JP3144826B2 - 高含水土の連続脱水方法 - Google Patents
高含水土の連続脱水方法Info
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Description
泥水シールド工法による掘削泥土などの高含水土の水分
を脱水し、含水比を低下させて普通残土として連続的に
処理するための方法に関するものである。
粘性土、浚渫による汚泥、泥水シールド工法による掘削
泥土などの土木工事に伴う排出残土には含水比が極めて
高いものが少なくなく、このような高含水土は産業廃棄
物として扱われ、これを投棄するためには少なくとも含
水比を低下させて普通残土として処理する必要がある。
メント系、石灰系などの固化材を混合攪拌して固化する
方法が実施されているが、多量の高含水土を処理するた
めには固化材の材料費として多額の費用を要し、しかも
固化材として安価なセメントなどの強アルカリ材料を使
用する場合にはアルカリ汚染公害の問題があった。
含水土を入れ、その水分を砕石や網状管などで構成した
底部瀘過層に排水して吸水パイプにより汲み上げること
により、含水比を低下させて普通残土として処理する方
法も知られているが、この方法では自然重力排水である
ため、排水距離や時間が長く効率が悪いと共に、瀘過槽
に目詰りを生じ易く、その保守が容易でないなどの問題
があった。
土を入れて気密状に密閉すると共に、内部の高含水土中
に多数のストレーナー管を貫入し、脱水槽に振動を与え
て水分を滲出させ、この水分をストレーナー管を介して
真空吸引することにより、外部に排出するようにした脱
水方法を開発し、既に特願昭63−178342号とし
て出願した。
引の方法では、高含水土に接触して吸水する部分はスト
レーナー管の外周部であるため、吸水範囲に限界があ
り、吸水効率が悪いと共に、脱水槽内の高含水土の中央
部の脱水効果は比較的よいが、周辺の脱水効果が不十分
で、全体として均一に脱水できないという問題があっ
た。
るため処理の効率が悪いという問題があった。
が悪く、吸水の均一性に欠け、処理効率も悪いという課
題を解決することにある。
口11及び吸気口12を設けた方形の中間フレーム7の
上下に濾過板8,9を取付けた中空の吸水底板2の上面
周囲に、上端にパッキン材3を取付けた方形の上部フレ
ーム4を設けてなる方形箱型状の脱水箱1を、上下に多
数気密状に重ね、その脱水箱1群の上部において重ねら
れた脱水箱内に順次高含水土17を圧入充填し、各脱水
箱1の吸水口11に吸水管30を接続して真空吸引する
ことにより、上下に重ねた各脱水箱1,1間の空間に充
填された高含水土17の水分を上下に重ねた脱水箱1,
1の吸水底板2,2により濾過しながら脱水し、脱水を
完了した最下部の脱水箱1を取り出した後、その上方に
積み重ねた脱水箱1群全体を脱水箱一個分だけ下降さ
せ、最上部の脱水箱1上に新たな脱水箱1を気密状に重
ね、前記同様に上部において重ねられた脱水箱1内に高
含水土17を圧入充填し、順次同様の工程を一定時間毎
に間歇的に繰り返すようにした高含水土の連続脱水方法
を提案するものである。
薄厚の高含水土17は、上下の脱水箱1,1の中間フレ
ーム7の吸水口11からその内側空間内を真空吸引する
ことにより、上下の脱水箱1,1の広範囲な面として接
している吸水底板2,2を介して上下から均一かつ効率
的に吸水脱水され、順次脱水箱1が間歇的に降下する間
に脱水を完了して普通残土化された後に、最下部におい
て脱水箱1と共に取り出される。
の取り出しと同時に、新たな脱水箱1が最上部に重ねら
れ、順次高含水土17を充填して脱水され、このサイク
ルを間歇的に連続することにより、大量の高含水土の連
続的かつ効率的な脱水処理が可能となる。
ら随時一時的に空気を導入することにより、真空平衡状
態の持続を解消して継続的かつ確実に脱水することが可
能となる。
に多数気密状に積み重ね、これらの脱水箱1群を下降自
在に、かつ最下部の脱水箱1を横方向に取り出し自在に
設置する。
の吸水底板2の上面周囲に、上端にゴム等のパッキン材
3を取付けた方形枠状の上部フレーム4を取付けて方形
箱型形成され、その内側の下面に格子状の押さえ板材5
が取付けられ、この押さえ板材5の中央の交差部に注入
孔6が形成されている。
上下に、例えば目の細かい網板8と無数の小孔をあけた
多孔板9等からなる濾過板を取付け、下面に方形格子板
からなる押さえ板10を取付けた方形中空板体で、中間
フレーム7の周面には吸水口11及び吸気口12が設け
られ、その内側の中間に取付けた仕切板13の上下面に
は、多孔板9等の濾過板を部分的に支持して間隙を空け
るための多数のスペーサー14が設けられている。
13の各中央には、上記注入孔6と連通する注入孔15
が設けられている。
において、最上部の脱水箱1の注入孔6,15に注入管
16を挿入してその直下にパッキン材3を介して気密状
に重ねられた脱水箱1内に高含水土17を圧入充填し、
この上から二番目の脱水箱1の下方に一連に重ねられた
所要数の脱水箱1の各吸水口11からホース18を介し
て吸水ポンプ19により真空吸引することにより、各脱
水箱1内に薄厚に充填された高含水土17の水分を、上
下に隣接する脱水箱1,1の吸水底板2,2により土砂
分を濾過しながら吸水脱水する。
続し過ぎると、脱水箱1内の高含水土内が真空平衡状態
となって吸水効果が低下するため、随時各脱水箱1の吸
気口12を開放し、吸水底板2内に一時的に空気を導入
することにより、高含水土内の真空平衡状態の持続を解
消し、継続的に吸水効果を確保する。
毎)に最下部の脱水箱1を横方向に取り出した後、全体
を脱水箱一個分の高さ(例えば、5 〜10cm)だけ下降さ
せ、さらに最上部に新たな脱水箱1を重ねる作動を繰り
返すようになっており、したがって高含水土17を注入
充填した脱水箱1が上部から下部位置まで順次間歇的に
降下する間に脱水を完了するように設定されている。
1は、切り離されて横方向に取り出され、これを反転し
て内部の脱水処理土を排出した後、直接または必要に応
じて洗浄した上で再び新たな脱水箱1として脱水箱1群
上に重ねて使用する。
の装置の一例を示したもので、図4に示すように多数重
ねた脱水箱1群は、その最下端の脱水箱1の底部周囲に
おいて油圧ジャッキ等の昇降装置20により昇降する支
受材21に支持され、その上方には下から二番目に位置
する脱水箱1の周面に相対する位置に油圧ジャッキ等の
進退装置22により水平に進退可能な仮支持材23が設
けられ、また脱水箱1群の下方には脱水を完了した最下
部の脱水箱1を横方向に移送するためのチェーンコンベ
ヤ等の搬出手段24が設けられている。
まま一定時間毎に脱水箱1の高さ分だけ一旦下降し(図
4)、この下降状態において仮支持材23が前進して下
から二番目の脱水箱1を把持してその上の脱水箱1群を
一定時間支持し、この支持状態において支受材21はさ
らに下降し、最下部の脱水箱1を切り離して搬出手段2
4上に載せ(図5)、この搬送手段24により脱水箱1
を搬出した後に上昇して仮支持材23に支持された脱水
箱1の下端を支持すると共に、仮支持材23を後退させ
る(図6)ように、昇降装置20および進退装置22の
作動が制御されている。
その注入孔5に相対する位置にガイド25に保持された
注入管16が油圧ジャッキ等の昇降装置26により昇降
自在に設置され、また脱水箱1群の上端に隣接して新た
な脱水箱1を最上部に送り込むための送りコンベヤ等の
搬入手段27が進退自在に設置されており、搬入手段2
7により新たな脱水箱1が搬入されて位置決めされたと
き、これをセンサーなどで検知することにより注入管1
6を注入孔5に向かって下降し、上から二番目の脱水箱
1内に高含水土17を自動的に圧入充填するようになっ
ている。
降動作と同期して脱水箱1の一個分の高さだけ間歇的に
上下方向に駆動して停止する無端チェーン28,29が
設置され、一方の無端チェーン28の周囲には吸水管3
0が、また他方の無端チェーン29の周囲には栓体31
がそれぞれ脱水箱1の一個分の間隔を置いて取付けられ
ており、各吸水管30および栓体31は脱水箱1群の側
方に近接して下降走行する下降走行部において、それぞ
れ脱水箱1群の吸水口11あるいは排気口12に相対す
る位置に一時的に停止するようになっている。
体等のホルダー32に沿って無端チェーン28と直交方
向に進退自在に取付けられ、その後端とホルダー32と
の間に装着した戻しバネ33により後退方向に弾力が付
与されている。
た筒体等のホルダー34に沿って無端チェーン29と直
交方向に進退自在に取付けられ、その後端とホルダー3
4との間に装着した戻しバネ35により後退方向に弾力
が付与されている。
無端チェーン28、29の下降走行部はそれぞれ走行ガ
イド36,37にスライド自在に保持されており、また
この鉛直走行部に沿って吸水管30および栓体31の進
退ガイド38,39が設置されている。
脱水箱1群の側方に近接する屈曲部38’が設けられ、
その下方は無端チェーン28の下降走行部に沿って鉛直
に形成されており、脱水箱1群の側方に近接して走行す
る無端チェーン28の鉛直走行部において、吸水管30
に設けたローラー等のスライダー40が屈曲部38’に
係合し、無端チェーン28の下降に伴って吸水管30と
共に下降するにつれて、吸水管30を上から二番目の脱
水箱1方向に前進させ、その先端をこの脱水箱1の吸水
口11内に嵌入させるように構成されている。
部を間歇的に下降し、これと同期して脱水箱1が間歇的
に下降するにつれて吸水管30のスライダー40は進退
ガイド38の鉛直部に係合しながら下降するため、吸水
管30はその先端を脱水箱1の吸水口11に嵌入したま
ま脱水箱1と共に下から三番目に至るまで下降する。
よりホース18を介して各吸水底板2内を連続的に真空
吸引することにより、脱水箱1内の高含水土17を吸水
脱水することが可能となる。
と、吸水管30のスライダー40は進退ガイド38の下
端から外れて係合を解除し、これによって吸水管30を
戻しバネ33により後退させて吸水口11から離脱させ
る。
水箱1群の側方に近接する屈曲部39aが、また下端部
には脱水箱1群の側方から離間する屈曲部39bが設け
られ、さらにこの上下の屈曲部39aの下方の鉛直部の
一又は複数箇所に、脱水箱1群の側方から一旦離間して
再度近接する山型状の屈曲部39bが設けられ、脱水箱
1群の側方に近接して下降走行する無端チェーン29の
下降走行部において、吸水管30に設けたローラー等の
スライダー41が屈曲部39aに係合し、無端チェーン
29の下降に伴って栓体31と共に下降するにつれて、
栓体31を上から三番目の脱水箱1方向に前進させ、そ
の先端をこの脱水箱1の吸水口11内に嵌入させるよう
に構成されている。
部を間歇的に下降し、これと同期して脱水箱1が間歇的
に下降するにつれて栓体31のスライダー41は進退ガ
イド39の鉛直部に係合しながら下降するため、栓体3
1はその先端を脱水箱1の排気口12に貫入したまま脱
水箱1と共に途中の屈曲部39bに至るまで下降し、屈
曲部39bに至ってスライダー41と共に栓体31を後
退することにより排気口12を一時的に開放し、吸水底
板2内に一時的に空気を導入して高含水土内の真空平衡
状態の持続を解消させた後、再び進退ガイド39の鉛直
部に戻って栓体31を排気口12に嵌合密封する。
到達すると、栓体31のスライダー41は進退ガイド3
9の下端から外れて係合を解除し、これによって栓体3
1を戻しバネ35により後退させて排気口12から離脱
させる。
真空ポンプ19の回転接続部に接続されて無端チェーン
28の循環に追従して回転するようになっており、この
真空ポンプ19には回転接続部の回転角に応じてその内
部の真空吸引路を脱水箱1の吸水口11に嵌入した吸水
管30のホース18のみに連通するように、開閉弁機構
が設けられている。
した脱水箱1は、吸水管30及び栓体31を切り離した
上で搬出手段24上に載せて搬出し、搬出後この脱水箱
1はこれを掴んで反転する自動反転装置などにより内部
の脱水処理土を排出ピット等に排出した後、適宜昇降移
動装置により再び搬入手段27に戻されて脱水箱1群の
上端に積み重ねられる。
めの注入口は脱水箱1の上部フレーム4の周面に設けて
もよい。
密状に重ねた脱水箱の吸水底板内を真空吸引することに
より、高含水土に対して互いに平行な広範囲な面として
接している上下の吸水底板により各脱水箱間に充填され
た薄厚の高含水土中の水を極めて短時間に効率的に、し
かも全体として均一に吸引脱水することができると共
に、順次間歇的に下降させながら連続的に脱水を行い、
脱水を完了した下端の脱水箱を搬出すると同時、上端に
新たな脱水箱を重ねて繰り返し脱水工程を連続するの
で、大量の高含水土を効率的に脱水することが可能とな
る。
気を導入することにより、脱水槽内と高含水土内の真空
平衡状態の持続を解消して、継続的かつ確実に脱水する
ことが可能となる。
示す正面図。
様を示す正面図。
作動態様を示す正面図。
例を示す側面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 周面に吸水口及び吸気口を設けた方形の
中間フレームの上下に濾過板を取付けた中空の吸水底板
の上面周囲に、上端にパッキン材を取付けた方形の上部
フレームを設けてなる方形箱型状の脱水箱を、上下に多
数気密状に重ね、その脱水箱群の上部において重ねられ
た脱水箱内に順次高含水土を圧入充填し、前記各脱水箱
の吸水口に吸水管を接続して真空吸引することにより、
前記上下に重ねた各脱水箱間の空間に充填された高含水
土の水分を上下に重ねた脱水箱の吸水底板により濾過し
ながら脱水し、脱水を完了した最下部の脱水箱を取り出
した後、その上方に積み重ねた脱水箱全体を脱水箱一個
分だけ下降させ、最上部の脱水箱上に新たな脱水箱を気
密状に重ね、前記同様に上部において重ねられた脱水箱
内に高含水土を圧入充填し、順次同様の工程を一定時間
毎に間歇的に繰り返すことを特徴とする高含水土の連続
脱水方法。 - 【請求項2】 脱水箱の間歇的な降下の途中において、
脱水箱の吸気口を開放して吸水底板内の中空部内に大気
を導入することを特徴とする「請求項1」記載の高含水
土の連続脱水方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13549091A JP3144826B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 高含水土の連続脱水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13549091A JP3144826B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 高含水土の連続脱水方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04334599A JPH04334599A (ja) | 1992-11-20 |
| JP3144826B2 true JP3144826B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=15152954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13549091A Expired - Fee Related JP3144826B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 高含水土の連続脱水方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3144826B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5420696B2 (ja) | 2012-03-02 | 2014-02-19 | 株式会社中部プラントサービス | ボルト磨き装置 |
| JP6014639B2 (ja) | 2014-09-30 | 2016-10-25 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP13549091A patent/JP3144826B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP6014639B2 (ja) | 2014-09-30 | 2016-10-25 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
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