JP3144416B2 - 脂肪族ポリエステルおよび/またはその共重合体 - Google Patents
脂肪族ポリエステルおよび/またはその共重合体Info
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Description
ルおよび/またはその共重合体に関し、更に詳しくは良
好な熱安定性を有するため溶融成形の容易な、生分解性
を有する脂肪族ポリエステルおよび/またはその共重合
体に関する。
るα−オキシ酸ポリエステルは脂肪族ポリエステルとし
て良好な生分解性を有しており、手術用縫合糸、注射薬
用マイクロカプセル等の生体吸収材料として利用されて
いる。また近年、プラスチック廃棄物が引き起こす環境
破壊問題から、酵素や微生物による分解が期待される生
分解性プラスチックとしても注目され、その研究開発が
進められている。前記α−オキシ酸ポリエステルの高分
子量体を得る方法として、従来より、α−オキシ酸の環
状ジエステル(例えば乳酸の場合ラクチドと呼称され
る)をスズ系触媒存在下に加熱、開環重合する方法が知
られている。このようにして得られた前記α−オキシ酸
ポリエステルは一般に、融解温度よりわずかに高い温度
において比較的容易に熱分解して分子量が低下する。し
たがって、溶融成形時に得られる成形品の物性低下が問
題となっている。この原因のひとつとして考えられてい
るのがポリエステル中の残留金属触媒である。たとえば
前記スズ系触媒は高温では生成したポリエステルの解重
合やエステル交換反応を引き起こすことが知られてい
る。
属を除去するために、得られたポリエステルを有機溶媒
に溶解させ再沈澱をおこなう方法やポリエステルから有
機溶媒と水を用いて抽出する方法、あるいはポリエステ
ルに金属触媒の失活剤としてリン系化合物を添加する方
法が先行技術により知られている。しかし前記の方法で
は煩雑な除去操作が必要であり、かつ溶媒の回収、ポリ
エステル中への溶媒の残留などの問題が生じるため通
常、塊状重合法で製造されるこれらのポリエステルの場
合工業的に好ましいものではない。また後記の方法では
高粘度の溶融状態ポリエステルと混合しておこなわれる
ため効率が低く、熱劣化防止の充分な効果を得るまでに
は到っていないのが実情である。一方、金属触媒を用い
ずに重合をおこなうことは高分子量体を得るために非常
に長大な時間が必要となりまったく非現実的であるた
め、触媒の使用は工業的に必須である。したがって工業
的見地からは触媒を含有しながらも、熱安定性の良好な
脂肪族ポリエステルが必要とされている。
性が良好な脂肪族ポリエステルが切望されているのにも
かかわらずこのような脂肪族ポリエステルは未だ得られ
ていない。かかる理由により本発明は、熱安定性のすぐ
れた脂肪族ポリエステルおよび/またはその共重合体を
提供することを目的とする。
上の問題点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、開
環重合触媒にアルミニウム化合物を用いて重合すること
で、良好な熱安定性を有した脂肪族ポリエステルが得ら
れることを見いだし、本発明を完成するに到った。即
ち、本発明は以下の通りである。 (1) 下記式(II)および(III) を満足することを特徴と
する脂肪族ポリエステルおよび/またはその共重合体; IVf /IVi ≧0.85 (II) T10% (℃)≧300 (III) (ここで、IVf およびIVi は、それぞれ200℃で
1時間不活性ガス雰囲気条件下で溶融させたときの溶融
前後の還元粘度を示し、T10% は、不活性ガス気流下で
10℃/分の速度で加熱する熱重量分析において、当初
重量の10重量%がなくなるときの温度を示す。) (2) 上記(1) に記載の脂肪族ポリエステルおよび/また
はその共重合体を成形してなるフィルム。 (3) 包装用フィルム、農園芸用マルチフィルム、ショッ
ピングバック、ごみ袋、テープ類、肥料袋または分離膜
の用途に使用される上記(2) に記載のフィルム。
(I)で表され、アルミニウムを含有することを特徴と
する脂肪族および/またはその共重合体である。
アルキル基であり、R2 は炭素数1〜20個のアルキレ
ン基であり、XはHまたは炭素数2〜50個の1−アシ
ル基であり、YはHまたは炭素数1〜50個のアルキル
基または炭素数1〜50個のアルケニル基であり;mは
正の整数であって、nは0または正の整数である。ここ
で、XがHの場合は、該脂肪族ポリエステルおよび/ま
たはその共重合体は以下の物性(II)(III) および(I
V)を満足する; IVf /IVi ≧0.85 (II) IVf およびIVi は、それぞれ200℃で1時間不活
性ガス雰囲気条件下で溶融させたときの溶融前後の還元
粘度を示し; T10% (℃)≧300 (III) T10% は、不活性ガス気流下で10℃/分の速度で加熱
する熱重量分析において、当初重量の10重量%がなく
なるときの温度を示し; 1.00≧A/(A+B)≧0.95 (IV) Aは、ポリマーの 1H−NMRにおけるシグナル強度
を、Bはモノマーの 1H−NMRにおけるシグナル強度
を示す。
るアルミニウムを含有することを特徴とする熱安定性の
すぐれた脂肪族ポリエステルおよび/またはその共重合
体、特に式(I)においてXがHの場合の(II)、(II
I) 、(IV)で示される物性を同時に満足し、アルミニ
ウムを含有する脂肪族ポリエステルおよび/またはその
共重合体はこれまで当該分野でまったく知られていな
い。本発明者らの知見によれば、(II)、(III) で示さ
れる物性においてそれぞれIVf /IVi が0.85未
満、T10% が300℃未満である場合、このようなポリ
エステルはもはや成形加工性において実用上良好な熱安
定性を有しているとはいえず成形品は物性の顕著な低下
をともなう。
下の1−アシル基である場合、本発明により得られたア
ルミニウムを含有するポリエステルは水酸基末端が封鎖
されているため良好な熱安定性を有しており、(II)、
(III) および(IV)で示される物性を満足する。式
(I)においてXがHである場合、アルミニウムを含有
する脂肪族ポリエステルは公知である。すなわちBer
oらによりトリアルキルアルミニウムのような有機アル
ミニウムと有機亜鉛および水の複合触媒やアルミニウム
イソプロポキシドさらにアルミニウムアセチルアセトネ
ートを開環重合触媒に用いたラクチドの溶融重合が報告
されている(Makromol.Chem.,191,
2287)。しかしながら本文献において得られるポリ
エステル中には未反応のモノマーがかなり多量に残留し
ている。つまり(IV)で示される物性を満足しておら
ず、また(II)、(III) で示される物性も満足せず、さ
らに得られたポリマーの平均分子量が低いため、本発明
者らが追試したところその熱安定性に特に著しい改善は
みられなかった。
肪族ポリエステルの製造においては、開環重合反応と解
重合反応が平衡関係にあるため、重合体中にモノマーが
残存してしまう。ここで(IV)で示される物性を満足し
ない場合、残留したモノマーは成形加工時に、たとえば
溶融紡糸を行なう際には糸切れが多発する原因となり、
また得られた糸強度のバラツキの原因となる。さらにこ
れらのモノマーは重合体が溶融する高温においては微量
の水分によっても分解し、重合体の酸価を上昇させるた
め熱分解の原因になる。また(IV)で示される物性を満
足しない場合、(III) で示される物性を満足させること
は困難となるのが通常である。
ミニウムを含有することを特徴とする脂肪族ポリエステ
ルおよび/またはその共重合体、特にXがHである場合
は、上記のような(II)、(III) 、(IV)で示される物
性を同時に満足し、優れた熱安定性を有することを見出
したもので、この点で従来技術と明確に差別化される。
さらに式(I)においてmは100以上、5000以下
が好ましい。さらに好ましくは200以上、2500以
下の範囲であり、最も好ましくは500以上2000以
下の範囲である。mが100未満の場合、上記ポリエス
テルはアルミニウムを用いたことによる熱安定性向上の
効果が発現しない。またmが5000を越えると高い溶
融粘度のため、一般に溶融成形が困難となるため実用上
の問題が生じる。
ニウムを含有した脂肪族ポリエステルおよび/またはそ
の共重合体、特に式(I)においてXがHである場合
に、上記のような(II)、(III) 、(IV)で示される物
性を同時に満足し、アルミニウムを含有した脂肪族ポリ
エステルおよび/またはその共重合体は、たとえば下記
に示すような特定のアルミニウム化合物を開環重合時の
触媒に用いることにより得られる。具体的なアルミニウ
ム化合物触媒としては、たとえば下記式(V)(式中、
Ra 、Rc はそれぞれ独立してアルキル基、シクロアル
キル基またはアリール基であり、Rb は水素原子または
アルキル基、シクロアルキル基またはアリール基であ
り、このアルキル基、シクロアルキル基またはアリール
基は置換ハロゲンを含有しうる)で表されるアルミニウ
ムβ−ジケトン無電荷錯体、および/または飽和もしく
は不飽和の炭素数2以上20以下のアルミニウムカルボ
ン酸塩が挙げられる。
ジケトン類はより具体的には、アセチルアセトン(2,
4−ペンタンジオン)、プロピオニルアセトン(2,4
−ヘキサンジオン)、2,4−ヘプタンジオン、2,4
−オクタンジオン、2,4−デカンジオン、3,5−ヘ
プタンジオン、2−メチル−3,5−ヘプタンジオン、
2,2−ジメチル−3,5−ヘプタンジオン、2,6−
ジメチル−3,5−ヘプタンジオン、ピバロイルメタン
(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジ
オン)、ベンゾイルアセトン(1−フェニル−1,3−
ブタンジオン)、1,3−ジフェニル−1,3−プロパ
ンジオン、トリフルオロアセチルアセトン(1,1,1
−トリフルオロ−2,4−ペンタンジオン)、ヘキサフ
ルオロアセチルアセトン(1,1,1,5,5,5−ヘ
キサフルオロ−2,4−ペンタンジオン)等があげられ
るがこれらに限定されるものではない。
ラートと対応するβ−ジケトンをトルエンなどの有機溶
媒中で反応させる、または硫酸アルミニウムと対応する
β−ジケトンを水中で反応させることにより容易に合成
される。さらにこれらの錯体のほとんどは汎用有機溶媒
に易溶であり、昇華性を有しているため精製が容易であ
る。良好な触媒活性、入手が容易であることおよび純粋
な物質が得られやすいことなどから好ましいのはアセチ
ルアセトンの錯体である。
ン酸は具体的には、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草
酸、カプロン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、リノ
ール酸、オレイン酸等があげられるがこれらに限定され
るものではない。
などの条件により若干の相違はあるが、モノマーである
ジエステルに対して0.005から0.1mol%の割
合で用いられる。なかでも0.01から0.05mol
%用いるのが好ましい。使用量が0.005mol%未
満では重合速度が著しく低下し、重合終了までに多大な
時間を要する。また0.1mol%を越えるとアルミニ
ウム触媒を用いたことによる熱安定性向上の効果が発現
せず、重合体の着色が著しいため、製品として用を成さ
ない。この所定範囲内で用途に合わせて適宜選択する。
ポリエステルの水酸基末端を封鎖するには、炭素数2以
上50以下の脂肪族カルボン酸を添加して重合を行う。
用いられる脂肪族カルボン酸として具体的には、酢酸、
プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、カプリル
酸、ペラルゴン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リノ
ール酸、オレイン酸、コハク酸、アジピン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデ
カン二酸、フマル酸等が挙げられるがこれらに限定され
るものではない。また、これらの酸無水物を用いても一
向に構わない。好ましくはステアリン酸、パルミチン
酸、ミリスチン酸、リノール酸、オレイン酸、フマル
酸、コハク酸、アジピン酸であり、食品添加物として評
価も確立している。さらに好ましくは、製パン用助剤と
して用いられるステアリル乳酸カルシウムの原料である
ステアリン酸が挙げられる。これらの脂肪族カルボン酸
の量は目的により異なるが、通常モノマーであるジエス
テルに対し0.001〜1mol%の割合で用いられ
る。
あるいは減圧下で行ってもよく、また溶媒を用いても、
用いなくともよい。溶媒の回収等の問題より、工業的に
は溶媒を用いない塊状重合が好ましい。その際、逐次、
触媒、カルボン酸を添加してもかまわない。重合温度、
重合時間は重合体が目的とする分子量に達するまで行わ
れ、モノマー種、添加する触媒種、触媒量、アルコール
量およびカルボン酸量といった因子に依存する。本発明
の脂肪族ポリエステルおよび/またはその共重合体を得
るための重合は、通常100℃から150℃といった比
較的低い温度で行われる。重合終了後に残存モノマーを
固相熱処理によって除去する場合、反応は150℃から
250℃といった比較的高い温度で行われ、重合速度を
増大させ短時間で重合を平衡に到達せしめ終了させるこ
とができる。いずれの場合も重合温度はモノマーの融点
以上に設定される。
又みかけの重合速度を高め、かつアルキル基またはアル
ケニル基で生成するポリエステルの酸末端を封鎖するた
め、炭素数1以上50以下の一価以上の多価アルコール
を用いてもよい。用いる脂肪族アルコールとして具体的
には、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプ
ロパノール、ブタノール、アミルアルコール、オクチル
アルコール、デカノール、ラウリルアルコール、ミリス
チルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール、ベヘニルアルコール、乳酸メチル、乳酸エチル、
乳酸プロピル等のモノアルコール類、エチレングリコー
ル、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサメチレ
ングリコール、ドデカメチレングリコール等のジアルコ
ール類、グリセリン、ソルビトール、リビトール、エリ
スリトール等の多価アルコール類が挙げられるがこれら
に限定されるものではない。好ましくは直鎖高級脂肪族
アルコールであるデカノール、ラウリルアルコール、ミ
リスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルア
ルコールなどであり、これらは天然油脂から容易に得ら
れるものであり無害である。さらに好ましくはラウリル
アルコールである。これらのアルコールは触媒に配位し
活性種をつくりだすとともに開始剤として作用している
ものと考えられる。これらのアルコール類の量は目的に
より異なるが、通常、モノマーであるジエステルに対
し、0.01から0.5mol%の割合で用いられる。
て、具体的にはグリコリド、ラクチド、さらにα−ヒド
ロキシ酪酸、α−ヒドロキシ吉草酸、α−ヒドロキシイ
ソ吉草酸、α−ヒドロキシカプロン酸、α−ヒドロキシ
イソカプロン酸、α−ヒドロキシ−β−メチル吉草酸、
α−ヒドロキシヘプタン酸等の分子間ジエステルなどが
挙げられる。これらのなかで、グリコリド、ラクチドは
容易に入手することができ、これらのポリマーの物理的
性質が望ましいものであり好ましいジエステルである。
また不斉炭素を有するものは、L体、D体、ラセミ体、
メソ体のいずれでもよい。またジエステルは異なるα−
オキシ酸分子同士により形成されるものであっても一向
に構わない。具体的には、グリコール酸と乳酸の間の環
状二量体でありモノメチルグリコリドなる慣用名で知ら
れる3−メチル−2,5−ジオン−1,4−ジオキサン
などが挙げられる。
性等を種々変化させるために、第2成分等を共重合させ
てもよく、中でも生分解性を有する成分が好ましい。具
体的には炭素数1以上20以下のアルキレン基から成る
オキシ酸成分であり、対応するラクトンを共存させて重
合を行えばよい。具体的にはβ−プロピオラクトン、β
−ブチロラクトン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラ
クトン、δ−バレロラクトン、δ−カプロラクトン、ε
−カプロラクトン、ピバロラクトン、エナントラクト
ン、ドデカノラクトン等が挙げられるがこれらに限定さ
れるものではない。
エステルは熱安定性が向上し溶融成形が容易になるた
め、種々の生分解性成形物を製造することが可能であ
る。必要に応じて、顔料、酸化防止剤、劣化防止剤、可
塑剤、艶消剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、紫外線吸収剤
などの添加剤を加えても差し支えない。さらに必要に応
じて、他のポリマーおよび/または無機物と混合しても
差し支えない。混合可能なポリマーとしてポリオレフィ
ン、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエ
ーテル、ポリアルキレングリコール、変性されたおよび
/または変性されていない澱粉あるいはセルロースなど
の天然高分子などを挙げることができる。混合可能な無
機物として、タルク、モレキュラーシーヴス、炭酸カル
シウム、塩化カルシウムなどを挙げることができる。
は、溶融、溶液状態から繊維、フィルム、種々の成形品
に成形加工することが可能であり、生分解性材料として
有用である。具体的な用途として繊維や不織布では、釣
り糸、魚網、植木の根巻き用不織布、育苗床用不織布、
防草用シート等、フィルムでは包装用フィルム、農園芸
用マルチフィルム、ショッピングバック、ごみ袋、テー
プ類、肥料袋、分離膜等、成型品では飲料や化粧品類の
ボトル、ディスポーザブルカップ、トレイ、ナイフ、フ
ォーク、スプーン等の容器食器類、農業用植木鉢、育苗
床、掘り出し不要のパイプ、仮止め材等の建材が考えら
れる。さらに医療用途として、縫合糸、人工骨、人工皮
膚、マイクロカプセルなどのDDS分野への応用等が考
えられるが、これらに限定されるものではない。
に実施例を述べるが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。なお実施例における特性値は以下の方法によ
って測定した。
ール−トリクロロフェノール(10/7)の混合溶媒、
25mlに溶解し、それぞれ25±0.1℃もしくは3
0±0.1℃で測定して還元粘度を算出した。
下、昇温速度10℃/分で測定した。(サンプル量10
mg)
ーとモノマーのメチレンプロトンのシグナル強度より算
出した。
光法により定量した。
ルミニウムアセチルアセトネート9mg(28μmo
l、モノマ−の0.04mol%)のトルエン溶液を重
合アンプルに装入し、1時間減圧乾燥、窒素置換を行な
った後、減圧下に溶封し130℃に加熱して開環重合し
た。48時間で反応を終了して得られたポリマーのクロ
ロホルム中の溶液粘度を測定したところ、ηsp/C=
6.31を示した。このものを重クロロホルムに溶解し
て未反応モノマー量を 1H−NMRにて測定したところ
0.8%であった。TGAによるT10% は338℃であ
った。またこのものをペレット状に破砕し、減圧下に6
0℃で48時間乾燥したのち200℃、窒素雰囲気下で
溶融させた。1時間の攪拌の後に得られたポリマーの溶
液粘度を測定したところ、IVf /IVi =0.92を
得た。器壁にラクチドの付着はまったく認められなかっ
た。ポリマー中のアルミニウム濃度は130ppmであ
った。
当該分野で広く用いられているオクチル酸スズ(2−エ
チルヘキサン酸スズ)3mg(7μmol)で実施例1
と同様に重合したところ、48時間で反応を終了して得
られたポリマーはηsp/C=8.45を示した。このも
のを重クロロホルムに溶解して未反応モノマー量を 1H
−NMRにて測定したところ1.3%であった。TGA
によるT 10% は245℃であった。またこのものをペレ
ット状に破砕し、減圧下に60℃で48時間乾燥したの
ち200℃、窒素雰囲気下で溶融させた。1時間の攪拌
の後に得られたポリマーの溶液粘度を測定したところ、
IVf /IVi =0.58を得た。器壁に白色のラクチ
ドが付着した。
ルミニウムアセチルアセトネート9mg(28μmo
l)のトルエン溶液を攪拌装置、窒素導入管を有する重
合管に装入し、1時間減圧乾燥、窒素置換を行なった
後、190℃に加熱して開環重合した。4時間で反応を
終了して得られたポリマーはηsp/C=2.01を示し
た。重クロロホルムに溶解して未反応モノマー量を 1H
−NMRにて測定したところ5.2%であった。このも
のをペレット状に破砕し、減圧下に120℃で48時間
乾燥して固相処理した。得られたポリマーはηsp/C=
1.95を示した。このものを重クロロホルムに溶解し
て未反応モノマー量を 1H−NMRにて測定したところ
0.5%であった。すなわち120℃においては熱分解
がほとんど生じることなしにモノマーを除去できること
がこの実施例から明らかとなった。TGAによるT10%
は335℃であった。このものを200℃で溶融させ
た。1時間の攪拌の後に得られたポリマーの溶液粘度を
測定したところ、IVf /IVi =0.94を得た。器
壁にラクチドの付着はまったく認められなかった。ポリ
マー中のアルミニウム濃度は152ppmであった。
当該分野で広く用いられているオクチル酸スズ3mg
(7μmol)で実施例2と同様に1時間重合し、得ら
れたポリマーはηsp/C=2.77を示した。重クロロ
ホルムに溶解して未反応モノマー量を 1H−NMRにて
測定したところ7.8%であった。実施例2と同様に固
相処理したところ、得られたポリマーはηsp/C=1.
85を有していた。このものを重クロロホルムに溶解し
て未反応モノマー量を 1H−NMRにて測定したところ
1.0%であった。すなわち比較例においては、120
℃においてさえ、長時間の処理をおこなうと熱分解が生
じることが明らかとなった。TGAによるT10% は24
3℃であった。このものを200℃で溶融させた。1時
間の攪拌の後に得られたポリマーの溶液粘度を測定した
ところ、IVf /IV i =0.65を得た。器壁に白色
のラクチドが付着した。
ルミニウムアセチルアセトネート9mg(28μmo
l)、ラウリルアルコール18.7mg(100μmo
l)のトルエン溶液を重合アンプルに装入し、1時間減
圧乾燥、窒素置換を行なった後、減圧下に溶封し150
℃に加熱して開環重合した。10時間で反応を終了して
得られたポリマーの、クロロホルム中の溶液粘度を測定
したところ、ηsp/C=1.90を示した。このものを
重クロロホルムに溶解して未反応モノマー量を 1H−N
MRにて測定したところ0.9%であった。TGAによ
るT 10% は340℃であった。またこのものをペレット
状に破砕し、減圧下に60℃で48時間乾燥したのち2
00℃で溶融させた。1時間の攪拌の後に得られたポリ
マーの溶液粘度を測定したところ、IVf /IVi =
0.95を得た。器壁にラクチドの付着はまったく認め
られなかった。ポリマー中のアルミニウム濃度は120
ppmであった。
野で広く用いられているオクチル酸スズ(2−エチルヘ
キサン酸スズ)3mg(7μmol)、ラウリルアルコ
ール18.7mg(100μmol)で実施例3と同様
に4時間重合したところ、10時間で反応を終了して得
られたポリマーはηsp/C=1.87を示した。このも
のを重クロロホルムに溶解して未反応モノマー量を 1H
−NMRにて測定したところ1%であった。TGAによ
るT10% は260℃であった。またこのものをペレット
状に破砕し、減圧下に60℃で48時間乾燥したのち2
00℃で溶融させた。1時間の攪拌の後に得られたポリ
マーの溶液粘度を測定したところ、IVf /IVi =
0.68を得た。器壁に白色のラクチドが付着した。
ミニウムアセチルアセトネート9mg(28μmol)
のトルエン溶液を重合アンプルに装入し、1時間減圧乾
燥、窒素置換を行なった後、減圧下に溶封し150℃に
加熱して開環重合した。18時間で反応を終了して得ら
れたポリマーのフェノール−トリクロロフェノール溶媒
中の溶液粘度を測定したところ、ηsp/C=1.12を
示した。このものをヘキサフルオロイソプロパノールに
溶解して未反応モノマー量を 1H−NMRにて測定した
ところ1.2%であった。TGAによるT10% は335
℃であった。またこのものをペレット状に破砕し、減圧
下に60℃で48時間乾燥したのち200℃で溶融させ
た。1時間の攪拌の後に得られたポリマーの溶液粘度を
測定したところ、IVf /IVi =0.95を得た。器
壁にグリコリドの付着はまったく認められなかった。
びアルミニウムアセチルアセトネート9mg(28μm
ol)、ミリスチルアルコール42.8mg(200μ
mol)のトルエン溶液を重合アンプルに装入し、1時
間減圧乾燥、窒素置換を行なった後、減圧下に溶封し1
50℃に加熱して開環重合した。10時間で反応を終了
して得られたポリマーの、クロロホルム中の溶液粘度を
測定したところ、ηsp/C=1.26を示した。このも
のを重クロロホルムに溶解して未反応モノマー量を 1H
−NMRにて測定したところ0.9%であった。TGA
によるT10% は332℃であった。またこのものをペレ
ット状に破砕し、減圧下に40℃で48時間乾燥したの
ち200℃で溶融させた。1時間の攪拌の後に得られた
ポリマーの溶液粘度を測定したところ、IVf /IVi
=0.91を得た。器壁にラクチドの付着はまったく認
められなかった。ポリマー中のアルミニウム濃度は12
8ppmであった。
びアルミニウムアセチルアセトネート3mg(7μmo
l)、ミリスチルアルコール42.8mg(200μm
ol)のトルエン溶液を重合アンプルに装入し、1時間
減圧乾燥、窒素置換を行なった後、減圧下に溶封し15
0℃に加熱して開環重合した。36時間で反応を終了し
て得られたポリマーの、クロロホルム中の溶液粘度を測
定したところ、ηsp/C=1.18を示した。このもの
を重クロロホルムに溶解して未反応モノマー量を 1H−
NMRにて測定したところ1.2%であった。TGAに
よるT10% は337℃であった。またこのものをペレッ
ト状に破砕し、減圧下に40℃で48時間乾燥したのち
200℃で溶融させた。1時間の攪拌の後に得られたポ
リマーの溶液粘度を測定したところ、IVf /IVi =
0.94を得た。器壁にラクチドの付着はまったく認め
られなかった。
ルミニウムジピバロイルメタナート8mg(14μmo
l)、ステアリルアルコール27.1mg(100μm
ol)のトルエン溶液を重合アンプルに装入し、1時間
減圧乾燥、窒素置換を行なった後、減圧下に溶封し19
0℃に加熱して開環重合した。2時間で反応を終了して
得られたポリマーの、クロロホルム中の溶液粘度を測定
したところ、ηsp/C=2.05を示した。このものを
重クロロホルムに溶解して未反応モノマー量を 1H−N
MRにて測定したところ0.9%であった。TGAによ
るT10% は338℃であった。またこのものをペレット
状に破砕し、減圧下に40℃で48時間乾燥したのち2
00℃で溶融させた。1時間の攪拌の後に得られたポリ
マーの溶液粘度を測定したところ、IVf /IVi =
0.93を得た。器壁にラクチドの付着はまったく認め
られなかった。ポリマー中のアルミニウム濃度は68p
pmであった。
発明におけるアルミニウムを含有した脂肪族ポリエステ
ルおよび/またはその共重合体は、良好な熱安定性を有
するため溶融成形が容易であり、種々の生分解性成形物
を熱劣化をおこさずに製造することが可能となる。得ら
れた成形品は広範な用途が期待できるので、産業界、ま
たは環境問題の解決にも寄与すること大である。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記式(II)および(III) を満足するこ
とを特徴とする脂肪族ポリエステルおよび/またはその
共重合体; IVf /IVi ≧0.85 (II) T10% (℃)≧300 (III) (ここで、IVf およびIVi は、それぞれ200℃で
1時間不活性ガス雰囲気条件下で溶融させたときの溶融
前後の還元粘度を示し、T10% は、不活性ガス気流下で
10℃/分の速度で加熱する熱重量分析において、当初
重量の10重量%がなくなるときの温度を示す。) - 【請求項2】 請求項1に記載の脂肪族ポリエステルお
よび/またはその共重合体を成形してなるフィルム。 - 【請求項3】 包装用フィルム、農園芸用マルチフィル
ム、ショッピングバック、ごみ袋、テープ類、肥料袋ま
たは分離膜の用途に使用される請求項2に記載のフィル
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18072999A JP3144416B2 (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 脂肪族ポリエステルおよび/またはその共重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18072999A JP3144416B2 (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 脂肪族ポリエステルおよび/またはその共重合体 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21612994A Division JP3144231B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 脂肪族ポリエステルおよび/またはその共重合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000034340A JP2000034340A (ja) | 2000-02-02 |
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ID=16088293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18072999A Expired - Lifetime JP3144416B2 (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 脂肪族ポリエステルおよび/またはその共重合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3144416B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7347041B2 (ja) * | 2019-09-10 | 2023-09-20 | Dic株式会社 | 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物 |
-
1999
- 1999-06-25 JP JP18072999A patent/JP3144416B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000034340A (ja) | 2000-02-02 |
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