JP3143523U - 二輪車用ハンドルグローブ - Google Patents

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Abstract

【課題】高速走行により強い風圧を受けた場合に、変形を小さく抑えられるようにした二輪車用ハンドルグローブを提供する。
【解決手段】手の甲側を覆う外面部1と、手のひら側を覆う内面部とでミトン型のハンドルグローブ3が形成される。前記外面部1は、例えばウレタンの型材で形成され、基端部から先端部にかけて外側に膨らむ湾曲状に形成され、両側部の先端側にそれぞれ内側に凹む湾曲部1cが形成される。前記内面部は、比較的軟らかい合成樹脂シート材で形成され、親指収納部5とこれに近接してハンドルグリップ部6を挿入するグリップ挿入部7が設けられ、先端部には操作レバー8を挿入・保持するレバー支持部材9が取り付けられる。
【選択図】図2

Description

本考案は、二輪車用ハンドルグローブに関する。
二輪車の運転者は、冬期には通常防寒着及び手袋を着用して寒さから身を守るようにしている。又、ハンドルグリップ部にほぼ筒状のカバーを取り付け、このカバーに手を挿入してハンドルグリップ部を握るようにしたものが従来知られている(例えば、特許文献1、2等)。
更に、二輪車用ハンドルグローブも従来存在しており、例えば図4に示すように全体がミトン型手袋(親指を除く他の4指の収納部が一つになっている)状に形成され、手の甲側を覆う外面部Aと、手のひら側を覆うと共に親指収納部Cを備えた内面部Bとを備えている。この場合、内面部Bには親指収納部Cに近接させてグリップ挿入部Dが設けられ、図示を省略した二輪車のハンドルグリップ部を挿入する。又、内面部Bの先端側にはレバー支持部材Eが取り付けられ、ハンドルグリップ部に近接する操作レバー(図示を省略したブレーキレバー又はクラッチレバー等)を挿入・保持できるようにしてある。尚、Fは面接合テープ状の取付部材であり、ハンドルグローブGをハンドルグリップ部に取り付けるためのものである。
上記のような構成の二輪車用ハンドルグローブGに手を挿入すると、前記グリップ挿入部Dから挿入されるハンドルグリップ部を、親指収納部Cに収納した親指と、親指を除く他の4指とで握ることができる。この時、親指は親指収納部Cを介してハンドルグリップ部に間接的に接触するが、他の4指はハンドルグリップ部に直接接触することになる。これにより、ハンドルグリップ部を確実に握ることができるため、ハンドル操作を容易に且つ適切に行うことができる。又、前記レバー支持部材Eに支持されている操作レバーを掴めば、当該操作レバーを操作することができる。この時、親指を除く4指は、内面部Bを介して操作レバーに間接的に接触することになる。
前記特許文献1、2は下記の通りである。尚、一般的な二輪車用手袋としては、例えば特許文献3、4等に開示されている。
特開2008−037172 特開平10−316070 実開昭61−191420 実開昭61−64119
上記従来の二輪車用ハンドルグローブは、全体が布帛素材で形成されており、しかもかなり大きなサイズに形成されているため、高速走行により強い風圧を受けた場合には変形することがある。このハンドルグローブの変形に伴って、手の動きが阻害されることがあり、又操作レバーがブレーキレバーである場合には、意に反してブレーキレバーが押されてブレーキランプが点灯することもあり、高速走行では一般的に使用し難い。
本考案は、上記のような従来の二輪車用ハンドルグローブの問題を解決するためになされ、高速走行により強い風圧を受けた場合に変形を小さく抑えられるようにした二輪車用ハンドルグローブを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、請求項1の考案は、手の甲側を覆う外面部と、手のひら側を覆うと共に親指収納部を備えた内面部とからミトン型に形成され、前記内面部に二輪車のハンドルグリップ部を挿入するグリップ挿入部が設けられると共に、先端部に前記ハンドルグリップ部に近接する操作レバーを挿入・保持するレバー支持部材が取り付けられたハンドルグローブにおいて、前記外面部は合成樹脂の型材により形成されていることを特徴とする二輪車用ハンドルグローブを要旨とする。
請求項2の考案は、請求項1の二輪車用ハンドルグローブにおいて、前記外面部はウレタンの型材により形成されていることを特徴とする。
請求項3の考案は、請求項1又は請求項2の二輪車用ハンドルグローブにおいて、前記外面部は外側に膨らむ湾曲状に形成されていることを特徴とする。
請求項4の考案は、請求項1ないし請求項3のいずれかの二輪車用ハンドルグローブにおいて、前記外面部は両側部の先端側にそれぞれ内側に凹む湾曲部が形成されていることを特徴とする。
前記請求項1の考案によれば、ミトン型の二輪車用ハンドルグローブにおいて、手の甲側を覆う外面部を合成樹脂の型材により形成したので、高速走行により強い風圧を受けた場合に変形を小さく抑えることができる。このため、ハンドルグローブの変形により手の動きが阻害されることはなく、又操作レバーがブレーキレバーである場合には、意に反して当該ブレーキレバーが押されてブレーキランプが点灯するおそれがなくなる。
前記請求項2の考案によれば、前記外面部はウレタンの型材により形成されているため、ハンドルグローブが硬くなり過ぎて曲げ難くなることはない。このため、ハンドルグローブを介してハンドルグリップ部及び操作レバーを容易に掴むことができ、ハンドル操作及びレバー操作に支障を来たすことはない。
前記請求項3の考案によれば、前記外面部は外側に膨らむ湾曲状に形成されているため、ハンドルグリップ部を握る手の甲側の湾曲形態に合致する。このため、ハンドルグリップ部及び操作レバーを楽に操作することができる。
前記請求項4の考案によれば、前記外面部は、両側部の先端側にそれぞれ内側に凹む湾曲部が形成されているため、高速走行により強い風圧を受けた場合に弾性的に反発することができる。又、ハンドルグローブの先端部が曲げ易くなるため、ハンドルグリップ部及び操作レバーを掴み易くなり、それらの操作を確実に行うことができる。
次に、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案に係る二輪車用ハンドルグローブの実施形態を示すものであり、(a)は外面側から見た斜視図、(b)は内面側から見た斜視図である。
図1(a)、(b)において、1は手の甲側を覆う外面部であり、この外面部1と手のひら側を覆う内面部2とでミトン型のハンドルグローブ3が形成されている。
前記外面部1は、合成樹脂例えばウレタンで形成した型材(金型成形品)で構成されており、手を挿入する基端部1aから先端部1bにかけて外側に膨らむ湾曲状に形成され、前記内面部2と結合される両側部の先端側にはそれぞれ内側に凹む湾曲部1cが形成されている。又、外面部1の基端縁部には、同じくウレタンの型材からなるカバー部4の前縁部が結合されてある程度起伏できるようになっている。この外面部1及びカバー部4は、内面側に例えば布地等を貼着することで裏打ちしておくことが望ましい。
前記内面部2は、比較的軟らかい合成樹脂シート材で形成され、ハンドルグローブ3の下方側部に位置させて親指収納部5を設けると共に、この親指収納部5の少し上側位置に隣接させてハンドルグリップ部6(図2)を挿入するグリップ挿入部7が設けられ、更に内面部2の先端側には操作レバー8(図2)を挿入・保持するレバー支持部材9が取り付けられている。
前記親指収納部5は、ほぼ袋状に膨出形成することにより内面部2と一体に設けられ、ハンドルグローブ3の内側から親指を簡単に出し入れできるようにしてある。この親指収納部5の開口及び奥行き寸法は、親指に比してかなり大きなサイズに形成されている。
前記グリップ挿入部7は、ほぼ円筒状に膨出形成することにより内面部2と一体に設けられ、その開口端部はハンドルグリップ部6を容易に挿入できる大きさに形成されると共に、その開口縁に沿ってゴム等の弾性材が装着されている。
前記レバー支持部材9は、弾性シート材の端部を重ねてほぼ筒状に形成し、その重合端部を内面部2に取り付け固定してある。このレバー支持部材9は、前記操作レバー8を挿入できると共に、容易に抜け出ないように保持することができる。
前記ハンドルグローブ3の外周縁部、カバー部4の外周縁部及び手挿入部の周縁部には、装飾と補強とを兼ねた合成樹脂製の縁材10がそれぞれ取り付けられている。
この実施形態では、ハンドルグローブ3をハンドルグリップ部に取り付けるテープ状の取付部材が設けられていないが、従来と同様に取付部材を設けても良い。
本考案に係る二輪車用ハンドルグローブは上記のように構成されており、図2に示すようにハンドルグリップ部6を前記グリップ挿入部7から挿入する。このハンドルグリップ部6の挿入とほぼ同時に操作レバー8を前記レバー支持部材9に挿入する。操作レバー8の先端部には通常球状物が設けられているため、当該操作レバー8は簡単に抜け出さないようにレバー支持部材9により保持される。
二輪車の運転者は、前記ハンドルグローブ3に手を挿入し、親指は前記親指収納部5内に収納すると共に、他の4指は外面部1と内面部2との間に位置させる。前記のようにハンドルグリップ部6に直接触れる4指と、親指収納部5を介して間接的に触れる親指とでハンドルグリップ部6を握ることができる(図3)。
図1に示すように、前記外面部1における一方の側部(親指収納部5とは反対側の側部)に、下向きの平面部1dを予め形成しておき、この平面部1dに図2のようにハンドルグリップ部6の先端部を当接させれば、二輪車の運転中にハンドルグローブ3を安定させることができる。これにより、ハンドルグリップ部6を確実に握って運転することができる。
前記のように外面部1は、基端部から先端部にかけて外側に膨らむ湾曲状に形成されているため、ハンドルグリップ部6を握る手の甲側の湾曲形態に馴染むので握り易くなり、窮屈な違和感を与えない。
操作レバー8を操作する時には、ハンドルグローブ3内の4指で操作レバー8をレバー支持部材9ごと掴んでハンドルグリップ部6側に引き寄せる。このため、レバー操作のタイミングが遅れない。又、外面部1の両側部の先端側にはそれぞれ内側に凹む湾曲部1cが形成されているため、レバー操作時にハンドルグローブ3の先端部を容易に曲げることができ、このためレバー操作を容易に且つ確実に行うことができる。
高速走行により強い風圧を受けると、従来のハンドルグローブは大きな変形が生じることがあったが、本考案では外面部1が合成樹脂の型材により形成されているため、強い風圧を受けて大きく変形することはない。このため、ハンドルグローブ3内に空間が保持され、ハンドルグリップ部6の握りから操作レバー8を掴む動作がし易くなり、レバー操作を迅速に且つ確実に行うことができる。
更に、外面部1は両側部の先端側にそれぞれ内側に凹む湾曲部1cが形成されているため、ハンドルグローブ3の先端部は、高速走行による風圧に対して弾性的に反発することができる。これにより、ハンドルグローブ3の変形を小さく抑えることができる。
上記の実施形態では、ハンドルグローブ3に直接手を挿入する例で説明したが、適宜の手袋(図略)を嵌めた上でハンドルグローブ3に挿入して使用することも可能である。当該手袋とハンドルグローブとで手を二重に被覆する状態となるため、保温効果を高めることができる。又、ハンドルグローブ3は防水処理をしておくことが好ましい。
本考案のハンドルグローブは、種々のタイプの二輪車に対して広く適用することが可能である。
本考案に係る二輪車用ハンドルグローブの実施形態を示すもので、(a)は外面側から見た斜視図、(b)は内面側から見た斜視図である。 本考案に係る二輪車用ハンドルグローブの使用状態を示す概略斜視図である。 本考案に係る二輪車用ハンドルグローブの使用状態を示す説明図である。 従来のハンドルグローブの一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 外面部
1a 基端部
1b 先端部
1c 湾曲部
1d 平面部
2 内面部
3 ハンドルグローブ
4 カバー部
5 親指収納部
6 ハンドルグリップ部
7 グリップ挿入部
8 操作レバー
9 レバー支持部材
10 縁材

Claims (4)

  1. 手の甲側を覆う外面部と、手のひら側を覆うと共に親指収納部を備えた内面部とからミトン型に形成され、前記内面部に二輪車のハンドルグリップ部を挿入するグリップ挿入部が設けられると共に、先端部に前記ハンドルグリップ部に近接する操作レバーを挿入・保持するレバー支持部材が取り付けられたハンドルグローブにおいて、前記外面部は合成樹脂の型材により形成されていることを特徴とする二輪車用ハンドルグローブ。
  2. 前記外面部は、ウレタンの型材により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の二輪車用ハンドルグローブ。
  3. 前記外面部は、外側に膨らむ湾曲状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の二輪車用ハンドルグローブ。
  4. 前記外面部は、両側部の先端側にそれぞれ内側に凹む湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の二輪車用ハンドルグローブ。
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