JP3141644B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP3141644B2 JP05225128A JP22512893A JP3141644B2 JP 3141644 B2 JP3141644 B2 JP 3141644B2 JP 05225128 A JP05225128 A JP 05225128A JP 22512893 A JP22512893 A JP 22512893A JP 3141644 B2 JP3141644 B2 JP 3141644B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置、特
に、磁気記録再生装置の機体の固定部に対して、回転軌
跡面が所定の位置に形成されるように設けられている回
転磁気ヘッドによって、ドラム周面の一部へ巻回されて
いる磁気テープに対する記録,再生動作が行なわれ、前
記したドラム周面の一部へ巻回されるべき磁気テープに
おけるドラム周面への巻始め側と巻終り側との走行路中
に個別に配置されている第1,第2のガイドポールの高
さを、磁気テープからの再生信号に基づいて得た前記し
た第1のガイドポールに近い位置における記録跡の曲り
情報と、前記した第2のガイドポールに近い位置におけ
る記録跡の曲り情報とを用いて発生させた高さ制御信号
により、前記した回転磁気ヘッドの回転軌跡に磁気テー
プの記録跡が合うように制御する高さ制御機構を備えて
いる磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラムの周面の一部へ巻回された状態の
磁気テープを所定の走行速度で走行させて、回転磁気ヘ
ッドの回転軌跡と対応している特定な記録跡パターン
(テープパターン)を磁気テープに形成させ、記録再生
動作を行なうようにしている磁気記録再生装置は、ビデ
オ・テープ・レコーダ(VTR)として広く実用されてい
る。前記したテープパターンは、磁気記録再生装置で採
用している磁気記録再生方式毎に、それぞれ特定なフォ
ーマットのものになっているが、同一の磁気記録再生方
式に従って動作するように作られている同一規格の磁気
記録再生装置であっても、許容されている製作誤差の存
在によるばらつき、その他の原因により、個々の磁気記
録再生装置毎に回転磁気ヘッドの回転軌跡と対応して磁
気テープに形成されるテープパターンは、それぞれ異な
っているのが普通である。
【0003】前記のように、磁気テープに形成されるテ
ープパターンが、個々の磁気記録再生装置毎にそれぞれ
異なっているから、磁気記録再生装置で記録した記録済
みの磁気テープを、記録に用いた磁気記録再生装置以外
の磁気記録再生装置での記録再生動作、所謂、互換記録
再生動作での再生動作を行なう場合に問題になることが
あり、特に、高密度記録のために狭い記録跡幅の記録跡
によってトラックパターンが形成されている場合におけ
る互換記録再生動作時に重大な支障を生じさせることが
ある。例えば、最近になって、19μmの記録跡幅を有
する3本の記録跡を磁気テープTに同時に並列記録する
ことにより、所謂、ハイビジョンの画像情報の記録再生
も可能にできるようにした新しい形態のVTR(所謂W
−VHS方式のVTR)が提案されたが、この新しい形
態のVTRにおいて磁気テープTに同時に並列的に形成
される3本の記録跡の内で隣接する2本の記録跡は、互
いに逆方向のアジマス角を有する2個の回転磁気ヘッド
によって映像信号の記録再生に用いられており、また、
残り1本の記録跡は他の1個の回転磁気ヘッドによって
音響信号の記録再生に用いられていて、前記の音響信号
記録再生用の回転磁気ヘッドによってアフターレコーデ
ィングも可能なようにされている。
【0004】ところで、前記のVTRにおける1本の記
録跡における曲りの許容値は、7μm程度とされている
から、互換記録再生動作によって例えばアフターレコー
ディングが行なわれた場合には、記録済み磁気テープの
記録跡と回転磁気ヘッドの回転軌跡との間に、最大で1
4μm程度のずれが生じる可能性があるが、今、仮に記
録済み磁気テープの記録跡と回転磁気ヘッドの回転軌跡
との間に、前記のように14μmのずれが生じた場合に
は、記録済み磁気テープにおける音響信号の記録跡に対
してアフターレコーディングを行なうべき音響信号記録
再生用の回転磁気ヘッドが、前記した記録済み磁気テー
プにおける音響信号記録用の記録跡から14μmだけ隣
接の映像信号記録用の記録跡の方にずれるために、19
μmの記録跡幅を有する映像信号記録用の記録跡の内の
14μmの幅の部分がアフターレコーディング用の音響
信号によって重ね書きされた状態になって、本来の映像
信号の記録部分としては5μmの幅の部分だけが残され
るだけになり再生映像信号の品質が劣化することにな
る。
【0005】そして、前述の問題点を解決するのには、
回転磁気ヘッドの回転軌跡と磁気テープTの記録跡とを
一致させればよいのであり、従来から開ループ制御回
路または閉ループ制御回路におけるアクチュエータとし
て使用される電気ー機械変換素子(例えば、ボイスコイ
ルモータ、電歪素子のバイモルフ)を用いて構成した磁
気ヘッド駆動装置によって駆動変位させることにより、
回転磁気ヘッドを磁気ヘッドの記録跡に追跡できるよう
にさせるようにしたり、例えば実公昭63ー3412
6号公報、実開昭61ー158633号公報等に開示さ
れているように、回転磁気ヘッドを取付けた回転ドラム
と下ドラムとを一体的に傾斜させて、回転ヘッドが磁気
テープTの記録跡を追跡できるようにしたり、例えば
特開昭60ー115043号公報に開示されているよう
に、積層された圧電素子によってガイドポールの高さを
変化させたり、あるいは例えば実開昭61ー1531
51号公報に開示されているように、ねじ部を構成させ
たガイドポールのシャフトに歯車を固着させ、その歯車
をモータで回転させてガイドポールの高さを変化させた
り、する等の各種の解決手段が提案されて来ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、小型に構成
した1台の磁気ヘッドの駆動装置に搭載できる回転磁気
ヘッドは2個程度であるために、例えば、所謂、深層記
録方式によって音響信号を記録再生するのに使用される
音声ヘッドをも、前記の磁気ヘッドの駆動装置に搭載さ
せるようにすることは困難である他に、前記した磁気ヘ
ッド駆動装置は非常に高価であるので、前記したの解
決手段は安価なことが必要とされている民生用のVTR
には使用でき難く、また、既述したの解決手段のよう
に回転ドラムと下ドラムとを一体的に傾斜させて回転ヘ
ッドが磁気テープTの記録跡を追跡できるようにした磁
気記録再生装置では、大きな質量の部材を傾斜させるた
めに大きな駆動力が必要とされるという欠点があり、さ
らに、前記したの解決手段では積層圧電素子は数百ボ
ルトの駆動電圧によって数ミクロンの変位量しか得られ
ないために実用的ではなく、さらにまたの解決手段で
はローディング動作時に移動されるポールベースにモー
タや歯車を設けて実施することは極めて困難であるとい
う問題点がある。それで、前記のような諸問題点のない
解決策が求められた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、磁気テープを周
面の一部へ巻回しながら回転磁気ヘッドと一体に回転す
るドラムと、前記磁気テープの高さ方向を規制するフラ
ンジを有した第1のガイドポールを該磁気テープの高さ
方向に移動可能に支持し、且つ、前記第1のガイドポー
ルと対をなす第1の傾斜ポールを支持して、前記磁気テ
ープをカセットから引き出して前記ドラムの周面への巻
始め側に移動する第1のポールベースと、前記磁気テー
プの高さ方向を規制するフランジを有した第2のガイド
ポールを該磁気テープの高さ方向に移動可能に支持し、
且つ、前記第2のガイドポールと対をなす第2の傾斜ポ
ールを支持して、前記磁気テープをカセットから引き出
して前記ドラムの周面への巻終り側に移動する第2のポ
ールベースと、前記磁気テープへのローディング完了時
に前記第1のガイドポール及び前記第1の傾斜ポール
と、前記第2のガイドポール及び前記第2の傾斜ポール
とで前記磁気テープを前記ドラムの周面の一部へ巻回さ
せた際、記録モード時に前記第1,第2のガイドポール
の各フランジの高さを正規の高さに設定する一方、再生
モード時に前記磁気テープからの再生信号に基づいて得
た前記第1のガイドポールに近い位置における記録跡の
曲り情報と、前記第2のガイドポールに近い位置におけ
る記録跡の曲り情報とを用いて発生させた各高さ制御信
号により、前記第1,第2のガイドポールの各フランジ
の高さを前記回転磁気ヘッドの回転軌跡に前記磁気テー
プの記録跡が合うように制御する第1,第2のガイドポ
ールの高さ制御機構とを備えてなり、前記第1,第2の
ガイドポールの高さ制御機構は、前記第1,第2のガイ
ドポールの各シャフトにそれぞれ固着した各第1の回動
力伝達部材の各ねじ部を前記第1,第2のポールベース
に螺設された各ねじ孔に螺合させ、且つ、ローディング
動作が完了した状態において前記各第1の回動力伝達部
材と結合する各第2の回動力伝達部材を装置の固定部側
に各モータの駆動力によって回転自在に設け、前記各高
さ制御信号によって前記各モータ,前記各第2の回動力
伝達部材,前記各第1の回動力伝達部材を回転させるこ
とで、前記第1,第2のガイドポールの各フランジの高
さを前記磁気テープの高さ方向に制御することを特徴と
する磁気記録再生装置である。また、第2の発明は、上
記した第1の発明の磁気記録再生装置において、前記各
第1の回動力伝達部材または前記各第2の回動力伝達部
材の何れかに基準位置の各検出手段を設け、さらに前記
各モータに各ロータリエンコーダを設けたことを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】磁気記録再生装置の機体の固定部に対して、回
転軌跡面の位置が所定の位置を占めるように駆動回転さ
れている回転磁気ヘッドは、ドラム周面の一部へ巻回さ
れている磁気テープに対して信号の記録を行なったり、
記録されている信号の再生を行なったりする。ドラム周
面の一部へ巻回されている磁気テープのドラム周面にお
ける磁気テープの走行路は、ドラム周面への巻始め側の
磁気テープの走行路中に配置されている第1のガイドポ
ールの高さと、ドラム周面の巻終り側の磁気テープの走
行路中に配置されている第2のガイドポールの高さとを
変化させることにより変化できるから、磁気テープから
の再生信号に基づいて得た前記した第1のガイドポール
に近い位置における記録跡の曲り情報と、前記した第2
のガイドポールに近い位置における記録跡の曲り情報と
を用いて発生させた高さ制御信号によって、前記した回
転磁気ヘッドの回転軌跡に磁気テープの記録跡が合うよ
うに、前記した第1,第2のガイドポールの高さを高さ
制御機構により変化させる。
【0009】ローディング機構に備えられているポール
ベースに螺設されたねじ孔に螺合するねじ部が設けられ
ているガイドポールのシャフトに第1の回動力伝達部材
を固着させておき、また、ローディング動作が完了した
状態において前記した第1の回動力伝達部材と結合する
第2の回動力伝達部材を機体の固定部側に設け、前記し
た第2の回動力伝達部材に、高さ制御信号によって駆動
されるモータの駆動力を与えるように構成したガイドポ
ールの高さの制御機構を備えている磁気記録再生装置で
は、ローディング機構側に備えられている第1の回動力
伝達部材と、機体の固定部側に設けられている第2の回
動力伝達部材とが、ローディング動作の完了時に結合
し、高さ制御信号によって駆動されるモータの駆動力が
第2の回動力伝達部材から第1の回動力伝達部材に伝え
られる。
【0010】前記の第1の回動力伝達部材は、ローディ
ング機構に備えられているポールベースに螺設されたね
じ孔に螺合するねじ部が設けられているガイドポールの
シャフトに固着されているから、前記の第1の回動力伝
達部材の回動動作によってガイドポールのシャフトはポ
ールベースに螺設されたねじ孔中で上下方向に変位す
る。したがって、第1,第2のガイドポールの高さは、
前記した第1の回動力伝達部材の回動動作に従ってそれ
ぞれ所要のように変化されて、回転磁気ヘッドの回転軌
跡に磁気テープの記録跡が合うように磁気テープの走行
路の位置が変えられる。また、第1の回動力伝達部材ま
たは第2の回動力伝達部材の何れかに設けた基準位置の
検出手段から得られる基準位置信号と、モータに設けた
ロータリエンコーダからの出力信号を用いることによ
り、第1,第2のガイドポールの高さをそれぞれ高精度
に設定できる。
【0011】
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の磁気記録
再生装置の具体的な内容を詳細に説明する。図1,図
3,図5乃至図9及び図12は本発明の磁気記録再生装
置のそれぞれ異なる構成態様のものの斜視図、図2,図
4,図10,図11及び図13ならびに図14は本発明
の磁気記録再生装置の一部の構成部分の詳細を示す図で
ある。本発明の磁気記録再生装置のそれぞれ異なる構成
態様のものの斜視図を示している図1,図3,図5乃至
図9及び図12の各図には、磁気記録再生装置の機体の
固定部に対して、回転軌跡面が所定の位置に形成される
ように設けられている回転磁気ヘッドによって、ドラム
周面の一部へ巻回されている磁気テープに対する記録,
再生動作が行なわれ、前記したドラム周面の一部へ巻回
されるべき磁気テープにおけるドラム周面への巻始め側
と巻終り側との走行路中に個別に配置されている第1,
第2のガイドポールの高さを、磁気テープからの再生信
号に基づいて得た前記した第1のガイドポールに近い位
置における記録跡の曲り情報と、前記した第2のガイド
ポールに近い位置における記録跡の曲り情報とを用いて
発生させた高さ制御信号により、前記した回転磁気ヘッ
ドの回転軌跡に磁気テープの記録跡が合うように制御す
る高さ制御機構を備えている磁気記録再生装置の一部の
概略構成を示してある。
【0013】前記した各図中においてDBはドラムベー
スであって、このドラムベースDBは磁気記録再生装置
の機体の固定部に固着されていて、このドラムベースD
Bも磁気記録再生装置の機体の固定部として機能する構
成部材である。Ddは前記したドラムベースDBと一体
的に構成されている下ドラムであり、また、Duは上ド
ラムであって、前記した上ドラムDuと下ドラムDdと
はドラム構体を構成する。以下の説明においては前記し
た上ドラムDuは回転ドラムであるとされている。Hは
前記した上ドラムDuと下ドラムDdとの間隙G中で所
定の回転数で回転する回転磁気ヘッドであり、前記の回
転磁気ヘッドHは磁気記録再生装置の機体の固定部に対
して所定の位置に回転軌跡面を形成する。前記の回転磁
気ヘッドHとしては、磁気記録再生装置に適用されてい
る磁気記録再生方式に応じて所要の個数のものが使用さ
れることはいうまでもない。
【0014】また、BCはベースキャッチャーであり、
このベースキャッチャーBCは前記したドラムベースD
Bに設けられている。前記したドラム構体DAを構成し
ている上ドラムDuと下ドラムDdとの外周面における
予め定められた範囲には、ローディング機構によって行
なわれる磁気テープのローディング動作が完了したとき
に磁気テープが巻回される。そして、前記のローディン
グ機構には、ローディング動作時に磁気テープのカセッ
ト中に収納されている磁気テープを引出すとともに、ロ
ーディング動作が完了した状態において、ドラム周面の
一部へ巻回された磁気テープにおけるドラム周面への巻
始め側の走行路中に配置された状態にされる第1のガイ
ドポールと、前記のローディング動作時に前記した第1
のガイドポールと協動して、磁気テープのカセット中に
収納されている磁気テープをに引出すとともに、ローデ
ィング動作が完了した状態において、ドラム周面の一部
へ巻回された磁気テープにおけるドラム周面の巻終り側
の走行路中に配置された状態にされる第2のガイドポー
ルと、前記した第1,第2のガイドポールのそれぞれの
ものと対をなす傾斜ポールとが設けられている2個のポ
ールベースPBを備えている。
【0015】前記の2個のポールベースPBは、ローデ
ィング機構を構成している例えばリンクに固着されてい
て、磁気テープのカセットの位置からドラム構体DAの
位置まで所定の移動経路に沿って移動できるような構成
とされている。そして、前記のポールベースPBは、図
示されていないローディング機構による磁気テープのロ
ーディング動作が完了した状態において、磁気テープを
前記したドラム構体DAを構成している上ドラムDuと
下ドラムDdとの予め定められた範囲に巻回した状態と
するように、第1のガイドポールとそれと対をなす傾斜
ポールとが設けられている方のポールベースPBは、そ
れの先端部が、前記のポールベースPBと対応して設け
られているベースキャッチャーBCと係合して位置決め
されることにより、前記した第1のガイドポールとそれ
と対をなす傾斜ポールとを、ドラム周面の一部へ巻回さ
れた磁気テープにおけるドラム周面への巻始め側の走行
路中の所定の位置に配置させた状態とし、また、第2の
ガイドポールとそれと対をなす傾斜ポールとが設けられ
ている方のポールベースPBは、それの先端部が、前記
のポールベースPBと対応して設けられているベースキ
ャッチャーBCと係合して位置決めされることにより、
前記した第2のガイドポールとそれと対をなす傾斜ポー
ルとを、ドラム周面の一部へ巻回された磁気テープにお
けるドラム周面の巻終り側の走行路中の所定の位置に配
置させた状態にする。
【0016】図1,図3,図5乃至図9及び図12の各
図中に示されているローディング機構に備えられている
ポールベースPBは、第2のガイドポールとそれと対を
なす傾斜ポールとが設けられているポールベースPBで
あり、前記の各図中には第1のガイドポールとそれと対
をなす傾斜ポールとが設けられているポールベースPB
については図示されてはいない。すなわち、第1のガイ
ドポールとそれと対をなす傾斜ポールとが設けられてい
るポールベースPB、及び前記のポールベースPBに設
けられている第1のガイドポールとそれと対をなす傾斜
ポールとはドラム構体DAの向う側に存在しているため
に図示されてはいないのである。しかし、前記の各図に
それぞれ示されている磁気記録再生装置中において、そ
れぞれ使用されている第1のガイドポールの高さの制御
機構と、第2のガイドポールの高さの制御機構とは同一
の構成のものであるために、以下の記述においては各図
中に示されている構成部分、すなわち、ローディング機
構による磁気テープのローディング動作が完了した状態
において、ドラム周面の一部へ巻回された磁気テープに
おけるドラム周面の巻終り側の走行路中の所定の位置に
配置された状態にされる第2のガイドポールとそれと対
をなす傾斜ポールとが設けられているポールベースP
B、及び第2のガイドポールの高さの制御機構とについ
てだけの説明を、第1のガイドポールと第2のガイドポ
ールとを区別することなく、単にガイドポールのような
用語を使用して表現されることもある。なお、ドラム周
面の走行路における磁気テープの位置は、第1,第2の
ガイドポールの下フランジ7の高さによって定められる
のであるが、本明細書では第1,第2のガイドポールの
下フランジ7の高さという表現の代わりに第1,第2の
ガイドポールの高さ、ガイドポールの高さのように表現
されることもある。
【0017】まず、図1に示す磁気記録再生装置におい
てGPはガイドポール、SPは傾斜ポールであり、図2
の(a)に示すポールベースPBの上面図には、前記の
ガイドポールGPと、傾斜ポールSPと、磁気テープT
との関係が表わされており、また図2の(b)にはガイ
ドポールGP部分の縦断面図が示されている。1はガイ
ドポールのシャフトであり、このガイドポールのシャフ
ト1は、それの最下端部付近がポールベースPBに穿設
されている孔2中に挿入されていて、前記の孔2によっ
てガイドポールのシャフト1の移動方向が案内される。
前記のガイドポールのシャフト1には、第1の回動力伝
達部材として機能する突起体3が嵌合固着されており、
前記した突起体3の基部の下方に設けられている円筒部
4の外周には、ねじ4aが構成されている。また前記し
た円筒部4に構成されたねじ4aは、ポールベースPB
に設けた雌ねじ5に螺合されている。前記した雌ねじ5
の長さは、前記した円筒部4に構成されたねじ4aより
も大きく設定されているために、ガイドポールのシャフ
ト1は、それを回転させることにより、ガイドポールの
シャフト1の中心線方向に変位可能とされる。
【0018】図2に示されている前記した第1の回動力
伝達部材として機能する突起体3は平面形状において基
部から先端部にかけて次第に幅が狭くなるような板部材
で、それの基部の下方に設けられた円筒部4の外周にね
じ4aを構成させたものとしているが、ポールベースP
Bに設けた雌ねじ5に螺合させるねじを、ガイドポール
のシャフト1の外周部に設けるようにしてもよい。6,
7はガイドポールのシャフト1に固着させてある上,下
のフランジであり、8は磁気テープTの幅に等しい長さ
を有するローラである。Mはモータであり、このモータ
Mとしては例えばパルスモータが用いられる。モータM
の回転軸9には歯車10が固着されており、前記の歯車
10には第2の回動力伝達部材として機能する歯車11
が噛合わされている。12は前記した第2の回動力伝達
部材として機能する歯車11の回転軸である。そして、
前記した第2の回動力伝達部材として機能する歯車11
には、前記した第1の回動力伝達部材として機能する突
起体3と係合することができる切欠部13が構成されて
いる。
【0019】図示されていないローディング機構の動作
によって、ポールベースPBが磁気テープのカセットの
位置からドラム構体DAの位置まで所定の移動経路に沿
って移動して、ローディング機構による磁気テープのロ
ーディング動作が完了した状態において、ポールベース
PBの先端部14が前記のポールベースPBと対応して
設けられているベースキャッチャーBCと係合して位置
決めされるときに、前記した第1の回動力伝達部材とし
て機能する突起体3は、第2の回動力伝達部材として機
能する歯車11における切欠部13中に入り込んで行
き、ポールベースPBの先端部14が前記のポールベー
スPBと対応して設けられているベースキャッチャーB
Cと係合して位置決めされ終った状態においては、前記
した第1の回動力伝達部材として機能する突起体3と、
第2の回動力伝達部材として機能する歯車11における
切欠部13とは、正しく係合された状態にされる。この
状態における前記した第1の回動力伝達部材として機能
する突起体3の回動角度によって定められるガイドポー
ルの下フランジ7の高さは、磁気記録装置について定め
られている正規の高さとなるように定めておく。
【0020】前述のようにポールベースPBの先端部1
4が、そのポールベースPBと対応して設けられている
ベースキャッチャーBCと係合して位置決めされるロー
ディング機構による磁気テープのローディング動作が完
了して、前記した第1の回動力伝達部材として機能する
突起体3と、第2の回動力伝達部材として機能する歯車
11における切欠部13とが正しく係合された状態にお
ける前記した第1の回動力伝達部材として機能する突起
体3の回動角度位置によって定められるガイドポールの
下フランジ7の高さが、ドラム周面の一部へ巻回された
磁気テープにおけるドラム周面への巻始め側の走行路中
の所定の位置に配置された状態にされている第1のガイ
ドポールの下フランジ7と、ドラム周面の一部へ巻回さ
れた磁気テープにおけるドラム周面の巻終り側の走行路
中の所定の位置に配置された状態の第2のガイドポール
の下フランジ7とのそれぞれについて、磁気記録装置に
関して定められている正規の高さになるようにしておく
と、この状態で磁気記録装置を記録モードとして動作さ
せれば、標準の記録跡パターンを有する記録済み磁気テ
ープを得ることができる。
【0021】さて、ドラム周面の一部へ巻回されている
磁気テープのドラム周面における磁気テープの走行路
は、ドラム周面への巻始め側の磁気テープの走行路中に
配置されている第1のガイドポールの下フランジ7の高
さと、ドラム周面の巻終り側の磁気テープの走行路中に
配置されている第2のガイドポールの下フランジ7の高
さとを変化させることにより変化できるから、ローディ
ング機構による磁気テープのローディング動作の完了時
に、前記のようにドラム周面の一部へ巻回された磁気テ
ープにおけるドラム周面への巻始め側の走行路中の所定
の位置に配置された状態にされている第1のガイドポー
ルと、ドラム周面の一部へ巻回された磁気テープにおけ
るドラム周面の巻終り側の走行路中の所定の位置に配置
された状態の第2のガイドポールとのそれぞれについ
て、それらの下フランジ7の高さを磁気記録装置に関し
て定められている正規の高さになるようにしておき、磁
気記録再生装置が再生モードにされた状態において、前
記した第1のガイドポールの下フランジ7の高さを、磁
気テープからの再生信号に基づいて得た前記した第1の
ガイドポールに近い位置における記録跡の曲り情報を用
いて発生させた高さ制御信号によって高さの制御機構に
より変化させ、また、前記した第2のガイドポールの下
フランジ7の高さを、磁気テープからの再生信号に基づ
いて得た前記した第2のガイドポールに近い位置におけ
る記録跡の曲り情報を用いて発生させた高さ制御信号に
よって高さの制御機構により変化させて、前記した回転
磁気ヘッドの回転軌跡に磁気テープの記録跡が合うよう
な制御動作を行なうことにより、良好な再生動作を実現
することができる。
【0022】すなわち、磁気記録再生装置において再生
の対象にされている記録済み磁気テープの記録跡に現わ
れる通常の記録跡曲がりはS字状であり、記録跡のS字
状の曲がりはドラム周面の一部へ巻回された磁気テープ
におけるドラム周面への巻始め側の走行路中の所定の位
置に配置された状態にされている第1のガイドポールの
下フランジの高さ(磁気テープの走行路の位置)と、ドラ
ム周面の一部へ巻回された磁気テープにおけるドラム周
面の巻終り側の走行路中の所定の位置に配置された状態
の第2のガイドポールの下フランジ7の高さ(磁気テー
プの走行路の位置)とを、互いに逆向きに、すなわち、
一方が高くされる場合には他方は低く、というように前
記した第1,第2のガイドポールの高さを互に逆向きの
方向に変化させることによって補正することができるの
であり、そのような補正が行なわれるように磁気テープ
におけるドラム周面への巻始め側の走行路中に配置され
ている第1のガイドポールと、磁気テープにおけるドラ
ム周面の巻終り側の走行路中に配置されている第2のガ
イドポールとにおける下フランジ7の高さを、記録跡曲
りの情報に基づいて得た制御信号が与えられる高さの制
御機構とによって制御することにより、容易に記録跡の
曲りの影響の無い良好な再生信号を得ることができる。
【0023】再生モードで磁気記録再生装置から得られ
る再生FM信号のエンベロープの状態は、記録跡のS字
状の曲がりと対応して波打っている。それで、前記の再
生FM信号を振幅検波器によって検波した後に、例えば
前記の振幅検波器から出力された順次の各1本の記録跡
と対応するエンベロープ信号について頭に近い信号部分
と、終りに近い信号部分と、中間の信号部分とを抽出で
きるような時間位置で標本抽出を行なって、前記した順
次の各1本の記録跡と対応するエンベロープ信号におけ
る頭に近い信号部分から標本抽出された信号と中間の信
号部分から抽出された信号とに基づいて、ドラム周面へ
の巻始め側の走行路中に配置されている第1のガイドポ
ールの下フランジ7の高さを変化させるための大きさと
方向とを有する高さの制御信号を発生させて、それを第
1のガイドポールの下フランジ7の高さ制御機構のモー
タMに供給する。
【0024】また、前記した順次の各1本の記録跡と対
応するエンベロープ信号における終りに近い信号部分か
ら標本抽出された信号と中間の信号部分から抽出された
信号とに基づいて、ドラム周面への巻終り側の走行路中
に配置されている第2のガイドポールの下フランジ7の
高さを変化させるための大きさと方向とを有する高さの
制御信号を発生させて、それを第2のガイドポールの下
フランジ7の高さ制御機構のモータMに供給する。な
お、1本の記録跡から再生された再生FM信号と対応す
るエンベロープ信号における中間の信号部分から標本抽
出された信号の大きさは、前記した第1,第2のガイド
ポールの高さを変化させても大きく変化することはな
い。高さの変化の情報は、順次の各1本の記録跡から再
生された再生FM信号と対応するエンベロープ信号中の
同一位置における時間軸上で相次ぐ標本値の比較を行な
うことにより容易に得られる。なお、前記した高さの制
御信号はマイクロプロセッサを含んで構成されている制
御装置により発生させることができる。
【0025】前記のようにして発生された高さの制御信
号と対応する駆動信号が供給された第1,第2のガイド
ポールの下フランジ7の高さを変化させるための各別の
高さの制御機構におけるモータMは、それぞれに個別に
供給された大きさと方向とを有する高さの制御信号と対
応する駆動信号により、前記の信号に従って正転(また
は逆転)方向に、前記の信号に応じた量だけ回転する。
モータMの回転力は、回転軸9に固着されている歯車1
0を介して第2の回動力伝達部材として機能する歯車1
1に伝えられ、前記の歯車11が正転(または逆転)方
向に回動する。第2の回動力伝達部材として機能する歯
車11に設けられている切欠部13には、第1の回動力
伝達部材として機能する突起体3が係合しているから、
前記した第2の回動力伝達部材として機能する歯車11
の回動が第1の回動力伝達部材として機能する突起体3
を介して、前記の突起体3が固着されているガイドポー
ルGPのシャフト1を図2の(a)中の矢印R方向に回
動させる。
【0026】前記のガイドポールGPのシャフト1に嵌
合固着されている前記した突起体3の基部の下方に設け
られている円筒部4の外周に構成されているねじ4a
は、ポールベースPBに設けた雌ねじ5に螺合されてい
るから、前記した第1の回動力伝達部材として機能する
突起体3が、第2の回動力伝達部材として機能する歯車
11の回動々作によって回動されることにより、ガイド
ポールのシャフト1はガイドポールのシャフト1の中心
線方向に変位し、したがって、前記のガイドポールのシ
ャフト1に固着されている下フランジ7の位置は、前記
した第1の回動力伝達部材として機能する突起体3の回
動量に応じて、図2の(b)中の矢印Y方向に変位する
ことになる。
【0027】図1及び図2を参照して説明して来た本発
明の磁気記録再生装置では、第1の回動力伝達部材とし
て機能する突起体3が、平面形状において基部から先端
部にかけて次第に幅が狭くなるような板部材であり、前
記した突起体3が第2の回動力伝達部材として機能する
歯車11に設けた切欠部13に係合することにより、第
2の回動力伝達部材から第1の回動力伝達部材に回動力
が伝達されるような構成態様の機構が用いられていたの
で、ローディング機構の動作時に、ポールベースPBが
磁気テープのカセットの位置からドラム構体DAの位置
まで所定の移動経路に沿って移動して、ポールベースP
Bの先端部14が前記のポールベースPBと対応して設
けられているベースキャッチャーBCと係合して位置決
めされるときに、前記した第1の回動力伝達部材として
機能する突起体3の位置と、第2の回動力伝達部材とし
て機能する歯車11における切欠部13の位置とが、何
かの原因によって少しずれていたとしても、第1の回動
力伝達部材として機能する突起体3が、第2の回動力伝
達部材として機能する歯車11における切欠部13内に
円滑に入り込んで行き、ポールベースPBの先端部14
が前記のポールベースPBと対応して設けられているベ
ースキャッチャーBCと係合して位置決めされ終った状
態においては、前記した第1の回動力伝達部材として機
能する突起体3と、第2の回動力伝達部材として機能す
る歯車11における切欠部13とは、正しく係合された
状態にされるという利点がある。
【0028】しかし、前記のように第1の回動力伝達部
材として機能する突起体3と、第2の回動力伝達部材と
して機能する歯車11における切欠部13との係合によ
って回動力の伝達が行なわれるようにしてある場合に
は、大きな回動量を伝達できないから、第2の回動力伝
達部材として機能する歯車11の回動々作によって回動
する第1の回動力伝達部材として機能する突起体3の小
さな回動量によっても、ガイドポールのシャフト1の上
下方向での変位量を大きくしたい場合には、ねじ4とし
てピッチの大きなものを使用することが必要とされ、そ
のためにガイドポールの下フランジ7の位置精度を高く
することが困難になることがある。
【0029】図3に示す本発明の磁気記録再生装置で
は、第1の回動力伝達部材として歯車17を用い、この
歯車17と第2の回動力伝達部材として機能する歯車1
2とを噛合わせて、第2の回動力伝達部材から第1の回
動力伝達部材に回動力が伝達されるような構成態様の機
構を用いた場合の構成例が採用されている。図3に示す
磁気記録再生装置においてGPはガイドポール、SPは
傾斜ポールであり、図4の(a)に示すポールベースP
Bの上面図には、前記のガイドポールGPと、傾斜ポー
ルSPと、磁気テープTとの関係が表わされており、ま
た図4の(b)にはガイドポールGP部分の縦断面図が
示されている。1はガイドポールのシャフトであり、こ
のガイドポールのシャフト1は、それの最下端部付近が
ポールベースPBに穿設されている孔2中に挿入されて
いて、前記の孔2によってガイドポールのシャフト1の
移動方向が案内される。
【0030】前記のガイドポールのシャフト1には、第
1の回動力伝達部材として機能する歯車17に嵌合固着
されており、前記した歯車17の基部の下方に設けられ
ている円筒部18外周には、ねじ18aが構成されてい
る。また前記した円筒部18に構成されたねじ18a
は、ポールベースPBに設けた雌ねじ5に螺合されてい
る。前記した雌ねじ5の長さは、前記した円筒部18に
構成されたねじ18aよりも大きく設定されているため
に、ガイドポールのシャフト1は、それを回転させるこ
とによって、ガイドポールのシャフト1の中心線方向に
変位可能とされる。図4に示されている前記した第1の
回動力伝達部材として機能する歯車17は、それの基部
の下方に設けられた円筒部18の外周にねじ18aを構
成させたものとしているが、ポールベースPBに設けた
雌ねじ5に螺合させるねじを、ガイドポールのシャフト
1の外周部に設けるようにしてもよい。
【0031】6,7はガイドポールのシャフト1に固着
させてある上,下のフランジであり、8は磁気テープT
の幅に等しい長さを有するローラである。Mはモータで
あり、このモータMとしては例えばパルスモータが用い
られる。モータMの回転軸9には歯車10が固着されて
おり、前記の歯車10には第2の回動力伝達部材として
機能する歯車16が噛合わされている。12は前記した
第2の回動力伝達部材として機能する歯車16の回転軸
である。そして、前記した第2の回動力伝達部材として
機能する歯車16は、前記した第1の回動力伝達部材と
して機能する歯車17に噛合って回動力の伝達を行なう
ことができる。
【0032】図示されていないローディング機構の動作
によって、ポールベースPBが磁気テープのカセットの
位置からドラム構体DAの位置まで所定の移動経路に沿
って移動して、ローディング機構による磁気テープのロ
ーディング動作が完了した状態において、ポールベース
PBの先端部14が前記のポールベースPBと対応して
設けられているベースキャッチャーBCと係合して位置
決めされるときに、前記した第1の回動力伝達部材とし
て機能する歯車17は、第2の回動力伝達部材として機
能する歯車16に次第に噛合わされて行き、ポールベー
スPBの先端部14が前記のポールベースPBと対応し
て設けられているベースキャッチャーBCと係合して位
置決めされ終った状態においては、前記した第1の回動
力伝達部材として機能する歯車17と、第2の回動力伝
達部材として機能する歯車16とは、正しく噛合わされ
た状態にされる。この状態における前記した第1の回動
力伝達部材として機能する歯車17の回動位置によって
定められるガイドポールの下フランジ7の高さは、磁気
記録装置について定められている正規の高さとなるよう
に定めておく。
【0033】前述のようにポールベースPBの先端部1
4が、そのポールベースPBと対応して設けられている
ベースキャッチャーBCと係合して位置決めされるロー
ディング機構による磁気テープのローディング動作が完
了して、前記した第1の回動力伝達部材として機能する
歯車17と、第2の回動力伝達部材として機能する歯車
16とが正しく噛合わされた状態における前記した第1
の回動力伝達部材として機能する歯車17の回動位置に
よって定められるガイドポールの下フランジ7の高さ
が、ドラム周面の一部へ巻回された磁気テープにおける
ドラム周面への巻始め側の走行路中の所定の位置に配置
された状態にされている第1のガイドポールの下フラン
ジ7と、ドラム周面の一部へ巻回された磁気テープにお
けるドラム周面の巻終り側の走行路中の所定の位置に配
置された状態の第2のガイドポールの下フランジ7との
それぞれについて、磁気記録装置に関して定められてい
る正規の高さになるようにしておくと、この状態で磁気
記録装置を記録モードとして動作させれば、標準の記録
跡パターンを有する記録済み磁気テープを得ることがで
きる。
【0034】この図3に示す磁気記録再生装置において
も、再生モードの際に再生FM信号を振幅検波器によっ
て検波した後に、例えば前記の振幅検波器から出力され
た順次の各1本の記録跡と対応するエンベロープ信号に
ついて頭に近い信号部分と、終りに近い信号部分と、中
間の信号部分とを抽出できるような時間位置で標本抽出
を行なって、前記した順次の各1本の記録跡と対応する
エンベロープ信号における頭に近い信号部分から標本抽
出された信号と中間の信号部分から抽出された信号とに
基づいて、ドラム周面への巻始め側の走行路中に配置さ
れている第1のガイドポールの下フランジ7の高さを変
化させるための大きさと方向とを有する高さの制御信号
を発生させて、それを第1のガイドポールの下フランジ
7の高さ制御機構のモータMに供給する。また、前記し
た順次の各1本の記録跡と対応するエンベロープ信号に
おける終りに近い信号部分から標本抽出された信号と中
間の信号部分から抽出された信号とに基づいて、ドラム
周面への巻終り側の走行路中に配置されている第2のガ
イドポールの下フランジ7の高さを変化させるための大
きさと方向とを有する高さの制御信号を発生させて、そ
れを第2のガイドポールの下フランジ7の高さ制御機構
のモータMに供給する。
【0035】それにより、第1,第2のガイドポールの
下フランジ7の高さを変化させるための各別の高さの制
御機構におけるモータMは、それぞれに個別に供給され
た大きさと方向とを有する高さの制御信号と対応する駆
動信号により、前記の信号に従って正転(または逆転)
方向に、前記の信号に応じた量だけ回転し、前記したモ
ータMの回転力は、回転軸9に固着されている歯車10
を介して第2の回動力伝達部材として機能する歯車16
に伝えられる。前記の歯車16が正転(または逆転)方
向に回動すると、第2の回動力伝達部材として機能する
歯車16と噛合わされている第1の回動力伝達部材とし
て機能する歯車17が回動し、それにより第1の回動力
伝達部材として機能する歯車17が固着されているガイ
ドポールGPのシャフト1を図4の(a)中の矢印R方
向に回動させる。前記のガイドポールGPのシャフト1
に嵌合固着されている前記した歯車17の基部の下方に
設けられている円筒部4の外周に構成されているねじ1
8aは、ポールベースPBに設けた雌ねじ5に螺合され
ているから、前記した第1の回動力伝達部材として機能
する歯車17が、第2の回動力伝達部材として機能する
歯車11の回動々作によって回動されることにより、ガ
イドポールのシャフト1はガイドポールのシャフト1の
中心線方向に変位し、したがって、前記のガイドポール
のシャフト1に固着されている下フランジ7の位置は、
前記した第1の回動力伝達部材として機能する歯車17
の回動量に応じて、図4の(b)中の矢印Y方向に変位
することになる。
【0036】図1乃至図4を参照して、これまで説明し
て来た本発明の磁気記録再生装置では、ガイドポールの
シャフト1に固着されている下フランジ7の位置の制御
が、制御装置によるオープン制御によって行なわれてい
るために、高い精度でガイドポールのシャフト1に固着
されている下フランジ7の位置の制御を行なうことが困
難である。図5乃至図8は、図1及び図3に示されてい
る本発明の磁気記録再生装置における前記の問題点が生
じない磁気記録再生装置の構成例を示しているものであ
る。図5及び図6にそれぞれ示してある磁気記録再生装
置の構成例は、図1を参照して既述した磁気記録再生装
置に対して、基準位置の検出手段とロータリエンコーダ
とを付加した構成態様の磁気記録再生装置であり、ま
た、図7及び図8にそれぞれ示してある磁気記録再生装
置の構成例は、図3を参照して既述した磁気記録再生装
置に対して、基準位置の検出手段とロータリエンコーダ
とを付加した構成態様の磁気記録再生装置である。
【0037】図5乃至図8において、REはロータリー
エンコーダであり、このロータリーエンコーダREとし
ては、モータの回転軸の回転方向の情報及び回転量の情
報を有するパルスを発生して出力できる機能を有する周
知の各種構成のロータリーエンコーダの内から適当な構
成のものを選択して使用することができる。また、各図
中のPHは基準位置の検出手段として用いられる位置セ
ンサであって、前記の位置センサPHとしては、例えば
対向して配置されている発光素子と受光素子との間の光
路中に、遮光板SPPが移動できるような構成態様のフ
ォトインタラプタを使用することができる。図5及び図
7に示されている磁気記録再生装置ではモータMの回転
軸9に固着されている遮光板SPPが、モータMの回転
時に、ドラムベースDBに固着されている位置センサP
Hにおける対向して配置されている発光素子と受光素子
との間の光路中で移動できるように構成されている。
【0038】そして図5に示す磁気記録再生装置におい
ては、前記した位置センサPHにおける遮光板SPP
が、対向して配置されている発光素子と受光素子との間
の光路中から外れて、発光素子の光が受光素子に受光さ
れるようになる瞬間の位置を、遮光板SPPについての
基準の回動位相とし、前記の遮光板SPPが基準の回動
位相にあるときの歯車10に噛合っている第2の回動力
伝達部材として機能する歯車11における切欠部13に
対して、正しく係合されている状態の第1の回動力伝達
部材として機能する突起体3の回動位相をそれの基準の
回動位相として、第1の回動力伝達部材として機能する
突起体3の回動位相が、前記の基準の回動位相にあると
きにおけるガイドポールのシャフト1に固着されている
下フランジ7の位置が、磁気記録再生装置について定め
られている正規の高さとなるようにされる。
【0039】また、図7に示す磁気記録再生装置におい
ては、前記した位置センサPHにおける遮光板SPP
が、対向して配置されている発光素子と受光素子との間
の光路中から外れて、発光素子の光が受光素子に受光さ
れるようになる瞬間の位置を、遮光板SPPについての
基準の回動位相とし、前記の遮光板SPPが基準の回動
位相にあるときの歯車10に噛合っている第2の回動力
伝達部材として機能する歯車16に対して、第1の回動
力伝達部材として機能する歯車17が正しく噛合ってい
る状態における歯車17の回動位相を、それの基準の回
動位相として、第1の回動力伝達部材として機能する歯
車17の回動位相の回動位相が、前記の基準の回動位相
にあるときにおけるガイドポールのシャフト1に固着さ
れている下フランジ7の位置が、磁気記録再生装置につ
いて定められている正規の高さとなるようにされる。
【0040】図6及び図8に示されている磁気記録再生
装置では、ガイドポールGPのシャフト1に固着されて
いる遮光板SPPが、第1の回動力伝達部材と一体的に
回動するガイドポールGPのシャフト1の回動時に、ポ
ールベースPBに固着されている位置センサPHにおけ
る対向して配置されている発光素子と受光素子との間の
光路中で移動できるように構成されている。図6に示す
磁気記録再生装置においては、前記した位置センサPH
における遮光板SPPが、対向して配置されている発光
素子と受光素子との間の光路中から外れて、発光素子の
光が受光素子に受光されるようになる瞬間の位置を、遮
光板SPPについての基準の回動位相とし、前記の遮光
板SPPが基準の回動位相にあるときの第1の回動力伝
達部材として機能する突起体3の回動位相を、それの基
準の回動位相とし、前記の第1の回動力伝達部材として
機能する突起体3の回動位相が、前記の基準の回動位相
にあるときにおけるガイドポールのシャフト1に固着さ
れている下フランジ7の位置が、磁気記録再生装置につ
いて定められている正規の高さとなるようにされる。
【0041】また、図7に示す磁気記録再生装置におい
ては、前記した位置センサPHにおける遮光板SPP
が、対向して配置されている発光素子と受光素子との間
の光路中から外れて、発光素子の光が受光素子に受光さ
れるようになる瞬間の位置を、遮光板SPPについての
基準の回動位相とし、前記の遮光板SPPが基準の回動
位相にあるときの第1の回動力伝達部材として機能する
歯車17の回動位相を、それの基準の回動位相として、
前記した第1の回動力伝達部材として機能する歯車17
の回動位相の回動位相が、前記の基準の回動位相にある
ときにおけるガイドポールのシャフト1に固着されてい
る下フランジ7の位置が、磁気記録再生装置について定
められている正規の高さとなるようにされる。
【0042】前記した図5乃至図8に示されている磁気
記録再生装置においては、位置センサPHから得られる
第1の回動力伝達部材の基準位相と対応する信号と、ロ
ータリーエンコーダREから出力されるモータの回転軸
の回転方向の情報及び回転量の情報を有するパルスとを
制御装置に供給して、前記した制御装置によって第1,
第2のガイドポールの高さの制御信号を発生させ、それ
によって高さの制御装置のモータMを駆動することがで
きるので、第1,第2のガイドポールのシャフト1に固
着されている下フランジ7の高さを、それぞれ高精度に
設定することが容易となる。すなわち、ガイドポールの
シャフト1に固着されている下フランジ7の高さは、第
1の回動力伝達部材の回動位相が前記の基準の回動位相
にあるときの高さを基準として、前記した基準の高さと
対応する第1の回動力伝達部材の基準の位置からの回動
量を知ることによって知ることができるのであり、第1
の回動力伝達部材の基準の位置は、位置センサPHから
の出力信号で判かり、また第1の回動力伝達部材の基準
の位置からの回動量は、ロータリーエンコータの出力パ
ルスの個数によって知ることができるから、前記した第
1,第2のガイドポールのシャフト1に固着されている
下フランジ7の高さは、それが基準の高さの時に出力さ
れた位置センサの出力信号によって所定の数値にプリセ
ットされるカウンタで、前記した第1の回動力伝達部材
を回動させるために用いられているモータMに設けてあ
るロータリーエンコータREから出力されたパルスの個
数を計数することにより検出できるからである。
【0043】図1乃至図8の各図を参照して、これまで
説明して来た本発明の磁気記録再生装置は、ガイドポー
ルのシャフト1に固着されている下フランジ7の位置の
制御が、ポールベースPB側に設けられている第1の回
動力伝達部材と、ドラムベースDB側に設けられている
第2の回動力伝達部材とを備えているような構成形態の
ものであったが、次に図9及び図12に示す本発明の磁
気記録再生装置は、第1,第2のガイドポールの高さ制
御機構として、ローディング機構に備えられているポー
ルベースPBに設けられている孔中へ摺動自在に挿通さ
れているガイドポールに絶縁体製の部材を介して一端部
が固着されている圧電バイモルフ板の他端部を、ポール
ベースPBに固着させた構成態様のものを用いて構成し
た場合の磁気記録再生装置の構成例である。図9及び図
12に示す磁気記録再生装置において、図示されていな
いローディング機構(図10,図11,図13中に符号
24で示されている部分は、ローディング機構の一部で
ある)に取付けられているポールベースPBには、傾斜
ポールSPが固着されている。
【0044】ポールベースPBに穿設された孔20(図
10,図13参照)には、移動可能にガイドポールGP
のシャフト1が挿通されていて、前記の孔20によって
ガイドポールのシャフト1の変位方向が案内される。前
記したガイドポールGPのシャフト1には、上,下のフ
ランジが固着されており、前記した上下のフランジ6,
7の間のガイドポールのシャフト1には、磁気テープT
の幅に等しい長さを有するローラ8が回転自在に挿通さ
れている。前記した下フランジ7が固着されている部分
の下方のガイドポールのシャフト1には、絶縁体製の結
合部材21が固着されており、この絶縁体製の結合部材
21とポールベースPBの端部に設けてある突起部19
とには、圧電バイモルフ板22の端部が、それぞれ固着
されている。23は前記した圧電バイモルフ板22に対
して駆動電圧を供給するために用いられる可撓性を有す
る接続線である。図9,図10,図12,図13中に
は、ガイドポールのシャフト1に固着されている絶縁体
製の結合部材21と、ポールベースPBの端部に設けて
ある突起部19との間に、一つの圧電バイモルフ板22
が設けた構成を示してあるが、前記のガイドポールのシ
ャフト1に固着されている絶縁体製の結合部材21と、
ポールベースPBの端部に設けてある突起部19との間
には、図11中に示されているように、複数の圧電バイ
モルフ板22を間隔を隔てて固着した構成態様のものが
用いられてもよい。
【0045】図9に示されている磁気記録再生装置にお
いて、図示されていないローディング機構の動作によっ
て、ポールベースPBが磁気テープのカセットの位置か
らドラム構体DAの位置まで所定の移動経路に沿って移
動し、ポールベースPBの先端部14と前記のポールベ
ースPBと対応して設けられているベースキャッチャー
BCとの係合により、ポールベースPBの位置決めが行
なわれて、ローディング機構による磁気テープのローデ
ィング動作が完了した後に、磁気記録再生装置で実施さ
れる各種の動作モードによる動作において、ガイドポー
ルGPの下フランジ7の高さは、それぞれの動作モード
に応じた所要の高さに設定される。例えば磁気記録再生
装置が記録モードでの動作を行なう場合には、ガイドポ
ールGPの下フランジ7の高さは、磁気記録装置につい
て定められている正規の高さとなるような大きさ及び極
性を有する駆動電圧を、可撓性を有する接続線23を介
して圧電バイモルフ板22に対して供給する。この状態
で磁気記録装置を記録モードとして動作させれば、標準
の記録跡パターンを有する記録済み磁気テープを得るこ
とができる。
【0046】また、図9に示されている磁気記録再生装
置が再生モードでの動作を行なう場合には、再生FM信
号を振幅検波器によって検波した後に、例えば前記の振
幅検波器から出力された順次の各1本の記録跡と対応す
るエンベロープ信号について頭に近い信号部分と、終り
に近い信号部分と、中間の信号部分とを抽出できるよう
な時間位置で標本抽出を行なって、前記した順次の各1
本の記録跡と対応するエンベロープ信号における頭に近
い信号部分から標本抽出された信号と中間の信号部分か
ら抽出された信号とに基づいて、ドラム周面への巻始め
側の走行路中に配置されている第1のガイドポールの下
フランジ7の高さを変化させるための大きさと方向とを
有する高さの制御信号(駆動電圧)を発生させて、それ
を可撓性を有する接続線23を介して第1のガイドポー
ルの下フランジ7の高さ制御機構の圧電バイモルフ板2
2に供給する。また、前記した順次の各1本の記録跡と
対応するエンベロープ信号における終りに近い信号部分
から標本抽出された信号と中間の信号部分から抽出され
た信号とに基づいて、ドラム周面への巻終り側の走行路
中に配置されている第2のガイドポールの下フランジ7
の高さを変化させるための大きさと方向とを有する高さ
の制御信号(駆動電圧)を発生させて、それを可撓性を
有する接続線23を介して第2のガイドポールの下フラ
ンジ7の高さ制御機構の圧電バイモルフ板22に供給す
る。
【0047】前記のように、可撓性を有する接続線23
を介して圧電バイモルフ板22に対して駆動電圧が印加
されると、圧電バイモルフ板22は、それに印加された
駆動電圧によって変位し、その変位が絶縁体製の結合部
材21を介してガイドポールGPのシャフト1を変位さ
せる。したがって、第1,第2のガイドポールの高さ
は、前記した圧電バイモルフ板22の変位に従ってそれ
ぞれ所要のように変化されて、回転磁気ヘッドの回転軌
跡に磁気テープの記録跡が合うように磁気テープの走行
路の位置が変えられる。図10の(a)〜(c)は、可
撓性を有する接続線23を介して圧電バイモルフ板22
に対して駆動電圧が印加された場合における圧電バイモ
ルフ板22の変位によるガイドポールGPのシャフト1
の下フランジ7の高さの変化状態を示したいる図であ
り、図10の(a),(c)中の矢印Yはガイドポール
GPのシャフト1の移動方向である。また、図10の
(b)はガイドポールGPの下フランジ7の高さは、磁
気記録装置について定められている正規の高さとなるよ
うな大きさ及び極性を有する駆動電圧が圧電バイモルフ
板22に与えられている状態を示している。
【0048】図9に示されている本発明の磁気記録再生
装置では、ガイドポールのシャフト1に固着されている
下フランジ7の位置の制御が、制御装置によるオープン
制御によって行なわれているために、高い精度でガイド
ポールのシャフト1に固着されている下フランジ7の位
置の制御を行なうことが困難であるが、図12に示す本
発明の磁気記録再生装置は前記した第9図に示す磁気記
録再生装置に位置センサ26を付加して、前記の問題が
生じないようにした磁気記録再生装置の構成例を示して
いる。図12及び図13において、25は前記したガイ
ドポールのシャフト1に固着されている絶縁体製の結合
部材21に取付けた遮光板であり、また26は基準位置
の検出手段として用いられる位置センサである。
【0049】前記の位置センサ26としては、例えば対
向して配置されている発光素子と受光素子との間の光路
中に、遮光板25が移動できるような構成態様のフォト
インタラプタを使用することができる。図14の(a)
〜(c)には、前記した位置センサ26と遮光板25と
からなる構成部分の正面図{図14の(a)},側断面
図{図14の(b)},上面図{図14の(c)}がそ
れぞれ示されており、図14において27は発光素子、
28,29は前記した発光素子27から放射された光を
受光する受光素子である。図14において、受光素子2
8からの出力信号の大きさは、発光素子27と受光素子
28との光路中に出入,移動して変位する遮光板25の
変位量に応じて変化するが、受光素子29には前記の遮
光板25の変位量とは無関係に、発光素子27からの光
が入射されるようになっており、この受光素子29から
の出力信号を用いて、受光素子28,29における温度
変化によるドリフトの影響を除去することができる(特
開平5ー81630号公報参照)。
【0050】前記した位置センサ26における遮光板2
5が、対向して配置されている発光素子と受光素子との
間の光路中から外れて、発光素子の光が受光素子に受光
されるようになる瞬間の位置を、バイモルフ板22の基
準の位置、すなわち、ガイドポールのシャフト1に固着
されている下フランジ7の位置が、磁気記録再生装置に
ついて定められている正規の高さとなるようにされる。
前記した図12に示されている磁気記録再生装置におい
ては、位置センサPHから得られる位置信号を制御装置
に供給して、前記の制御装置によって第1,第2のガイ
ドポールの高さの制御信号を発生させ、それによって高
さの制御装置の圧電バイモルフ板22を動作することが
できるので、第1,第2のガイドポールのシャフト1に
固着されている下フランジ7の高さを、それぞれ高精度
に設定することが容易となる。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように本発明の磁気記録再生装置は回転軌跡面の位置
が磁気記録再生装置の機体の固定部に対して所定の位置
を占めるように駆動回転されている回転磁気ヘッドによ
って、ドラム周面の一部へ巻回されている磁気テープに
対して信号の記録を行なったり、記録されている信号の
再生を行なったりする場合に、前記したドラム周面の一
部へ巻回されている磁気テープのドラム周面における磁
気テープの走行路を、ドラム周面への磁気テープの巻始
め側の磁気テープの走行路中に配置されている第1のガ
イドポールの高さと、ドラム周面の巻終り側の磁気テー
プの走行路中に配置されている第2のガイドポールの高
さとを、磁気テープからの再生信号に基づいて得た前記
した第1のガイドポールに近い位置における記録跡の曲
り情報と、前記した第2のガイドポールに近い位置にお
ける記録跡の曲り情報とを用いて発生させた高さ制御信
号によって変化させることにより、ドラム周面の一部へ
巻回されている磁気テープの走行路を変更させて、回転
磁気ヘッドの回転軌跡に磁気テープの記録跡を合わせる
ようにする際に使用される第1,第2のガイドポールの
高さを変化させるための高さ制御機構として、ローディ
ング機構に備えられているポールベースに螺設されたね
じ孔に螺合するねじ部が設けられているガイドポールの
シャフトに第1の回動力伝達部材を固着させておくとと
もに、ローディング動作が完了した状態において前記し
た第1の回動力伝達部材と結合する第2の回動力伝達部
材を機体の固定部側に設けて構成したもの、また、第1
の回動力伝達部材または第2の回動力伝達部材の何れか
に基準位置の各検出手段を設け、この基準位置の検出手
段から得られる基準位置信号や、第2の回動力伝達部材
を駆動するモータに取り付けたロータリエンコーダから
の出力信号を用いることにより、第1,第2のガイドポ
ールの高さをそれぞれ高精度に設定できるようにしたも
のであるから、本発明の磁気記録再生装置では簡単な構
成態様の装置により、磁気テープの走行通路の変位量を
大きく制御したり、また精密に制御することが容易とな
るのであり、本発明によれば既述した従来の問題点を良
好に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録再生装置のそれぞれ異なる構
成態様のものの斜視図である。
【図2】本発明の磁気記録再生装置の一部の構成部分の
詳細を示す図である。
【図3】本発明の磁気記録再生装置のそれぞれ異なる構
成態様のものの斜視図である。
【図4】本発明の磁気記録再生装置の一部の構成部分の
詳細を示す図である。
【図5】本発明の磁気記録再生装置のそれぞれ異なる構
成態様のものの斜視図である。
【図6】本発明の磁気記録再生装置のそれぞれ異なる構
成態様のものの斜視図である。
【図7】本発明の磁気記録再生装置のそれぞれ異なる構
成態様のものの斜視図である。
【図8】本発明の磁気記録再生装置のそれぞれ異なる構
成態様のものの斜視図である。
【図9】本発明の磁気記録再生装置のそれぞれ異なる構
成態様のものの斜視図である。
【図10】本発明の磁気記録再生装置の一部の構成部分
の詳細を示す図である。
【図11】本発明の磁気記録再生装置の一部の構成部分
の詳細を示す図である。
【図12】本発明の磁気記録再生装置のそれぞれ異なる
構成態様のものの斜視図である。
【図13】本発明の磁気記録再生装置の一部の構成部分
の詳細を示す図である。
【図14】本発明の磁気記録再生装置の一部の構成部分
の詳細を示す図である。
【符号の説明】
DB…ドラムベース、Dd…下ドラム、Du…上ドラ
ム、H…回転磁気ヘッド、BC…ベースキャッチャー、
DA…ドラム構体、PB…ポールベース、M…モータ、
GP…ガイドポール、SP…傾斜ポール、T…磁気テー
プ、RE…ロータリーエンコーダ、PH,26…位置セ
ンサ、SPP,25…遮光板、1…ガイドポールのシャ
フト、3…突起体、4…円筒部、5…ポールベースPB
に設けた雌ねじ、6…ガイドポールのシャフト1に固着
させてある上フランジ、7…ガイドポールのシャフト1
に固着させてある下のフランジ、8…ローラ、9…モー
タMの回転軸、10,12,16,17…歯車、13…
切欠部、14…ポールベースPBの先端部、18…円筒
部、19…ポールベースPBの端部に設けてある突起
部、21…絶縁体製の結合部材、22…圧電バイモルフ
板、23…可撓性を有する接続線、27…発光素子、2
8,29…受光素子、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−283456(JP,A) 特開 平4−167256(JP,A) 特開 平3−252957(JP,A) 特開 平2−71452(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/60 G11B 15/61 G11B 15/665

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを周面の一部へ巻回しながら回
    転磁気ヘッドと一体に回転するドラムと、 前記磁気テープの高さ方向を規制するフランジを有した
    第1のガイドポールを該磁気テープの高さ方向に移動可
    能に支持し、且つ、前記第1のガイドポールと対をなす
    第1の傾斜ポールを支持して、前記磁気テープをカセッ
    トから引き出して前記ドラムの周面への巻始め側に移動
    する第1のポールベースと、 前記磁気テープの高さ方向を規制するフランジを有した
    第2のガイドポールを該磁気テープの高さ方向に移動可
    能に支持し、且つ、前記第2のガイドポールと対をなす
    第2の傾斜ポールを支持して、前記磁気テープをカセッ
    トから引き出して前記ドラムの周面への巻終り側に移動
    する第2のポールベースと、 前記磁気テープへのローディング完了時に前記第1のガ
    イドポール及び前記第1の傾斜ポールと、前記第2のガ
    イドポール及び前記第2の傾斜ポールとで前記磁気テー
    プを前記ドラムの周面の一部へ巻回させた際、記録モー
    ド時に前記第1,第2のガイドポールの各フランジの高
    さを正規の高さに設定する一方、再生モード時に前記磁
    気テープからの再生信号に基づいて得た前記第1のガイ
    ドポールに近い位置における記録跡の曲り情報と、前記
    第2のガイドポールに近い位置における記録跡の曲り情
    報とを用いて発生させた各高さ制御信号により、前記第
    1,第2のガイドポールの各フランジの高さを前記回転
    磁気ヘッドの回転軌跡に前記磁気テープの記録跡が合う
    ように制御する第1,第2のガイドポールの高さ制御機
    構とを備えてなり、 前記第1,第2のガイドポールの高さ制御機構は、前記
    第1,第2のガイドポールの各シャフトにそれぞれ固着
    した各第1の回動力伝達部材の各ねじ部を前記第1,第
    2のポールベースに螺設された各ねじ孔に螺合させ、且
    つ、ローディング動作が完了した状態において前記各第
    1の回動力伝達部材と結合する各第2の回動力伝達部材
    を装置の固定部側に各モータの駆動力によって回転自在
    に設け、前記各高さ制御信号によって前記各モータ,前
    記各第2の回動力伝達部材,前記各第1の回動力伝達部
    材を回転させることで、前記第1,第2のガイドポール
    の各フランジの高さを前記磁気テープの高さ方向に制御
    することを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の磁気記録再生装置におい
    て、 前記各第1の回動力伝達部材または前記各第2の回動力
    伝達部材の何れかに基準位置の各検出手段を設け、さら
    に前記各モータに各ロータリエンコーダを設けたことを
    特徴とする磁気記録再生装置。
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