JP3144988B2 - 光ファイバコネクタおよびその製造方法 - Google Patents

光ファイバコネクタおよびその製造方法

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JP3144988B2 JP17579894A JP17579894A JP3144988B2 JP 3144988 B2 JP3144988 B2 JP 3144988B2 JP 17579894 A JP17579894 A JP 17579894A JP 17579894 A JP17579894 A JP 17579894A JP 3144988 B2 JP3144988 B2 JP 3144988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバコネクタお
よびその製造方法に係り、特に光ファイバとその外側の
保護スリーブとを同心状に配置するのに好適な光ファイ
バコネクタおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハイパワーレーザ光により切断
や半田付や溶接等を行なうには、図6に示すように、レ
ーザ光発生装置から出射されたハイパワーレーザ光を入
射側のレンズユニット1により光ファイバ2に入射させ
るとともに加工側まで伝送し、この光ファイバ2から出
射側のレンズユニット3を通してハイパワーレーザ光を
加工物4a上に照射して所定の加工を施すようにされて
いる。
【0003】前記レンズユニット1、3と光ファイバ2
とを接続するために、従来は図7に示すような光ファイ
バコネクタ4を光ファイバ2の両端部に形成していた。
【0004】すなわち、光ファイバ2は中心軸部のコア
とその外側のクラッドとにより形成されており、被覆材
2aによって被覆されて光ファイバケーブル2bとされ
ている。光ファイバ2は端部において被覆材2a除去
された状態にされている。
【0005】光ファイバ2および光ファイバケーブル2
bの端部の外側にはファイバガイド6が同心状に一体的
に接着されており、全部一緒に金属製の保護スリーブ7
内に挿入されている。そして、保護スリーブ7の内方端
に周方向に3等分形成されている把持爪8、8をその外
周部分に形成されているテーパ螺部9に袋ナット体10
を螺入することにより内側に撓ませてファイバガイド6
を緊締して、保護スリーブ7を光ファイバ2に同心状に
取付けている。レンズユニット側は、保護スリーブ7の
先端部分の外周面7aと印ろう接続されるように形成さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ファ
イバ2の外径の精度は±5%であるために、光ファイバ
2とファイバガイド6との同心度合も±数%の誤差があ
り、ファイバガイド6に対して保護スリーブ7を同心に
して取付けている前記従来例においては、保護スリーブ
7と光ファイバ2との同心度合も±数%の誤差があるこ
とになる。従って、この保護スリーブ7の先端部分の外
周面7aを印ろう接続の基準にして接続されているレン
ズユニットと光ファイバ2との中心軸線がずれてしま
い、ハイパワーレーザ光が光ファイバ2の端面以外の所
に入射されて、光ファイバ2の端面や接着剤等が焼損さ
れてしまうという不都合があった。
【0007】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、光ファイバと保護スリーブとを正確に同心状に
位置合わせして形成することができ、ハイパワーレーザ
光を光ファイバの端面に確実に焦点を結ぶようにさせる
ことができ、光ファイバコネクタを構成する部材が加熱
されたり、焼損されることを確実に防止することのでき
る光ファイバコネクタおよびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の本発明の光ファイバコネクタは、被
覆材が除去されている光ファイバとその外側のファイバ
ガイドとを同心状に一体とし、前記ファイバガイドの外
側に保護スリーブを同心状に設けるとともに当該保護ス
リーブの外周面をもってレンズユニットと印ろう接続さ
れる光ファイバコネクタにおいて、前記光ファイバと前
記保護スリーブとを同心状に位置合わせさせ、前記ファ
イバガイドと保護スリーブとをレーザ溶接により固着し
たことを特徴とする光ファイバコネクタ。
【0009】また、請求項2に記載の本発明の光ファイ
バコネクタの製造方法は、被覆材が除去されている光フ
ァイバとその外側のファイバガイドとを同心状に一体と
し、この一体状の光ファイバおよびファイバガイドを
周面がレンズユニットと印ろう接続される保護スリーブ
内に挿入するとともに、光ファイバと保護スリーブとを
同心状に位置合わせした後に、前記ファイバガイドと保
護スリーブとをレーザ溶接により固着することを特徴と
する。
【0010】
【作用】本発明方法に従って本発明の光ファイバコネク
タを製することにより、光ファイバと保護スリーブとを
正確に同心状に位置合わせして形成することができ、ハ
イパワーレーザ光を光ファイバの端面に焦点を結ぶよう
にさせることができ、光ファイバコネクタを構成する部
材が加熱されたり、焼損されることを確実に防止するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図5につい
て説明する。
【0012】図1から図4は本発明の光ファイバコネク
タの1実施例を示す。
【0013】図1は中心軸部の光ファイバ11の端部に
本実施例の光ファイバコネクタ12を装着した状態を示
している。光ファイバ11は中心部のコアとその外側の
クラッドとによって形成されており、その外側を被覆材
14により被覆して光ファイバケーブル13とされてい
る。光ファイバコネクタ12部分においては、光ファイ
バケーブル13の外側をファイバガイド15により同心
状に覆っており、光ファイバコネクタ12の端部におい
ては光ファイバ11を露出させるように前記被覆材14
が除去されている。露出している光ファイバ11と被覆
材14からなる光ファイバケーブル13とファイバガイ
ド15とは接着剤により同心状に接着されている。ファ
イバガイド15の材料としては、ジルコニア、アルミナ
やマイカ系セラミックス、例えばマセライト(三井鉱業
マテリアル株式会社製商品名)等の不透明材や、クラッ
ドより低屈折率の石英ガラスや単なるガラス等の透明材
が挙げられる。前記ファイバガイド15の端部の外側
は、ステンレス、銅、リン青銅、真鍮等の金属パイプ
製の保護スリーブ16により同心状に覆われている。フ
ァイバガイド15の外周面15aと保護スリーブ16の
内周面16aとの間には、それぞれの製作誤差を吸収す
るために微小間隙17が形成されている。また、ファイ
バガイド15と保護スリーブ16とは、一方の外周面1
5aに形成した段部15bと他方の内周面16aに形成
した段部16bとを密着させている。そして、ファイバ
ガイド15と保護スリーブ16とは、保護スリーブ16
と光ファイバ11とを同心状に位置合わせさせてから、
図1、図3および図4に示すように、周方向の等分位置
(本実施例においては4等分位置)および軸方向の複数
箇所(本実施例においては2箇所)をレーザ溶接18、
18を施すことにより固着されている。また、保護スリ
ーブ16の先端部分の外周面16cは、レンズユニット
側と印ろう接続されるように精度よく仕上げられてい
る。
【0014】また、この保護スリーブ16の外側には、
レンズユニットと相対回転しないようにして接続するた
めに係合突部19aを有する金属製の係合筒19がレー
ザ溶接20をもって固着されている。前記係合筒19お
よびこれより内方側の保護スリーブ16の外側には、レ
ンズユニット側の固着筒(図示せず)と螺合する雌螺部
21aが形成されている固着筒21が軸方向移動自在お
よび回転自在にして外装されており、係合筒19の内方
端と保護スリーブ16との間には圧縮ばね22が介装さ
れている。
【0015】光ファイバ11の他端も図1から図4と同
様に形成されており、その間は例えばステンレス等の
金属製の可撓性パイプ23により覆って安全性を確保し
ている。
【0016】次に、本実施例の光ファイバコネクタ12
の製造方法を説明する。
【0017】まず、光ファイバ11の端部の被覆材14
を除去し、その外側にファイバガイド15を同心状に外
装し、接着することにより一体的に形成する。この光フ
ァイバ11を保護スリーブ16内に相互の段部15a、
16aが密着するように挿入し、ファイバガイド15お
よび保護スリーブ16を別個の公知のX−Y駆動装置に
より相対移動させて、光ファイバ11と保護スリーブ1
6との中心軸線を正確に合致させる。その状態で、続い
て公知のレーザ溶接装置により、ファイバガイド15お
よび保護スリーブ16を周方向の等分位置(本実施例に
おいては4等分位置)および軸方向の複数箇所(本実施
例においては2箇所)にレーザ溶接18、18を施すこ
とにより固着させる。この溶接時に、微小間隙17に
が発生することもあるが、ファイバガイド15および
保護スリーブ16の相互の段部15b、16bが密着さ
せられているので、ごみが外部に出るの阻止される。
その後、係合筒19、固着筒21および圧縮ばね22が
保護スリーブ16に外装され、係合筒19がレーザ溶接
20により保護スリーブ16に固着される。
【0018】次に、本実施例の光ファイバコネクタ12
の作用を説明する。
【0019】本実施例の光ファイバ11を固着筒20を
もってレンズユニットと接続すると、図3に示すよう
に、光ファイバコネクタ12の保護スリーブ16の外周
面16cとレンズユニットとが印ろう接続されることに
より、レンズ24の光軸と光ファイバ11の中心軸線と
が正確に合致するようにして対向配置される。
【0020】これにより、ハイパワーレーザ光はレンズ
24により光ファイバ11の端面に焦点を結ぶように収
斂され、光ファイバコネクタ12を構成する部材が加熱
されたり、焼損されることが阻止される。
【0021】また、ファイバガイド15の外周面15a
と保護スリーブ16の内周面16aとの間に形成されて
いる微小間隙17内に、保護スリーブ16と光ファイバ
ケーブル13との中心軸線合せを行った後に、レーザ溶
接18を施し、その後に接着剤を充填すると、当該接着
剤を通してコネクタ内に発生する熱を外部に効率よく放
散させることができる。
【0022】また、ファイバガイド15および保護スリ
ーブ16のレーザ溶接箇所は、前記実施例以外の場所、
個数としてもよく、例えば、図5に示すように、段部1
5b、16bの前としたりしてもよい。
【0023】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0024】
【発明の効果】このように、本発明の光ファイバコネク
タおよびその製造方法は構成され、作用するものである
から、光ファイバと保護スリーブとを正確に同心状に位
置合わせして形成することができ、ハイパワーレーザ光
を光ファイバの端面に確実に焦点を結ぶようにさせるこ
とができ、光ファイバコネクタを構成する部材が加熱さ
れたり、焼損されることを防止することができる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバコネクタの1実施例を取付
けた光ファイバの端部を示す断面図
【図2】図1の右側面図
【図3】図1の光ファイバコネクタ部の拡大図
【図4】図3のA−A線に沿った断面図
【図5】光ファイバコネクタの他の実施例を示す図3と
同様の図
【図6】従来の光ファイバコネクタの1例を示す図3と
同様の図
【図7】従来の光ファイバコネクタの他の例を示す図3
と同様の図
【符号の説明】
11 光ファイバ 12 光ファイバコネクタ 15 ファイバガイド 16 保護スリーブ 18 レーザ溶接
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−148450(JP,A) 特開 昭63−136010(JP,A) 特開 昭62−63906(JP,A) 実開 昭60−60706(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/24 G02B 6/32 G02B 6/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆材が除去されている光ファイバとそ
    の外側のファイバガイドとを同心状に一体とし、前記フ
    ァイバガイドの外側に保護スリーブを同心状に設けると
    ともに当該保護スリーブの外周面をもってレンズユニッ
    トと印ろう接続される光ファイバコネクタにおいて、前
    記光ファイバと前記保護スリーブとを同心状に位置合わ
    せさせ、前記ファイバガイドと保護スリーブとをレーザ
    溶接により固着したことを特徴とする光ファイバコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 被覆材が除去されている光ファイバとそ
    の外側のファイバガイドとを同心状に一体とし、この一
    体状の光ファイバおよびファイバガイドを外周面がレン
    ズユニットと印ろう接続される保護スリーブ内に挿入す
    るとともに、光ファイバと保護スリーブとを同心状に位
    置合わせした後に、前記ファイバガイドと保護スリーブ
    とをレーザ溶接により固着することを特徴とする光ファ
    イバコネクタの製造方法。
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