JP3129062U - 衝撃工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】非作業時に打撃杆による押圧材の打撃を規制でき、従って、いわゆる空打ちを防げ、空打ちによる損傷のおそれのない衝撃工具を提供する。
【解決手段】主体筒1の先端側にばねの付勢に抗して後退する押圧材6を、後端側に押圧材6を打撃する打撃杆4をそれぞれ進退自在に嵌挿して組付ける。そして、押圧材6と主体筒1との間には、押圧材6を打撃杆4から隙間を存して離開させるばね13を添設する。
【選択図】図1

Description

この考案は、押圧材を打撃することによって該押圧材が被衝撃体を押圧して所定の打撃効果を与える衝撃工具に関するものである。
主体杆に該主体杆を貫通させるようにして打撃材を移動自在に組付け、該打撃材が衝接する受圧材を前記主体杆の先端に設け、受圧材の先端には所定の作業形状を施して成り、主体杆に沿わせて打撃材を移動させることによって受圧材に衝接せしめ、該受圧材の先端が被作業体にその形状に従った作用を与えるようにした構造のものがある(例えば、特許文献1)。
実用新案登録第3051699号公報
前記従来構造のものは、打撃材が外部に露出した構造を採るため、打撃材による受圧材すなわち被衝撃体に対する打撃作業時に充分な空間を確保しないで(目測の誤りにより)、打撃材を周辺の物に衝接させるおそれが、何よりも手先を利用した打撃材の主体杆に沿う移動操作を必要とするから作業空間を必要とする。また、従来例は、打撃材を重さを利用して重圧材に打撃を与えるものであるから、打撃材を下から上へと移動させることが難しく、上から下へと移動させる必要があるので、使用の方向性が限定され、適用上の不便さがある。
本考案は、従来例の斯様な欠点に着目し、使用勝手の良好な衝撃工具を提供することを目的として創案したものである。
主体筒の先端側にばねの付勢に抗して後退する押圧材を、後端側に前記押圧材を打撃する打撃杆をそれぞれ進退自在に嵌挿して組付けると共に、前記押圧材と前記主体筒との間には、前記押圧材を前記打撃杆から隙間を存して離開させる前記ばねを添設した、構成としたことを基本的手段とする。
本考案によれば、主体筒に嵌挿した打撃杆に押圧材を打撃(叩打)することによって押圧材は前進して被押圧体に所定の打撃効果を与えられることは勿論、ばねの作用によって押圧材は被押圧体に常時圧接させることができるから当該作業を効率的に行うことができる。
また、主体筒内に打撃杆を嵌挿した構成を採るものであるから主体筒の配置空間さえあれば所定の作業を不都合なく行うことができる。
さらには、ばねによって押圧材と打撃杆との間に隙間を生じさせたものであるから、非作業時に打撃杆による押圧材の打撃を規制をでき、従って、所謂空打ちを防止でき、空打ちによる損傷を防ぐことのできる工具を提供できる。
図面は、本考案に係る衝撃工具の一実施例を示し、図1は使用時の状態を示す断面図、図2は不使用時の状態を示す断面図である。
図中、1は主体筒で、主体筒1は先端部に設けた雄ねじ2を利用してアタッチ材3を着脱自在に取付け、後端側から嵌挿した打撃杆4を保持し、該打撃杆4の進退操作時の案内筒となるものである。
前記アタッチ材3は、支筒5と押圧材6を互いに組付けて構成し、支筒5は内腔部の先後方向の中間部に段部7を設けて後端側の一半を大径部3aと成し、該大径部3aの前記後端側に雌ねじ8を設けて成るものである。
前記押圧材6は、円中体で成る押圧片6aの後端に、押圧片6aより細い小径円柱体で成る組付片6bを前記押圧片6aと同軸上に連設し(押圧片6aの形態は実施例のものに限定する必要はない)、自由端側の中間部に段部11を設けて自由端側を小径にした組付片6bの小径部6b´より外れた中間部には、先後方向に長い長孔9を設けて構成したもので、組付片6bを前記支筒5に先端側から嵌挿し、前記長孔9を通じて支筒5の前記内腔部の先端側部を横切って支筒5に架設した支持ピン10によって支筒5と互いに組付け、前記アタッチ材3を構成させてある。
そして、アタッチ材3の支筒5の後端側の内径の大径を利用して構成される、支筒5と押圧材6とで構成される間隙に、支筒5の後端側から移動リング12とコイルばね13を前記小径部6b´を取り囲むようにして順次収嵌せしめ、支筒5に設けた雌ねじ8と主体筒1側の雄ねじ8を互いに螺合して、主体筒1にアタッチ材3を取付け、主体筒1の先端に押圧材6を進退自在(支持ピン10に案内される長孔9の長さの範囲内で主体筒1より常時突出して進退する)に装置してある。
主体筒1とアタッチ材3の組付け状態にあって前記コイルばね13は、主体筒1の先端と移動リング12を介する押圧材6(の段部11)間に縮設され、移動リング12を介して押圧材6を前進方向すなわち、押圧材6が主体筒1より離開する方向に付勢し、その付勢は移動リング12が支筒5側の段部7に係止することにより規制され、押圧材6は、この規制とは無関係に支持ピン10を貫通させた長孔9の先後の長さの範囲内で支筒5(主体筒1側)より突出する、そして、押圧材6を押圧片6a側から外力を与えて後退すなわち主体筒1方向に移動させると、段部7に係止していた移動リング12に該移動リング12の内径より径の大きい、押圧材6(組付片6b)側の段部11が移動リング12に接し、コイルばね13の付勢に抗して該移動リング12を押圧することとなり、その押圧は押圧材6の押圧片6aが支筒5に接して規制される。
要するに、主体筒1の先端と移動リング12との間に介在させたコイルばね13の付勢によって移動リング12はコイルばね13に押圧されて段部11において押圧材6を押圧する一方、その押圧は支筒5側の段部7に係止することによって規制されることになり、コイルばね13に外力を与えない(コイルばね13を押圧しない)限り、コイルばね13の付勢力によって押圧材6の自由端は一定位置以上支筒5内に入らないようにしてある。
前記打撃杆4は、移動リングがコイルばね13の付勢によって段部7に係止した状態における押圧材6(組付片の小径部6b´)の自由端と間隙aを存して先端が位置するように主体筒1に前記の通り、後端側から嵌挿してある。
なお、打撃杆4の把手4bはそのねじ穴に杆主体4a側の螺杆部を螺合して着脱自在にしてある。また、打撃杆4は、杆主体4aにばねリング15を備え、該ばねリング15を主体筒1に係合するようにして主体筒1に嵌挿し、主体筒1の後端部(基部)に設けた抜け止め材17に前記リング15が係止して主体筒1より離脱しないようにしてある。
しかして、押圧材6の押圧片6aを被押圧(打撃)物Lに当てて主体筒1を被押圧物L方向に押圧すると、主体筒1の先端はコイルばね13を押圧することになり、コイルばね13はその弾性によって移動リング12を押圧し、移動リング12は被押圧物Lによって前進を規制された押圧材6の段部7に係止してその移動が規制される。そして、主体筒1の押圧作業を継続すると、主体筒1と一体にしたアタッチ材3の支筒5の先端は不動状態にある押圧材6方向に移動して押圧片6aに接触し、その移動分、主体筒1の先端は押圧材6(の組付片6b)に対して接近し、主体筒1に嵌挿した打撃杆4と押圧材6との間の間隙aは支筒5を含んだ主体筒1の前記移動に吸収(解消)され、その結果、打撃杆4の先端は押圧材6に接触する位置に装置的に配置されることになる。従って、この状態で、把手部を摘んで打撃杆4を主体筒1で往復させると、往路において打撃杆4は押圧材6を打撃、押圧し、その結果、押圧材6は被押圧物Lを押圧して、被押圧物Lに対する所定の作業が行われるのである。
主体筒1の被押圧物L方向への押付け操作を中止すると、コイルばね13の付勢によって押圧材6は支筒3乃至主体筒4に対して原位置に復帰し、前記の間隙aが形成され、打撃杆4の押圧材6に対する接触が規制され、接触による空打ちは防止される。
使用時の状態を示す断面図。 不使用時の状態を示す断面図。
符号の説明
1 主体筒
4 打撃杆
6 押圧材
13 ばね
a 隙間

Claims (1)

  1. 主体筒の先端側にばねの付勢に抗して後退する押圧材を、後端側に前記押圧材を打撃する打撃杆を、それぞれ進退自在に嵌挿して組付けると共に、前記押圧材と前記主体筒との間には、前記押圧材を前記打撃杆から隙間を存して離開させる前記ばねを添設した、衝撃工具。
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