JP3147920B2 - 低電圧モータ - Google Patents

低電圧モータ

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JP3147920B2 JP09959291A JP9959291A JP3147920B2 JP 3147920 B2 JP3147920 B2 JP 3147920B2 JP 09959291 A JP09959291 A JP 09959291A JP 9959291 A JP9959291 A JP 9959291A JP 3147920 B2 JP3147920 B2 JP 3147920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は全く新規な構造の低電
圧モータに関し、特に超低電圧,大電流,大トルクの低
電圧モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の直流電動機は、速度トルク特性曲
線が一定でなく、このため負荷の特性によっては、系が
安定にならないという問題があった。また、従来の直流
電動機は、整流子やブラシをもっているので、始動時に
回路の全電流を加えて直接始動しようとすると、大電流
が流れて整流子,電機子巻線やブラシを損傷するため、
始動の際には電機子回路に直列に始動抵抗を入れて始動
電流を抑えるようにしていたが、これは電力のロスであ
るとともに、投入電力の割におおきな始動トルクは得ら
れないこととなった。また、始動の際には、界磁電流は
最大にして始動トルクを大きくし、速度上昇を速やかに
して過電流の流れる時間を短縮するようにしていたが、
これも電力のロスであった。また、電機子コイルには亀
の子コイルを用いており、これは図8に示すように、円
筒型鉄芯に対し、その軸方向に走る巻線851と、次の
同じく軸方向に走る巻線852とが円筒の中心軸から見
て所定角離れた位置に配置されているため、これらの巻
線851,852間をつなぐ部分851’,852’は
円筒体の側面でかなりの長さを有することとなり、これ
に流れる電流は、その発生する磁束が動力の発生に寄与
しないものであるため、無効電流となり、電力−動力変
換効率を悪化させる原因となっていた。
【0003】また、従来の誘導電動機は、鉄よりなる中
空円筒体からなる固定子の内側に溝を設けてここにコイ
ルを収納し、一方この固定子の内側に中空円筒の側面上
に位置する複数の導体からなり、その前後両端がエンド
リングで短絡されたかご形回転子を入れ、上記固定子内
に回転磁界が発生するよう、上記固定子のコイルに直
流、又は単相,2相,3相等の交流を印加して該固定子
内に回転磁界を発生させ、この回転磁界と、これにより
回転子の導体内に誘導される誘導電流との相互作用によ
って回転子を回転させるようにしたものである。
【0004】ここで、この誘導電動機における回転磁界
の発生方法は、その駆動用の電源が、直流電源であるか
交流電源であるかによって、あるいは交流電源の相数が
いくつであるか等によって異なるものであり、以下代表
的な電源による回転磁界の発生方法について説明する。
【0005】まず、直流電源により回転磁界を発生する
方法を図9について説明すると、この場合、固定子側に
回転子の回りに120度間隔で3つのコイルA〜Cを配
置し、さらに各コイルA〜Cに対向する位置に3つのコ
イルA′〜C′を配置し、対向するコイル同士を直列に
接続している。一方電源装置50では、図9(a) に示す
ように、直流電源Eの正側端子及び負側端子間に、スイ
ッチ素子SCR1とSCR4、SCR2とSCR5、S
CR3とSCR6をそれぞれ直列に接続してなる第1〜
第3の直列接続体を並列に接続し、各直列接続体の接続
点P1 をコイルA,コイルC′に、接続点P2 をコイル
B,コイルA′に、接続点P3 をコイルC,コイルB′
に接続している。
【0006】そして回転磁界の発生は、スイッチ素子S
CR1 〜SCR6 を図9(b) の表のようにそのオン・オ
フの順序とその期間を制御することにより行う。すなわ
ち、モードIでは、SCR1 とSCR5 が2π/6の期
間導通となっているため、図9(a) の太線で示すような
回路が構成され、コイルA及びA′に直流電流が流れ
る。次のモードIIではSCR1 とSCR6 が導通とな
り、コイルC,C′に直流が流れる。従ってモードIに
対してモードIIでは磁界が空間的に2π/6だけ時計方
向に回転したことになる。モードIII 〜モードVIに対し
てもまったく同様で、各モードごとに磁界は2π/6ず
つ回転移動し、これによって回転磁界が発生する。また
この回転速度はSCRのオン・オフの周期を変えて自由
に調整できる。
【0007】次に3相交流による回転磁界の発生につい
て説明する。図10(a) ,(b) に示すように対称3相巻
線71,72,73に平衡3相交流ia ,ib ,ic が
流れると、図10(c) の時刻t1 では、ia =Im ,i
b =ic =−Im /2となり、これによる各巻線の起磁
力Fa ,Fb ,Fc は図10(d) に示すようにa相では
巻線軸方向に、b相,c相では各巻線軸と反対方向に発
生する。この結果これら3つの起磁力の空間ベクトルの
和として図に示す合成起磁力Fが生ずる。同様なことを
2 〜t7 について行うと、図10(d) に示すようにF
は時計方向に回転して、回転磁界が発生することにな
る。
【0008】また2相交流による回転磁界の発生は、図
11(a) に示すように2相対称巻線81,82に位相が
90度異なる平衡二相電圧、つまりex =Em sin ωt
,ey =Em cos ωt を印加すると(図11(b) )、
各巻線軸にはφx ,φY の二相交流磁束が生じ、この合
成磁界は周期T(=2π/ω)の回転磁界となる。なお
図11(c) は上記平衡2相電圧ex ,ey を合成した合
成電圧のオシロスコープによる表示を示している。
【0009】さらに単相交流による回転磁界の発生は、
くまとりコイル方式とコンデンサ分相方式に分けられ
る。図12に示すように固定子の突極811の一部にく
まとりコイル812を装着した状態で、巻線fに交流電
圧vを印加すると、移動磁界が生じる。すなわち図13
(a) のように磁束が増大する場合、くまとりコイル81
2で遮蔽されない部分Aは、磁束が遅滞なく増大して磁
束密度は大になるが、くまとりコイルの装着部分Bはこ
れが磁束の変化を妨げるため、この部分の磁束密度は上
記A部分より若干遅れて磁束密の状態になる(図13
(b) )。その後図13(c) のようにA部分の磁束が減少
し始めると、B部分はくまとりコイルが前の磁束密の状
態を維持する方向に電流を誘導するため、このB部分は
A部分よりややおくれて磁束粗になる(図13(d) )。
このようにして単相交流により移動磁界を発生すること
ができ、これによって回転磁界を発生することができ
る。
【0010】またコンデンサ分相方式では、図14に示
すように全く相等しい抵抗R,リアクタンスXL の第
1,第2の2つのコイル91,92を空間的に直交さ
せ、一方にコンデンサXC を挿入し、図のように結線し
て単相電圧を印加すると、各コイル91,92に流れる
電流と電圧の関係は図14(b) に示すようになって、第
1のコイル91の電流IM と第2のコイル92の電流I
A との間に位相差θが生じる。この結果固定子内で発生
する磁界も上記くまとりコイルの場合と同様移動するこ
ととなり、これによって回転磁界が発生し、回転子が回
転する。
【0011】しかしながら、このような従来の誘導電動
機においても、固定子コイルについては上記直流電動機
と同じ問題があり、また巻線形回転子を用いるもので
は、この巻線形回転子にもやはり亀の子コイルを用いて
いるため、電力−動力変換効率が悪いという問題があっ
た。
【0012】また上記のような従来の単相誘導電動機で
は、回転磁界を発生するために固定子の突極にくまとり
コイルを装着したり、駆動電源の単相出力をコンデンサ
を用いて分相したりする必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
に従来の直流または単相,2相,あるいは3相の誘導電
動機においては、固定子巻線あるいは電機子巻線のかな
りの部分に電動機の回転に寄与しない無効電流が流れて
いるということに着目し、このようなロスが全くなく、
超低電圧で、大電流,大トルクの得られる低電圧モータ
を得ることを目的としている。
【0014】またこの発明は、直流電源あるいは3相交
流電源の出力を、効率のよい波形の単相,2相,あるい
は多相の駆動電流に変換することができる電源装置を備
えた低電圧モータを得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る低電圧モ
ータは、複数本の直線導体が円筒状に間隔を開けて配置
されており且つ互いに隣り合う所定本数の直線導体が一
つの組にされた直線導体群と、前記複数本の直線導体の
一端側のすべてを短絡する1つの円環状接続導体と、前
記複数本の直線導体の他端側を前記直線導体群の各組毎
に短絡する複数の円弧状接続導体とを有した固定子と、
当該固定子と対になった回転子とを備えており、前記円
弧状接続導体を介して前記直線導体群の各組に電圧が各
々印加されると、前記直線導体群の各組に電流が各々流
れて回転磁界を発生し、当該回転磁界により前記回転子
が回転する構成となっていることを特徴としている。
【0016】またこの発明に係る低電圧モータは、電源
装置として、直流電源の正及び負電圧に接続された正側
及び負側接点を有し、正側及び負側接点のオン,オフあ
るいは正側,負側接点間での切換が可能なスイッチ回路
と、リアクタンス成分を有し該スイッチ回路に接続され
たリアクタンス回路とからなり、直流を交流に変換する
1つまたは複数の変換部と、上記直流電源の正及び負電
圧の中間電位に接続されたニュートラル端子と、上記ス
イッチ回路のオン,オフあるいは切換動作を制御する制
御回路とを備え、上記各変換部の出力端子とニュートラ
ル端子との間に単相交流を出力する,単相又は多相の交
流電源装置を用いたものである。
【0017】
【0018】この発明に係る低電圧モータは、上記筒体
の側面上に該筒体の軸方向と平行な導体部分を有する回
転子に代えて、筒体の側面上の位置にN極あるいはS極
を有する回転子を用い、上記と同様にして固定子の回り
に回転磁界を発生させ、上記回転子が固定子に対し同期
電動機の原理によって回転駆動されるようにしたもので
ある。
【0019】
【作用】この発明においては、固定子の上記複数の直線
導体の2点間に、各直線導体群ごとに異なる電圧を印加
して、上記固定子の回りに回転磁界を発生させ、この回
転磁界内に配置された回転子が誘導電動機の原理によっ
て回転駆動されるようにしてモータを構成したから、各
直線導体群の各直線導体にはそれぞれモータの回転駆動
に寄与する電流のみが軸方向に平行に流れることとな
る。この際、従来の亀の子コイルのようにモータの回転
駆動に寄与しない電流が流れる部分がまったくなく、リ
アクタンス成分がまったくないから該直線導体にはきわ
めて低電圧の印加でもって大電流が流れることとなり、
これにより超低電圧で大トルクの発生が可能となる。即
ち、固定子導体の、回転磁界の発生に寄与しない電流の
無効成分はまったくなくなり、該固定子導体に流れる電
流が発生する回転磁界は、すべて回転子の回転駆動に寄
与するものとなり、きわめて効率のよい,超低電圧,大
電流,大トルクのモータが得られる。
【0020】またこの発明においては、上記電源装置と
して、直流電源の正及び負電圧を交互に切り換えて、あ
るいはその一方を断続的に出力可能なスイッチ回路と、
該スイッチ回路に接続されたリアクタンス成分を有する
回路とからなる直流交流変換電源装置を用いたので、上
記モータの駆動電流を鋸歯状波形とすることができ、電
気エネルギーの機械(回転)エネルギーへの変換効率を
向上することができる。またスイッチ回路の切換動作の
タイミングを適宜制御することにより回転磁界の速度を
変えることができ、さらに上記リアクタンス回路のリア
クタンス成分を可変することにより、各モータに適した
所望の駆動電流波形を得ることができる。
【0021】また、回転子として、筒体の側面上に磁極
が発生するような構成のものを用いた場合には、回転子
が同期電動機の原理によって回転駆動されることにな
る。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。図1
は本発明の一実施例による低電圧モータの構成及び動作
原理を説明するための図であり、図において、10は固
定子で、筒体の側面上の位置に該円筒の軸方向に形成し
た複数の板状直線導体1と、該複数本の直線導体1の一
端側をすべて電気的に接続する円環状接続導体2と、上
記直線導体1の他端側を5本1組にして各組ごとに電気
的に接続して6つの直線導体群11a〜11fを形成す
る6つの円弧状接続導体3a〜3fとから構成されてい
る。また20はその軸が上記固定子の軸と同軸に上記固
定子10内に挿入されたかご型回転子、21は円筒形状
の側面上に相互に等角度間隔に設けられた複数の回転子
棒状導体、22は該回転子棒状導体21の前端をすべて
接続する円環状導体、23は該回転子棒状導体22の後
端をすべて接続する円環状導体である。
【0023】また4は図9(a) に示した電源装置50と
同一の回路構成の電源装置4で、その出力端子P1 は上
記円弧状接続導体3a,3dに、出力端子P2 は円弧状
接続導体3b,3eに、出力端子P3 は円弧状接続導体
3c,3fにそれぞれ接続している。なおここでは直線
導体として板状のものを用いているが、これはモータの
仕様によっては丸棒状のものを用いてもよく、また回転
子は上記のようなかご型のものに限らず、筒状導電体か
らなるものを用いてもよい。
【0024】次に動作について説明する。上記図9での
説明と同様、スイッチSCR1 〜SCR6 を図9(b) の
表のようにオン・オフ制御すると、モードIでは、円弧
状接続導体3aから直線導体群11a、円環状接続導体
2及び直線導体群11dを介して円弧状接続導体3dへ
直流電流が流れ、直線導体群11aと11dの回りには
図1(b) に示すような磁界ができ、その合成磁界として
図1(b) では左向きの磁界Sができ、これが上記スイッ
チSCR1 〜SCR6 の切換により図1(c) のように回
転することにより、固定子10内に回転磁界が発生す
る。そしてこの回転磁界を発生する固定子10内に筒状
導体の回転子20が配設されているので、該回転子20
の側面には電流が誘導され、かつ該電流が上記回転磁界
内に流れることによりローレンツの法則によって筒状導
体の側面部にこれを円周方向に移動させる力が働き、該
回転子20が回転することとなる。このときの回転子2
0の回転速度は回転磁界の回転速度と等しくなる。この
ように回転磁界内に筒状導体の回転子が配設されてこれ
が回転するのは誘導電動機における回転原理と全く同じ
であり、また回転速度は図9の場合と同様スイッチSC
Rのオン・オフの周期を変えて自由に調整できる。
【0025】このような本モータにおいては、従来の誘
導電動機において使用されていた亀の子コイルは、磁界
の発生あるいは回転子の回転に直接寄与しない電流の無
効成分がかなり大きく、その結果インダクタンスが大き
く、これが導体に流れる電流に対する抵抗となってロス
が大きくなり、大電流が得られなかったのに対し、本モ
ータにおいては、モータの回転駆動に寄与しない電流が
流れる部分がまったくなく、インダクタンス成分(リア
クタンス成分)がまったくないため、固定子の直線導体
に流れる電流は低電圧でもきわめて大となり、しかもこ
の大電流のすべてが回転磁界の発生に寄与し、きわめて
効率高く回転子の回転トルクが得られ、したがって、超
低電圧,大電流,大トルクの低圧誘導モータが得られる
こととなる。
【0026】従って例えば、大きな起動トルクが必要な
場合には、従来は直流直巻型モータを使用することによ
りこれに対応していたが、本モータを用いれば、効率の
低下を招くことなく、大きな始動トルクを極めて容易に
得ることができる。
【0027】さらに本モータでは、固定子は、直線導
体,円弧状接続導体及び円環状接続導体の3種類の部品
により、また回転子は筒状導電体のみで構成されている
ため、構造が非常に簡単であり、大トルクのモータを極
めて軽量なものにできる。また構造が簡単であるため、
機械装置の駆動部や各部分に本モータを直接組み込ん
で、これらの部分それ自体が駆動能力を持つ、つまり回
転力や慴動力を発生するようにできる。
【0028】従って、例えば本モータを電気自動車等の
駆動モータとして用いた場合、発進トルクを向上できる
とともに、電力使用量を大幅に削減でき、しかも車体重
量を大きく軽量化することができ、1回の充電で走行で
きる距離を飛躍的に向上することができる。また、電気
自動車の車輪のホイール内に上記本モータの固定子の構
造を組み込み、車軸側を筒状の回転子とすることによ
り、車輪自体をモータとすることができる。この場合、
駆動モータやモータの回転力を車輪に伝達する機構をな
くして車体構造を簡略化し、電気自動車を小型,軽量化
で安価なものとできる。また車輪そのものが駆動力を持
つので、ハンドル等の操舵機構により車体を操舵する従
来の電気自動車とは異なり、ハンドル等がなくてもマイ
コン制御等によって左右の車輪の回転数を変えることに
より、車体の操舵ができる等、全く新規な構造の電気自
動車を実現することができる。
【0029】なお、固定子の構造は上記実施例のように
直線導体,円弧状接続導体,及び円環状接続導体からな
るものに限らず、これらを樹脂製の筒状体の周壁内に埋
め込んだ構造としてもよい。
【0030】また、上記実施例では回転子は固定子と同
芯に配置しているが、回転子の軸と固定子の軸とが平行
であれば必ずしも一致している必要はない。
【0031】また、上記実施例では、各組の直線導体群
は5本の直線導体からなるものとしたが、これは何本か
らなるものでもよく、1本のみからなるものでもよいも
のである。
【0032】図2(a) は本発明の第2の実施例による低
電圧モータの構成を示す図、図2(b) はその固定子の斜
視図、図2(c) は回転子の斜視図、図3は該低電圧モー
タの固定子及びそのコイルの構造を示す図である。図1
において、100は固定子、101は中空空胴を有する
円筒体形状に形成された固定子筒体、102は該固定子
筒体101の内面に軸方向に形成された複数の断面コ字
状の溝で、これは円筒の内周に沿って等角度間隔に6組
設けられ、各組は5つの溝からなっている。103は各
溝102内に設けられた平板状の直線導体で、その前端
縁は接続導体104により5本の直線導体103が相互
に接続されている。この接続導体104は、上記固定子
100の前端面に形成された凹状部105に嵌め込まれ
ており、該凹状部105の底面と接続導体104との間
には第1絶縁体105bが、また凹状部105の側面と
接続導体104との間には第2絶縁体105aが配設さ
れている。また直線導体103の後端縁は、固定子10
0の後端面に装着された円環状の接続導体107により
全直線導体103がすべて相互に接続されている。ま
た、この円環状接続導体107は接地されている。10
6は円環状の接続導体107と固定子筒体101とを絶
縁する第3絶縁体である。
【0033】また200は上記第1実施例の回転子と同
一構造のかご型回転子で、複数の回転子棒状導体20
1、及びその前後の円環状導体202,203から構成
されている。またここでは電源装置400としては、商
用の3相交流電力を用いている。
【0034】次に動作について説明する。上記3相交流
の各出力a,b,cを上記固定子100の相対向する一
対の直線導体群103の前端側の端部に接続導体104
を介して印加すると、すべての固定子直線導体103の
後端側を接続する接続導体107は接地されているの
で、該各直線導体103にはその抵抗,リアクタンス成
分が極めて少ないことによって、大電流が流れることと
なる。そして各A,B,C,D,E,Fの組の直線導体
への電圧印加はa,b,c,a,b,c相の順となって
いるので、各組の直線導体群103の回りには図5(a)
のの時点では図5(b) に示すような磁界ができ、その
合成磁界として図5(b) では左向きの磁界Sができ、こ
れが時間とともに回転することによって、固定子100
の固定子導体101内には図5(c) に示すような回転磁
界ができることとなる。そしてこの回転磁界を発生する
固定子100内に、複数の棒状導体201を有する回転
子200が配設されているので、該棒状導体201には
電流が誘導され、かつ該電流が上記回転磁界内に流れる
ことによりローレンツの法則によって該直線導体にこれ
を円周方向に移動させる力が働き、該回転子200は回
転することとなる。このときの回転子200の回転速度
は回転磁界の回転速度と等しくなる。このように回転磁
界内にかご型回転子が配設されてこれが回転するのは3
相誘導電動機における回転原理と全く同じである。
【0035】図6(a) は上記実施例の低電圧3相モータ
の回転数(rpm)−出力トルクT特性を示す図であ
り、図に示すように、本モータの出力トルク特性は、電
源投入と同時に一定値T0 に達し、以後回転数の上昇に
かかわらず一定値を保つものである。また図6(b) は始
動特性,つまり停止状態から定常回転数の運転状態に至
るまでの回転数の変化を示す図であり、電源投入後一定
時間t0 後に回転磁界の回転速度W0 と等しくなる。
【0036】このような本モータにおいては、上記第1
実施例と同様、モータの回転駆動に寄与しない電流が流
れる部分がまったくなく、インダクタンス成分(リアク
タンス成分)がまったくないため、固定子の直線導体に
流れる電流は低電圧でもきわめて大となり、しかもこの
大電流のすべてが回転磁界の発生に寄与し、きわめて効
率高く回転子の回転トルクが得られ、したがって、超低
電圧,大電流,大トルクの3相直線コイルかご型モータ
が得られることとなる。
【0037】図4は本発明の第3の実施例による低電圧
モータを説明するための図であり、ここでは、該モータ
の駆動電源として、本願発明者が既に開発した先願(特
願平2−288878号)にかかる直流−3相交流変換
電源装置を用いている。
【0038】図4(a) はこの直流−三相交流変換電源装
置の構成を、図4(b) はその出力波形を示し、図におい
て、401は直流−3相交流変換電源装置400の直流
電源、402a〜402cは直流電力を交流電力に変換
する変換部で、直流電源401の正及び負電圧に接続さ
れた正側及び負側接点424a〜424c、425a〜
425cを有し、該正側及び負側接点のオン,オフある
いは正側,負側接点間での切換が可能なスイッチ回路4
21a〜421cと、該スイッチ回路421に接続され
たリアクタンス回路422a〜422cとからなる。ま
た406a〜406cは上記変換部402a〜402c
の出力端子、431は上記スイッチ回路421a〜42
1cの切換周期T0 の1/3の位相差(1/3T0 )で
もって各スイッチ回路を切換制御する制御回路、407
は上記直流電源401の正及び負電圧の中間電位に接続
されたニュートラル端子で、ここでは接地している。
【0039】次に動作について説明する。まず電源の動
作であるが、1相のみについて考え、制御回路431に
より1つのスイッチ回路421の切換動作を所定のタイ
ミングで行うと、リアクタンス回路422には誘導起電
力が発生し、これによって出力端子406にはニュート
ラル端子407に対し、図7(c) に示すように所定周期
の垂下特性を持った鋸歯状の電流が誘導されることとな
る。そしてこれを制御回路431により3相分のすべて
につき、一周期T0 の1/3の位相差(1/3T0 )で
もって行うと、各出力端子406a〜406cにはニュ
ートラル電極407に対し、図4(b) に示すような3相
交流が出力されることとなる。そしてこの3相交流の各
出力a,b,cを上記固定子100の相対向する一対の
直線導体群103の前端側の端部に接続導体104を介
して印加すると、上記第1の実施例と同様、固定子の回
りに回転磁界が発生し、これによって回転子200が回
転する。このときの回転子200の回転速度は回転磁界
の回転速度と等しくなる。
【0040】この実施例では、鋸歯状波形の電流がモー
タに印加されるので、上記第1の実施例のサインカーブ
の駆動電流に比べてより電力−機械変換効率よくモータ
を駆動することができる。また上記電源装置400の出
力の3相交流の周波数を変化させることにより所望の回
転速度を得ることができ、また電源装置の出力波形をそ
のリアクタンス回路422を調整することにより、個々
のモータに最適な駆動電流波形にすることができる。
【0041】なお、この第3の実施例では、直流を交流
に変換する変換部を3つ有する電源装置を用い、3相交
流によりモータを駆動する場合を示したが、上記変換部
は3つに限るものではなく、2つでも、4つ以上でもよ
い。例えば、電源装置を、2つの直流交流変換部を備
え、90度位相の異なる平衡2相交流を出力するよう構
成し、4つの直線導体群を有する2相誘導電動機を図1
1(a) のようにして駆動するようにしてもよい。また2
相電源の各相出力は鋸歯状波に限定されるものではな
く、90度位相の異なるものであれば任意の波形のもの
でよい。
【0042】図7は本発明の第4の実施例による低電圧
モータを説明するための図であり、図7(a) は電源装置
の回路構成を示す図である。この実施例では、電源装置
として、商用の3相交流を鋸歯状波の3相交流に変換す
る電源装置を用いている。この電源装置は本発明者の開
発になる先願(特願平2−154541号)にかかるも
ので、図において、704は電源装置、701〜703
は3相交流の入力端子、721a,721b,721c
はサイリスタ、723は3相交流の各相の正弦波の零ク
ロス点を検出する零クロス点検出器、722a,722
b,722cは該零クロス点検出器723の出力を受
け、各相のサイリスタ721a,721b,721cの
点弧角を調整する位相調整器である。また図7(b) ,
(c) にこの電源装置704により得られる3相交流の出
力波形を示す。
【0043】次に動作について説明する。入力端子70
1〜703からの3相交流電源は図7(a) に示す電源装
置704により各相の交流正弦波形の位相点弧角が、図
7(b) に示すように、120°〜180°の範囲となる
ように制御され、これが固定子100の相対向する一対
の直線導体群103の前端側の端部に接続導体104を
介して印加される。このとき、各相の電流は各相の正負
の半波の位相角120°〜180°の範囲のみ流れるの
で、3対の直線導体群のうち常に1対の直線導体群のみ
に電流が流れ、通電される直線導体群が次々に一定の回
転方向でもって切り換わっていく。しかもこの電流は図
7(c) の波形図からわかるように、3相交流の3倍周波
となっており、しかも急峻に立上ったのち、急速に降下
する垂下特性を持つものとなっている。このような波形
の電流が直線導体に流れると、固定子と回転子間の回転
磁界が発生し、これによって回転子が回転することとな
る。
【0044】以上では、3相あるいは直交する2相交流
電源により駆動する低電圧モータについて説明したが、
本発明では、電源には単相を用いることもできるもので
ある。この場合、第1の方法として、固定子の直線導体
群を4つとし、そのうち対向する2対の直線導体群に、
通常の単相交流をコンデンサにより分相した各相を印加
することによって低電圧単相モータを構成でき、また第
2の方法としては、2対の直線導体群の一方にくまとり
コイルを装着して移動磁界を発生し、全直線導体群に通
常の単相交流を印加することにより低電圧単相モータを
構成できる。ここで単相交流電源としては、通常の単相
交流の他に、上記第2実施例の電源装置の変換部を1つ
備え、該変換部の出力とニュートラル端子との間に単相
交流を出力する電源装置を用いることができることはい
うまでもない。
【0045】このような本発明の低電圧単相モータにお
いても、固定子の直線導体には低電圧で大電力を流すこ
とができ、超低電圧、大電流,大トルクのモータを得る
ことができる。
【0046】また、以上では、回転子を固定子内に配置
したモータを示したが、本発明においては、固定子を回
転子の内側に配置してもよく、この場合、固定子の外周
面に上記溝を形成し、ここに直線導体を挿入すればよ
い。
【0047】さらに、上記説明では、誘導電動機の原理
により駆動される低電圧モータを例に挙げたが、これは
同期電動機の原理により駆動されるもの,つまり固定子
側の磁極と、回転子側の磁極とが反発あるいは引き合う
力により回転子が回転するものでもよい。
【0048】図15はこのような磁極を有する回転子を
用いた、本発明の第4の実施例による低電圧モータの基
本的な構成を示す。ここでは、第1実施例の構成におい
て、かご型の回転子に代えて、巻線501への通電によ
りN極,S極の磁極を発生するようにした回転子520
を配置している。502は上記回転子520の回転軸5
20aにこれと絶縁して取付けられた接触子で、上記巻
線501の両端が接続されている。また該接触子502
近傍には、ブラシ部材503をその先端を該接触子と接
触させて配置し、その他端側を直流電源5に接続してい
る。
【0049】このような構成の低電圧モータでは、上記
第1実施例と同様にして固定子10の回りに回転磁界を
発生すると、図1(c) のモードIでは、図15に示すよ
うに回転磁界による磁極(N),(S)極が生じ、これ
が巻線502への直流の通電により形成される回転子側
の磁極N,S極と反発,引き合うことにより回転子が回
転する。
【0050】なお、上記第4実施例では、回転子として
巻線への通電により磁極を発生するものを示したが、こ
れは回転子あるいはその一部を磁性体で構成したもので
もよい。例えば、図16(b) ,(c) に示す具体例では、
表面側がN極、裏面側がS極となっている平板状磁性体
をS極が内側になるよう断面円弧状に湾曲させた湾曲部
材601と、上記平板状磁性体をN極が内側になるよう
断面円弧状に湾曲させた湾曲部材602とを図16(c)
のように対向して配置し、各湾曲部材の前端側及び後端
側をリング状支持部材603,604により接続固定し
て回転子620を構成している。図16はこの回転子6
20を上記固定子10内に配置した状態を示している。
また図17(b) に示すように回転子自体を、例えば内面
側がS極、外面側がN極となっている筒状磁性体で構成
してもよく、図17(a) は該回転子720を上記固定子
10内に配置した状態を示している。また電源装置は第
1実施例のものに限らず、上記第2あるいは第3実施例
の電源装置を用いてもよい。このような同期電動機の原
理により駆動される低電圧モータにおいても、上記誘導
電動機の原理により駆動される低電圧モータと同様な効
果が得られる。
【0051】
【発明の効果】以上、この発明に係る低電圧モータによ
る場合、複数本の直線導体が円筒状に間隔を開けて配置
されており且つ互いに隣り合う所定本数の直線導体が一
つの組にされた直線導体群と、前記複数本の直線導体の
一端側のすべてを短絡する1つの円環状接続導体と、前
記複数本の直線導体の他端側を前記直線導体群の各組毎
に短絡する複数の円弧状接続導体とを有した固定子と、
当該固定子と対になった回転子とを備えており、前記円
弧状接続導体を介して前記直線導体群の各組に電圧が各
々印加されると、前記直線導体群の各組に電流が各々流
れて回転磁界を発生し、当該回転磁界により前記回転子
が回転する構成となっている。それ故、従来例による場
合とは異なり、固定子に流れる電流は回転駆動に大きく
寄与し、そのリアクタンス成分が小さいことから、直線
導体には超低電圧の印加でもって大電流が流れることに
なる。即ち、電流の無効成分が非常に小さいことから、
きわめて効率のよい、超低電圧、大電流、大トルクのモ
ータが得られる効果がある。
【0052】またこの発明によれば、上記電源装置とし
て、直流電源の正及び負電圧を交互に切り換えて、ある
いはその一方を断続的に出力する可能なスイッチ回路
と、該スイッチ回路に接続されたリアクタンス成分を有
する回路とからなる直流交流変換部を有する交流電源装
置を用いたので、上記モータの駆動電流を鋸歯状波形と
することができ、電気エネルギーの機械回転エネルギー
への変換効率を大きく向上でき、またスイッチ回路の切
換動作のタイミングを制御することにより、回転磁界の
回転速度を変えることができ、さらに上記リアクタンス
回路のリアクタンス成分を可変とすることにより、個々
のモータに最適な駆動電流波形を得ることができる効果
がある。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による低電圧モータの構成
を説明するための図である。
【図2】この発明の第2の実施例による低電圧モータを
説明するための図である。
【図3】(a) は上記実施例の固定子の前端部の一部切欠
斜視図、(b) は上記実施例の固定子の後端部の一部切欠
斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例による低電圧モータを説
明するための電源装置を示す図である。
【図5】上記実施例のモータの回転原理を説明するため
の図である。
【図6】上記実施例のモータの回転数−出力トルク特
性,始動特性を示す図である。
【図7】(a) は本発明の第3の実施例によるモータの電
源装置を示す図、(b) はその出力波形を示す図、(c) は
3対の直線導体部に流れる電流波形を示す図である。
【図8】従来の電機子巻線(亀の子コイル)を示す斜視
図である。
【図9】従来の直流電源により誘導電動機を駆動する方
式を説明する図である。
【図10】従来の3相交流により誘導電動機を駆動する
方式を説明する図である。
【図11】従来の2相交流により誘導電動機を駆動する
方式を説明する図である。
【図12】従来の、単相交流によりくまとりコイル型誘
導電動機を駆動する方式を説明する図である。
【図13】単相交流により回転磁界を発生する様子を示
す図である。
【図14】従来の、単相交流によりコンデンサ分相型誘
導電動機を駆動する方式を説明する図である。
【図15】本発明の第4の実施例による低電圧モータの
構成を示す図である。
【図16】上記第4実施例の低電圧モータに用いる回転
子の構造を示す図である。
【図17】上記第4実施例の低電圧モータに用いる他の
回転子の構造を示す図である。
【符号の説明】
1,103 直線導体 2,107 円環接続導体 3a〜3f 円弧状接続導体 4 電源装置 5 バッテリー 10,100 固定子 11a〜11f 直線導体群 20,200,520,620,720 回転子 101 固定子導体 102 溝 103 直線導体 104 接続導体 107 円環状接続導体 201 回転子棒状導体 202 前端円環状導体 203 後端円環状導体 400 直流−3相変換電源装置 401 直流電源 402a〜402c 変換部 421a〜421c スイッチ回路 424a〜424c 正側接点 425a〜425c 負側接点 422a〜422c リアクタンス回路 406a〜406c 出力端子 431 制御回路 700 3相交流電源装置

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導電動機又は同期電動機と同一の原理
    により動作する低電圧モータであって、複数本の直線導
    体が円筒状に間隔を開けて配置されており且つ互いに隣
    り合う所定本数の直線導体が一つの組にされた直線導体
    群と、前記複数本の直線導体の一端側のすべてを短絡す
    る1つの円環状接続導体と、前記複数本の直線導体の他
    端側を前記直線導体群の各組毎に短絡する複数の円弧状
    接続導体とを有した固定子と、当該固定子と対になった
    回転子とを備えており、前記円弧状接続導体を介して前
    記直線導体群の各組に電圧が各々印加されると、前記直
    線導体群の各組に電流が各々流れて回転磁界を発生し、
    当該回転磁界により前記回転子が回転する構成となって
    いることを特徴とする低電圧モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の低電圧モータにおいて、
    前記直線導体群を構成する直線導体として状直線導体
    が用いられていることを特徴とする低電圧モータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の低電圧モータにお
    いて、前記固定子は、中空の筒体の内面又は外面に軸方
    向に向けて所定ピッチ間隔で形成された複数の溝内に前
    記直線導が各々挿入された構成となっていることを特
    徴とする低電圧モータ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の低電圧モータ
    において、前記回転子は、円筒状に等間隔を開けて配置
    された複数本の棒状導体と、前記棒状導体の両端側を各
    々短絡する円環状接続導体とを有した構成となっている
    ことを特徴とする低電圧モータ。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の低電圧モータ
    において、前記回転子は、中空の導電性筒体からなるも
    のであることを特徴とする低電圧モータ。
  6. 【請求項6】 請求項1、2又は3記載の低電圧モータ
    において、前記回転子は、筒体の側面上に磁極が発生す
    るような構成となっていることを特徴とする低電圧モー
    タ。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    低電圧モータにおいて、前記直線導体群の各組に印加す
    べき多相電圧を生成する多相電源装置を備えており、前
    記固定子の円環状接続導体が接地された構成となってい
    ることを特徴とする低電圧モータ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の低電圧モータにおいて、
    前記多相電源装置は、前記直流電源の正極、負極側出力
    に接続された正側、負側接点のオン、オフあるいは正
    側、負側接点間での切換が可能なスイッチ回路と、該ス
    イッチ回路の出力側に各々接続されたリアクタンス回路
    とを有しており且つ上記直流電源の直流を交流に変換し
    前記直線導体群の各組に各々出力する複数の変換部
    と、前記直流電源のアース側出力に接続されたニュート
    ラル端子と、前記スイッチ回路のオン、オフあるいは切
    換動作を制御する制御回路とを備えた構成となっている
    ことを特徴とする低電圧モータ。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の低電圧モータにおいて、
    前記多相電源装置は、商用多相交流の各相電圧を位相制
    御することにより鋸歯状波形の各相電圧に変換して出力
    する構成となっていることを特徴とする低電圧モータ。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の低電圧モータにおい
    て、前記固定子は、隣接するもの同士対をなす、2の倍
    数本の直線導体を有しており、前記多相電源装置は、位
    相が90度異なる2相交流の各相電圧を生成して前記固
    定子の直線導体群の一対の各組に各々に出力する構成と
    なっていることを特徴とする低電圧モータ。
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