JP3149701B2 - ワークの穴加工装置及びその方法 - Google Patents

ワークの穴加工装置及びその方法

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JP3149701B2
JP3149701B2 JP23382694A JP23382694A JP3149701B2 JP 3149701 B2 JP3149701 B2 JP 3149701B2 JP 23382694 A JP23382694 A JP 23382694A JP 23382694 A JP23382694 A JP 23382694A JP 3149701 B2 JP3149701 B2 JP 3149701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの穴に対して、
該穴と同一の外径又は若干大きい外径を有する加工球を
押し通すことにより上記穴の内面加工を行うワークの穴
加工装置及びその方法に関する。特に、近年、事務機器
および民生機器等に使われる軸受は高速、高精度化して
おり、動圧型の流体軸受や、特別に精度良く加工された
特殊な滑り軸受の必要性が高まっている。本発明は、こ
れら高精度な軸受のスリーブの内径の仕上げ加工をおこ
なうことができる加工装置及びその加工方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】以下に図面に従いながら、従来のワーク
の穴加工装置の構造について説明する。図8〜図10に
おいて、11はワークの一例としての軸受のスリーブ、
11Aは軸受穴、12は動圧発生溝、13は残留突起、
14は焼き入れ鋼等の材質から成る加工球、15はピン
である。
【0003】以下に図面に従いながら従来のワークの穴
加工装置の動作について説明する。従来、溝付き動圧型
流体軸受等、精密軸受の内径加工プロセスは、図9に示
すように、まず、スリーブ11の軸受穴11Aを切削加
工等により、図中D1の寸法に加工し、その後図示しな
い加工ツール(例えば特公平3−68768号公報に示
す製造装置等)により複数の動圧発生溝12を加工す
る。この加工の際に隆起した残留突起13を図9に示す
ように焼き入れ鋼等からなる、ある一定の径Dbを有す
る球14をピン15により圧入気味に押し通して行な
う、ボールバニッシュと呼ばれる加工により除去してい
た。
【0004】尚、このボールバニッシュ加工によりスリ
ーブ11の穴内径は、切削加工後の内径(下穴径)D1
よりわずかに大きい径D2に仕上がるものであった。
尚、図10においてスリーブ11の内径11Aの両端近
傍は、構造的に強度が弱く、図中D3に示すように、ボ
ールバニッシュ加工による塑性変化量が多く、これによ
って円筒度が悪くなるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構造では、図11に示すようにスリーブ11の下穴
径D1が切削加工条件によって基準径に対し6ミクロン
程度のバラツキ(例えば基準径に対して−5〜+1ミク
ロン)を持つのであるが、仕上がり径D2もこの下穴の
バラツキにより同程度のバラツキを持ってしまい、精密
軸受のスリーブとして必要な1〜3ミクロン(具体例で
は−1〜+1ミクロン)程度の公差に仕上がり径D2を
加工するのは、量産上極めて困難であった。
【0006】従って、本発明の目的は、従来一般的に精
度が出にくかった切削加工や研磨加工を用いることな
く、制御された特殊な塑性加工により高精度に穴内面を
仕上げ加工することができるワークの穴加工装置及びそ
の方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のワークの穴加工装置は、ワークの穴内径
によりわずかに大きくかつ微妙に直径差を有する複数個
の球を備え、この中から選択された径の球をワークの穴
に押し通して穴加工を行う。
【0008】すなわち、本発明の1つの態様にかかるワ
ークの穴加工装置は、ワークの穴に加工球を挿入するこ
とにより該穴の内面加工を行うワークの穴加工装置にお
いて、複数の異なる径寸法を有する加工球を備える加工
球供給装置と、上記球供給装置に備えられた上記加工球
の中から、上記ワークの穴の内径をD1としたとき、外
径が(1〜1.02)×D1の範囲内の寸法を有する加
工球を1つ選択する加工球選択装置と、上記選択装置に
より選択された加工球を上記加工球供給装置から上記ワ
ークの穴に押し通させる加工球押し通し装置とを備える
ようにしている。
【0009】また、本発明の他の態様にかかるワークの
穴加工装置は、ワークの穴に加工球を挿入することによ
り該穴の内面加工を行うワークの穴加工装置において、
上記ワークの穴に上記加工球を挿入する前に、上記ワー
クの穴に対して、該ワークの穴の内径をD1としたとき
外径Db1がD1≦Db1≦(1.003×D1)の範
囲内の測定球を押し通し、この測定球の押し通し時の荷
重の大小を検出する測定球挿入装置と、複数の異なる径
寸法を有する加工球を備える加工球供給装置と、上記測
定球挿入装置により押し通された測定球の検出された荷
重を元に、上記加工球供給装置に備えられた上記加工球
の中から、上記ワークの穴の内径をD1とするとともに
上記測定球の外径をDb1としたとき、外径DbがDb
1<Db≦(1.02×D1)の範囲内の寸法を有する
加工球を1つ選択する加工球選択装置と、上記選択装置
により選択された加工球を上記加工球供給装置から上記
ワークの穴に押し通させる加工球押し通し装置とを備え
るようにしている。
【0010】また、本発明のさらに他の態様のワークの
穴加工方法は、ワークの穴に加工球を挿入することによ
り該穴の内面加工を行うワークの穴加工方法において、
上記ワークの穴に上記加工球を挿入する前に、上記ワー
クの穴に対して、該ワークの穴の内径をD1としたとき
外径Db1がD1≦Db1≦(1.003×D1)の範
囲内の測定球を押し通し、この測定球の押し通し時の荷
重の大小を検出するステップと、複数の異なる径寸法を
有する加工球を備えるステップと、上記測定球挿入装置
により押し通された測定球の検出された荷重を元に、上
記加工球供給装置に備えられた上記加工球の中から、上
記ワークの穴の内径をD1とするとともに上記測定球の
外径をDb1としたとき、外径DbがDb1<Db≦
(1.02×D1)の範囲内の寸法を有する加工球を1
つ選択するステップと、上記選択装置により選択された
加工球を上記加工球供給装置から上記ワークの穴に押し
通させるステップとを備えるようにしている。
【0011】
【作用】本発明は、この構成によって、ステージに配列
された複数個の球の中から、ワークの下穴径を必要寸法
に仕上げるために最良の1種類の径の球を選択し、押圧
部材により、ワークの穴内径に押し通すことにより、穴
内面に塑性変形を起こさせ、その内径を所定の寸法に仕
上げるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかるワークの穴加
工装置及びその装置を使用して実施する穴加工方法につ
いて、図1〜図7を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施例にかかるワーク
の穴加工装置を示す。図1において、1はワークの一例
として動圧型流体軸受を構成する軸受穴1Aを有し非加
工物となるスリーブである。スリーブ1は塑性変形可能
な材料、例えば銅合金などの金属等で構成され、その軸
受穴1Aの内周面には、図2に示すように、必要に応じ
て動圧発生溝1Bが加工されている。2は図中A方向
に、摺動または回動自在な上部ステージであり、複数の
ガイド穴2Aとそれぞれのガイド穴2Aにはストッパー
23を有し、ガイド穴2Aには複数の径の焼き入れ鋼等
から成る加工球3、具体的には3B、3C、3D、3E
が配置されて、これら加工球3B、3C、3D、3Eは
シュート状またはチューブ状の加工球供給手段である加
工球供給装置4により供給される。5Bは図中B方向に
摺動する加工球押圧部材としてのピン、6は上部ステー
ジ2と一体的に移動し、かつ、上記上部ステージ2の穴
2Aに対応して配置されてスリーブ1を取り抜けた加工
球3B,3C,3D,3Eを受け取るための穴6Aを有
する下部ステージであって、各穴6Aには加工球3B,
3C,3D,3Eを回収するためのシュート7を配置し
ている。このシュート7で回収された加工球3B,3
C,3D,3Eは、図示しない洗浄装置で洗浄したの
ち、再び、上記加工球供給装置4に供給されて再使用さ
れる。また、上記ストッパー23は、図3に示すよう
に、上部ステージ2の各穴2Aの軸方向とは直交する方
向の凹部2B内にバネ24により穴2A内に常時押圧さ
れており、ストッパー23が穴2A内に突出しているこ
とにより加工球3B,3C,3D,3Eは落下せずに穴
2A内で保持されている。そして、加工球が上記ピン5
Bで下方向に押圧されると、ストッパー23がバネ24
の付勢力に抗して上記凹部2B内に押し込まれ、加工球
3B,3C,3D,3Eが穴2Aから落下して、スリー
ブ1に供給される。
【0014】上記のように構成されたワークの穴加工装
置について、図1,2を用いてその動作を説明する。
【0015】図2は第1実施例にかかるワークの穴加工
装置により加工されたワークの一例としての軸受用スリ
ーブを示す。図1において、加工球3B、3C、3D、
3Eはほぼ同一径(具体例では3ミリメートル)である
が、1〜3ミクロンずつ、(具体例としては2ミクロン
ずつ)段階的に異なる5種類の直径の加工球であり、加
工球3Bの径Db2より3C、3D,3Eの径Db3、
Db4,Db5へと順に径が大きくなるよう設定されて
いる。これら球3B、3C、3D、3Eは加工急供給装
置である上部ステージ2のガイド穴2Aにそれぞれ配置
され、各穴2A内に出入り自在な各ストッパー23によ
り自然落下しない程度に軽く支えられている。ここで、
スリーブ1は上部ステージ2と下部ステージ6との間に
供給されるが、その軸受穴1Aの内径は予め予測されて
いる。具体例では、この軸受穴1Aの下穴(切削加工後
の穴)は基準内径に対して−5〜+1ミクロンの6ミク
ロンの公差内に切削加工されている。その径が公差内で
小さめの場合は、上部ステージ2と下部ステージ6が一
体的に摺動させ、例えば比較的径の小さい球3Bがピン
5Bとスリーブ1の真上に移動することにより選択さ
れ、この球3Bが、ピン5Bの下降動作により、ストッ
パー23の付勢力に打ち勝つ力でスリーブ1の軸受穴1
Aに押し通され、軸受穴1Aは所定の内径D2(具体例
では基準径の−1〜+1ミクロンの2ミクロンの公差
内)にサイジング、すなわち内径D2に仕上げ加工され
る。この時、球3Bの径Db2は軸受穴1Aの下穴内径
D1より3〜60ミクロン(具体例では約20ミクロ
ン)大きく設定されている。また、供給されたスリーブ
1の軸受穴1Aが大きい場合は、上部ステージ2と下部
ステージ6が摺動され、例えば比較的大きい径Db5を
有する球3Eが選択されて、ピン5Bの下降動作により
軸受穴1Aに押し込まれ、スリーブ1の穴1Aは所定の
内径寸法D2まで塑性加工によりサイジングされる。ま
た軸受穴1Aを通過した後の球3B等は、下部ステージ
6の複数のシュート7に回収され、球供給手段4から再
度供給されて繰り返し使用される。仕上げ加工後のスリ
ーブ1は図2に示すようにその内径はD2(具体例では
基準径に対して−1〜+1ミクロン)に仕上げられ、図
中D3に示す軸受穴1Aの両端部の大きな変形も、最適
な径の球3が選択されるとにより従来より少なくするこ
とができる。よって、この第1実施例では、スリーブ1
の軸受穴(下穴)1Aの内径D1に対して、(1〜1.
02)×D1の外径の加工球3、言い換えれば、下穴1
Aの内径D1と同一か又は最大で2%大きい外径の加工
球3の中から適切な加工球3を選択して仕上げ加工させ
るようにしている。
【0016】図3は本発明の第2実施例にかかるワーク
の穴加工装置を示し、図4その装置を使用して実施する
ワークの穴加工方法のフローチャートである。この第2
実施例は、加工球3を選択するとき、測定球3Aを最初
にスリーブの軸受穴1Aに押し通してそのときの必要な
荷重を測定し、その測定データに基づいて加工球3を選
択して仕上げ加工を行う点で第1実施例と異なる。な
お、上記測定球3Aは、スリーブ1の軸受穴1Aの内面
に仕上げ加工すなわち塑性加工を生じさせない程度、言
い換えれば、弾性変形のみを生じさせる外径寸法のもの
を使用する。
【0017】図5において、8はピン5Aの基部に設け
られ測定球3Aをスリーブ1の軸受穴1Aに押し通させ
るときに必要な荷重を測定するロードセル、9は該ロー
ドセル8により検出された荷重が入力されて所定の演算
を行う制御部を有するコンピュータ、10はコンピュー
タ9の出力に基づき上部ステージ2と下部ステージ6を
一体的に摺動または回転させるための駆動手段であっ
て、モータ10と該モータ10の回転軸に固定されて部
ステージ2を摺動又は回転させる駆動ローラ10Aであ
る。上記モータ10はコンピュータ9の制御部により駆
動制御される。この駆動手段は第1実施例においても適
用可能なものである。
【0018】この第2実施例においては、まず、ステッ
プ#1で非加工物であるスリーブ1の軸受穴1Aの下穴
加工を行う。ついで、ステップ#2で上部ステージ2と
下部ステージ6との間にスリーブ1を供給する。ステッ
プ#3で、スリーブ1の軸受穴1Aの下穴の内径D1を
測定するために、塑性変形は生じさせず弾性変形のみ生
じさせる外径Db1、例えば軸受穴1A(下穴)が5m
m程度の場合には該軸受穴1Aより1〜10ミクロン大
きい径(具体例では下穴の基準径より1ミクロン大きい
径)の球3Aをピン5Aにより一定速度(例えば5mm
/秒)で押し通し、このときの軸方向の抵抗力をロード
セル8で検出する(ステップ#4)。この時、スリーブ
1の下穴1Aの内径D1がもし、基準値より1ミクロン
大きく、球3Aと同一であれば、軸方向の抵抗力はゼロ
か、もしくは数グラムの微小な荷重が検出される。もし
下穴D1がそれより小さければ径差に応じて軸方向の荷
重(具体例では径差1ミクロンに対して1.1キログラ
ム)が検出される。この検出結果がコンピュータ9の制
御部に入力されたのち、所望の演算処理の結果(ステッ
プ#5)、コンピュータ9の制御部よりモータ10に駆
動制御指令が発せられる。この駆動制御指令に基づき、
モータ10により、上部ステージ2と下部ステージ5が
一体的に摺動又は回転され、球3B、3C、3D、3E
の中から最適な1種の径の球、例えば図5では球3Dが
選択される(ステップ#6)。そして、選択された球3
Dがピン5Bにより下穴1Aに押し通され(ステップ#
7)、この結果、例えば6ミクロンのバラツキを有する
下穴1Aが、自動的にミクロンの公差内にサイジングさ
れ、精密軸受とし望まれる性能、精度を発揮することが
できる。尚、ピン5Aと5Bは別々に構成しても、また
1本で兼用してもよい。なお、ピン5Aと5Bの球3と
の接触面は平面でもよいが、球3を保持しやすくするた
めスリバチ状のくぼんだ球面とするのが好ましい。
【0019】上記測定球3Aの外径Db1は、一般に、
スリーブ1の軸受穴(下穴)1Aの内径D1に対して、
D1≦Db1≦(1.003×D1)となるもの、言い
換えれば、軸受穴内径D1と同一か又は内径D1より最
大で0.3%大きい外径を有することが望ましい。そし
て、加工球3B,3C,3D,3Eの外径Db2〜Db
5は、Db1<(Db2〜Db5)≦(1.02×D
1)となるもの、言い換えれば、Db1と同一か、軸受
内径D1より最大で2.0%大きい外径を有することが
望ましい。
【0020】図6は本発明の第3実施例にかかる加工装
置と該加工装置による速度制御グラフの図である。この
第3実施例は、ピン5Bで球3を下穴1A内に押し通す
とき、下穴1Aの加工部分によってピン5Bの下降速度
を異ならせる点で第1,第2実施例と異なるものであ
る。
【0021】この第3実施例にかかる加工装置におい
て、回転速度が可変自在なパルスモータ26の回転軸に
固定されたピニオン25が、ピン5Bのラック部5Cに
かみ合っている。モータ26は駆動回路27によって駆
動制御され、駆動回路27は、例えば図6の速度制御グ
ラフのデータが記憶されたメモリ28に接続されてお
り、該メモリ28に記憶されたデータに基づいて駆動回
路27より駆動パルスがモータ26に送られ、該モータ
26が所望のタイミングで駆動制御される。よって、モ
ータ26の正逆回転によりピン5Bが所望のタイミング
でその送り速度が変更されて上下動される。上記駆動回
路27及びメモリ28は例えば第2実施例である図5の
加工装置のコンピュータ9に内蔵又は接続してコンピュ
ータ9により制御することができる。
【0022】この駆動制御の一例を以下に説明する。す
なわち、スリーブ1の軸受穴1Aにいずれか1種の球3
Cをピン5Bで押し通す場合、軸受穴1Aの開口付近の
両端部1Dでは、スリーブ1に応力をあまり与えないよ
うにするため、図6にS2(例えば1mm/秒)で示す
ように低速で球3Cを押し通す一方、両端部1D以外の
中間部では、応力を与えても上記両端部D1ほど支障が
ないので、S3(例えば10mm/秒)の中速で球3C
を押し通して、スリーブ1を塑性加工する。速度S1
(例えば20mm/秒)は、中間部のうちの塑性加工し
ない部分1Cで早送りする速度を示している。なお、両
端部1D以外で塑性加工しない部分1Cの近傍部分1E
では、上記S2とS3との間の速度とする。
【0023】図7のグラフはこの時の球3Cを押し通す
速度(バニッシュ速度)とスリーブ1の軸受穴1Aの内
径の変化量の関係を球の径Dbと下穴径D1が一定の関
係を有する場合について表した図である。図中に示すよ
うに送り速度が早いと内径変化量はわずかに大きくな
る。これは送り速度が速い程、スリーブ1に与えられる
加工応力が高くなり、それにより塑性加工量が増加する
ためと推定されている。このように球3Cの送り速度を
軸受穴1Aの両端部1Dにおいて遅くすることにより、
加工後の軸受穴1Aの円筒度を良くすることができる。
【0024】なお、軸受穴1Aの内周面には動圧発生溝
1Bは無くても同じである。本発明が適用されるワーク
の穴としては、スリーブ1の軸受穴1Aに限らず、板部
材の穴などでもよい。
【0025】以上のように本実施例は、精密軸受の軸受
穴1Aに複数の径3の球から1種の選択された径の球3
を押し通すことにより、軸受穴1Aの内径のバラツキを
少なく抑えることができ、高性能な精密軸受を得ること
ができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明のワークの穴加工装
置及び方法は、予じめ用意された複数の径の球の中から
選択された球をワークの穴に押し通すことにより、穴の
内径のバラツキを数ミクロンに抑え高精度にサイジング
加工する事を可能にし、高精度なワークの加工を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるワークの穴加工装
置の一部断面図
【図2】本発明の第1実施例の加工装置により加工され
た後のスリーブの縦断面図
【図3】上記第1実施例の加工装置のストッパー部分の
拡大断面図
【図4】上記第1実施例にかかる加工方法のフローチャ
ート
【図5】本発明の第2実施例にかかるワークの穴加工装
置の一部断面図
【図6】本発明の第3実施例の加工装置の説明図及びそ
の速度制御グラフ
【図7】本発明の第3実施例にかかる加工装置における
スリーブの軸受穴の内径変化量とバニッシュ速度との関
係を示すグラフ
【図8】動圧流体軸受けの穴加工工程解説図
【図9】従来の軸受けの穴加工装置による穴加工の説明
【図10】従来の加工後のスリーブ断面図
【図11】従来の加工装置における仕上がり径と下穴径
との関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 スリーブ 1A 軸受穴 1B 動圧発生溝 2 上部ステージ 3,3B,3C,3D,3E 加工球 3A 測定球 4 加工球供給装置 5A ピン 5B ピン 6 下部ステージ 7 シュート 8 ロードセル 9 コンピュータ 10 ステージ駆動手段 23 ストッパー 24 バネ 25 ピニオン 26 パルスモータ 27 駆動回路 28 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−246436(JP,A) 特開 平6−71367(JP,A) 特開 平4−348865(JP,A) 特開 昭50−28365(JP,A) 実開 昭53−44637(JP,U) 特公 平3−68768(JP,B2) 特公 昭43−6395(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 53/10 B24B 39/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク(1)の穴(1A)に加工球
    (3)を挿入することにより該穴の内面加工を行うワー
    クの穴加工装置において、 複数の異なる径寸法を有する加工球を備える加工球供給
    装置(4)と、 上記球供給装置に備えられた上記加工球の中から、上記
    ワークの穴の内径をD1としたとき外径が(1〜1.0
    2)×D1の範囲内の寸法を有する加工球を1つ選択す
    る加工球選択装置(2,9,10)と、 上記選択装置により選択された加工球を上記加工球供給
    装置から上記ワークの穴に押し通させる加工球押し通し
    装置(5B,25,26,27)とを備えるようにした
    ワークの穴加工装置。
  2. 【請求項2】 上記加工球押し通し装置は、上記選択さ
    れた球を押圧部材(5B)により押圧して上記ワークの
    穴に押し通すとともに、上記ワークの穴の開口付近より
    も上記ワークの穴の両穴開口付近の中間部での加工球通
    過速度を速くした請求項1に記載のワークの穴加工装
    置。
  3. 【請求項3】 ワーク(1)の穴(1A)に加工球(3
    B,3C,3D,3E)を挿入することにより該穴の内
    面加工を行うワークの穴加工装置において、 上記ワークの穴に上記加工球を挿入する前に、上記ワー
    クの穴に対して、該ワークの穴の内径をD1としたとき
    外径Db1がD1≦Db1≦(1.003×D1)の範
    囲内の測定球(3A)を押し通し、この測定球の押し通
    し時の荷重の大小を検出する測定球挿入装置(8,5
    A,9)と、 複数の異なる径寸法を有する加工球(3B,3C,3
    D,3E)を備える加工球供給装置(4)と、 上記測定球挿入装置により押し通された測定球の検出さ
    れた荷重を元に、上記加工球供給装置に備えられた上記
    加工球の中から、上記ワークの穴の内径をD1とすると
    ともに上記測定球の外径をDb1としたとき、外径Db
    がDb1<Db≦(1.02×D1)の範囲内の寸法を
    有する加工球を1つ選択する加工球選択装置(2,9,
    10)と、 上記選択装置により選択された加工球を上記加工球供給
    装置から上記ワークの穴に押し通させる加工球押し通し
    装置(5B,25,26,27)とを備えるようにした
    ワークの穴加工装置。
  4. 【請求項4】 上記加工球押し通し装置は、上記選択さ
    れた球を押圧部材(5B)により押圧して上記ワークの
    穴に押し通すとともに、上記ワークの穴の開口付近より
    も上記ワークの穴の両穴開口付近の中間部での加工球通
    過速度を速くした請求項3に記載のワークの穴加工装
    置。
  5. 【請求項5】 ワーク(1)の穴(1A)に加工球(3
    B,3C,3D,3E)を挿入することにより該穴の内
    面加工を行うワークの穴加工方法において、 上記ワークの穴に上記加工球を挿入する前に、上記ワー
    クの穴に対して、該ワークの穴の内径をD1としたとき
    外径Db1がD1≦Db1≦(1.003×D1)の範
    囲内の測定球(3A)を押し通し、この測定球の押し通
    し時の荷重の大小を検出するステップと、上記押し通さ
    れた測定球の検出された荷重を元に、複数の異なる径寸
    法を有する加工球(3B,3C,3D,3E)の中か
    ら、上記ワークの穴の内径をD1とするとともに上記測
    定球の外径をDb1としたとき、外径DbがDb1<D
    b≦(1.02×D1)の範囲内の寸法を有する加工球
    を1つ選択するステップと、上記選択された加工球を上
    記ワークの穴に押し通させるステップとを備えるように
    したワークの穴加工方法。
  6. 【請求項6】 上記加工球を押し通すステップでは、上
    記選択された球を押圧部材(5B)により押圧して上記
    ワークの穴に押し通すとともに、上記ワークの穴の開口
    付近よりも上記ワークの穴の両穴開口付近の中間部での
    加工球通過速度を速くした請求項5に記載のワークの穴
    加工方法。
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