JP3149598B2 - 自動車用ヘッドレスト - Google Patents

自動車用ヘッドレスト

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JP3149598B2
JP3149598B2 JP02022093A JP2022093A JP3149598B2 JP 3149598 B2 JP3149598 B2 JP 3149598B2 JP 02022093 A JP02022093 A JP 02022093A JP 2022093 A JP2022093 A JP 2022093A JP 3149598 B2 JP3149598 B2 JP 3149598B2
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幸二 榊原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ヘッドレスト
に関する。詳しくは、幅の調整が可能な自動車用ヘッド
レストに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ヘッドレストにおける幅
の調整が可能なものとして、実開昭61−184455
号公報に開示されている技術が一般に知られている。図
5(a)は、この従来技術における自動車用ヘッドレス
トの斜視図である。ヘッドレスト基部30の中央部に通
孔35、両側部に通孔36が設けられており、この通孔
36には、補助枕体31の挿入部33の一端が挿入さ
れ、挿入部33の他端にはグリップ部34が設けられて
いる。このグリップ部34にも通孔37が設けられてい
る。また、ヘッドレスト基部30の下部にステー32が
設けられており、図示しないシートバックの上部に設け
られた取り付け穴に挿入されて取り付けられる。図5
(b)は、従来技術における自動車用ヘッドレストの部
分断面を含む平面図であり、伸長時におけるヘッドレス
トを示している。なお、2点鎖線は通常状態におけるヘ
ッドレストを示している。補助枕体31の挿入部33
は、弾性部材により構成され、その内部には、アウター
パイプ33aが埋設されている。アウターパイプ33a
は有底且つ筒状の中空構造となっている。そして、この
アウターパイプ33aは、ヘッドレスト基部33の通孔
35をかけわたして設けられたインナーパイプ38の両
端に摺動自在に取り付けられている。また、インナーパ
イプ38の両端には凸部38aが設けられており、アウ
ターパイプ33aの開口部には挿入部33を引き出した
ときに凸部38aと当接する蓋材41が設けられること
によってアウターパイプ33aの脱出を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、補助枕体31をヘッドレスト基部30から引き出
し伸長させた時に、ヘッドレスト基部30とグリップ部
34との間に挿入部33が現れるが、挿入部33の車両
前後方向と車両上下方向の寸法がヘッドレスト基部30
と補助枕体31の車両前後方向と車両上下方向の寸法と
大きく違っているので見栄えが悪いという問題があっ
た。この問題を解決するものとして、本発明者は基本的
解決着想として、ヘッドレスト基部30とグリップ部3
4との間に車両前後方向と車両上下方向の寸法をヘッド
レスト基部30とグリップ部34の寸法と同じくした伸
縮自在な被覆部材を取り付けることを考えた。しかし、
単に上記着想のみでは、被覆部材に外力が加わった場
合、被覆部材にはその形を維持する手段が何もなく容易
に変形してしまい、頭部のサポート性が悪化してしまう
という問題点が生じる。そこで、本発明の課題は、ヘッ
ドレスト伸長時の被覆部材に加わる外力をヘッドレスト
基部からの反作用の力で相殺することにより、外力によ
る被覆部材の変形を抑制し、頭部のサポート性を向上さ
せることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明における自動車用ヘッドレストは、ヘッドレ
スト基部と、該ヘッドレスト基部の車幅方向側方に配設
されたヘッドレストサイド部と、前記ヘッドレスト基部
と前記ヘッドレストサイド部とを車幅方向に延びる所定
の軌道を以て相対移動可能に連結する連結部とから成る
自動車用ヘッドレストにおいて、前記ヘッドレストサイ
ド部と前記ヘッドレスト基部とを連結し車幅方向に伸縮
可能な筒状の蛇腹部と、前記ヘッドレスト基部前面の前
記ヘッドレストサイド部側の端部と前記ヘッドレストサ
イド部前面の前記ヘッドレスト基部側の端部とを結ぶ面
に前記蛇腹部の前面を位置決めして支持するべく前記蛇
腹部の内面に係着され前記蛇腹部の前面に裏側から当接
するとともに前記軌道に沿って移動可能かつ前記連結部
に対して相対移動可能に嵌装される支持部材とを備える
ことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記の手段により、ヘッドレストサイド部をヘ
ッドレスト基部に対して、ヘッドレストを伸長させる方
向に所定の軌道を以て相対移動させると、ヘッドレスト
サイド部とヘッドレスト基部とを連結する蛇腹部が伸長
する。この蛇腹部の伸長に伴い蛇腹部の内部に設けられ
た支持部材が所定の軌道に沿って移動する。もし、仮に
蛇腹部前面に外力が作用した場合、伸長した蛇腹部の前
面からその内部に設けられた支持部材に力が伝達する
が、この支持部材はヘッドレスト基部に連結された連結
部に嵌装されているので、連結部に支持された支持部材
が外力を受け止め蛇腹部前面の変形を抑止する。よっ
て、蛇腹部前面はヘッドレスト基部前面の車幅方向両端
部とヘッドレストサイド部前面のヘッドレスト基部側の
端部とを結ぶ面に位置決めして支持される。また、ヘッ
ドレストサイド部をヘッドレスト基部に対して、連結部
によってヘッドレストを収縮させる方向に所定の軌道を
以て相対移動させると、蛇腹部が収縮し蛇腹部内部の支
持部材がヘッドレストサイド部とヘッドレスト基部とに
挟持される。
【0006】
【実施例】次に、本発明の第1実施例について説明す
る。図1(a)は、本発明の第1実施例における自動車
用ヘッドレストの通常状態の斜視図である。ヘッドレス
ト1は外観上ヘッドレスト基部2と、ヘッドレスト基部
2の両側部に設けられたヘッドレストサイド部3と、ヘ
ッドレスト基部2とヘッドレストサイド部3とを連結す
る蛇腹部4と、ヘッドレスト基部2に設けられヘッドレ
スト1を図示しないシートバックに取り付けるためのス
テー5とから構成されている。
【0007】図2(a)は、図1(a)のA−A線断面
図である。ヘッドレスト基部2の内部は枕状の弾性部材
2bで構成され、表皮部材2aにより弾性部材2bの表
面は被覆されている。同様にヘッドレストサイド部3の
内部も枕状の弾性部材3bにより構成され、表皮部材3
aにより弾性部材3bの表面は被覆されている。
【0008】ヘッドレストサイド部3には略鳥居型をし
た連結部としての一役を担うスライドピース9が2本の
足を車両前後方向に並べてヘッドレスト基部2側に向け
て埋設されている。ヘッドレスト基部2の両側部にはス
ライドピース9の足を支えるために、連結部としての一
役を担う中空かつ有底で筒状のアウターパイプ8がそれ
ぞれ片側2箇所埋設されている。このアウターパイプ8
の車幅方向の長さは、スライドピース9がアウターパイ
プ8の底に当接したときにヘッドレスト1が収縮した通
常状態となる長さとする。また、ヘッドレスト基部2の
両側部にはスライドピース9とアウターパイプ8ととも
に連結部としての一役を担うスライドガイド7が固着さ
れており、アウターパイプ8内を摺動するスライドピー
ス9を貫通させ且つ支持するガイド孔が穿設されてい
る。スライドピース9の足の先端には脱落防止用の凸部
9aが設けられている。
【0009】また、ヘッドレスト基部2両側部の車両前
後方向断面の外周部と左右のヘッドレストサイド部3の
ヘッドレスト基部2側の車両前後方向断面の外周部に、
筒状の蛇腹部4が伸縮自在に取り付けられており、この
蛇腹部4の内部には3枚の板状の支持部材6が等間隔に
配置され蛇腹部4に対し固着されている。図3は、本発
明の第1実施例における支持部材6の斜視図である。こ
の支持部材6はヘッドレスト基部2の車両前後方向縦断
面と略同一形状の断面をもっている。そして、この支持
部材6には図示しないスライドピース9が貫通されスラ
イドピース9の車両前後方向の断面と略同一形状の貫通
孔6aが穿設されており、スライドピース9の軸方向に
沿って移動可能となっている。また、この支持部材6は
使用状態において、適度な弾性をもった材質であればど
のようなものでも構わない。望ましくは、ヘッドレスト
基部2やヘッドレストサイド部3と同様の弾性を持たせ
ることである。
【0010】次に、本発明の第1実施例における作用に
ついて説明する。図1(a)に示すように、通常状態で
は左右のヘッドレストサイド部3をヘッドレスト基部2
側に寄せて使用する。このとき蛇腹部4は収縮し、蛇腹
部4の内部に固着された図示しない支持部材3枚は当接
している。
【0011】図1(b)は、本発明の第1実施例におけ
る自動車用ヘッドレストの伸長時の斜視図である。図示
しないシートバックを倒した休息時などでは、頭部を支
えるために左右のヘッドレストサイド部3を車幅方向に
引き出しヘッドレスト1の幅を拡げることができる。
【0012】図2(b)は、図1(b)のB−B線断面
図であり、ヘッドレストの伸長状態を示している。スラ
イドピース9は、凸部9aの周縁部とアウターパイプ8
の内周部とが摺接し、スライドピース9の足とスライド
ガイド7とが摺接することによって、ヘッドレストサイ
ド部3のヘッドレスト基部2に対する相対移動の軌道を
決めている。図2(b)に示すように、ヘッドレストの
伸長状態においては、スライドピース9の凸部9aとス
ライドガイド7とが当接している。また、蛇腹部4が伸
長し3枚の支持部材6は蛇腹部4の動きに連動しスライ
ドピース9に沿って等間隔に拡がっている。
【0013】このように、本発明の第1実施例における
自動車用ヘッドレスト1は、ヘッドレスト1を伸長させ
蛇腹部4に外力を加えた場合においても、伸長した蛇腹
部4の内部のスライドピース9に支えられた支持部材6
がヘッドレスト基部2に連結されたスライドピース9に
より、この外力の反作用の力を得て外力を相殺する。よ
って、蛇腹部4の前面がヘッドレスト基部2前面の車幅
方向両端部とヘッドレストサイド部3前面のヘッドレス
ト基部2側の端部とを結ぶ面に位置決めして支持される
ので、ヘッドレスト1の前面が面一化されるとともに蛇
腹部4の変形を抑止することができ、頭部のサポート性
を向上することができる。
【0014】さらに、図4は、本発明の第1実施例にお
ける自動車用ヘッドレスト1を備えたシートのフルフラ
ット状態の平面図を示しているが、このように、シート
バック10を倒しリヤシート11にヘッドレスト基部2
を当接させた場合にも、ヘッドレストサイド部3を引き
出すことによってヘッドレスト1を伸長した状態で面一
化を図ることができるので、隙間の極めて少ないフルフ
ラット状態を作り出すことができる。このとき、蛇腹部
4の内部には図示しない支持部材が図示しないスライド
ピースに支えられて等間隔に位置しているので、蛇腹部
4の変形を抑止することができ、快適に休息することが
できる。
【0015】ここでは、支持部材6をヘッドレスト基部
2の車両前後方向縦断面と略同一形状の断面をもつ板状
の部材としたが、必ずしもヘッドレスト基部2の車両前
後方向縦断面と略同一形状の断面をもつものである必要
はない。すなわち、ヘッドレスト基部2前面の車幅方向
両端部とヘッドレストサイド部3前面のヘッドレスト基
部2側の端部とを結ぶ面に蛇腹部4の前面を位置決めし
て支持する支持部材であればどのような形状のものでも
構わない。また、必ずしも板状である必要はなく、例え
ば枠体のようなものでも確実に蛇腹部4の前面を位置決
めして支持するものであれば構わない。
【0016】
【発明の効果】本発明における自動車用ヘッドレスト
は、ヘッドレストを伸長させ蛇腹部に外力を加えた場合
においても、伸長した蛇腹部の内部の連結部に支えられ
た支持部材がヘッドレスト基部に連結された連結部によ
り、この外力の反作用の力を得て外力を相殺するので、
ヘッドレスト1の前面が面一化されるとともに蛇腹部4
の変形を抑止することができ、頭部のサポート性を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1実施例における自動車用ヘ
ッドレストの通常状態の斜視図。 (b)本発明の第1実施例における自動車用ヘッドレス
トの伸長時の斜視図。
【図2】(a)図1(a)のA−A線断面図。 (b)図1(b)のB−B線断面図。
【図3】本発明の第1実施例における自動車用ヘッドレ
ストの支持部材の斜視図。
【図4】本発明の第1実施例における自動車用ヘッドレ
ストを備えたシートのフルフラット状態の平面図。
【図5】(a)従来技術における自動車用ヘッドレスト
の斜視図。 (b)従来技術における自動車用ヘッドレストの部分断
面を含む平面図。
【符号の説明】
1 ・・・ ヘッドレスト 2 ・・・ ヘッドレスト基部 3 ・・・ ヘッドレストサイド部 4 ・・・ 蛇腹部 5 ・・・ ステー 6 ・・・ 支持部材 7 ・・・ スライドガイド(連結部) 8 ・・・ アウターパイプ(連結部) 9 ・・・ スライドピース(連結部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドレスト基部と、該ヘッドレスト基
    部の車幅方向側方に配設されたヘッドレストサイド部
    と、前記ヘッドレスト基部と前記ヘッドレストサイド部
    とを車幅方向に延びる所定の軌道を以て相対移動可能に
    連結する連結部とから成る自動車用ヘッドレストにおい
    て、 前記ヘッドレストサイド部と前記ヘッドレスト基部とを
    連結し車幅方向に伸縮可能な筒状の蛇腹部と、前記ヘッ
    ドレスト基部前面の前記ヘッドレストサイド部側の端部
    と前記ヘッドレストサイド部前面の前記ヘッドレスト基
    部側の端部とを結ぶ面に前記蛇腹部の前面を位置決めし
    て支持するべく前記蛇腹部の内面に係着され前記蛇腹部
    の前面に裏側から当接するとともに前記軌道に沿って移
    動可能かつ前記連結部に対して相対移動可能に嵌装され
    る支持部材とを備えることを特徴とする自動車用ヘッド
    レスト。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7647224B2 (en) 2004-11-24 2010-01-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus, method, and computer program product for speech recognition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7647224B2 (en) 2004-11-24 2010-01-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus, method, and computer program product for speech recognition

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JPH06233713A (ja) 1994-08-23

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