要とし
ない加熱定着方法を提供するものである。
を触れることのない定着装置構成を有することで、安全
性に優れた或いは保護部材を必要としない加熱定着方法
を提供するものである。
剤による固着、傷等の影響を受けることなく、良好な画
像を提供することである。
鋭意検討の結果、重合体よりなる結着樹脂の分子量及び
該重合体の有する架橋結合を形成し得る極性基を特定す
ることにより、極めて広い定着可能温度域を有し、且
つ、細線の再現性に優れ、安定した良好な現像画像を形
成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
脂、着色剤及び含金属化合物を有する混合物を熱溶融混
練工程を経て得られる加熱定着用現像剤において、
(a)該結着樹脂は、高分子量重合体と低分子量重合体
との混合物であり、(b)該結着樹脂のGPCにより測
定されるクロマトグラムが、分子量2,000〜30,
000及び80万〜300万のそれぞれの領域に少なく
とも1つの極大値を有し、(c)該高分子量重合体のみ
が、含金属化合物との反応により架橋結合を形成し得る
極性基を有しており、(d)分子量80万〜300万の
領域に存在する極大値を構成する高分子側成分の酸価
が、1.0mgKOH/gよりも大きく、(e)該結着
樹脂は、アルカリ処理されていることを特徴とする加熱
定着用現像剤に関する。
該加熱体に対向圧接し、且つ、フィルムを介して該加熱
体に密着させる加圧部材とにより、現像剤の顕画像を記
録材に加熱定着する定着方法において使用される現像剤
であって、少なくとも結着樹脂、着色剤及び含金属化合
物を含有するものであり、(a)該結着樹脂は、高分子
量重合体と低分子量重合体との混合物であり、(b)該
結着樹脂のGPCにより測定されるクロマトグラムが、
分子量2,000〜30,000及び80万〜300万
のそれぞれの領域に少なくとも1つの極大値を有し、
(c)該高分子量重合体のみが、含金属化合物との反応
により架橋結合を形成し得る極性基を有しており、
(d)分子量80万〜300万の領域に存在する極大値
を構成する高分子側成分の酸価が、1.0mgKOH/
gよりも大きく、(e)該結着樹脂は、アルカリ処理さ
れていることを特徴とする加熱定着用現像剤に関する。
と該加熱体に対向圧接し、且つ、フィルムを介して該加
熱体に密着させる加圧部材とにより、現像剤の顕画像を
記録材に加熱定着する定着方法において、該現像剤が少
なくとも結着樹脂、着色剤及び含金属化合物を含有する
ものであり、(a)該結着樹脂は、高分子量重合体と低
分子量重合体との混合物であり、(b)該結着樹脂のG
PCにより測定されるクロマトグラムが、分子量2,0
00〜30,000及び80万〜300万のそれぞれの
領域に少なくとも1つの極大値を有し、(c)該高分子
量重合体のみが、含金属化合物との反応により架橋結合
を形成し得る極性基を有しており、(d)分子量80万
〜300万の領域に存在する極大値を構成する高分子側
成分の酸価が、1.0mgKOH/gよりも大きく、
(e)該結着樹脂は、アルカリ処理されていることを特
徴とする加熱定着方法に関する。
明の効果を発揮する理由として以下の様に考えている。
は、高分子量重合体と低分子量重合体との混合物であ
り、この高分子量重合体のみが反応性極性基を添加する
ことにより、現像剤製造時の熱溶融混練工程を経ること
により、含金属化合物との十分な架橋反応が行われる。
特に低溶融粘度の結着樹脂を用いた場合には、架橋反応
による増粘効果により、現像剤を構成する各成分がこれ
まで以上に強く均一に剪断力を享受することができるの
で、相乗的に分散性が良化され、これまで以上の耐オフ
セット性と現像性の安定化が実現されることはもちろ
ん、本発明に用いられる定着フィルムを有する加熱定着
方法においても、良好なマッチングを示すのだと考えて
いる。
有させないことにより、架橋反応での低分子量重合体の
競争性を抑制し、高分子量重合体のみを効率良く架橋さ
せることが出来るので、架橋による定着性の悪化と不用
意な含金属化合物の添加が未然に防止され、より一層の
低温定着化と現像性の安定化が可能となり、本発明の現
像剤を得るに至ったと考えている。
布が高分子側成分と低分子側成分とに2極化する程顕著
となる。特に高分子側成分の分子量の極大値が80万を
超える場合、結着樹脂中のモビリティーが著しく低下す
る為、架橋反応により所定の効果を発現させる為には、
一定量以上の架橋結合を形成し得る極性基を含有させる
と共に、低分子量重合体中に該極性基を含有させないこ
とが好ましい。
目的を達成する為に以下に例示する様に、GPCのクロ
マトグラムにおいて、2つのピークを有し、該両ピーク
の間の極小値を基点として、高分子量側ピーク部分と低
分子量側ピーク部分に分けられる。
グラムにおける2つのピークとは、GPCクロマトグラ
ムで大きいピークを言い、また、該両ピークの間の極小
値を基点とした低分子量側ピーク部分とは、係る極小値
の箇所からより低分子量の範囲を言い、更に該両ピーク
の間の極小値を基点とした高分子側ピーク部分とは、係
る極小値の箇所からより高分子量の範囲を言う。
のGPCのクロマトグラムにおける低分子側のピークを
構成する重合体成分は、2,000〜30,000の領
域に極大値を有するもので、その重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)の比が3以下であり、ま
た、高分子側のピークを構成する重合体成分は、80万
〜300万の領域に極大値を有し、Mw/Mnが4以下
であることが好ましい。
nは40以上であることが好ましい。Mw/Mn<40
では、十分な定着性と耐オフセット性を得ることが出来
ない。
は、酸価(mgKOH/g)が1.0より大きい範囲で
反応性極性基を含有する。より好ましくは、5.0以
上、更に好ましくは、10.0以上である。酸価≦1.
0の場合は、充分な架橋構造を構築することが出来ず、
耐オフセット性の悪化と、現像剤内部の各成分の分散性
の低下による諸問題を起こす。
剤の保存性の観点から、55〜70℃、好ましくは60
〜65℃であり、ガラス転移温度が55℃より低いと、
高温雰囲気下での現像剤のブロッキングによる劣化、高
温域でのホットオフセットが発生する。また、70℃を
超えると、定着性全般に悪影響を及ぼす。
現像剤の定着特性に大きく影響し、高分子量分の結着樹
脂全体に占める割合が15%よりも低い場合には、高温
域でホットオフセットが発生し、45%を超える場合に
は、低温域での定着性が悪化する。したがって、本発明
においては、高分子量分の結着樹脂全体に占める割合
は、15〜45%であることが必要であり、好ましく
は、20〜40%の範囲に規制する必要がある。
ションクロマトグラフィ)によるクロマトグラムのピー
クの分子量は次の条件で測定される。
カラムを安定化させ、この温度におけるカラムに溶媒と
してTHF(テトラヒドロフラン)を毎分1mlの流速
で流し、試料濃度として0.05〜0.6重量%に調整
した樹脂のTHF試料溶液を50〜200μl注入して
測定する。試料の分子量測定にあたっては、試料の有す
る分子量分布を数種の単分散ポリスチレン標準試料によ
り作製された検量線の対数値とカウント数との関係から
算出した。検量線作成用の標準ポリスチレン試料として
は、例えばPressure Chemical C
o.製或いは東洋ソーダ工業社製の分子量が6×1
02 ,2.1×103 ,4×103 ,1.75×1
04 ,5.1×104 ,1.1×105 ,3.9×10
5 ,8.6×105,2×106 ,4.48×106 の
ものを用い、少なくとも10点程度の標準ポリスチレン
試料を用いるのが適当である。また検出器にはRI(屈
折率)検出器を用いる。
6 の分子量領域を適確に測定するために、市販のポリス
チレンゲルカラムを複数組み合わせるのが良く、例えば
Waters社製のμ−styragel 500,1
03 ,104 ,105 の組み合わせや、昭和電工社製の
shodex KF−80MやKF−802,803,
804,805の組み合わせ、あるいは東洋曹達製のT
SKgel G1000H,G2000H,G2500
H,G3000H,G4000H,G5000H,G6
000H,G7000H,GMHの組み合わせが好まし
い。
子量分の重量比は、GPCのクロマトグラムのピーク間
の極小値を基点とした低分子量側ピーク部分と高分子量
側ピーク部分の面積比から算出する。
する重合体成分としては、一般にカルボキシル基、カル
ボニル基、エーテル基、チオエーテル基、アミノ基、ア
ミド基、水酸基などを有するものであり、これらのうち
でもカルボキシル基を含有する重合体が最も良好な反応
性を示す。ビニル系重合体合成用のカルボキシル基含有
モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル
酸、α−エチルアクリル酸、クロトン酸などのアクリル
酸及びそのα−或いはβ−アルキル誘導体、フマル酸、
マレイン酸、シトラコン酸などの不飽和ジカルボン酸及
びそのモノエステル誘導体などがあり、このようなモノ
マーを単独、或いは混合して、他のモノマーと共重合さ
せることにより所望の重合体を作ることができる。この
中でも、特に不飽和ジカルボン酸のモノエステル誘導体
を用いることが好ましい。
基を含有するモノマーとしては、例えば、マレイン酸モ
ノメチル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノブチ
ル、マレイン酸モノオクチル、マレイン酸モノアリル、
マレイン酸モノフェニル、フマル酸モノメチル、フマル
酸モノエチル、フマル酸モノブチル、フマル酸モノフェ
ニルなどのようなα,β−不飽和ジカルボン酸のモノエ
ステル類;n−ブテニルコハク酸モノブチル、n−オク
テニルコハク酸モノメチル、n−ブテニルマロン酸モノ
エチル、n−ドデセニルグルタル酸モノメチル、n−ブ
テニルアジピン酸モノブチルなどのようなアルケニルジ
カルボン酸のモノエステル類;フタル酸モノメチルエス
テル、フタル酸モノエチルエステル、フタル酸モノブチ
ルエステルなどのような芳香族ジカルボン酸のモノエス
テル類;などが挙げられる。
は、結着樹脂の高分子側を構成している全モノマーに対
し1〜30重量%、好ましくは3〜20重量%添加すれ
ばよい。
モノマーが選択される理由としては、後で詳しく述べる
が、樹脂の製造方法として懸濁重合法が好ましいからで
ある。該懸濁重合では水系の懸濁液に対して、溶解度の
高い酸モノマーの形で使用するのは適切でなく、溶解度
の低いエステルの形で用いるのが好ましいからである。
分子側成分を得る為のコモノマー及び、該低分子側成分
を得る為のモノマーとしては、次のようなものが挙げら
れる。
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシ
スチレン、p−フェニルスチレン、p−クロルスチレ
ン、3,4−ジクロルスチレン、p−エチルスチレン、
2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、
p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチ
レン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチ
レン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチ
レン、等のスチレン及びその誘導体;エチレン、プロピ
レン、ブチレン、イソブチレンなどのエチレン不飽和モ
ノオレフィン類;ブタジエン等の不飽和ポリエン類;塩
化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、沸化ビニルな
どのハロゲン化ビニル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、ベンゾエ酸ビニルなどのビニルエステル類;メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブ
チル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシ
ル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸
ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメ
チルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル
などのα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピル、
アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アク
リル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニルなどのア
クリル酸エステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエ
チルエーテル、ビニルイソブチルエーテルなどのビニル
エーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケト
ン、メチルイソプロペニルケトンなどのビニルケトン
類;N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N
−ビニルインドール、N−ビニルピロリドンなどのN−
ビニル化合物;ビニルナフタリン類;アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどのアクリ
ル酸もしくはメタクリル酸誘導体;のビニル系モノマー
が単独もしくは2つ以上で用いられる。
レンアクリル系共重合体となるようなモノマーの組み合
わせが好ましい。
に架橋性モノマーを添加しても良い。
の重合可能な二重結合を有するモノマーが用いられる。
目的を達成する為に以下に例示する様な架橋性モノマー
で架橋された重合体であることが必要である。
ベンゼン、ジビニルナフタレン等;アルキル鎖で結ばれ
たジアクリレート化合物類;例えば、エチレングリコー
ルジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアク
リレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、
1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジアクリレート、及び以上の化合物のアクリレートを
メタクリレートに代えたもの;エーテル結合を含むアル
キル鎖で結ばれたジアクリレート化合物類、例えば、ジ
エチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリ
コールジアクリレート、テトラエチレングリコールジア
クリレート、ポリエチレングリコール#400ジアクリ
レート、ポリエチレングリコール#600ジアクリレー
ト、ジプロピレングリコールジアクリレート、及び以上
の化合物のアクリレートをメタクリレートに代えたも
の;芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジア
クリレート化合物類、例えば、ポリオキシエチレン
(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンジアクリレート、ポリオキシエチレン(4)−2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジアクリ
レート、及び、以上の化合物のアクリレートをメタクリ
レートに代えたもの;更には、ポリエステル型ジアクリ
レート化合物類、例えば、商品名MANDA(日本化
薬)が掲げられる。多官能の架橋剤としては、ペンタエ
リスリトールアクリレート、トリメチロールエタントリ
アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールプロパントリアクリレート、テト
ラメチロールメタンテトラアクリレート、オリゴエステ
ルアクリレート、及び以上の化合物のアクリレートをメ
タアクリレートに代えたもの;トリアリルシアヌレー
ト、トリアリルトリメリテート;等が挙げられる。
0重量%に対して、0.001〜1重量%、好ましく
は、0.03〜0.01重量%の範囲で用いることが好
ましい。
樹脂に、定着性、耐オフセット性の点から好適に用いら
れるものとして、芳香族ジビニル化合物(特にジビニル
ベンゼン)、芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ば
れたジアクリレート化合物類が挙げられる。
て、溶液重合法により高分子量重合体と低分子量重合体
を別々に合成した後にこれらを溶液状態で混合し、次い
で脱溶剤する溶液ブレンド法、また、押出機等により溶
融混練するドライブレンド法、さらに溶液重合法等によ
り得られた低分子量重合体を溶解した高分子量重合体を
構成するモノマーに溶解し、懸濁重合を行い、水洗・乾
燥し、結着樹脂を得る2段階重合法等が挙げられる。し
かし、ドライブレンド法では、均一な分散、相溶の点で
問題があり、また、2段階重合法だと均一な分散性等に
利点が多いものの、低分子量分を高分子量分以上に増量
することが出来ない、低分子量分の存在下では、本発明
に所望の十分な高分子量分の合成が非常に困難であるだ
けでなく、不必要な低分子量分が副生成する等の欠点が
有り、本発明に適用するには、該溶液ブレンド法が最も
好適である。
成方法としては、公知の方法を用いることが出来る。し
かし、塊状重合法では、高温で重合させて停止反応速度
を速めることで、低分子量の重合体を得ることが出来る
が、反応をコントロールしにくい問題点がある。その
点、溶液重合法では、溶媒によるラジカルの連鎖移動の
差を利用して、また、開始剤量や反応温度を調整するこ
とで低分子量重合体を温和な条件で容易に得ることが出
来、本発明で用いる樹脂組成物中の低分子量体を得るに
は好ましい。特に、開始剤使用量を最小限に抑え、開始
剤残渣の影響を極力抑えるという意味で、加圧条件下で
の溶液重合法が有効である。
分の合成方法として本発明に用いることの出来る重合法
として、乳化重合法や懸濁重合法が挙げられる。
溶の単量体(モノマー)を乳化剤で小さい粒子として水
相中に分散させ、水溶性の重合開始剤を用いて重合を行
う方法である。この方法では反応熱の調節が容易であ
り、重合の行われる相(重合体と単量体からなる油相)
と水相とが別であるから停止反応速度が小さく、その結
果重合速度が大きく、高重合度のものが得られる。更
に、重合プロセスが比較的簡単であること、及び重合生
成物が微細粒子であるために、トナーの製造において、
着色剤及び荷電制御剤その他の添加物との混合が容易で
あること等の理由から、トナー用バインダー樹脂の製造
方法として有利な点がある。
が不純になり易く、重合体を取り出すには塩析などの操
作が必要で、この不便を避けるためには懸濁重合が好都
合である。
部に対して、モノマー100重量部以下(好ましくは1
0〜90重量部)で行うのが良い。使用可能な分散剤と
しては、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール
部分ケン化物、リン酸カルシウム等が用いられ、水系溶
媒に対するモノマー量等で適当量があるが、一般に水系
溶媒100重量部に対して0.05〜1重量部で用いら
れる。重合温度は50〜95℃が適当であるが、使用す
る開始剤、目的とするポリマーによって適宜選択すべき
である。
に用いられる開始剤としては、水に不溶、或いは難溶の
ものであれば用いることが可能であるが、例えばベンゾ
イルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシヘキ
サノエート等を、単独、もしくは、併用によりモノマー
100重量部に対し0.05〜0.5重量部で用いられ
る。
れた共重合体中のカルボン酸基及びカルボン酸エステル
部位はアルカリ処理を行い、ケン化させる。即ち、アル
カリのカチオン成分と反応させて、カルボン酸基或いは
カルボン酸エステル部位を極性官能基に変化させること
が好ましい。結着樹脂の高分子側成分に含金属化合物と
反応するカルボキシル基が含有されていても、カルボキ
シル基が無水化、すなわち閉環された状態にあると、含
金属化合物との架橋反応の効率が低下するからである。
後、重合時に使用した溶媒中に水溶液として投入し、撹
拌しながら行なえばよい。本発明に用いることのできる
アルカリとしては、Na,K,Ca,Li,Mg,Ba
などのアルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物;
Zn,Ag,Pb,Niなどの遷移金属の水酸化物;ア
ンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、ピリジウム塩
などの4級アンモニウム塩の水酸化物などがあり、特に
好ましい例として、NaOHやKOHが挙げられる。
体中のカルボン酸基及びカルボン酸エステル部位の全て
に渡って行なわれる必要はなく、部分的にケン化反応が
進行し、極性官能基に変わっていればよい。
は、バインダー樹脂中の極性基の種類、分散方法、構成
モノマーの種類などにより一概に決定し難いのである
が、バインダー樹脂の酸価の0.02〜5倍当量であれ
ばよい。0.02倍当量より少ない場合はケン化反応が
十分でなく、反応によって生じる極性官能基の数が少な
くなり、結果として後の金属架橋反応が不十分となる。
逆に5倍当量を超える場合は、カルボン酸エステル部位
などの官能基に対し、エステルの加水分解、ケン化反応
による塩の生成などによって官能基に悪影響を及ぼす。
処理を施した時は、処理後の残存カチオンイオン濃度が
5〜1000ppmの間に含まれ、アルカリの量を規定
するのに好ましく用いることができる。
ては、次の金属イオンを含むものが使用できる。適当な
1価金属イオンには、Na+ ,Li+ ,Cs+ ,A
g+ ,Hg+ ,Cu+ などがあり、2価の金属イオンに
は、Be2+,Mg2+,Ca2+,Hg2+,Sn2+,P
b2+,Fe2+,Co2+,Ni2+,Zn2+などである。ま
た、3価のイオンとしては、Al3+,Sc3+,Fe3+,
Co3+,Ni3+,Cr3+,r3+などがある。上記のよう
な金属イオンを含む化合物のうちでも分解性のものほ
ど、良好な結果を与える。これは分解性のものの方が熱
分解によって化合物中の金属イオンがより容易に重合体
中のカルボキシル基と結合しやすいためと推察される。
物が重合体との相溶性や分散性に優れ、金属化合物との
反応による架橋が重合体中でより均一に進むので、より
優れた結果を与える。
ちでも、特に気化性や昇華性に富む有機化合物を配位子
や対イオンとして含有するものが有用である。金属イオ
ンと配位子や対イオンを形成する有機化合物のうちで上
記のような性質を有するものとしては、例えば、サリチ
ル酸、サリチルアミド、サリチルアミン、サリチルアル
デヒド、サリチロサリチル酸、ジtert−ブチルサリ
チル酸、などのサリチル酸及びその誘導体、例えば、ア
セチルアセトン、プロピオンアセトン、などのβ−ジケ
トン類、例えば、酢酸塩やプロピオン酸などの低分子カ
ルボン酸塩などがある。
性をもたすことも可能である。このような金属錯体とし
ては次に示した一般式[I]で表わされるアゾ系金属錯
体がある。
性有機酸金属錯体も負帯電性を与えるものであり、本発
明に使用できる。
以上組み合わせて用いることが可能である。
は、トナーバインダーの種類、キャリア併用か否か、或
いはトナーを着色する顔料、更には該金属錯体のバイン
ダーに対する反応性によっても異なるが、未反応のもの
も含めて、バインダー100重量%に対し、0.01〜
20重量%、好ましくは0.1〜10重量%である。
混練時に反応させることにより、バインダー合成時に添
加する場合と比べて、分解・反応性に富み、かつバイン
ダーとの相溶性或いはバインダーへの分散性に優れ、ト
ナーとして安定な帯電性が得られるといった利点があ
る。
合物にトナーとしての荷電制御性を持たせることは可能
であるが、必要に応じてこれとは別途に荷電制御剤を使
用することもでき、従来公知の負或いは正の荷電制御剤
が用いられる。
御剤としては、以下のものが挙げられる。
記物質がある。
効で前述した様なモノアゾ金属錯体、アセチルアセトン
金属錯体、芳香族ヒドロキシカルボン酸、芳香族ジカル
ボン酸系の金属錯体がある。他には、芳香族ハイドロキ
シカルボン酸、芳香族モノ及びポリカルボン酸及びその
金属塩、無水物、エステル類、ビスフェノール等のフェ
ノール誘導体類である。
記物質がある。
る変成物;トリブチルベンジルアンモニウム−1−ヒド
ロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチルアン
モニウムテトラフルオロボレートなどの四級アンモニウ
ム塩、及びこれらの類似体であるホスホニウム塩等のオ
ニウム塩及びこれらのレーキ顔料。トリフェニルメタン
染料及びこれらのレーキ顔料。(レーキ化剤としては、
りんタングステン酸、りんモリブデン酸、りんタングス
テンモリブデン酸、タンニン酸、ラウリン酸、没食子
酸、フェリシアン化物、フェロシアン化物など)高級脂
肪酸の金属塩、アセチルアセトン金属錯体。ジブチルス
ズオキサイド、ジオクチルスズオキサイド、ジシクロヘ
キシルスズオキサイドなどのジオルガノスズオキサイ
ド;ジブチルスズボレート、ジオクチルスズボレート、
ジシクロヘキシルスズボレートなどのジオルガノスズボ
レート等であり、これらを単独で或いは2種類以上組み
合わせて用いることができる。これらの中でも、ニグロ
シン系、四級アンモニウム塩の如き荷電制御剤が特に好
ましく用いられる。
現像性、流動性、耐久性向上の為、シリカ微粉末を添加
することが好ましい。
T法で測定した窒素吸着による比表面積が30m2 /g
以上(特に50〜400m2 /g)の範囲内のものが良
好な結果を与える。トナー100重量部に対してシリカ
微粉体0.01〜8重量部、好ましくは0.1〜5重量
部使用するのが良い。
は、必要に応じ、疎水化、帯電性コントロール、などの
目的でシリコーンワニス、各種変性シリコーンワニス、
シリコーンオイル、各種変性シリコーンオイル、シラン
カップリング剤、官能基を有するシランカップリング
剤、その他の有機ケイ素化合物等の処理剤で、或いは種
々の処理剤で併用して処理されていることも好ましい。
テアリン酸亜鉛、ポリ弗化ビニリデンの如き滑剤、中で
もポリ弗化ビニリデンが好ましい。或いは酸化セリウ
ム、炭化ケイ素、チタン酸ストロンチウム等の研磨剤、
中でもチタン酸ストロンチウムが好ましい。或いは例え
ば酸化チタン、酸化アルミニウム等の流動性付与剤、中
でも特に疎水性のものが好ましい。ケーキング防止剤、
或いは例えばカーボンブラック、酸化亜鉛、酸化アンチ
モン、酸化スズ等の導電性付与剤、また逆極性の白色微
粒子及び黒色微粒子を現像性向上剤として少量用いるこ
ともできる。
目的で低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレ
ン、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワック
ス、サゾールワックス、パラフィンワックス等のワック
ス状物質をバインダー樹脂100重量%に対し0.5〜
10重量%程度をトナーに加えることも本発明の好まし
い形態の一つである。
して用いる場合にはキャリア粉と混合して用いられる。
この場合には、トナーとキャリア粉との混合比はトナー
濃度として0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜1
0重量%、更に好ましくは3〜5重量%が望ましい。
知のものが全て使用可能であり、例えば鉄粉、フェライ
ト粉、ニッケル粉の如き磁性を有する粉体、ガラスビー
ズ等及びこれらの表面をフッ素系樹脂、ビニル系樹脂或
いはシリコン系樹脂等で処理したものなどが挙げられ
る。
させ磁性トナーとしても使用しうる。この場合、磁性材
料は着色剤の役割をかねている。本発明の磁性トナー中
に含まれる磁性材料としては、マグネタイト、ヘマタイ
ト、フェライト等の酸化鉄;鉄、コバルト、ニッケルの
ような金属或いはこれらの金属のアルミニウム、コバル
ト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、
ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マン
ガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウムのよ
うな金属の合金及びその混合物等が挙げられる。
μm、好ましくは0.1〜0.5μm程度のものが好ま
しく、トナー中に含有させる量としては樹脂成分100
重量部に対し約20〜200重量部、特に好ましくは樹
脂成分100重量部に対し40〜150重量部が良い。
性が抗磁力20〜150エルステッド、飽和磁化50〜
200emu/g、残留磁化2〜20emu/gのもの
が望ましい。
は、任意の適当な顔料又は染料が挙げられる。トナー着
色剤は周知であって、例えば顔料としてカーボンブラッ
ク、アニリンブラック、アセチレンブラック、ナフトー
ルイエロー、ハンザイエロー、ローダミンレーキ、アリ
ザリンレーキ、ベンガラ、フタロシアニンブルー、イン
ダンスレンブルー等がある。これらは定着画像の光学濃
度を維持するのに必要充分な量が用いられ、樹脂100
重量部に対し0.1〜20重量部、好ましくは2〜10
重量部の添加量が良い。また同様の目的で、更に染料が
用いられる。例えばアゾ系染料、アントラキノン系染
料、キサンテン系染料、メチン系染料等があり樹脂10
0重量部に対し、0.1〜20重量部、好ましくは0.
3〜3重量部の添加量が良い。
するにはバインダー樹脂、金属化合物、着色剤としての
顔料、又は染料、磁性体、必要に応じて荷電制御剤、そ
の他の添加剤等を、ヘンシェルミキサー、ボールミル等
の混合機により充分混合してから加熱ロール、ニーダ
ー、エクストルーダーの如き熱混練機を用いて溶融、捏
和及び練肉して樹脂類を互いに相溶せしめた中に金属化
合物、顔料、染料、磁性体を分散又は溶解せしめ、冷却
固化後粉砕及び分級を行って本発明に係るところのトナ
ーを得ることが出来る。
ミキサー等の混合機により充分混合し、本発明に係る静
電荷像現像用トナーを得ることができる。
本発明の加熱定着構成について具体的に説明する。
比べて熱容量が小さく、線状の加熱部を有するもので、
加熱部の最高温度は100〜300℃であることが好ま
しい。
フィルムは、厚さ1〜100μmの耐熱性のシートであ
ることが好ましく、これら耐熱性シートとしては耐熱性
の高い、ポリエステル、PET(ポリエチレンテレフタ
レート)、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE(ポ
リテトラフルオロエチレン)、ポリイミド、ポリアミド
等のポリマーシートの他、アルミニウム等の金属シート
及び金属シートとポリマーシートから構成されたラミネ
ートシートが用いられる。
れら耐熱性シートが離型層及び/又は低抵抗層を有して
いることである。
い実施態様を説明する。
装置の構造図を示す。
加熱体であって、一例として厚み1.0mm、幅10m
m、長手長240mmのアルミナ基板12に抵抗材料1
3を幅1.0mmに塗工したもので、長手方向両端より
通電される。通電はDC100Vの周期20msecの
パルス状波形で検温素子14によりコントロールされた
所望の温度、エネルギー放出量に応じたパルスをそのパ
ルス幅を変化させて与える。略パルス幅は0.5mse
c〜5msecとなる。
体11に当接して、図中矢印方向に定着フィルム15は
移動する。この定着フィルムの一例として厚み20μm
の耐熱フィルム、例えば、ポリイミド、ポリエーテルイ
ミド、PES、PFAに少なくとも画像当接面側にPT
FE、PAF等の弗素樹脂に導電剤を添加した離型層を
10μmコートしたエンドレスフィルムである。一般的
には総厚100μm、より好ましく40μm未満であ
る。フィルム駆動は駆動ローラー16と従動ローラー1
7による駆動とテンションにより矢印方向に皺を生じる
ことなく移動する。
弾性層を有する加圧ローラーで総圧4〜20kgでフィ
ルムを介して加熱体を加圧しフィルムと圧接回転する。
転写材19上の未定着現像剤20は、入口ガイド21に
より定着部に導かれ、上述の加熱により定着像を得るも
のである。
2の如く、シート送り出し軸24及び巻き取り軸27を
使用し、定着フィルムは有端のフィルムであってもよ
い。
ンター、ファクシミリ等の現像剤を用いて画像を形成す
る装置全ての定着装置に適応するものである。
子14で検出された温度がT1 の場合、抵抗材料13に
対向するフィルム15の表面温度T2 はT1 とほぼ等し
い。また、フィルム15が現像剤定着面より剥離する部
分におけるフィルム表面温度T3 は前記温度T1 とT2
とほぼ等しい温度である。
るが、本発明は何らこれらに限定されるものではない。
昇した。これにスチレン100重量部にジ−tert−
ブチルパーオキサイド8重量部を混合し、キシレン還流
下、6時間で溶液重合を完了し、低分子量樹脂溶液を得
た。
チル25重量部、マレイン酸モノブチル5重量部、ジビ
ニルベンゼン0.005重量部、ポリビニルアルコール
0.2重量部、脱気水200重量部、過酸化ベンゾイル
0.1重量部を混合懸濁分散させた。上記懸濁分散溶液
を加熱し、窒素雰囲気下において85℃に24時間保持
し、重合を完了させ、高分子量樹脂を得た。次にこの樹
脂の酸価の2倍当量のNaOH水溶液で2時間洗浄し
た。この高分子量樹脂30重量部を前述の低分子量樹脂
70重量部の溶液重合終了時の溶液中に投入し、溶媒中
に完全に溶解せしめ混合を行い、その後、溶媒を留去し
て、スチレン系共重合体組成物を得た。
それぞれ80重量部、20重量部にした以外は合成例1
と同様にして、スチレン系共重合体組成物を得た。
それぞれ60重量部、40重量部にした以外は合成例1
と同様にして、スチレン系共重合体組成物を得た。
応条件等を変更し、合成例4〜7のスチレン系共重合体
組成物を得た。
脂を合成した。
ーで溶融混練し、冷却した混練物をハンマーミルで粗粉
砕し、さらにジェットミルで微粉砕して得られた微粉物
を風力分級し、重量平均粒径6.7μmの磁性粉含有樹
脂粒子とした。
重量部のシリカ微粉体を混合し磁性現像剤を得た。
る。本実施例中では市販のレーザービームプリンターL
BP−SX(キヤノン製)の定着装置を以下の構成に改
造し、下記の条件で行った。
成し、感光ドラムと現像剤担持体(磁石内包)上の現像
剤層を非接触に間隙(300μm)を設定し、交流バイ
アス(f=1800Hz Vpp=1200V)及び直
流バイアス(VDC=−400V)として現像ドラムに
印加した。
いて、加熱体11の検温素子14の表面温度は150
℃、加熱体11−加圧ローラー18間の総圧は6Kg、
加圧ローラーとフィルムのニップは3mm加圧ローラー
18の回転速度は24mm/sec(LBP−LX相
当)に設定した。
PTFEに導電性物質を分散させた低抵抗の離型層を有
する厚さ50μmのポリイミドフィルムを使用した。
のプリント速度で連続3000枚にわたり反転現像方式
で現像材画像を形成するプリントテストを常温常湿(2
5℃60%RH)で行い、得られた画像を下記の項目に
ついて評価した。また、同時に定着フィルム表面の様子
を観察し、その耐久性を評価した。
例2〜4の樹脂を使用する以外は実施例1と同様にして
現像剤の調製およびプリントテストを行った。
7の樹脂、又は、比較合成例1〜4の樹脂を使用する以
外は実施例1と同様にして現像剤の調製およびプリント
テストを行い、同様の項目について評価した。
より定着画像を摺擦し、摺擦前後での画像濃度の低下率
(%)で評価した。 ◎(優):0〜5% , ○(良):5〜10% △(可):10〜20%, ×(不可):20%以上 (2)耐オフセット性 耐オフセット性は、画像面積率約5%のサンプル画像を
プリントアウトし、3000枚後の画像上の汚れの程度
により評価した。 ◎:非常に良好(未発生), ○:良好(ほとんど発
生せず) △: 実用可 , ×: 実用不可 (3)画像濃度 通常の複写機用普通紙(75g/m2 )3000枚プリ
ントアウト終了時の画像濃度維持により評価した。 ◎(優):1.40以上 , ○(良):1.35
〜1.40 △(可):1.00〜1.35, ×(不可):1.0
0以上 (4)画像品質 現像剤の飛び散り、ガサツキ等を目視で評価した。 ◎:非常に良好 , ○:良好 △: 実用可 , ×:実用不可
れの発生の様子を目視で評価した。 ◎:非常に良好(未発生), ○:良好(ほとんど発
生せず) △: 実用可 , ×: 実用不可 (2)残留現像剤の固着状況 プリントアウト試験終了後の定着フィルム表面の残留現
像剤の固着状況を目視で評価した。 ◎:非常に良好(未発生), ○:良好(ほとんど発
生せず) △: 実用可 , ×: 実用不可
結着樹脂を構成する高分子側成分のみに反応性極性基を
含有させ、含金属化合物と架橋させることで、現像剤内
部の各構成成分の分散性を改善し、優れた定着性、耐オ
フセット性、及び現像性を達成しつつ、低熱容量による
加熱定着を実現し、尚且つ高耐久性を可能にすることが
出来る。
図である。
造図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも結着樹脂、着色剤及び含金属
化合物を有する混合物を熱溶融混練工程を経て得られる
加熱定着用現像剤において、 (a)該結着樹脂は、高分子量重合体と低分子量重合体
との混合物であり、 (b)該結着樹脂のGPCにより測
定されるクロマトグラムが、分子量2,000〜30,
000及び80万〜300万のそれぞれの領域に少なく
とも1つの極大値を有し、(c)該高分子量重合体のみ
が、含金属化合物との反応により架橋結合を形成し得る
極性基を有しており、(d)分子量80万〜300万の
領域に存在する極大値を構成する高分子側成分の酸価
が、1.0mgKOH/gよりも大きく、(e)該結着
樹脂は、アルカリ処理されていることを特徴とする加熱
定着用現像剤。 - 【請求項2】 該高分子側極大値を構成する重合体のみ
が、2個以上の重合可能な二重結合を有するモノマー成
分を他のモノマー成分100重量%に対して0.001
〜1重量%用いて合成されたものであることを特徴とす
る請求項1に記載の加熱定着用現像剤。 - 【請求項3】 固定支持された加熱体と該加熱体に対向
圧接し、且つ、フィルムを介して該加熱体に密着させる
加圧部材とにより、現像剤の顕画像を記録材に加熱定着
する定着方法において使用される現像剤であって、 少 なくとも結着樹脂、着色剤及び含金属化合物を含有す
るものであり、(a)該結着樹脂は、高分子量重合体と
低分子量重合体との混合物であり、(b)該結着樹脂の
GPCにより測定されるクロマトグラムが、分子量2,
000〜30,000及び80万〜300万のそれぞれ
の領域に少なくとも1つの極大値を有し、(c)該高分
子量重合体のみが、含金属化合物との反応により架橋結
合を形成し得る極性基を有しており、(d)分子量80
万〜300万の領域に存在する極大値を構成する高分子
側成分の酸価が、1.0mgKOH/gよりも大きく、
(e)該結着樹脂は、アルカリ処理されていることを特
徴とする加熱定着用現像剤。 - 【請求項4】 該高分子側極大値を構成する重合体のみ
が、2個以上の重合可能な二重結合を有するモノマー成
分を他のモノマー成分100重量%に対して0.001
〜1重量%用いて合成されたものであることを特徴とす
る請求項3に記載の加熱定着用現像剤。 - 【請求項5】 固定支持された加熱体と該加熱体に対向
圧接し、且つ、フィルムを介して該加熱体に密着させる
加圧部材とにより、現像剤の顕画像を記録材に加熱定着
する定着方法において、 該 現像剤が少なくとも結着樹脂、着色剤及び含金属化合
物を含有するものであり、(a)該結着樹脂は、高分子
量重合体と低分子量重合体との混合物であり、(b)該
結着樹脂のGPCにより測定されるクロマトグラムが、
分子量2,000〜30,000及び80万〜300万
のそれぞれの領域に少なくとも1つの極大値を有し、
(c)該高分子量重合体のみが、含金属化合物との反応
により架橋結合を形成し得る極性基を有しており、
(d)分子量80万〜300万の領域に存在する極大値
を構成する高分子側成分の酸価が、1.0mgKOH/
gよりも大きく、(e)該結着樹脂は、アルカリ処理さ
れていることを特徴とする加熱定着方法。 - 【請求項6】 該高分子側極大値を構成する重合体のみ
が、2個以上の重合可能な二重結合を有するモノマー成
分を他のモノマー成分100重量%に対して0.001
〜1重量%用いて合成されたものであることを特徴とす
る請求項5に記載の加熱定着方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP04156220A JP3122861B2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 加熱定着用現像剤及び加熱定着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04156220A JP3122861B2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 加熱定着用現像剤及び加熱定着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH05323665A JPH05323665A (ja) | 1993-12-07 |
| JP3122861B2 true JP3122861B2 (ja) | 2001-01-09 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP04156220A Expired - Fee Related JP3122861B2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 加熱定着用現像剤及び加熱定着方法 |
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