JP3142323B2 - 帯電電位測定方法及び除電電位算出方法 - Google Patents

帯電電位測定方法及び除電電位算出方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コロナ放電を用いる帯
電器、除電器、転写器、分離器等に適用する電位算出技
術に関する。本発明は、コロナ放電を用いる電子写真装
置(複写器、各種プリンタ)、イオノグラフィー、コロ
ナモータ、その他の記録装置の帯電電位計算に適用する
ことができる。
【0002】
【従来の技術】従来の表面電位計は被測定面との距離に
より測定値に誤差が生じるため、例えば、TREK社製
のものでは距離補償のための装置と、表面電位算定方法
を採用している。図9は従来の方法による帯電電位の測
定及び算定方法の一例を示す概略図である。この例で
は、スコロトロンと呼ばれる電子写真方式でしばしば用
いられる帯電器101による、感光性のある誘電体(感
光体107)の帯電電位を測定している。帯電器101
は円筒型のケーシング102を備え、その中心に放電ワ
イア103を張設した構造となっている。円筒型のケー
シング102はその一部からアースがとられている。放
電ワイア103には所定の直流電圧105が印加されて
おり、公知のようにコロナ放電により感光体107に電
荷が与えられる。感光体107はアルミニウムなどの導
電性基体108に光導電性層が形成されることにより構
成され、一定速度で回転される。
【0003】このような構成において、感光体107の
表面電位は、表面電位計110に接続されたプローブ1
09を感光体107の表面近傍に接近させることによ
り、測定される。しかし、一般的には、表面電位計11
0の測定値はプローブ109と感光体107表面との距
離に依存するため、距離の変化を補償するための、表面
電位算定方式を必要としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような距
離補償を行なっても、なお、空間分解能は100μm以
上であり、時間的分解能も1msec以下にするのは、
極めて困難であった。更に、コロナ放電による空間電荷
や、感光体の表面電荷、表面電位を同時測定することも
難しかった。この問題を解決するために、本出願に係る
発明者の一人は、コロナイオンの場を解析する方法を提
案し、既に静電気学会に報告、発表した(電子写真用コ
ロナ帯電器の放電シュミレーション 静電気学会講演論
文集’90(1990.10)16p C2,及び 電
子写真用コロナ帯電器の放電シュミレーション 静電気
学会誌,14,6(1990)494−502)。これ
らは、コロナ放電の基礎物理式、即ち、電界に関するポ
アソン方程式と、正又は負のイオンの連続の式とを連立
させて解析する方法である。
【0005】また、誘電体の移動や誘電体内部の抵抗に
よる電荷の消失を考慮して解析することにより、帯電電
位を算出する方法を既に、本出願人は提案している(コ
ロナ放電デバイスの数値シュミレーション 電気写真学
会主催JAPANHARDCOPY’91及び特願平3
−105624号)。この提案手法は、高精度で、かつ
非常にいろいろな幾何形状や物理条件の元のコロナ放電
デバイスの挙動を追跡しうるが、原理的アプローチによ
るため、多くの計算時間を有するという難点があった。
特に、この問題は交流印加による除電電位算出におい
て、重要である。これは、交流印加過程では、印加電圧
が時間的に変化するため、陰解法を用いて時間ステップ
を大きくとるということができないためである。
【0006】本発明の目的は、帯電、除電電位の計算に
おいて、いろいろな条件における多数回の計算の計算時
間を大きく減少させることにある。また、本発明の他の
目的として、帯電器或は除電器の帯電電位の算出を実際
に帯電器或は除電器を作成する前に可能とすることがあ
る。また、本発明の他の目的として、帯電、除電電位の
計算において、実験的な方法により、計算の計算時間を
大きく減少させることがある。
【0007】また、本発明の他の目的として、交流印加
によるコロナ放電除電器の除電電位算出を高速に行なう
ことがある。また、本発明の他の目的として、誘電体表
面の電位を精密に算出することのできる方法を提供する
ことがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コロナ放電を用いた帯電器或は除電器による誘電体の帯
電電位の算定において、誘電体のいろいろな点と、コ
ロナ放電ワイアとの間の電位差に対する、誘電体上への
イオン電流密度のテーブルを作成する、誘電体表面の
電位とコロナ放電ワイアとの電位差から、前記テーブル
を用いて誘電体上に蓄積される表面電荷量を算出する、
算出された誘電体上の表面電荷量により、誘電体上の
いろいろな位置の電位を算出する、各ステップを用いる
ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の帯
電電位算出方法において、前記誘電体と前記コロナ放電
ワイアとの電位差に対する、前記誘電体上への前記イオ
ン電流密度テーブルの作成にあたり、コロナ放電を記述
する、電界に関するポアソン方程式と、正又は負のイオ
ンの連続の式を数値的に解くことを特徴とする。請求項
3記載の発明は、請求項1記載の帯電電位算出方法にお
いて、前記誘電体と前記コロナ放電ワイアとの電位差に
対する前記誘電体上への前記イオン電流密度テーブルの
作成にあたり、前記誘電体の位置に電流測定用電極を配
置し、前記誘電体とコロナ放電ワイアとの電位差を変化
させ、前記電流測定用電極を流れる電流を測定すること
を特徴する。
【0010】請求項4記載の発明は、交流印加コロナ放
電を用いた除電器による誘電体の除電電位の算定におい
て、前記請求項1記載の,のステップを交互に用い
ることを特徴とする。請求項5記載の発明は、請求項1
記載の帯電電位算出方法において、請求項1記載の,
,の各ステップにより、前記誘電体上の帯電電位を
求めた後、更に、請求項1記載の,,の各ステッ
プを経て帯電電位を求めることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、誘電体の表面の
いろいろな位置の電位とコロナ放電ワイアとの電位差Δ
Vに対し、誘電体へのイオン電流Jを予め、計算或は実
験的にイオン電流密度テーブル(以下、このテーブルの
ことをΔV−Jテーブルと呼ぶ)にしておくことによ
り、いろいろな条件における多数回の計算の計算時間を
大きく減少できる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、このΔV−
Jテーブルの作成方法として、本発明者の一人が静電気
学会において発表した数値計算方法を用い、これによ
り、帯電器或は除電器の帯電電位の算出を実際に帯電器
或は除電器を作成する前に可能とする。請求項3記載の
発明によれば、ΔV−Jテーブルの作成方法として、誘
電体の位置に導電性の材料(例えば、アルミからなる治
具ドラム等)と電気的に絶縁された電極を配置し、その
電極に流れる電流を測定することで行なう。
【0013】請求項4記載の発明によれば、請求項1で
示した解析ステップを繰返し交互に行なうことにより、
大幅な計算時間の短縮が計れる。請求項5記載の発明に
よれば、請求項1記載の,,の各ステップによ
り、誘電体表面の電位を算出した後、この電位をもとに
再度ΔV−Jテーブルを作成して、電荷蓄積の挙動を計
算する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本発明の
構成と動作について、まず、コロナ放電を記述する電界
に関するポアソン方程式と、正又は負のイオンの連続の
式を数値的に解いて作成したΔV−Jテーブルを用いた
場合の実施例を説明する。
【0015】図1は円筒型コロトロン帯電器によって感
光体に電荷を印加する装置の構成図である。円筒型コロ
トロン帯電器1は、円筒型感光体7の所定距離離れたと
ころに円筒型のケーシング2を備え、そのケーシング2
の中心に放電ワイア3が張設された構造となっている。
円筒型のケーシング2はその一部からアースがとられて
いる。放電ワイア3には所定の直流電圧5が印加されて
おり、公知のようにコロナ放電により感光体7に電荷が
与えられる。感光体7はアルミニウムなどの導電性基体
8に光導電性層が形成されることにより構成され、一定
速度で回転される。
【0016】図8は本発明の帯電電位測定を行なう測定
装置のブロック図である。この測定装置は、所定の演算
を行なう制御部30に、後述する各種プログラムが記憶
されるプログラム記憶部32と、ケーシング2の幾何形
状、感光体7の誘電率、電気伝導度、移動速度などの計
算設定条件(パラメータ)が記憶される計算設定条件記
憶部34と、ΔV−Jテーブル情報が記憶されるΔV−
Jテーブルメモリ36と、算出された電位を記憶する算
出電位メモリ38とが接続された構成となっている。計
算設定条件記憶部34とΔV−Jテーブルメモリ36に
はキーボードなどの入力部40が接続され、その入力部
40から計算設定条件(パラメータ)あるいは、実測に
よるΔV−Jテーブル情報が入力できるようになってい
る。
【0017】次に、ΔV−Jテーブルを作成する手順に
ついて説明する。まず、図8に示す測定装置に、入力部
40から帯電器1を構成するケーシング2の幾何形状、
電源5によって供給される放電ワイア3の印加電圧、誘
電体の一種である感光体7の誘電率、電気伝導度、移動
速度を入力する。この入力値を用いて、プログラム記憶
部32に記憶されているプログラムにより、コロナ放電
を生ずる気体領域に対しては、前述の静電界の方程式と
電荷についての電気伝導あるいは移動による電荷輸送の
式を解く。
【0018】この時、ΔV−Jテーブルを作るのが目的
であるため、感光体7の存在する位置は電位を指定して
おく。通常、最初のΔV−Jテーブルでは、0Vとす
る。即ち、この場合は実験的には、感光体7の代わりに
導電性の(例えば、アルミニウム)治具ドラムを置いた
ことに対応している。こうして、放電ワイア3に印加す
る電圧を、プログラムの設定により、いろいろに変化さ
せると、感光体7の各点へ流入するイオン電流密度を求
めることができる。このテーブルにより、感光体7上の
位置と放電ワイア3と感光体7との電位差ΔVとをパラ
メータとして、イオン電流値Jが求められる。
【0019】図2はこうして作成されたΔV−Jテーブ
ル情報を模式的に示したグラフである。例えば、図1の
ケーシング左端であるA,放電ワイア真下位置である
B,ケーシング右端であるCの各点の電流値Jは、それ
ぞれ図2のA,B,Cで示した点を通り、位置を示すX
軸に垂直な面と、ΔV−Jテーブルメモリ36に記憶さ
れているΔV−J曲線11との交線として与えられる。
【0020】次に実際の帯電過程を追跡する様子を図3
のフローチャートにおいて符号21の範囲に示す。ま
ず、感光体7上の電位をある値に仮定しΔV−Jテーブ
ルを作成する(ステップ201)。次に感光体7の初期
の表面電荷を設定し(ステップ202)、この電荷を考
慮して帯電器或は除電器を含む空間と感光体7内の領域
との電位分布を電界に関するポアソンの式を解いて、感
光体7上の電位を計算する(ステップ204)。この電
位と、放電ワイア3との電位差ΔVからΔV−Jテーブ
ルを検索することにより、感光体7上の各点へのイオン
電流密度Jが求められ、結果として感光体7上の表面電
荷を計算できる(ステップ205)。
【0021】次に、この感光体7上の表面電荷を感光体
7の移動速度に応じた電荷移動の式を解き(ステップ2
06)、ある時刻の電荷分布が求められ、その電荷分布
により感光体7の電位を算出する(ステップ207)。
こうして必要な時間に至るまで、計算を続けることによ
り(ステップ203)、感光体7の帯電電位を求めるこ
とができる(ステップ203からステップ207のルー
プ)。
【0022】上記帯電電位算出の方法が有効であるの
は、コロナ放電ワイア3の印加電圧が4〜7kVである
のに対し、通常、帯電電位は1kV以下であり、従っ
て、感光体7の帯電による帯電器或は除電器内部の電界
分布の変化は激しくないことによると考えられる。
【0023】図3に示した、ステップ201からステッ
プ207の各計算ブロックで最も時間のかかるところ
は、ステップ201の部分である。従って、ケーシング
2などの幾何形状を変えずに、放電ワイア3への印加電
圧や、感光体7の初期表面電荷、感光体7の回転速度、
誘電率、電気伝導度などを変えるだけの場合は、予め、
ΔV−Jテーブルを求めることにより大幅に計算時間を
短縮することができる。
【0024】次の本発明の他の実施例として、ΔV−J
テーブルを実験的に求める場合の構成を図4に示す。こ
こで、符号12は導電性の治具ドラムを示し、接地され
ている。この治具ドラム12の上に絶縁性の基盤15と
その上に作成された電流測定用の電極14とからなる、
電流測定プローブ13が配置されている。この電流測定
プローブ13もまた接地されている。電流測定プローブ
13からの電流は電流計16につながれており、これに
よりコロナ放電によるイオン電流を測定でき、これから
イオン電流密度Jを容易に求めることができる。即ち、
放電ワイア3に印加する電圧をいろいろに変えると共
に、この電流測定プローブ13の位置を感光体7上でい
ろいろに変えることにより、ΔV−Jテーブルを求める
ことができる。
【0025】もちろん、プローブ13を多数、感光体7
上に接地すれば、より速くΔV−Jテーブルを作成でき
る。このΔV−Jテーブルを図8の入力部40からΔV
−Jテーブルメモリ36に入力して予め記憶しておくこ
とにより、図3のフローチャートにおけるステップ20
1の処理過程を行なうことができる。こうして、実験的
にΔV−Jテーブルを求めると、前記実施例のように計
算で求める前記の方法に比べ、大型の計算をする必要が
ないという利点がある。
【0026】次の実施例は、上述の方法を交流印加コロ
ナ除電器に応用した例である。図5には、角形コロトロ
ン除電器の形状と、ΔV−Jテーブル作成のために用い
たコロナ放電計算のための計算格子を示した。コロナワ
イアAC4.2kVの場合において、ケーシングは0
V、感光体移動速度は94mm/secである。図中の
A,B,C,D,E,Fはそれぞれケーシングの周辺の
位置を示す。こうして、求めた計算格子によって、以
下、図3に示した符号21の範囲内(ステップ202か
らステップ207)の計算ステップを繰返し用いればよ
い。但し、交流印加であるため、計算の時間刻みは交流
の周期より、十分短くすると共に、ステップ205の計
算において、放電ワイア3への印加電圧が交流のため変
化することに注意する必要がある。
【0027】図6はこうして計算した交流印加コロナ除
電器による感光体7の各位置の電位の時間変化を示した
ものである。除電器の中央Dの点では数10Vの電圧変
化があるが、除電器を出たところのA,Bの点では、ほ
とんど電圧変化が見られなくなっている。図7は、〇点
で示す本除電電位算出方法による結果と、+点で示す実
験値の比較を示したものである。ここで、ΔV−Jテー
ブルとしては、計算を用いている。図から分かるよう
に、実験と本提案手法による値とは極めて良い一致を示
し、本提案手法は除電器開発に有効であることがわかっ
た。
【0028】なお、前記実施例では、ΔV−Jテーブル
は最初に一回求めているだけであるが、このテーブル作
成のときに仮定した、感光体表面の電位分布は最終的な
電位分布とはかなり異なっている。この差は、放電ワイ
ア印加電圧の大きさに比べれば小さいとは言え、より正
確に最終帯電電位を求める必要がある場合には、図3の
各ステップを一度通過した後、得られた感光体帯電電位
を元にして、再度ΔV−Jテーブルを作成すると良い。
【0029】また、前記実施例ではコロナ放電を用いる
帯電器、除電器の帯電電位及び除電電位について説明し
たが、本発明はコロナ放電を用いる転写器、分離器など
の計算にも同様に適用することができる。また、感光体
に限らず、各種誘電体の電位の測定についても同様に本
発明を適用できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、予め、実
験あるいは計算による手法でΔV−Jテーブルを作成し
ておくため、いろいろな感光体表面と放電ワイアとの間
の電位差ΔVに対して、イオン電流Jを求めることがで
き、高速に帯電器又は除電器の帯電電位算定ができるよ
うになる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の帯電電位算出方法において、ΔV−Jテーブルをコ
ロナ放電の物理基本式に基づいた計算で求めるため、実
際に帯電器或は除電器を作成する前にその帯電電位を予
測することができるようになる。請求項3記載の発明に
よれば、請求項1記載の帯電電位算出方法において、実
験的にΔV−Jテーブルを求めるために、大型の計算を
する必要がない。
【0032】請求項4記載の発明によれば、コロナ放電
に関する物理式(電界に関するポアソンの方程式と、正
または負イオンの連続の式)を解くのでは、膨大な計算
時間がかかる交流印加コロナ放電による除電器による除
電電位の予測に、ΔV−Jテーブルによりイオン電流を
求めつつ、計算するので極めて短時間で除電電位を算出
できる。
【0033】請求項5記載の発明によれば、請求項1に
示した,,の1回目のステップによる帯電電位算
出の結果をもとにΔV−Jテーブルを作り直して計算す
るので、より正確な帯電電位を算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円筒型コロトロン帯電器によって感光体に電荷
を印加する装置の構成図である。
【図2】ΔV−Jテーブルを模式的に示した図である。
【図3】本実施例に係る処理のフローチャートである。
【図4】ΔV−Jテーブルを実験的に求める場合の構成
を示す図である。
【図5】交流印加コロナ除電器において、ΔV−Jテー
ブル作成のために用いたコロナ放電計算のための計算格
子を示す図である。
【図6】交流印加コロナ除電器による感光体の各位置の
電位の時間変化を示したグラフである。
【図7】交流印加コロナ除電器において本除電電位算出
方法による結果と実験値の比較を示したグラフである。
【図8】本発明の帯電或は除電電位測定を行なう測定装
置のブロック図である。
【図9】従来の方法による帯電電位の測定及び算定方法
の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 円筒型コロトロン帯電器 2 ケーシング 3 放電ワイア 5 直流電圧 7 感光体 30 制御部 32 プログラム記憶部 34 計算設定条件記憶部 36 ΔV−Jテーブルメモリ 38 算出電位メモリ 40 入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−32782(JP,A) 特開 昭64−57276(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 29/12 G03G 5/00 G03G 15/00 G03G 15/02 G03G 21/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コロナ放電を用いた帯電器或は除電器によ
    る誘電体の帯電電位の算定において、 前記誘電体の
    いろいろな点と、コロナ放電ワイアとの間の電位差に対
    する、前記誘電体上へのイオン電流密度のテーブルを作
    成する、前記誘電体表面の電位と前記コロナ放電ワイ
    アとの電位差から、前記テーブルを用いて前記誘電体上
    に蓄積される表面電荷量を算出する、算出された前記
    誘電体上の表面電荷量により、前記誘電体上のいろいろ
    な位置の電位を算出する、各ステップを用いることを特
    徴とする帯電電位算出方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の帯電電位算出方法におい
    て、前記誘電体と前記コロナ放電ワイアとの電位差に対
    する、前記誘電体上への前記イオン電流密度テーブルの
    作成にあたり、コロナ放電を記述する、電界に関するポ
    アソン方程式と、正又は負のイオンの連続の式を数値的
    に解くことを特徴とする帯電電位算出方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の帯電電位算出方法におい
    て、前記誘電体と前記コロナ放電ワイアとの電位差に対
    する前記誘電体上への前記イオン電流密度テーブルの作
    成にあたり、前記誘電体の位置に電流測定用電極を配置
    し、前記誘電体と前記コロナ放電ワイアとの電位差を変
    化させ、前記電流測定用電極を流れる電流を測定するこ
    とを特徴する帯電電位算出方法。
  4. 【請求項4】交流印加コロナ放電を用いた除電器による
    誘電体の除電電位の算定において、前記請求項1記載の
    ,のステップを交互に用いることを特徴とする除電
    電位算出方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の帯電電位算出方法におい
    て、請求項1記載の,,の各ステップにより、前
    記誘電体上の帯電電位を求めた後、更に、請求項1記載
    の,,の各ステップを経て帯電電位を求めること
    を特徴とする帯電電位算出方法。
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