JP3140029B2 - 黄色種葉たばこ乾燥方法 - Google Patents
黄色種葉たばこ乾燥方法Info
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- Manufacture Of Tobacco Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、黄色種葉たばこ乾燥方法に関する。
従来、黄色種葉たばこの乾燥は、主にバルク乾燥装置
によって行なわれている。
によって行なわれている。
該バルク乾燥装置は、収穫葉収容室、加熱器、送風
機、換気のための空気取入口、排出口、空気の循環ダク
ト等を備え、収穫葉収容室に強制的に送風して乾燥を行
なうものであり、簡易に乾燥を行なうことができ、生産
性も高い。
機、換気のための空気取入口、排出口、空気の循環ダク
ト等を備え、収穫葉収容室に強制的に送風して乾燥を行
なうものであり、簡易に乾燥を行なうことができ、生産
性も高い。
バルク乾燥装置によって乾燥させるには、乾燥の進行
にあわせて、温度を初期が38℃程度から、2℃〜3℃づ
つ一定時間をおいて昇温させていき、最終温度68℃で中
骨を乾固させる。
にあわせて、温度を初期が38℃程度から、2℃〜3℃づ
つ一定時間をおいて昇温させていき、最終温度68℃で中
骨を乾固させる。
一方、湿度は湿球温度で管理しているが、黄変期、色
沢固定期は36℃〜38℃の範囲で、最終においても40℃で
乾燥させる。
沢固定期は36℃〜38℃の範囲で、最終においても40℃で
乾燥させる。
この乾燥の際の状態を相対湿度になおすと、黄変期が
約95〜75%、色沢固定期は約75〜50%、中骨乾燥期では
約50〜20%になるように設定している。
約95〜75%、色沢固定期は約75〜50%、中骨乾燥期では
約50〜20%になるように設定している。
上述したように、従来は、乾燥開始時から終了時に向
けて、湿度を徐々に下げながら乾燥を行なうのが常識で
あり、途中で湿度を高めるような乾燥は行なわれていな
かった。
けて、湿度を徐々に下げながら乾燥を行なうのが常識で
あり、途中で湿度を高めるような乾燥は行なわれていな
かった。
しかしながら、バルク乾燥装置による乾燥法には、次
のような解決すべき課題が存在していた。
のような解決すべき課題が存在していた。
乾燥経過の面で、脱水性が悪く、上下段の脱水経過
のずれが、乾燥遅延につながる場合が多い。
のずれが、乾燥遅延につながる場合が多い。
バルク乾燥が普及する以前の乾燥法に比べ、乾葉の
仕上がりは鮮明であるものの、品質上好ましくない裏
白、帯青葉になりやすく、乾葉の物性面では、偏平でも
ろく、葉くずがでやすい傾向がみられる。
仕上がりは鮮明であるものの、品質上好ましくない裏
白、帯青葉になりやすく、乾葉の物性面では、偏平でも
ろく、葉くずがでやすい傾向がみられる。
葉たばこの品質構成要素の面で最も重要な香喫味が
悪い。
悪い。
本発明は、従来のバルク乾燥装置と同様の装置によっ
て乾燥させることが可能であり、バルク乾燥によって得
られる利点を残しつつ、さらに、脱水促進性、乾葉の物
性、香喫味等の点で優れた黄色種葉たばこの乾燥方法を
提供することを目的とする。
て乾燥させることが可能であり、バルク乾燥によって得
られる利点を残しつつ、さらに、脱水促進性、乾葉の物
性、香喫味等の点で優れた黄色種葉たばこの乾燥方法を
提供することを目的とする。
本発明の課題を解決するための手段は、次の通りであ
る。
る。
第1に、黄色種葉たばこの乾燥を行なう際、乾燥過程
の黄変期で、湿度を高湿時と低湿時とに交互に調節して
乾燥させる黄色種葉たばこ乾燥方法である。
の黄変期で、湿度を高湿時と低湿時とに交互に調節して
乾燥させる黄色種葉たばこ乾燥方法である。
第2に、第1の乾燥方法について、湿度条件を、高湿
時が100〜88%、低湿時が87〜65%の範囲とし、高湿時
と低湿時とを交互に30分〜2時間ごとに繰り返し、処理
時間を、乾燥開始時間から最大で50時間以内とする黄色
種葉たばこ乾燥方法である。
時が100〜88%、低湿時が87〜65%の範囲とし、高湿時
と低湿時とを交互に30分〜2時間ごとに繰り返し、処理
時間を、乾燥開始時間から最大で50時間以内とする黄色
種葉たばこ乾燥方法である。
本発明は、葉たばこを温湿度を制御しながら乾燥させ
る乾燥方法であり、乾燥初期から黄変が完了する黄変期
の湿度設定値をプログラム調節器等により自動的に、比
較的短い一定時間ごとに高湿時と低湿時とを交互に繰り
返す変湿調節をしながら乾燥を進め、その後の乾燥は従
来法と同じように行なう。
る乾燥方法であり、乾燥初期から黄変が完了する黄変期
の湿度設定値をプログラム調節器等により自動的に、比
較的短い一定時間ごとに高湿時と低湿時とを交互に繰り
返す変湿調節をしながら乾燥を進め、その後の乾燥は従
来法と同じように行なう。
具体的には、乾燥開始後、約4〜5時間から最大でも
約50時間までの黄変期の間、高湿時の湿度を100〜88
%、低湿時の湿度を87〜65%の範囲に設定し、高湿時と
低湿時とを交互に繰り返して乾燥を行なう。
約50時間までの黄変期の間、高湿時の湿度を100〜88
%、低湿時の湿度を87〜65%の範囲に設定し、高湿時と
低湿時とを交互に繰り返して乾燥を行なう。
交互に繰り返す時間の間隔は、0.5時間〜2時間の範
囲とするが、約1時間位が好ましい。
囲とするが、約1時間位が好ましい。
なお、この時の設定温度は、従来と同じ位の温度とす
る。
る。
本発明によれば、黄変期間中の設定湿度を、短い間隔
で高湿、低湿を交互に繰り返す変湿操作を行なう。
で高湿、低湿を交互に繰り返す変湿操作を行なう。
このようにして乾燥させると、高湿時は、葉たばこか
らの脱水が抑制されることから、蒸発潜熱によるたばこ
層内の温度降下が少ないため、葉たばこの葉温は上昇
し、内容成分等の分解等が促進される。
らの脱水が抑制されることから、蒸発潜熱によるたばこ
層内の温度降下が少ないため、葉たばこの葉温は上昇
し、内容成分等の分解等が促進される。
また、乾燥室内の温度分布が均一化される。
さらに、葉たばこからの脱水は少ないが、逆に葉たば
こは、かえって脱水しやすい状態になる。
こは、かえって脱水しやすい状態になる。
そのため、次の低湿時には、かえって脱水は促進され
る。
る。
そして、低湿時は、蒸発が盛んに行なわれるため、蒸
発潜熱により、たばこ層内の葉温は、高湿時に比べ低下
する。
発潜熱により、たばこ層内の葉温は、高湿時に比べ低下
する。
以下、本発明の黄色種葉たばこ乾燥方法の一実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
該実施例で使用する装置は、小型の実験用循環乾燥装
置で、吊場面積が0.75平方メートルであり、熱源が電熱
ヒータ、送風機が斜流ファン、排湿機構が入排気ダンパ
ーによる開閉式のものである。
置で、吊場面積が0.75平方メートルであり、熱源が電熱
ヒータ、送風機が斜流ファン、排湿機構が入排気ダンパ
ーによる開閉式のものである。
温度調節と湿度調節には、1パターン当り16ステップ
のプログラムが16パターン記憶できるデジタルプログラ
ムコントローラを用いた。
のプログラムが16パターン記憶できるデジタルプログラ
ムコントローラを用いた。
温度センサーには、Pt100オームの測温抵抗体を使用
し、吹出口に設置した1次側乾球温度、戻り口に設置し
た2次側乾球温度を測定した。
し、吹出口に設置した1次側乾球温度、戻り口に設置し
た2次側乾球温度を測定した。
湿度センサーには、温度センサーと同じものをガーゼ
で覆い湿球温度として使用し、1次側湿球温度を測定し
た。
で覆い湿球温度として使用し、1次側湿球温度を測定し
た。
そして、湿度設定は、乾球温度を特定値とし、湿球温
度を設定値として制御することにより行なった。
度を設定値として制御することにより行なった。
上記した乾燥装置に、約100kgの葉たばこを2段吊り
して、吊場風速を0.27m/sに設定し、黄変期の温湿度操
作を除いて通常のバルク乾燥を行なう場合と同様の条件
で乾燥を行なった。
して、吊場風速を0.27m/sに設定し、黄変期の温湿度操
作を除いて通常のバルク乾燥を行なう場合と同様の条件
で乾燥を行なった。
乾燥開始後4時間で黄変期が始まり、その後、1次側
乾球温度を、乾燥開始後約20時間を境に、始めに38℃、
それから黄変期終了時である乾燥開始後33時間までを40
℃の特定値とした。
乾球温度を、乾燥開始後約20時間を境に、始めに38℃、
それから黄変期終了時である乾燥開始後33時間までを40
℃の特定値とした。
そして、1次側湿球温度を、第1図の黄変期の温湿度
操作パターンの一例に従い、高湿時38℃、低湿時36℃に
設定し、乾燥開始後4時間から33時間までの黄変期につ
いて、1時間ごとに高湿時と低湿時とを繰り返す変湿操
作を行なった。
操作パターンの一例に従い、高湿時38℃、低湿時36℃に
設定し、乾燥開始後4時間から33時間までの黄変期につ
いて、1時間ごとに高湿時と低湿時とを繰り返す変湿操
作を行なった。
この場合の相対湿度は、乾燥開始後約4時間経過から
約20時間までの間が、高湿時約100%、低湿時約87%、2
0時間経過後33時間までの間が、高湿時約88%、低湿時
約77%位になるようにした。
約20時間までの間が、高湿時約100%、低湿時約87%、2
0時間経過後33時間までの間が、高湿時約88%、低湿時
約77%位になるようにした。
ここで、1次側乾球、1次側湿球、2次側乾球の経過
時間による温湿度変化をそれぞれ測定し、その結果を第
2図に示した。
時間による温湿度変化をそれぞれ測定し、その結果を第
2図に示した。
第2図によると、1次側湿球温度に対応して2次側乾
球温度が変動していることが確認できる。
球温度が変動していることが確認できる。
また、高湿時は、1,2次側の温度差が少なくなるが、
低湿時は、逆に温度差が開いていることが確認できる。
低湿時は、逆に温度差が開いていることが確認できる。
一般的には、温度差が少なくなれば、乾燥の進み具合
いの上下段差は少なくなり、乾燥管理は容易になり、仕
上がりも良いといえる。
いの上下段差は少なくなり、乾燥管理は容易になり、仕
上がりも良いといえる。
比較試験 ここで、上記したようにして乾燥を行なった本発明区
に対して、従来区として、高湿時と低湿時とを繰り返す
ことなしに他の条件は同様にして乾燥を行なった。
に対して、従来区として、高湿時と低湿時とを繰り返す
ことなしに他の条件は同様にして乾燥を行なった。
そして、本発明区と従来区について、それぞれ上段、
下段共に経過時間による葉重比を測定し、第3図に、本
発明区と従来区との脱水経過を対比して示した。
下段共に経過時間による葉重比を測定し、第3図に、本
発明区と従来区との脱水経過を対比して示した。
第3図によると、本発明区の変湿操作乾燥を行なった
方が、上下段とも、脱水が促進されていることが確認で
きる。
方が、上下段とも、脱水が促進されていることが確認で
きる。
また、本発明区、従来区とも、それぞれ、乾葉の色彩
と彩度および物性を調べた。
と彩度および物性を調べた。
その結果を第1表に示す。
なお、乾葉の色彩と彩度は、色の三属性をL*値,
a*,b*値の数値に置き換える測定装置を用いて測定し
た。
a*,b*値の数値に置き換える測定装置を用いて測定し
た。
また、乾葉の物性は、膨こう性、もろさ指数を従来手
段により測定した。
段により測定した。
第1表によると、本発明区では、従来区に比べ、L*
値が低く、a*、b*値は高く、さらに、彩度も高い傾
向にあることが確認できる。
値が低く、a*、b*値は高く、さらに、彩度も高い傾
向にあることが確認できる。
これらの数値からも、本発明区の乾葉は、従来区のバ
ルク乾燥による乾葉に対し、葉たばこの品質で好ましい
とされるオレンジ寄りで比較的冴えた色調であることが
わかる。
ルク乾燥による乾葉に対し、葉たばこの品質で好ましい
とされるオレンジ寄りで比較的冴えた色調であることが
わかる。
また、本発明区では、従来区と比較して、膨こう性は
ほぼ同じであるが、もろさ指数が小さいので、柔軟性、
弾力性に優れており、葉たばこが壊れにくく、葉屑がで
にくい。
ほぼ同じであるが、もろさ指数が小さいので、柔軟性、
弾力性に優れており、葉たばこが壊れにくく、葉屑がで
にくい。
そのため、本発明区の乾葉は、原料の製造コスト上も
好ましく、結果として、原料歩留まりが高くなる。
好ましく、結果として、原料歩留まりが高くなる。
次に、本発明区、従来区とも、香り、味、くせ、緩和
性について、12名の専門パネラーによる官能検査を行な
い、相対的比較法である±3点法で評価した。その結果
を第2表に示す。
性について、12名の専門パネラーによる官能検査を行な
い、相対的比較法である±3点法で評価した。その結果
を第2表に示す。
第2表によると、本発明区の乾葉は、従来区の乾葉に
比べ、味、緩和性に関しては同等であるが、香りは+2,
くせは+2でいずれもかなりの差があり、良好であるこ
とがわかる。
比べ、味、緩和性に関しては同等であるが、香りは+2,
くせは+2でいずれもかなりの差があり、良好であるこ
とがわかる。
この結果から、本発明によって乾燥した葉たばこは、
香味が多く、くせが少なく、香喫味においてもかなり良
化したものであることがわかる。
香味が多く、くせが少なく、香喫味においてもかなり良
化したものであることがわかる。
〔発明の効果〕 以上説明した通り、本発明は、従来のバルク乾燥と同
様の装置によって実施可能であり、簡易に乾燥を行なう
ことができ、生産性も高く、さらに、脱水促進性、乾葉
の物性、香喫味等の点で優れている。
様の装置によって実施可能であり、簡易に乾燥を行なう
ことができ、生産性も高く、さらに、脱水促進性、乾葉
の物性、香喫味等の点で優れている。
第1図:黄変期の温湿度操作パターンを示す図 第2図:温湿度経過を示す図 第3図:比較試験の脱水経過を示す図
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−74079(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A24B 1/00
Claims (2)
- 【請求項1】黄色種葉たばこの乾燥を行なう際、乾燥過
程の黄変期で、湿度を高湿時と低湿時とに交互に調節し
て乾燥させることを特徴とする、黄色種葉たばこ乾燥方
法。 - 【請求項2】湿度条件を、高湿時が100〜88%、低湿時
が87〜65%の範囲とし、高湿時と低湿時とを交互に30分
〜2時間ごとに繰り返し、処理時間を、乾燥開始時間か
ら最大で50時間以内とする、請求項1記載の黄色種葉た
ばこ乾燥方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02151657A JP3140029B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 黄色種葉たばこ乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02151657A JP3140029B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 黄色種葉たばこ乾燥方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0445779A JPH0445779A (ja) | 1992-02-14 |
| JP3140029B2 true JP3140029B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=15523368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02151657A Expired - Fee Related JP3140029B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 黄色種葉たばこ乾燥方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3140029B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106539117A (zh) * | 2016-11-03 | 2017-03-29 | 河南农业大学 | 一种减少红花大金元上部叶挂灰杂色的采烤方法 |
| CN108851169B (zh) * | 2018-07-27 | 2020-05-22 | 河南省农业科学院烟草研究所 | 豫烟9号祛青、防黑、保黄专用烘烤方法 |
-
1990
- 1990-06-12 JP JP02151657A patent/JP3140029B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0445779A (ja) | 1992-02-14 |
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