JP3140585B2 - スチールコードおよびその製造方法 - Google Patents
スチールコードおよびその製造方法Info
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Classifications
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- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/062—Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
Description
ンベアベルト等のゴム物品の補強材として用いられる、
撚りコードの周囲にスパイラルフィラメントを巻付けて
なるスチールコードに関し、とくにコードの曲げ剛性を
改善しようとするものである。
られるスチールコードは、次の理由から所定の範囲の曲
げ剛性をそなえることが有利である。まず、タイヤ等の
製造は、スチールコードを埋設したゴムシートを作成し
て所定幅のプライとした後、そのプライを所定の形状に
貼り合わせて成形する。この成形工程において、とくに
大きな曲げを伴う処理、例えばタイヤのビード部におい
てカーカスプライ部をビードリングで曲げて折返す成形
処理において、スチールコードの曲げ剛性が高いと、プ
ライの反発力が高くなりビード部で安定して成形を行う
ことができないために、曲げ剛性は低い方がよい。
応力を受けるが、このような応力下ではスチールコード
に所定の曲げ剛性を付与することが望ましい。すなわち
曲げ剛性が高いコードは素線同士の接触が局部的であ
り、曲げられたとき局部的に大きなフレッティング損傷
を素線に与えて、コード耐久性を低下させるからであ
り、また曲げ剛性の低いコード、例えば素線同士の拘束
が高いコードは、曲げられようとするとき曲がり難くい
ため、タイヤカーカス部のように曲げに対して柔軟性が
求められる部分の補強材としては適当でない。
から、スチールコードの曲げ剛性は所定の範囲にあるこ
とが肝要になる。ところで、スパイラルフィラメントで
拘束されていないスチールコードは、通常高い曲げ剛性
を有するが、このコードをスパイラルフィラメントで拘
束することでコードの素線がコード径外側に開放される
ことがないため、スパイラルフィラメントとコード素線
との接触点及びコード素線同士の接触点における拘束力
をそれぞれ高めることができ、コードの曲げ剛性を低く
することができる。
ールコードの場合、このスパイラルフィラメントの巻付
けテンションを大きくすることで、らせん状に巻付けた
ときの撚りコードから外したスパイラルフィラメントの
1ピッチ長さから撚りコードに巻付けられた状態のスパ
イラルフィラメントの1ピッチ長さを差し引いた値(以
下スパイラル型付け率と示す)を小さくでき、スパイラ
ルフィラメントによる拘束力をより大きくすることがで
きる。
するためには、スパイラルフィラメントが断線をおこす
ような高いテンションでの巻付けを必要とするため、こ
の方法では生産性が極端に低下するため、実用的ではな
い。
は、スパイラルフィラメントに大きな巻付けテンション
を付加することなく、スパイラルフィラメントによるコ
ード素線間の拘束を高めて、コードの曲げ剛性を所定の
低い範囲に制御したスチールコード及びその製造方法を
提供するところにある。
の周囲にスパイラルフィラメントを巻付けてなるスチー
ルコードであって、撚りコードから外したスパイラルフ
ィラメントの1ピッチ長さから撚りコードに巻付けられ
た状態のスパイラルフィラメントの1ピッチ長さを差し
引いた値を、スパイラルフィラメントの巻付け直後に撚
りコードから外したスパイラルフィラメントの1ピッチ
長さから撚りコードに巻付けられた状態のスパイラルフ
ィラメントの1ピッチ長さを差し引いた値より小さくし
たことを特徴とするスチールコードである。
にスパイラルフィラメントを巻付けた後、該コードを千
鳥足状に配列したローラー群に通過させることを特徴と
するスチールコードの製造方法、または撚りコードの周
囲にスパイラルフィラメントを巻付けた後、該コードを
千鳥足状に配列したローラー群に通過させることによ
り、撚りコードから外したスパイラルフィラメントの1
ピッチ長さから撚りコードに巻付けられた状態のスパイ
ラルフィラメントの1ピッチ長さを差し引いた値を、ス
パイラルフィラメントの巻付け直後に撚りコードから外
したスパイラルフィラメントの1ピッチ長さから撚りコ
ードに巻付けられた状態のスパイラルフィラメントの1
ピッチ長さを差し引いた値より小さくした、スチールコ
ードを得ることを特徴とするスチールコードの製造方
法、によって有利に得ることができる。
たスチールコードは、撚りコードの単体が有する曲げ剛
性よりも低い曲げ剛性を持つに到るが、これは上述の通
りである。
ールコードの曲げ剛性は、巻付けられたスパイラルフィ
ラメントの状態により定まるが、巻付けテンションを低
くした場合、巻付けたときのスパイラルフィラメントの
型付け率が大きくなり、スパイラルフィラメントによ
る、撚りコードの拘束力が低くなるために曲げ剛性は大
きくなる。従って、スパイラルフィラメントの巻付けテ
ンションを高くすることが、曲げ剛性の低下には有利で
あるが、撚線時の断線が発生し、生産性を低下するため
実用的でない。
るところは、スパイラルフィラメントの有するスプリン
グバック力を低下させて、コードが曲げ変形したときに
スパイラルフィラメントがその長手方向に移動しようと
するのを防止することで、曲げ剛性の低下をはかること
にある。ここで、スプリングバック力の大きさは、図1
(a) に示すスチールコード1において、撚りコード2に
巻付けたスパイラルフィラメント3の1ピッチ長で定義
される型付け量lと、同図(b) に示す、撚りコード2か
ら外した状態のスパイラルフィラメント3の型付け量L
とを測定し、その型付け変化量(L−l)として評価す
ることができる。この型付け変化量を制御することによ
って、コードの拘束力を調節し、曲げ剛性の低下を実現
する。
化量の制御は、図2(a) に示すように、撚り工程4にお
いて、撚り合わせたコード2にスパイラルフィラメント
3を巻付けた後、このコード1を千鳥足状に配列したロ
ーラー群5に、同図(b) に示すように通して、繰返し曲
げ加工を施すことによって達成される。なお、繰返し曲
げ加工における加工度は、下記(1) 式により決定される
ところから、予めこの加工度εと型付け変化量との関係
を求めておき、所望の型付け変化量が得られる加工度ε
を設定し、繰返し曲げ加工を施せばよい。
/mm2 で線径が 0.225mmの素線を用いて撚りピッチが 1
2mm の1×12構造を有する撚りコードを作成し、引続き
同じ原材料および抗張力で線径が 0.15mm の素線をバン
チャータイプの撚り線機を用いてピッチ:3.5mm で撚り
コードに巻付けてスチールコードを作成した。次いで、
このスチールコードを、図2に示した、千鳥足状に配置
したローラ群からなるスパイラル型付け矯正装置を通過
させてスパイラルフィラメントの型付け変化量を制御し
た。この実施例ではローラ群は直径が 22mm で90°の溝
角を有するローラ7個からなり、ここでローラ群の配置
は上記した式(1) で求められる加工度が 2.0×10-2にな
るような千鳥足状配置とした。
処理を施さないコードを従来例とした。実施例及び従来
例とも、スパイラルフィラメントの巻付けテンションは
0.4kgに設定した。なお、この実施例のコード構造にお
いて、必要とする曲げ剛性は、スパイラルフィラメント
を巻付ける撚りコード単体における曲げ剛性を100 とし
たときの指数(以下、曲げ剛性指数と示す)でタイヤ成
型処理の観点から80以下、またタイヤの耐久性の観点か
らは60以上である。結果はこの発明の方法によって作成
したコードは70の曲げ剛性指数を有し目標の範囲を満足
するが、従来例のコードは84の曲げ剛性指数であった。
に、スチールコードを水平な平面状で直径19cmの円形の
ループを作成し、コードが交差する点(a) を拘束し、次
いで拘束した状態で点(a) と円周上で対面する点(b) に
位置するコードの部分を点(a) に向かって点(a) まで移
動させ、10秒間保持した後、移動させた力を開放したと
きの、移動させたコード部分が静止する位置点(c) を計
測し、a−cの長さのa−bに対する割合を指数表示し
た。なお、この割合が100 となるのは、スパイラルフィ
ラメントによる拘束のない撚りコードである。
成した種々のコードに関して、型付け変化量を求め、こ
れと曲げ剛性指数との関係を示した図である。同図か
ら、型付け変化量と曲げ剛性指数は高い相関性を示すこ
とがわかる。すなわち、この実施例における構造を有す
るスチールコードに巻付けテンションを 0.4kgにしてス
パイラルフィラメントを設けた場合において、繰返し曲
げ加工処理を施さないものは型付け変化量が 0.6mmであ
るが、繰返し曲げ加工処理を施すことにより型付け変化
量を低減させることができる。この場合型付け変化量
0.50mm 以下好ましくは 0.35mm 以下にすることで目的
の曲げ剛性を得ることができた。
ンションを増加させて曲げ剛性を低下させる従来法にお
ける、巻き付けテンションとコードの曲げ剛性指数との
関係を図5に示す。同図から明らかなように、コードの
曲げ剛性指数を70%にするためのスパイラルフィラメン
ト巻き付けテンションは 1.2Kgにしなければならず、こ
の発明に従う方法のスパイラルフィラメント巻き付けテ
ンション 0.4Kgに対して、3倍もの高いテンションを必
要とする。
付け量矯正装置は、ローラー径を22mmにし、ローラーの
個数を7で、上記式(1) で規定する加工度を 2.0×10-2
にした装置を用い処理を行ったが、上述の条件にて矯正
処理を行うに当って予めローラーの径が16mmと22mmで、
ローラー個数は3個と7個で、また加工量は 1.0×10-2
と 2.0×10-2として、それぞれの条件が曲げ剛性指数に
与える影響について検討を行った。その結果を図6に示
すように、ローラー個数と加工量の組合わせの効果およ
び加工量とローラー溝角度の組合わせの効果が認めら
れ、それぞれ同図(a) および(b) に示した。また、ロー
ラー径の曲げ剛性指数に与える効果を同図(c) に示した
が、この2つの水準内では大きな差が認められずローラ
ーのベアリング寿命の点からは22mmの方が好ましいこと
がわかる。
チールコードは、タイヤの成型性に優れるとともに、タ
イヤの耐久特性にも適正な曲げ剛性を与えるため、タイ
ヤの製造形成性を向上させ、高い耐久性を有するタイヤ
を得ることができ、工業上有用である。
る。
る。
示す図である。
剛性指数との関係を示す図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 撚りコードの周囲にスパイラルフィラメ
ントを巻付けてなるスチールコードであって、撚りコー
ドから外したスパイラルフィラメントの1ピッチ長さか
ら撚りコードに巻付けられた状態のスパイラルフィラメ
ントの1ピッチ長さを差し引いた値を、スパイラルフィ
ラメントの巻付け直後に撚りコードから外したスパイラ
ルフィラメントの1ピッチ長さから撚りコードに巻付け
られた状態のスパイラルフィラメントの1ピッチ長さを
差し引いた値より小さくしたことを特徴とするスチール
コード。 - 【請求項2】 撚りコードの周囲にスパイラルフィラメ
ントを巻付けた後、該コードを千鳥足状に配列したロー
ラー群に通過させることを特徴とするスチールコードの
製造方法。 - 【請求項3】 撚りコードの周囲にスパイラルフィラメ
ントを巻付けた後、該コードを千鳥足状に配列したロー
ラー群に通過させることにより、撚りコードから外した
スパイラルフィラメントの1ピッチ長さから撚りコード
に巻付けられた状態のスパイラルフィラメントの1ピッ
チ長さを差し引いた値を、スパイラルフィラメントの巻
付け直後に撚りコードから外したスパイラルフィラメン
トの1ピッチ長さから撚りコードに巻付けられた状態の
スパイラルフィラメントの1ピッチ長さを差し引いた値
より小さくした、スチールコードを得ることを特徴とす
るスチールコードの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04334518A JP3140585B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | スチールコードおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04334518A JP3140585B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | スチールコードおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06184964A JPH06184964A (ja) | 1994-07-05 |
| JP3140585B2 true JP3140585B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=18278306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04334518A Expired - Lifetime JP3140585B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | スチールコードおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3140585B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP04334518A patent/JP3140585B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06184964A (ja) | 1994-07-05 |
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