JP3147077U - トレモロ装置用弦挿通パイプ及びトレモロ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】弦の装着が容易であり、激しいトレモロ演奏でも弦が脱落しない、トレモロ装置用弦挿通パイプとトレモロ装置を提供する。
【解決手段】高さ方向に長い円筒形状をなし、長手方向に貫通する弦挿通孔201を備え、一端にトレモロ装置の弦固定部材100に装着する装着機構202を有する。このトレモロ装置用弦挿通パイプ200は従来のフロイドローズ(登録商標)トレモロ装置に装着して使用することが可能である。材質はステンレス又は工具鋼を用いることができる。
【選択図】図1
【解決手段】高さ方向に長い円筒形状をなし、長手方向に貫通する弦挿通孔201を備え、一端にトレモロ装置の弦固定部材100に装着する装着機構202を有する。このトレモロ装置用弦挿通パイプ200は従来のフロイドローズ(登録商標)トレモロ装置に装着して使用することが可能である。材質はステンレス又は工具鋼を用いることができる。
【選択図】図1
Description
本考案は、ギターなどの弦楽器に設置されるトレモロ装置に用いるトレモロ装置用弦挿通パイプ及びこのトレモロ装置用弦挿通パイプを備えるトレモロ装置に関する。
ギターなどの弦楽器、特に電気ギターにはトレモロ装置が用いられることがある。
このトレモロ装置はギターのボディーに設けられ、トレモロ装置に設けられたトレモロアームを上下させることにより、弦の張力を増減させ、音程を上げ下げすることができる。このような演奏はトレモロ演奏と呼ばれる。
従来のトレモロ装置はトレモロ演奏を行うとチューニングが狂ってしまうという問題点があった。
この点に関し、ギターのネック部において弦を挟んで固定する弦挟持部材と、弦の末端を挟んで固定する弦固定部材及びこの弦固定部材を回動させて弦の張力を微調整する微調整機構を備え、バネにより弦の張力とのバランスをとるフロイドローズ(登録商標)トレモロ装置(以下、バランス型トレモロ装置と呼ぶ。)が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開昭58−163997号公報
このバランス型トレモロ装置は、弦を2か所において固定するため、トレモロ演奏の際のチューニングの乱れを最小限に抑えることに成功した。
しかし、弦を弦固定部材に固定するには、弦の端部を切断し、弦を挟むブロック体を固定部材に挿入し、切断した弦の末端を弦固定部材の中に挿入し、この弦の末端をブロック体と共に締め付けて固定する締め付け部材を固定部材に装着し、弦が固定部材から脱落しないように注意しながら締め付け部材をレンチによって締め付ける、という煩雑な作業を伴うという問題点があった。
さらに、激しいトレモロ演奏を行うと、弦が抜けてしまうという問題点があった。
本考案は、このような問題点を解決するために、弦の装着が容易であり、激しいトレモロ演奏でも弦が脱落しない、トレモロ装置用弦挿通パイプとトレモロ装置を提供することを目的とする。
本考案によれば、弦をギターに設置するときに煩わしい作業をする必要がなくなり、激しいトレモロ演奏でも弦が抜けることがない、という効果がある。
本考案は、高さ方向に長い円筒形状をなし、長手方向に貫通する弦挿通孔を備え、一端にトレモロ装置の弦固定部材に装着する装着機構を有するトレモロ装置用弦挿通パイプを提供する。
以下、本考案のトレモロ装置用弦挿通パイプとトレモロ装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図5は、電気ギターにおけるトレモロ装置10の設置位置を示す図である。図5に示すように、トレモロ装置10は、ギターのボディーの弦末端部分に設けられる。トレモロ装置10は弦を固定する弦固定部材100と、トレモロ装置10を上下に摺動させるトレモロアーム30とを備える。
トレモロ装置10は弦の張力を微調整する微調整機構121を備えていてもよい。また、ネック部分に弦を挟んで固定する弦挟持部材20を同時に使用することも可能である。
トレモロ装置10はさらに、弦固定部材100を載せ、トレモロアーム30の装着装置を有するベースユニット123を有する。ベースユニット123はボディーに捻じ込んで植え込まれた1対のペグ122に回動可能に取り付けられる。
ベースユニット123はボディーの裏側に設けられたスプリングによって、ネックの方向に引かれる。このスプリングは弦の張力と釣り合う強さに調節されている。このため、ベースユニット123はボディーとほぼ平行な位置に固定される。
トレモロアーム30がボディーの方向に押し下げられると弦が緩んで音程が下がり、逆方向に引き上げられると張力が増して音程が上がる。
図1は、本実施形態のトレモロ装置用弦挿通パイプ200と弦固定部材100を示す分解斜視図である。
図1に示すように、弦固定部材100はリアユニット101とフロントユニット102とを有する。リアユニット101とフロントユニット102とはピン115により回動可能に係止されている。
リアユニット101は上下方向に中空孔111を有する。この中空孔111はリアユニット101の後方側面に設けられたネジ穴116とつながっている。リアユニット101はさらに、中空孔111からフロントユニット102側に上るスロープ溝112を有する。
本実施形態の弦挿通パイプ200は、高さ方向に長い棒状をなし、先端に装着機構であるネジ溝202を有する。弦挿通パイプ200の形状は、円筒形が望ましいが、多角柱でもよい。装着機構は単なるテーパであってもよい。弦挿通パイプ200はさらに、弦挿通孔201を有する。弦挿通孔201は弦挿通パイプ200の一端から他端に向かって長手方向に貫通している。
弦挿通パイプ200の末端から他端のネジ溝202までの長さLは25mm以上30mm以下が望ましい。これ以上になるとトレモロ演奏の際に弦挿通パイプ200がボディーと接触してしまい、これ未満では微調整機構121により音程を微調整することが不可能となる。
弦挿通パイプ200の直径φは4mmが最も望ましい。これ以上になるとトレモロ演奏の際に弦挿通パイプ200がボディーと接触してしまい、これ以下になると強度が不足する。
弦挿通パイプ200の材質は、ステンレス又は工具鋼であることが望ましい。この工具鋼は、JIS規格の工具鋼を用いることができるほか、鉄に炭素、タングステン、クロム、マンガン、モリブデン、バナジウム、シリコン、ニッケル、コバルトから1種類以上選ばれる材料を添加した鋼を用いることもできる。
弦挿通孔201の直径は1.5mmが最も望ましい。これ以上になると強度が不足し、これ以下では弦を挿通することが不可能となる。
図2は、本実施形態の弦挿通パイプ200を弦固定部材に装着した様子を示す図である。図2に示すように、弦挿通パイプ200はネジ溝202をネジ穴116に捻じ込んで固定される。
図3は、本実施形態の弦挿通パイプ200の使用方法を示す図である。図3に示すように、弦300の先端を弦挿通孔201に挿入させて使用する。このとき、弦300の終端リング301は、従来のバランス型トレモロ装置のように切断する必要はない。
図4は、本実施形態の弦挿通パイプ200の使用状態を示す図である。図4に示すように、弦300の終端リング301は弦挿通孔201に引っ掛かって止まる。一方、弦300は弦挿通孔201から中空孔111を通り、スロープ溝112の表面に掛けられ、先端が糸巻きによって巻き取られる。
ここで、微調節機構のネジを締めると、弦挿通パイプ200が押し下げられ、弦の張力が増すため音程が高くなる。また、微調節機構のネジを緩めると弦挿通パイプ200が上がり、弦の張力が減るため音程が低くなる。
以上述べたように、本実施形態のトレモロ装置用弦挿通パイプ200は、ネジ溝202と弦挿通孔201とを有し、弦固定部材に装着されて使用される。このため、従来のバランス型トレモロ装置に装着可能であり、弦300をギターに設置するときに煩わしい作業をする必要がなくなり、激しいトレモロ演奏でも弦が抜けることがない、という効果がある。
また、ボディーの裏側にあるスプリングを強く調節し、ベースユニット123をボディーに接触させてシンクロナイズドトレモロのように使用することも可能である。この場合、チューニングを変えて演奏することもできる。
さらに、本実施形態のトレモロ装置はブロック体を使用しないため、部品点数を少なくすることができるという効果がある。
10:トレモロ装置、
100:弦固定部材、
101:リアユニット、
102:フロントユニット、
116:ネジ穴、
200:弦挿通パイプ、
201:弦挿通孔、
202:ネジ溝。
100:弦固定部材、
101:リアユニット、
102:フロントユニット、
116:ネジ穴、
200:弦挿通パイプ、
201:弦挿通孔、
202:ネジ溝。
Claims (4)
- 高さ方向に長い円筒形状をなし、長手方向に貫通する弦挿通孔を備え、一端にトレモロ装置の弦固定部材に装着する装着機構を有するトレモロ装置用弦挿通パイプ。
- 前記装着機構が、弦固定部材のネジ穴に装着するネジ溝であることを特徴とする請求項1記載のトレモロ装置用弦挿通パイプ。
- ステンレス又は工具鋼から形成されることを特徴とする請求項1記載のトレモロ装置用弦挿通パイプ。
- 長手方向に貫通する弦挿通孔を備え、一端にトレモロ装置の弦固定部材に装着する装着機構を有するトレモロ装置用弦挿通パイプを装着したトレモロ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008006938U JP3147077U (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | トレモロ装置用弦挿通パイプ及びトレモロ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008006938U JP3147077U (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | トレモロ装置用弦挿通パイプ及びトレモロ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3147077U true JP3147077U (ja) | 2008-12-11 |
Family
ID=43296750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008006938U Expired - Fee Related JP3147077U (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | トレモロ装置用弦挿通パイプ及びトレモロ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3147077U (ja) |
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2008
- 2008-10-02 JP JP2008006938U patent/JP3147077U/ja not_active Expired - Fee Related
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