JP3142579U - 段ボールシート縫合用ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】段ボール箱用シートののりしろと被のりしろを縫合するに際して、両者の位置決めを簡易な手段により妄動しないように制御する縫合用ミシンを提供する。
【解決手段】段ボールシートの裏面を支持する支持部材18が設けられるとともに、ミシン制御部位を外した領域において支持部材18の表面に一対の下方側の段ボールシート用搬送手段20aが露呈した状態で設けられ、一対の下方側の段ボールシート用搬送手段に対応させて、支持部材18の上方に一対の昇降自在な上方側の段ボールシート用搬送手段が設けられ、支持部材18の外側に被のりしろ部の位置規制用部材22が設けられ、被のりしろ部の位置規制用部材22の下方に水平方向に移動自在であって、かつ、回転自在な前記の第1の段ボールシート本体の外側面規制用のローラ24が設けられてなるもの。
【選択図】図4

Description

この考案は、段ボールシートののりしろ部と被のりしろ部を縫合する段ボールシート縫
合用ミシン関する。
とりわけ、縫合糸にスフ糸のほか、綿糸、麻糸などの植物繊維、絹糸、羊毛糸などの動
物繊維による天然繊維を採用するものである。
段ボールシートののりしろ部と被のりしろ部を結合するのにワイヤーが伝統的に採用さ
れたが、再生活用時にワイヤーの存在が障害になり、いわゆる環境保全
に負荷となることから、改良が要請された。
そこで、近年ワイヤーによる結合から接着剤による結合が主流になり、各種の結合装置
が開発された。
しかし、接着剤による結合の場合、接着工程時のシートの姿勢制御工程、加熱工程、乾
燥工程などを必要とすることから、生産能率が不十分であった。
そこで、前記の課題解決のため、段ボールシート縫合用ミシンとして、本考案者は特開
2006−175157公報記載の発明をした(特許文献1を参照)。
この背景技術は、段ボールシートののりしろ部と被のりしろ部を縫合することを目的と
するもので、以下の構成によるものである。
四片の側壁にフラップを備えた段ボール箱用シートの継ぎしろをスフ糸により縫い合わ
せることにより、断面形状が方形の段ボール箱を設ける段ボール用ミシンであって、
前記継ぎしろを前記段ボール箱用シートの縫い合わせる部位に対応する位置に配置した
状態で、前記継ぎしろと前記縫い合わせる部位との間に内側に空間を備えた板状ガイド部
を介して前記縫い合わせ前の段ボール箱用シートをセットするセット部位と、
前記セット部位にセットされた前記縫い合わせ前の段ボール箱用シートを前記縫い合わ
せ位置に移送する移送手段と、
前記縫い合わせ用のミシン針機構およびルーパー機構と、
動力源と、
前記板状ガイド部内の空間に配設された動力伝達用の第1タイミングベルトおよび第2
タイミングベルトとを備え、
前記ミシン針機構と前記ルーパー機構との間を前記縫い合わせ対象の段ボール箱用シー
トが通過可能であり、
前記ミシン針機構およびルーパー機構はそれぞれハウジング内に設けられると共に、そ
れぞれハウジングはそれぞれのハウジングの境であって、かつ前方において連結部を介し
て連結され、
前記ミシン針機構が上方に、ルーパー機構が前記ミシン針機構の下方に配置されると共
に、これらの前記ミシン針機構およびルーパー機構は前記移送手段の傍らであって、かつ
、ハウジングの後方寄りに設けられ、
前記板状ガイド部は前記の連結部に設けられ、
前記移送手段が前記ルーパー機構のハウジングの後方寄りに設けられ、
前記段ボール箱用シートの他側に設けられた継ぎしろを挿入する継ぎしろ用支持溝が断
面コの字に左右対称な形状により前記板状ガイド部の下方に設けられ、
前記ミシン針機構は前記第1タイミングベルトを、前記ルーパー機構は前記第2タイミ
ングベルトをそれぞれ介して前記動力源の動力が伝達され、
段ボール箱用シートの継ぎしろを隣接する側壁に対して直角方向に折曲させ、その継ぎ
しろを継ぎしろ用支持溝に支持させ、四片の側壁を前記ルーパー機構のハウジングの外周
を被うようして断面方形状に折曲させると共に一側の側壁を前記縫い合わせる部位に配置
させ、前記段ボー継ぎしろを段ボール箱用シートの後方寄りを前記移送手段を介して前記
ミシン針機構下へ移送させた上、前記継ぎしろと一側の側壁を縫合させして前記ミシン針
機構下へ移送させた上、前記継ぎしろと一側の側壁を縫合させ、縫合させることにより得
た段ボール箱を前記移送手段を介して前記ルーパー機構のハウジングから取り出すように
されている
したがって、この背景技術は経験的に知られるように、従来実施された線材による結合
、接着剤による結合に代えてスフ糸による結合を可能とし、線材の使用による再生活用の
煩雑さ、接着剤の使用による工程管理の煩雑さなどを解消した点で評価できる。
一方、段ボール箱用シートの継ぎしろと隣接するシートを直角状態して継ぎしろを継ぎ
しろ用支持溝に支持させ、段ボール箱用シートの姿勢制御を図るため、継ぎしろ用支持溝
が断面コの字に左右対称な形状により前記板状ガイド部の下方に設けられているが、この
ガイド部はハウジングの連結部に設けられていた。
このため、継ぎしろ用支持溝の構成が複雑化するほか、縫合に先立って継ぎしろを継ぎ
しろ用支持溝に支持させなければならない、という手間を必要とした。
さらに、縫合時の継ぎしろの位置決めは、継ぎしろ用支持溝により規制できるとしても
、被継ぎしろの規制は上下のローラにより行なわれるに過ぎないから、水平方向の規制が
不十分であったので、継ぎしろと被継ぎしろの縫合の正確性に欠けるおそれがあった。
特開2006−175157公報
解決しようとする課題は、上記の課題に鑑み、段ボール箱用シートののりしろと被のり
しろを縫合するに際して、両者の位置決めを簡易な手段により妄動しないように制御する
ことにある。
本考案の課題を解決するための第1の手段は、
第1の段ボールシート本体10a、第2の段ボールシート本体10b、第3の段ボール
シート本体10cおよび第4の段ボールシート本体10dの四片が折目eを介してそれぞ
れ連設され、四片の段ボールシート本体10a、10b、10c、10dの両側に段ボー
ル箱の蓋および底を構成するフラップ12がそれぞれ設けられ、かつ、隣接するそれぞれ
のフラップ12間に一定の間隔αによるスリット14が設けられ、四片の段ボールシート
本体10のうち、一側の第1の段ボールシート本体10aの外側に折目eを介してのりし
ろ部10Aが突設され、他側の第4の段ボールシート本体10dの外側寄りであってその
内側に前記ののりしろ部10Aに対応する帯状の被のりしろ部10Bが設けられた段ボー
ルシート縫合用ミシンにおいて、
前記折目eを介して断面方形状に折曲された段ボールシート10における前記の被のり
しろ部10Bと前記ののりしろ部10Aを上下に重合させた状態で前記ののりしろ部10
Aと前記の被のりしろ部10Bを縫合させる段ボールシート縫合用ミシンであって、
上方のミシン針機構16aと下方のルーパー機構16bからなるミシン制御部位が設定
され、
断面方形状に形成された段ボールシート10の被のりしろ部10Bを含む前記の第4の
段ボールシート本体10dおよび前記ののりしろ部10Aのそれぞれの裏面を支持する支
持部材18が設けられるとともに、前記のミシン制御部位を外した領域において前記支持
部材18の表面に少なくとも一対の下方側の段ボールシート用搬送手段が露呈した状態で
設けられ、
前記の一対の下方側の段ボールシート用搬送手段に対応させて、前記支持部材18の上
方にすくなくとも一対の昇降自在な上方側の段ボールシート用搬送手段が設けられ、
前記の支持部材18の外側に被のりしろ部の位置規制用部材22が設けられ、
被のりしろ部の位置規制用部材22の下方に水平方向に移動自在であって、かつ、回転
自在な前記の第1の段ボールシート本体の外側面規制用のローラ24が設けられてなるこ
とを特徴とする段ボールシート縫合用ミシンである。
この明細書において、用語「のりしろ部」および「被のりしろ部」は、接着剤により両
者を接着されるものではないものの、当産業分野では結合部を伝統的に「のりしろ」と呼
称しているから、説明の便宜上に使用したもので、結合部と被結合部を意味する。
本考案の課題を解決するための第2の手段は、第1の手段において、
被のりしろ部の位置規制用部材22が断面L字状の部材であることを特徴とするもので
ある。
本考案の課題を解決するための第3の手段は、第1又は第2の手段において、
前記の下方側の段ボールシート用搬送手段および上方側の段ボールシート用搬送手段が
それぞれベルトコンベア20aであることを特徴とするものである。
本考案の課題を解決するための第4の手段は、第1又は第2の手段において、
前記の下方側の段ボールシート用搬送手段および上方側の段ボールシート用搬送手段が
それぞれローラ22bであることを特徴とするものである。
本考案の課題を解決する第1の手段は、上記の構成であるから、以下の作用効果を奏す
る。
断面方形状に折曲された段ボールシート10におけるのりしろ部10Aと被のりしろ部
10Bを上下に重合させた状態でのりしろ部10Aと被のりしろ部10Bを縫合させるに
際して、被のりしろ部10Bを上方に、のりしろ部10Aを下方に図2、図3に示すよう
に縫合部の体裁、美観を図るためのりしろ部10Aの大部分が被のりしろ部10Bにより
隠れるように配置する。
その上、上下2枚の被のりしろ部10Bとのりしろ部10Aは、重合するに際して重要
な点であるが、図2、図3に示すように、被のりしろ部10Bの外側端とのりしろ部10
Aの外側端が整列されることなく、被のりしろ部10Bの外側端はのりしろ部10Aの外
側端から一定の間隔βを隔てた内側の載置されている。
このことは、前記したフラップ12間のスリット4の間隔αを設定することと同意義で
ある。
したがって、フラップ12間のスリット14の間隔αと被のりしろ部10Bの外側端か
らのりしろ部10Aの外側端までの間隔βは等しく設定される。
被のりしろ部10Bとのりしろ部10Aを備えた第4の段ボールシート本体10dおよ
び第1の段ボールシート本体10aの両側のフラップ12を段ボール箱の底の一片、蓋の
一片として干渉することなく折曲できるようにするため、融通性を持たせるように配置し
た上縫合することに負うものである。
断面方形状に折曲させた段ボールシート10の四片のうち、のりしろ部10Aを備えた
第1の段ボールシート本体10aおよび第4の段ボールシート10dの被のりしろ部10
Bのそれぞれの裏面を支持部材18により水平に支持させる。
この場合、前記したように、被のりしろ部10Bの外側端はのりしろ部10Aの外側端
から一定の間隔βを隔てた内側の位置に正確に設定することが必須である。
そこで、被のりしろ部10Bの外側端とのりしろ部10Aの外側端の間隔βを予め算出
した間隔βになるように被のりしろ部の位置規制用部材22を設定する
縫合に先立って段ボールシート10を支持台18上に断面方形状に折曲させるが、第4
の段ボールシート本体10dの被のりしろ部10Bの外側端を前記の位置に設定した被の
りしろ部の位置規制用部材22に当接する。
ついで、第3の段ボールシート本体10cを折目eを介して第4の段ボールシート本体
10dに対して直角方向に折曲させ、第2の段ボールシート本体10bを折目eを介して
第3の段ボールシート本体10cに対して直角方向に折曲させ
、さらに、第1の段ボールシート本体10aを折目eを介して第2の段ボールシート本体
10bに対して直角方向に折曲させる。
このとき、第1の段ボールシート本体10aの内側面を前記の支持台18の外側端に当
接させる。
そして、前記の被のりしろ部の位置規制用部材22の下方であって、前記の被のりしろ
部10Bの下方へのりしろ部10Aを第1の段ボールシート本体10aに対して直角に折
曲させる。
第1の段ボールシート本体10aの外側は、前記した外側面規制用のローラ24により
制御させる。
一方、前記した被のりしろ部10Bとのりしろ部10Aの縫合時に、とりわけ、上下方
向の盲動を抑制するため、縫合領域を外して設定された下方側の段ボールシート用搬送手
段および昇降自在な上方側の段ボールシート用搬送手段を利用し、上方側の段ボールシー
ト用搬送手段を降下させることにより、上下の段ボールシート用搬送手段によって第1の
段ボールシート本体10aののりしろ部10Aおよび第4の段ボールシート10dの表裏
をサンドイッチ状に挟圧する。
かくして、断面方形状に折曲させた段ボールシート10は縫合に備えてその姿勢は盲動
することなく確実に保持できる。
そこで、ミシン針機構16aと下方のルーパー機構16bからなるミシンを作動させ、
被のりしろ部10Bとのりしろ部10Aを縫合すると併行し、前記の上下段ボールシート
用搬送手段を間歇駆動させて徐々に縫合糸Sによる縫合を行うとともに段ボールシート1
0を取り出し位置へ誘導させる。
段ボールシート10を取り出し位置へ誘導させるに際して、第1の段ボールシート本体
10aの外側面規制用のローラ24は、回転自在であり、第1の段ボールシート本体10
aの外側面に当接されているから、縫合した組立前の段ボール箱Wを盲動させることなく
、かつ、縫合と併せて搬送される移動による負荷を解消し、一層確実に取り出し位置へ誘
導できる。
上下の段ボールシート用搬送手段の間歇駆動が停止され、縫合が完了した段ボールシー
ト10は、取り出し位置へ誘導されるが、上方側の段ボールシート用搬送手段20を上昇
させることにより、縫合済みの段ボールシート10をミシンから取り出す。
以上の次第であるから、この考案は段ボール箱用シートののりしろと被のりしろを縫合
するに際して、両者の位置決めを簡易な手段により妄動しないように制御できる。
その上、段ボール箱用シートの縫合時の上下方向の盲動抑制を上下の段ボールシート用
搬送手段を利用するようにしたから、縫合時の段ボールシートの姿勢制御機構を簡便にで
きる。
本考案の課題を解決するための第2の手段は、上記の構成であるから、第1の手段が奏
する作用効果のほか、以下の作用効果を奏する。
被のりしろ部の位置規制用部材22が断面L字状の部材であるから、段ボールシートの
搬送時および縫合時に位置規制用部材22を乗り越え、盲動しないようにできる。
本考案の課題を解決するための第3の手段は、上記の構成であるから、第1又は第2の
手段が奏する作用効果のほか、以下の作用効果を奏する。
下方側の段ボールシート用搬送手段および上方側の段ボールシート用搬送手段がそれぞ
れベルトコンベアであるから、搬送手段として市販品を利用できるので、生産コストの低
減に寄与できる。
本考案の課題を解決するための第4の手段は、上記の構成であるから、第1又は第2の
手段が奏する作用効果のほか、以下の作用効果を奏する。
下方側の段ボールシート用搬送手段および上方側の段ボールシート用搬送手段がそれぞ
れ回転自在なローラであるから、搬送手段として市販品を利用できるほか、搬送機構の簡
素化を図ることができ、ベルトコンベアによる搬送手段に比較して一層、生産コストの低
減に寄与できる。
段ボールシートののりしろと被のりしろの縫合用の簡便なミシンの提供に寄与しつつ、
縫合時における段ボールシートの妄動を抑制するという目的を、最小の部品点数と少ない
製造工程で段ボール箱としての機能を損なうことなく実現した。
図1ないし図5参照して実施例1の段ボールシート縫合用ミシンの詳細を説明する。
段ボールシート縫合用ミシンを説明するのに先たって、まず、このミシンの縫合を対象
とする段ボールシート10の基本構成を説明する。
この段ボールシート10の構成自体は公知のものと変化はないものの、段ボールシート
縫合用ミシンの使用法、作用に関して必須であるから、予め説明するものである。
図1を参照して明らかなように、第1の段ボールシート本体10a、第2の段ボールシ
ート本体10b、第3の段ボールシート本体10cおよび第4の段ボールシート本体10
dの四片が折目eを介してそれぞれ連設されている。
四片の段ボールシート本体10a、10b、10c、10dの両側に知られるように、
段ボール箱の蓋および底を構成するフラップ12がそれぞれ設けられ、かつ、隣接するそ
れぞれのフラップ12間に一定の間隔αによるスリット14が設けられている。
各フラップ12は図1に示されように、段ボールシート本体10a、10b、10c、
10dのそれぞれの連設部の折目eに対して直角方向に別のそれぞれの折目を介して連設
されている。
前記のフラップ12間のスリット14は知られるようにフラップ12が段ボール箱の底
および蓋を構成するのにそれぞれ内側に向けて直角に折り曲げられる場合、隣接するフラ
ップ12が互いに干渉しないよう融通性を持たせたものである
四片の段ボールシート本体10のうち、一側の第1の段ボールシート本体10aの外側
にのりしろ部10Aが突設され、他側の第4の段ボールシート本体10dの外側寄りであ
ってその内側に前記ののりしろ部10Aに対応する帯状の被のりしろ部10Bが設けられ
ている。
この考案は、前記した折目eを介して断面方形状に折曲された段ボールシート10にお
ける前記ののりしろ部10Aと前記の被のりしろ部10Bを上下に重合させた状態で前記
ののりしろ部10Aと前記の被のりしろ部10Bを縫合させる段ボールシート縫合用ミシ
ンである。
のりしろ部10Aと被のりしろ部10Bの重合状態について更に詳細を説明すると、被
のりしろ部10Bを上方に、のりしろ部10Aを下方に、図2、図3に示すように縫合部
の体裁、美観を図るためのりしろ部10Aの大部分が被のりしろ部10Bにより隠れるよ
うに配置され、この状態で被のりしろ部10Bとのりしろ部10Aが縫合される。
その上、上下2枚の被のりしろ部10Bとのりしろ部10Aは、図2、図3に示すよう
に、被のりしろ部10Bの外側端とのりしろ部10Aの外側端が整列されることなく、被
のりしろ部10Bの外側端はのりしろ部10Aの外側端から一定の間隔βを隔てた内側に
載置される。
このことは、前記したフラップ12間のスリット4の間隔αと同意義である。 したが
って、フラップ12間のスリット14の間隔αと被のりしろ部10Bの外側端からのりし
ろ部10Aの外側端までの間隔βは等しく設定される。
被のりしろ部10Bとのりしろ部10Aを備えた第4の段ボールシート本体10dおよ
び第1の段ボールシート本体10aの両側のフラップ12を段ボール箱の底の一片、蓋の
一片として干渉することなく折曲できるようにするため、融通性を持たせるように配置し
た上縫合することに負うものである。
縫合部の体裁、美観を図るため、ののりしろ部10Aと被のりしろ部10Bの重合状態
について、被のりしろ部10Bを上方に、のりしろ部10Aを下方に配置することを説明
したが、その体裁、美観を無視するなら、被のりしろ部10Bを下方に、のりしろ部10
A上方に配置することは自由である。
そこで、この考案のミシンについて説明する。
このミシンの制御構成自体は、従来のミシン制御構成と変化は少なく、上方のミシン針
機構16aと下方のルーパー機構16bからなり、両者によるるミシン制御部位が設定さ
れている(図4ないし図7を参照)。
断面方形状に形成された段ボールシート10の被のりしろ部10Bを含む前記の第4の
段ボールシート本体10dおよび前記ののりしろ部10Aのそれぞれの裏面を支持する支
持部材18が設けられている。
前記のミシン制御部位を外した領域において前記支持部材18の表面に少なくとも一対
の下方側の段ボールシート用搬送手段の例としてベルトコンベア20aが露呈した状態で
設けられている。
このベルトコンベア20aは、支持部材18の両側に二組設けることが好ましい。
前記の一対の下方側の段ボールシート搬送用のベルトコンベア20aに対応させて、前
記支持部材18の上方に一対の昇降自在な上方側の段ボールシート用搬送用のベルトコン
ベア20aが設けられている。
このベルトコンベア20aのうち、上方側の段ボールシート用搬送用のベルトコンベア
18を昇降自在に設けることにより、この段ボールシート用搬送用のベルトコンベア20
aを降下させて、段ボールシート10を下方側の段ボールシート搬送用のベルトコンベア
20aとにより、サンドイッチ状に挟圧させ、段ボールシート10の上下方向の盲動を抑
制し、搬送移動しつつ縫合できるように配慮されている。
被のりしろ部10Bの水平方向の盲動の抑制を図るため、支持部材18の外側断面L字
状の部材などによる被のりしろ部の位置規制用部材22が設けられている。
図面を省略したが、被のりしろ部の位置規制用部材22は適宜の被固定部材に装着され
ている。
のりしろ部10Aを備えた第1の段ボールシート本体10aの水平方向の盲動の抑制を
図るため、被のりしろ部の位置規制用部材22の下方に水平方向に移動自在であって、か
つ、回転自在な第1の段ボールシート本体の外側面規制用のローラ24が設けられている
第1の段ボールシート本体の外側面規制用のローラ24は、水平方向に移動自在な制御
部材26に固定されることにより、この部材26の移動に追従して水平方向に移動する。
なお、このミシンによる縫合については先の説明を援用し、実施例についてその説明を
省略する。
この実施例2は実施例1と本質的相違はなく、実施例1の下方側の段ボールシート用搬
送手段および上方側の段ボールシート用搬送手段がそれぞれコンベア18であっものが、
この例では回転自在なローラ20を採用したものあり、その他の構成は実施例1と共通で
あるから、前記の説明を援用する。
段ボールシートの展開図である(実施例1) 段ボールシートの縫合部の拡大要部断面図である(実施例1) 段ボール箱の底および蓋の組立前の斜視図である(実施例1) 段ボールシート縫合用ミシンの要部の正面断面図である(実施例1) 段ボールシート縫合用ミシンの斜視図である(実施例1) 段ボールシート縫合用ミシンの要部の正面断面図である(実施例2) 段ボールシート縫合用ミシンの斜視図である(実施例2)
符号の説明
10 段ボールシート本体
10a 第1の段ボールシート本体
10b 第2の段ボールシート本体
10c 第3の段ボールシート本体
10d 第4の段ボールシート本体
10A のりしろ部
10B 被のりしろ部
12 フラップ
14 スリット
16a ミシン針機構
16b ルーパー機構
18 支持部材
20a ベルトコンベアによる搬送手段
20b ローラによる搬送手段
22 被のりしろ部の位置規制用部材
24 第1の段ボールシート本体の外側面規制用のローラ
26 水平方向に移動自在な制御部材
e 折目
α フラップ間の間隔
β 重合状態における被のりしろ部の外側端からのりしろ部の外側端までの間隔
S 縫合糸
W 組立前の段ボール箱

Claims (4)

  1. 第1の段ボールシート本体10a、第2の段ボールシート本体10b、第3の段ボール
    シート本体10cおよび第4の段ボールシート本体10dの四片が折目eを介してそれぞ
    れ連設され、四片の段ボールシート本体10a、10b、10c、10dの両側に段ボー
    ル箱の蓋および底を構成するフラップ12がそれぞれ設けられ、かつ、隣接するそれぞれ
    のフラップ12間に一定の間隔αによるスリット14が設けられ、四片の段ボールシート
    本体10のうち、一側の第1の段ボールシート本体10aの外側に折目eを介してのりし
    ろ部10Aが突設され、他側の第4の段ボールシート本体10dの外側寄りであってその
    内側に前記ののりしろ部10Aに対応する帯状の被のりしろ部10Bが設けられた段ボー
    ルシート縫合用ミシンにおいて、
    前記折目eを介して断面方形状に折曲された段ボールシート10における前記の被のり
    しろ部10Bと前記ののりしろ部10Aを上下に重合させた状態で前記ののりしろ部10
    Aと前記の被のりしろ部10Bを縫合させる段ボールシート縫合用ミシンであって、
    上方のミシン針機構16aと下方のルーパー機構16bからなるミシン制御部位が設定
    され、
    断面方形状に形成された段ボールシート10の被のりしろ部10Bを含む前記の第4の
    段ボールシート本体10dおよび前記ののりしろ部10Aのそれぞれの裏面を支持する支
    持部材18が設けられるとともに、前記のミシン制御部位を外した領域において前記支持
    部材18の表面に少なくとも一対の下方側の段ボールシート用搬送手段が露呈した状態で
    設けられ、
    前記の一対の下方側の段ボールシート用搬送手段に対応させて、前記支持部材18の上
    方にすくなくとも一対の昇降自在な上方側の段ボールシート用搬送手段が設けられ、
    前記の支持部材18の外側に被のりしろ部の位置規制用部材22が設けられ、
    被のりしろ部の位置規制用部材22の下方に水平方向に移動自在であって、かつ、回転
    自在な前記の第1の段ボールシート本体の外側面規制用のローラ24が設けられてなるこ
    とを特徴とする段ボールシート縫合用ミシン。
  2. 被のりしろ部の位置規制用部材22が断面L字状の部材であることを特徴とする請求項
    1記載の段ボールシート縫合用ミシン。
  3. 前記の下方側の段ボールシート用搬送手段および上方側の段ボールシート用搬送手段が
    それぞれベルトコンベア20aであることを特徴とする請求項1又は2記載の段ボールシ
    ート縫合用ミシン。
  4. 前記の下方側の段ボールシート用搬送手段および上方側の段ボールシート用搬送手段が
    それぞれ回転自在なローラ22bであることを特徴とする請求項1又は2記載の段ボール
    シート縫合用ミシン。
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