JP3140169B2 - 褐変しにくく風味のよい飲食品 - Google Patents
褐変しにくく風味のよい飲食品Info
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- JP3140169B2 JP3140169B2 JP04129927A JP12992792A JP3140169B2 JP 3140169 B2 JP3140169 B2 JP 3140169B2 JP 04129927 A JP04129927 A JP 04129927A JP 12992792 A JP12992792 A JP 12992792A JP 3140169 B2 JP3140169 B2 JP 3140169B2
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- Japan
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- beverages
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乳及び/又は乳製品を
含有する飲食品に関するものであって、更に詳細には、
ルチン及び青色及び/又は緑色の着色料を添加してなる
ことを特徴とする、加熱処理によっても黄色化や褐変が
生じることがなく加熱臭もない風味のすぐれた新規飲食
品、特に飲料及び/又はデザート類に関するものであ
る。
含有する飲食品に関するものであって、更に詳細には、
ルチン及び青色及び/又は緑色の着色料を添加してなる
ことを特徴とする、加熱処理によっても黄色化や褐変が
生じることがなく加熱臭もない風味のすぐれた新規飲食
品、特に飲料及び/又はデザート類に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】缶飲料、びん詰飲料等、UHT処理の行
えない飲料については、従来よりレトルト加熱処理を行
っている。しかし、長時間、高温下に置かれるため、た
んぱく質類および糖類を含有する飲料ではメイラード反
応による褐変化や加熱臭の発生による風味劣化は避けら
れなかった。この褐変化の影響を小さくする方法とし
て、従来より、飲料のpHを酸性領域に調整する、
添加する糖類として砂糖もしくは還元水飴等を使用す
る、などの製造方法が用いられていたが、褐変化を充分
に抑制するまでには至っていない。デザート類について
も同様な褐変化や加熱臭がある。
えない飲料については、従来よりレトルト加熱処理を行
っている。しかし、長時間、高温下に置かれるため、た
んぱく質類および糖類を含有する飲料ではメイラード反
応による褐変化や加熱臭の発生による風味劣化は避けら
れなかった。この褐変化の影響を小さくする方法とし
て、従来より、飲料のpHを酸性領域に調整する、
添加する糖類として砂糖もしくは還元水飴等を使用す
る、などの製造方法が用いられていたが、褐変化を充分
に抑制するまでには至っていない。デザート類について
も同様な褐変化や加熱臭がある。
【0003】本発明は、乳及び/又は乳製品を含有する
飲食品、特に飲料及び/又はデザート類に関する新規な
褐変防止を主体とした従来未知の新規システムを提供す
るものである。
飲食品、特に飲料及び/又はデザート類に関する新規な
褐変防止を主体とした従来未知の新規システムを提供す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来法におい
て、先ず、飲料・デザート類のpHを酸性領域とする製
造方法においては、(イ)酸味の付与による風味異常
(ロ)たんぱく質類の凝集・沈殿による異物感、風味異
常等の欠点があり、利用範囲は極めて狭い。本発明で
は、pHが酸性から中性までの幅広いpH領域での、乳
及び/又は乳製品を含有する飲料及び/又はデザート類
等飲食品の加熱処理による褐変防止方法の確立を目的と
する。
て、先ず、飲料・デザート類のpHを酸性領域とする製
造方法においては、(イ)酸味の付与による風味異常
(ロ)たんぱく質類の凝集・沈殿による異物感、風味異
常等の欠点があり、利用範囲は極めて狭い。本発明で
は、pHが酸性から中性までの幅広いpH領域での、乳
及び/又は乳製品を含有する飲料及び/又はデザート類
等飲食品の加熱処理による褐変防止方法の確立を目的と
する。
【0005】また、次に、飲料・デザート類に砂糖もし
くは還元水飴等を添加する製造方法においては、(イ)
飲料・デザート類の甘味の質が限定されてしまう。
(ロ)主要原料中に、他の糖類が含まれている場合(牛
乳中の乳糖、果汁中の果糖など)、これらの褐変化の影
響は避け難い。本発明では、含有する糖類の種類の影響
を受けない、乳及び/又は乳製品を含有する飲料及び/
又はデザート類等飲食品の加熱処理による褐変防止方法
の確立を目的とする。
くは還元水飴等を添加する製造方法においては、(イ)
飲料・デザート類の甘味の質が限定されてしまう。
(ロ)主要原料中に、他の糖類が含まれている場合(牛
乳中の乳糖、果汁中の果糖など)、これらの褐変化の影
響は避け難い。本発明では、含有する糖類の種類の影響
を受けない、乳及び/又は乳製品を含有する飲料及び/
又はデザート類等飲食品の加熱処理による褐変防止方法
の確立を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、各方面から検討し
た結果、乳及び/又は乳製品を含有する飲料及び/又は
デザート類に、フラボノイドの1種であるルチン(抽出
物)、ルチン分解物、及び/又は酵素処理ルチンを添加
し加熱処理したところ、すぐれた褐変防止効果が確認さ
れた。しかしながら、ルチン由来の発色により、上記の
飲料・デザート類が黄白色もしくは橙色に呈色し、嗜好
性を著しく損う欠点を有していた。そこで更に検討の結
果、補色の原理に着目して、青色及び/又は緑色の着色
料を併用して添加することにより、上記の飲料・デザー
ト類を牛乳本来の良好な乳白色とすることに成功し、本
発明の完成に至ったものである。
成するためになされたものであって、各方面から検討し
た結果、乳及び/又は乳製品を含有する飲料及び/又は
デザート類に、フラボノイドの1種であるルチン(抽出
物)、ルチン分解物、及び/又は酵素処理ルチンを添加
し加熱処理したところ、すぐれた褐変防止効果が確認さ
れた。しかしながら、ルチン由来の発色により、上記の
飲料・デザート類が黄白色もしくは橙色に呈色し、嗜好
性を著しく損う欠点を有していた。そこで更に検討の結
果、補色の原理に着目して、青色及び/又は緑色の着色
料を併用して添加することにより、上記の飲料・デザー
ト類を牛乳本来の良好な乳白色とすることに成功し、本
発明の完成に至ったものである。
【0007】本発明においては、ルチンとしては、精製
したルチンはもとより、ルチンに富んだ植物からの抽出
物(この抽出物には、抽出物を濃縮、ペースト化したり
あるいは逆に稀釈したりしたものも広く包含される);
熱、酸、アルカリその他物理的ないし化学的方法により
ルチンを分解してなるルチン分解物;各種の酵素を用い
てルチンを処理してなる酵素処理ルチン等、ルチンの処
理物ないしルチンの誘導体、派生体、分解物等が広く使
用できる。ルチンは、天然物由来のフラボノイドであっ
て毒性は実質的に認められないのでその使用量に格別の
限定はないけれども、一応の目安として0.001〜
0.1%の範囲が挙げられる。
したルチンはもとより、ルチンに富んだ植物からの抽出
物(この抽出物には、抽出物を濃縮、ペースト化したり
あるいは逆に稀釈したりしたものも広く包含される);
熱、酸、アルカリその他物理的ないし化学的方法により
ルチンを分解してなるルチン分解物;各種の酵素を用い
てルチンを処理してなる酵素処理ルチン等、ルチンの処
理物ないしルチンの誘導体、派生体、分解物等が広く使
用できる。ルチンは、天然物由来のフラボノイドであっ
て毒性は実質的に認められないのでその使用量に格別の
限定はないけれども、一応の目安として0.001〜
0.1%の範囲が挙げられる。
【0008】また着色料としては、青色ないし緑色系の
色素を使用するが、色素の種類及びその使用量について
は、ルチンによる飲食品の着色の程度によって適宜選択
すればよい。色素としては、天然色素、合成色素、それ
らの製剤のいずれもが使用可能であって、その使用量の
一応の目安としては0.0001〜0.01%程度が例
挙される。
色素を使用するが、色素の種類及びその使用量について
は、ルチンによる飲食品の着色の程度によって適宜選択
すればよい。色素としては、天然色素、合成色素、それ
らの製剤のいずれもが使用可能であって、その使用量の
一応の目安としては0.0001〜0.01%程度が例
挙される。
【0009】本発明に係る褐変防止システムは、たんぱ
く質類及び糖類を含有し且つ加熱処理によってメイラー
ド反応が生じる飲食品に対して広範に適用することがで
きる。したがって、本発明に係る飲食品とは、このよう
な飲食品に対してルチン及び色素処理をしてなる飲食品
がすべて包含され、例えば、乳及び/又は乳製品を含有
する飲食品が好適例として挙げられる。該飲食品として
は、生乳を容器に充填密封した後に加熱殺菌してなる容
器詰め牛乳、同加工乳、同練乳その他の飲料のほか、プ
リン、ババロアその他のデザート類が広く例示される。
く質類及び糖類を含有し且つ加熱処理によってメイラー
ド反応が生じる飲食品に対して広範に適用することがで
きる。したがって、本発明に係る飲食品とは、このよう
な飲食品に対してルチン及び色素処理をしてなる飲食品
がすべて包含され、例えば、乳及び/又は乳製品を含有
する飲食品が好適例として挙げられる。該飲食品として
は、生乳を容器に充填密封した後に加熱殺菌してなる容
器詰め牛乳、同加工乳、同練乳その他の飲料のほか、プ
リン、ババロアその他のデザート類が広く例示される。
【0010】以下、本発明の実施例について述べる。
【0011】
【実施例1】牛乳にルチン、及び天然青色色素を所定量
添加した溶液を缶にとり、121℃,15分間加熱処理
を施した後、直ちに冷却した試料1〜7につき、UHT
処理殺菌牛乳を対照として風味、及び色彩を測定した。
その結果を下記の表1、表2に示した。なお、試料の色
彩は、目視による官能評価の他、カラーアナライザー
(東京電色社;TC−1800J)を用いて測定した。
添加した溶液を缶にとり、121℃,15分間加熱処理
を施した後、直ちに冷却した試料1〜7につき、UHT
処理殺菌牛乳を対照として風味、及び色彩を測定した。
その結果を下記の表1、表2に示した。なお、試料の色
彩は、目視による官能評価の他、カラーアナライザー
(東京電色社;TC−1800J)を用いて測定した。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】上記結果から明らかなように、ルチンを添
加していない試料1では、褐変による赤色化、及び加熱
臭の発生が確認された。しかしながら、ルチンを添加し
た試料2〜7では、赤色化、及び加熱臭の発生は認めら
れなかった。さらに天然青色色素の添加量が増大するに
従って、試料と対照であるUHT処理殺菌牛乳との彩度
の差dE′は減少する傾向が認められ、牛乳の本来の色
彩を有する試料(2、3、4及び6)を得ることができ
た。
加していない試料1では、褐変による赤色化、及び加熱
臭の発生が確認された。しかしながら、ルチンを添加し
た試料2〜7では、赤色化、及び加熱臭の発生は認めら
れなかった。さらに天然青色色素の添加量が増大するに
従って、試料と対照であるUHT処理殺菌牛乳との彩度
の差dE′は減少する傾向が認められ、牛乳の本来の色
彩を有する試料(2、3、4及び6)を得ることができ
た。
【0015】
【発明の効果】本発明は、ルチン(抽出物)、ルチン分
解物、及び/又は酵素処理ルチンと、青色及び/又は緑
色の天然色素、合成色素、及び/又はそれらの製剤を併
用するという新規な構成をはじめて採用したことによ
り、乳及び/又は乳製品を含有する飲料及び/又はデザ
ート類等飲食品の加熱処理によっても、褐変を未然に防
止し、乳本来の色彩を保持することが可能となるという
著効が奏される。従って、缶入り飲料・びん詰飲料等、
レトルト殺菌を要する飲料やデザート類等各種飲食品へ
の工業的応用が可能である。
解物、及び/又は酵素処理ルチンと、青色及び/又は緑
色の天然色素、合成色素、及び/又はそれらの製剤を併
用するという新規な構成をはじめて採用したことによ
り、乳及び/又は乳製品を含有する飲料及び/又はデザ
ート類等飲食品の加熱処理によっても、褐変を未然に防
止し、乳本来の色彩を保持することが可能となるという
著効が奏される。従って、缶入り飲料・びん詰飲料等、
レトルト殺菌を要する飲料やデザート類等各種飲食品へ
の工業的応用が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 松 恵 徳 東京都東村山市栄町1−21−3 明治乳 業株式会社 中央研究所内 (72)発明者 高 橋 康 之 東京都東村山市栄町1−21−3 明治乳 業株式会社 中央研究所内 (56)参考文献 特開 平4−99730(JP,A) 特開 平4−112746(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23C 1/00 - 23/00
Claims (2)
- 【請求項1】 乳及び/又は乳製品を含有する飲食品
に、ルチンと、青色及び/又は緑色の着色料を添加して
なることを特徴とする、加熱処理によっても黄色化や褐
変が生じることがなく加熱臭もない風味のすぐれた飲食
品。 - 【請求項2】 飲食品が乳及び/又は乳製品由来の飲料
及び/又はデザート類であることを特徴とする請求項1
に記載の飲食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04129927A JP3140169B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 褐変しにくく風味のよい飲食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04129927A JP3140169B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 褐変しにくく風味のよい飲食品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05304887A JPH05304887A (ja) | 1993-11-19 |
| JP3140169B2 true JP3140169B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=15021861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04129927A Expired - Fee Related JP3140169B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 褐変しにくく風味のよい飲食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3140169B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09252720A (ja) * | 1996-03-22 | 1997-09-30 | Sanei Gen F F I Inc | 乳含有食品の品質を保持する方法 |
| KR100768697B1 (ko) * | 2000-06-20 | 2007-10-19 | 칼피스가부시키가이샤 | 산성 유성음료 |
| JP4546905B2 (ja) * | 2004-09-03 | 2010-09-22 | 株式会社林原生物化学研究所 | 乳加熱臭の生成抑制方法とその用途 |
| JP4613856B2 (ja) * | 2006-03-01 | 2011-01-19 | 不二製油株式会社 | 緑色水系組成物及びその製造法 |
| JP2010070463A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Fukumi Morishige | 栄養ドリンク剤 |
| JP6296792B2 (ja) * | 2013-12-27 | 2018-03-20 | 丸善製薬株式会社 | 飲料組成物の品質安定化方法および飲料組成物 |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP04129927A patent/JP3140169B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05304887A (ja) | 1993-11-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |