JP3146851U - 回転式納骨台 - Google Patents

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俊二 杉本
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有限会社杉本工業所
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Abstract

【課題】納骨室に回転テーブルと共に帰骨地穴を設け、帰骨地穴の存在にもかかわらず回転テーブルを支障なく安定して支持でき、且つ老若男女を問わず腹這いなどにならずとも容易に帰骨地穴に骨壷を最終的に移し変えることができる回転式納骨台を提供する。
【解決手段】納骨室1に地面2に達する帰骨地穴3を設け、その帰骨地穴を跨ぐ納骨台11を設置してなり、納骨台は、左右側板の上に天板19を架設して組み立てられて帰骨地穴を跨ぐ台本体13と、骨壺10を載せて後ろへ回し得るように天板の上に支承される回転テーブル15とからなり、回転テーブルに載置されて極古くなった骨壺を帰骨地穴に投入し得るように構成した。
【選択図】図1

Description

この考案は、地面に石を積み上げて組み立てられる墓である石積墓標における納骨室用の回転式納骨台に関する。詳しくは、骨壺を載置する回転テーブルを備えるとともに、古くなった骨壺を「土に戻す」ことのできる帰骨地穴を備えた納骨室用の回転式納骨台に関する。
石積墓標としての墓は、一般的に根太石、唐戸石、笠石、土台石、棹石等を順次積み重ねて組み立てられ、唐戸石が中をくり抜かれて納骨室となっており、その前面に納骨口が設けられ、そこに納骨扉が嵌められているので、納骨の際には、その扉を開いて、納骨口から手を差し入れながら骨壺が納められる。この納骨室は、古くから納骨室の底部となる根太石ないし唐戸石等をくり抜いて地面の上に骨壺が納められるように構成されることが多かった。これは、「遺骨はいずれは土に戻す」という宗教的な思想に基づくものであった。
また、現在では、遺骨を湿らせると故人に申し訳ないというような心遣いや衛生的な観点から、また、高さがほゞ同じ向かいに礼拝位置をとるために、納骨室に1段または2段の納骨棚を設け、その上に載せて納骨することが多くなっている。この場合は、納骨室の下が根太石等の石であったり、土であっても押し固められているので、「土に戻す」という考えがとられていないと言える。例えば、特許文献1に示す墓では、納骨室の底部が基壇または底板部と称している石板であるので、古くなった遺骨を土に戻すことはできない。
同特許文献に記載される墓によれば、その中心に納骨室に通る回転軸を設け、納骨室には骨壺の載置テーブルを回転軸に支持して上下2段に設けられるので、納骨の際には載置テーブルを回転させることにより、既に存在する先の骨壺を後ろへ移し納骨の過密を緩和することができるようになっている。
特開平10−88864号公報
上記のような従来の墓によれば、回転テーブルに均等に骨壺を載せることによって、その収容能力を高めることができるが、殊に何代も続く旧家では、いずれは既に誰のものであるかも知る由もない古い骨壺を整理できないために、収容能力を越えることは避けられない。かといって、先祖に当たる尊い骨壺であるからこれを粗末に扱うこともできない。また、テーブルを安定して支持するには、回転軸の下端を強固に支承する必要があるから、仮に帰骨地穴を設けようとしても、回転軸の下端を軟弱な地面では支持できないため構造的に無理があった。
いずれにしても、従来においては、骨壷を納骨室へ出し入れするには、礼服を着たまゝなので体に負担がかかって大変であった。時には、腹這いになって行なわねばならず、女性や老人にとってこれは大変な作業であった。
この考案は、上記のような実情に鑑みて、納骨室に回転テーブルと共に帰骨地穴を設け、帰骨地穴の存在にもかかわらず回転テーブルを支障なく安定して支持でき、且つ老若男女を問わず腹這いなどにならずとも容易に帰骨地穴に骨壷を最終的に移し変えることができる回転式納骨台を提供することを課題とした。
上記の課題を解決するために、この考案は、納骨室に地面に達する帰骨地穴を設け、その帰骨地穴を跨ぐ納骨台を設置してなり、納骨台は、左右側板の上に天板を架設して組み立てられて帰骨地穴を跨ぐ台本体と、骨壺を載せて後ろへ回し得るように天板の上に支承される回転テーブルとからなり、回転テーブルに載置されて極古くなった骨壺を帰骨地穴に投入し得るように構成したことを特徴とする回転式納骨台を提供するものである。
以上説明したように、この考案の回転式納骨台によれば、納骨室に回転テーブルと共に帰骨地穴を設けたから、回転テーブルを回しながら自分の一番大切な人と対面してお参りすることができ、且つ、古い骨壺を後ろへ移動させることにより手前に簡単に納骨ができ、多くの骨壺を都合良く収容できるとともに、特に古くなった骨壺は、老若男女を問わず、腹這いにならずとも容易に骨壷を帰骨地穴に納め、時には棒等で突いて破砕することにより、極古い遺骨を処分しながら大地に戻す思想を実現でき、帰骨地穴が存在しても、これが回転テーブルを設ける支障にならなく、また、納骨室内部を余すことなく利用でき、帰骨地穴を跨ぐ台本体により回転テーブルの安定性を確保できるという優れた効果がある。
次に、この考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は一実施の形態を示したもので、石積墓標Pにおける納骨室1には、底が地面2に達する帰骨地穴3が設けられ、その上を跨ぐように納骨台5が載置される。
石積墓標Pは、下から根太石7,唐戸石8,笠石9が積まれることにより納骨室1を有する納骨堂6が構築される。納骨堂6の前面には納骨口が設けられ納骨口に扉(図示省略)が納められる。そこで、納骨口を開くと、納骨室1には根太石7がくり抜かれた帰骨地穴3を有する納骨室1が見え、それを跨いで納骨台5が置かれる。なお、帰骨地穴3には石板やステンレス板等で作られた蓋板(図示省略)を被せておくことが望ましい。
納骨台5は、大理石その他石の板材によって組み立てられたもので、帰骨地穴3を跨ぐ台本体13と、その上に回転機構により回転可能に支承される回転テーブル15とからなり、台本体13は、左右側板17,17の上に天板19を架設し、ピン等で止めて倒伏コ字形に組立てがなされる。なお、天板19は、円形であるが、多角形に形成することもある。
回転機構は、天板19と回転テーブル15と多数の玉27,27,・・によりベアリング構造14を構成したもので、天板19の上面と、回転テーブル15の下面に中心を同じくして同径の円形に循環するガイド溝23,25を形成し、こうして、両ガイド溝23,25の合わせの間に多数の玉27,27,・・が挟まれ循環して連続している。玉27にも石材が耐久性の面で好適に使用されるが、ガラス玉、金属玉であっても良い。
図5は、納骨台5について他の実施形態を示したもので、この場合は、天板19と回転テーブル15との間にスラストベアリング21が介在されている。
図6は、さらに他の実施形態を示したもので、回転テーブル15を支軸29により高く支持して、天板19の上にも骨壺を載置できるようにしたものである。この場合、支軸29について、「すべり軸受」と称されるベアリング構造14を構成したもので、天板19の裏面中央に基盤31をビス止めして固着し、基盤31に筒体33が突設され、それが天板19を貫通してその上に起立している。一方、回転テーブル15の裏面中央には受盤35がこれもビス止めして固着され、その中央に回転軸37が垂設され、それが筒体33に挿入され下端38で基盤31にすべり可能に受けられる。
この考案に係る一実施形態として石積墓標の一部を切欠して納骨室の内部を示す斜視図である。 同石積墓標の納骨室に置かれた納骨台の斜視図である。 同じく納骨室に置かれた納骨台の平面図である。 図3のA−A線矢視における納骨台の縦断面図である。 他の実施形態を示す納骨台の縦断面図である。 さらに他の実施形態を示す納骨台の縦断面図である。
符号の説明
1 納骨室
2 地面
3 帰骨地穴
10 骨壺
11 納骨台
13 台本体
14 ベアリング構造
15 回転テーブル
17 側板
19 天板
21 ベアリング

Claims (2)

  1. 納骨室に地面に達する帰骨地穴を設け、その帰骨地穴を跨ぐ納骨台を設置してなり、納骨台は、左右側板の上に天板を架設して組み立てられて帰骨地穴を跨ぐ台本体と、骨壷を載せて後ろへ回し得るように天板の上に支承される回転テーブルとからなり、回転テーブルに載置されて極古くなった骨壷を帰骨地穴に投入し得るように構成したことを特徴とする回転式納骨台。
  2. 台本体の天板と、回転テーブルとの間に回転テーブルを回転可能にベアリング構造を構成し、若しくはベアリングを介在させてなることを特徴とする請求項1記載の回転式納骨台。
JP2008006650U 2008-09-22 2008-09-22 回転式納骨台 Expired - Lifetime JP3146851U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019218703A (ja) * 2018-06-15 2019-12-26 ベルストン株式会社 納骨壇

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