JP3140469B2 - テレフタル酸の製造方法 - Google Patents

テレフタル酸の製造方法

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JP3140469B2 JP09524218A JP52421897A JP3140469B2 JP 3140469 B2 JP3140469 B2 JP 3140469B2 JP 09524218 A JP09524218 A JP 09524218A JP 52421897 A JP52421897 A JP 52421897A JP 3140469 B2 JP3140469 B2 JP 3140469B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/09Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides from carboxylic acid esters or lactones

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の技術分野 本発明は、テレフタル酸の製造方法、そして特に、高
回収率で高度に精製されたテレフタル酸を製造する方法
に関し、以下の工程から構成される本発明の実施に従
う:ポリエチレンテレフタレート(以下、“PET"と呼
ぶ)スクラップをアルカリ性水溶液によって加水分解す
ることでテレフタル酸アルカリ金属塩/アルカリ土類金
属塩のスラリーを与え、次に酸中和により生成したテレ
フタル酸の粒子を大きくして高純度のテレフタル酸を回
収する。
最終消費者が使用した後に放出されるPET廃物スクラ
ップ材には、ポリエステルスクラップ紡織繊維、PETス
クラップボトル、PETスクラップ容器、PETの重合過程で
生じるポリエチレンテレフタレートスクラップチップ、
あるいはポリエステル繊維ヤーンと紡織繊維の製造過程
から生じるポリエステルスクラップヤーンがある。個人
の日常生活あるいは製造過程から絶え間なく放出される
ところの、PETスクラップの再利用の必要性は、生産コ
ストの縮小および環境問題の軽減という観点において大
きな問題となっている。最近、PETスクラップからのテ
レフタル酸の再生がもくろまれているが、これらは効率
的ではなく、かつ経済的でない。
PETスクラップを使用しての、テレフタル酸の製造お
よび回収の従来方法は以下の通りである: 米国特許第3,120,561号および第4,578,502号中におい
ては、PETを高温・高圧下に加水分解し、急激に冷却・
結晶化して、沈殿したテレフタル酸を回収する。
米国特許第3,884,850号中においては、ビス(ヒドロ
キシエチル)テレフタレートを溶媒として使用して、PE
Tからテレフタル酸を回収する。
英国特許第2,123,403号および日本国特許公開公報第
3−16,328号中においては、PETは活性炭の存在下に水
のような溶媒とともに200℃から300℃で加水分解し、そ
して減圧下に冷却してテレフタル酸を回収する。
米国特許第3,952,053号中においては、以下の二つの
方法がPETからのテレフタル酸の回収方法に関連してい
る:a)硫酸とともに加水分解をし、テレフタル酸および
硫酸からなる得られた混合液を、テレフタル酸を回収す
るために水で沈殿させる。あるいは、b)PETを水酸化
ナトリウム水溶液に加え不溶物を除去するために沈殿さ
せ、硫酸を加えてテレフタル酸を沈殿させる。そしてテ
レフタル酸の回収後に、エチレングリコールを有機溶媒
によって抽出して蒸留する。
米国特許第4,355,175号中においては、PETは酸によっ
て加水分解され、冷水によって希釈され、ただちにろ過
される。得られた溶液はアルカリ水酸化物溶液中に溶解
し、不純物を除去するために沈殿させ、硫酸を加えてテ
レフタル酸を沈殿させる。そして溶液をろ過し、水で洗
浄し、乾燥することでテレフタル酸を回収する。
米国特許第3,544,622号中においては、PETはエチレン
グリコールの存在下に150℃にて水酸化ナトリウム溶液
と鹸化反応させ、テレフタル酸二ナトリウムを調製す
る。そして、得られた溶液をろ過し、90℃以上でエチレ
ングリコールあるいはテレフタル酸二ナトリウム水溶液
で洗浄して、水に溶解する。活性炭を90℃にて溶液に添
加し、揺り動かして、硫酸で中和する。そして、テレフ
タル酸をろ過し、水で洗浄して、テレフタル酸を回収す
る。
欧州特許第497,662号中においては、PETは大気圧で14
0から180℃にてアルカリ金属/アルカリ土類金属水酸化
物と反応させ、テレフタル酸アルカリ金属/アルカリ土
類金属塩を調製する。この物質を水に溶解させて、C3
らC8のアルコールで不純物を抽出し、次に酸で中和して
からろ過してテレフタル酸を回収した。
欧州特許第597,751号中においては、PETは溶媒を加え
ることなく混合押出機の存在のもとに水酸化ナトリウム
と反応させ、そして次に、得られたテレフタル酸二ナト
リウムを水に溶解させ、活性炭に通してから硫酸で中和
する。得られた溶液をろ過・洗浄してテレフタル酸を回
収した。
米国特許第5,395,858号中においては、水酸化ナトリ
ウム水溶液中に溶解したPETを加熱し、テレフタル酸二
ナトリウムおよびエチレングリコールの両方を調製す
る。このようにして得られたこれらの物質を、エチレン
グリコールの沸点より高い温度に加熱して、溶液を蒸発
させる。残留したテレフタル酸二ナトリウムを水に溶解
し、酸で中和してテレフタル酸を回収する。
これら報告された前記方法は、以下のようないくつか
の問題を抱えたままである;a)これらの反応の大部分は
高温・高圧にて実施される、b)これらは不純物の除去
および純度を調整するためのなんらかの方法を例証する
ことができていず、そしてc)前記純度を調整している
場合においても、テレフタル酸の純度は質測定のための
適当な方法によっては分析されていない。加えて、最終
的な回収段階であるテレフタル酸のろ過過程において、
テレフタル酸の粒子サイズは十分に大きなものでなけれ
ばならない。なぜなら、テレフタル酸の小粒子は固体お
よび液体への分離が不十分な結果となり、これは回収率
の縮小をもたらし、かつ乾燥過程を困難にする。それに
もかかわらず、前記報告された方法には、なんらテレフ
タル酸の粒子サイズを大きくする段階は記述されていな
い。
このような状況において、前記報告された方法は、技
術的および経済的に商業化には好ましくなく、さらにこ
れらは環境的な問題を改善するためのたくさんの余地が
ある。なぜなら、前記報告された方法は、回収過程中に
おいて生ずる副生成物の処理方法を示唆することができ
ていないからである。
図面の簡単な説明 本図は、本発明に従ったテレフタル酸の製造方法を示
す概略図である。
発明の概要 従って、本発明の目的は、以下の手順からなる本発明
の実施に従うテレフタル酸の製造方法を提供することで
ある:PETを湿潤剤含有のアルカリ水溶液で加水分解し、
そして酸の中和によってテレフタル酸を生成する。技術
的にゆるい条件かつ容易な方法でのテレフタル酸粒子を
大きくする過程を通して、高純度テレフタル酸を生ずる
ことができ、加えて、溶媒および反応過程で排出される
反応物質を再利用するためにフィードバックすることが
でき、ゆえにテレフタル酸の生産コストを縮小する。
発明の詳細な説明 本発明は以下に示すようにさらに詳細に記述すること
ができる。
本発明は以下の段階からなるテレフタル酸の製造方法
によって特徴づけることができる: (a)PETスクラップを、湿潤剤含有の水といった溶媒
の存在下にアルカリ金属/アルカリ土類金属水酸化物に
よって加水分解し、テレフタル酸アルカリ金属/アルカ
リ土類金属塩を調製する工程; (b)水に溶解したテレフタル酸アルカリ金属/アルカ
リ土類金属塩の水溶液を、固体および液体に分離する工
程;固体は前記(a)加水分解工程にフィードバックあ
るいは放出し、一方で液体を次の吸着工程に移す; (c)テレフタル酸アルカリ金属/アルカリ土類金属塩
水溶液を吸着し、酸で中和し、テレフタル酸を得る工
程; (d)テレフタル酸粒子を大きくするための結晶化工
程; (e)そして、大きくしたテレフタル酸粒子を減圧下に
冷却し、ろ過および乾燥する工程。
本発明は、原料であるPETスクラップからテレフタル
酸を製造するための連続して設置された多くのタンクに
ついても関連し、これは以下の装置によって特徴づけら
れる:前記PETスクラップが加水分解されテレフタル酸
アルカリ金属/アルカリ土類金属塩を調製する、加水分
解装置(1);テレフタル酸アルカリ金属/アルカリ土
類金属を溶解する、溶解装置(2);遠心機(3);吸
着タワー(4);テレフタル酸アルカリ金属/アルカリ
土類金属塩を酸で中和してテレフタル酸を生成する、中
和装置(5);テレフタル酸粒子を大きくする結晶化装
置(6);冷却装置(7);大きくしたテレフタル酸粒
子をろ過する、ろ過装置(8);ろ過したテレフタル酸
を乾燥する、乾燥装置(9)。
本発明は、以下に述べられるようにさらに詳細に記述
される。
本発明によれば、PETスクラップはアルカリ水溶液に
よって加水分解され、テレフタル酸アルカリ金属/アル
カリ土類金属のスラリーを調製する。次に、得られた溶
液を水に溶解し、不純物は吸着中に除去される。溶液を
酸で中和してテレフタル酸を生成し、テレフタル酸の回
収に先立って、テレフタル酸粒子を十分に大きくしてテ
レフタル酸の回収率を高める。
本発明に従うテレフタル酸の製造方法は、以下のよう
な図面によってさらに詳細に記述される。
溶媒としての水、PETスクラップ(1から25重量
%)、アルカリ金属/アルカリ土類金属水酸化物(5か
ら30重量%)および湿潤剤(1から30重量%)を、反応
タンク(1)に満たし、次に攪拌器(1a)によって攪拌
し、1から20kg/cm2および30から200℃で、60から300rp
mの攪拌速度で30から120分にて加水分解反応をした。前
記加水分解反応中において、PETスクラップの反応表面
積を大きくするために、PETスクラップを細かい粒子に
刻んで1cm3以下の微粉状にして、そして次に反応タンク
(1)に満たす。よってもし、反応タンク(1)中にPE
Tスクラップを反応物の全容量中の1重量%以下しか満
たしていないと、経済的実行可能性はなくなり、また25
重量%を超える場合には、高濃度のテレフタル酸塩のた
めに反応を効率的なやり方で操作することが困難にな
る。また、本発明に使用されるアルカリ金属/アルカリ
土類金属水酸化物を、アルカリ金属水酸化物あるいはア
ルカリ土類金属水酸化物と呼ぶ。前記加水分解反応か
ら、もし反応物の全容量中5重量%以下のアルカリ金属
/アルカリ土類金属水酸化物を含むなら、反応中の転化
収量は低く、また30重量%を超える場合には、生産コス
トの増加および必然的に生じる中間生成物および副生成
物のリサイクルのために経済的実行可能性はなくなる。
また、本発明によれば、湿潤剤はC1からC4のアルコール
および界面活性剤を含むグループから選択される。前記
湿潤剤を反応物の全容量の1重量%以下含む場合には、
反応率は低下し、また30重量%を超える場合には、水含
有量の相対的減少によってテレフタル酸アルカリ金属/
アルカリ土類金属塩の濃度が増加し、増加した粘度によ
って効率的なやり方で反応を操作することが困難にな
る。加えて、もし、前記加水分解の反応温度が30℃以下
あるいは反応圧力が1kg/cm2以下なら、反応速度は非常
に低下し、これによって経済的に実行可能性がないこと
が明らかである。
対照的に、もし前記加水分解反応の温度が200℃を超
えるかあるいは反応圧力も20kg/cm2を超えるならば、高
い反応温度および圧力を維持するために設備投資費用は
さらに上昇し、さらにエネルギーコストを含めてこの製
法は経済的に実行可能性がなくなる。前記加水分解反応
後に、PETはテレフタル酸アルカリ金属/アルカリ土類
金属塩を転化された。室温においてはテレフタル酸アル
カリ金属/アルカリ土類金属塩の水への溶解度が約13重
量%であり、スラリー形状で存在することができる。
テレフタル酸アルカリ金属/アルカリ土類金属塩の溶
液をを反応タンク(1)から溶解タンク(2)へ移す。
前記溶液に水を加え、攪拌器(2a)によって60から300r
pm、10から60分間、20から100℃にて絶えず攪拌し、テ
レフタル酸アルカリ金属/アルカリ土類金属水溶液を調
製する。よって、重量で0.5から3.0倍の水を、テレフタ
ル酸アルカリ金属/アルカリ土類金属塩のスラリーに対
して使用する。もし水が重量にして0.5倍以下ならば、
テレフタル酸アルカリ金属/アルカリ土類金属は制約な
く水に溶解するわけではなく、また仮に制約なく溶解で
きたとしても、前記溶液の粘度は非常に高くなり、その
ため次の吸着過程が効率的なやり方で実施することがで
きなくなり、一方重量で3.0倍を超える場合には、溶解
タンクおよび吸着タワーの大きさがともに使用する水の
漸進的増加に比例して大きくなってしまう。従って、反
応のための運転コストを含む追加の特別な設備投資コス
トが不可避となる。溶解タンク(2)中での反応は、好
ましくは大気圧および20から100℃で行われる。次の吸
着過程でのよりよい吸着効率を確保するために、100℃
を超える溶解条件は好ましくない。加えて、溶解過程で
の蒸発したアルコールおよび水は、凝縮して反応タンク
(1)にフィードバックされる。
溶解タンク(2)を経たテレフタル酸アルカリ金属/
アルカリ土類金属塩水溶液も、遠心機(3)によって固
体と液体に分離される;未反応物および不溶性物質を含
んだ固体は、反応タンク(1)にフィードバックあるい
は排出され、一方、液体は吸着タワー(4)に移され
る。
吸着タワー(4)は、PET中に含まれている不純物
(たとえば、金属、金属化合物、有機物質、ごみ、等)
を除去する役割をになう。最終生成物であるテレフタル
酸の純度は、吸着タワー(4)の除去効率に依存して決
定される。本発明によれば、吸着タワー(4)の充填剤
として、アルカリ溶液中で安定である活性炭が、その吸
着率を考慮して使用のために選択され、単位体積あたり
の活性炭の表面積は、好ましくは500から1,500m2/gであ
るべきである。吸着タワー(4)の反応は、好ましくは
反応圧力0.01から10.0kg/cm2および20から100℃であ
り、これによって不純物の除去効率をさらに高めること
ができる。吸着タワー(4)中の望ましい滞留時間は、
1から60分であるが、滞留時間は反応圧力に従って長く
あるいは短く調節できる。
吸着タワー(4)を経た、テレフタル酸アルカリ金属
/アルカリ土類金属塩の水溶液は、中和タンク(5)に
移され酸によって中和される。中和タンク(5)中で攪
拌器(5a)によって攪拌される間に、前記溶液を、塩
酸、硫酸、硝酸および燐酸といった強酸とゆっくり混合
する。次に、テレフタル酸アルカリ金属/アルカリ土類
金属塩を中和し、テレフタル酸およびアルカリ金属/ア
ルカリ土類金属塩を各個に生成する。中和反応中に、二
つの当量点が形成される;一番目の当量点は前記溶液の
pHが9.0から6.0の間でに認められ、ここではアルカリ金
属/アルカリ土類金属水酸化物を酸によって中和してア
ルカリ金属/アルカリ土類金属塩を生成しており、ま
た、二番目の当量点は前記溶液のpHが4.0から2.0の間に
認められ、ここではテレフタル酸アルカリ金属/アルカ
リ土類金属塩を酸によって中和してテレフタル酸を生成
している。前記中和反応中では、それゆえ、前記溶液の
pHが4.0から2.0になるまで、酸を絶え間なく供給しなけ
ればならない。
前記中和反応後、得られたアルカリ金属/アルカリ土
類金属塩はその水に対する比較的大きな溶解性のために
自由に水に可溶であり、一方で固相のテレフタル酸は結
晶化する。結晶化したテレフタル酸の粒子サイズが小さ
いために、テレフタル酸を固体と液体の分離方法(たと
えば、遠心分離あるいはろ過)によっては効率的に分離
することができない。もし分離されたとしても、その回
収率は相当低く、それゆえ商業的利用では経済的に実施
可能性はない。本発明によれば、それゆえ、前記中和過
程によって得られたテレフタル酸のスラリーを、結晶化
タンク(6)に充填して、テレフタル酸の粒子サイズを
充分に大きくする。一連の1から5の結晶化タンク
(6)を連結し、それぞれの結晶化タンク(6)は、温
度を段階的に低くできるような方法で操作される。前記
装置によって、粒子サイズを段階的に大きくすることが
でき、従って小さな粒子を減らすことができる。タンク
(6)の中の結晶化の降下温度は好ましくは30から50℃
である。
すべての結晶化タンク(6)は、以下の詳述によって
操作される:120から300℃の温度、2から86kg/cm2の圧
力、および60から300rpmの攪拌速度。結晶化タンク
(6)を完全に通り抜けるのに必要な全滞留時間は、好
ましくは30から180分間である。加えて、テレフタル酸
の結晶化工程は高温・高圧において行われるので、余剰
の酸によって結晶化タンク(6)の腐蝕をもたらすかも
しれない。この点について、前記中和工程を通り抜けた
テレフタル酸のスラリーに含まれるいかなる酸も、10重
量%以下でなければならない。ステンレススチールタイ
プ316あるいはチタンといった強力な腐蝕耐性物質を結
晶化タンクのために選択しなければならない。
前記結晶化タンク(6)中で十分に大きくしたテレフ
タル酸を、次の冷却タンク(7)へ充填し、0.1から1.0
kg/cm2の圧力および60から90℃の温度にて冷却する。そ
れゆえ、スラリー中に含まれているアルコールを水とと
もに蒸発させる。
蒸発したアルコールおよび水を凝縮し、次に反応タン
ク(1)にフィードバックする。
冷却したテレフタル酸のスラリーを、フィルター
(8)へ移して固体および液体に分離する。フィルター
(8)の操作温度は、テレフタル酸のスラリー温度に依
存し、好ましくはその温度を60から80℃に維持する。圧
力は好ましくは0.1から0.8kg/cm2である。固体および液
体の前記分離方法に基づいて、ウェットケーキ状のテレ
フタル酸を分離し、ろ液としてアルカリ金属/アルカリ
土類金属を分離する。ろ過されたテレフタル酸を水で洗
浄する。洗浄の効率を考慮すると、テレフタル酸に対し
て、好ましくは0.5から1.2倍の水(30〜80℃)を使用す
る。
ろ過されたテレフタル酸を乾燥機(9)に移して、0.
5から1.0kg/cm2の圧力および100から150℃の温度で10か
ら120分間乾燥し、本発明の最終生成物であるテレフタ
ル酸を得る。
さらに、前記ろ過工程から出されたろ液を、水の蒸発
によって濃縮し、あるいは水を蒸発せずに、二極性膜を
使用してろ液を電気透析機(10)に充填し、酸およびア
ルカリ金属/アルカリ土類金属水酸化物にそれぞれ分離
する。このようにして分離および回収したこの酸は、中
和タンク(5)にフィードバックし、一方でアルカリ金
属/アルカリ土類金属水酸化物もまた反応タンク(1)
へフィードバックする。
さらに詳細な方法では、前記ろ液に含まれているアル
カリ金属/アルカリ土類金属塩(たとえば、塩化ナトリ
ウムあるいは硫酸ナトリウム)を電解処理する。次に、
カチオン膜を通り抜けたNa+イオンといったアルカリ金
属/アルカリ土類金属イオンをOH-イオンに結合させ
て、水酸化ナトリウムといったアルカリ金属/アルカリ
土類金属水酸化物を形成する。さらに、アニオン膜を通
り抜けたCl-イオンやSO4 2-イオンといった酸のアニオン
をH+イオンに結合させて、塩酸あるいは硫酸といった酸
を形成する。
上記のように、本発明は、それぞれの製造段階から放
出する溶媒を含んだフィードバックする反応原料を再利
用するための工程を提供することを意図しており、従っ
て生産コストを削減し、かつ廃棄物によってもたらされ
る環境問題を減少する。さらに、前記した製造工程から
分離され回収されたテレフタル酸を、98%あるいはさら
によい収量で得ることができる。本発明をさらに詳細に
以下の実施例によって説明するが、請求の範囲はこれら
の実施例によって制限されるわけではない。
実施例1 水500gおよび水酸化ナトリウム30gを、反応タンク
(1)に充填し、溶解した。メタノール200gおよび微粉
状にしたPETスクラップ10gを添加後、8kg/cm2の圧力お
よび150℃の温度で120分間、混合物を攪拌機(300rpm)
によって攪拌した。
反応タンク(1)中の反応溶液を、溶解タンク(2)
に移し、水400gを加え、大気圧および65℃の温度で10分
間、攪拌機(2a、60rpm)によって攪拌した。
溶解タンク(2)を経たテレフタル酸アルカリ金属/
アルカリ土類金属塩の水溶液を、遠心分離器(3)のも
と、固体および液体にそれぞれ分離した。
固体を反応タンク(1)へフィードバックした。0.14
gの未反応PETが前記固体に含まれており、従ってPETの
反応率は98.6%であることが容易に理解できた。
遠心機(3)を経た液体を、吸着タワー(4)に移
し、反応圧力0.01kg/cm2および温度30℃で1分間、吸着
させた。吸着タワー(4)には、表面積1,500m2/gの活
性炭をつめてある。
吸着タワー(4)を経たテレフタル酸アルカリ金属/
アルカリ土類金属塩の水溶液を、中和タンク(5)に移
した。次に、その溶液を中和タンク中の攪拌器(5a)に
よって攪拌し、溶液のpHが2.0になるまで塩酸をゆっく
りと絶え間なく加えた。SEMによってモニターした結果
として、前記中和工程で形成されたテレフタル酸粒子の
粒子サイズ(5から20μm)は非常に小さかった。
前記中和溶液を結晶化タンク(6)に充填して、テレ
フタル酸の粒子サイズを大きくした。結晶化タンク
(6)はステンレススチールタイプ316であり、以下の
反応の必要条件をもつ:150℃の温度、5kg/cm2の圧力、
および60rpmの攪拌速度。
前記結晶化タンク(6)中の十分に大きくしたテレフ
タル酸のスラリーを、次の冷却タンク(7)に充填し、
1kg/cm2の圧力である減圧下、90℃の温度で冷却した。
従って、蒸発したメタノールおよび水は凝縮し、反応タ
ンク(1)に戻した。テレフタル酸の冷却したスラリー
をフィルター(8)に移し、反応圧力0.8kg/cm2および8
0℃の温度で、固体と液体のそれぞれに分離した。次
に、固体状態であるテレフタル酸を回収した。ろ過した
テレフタル酸を乾燥機(9)に充填し、反応圧力1kg/cm
2および150℃の温度で10分間乾燥して、8.5gのテレフタ
ル酸を得た。
さらに、前記フィルター(8)から放出したろ液を、
3室タイプの二極性膜をもつ電気透析器(10)に充填
し、前記ろ液中に含まれている塩化ナトリウムを電解し
て塩酸および水酸化ナトリウムに分離した。次に、前記
アルカリおよび酸の各々を、それぞれ反応タンク(1)
あるいは中和タンク(5)へフィードバックした。
実施例2 水110gおよび水酸化ナトリウム60gを、反応タンク
(1)に充填し、溶解した。メタノール30g、界面活性
剤(SURMAX CS 727、Chemax Inc.)1g、および微粉状に
したPETスクラップ20gを添加後、混合物を大気圧および
80℃の温度で60分間、攪拌機(200rpm)によって攪拌し
た。
反応タンク(1)中の反応溶液を、溶解タンク(2)
に移し、水400gを加え、大気圧および50℃の温度で30分
間、攪拌機(2a、200rpm)によって攪拌した。
溶解タンク(2)を経たテレフタル酸アルカリ金属/
アルカリ土類金属塩の水溶液を、遠心分離器(3)のも
と、固体および液体にそれぞれ分離した。固体を反応タ
ンク(1)へフィードバックした。1.28gの未反応PETが
前記固体に含まれており、従ってPETの反応率は93.6%
であることが容易に理解できた。
遠心機(3)を経た液体を、吸着タワー(4)に移
し、反応圧力0.1kg/cm2および温度50℃で10分間、吸着
させた。吸着タワー(4)には、表面積1,500m2/gの活
性炭をつめてある。
吸着タワー(4)を経たテレフタル酸アルカリ金属/
アルカリ土類金属塩の水溶液を、中和タンク(5)に移
した。
次に、その溶液を中和タンク中で攪拌器(5a)によっ
て攪拌し、溶液のpHが4.0になるまで97%硫酸をゆっく
りと絶え間なく加えた。SEMによってモニターした結果
として、前記中和工程で形成されたテレフタル酸粒子の
粒子サイズ(5から10μm)は非常に小さかった。
前記中和溶液を結晶化タンク(6)に充填して、テレ
フタル酸の粒子サイズを大きくした。結晶化タンク
(6)はステンレススチールタイプ316で二つの連続し
た結晶化タンクとつながっており、それぞれの結晶化タ
ンクは以下の反応の必要条件をもつ:15から25kg/cm2
圧力、および150rpmの攪拌速度。さらに、一番目の結晶
化タンクの温度は次に示すような構成で200℃に決定さ
れた。すなわち前記結晶化タンクの温度は50℃に段階的
に下げられ、全部の結晶化タンク(6)を通り抜ける全
滞留時間は、60分間であった。
前記結晶化タンク(6)中の十分に大きくしたテレフ
タル酸のスラリーを、次の冷却タンク(7)に充填し、
1kg/cm2の圧力である減圧下、90℃の温度で冷却した。
ここから蒸発したメタノールおよび水を凝縮して反応タ
ンク(1)にフィードバックした。テレフタル酸の冷却
したスラリーをフィルター(8)に移し、反応圧力0.5k
g/cm2および80℃の温度で、固体と液体のそれぞれに分
離した。次に、ウェットケーキ状のテレフタル酸を回収
した。ろ過したテレフタル酸を乾燥機(9)に充填し、
反応圧力0.5kg/cm2および150℃の温度で60分間乾燥し
て、16.2gのテレフタル酸を得た。
さらに、前記フィルター(8)から放出したろ液を、
3室タイプの二極性膜をもつ電気透析器(10)に充填
し、前記ろ液中に含まれている硫酸ナトリウムを電解し
て硫酸および水酸化ナトリウムに分離した。次に、前記
アルカリおよび酸の各々を、それぞれ反応タンク(1)
あるいは中和タンク(5)へフィードバックした。
実施例3 水300gおよび水酸化ナトリウム150gを、反応タンク
(1)に充填し、溶解した。メタノール300g、界面活性
剤(SURMAX CS 727、Chemax Inc.)5g、および微粉状に
したPETスクラップ250gを添加後、混合物を5kg/cm2およ
び100℃の温度で120分間、攪拌機(100rpm)によって攪
拌した。
反応タンク(1)中の溶液を、溶解タンク(2)に移
し、水1,500gを加え、大気圧および50℃の温度で60分
間、攪拌機(2a、300rpm)によって攪拌した。ここか
ら、蒸発したアルコールおよび水を凝縮して反応タンク
(1)にフィードバックした。
溶解タンク(2)を経たテレフタル酸アルカリ金属/
アルカリ土類金属塩の水溶液を、遠心分離器(3)のも
と、固体および液体にそれぞれ分離した。固体を反応タ
ンク(1)へフィードバック、あるいは放出した。28.2
gの未反応PETが前記固体に含まれており、従ってPETの
反応率は88.7%であることが容易に理解できた。
遠心機(3)を経た液体を、吸着タワー(4)に移
し、反応圧力1kg/cm2および温度80℃で10分間、吸着し
た。吸着タワー(4)には、表面積1,500m2/gの活性炭
をつめた。
吸着タワー(4)を経たテレフタル酸アルカリ金属/
アルカリ土類金属塩の水溶液を、中和タンク(5)に移
す。次に、その溶液を中和タンク中で攪拌器(5a)によ
って攪拌し、溶液のpHが3.2になるまで97%硫酸をゆっ
くりと絶え間なく加えた。SEMによってモニターした結
果として、前記中和工程で形成されたテレフタル酸粒子
の粒子サイズ(10μm)は非常に小さかった。
前記中和溶液を結晶化タンク(6)に充填して、テレ
フタル酸の粒子サイズを大きくした。結晶化タンク
(6)はステンレススチールタイプ316で五つの連続し
た結晶化タンクとつながっており、それぞれの結晶化タ
ンクは以下の反応の必要条件をもつ:2から86kg/cm2の圧
力、および120から200rpmの攪拌速度。さらに、一番目
の結晶化タンクの温度は次に示すような構成で300℃に
決定された。すなわち前記結晶化タンクの温度は30から
50℃に段階的に下げられ、全部の結晶化タンク(6)を
通り抜ける全滞留時間は、180分間であった。
前記結晶化タンク(6)中の十分に大きくしたテレフ
タル酸のスラリーを、次の冷却タンク(7)に充填し、
0.1kg/cm2の圧力である減圧下、90℃の温度で冷却し
た。ここから蒸発したメタノールおよび水を凝縮して反
応タンク(1)にフィードバックした。テレフタル酸の
冷却したスラリーをフィルター(8)に移し、圧力0.1k
g/cm2および80℃の温度で、固体と液体のそれぞれに分
離した。次に、ウェットケーキ状のテレフタル酸を回収
した。ろ過したテレフタル酸を乾燥機(9)に充填し、
圧力0.7kg/cm2および100℃の温度で180分間乾燥して、1
86.9gのテレフタル酸を得た。
さらに、前記フィルター(8)から放出したろ液を、
3室タイプの二極性膜をもつ電気透析器(10)に充填
し、前記ろ液中に含まれている硫酸ナトリウムを電解し
て硫酸および水酸化ナトリウムに分離した。次に、前記
アルカリおよび酸の各々を、それぞれ反応タンク(1)
あるいは中和タンク(5)へフィードバックした。
実施例4 水735gおよび水酸化ナトリウム50gを、反応タンク
(1)に充填し、溶解した。
メタノール100gおよび微粉状にしたPETスクラップ115
gを添加後、混合物を20kg/cm2および200℃の温度で60分
間、攪拌機(300rpm)によって攪拌した。
反応タンク(1)中の溶液を、溶解タンク(2)に移
し、水1,000gを加え、1kg/cm2の圧力および100℃の温度
で20分間、攪拌機(2a、300rpm)によって攪拌した。こ
こから、蒸発したアルコールおよび水を凝縮して反応タ
ンク(1)にフィードバックした。
溶解タンク(2)を経たテレフタル酸アルカリ金属/
アルカリ土類金属塩の水溶液を、遠心分離器(3)のも
と、固体および液体にそれぞれ分離した。固体を反応タ
ンク(1)へフィードバック、あるいは放出した。0.16
gの未反応PETが前記固体に含まれており、従ってPETの
反応率は99.7%であることが容易に理解できた。
遠心機(3)を経た液体を、吸着タワー(4)に移
し、反応圧力10kg/cm2および温度100℃で5分間、吸着
した。吸着タワー(4)には、表面積900m2/gの活性炭
をつめた。
吸着タワー(4)を経たテレフタル酸アルカリ金属/
アルカリ土類金属塩の水溶液を、中和タンク(5)に移
した。次に、その溶液を中和タンク中で攪拌器(5a)に
よって攪拌し、溶液のpHが2.0になるまで97%硫酸をゆ
っくりと絶え間なく加えた。SEMによってモニターした
結果として、前記中和工程で形成したテレフタル酸粒子
の粒子サイズ(10から20μm)は非常に小さかった。
前記中和溶液を結晶化タンク(6)に充填して、テレ
フタル酸の粒子サイズを大きくした。
結晶化タンク(6)はチタンあるいはステンレススチ
ールタイプ316で三つの連続した結晶化タンクとつなが
っており、それぞれの結晶化タンクは以下の反応の必要
条件をもつ:2から15kg/cm2の圧力、および200から300rp
mの攪拌速度。さらに、一番目の結晶化タンクの温度は
次に示すような構成で200℃に決定された。すなわち前
記結晶化タンクの温度は30から50℃に段階的に下げら
れ、全部の結晶化タンク(6)を通り抜ける全滞留時間
は、60分間であった。
前記結晶化タンク(6)中の十分に大きくしたテレフ
タル酸のスラリーを、次の冷却タンク(7)に充填し、
0.1kg/cm2の圧力である減圧下、90℃の温度で冷却し
た。ここから蒸発したメタノールおよび水を凝縮して反
応タンク(1)にフィードバックした。テレフタル酸の
冷却したスラリーをフィルター(8)に移し、圧力0.1k
g/cm2および80℃の温度で、固体と液体のそれぞれに分
離した。次に、ウェットケーキ状のテレフタル酸を回収
した。ろ過したテレフタル酸を乾燥機(9)に充填し、
圧力0.8kg/cm2および120℃の温度で120分間乾燥して、9
9gのテレフタル酸を得た。
さらに、前記フィルター(8)から放出したろ液を、
3室タイプの二極性膜をもつ電気透析器(10)に充填
し、前記ろ液中に含まれている硫酸ナトリウムを電解し
た硫酸および水酸化ナトリウムに分離した。次に、前記
アルカリおよび酸の各々を、それぞれ反応タンク(1)
あるいは中和タンク(5)へフィードバックした。
実験 前記実施例1から4で得られたテレフタル酸のそれぞ
れは、以下の方法によって分析された。
(1)純度:PETから得られたテレフタル酸については、
高圧液相クロマトグラフィー(HPLC)でその不純物の濃
度をモニターするために、μ−bondapak C18カラムを導
入した。
(2)平均粒子サイズ:篩分け分析方法およびSEMを導
入して平均粒子サイズをモニターした。
(3)透過率:水酸化カリウム水溶液中にテレフタル酸
を溶解することによって調製した溶液を用いて、SPECTR
ONIC 601(MILTON ROY)分光計を導入して、その340nm
における透過率をモニターした。
(4)明度:DIANO MATCH SCAN II比色計を導入して、明
度の値L、aおよびbをモニターした。
(5)金属含有量:XRF(X線屈折蛍光)を導入して、C
o、MnおよびFeの金属含量をモニターした。
前記表の結果は、実施例1から2で得られたテレフタ
ル酸の純度が幾分低かったことを示すが、これは、PET
製造工程中にイソフタル酸を添加していたためである。
イソフタル酸を含有するテレフタル酸は、ポリエステル
樹脂を製造するにおいて有用である。
従って、本発明によって回収したテレフタル酸には全
く金属が含まれず、また高純度を維持するので、ポリエ
ステル樹脂を調製するにおいて非常に役立つ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08J 11/16 ZAB C08J 11/16 ZAB (56)参考文献 特表 平11−502870(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 51/09 C07C 51/43 C07C 63/26 C08J 11/16 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の工程にしたがって、ポリエチレンテ
    レフタレートを加水分解および結晶化してテレフタル酸
    を得る、テレフタル酸の製造方法。 (a)テレフタル酸アルカリ金属/アルカリ土類金属塩
    を調製するために、PETスクラップを、溶媒としての水
    および湿潤剤の存在のもとにアルカリ金属/アルカリ土
    類金属水酸化物によって加水分解する工程; (b)水に溶解しているテレフタル酸アルカリ金属/ア
    ルカリ土類金属塩の水溶液を、固体および液体として分
    離する工程;固体は前記(a)加水分解工程にフィード
    バックされるかあるいは放出され、一方、液体は次の吸
    着工程に移される: (c)テレフタル酸を得るために、テレフタル酸アルカ
    リ金属/アルカリ土類金属塩の水溶液を、吸着および酸
    で中和する工程; (d)テレフタル酸粒子を大きくする結晶化工程; (e)そして、大きくしたテレフタル酸粒子を減圧下に
    冷却し、ろ過および乾燥する工程。
  2. 【請求項2】段階(a)において、使用のため、ポリエ
    チレンテレフタレート廃物スクラップ原料に、ポリエス
    テル紡織繊維スクラップ、ポリエチレンテレフタレート
    スクラップボトル、ポリエチレンテレフタレートスクラ
    ップ容器、ポリエチレンテレフタレートの重合工程で生
    じるポリエチレンテレフタレートスクラップチップ、あ
    るいはポリエステル繊維、ヤーンおよび紡織繊維の製造
    過程から生じるポリエステルスクラップヤーンを包含す
    ることができる、請求項1記載のテレフタル酸の製造方
    法。
  3. 【請求項3】加水分解の全容量中に、1から25重量%の
    前記ポリエチレンテレフタレートスクラップが加えられ
    ている、請求項1あるいは2記載のテレフタル酸の製造
    および回収方法。
  4. 【請求項4】加水分解の全容量中に、5から30重量%の
    アルカリ金属/アルカリ土類金属水酸化物を含んでい
    る、請求項1記載のテレフタル酸の製造方法。
  5. 【請求項5】加水分解の全容量中に、1から30重量%の
    前記湿潤剤を含んでいる、請求項1記載のテレフタル酸
    の製造方法。
  6. 【請求項6】前記段階(a)を、1から20kg/cm2の圧力
    および30から200℃の温度で行う、請求項1記載のテレ
    フタル酸の製造方法。
  7. 【請求項7】前記段階(b)において、テレフタル酸ア
    ルカリ金属/アルカリ土類金属塩に対して0.5から3.0倍
    の重量の水を使用するところの、請求項1記載のテレフ
    タル酸の製造方法。
  8. 【請求項8】前記段階(d)において、1から5個の結
    晶化タンクを連続して連結し、それぞれの結晶化タンク
    の温度を30ないし50℃に段階的に降下するように行われ
    る、請求項1記載のテレフタル酸の製造方法。
  9. 【請求項9】前記結晶化タンクを2から86kg/cm2の圧力
    および120から300℃の温度に一定に維持するところの、
    請求項8記載のテレフタル酸の製造方法。
  10. 【請求項10】前記段階(e)が0.1から1.0kg/cm2の圧
    力および60から90℃で行われるところの、請求項1記載
    のテレフタル酸の製造方法。
  11. 【請求項11】段階(e)中において、放出されるアル
    コールおよび水を前記(a)加水分解工程にフィードバ
    ックする、請求項1あるいは10記載のテレフタル酸の製
    造方法。
  12. 【請求項12】段階(e)中において、二極性膜を使用
    してろ液を電気透析機に充填し、酸およびアルカリ金属
    /アルカリ土類金属水酸化物にそれぞれ分離し;その酸
    を前記段階(c)へフィードバックし、またアルカリ金
    属/アルカリ土類金属水酸化物を段階(a)へフィード
    バックする、請求項1記載のテレフタル酸の製造方法。
  13. 【請求項13】前記PETスクラップを加水分解してテレ
    フタル酸アルカリ金属/アルカリ土類金属塩を調製する
    加水分解装置(1);テレフタル酸アルカリ金属/アル
    カリ土類金属塩を溶解する溶解装置(2);遠心機
    (3);吸着タワー(4);テレフタル酸アルカリ金属
    /アルカリ土類金属塩を酸で中和してテレフタル酸を生
    成する中和装置(5);テレフタル酸粒子を大きくする
    結晶化装置(6);冷却装置(7);大きくしたテレフ
    タル酸粒子をろ過するろ過装置(8);ろ過したテレフ
    タル酸を乾燥する乾燥装置(9);からなる、テレフタ
    ル酸をポリエチレンテレフタレート廃物スクラップ原料
    から製造するための、連続して設置される装置。
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