JP3191027B2 - ブラシ帯電装置 - Google Patents

ブラシ帯電装置

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JP3191027B2
JP3191027B2 JP21248193A JP21248193A JP3191027B2 JP 3191027 B2 JP3191027 B2 JP 3191027B2 JP 21248193 A JP21248193 A JP 21248193A JP 21248193 A JP21248193 A JP 21248193A JP 3191027 B2 JP3191027 B2 JP 3191027B2
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健三 田中
尚浩 西里
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例として静電式複写
機、あるいはプリンタなどの電子写真方式の画像形成装
置に於ける帯電手段として用いられるブラシ帯電装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機あるいはプリンタなどに於ける電
子写真プロセスにおいて、通常、感光体のような静電潜
像担持体の表面を帯電装置で帯電させ、帯電した感光体
を露光する。露光によって静電潜像を感光体表面に形成
する。この静電潜像を現像して可視像化し、この可視像
を転写材へ転写する。
【0003】前記帯電装置として、コロトロン、スコロ
トロンチャージャなどのコロナ帯電装置に代表される非
接触式帯電装置の他に、固定型、回転型などのブラシ帯
電装置に代表される接触式帯電装置が知られている。こ
の内、ブラシ帯電装置は、感光体表面を劣化させたり、
人体に悪影響を及ぼすオゾンの発生がコロナ帯電装置に
比べて極めて少なく、且つ構造が簡単であることから注
目されている。
【0004】従来の固定型ブラシ帯電装置(以下、ブラ
シ帯電装置)の例として、実開昭62−164357が
挙げられる。図14は、この従来例のブラシ帯電装置1
の一部分の断面図であり、図15は、ブラシ帯電装置1
の他の部分の断面図である。ブラシ帯電装置1は、電気
絶縁性の100KF/inchの合成樹脂繊維からな
る基布部2に導電性繊維からなり、抵抗10〜10
Ω・cmのブラシ3を植毛し、ブラシ3の基部が基布部
2の裏面に表れるようにする。この基布部2の裏面側に
導電樹脂を塗布してバックコート部4を形成し、板金な
どからなる支持部材5に両面テープ6で固定する。この
とき、両面テープ6の一部に透孔が形成され、その内部
に導電性ぺースト7が塗布される。これにより、前記支
持部部材5を印加電位に接続すると、導電性ペースト6
及びバックコート部4を介して、ブラシ3が印加電位に
接続される。
【0005】また、このようなブラシ帯電装置1を、感
光体ドラム、現像装置、転写装置及びクリーニング装置
を一体的に構成したカートリッジに装着するには、前記
支持部材5をカートリッジにビス止め、カートリッジに
熱かしめ、支持部材5をカートリッジに板バネなどによ
り固定するなどの手法が用いられている。また、前記印
加電位として、0.8〜1.3kVの直流電圧あるいは
直流バイアスを有する交流電圧が用いられるので、該ブ
ラシ帯電装置1は、絶縁性ケースで被覆されている。ブ
ラシ帯電装置1の寿命は、クリーニング装置で除去され
ずに残存しているトナーや紙粉によって、または定着器
からの油脂分によってブラシ3が汚染されるので、印刷
数量で5〜10k枚程度である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
ブラシ帯電装置1には、以下の問題点がある。
【0007】(1)前記支持部材5を板金で形成してい
るため、形状の自由度が低い。
【0008】(2)支持部材5が板金で形成されている
ため、防錆のためにSECCなどのメッキ鋼板を用いる
が、メッキ処理の際のクローム酸やリン酸塩などの酸化
処理剤のために、電気的導通が不確実になることがあ
る。
【0009】(3)前記電気的導通を確実にするため
に、支持部材5にSUS板やNiメッキなどを使用する
とコストアップになる。
【0010】(4)前記導電性ペースト7を塗布する際
に、塗布する範囲を厳密に規定し難く、自動化が困難で
あり、量産性がない。
【0011】(5)導電性を有する両面テープ6は接着
力が弱く、また導電性が不確実である。
【0012】本発明の目的は、上述の技術的課題を解決
し、電気的導通の信頼性が向上され、形状の自由度が増
大し、かつ長寿命化を図ることができるブラシ帯電装置
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被帯
電体を接触帯電させるブラシ帯電装置であって、導電性
材料からなり、該被帯電体に接触するブラシと、ブラ
を保持し、かつブラシと導通する保持体と、該保
持体を支持する支持部材とを備え、前記保持体は、繊維
を平織りして形成された基布部にのみ全体に導電性流体
を含浸させて構成されることを特徴とするブラシ帯電装
置である。
【0014】請求項2の発明は、前記導電性流体は、ス
チレンブタジエンラテックスとカ−ボンと増粘剤とを含
んでなることを特徴とする請求項1に記載のブラシ帯電
装置である。
【0015】
【作 用】本発明に従えば、被帯電体を接触帯電させる
ブラシは導電性材料からなり、ブラシと導通する保
持体によって保持される。この保持体は、繊維を平織り
して形成された基布部にのみ全体に導電性流体を含浸さ
せて構成されるので、この保持体へ電圧を印加すること
により、ブラシへ電圧が印加される。これにより、ブ
ラシへの電圧印加を確実に行うことができ、電気的導
通の信頼性が向上される。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のブラシ帯電装置
11の一部分の正面図であり、図2はブラシ帯電装置1
1の断面図であり、図3はブラシ帯電装置11が用いら
れる静電式複写機12の系統図である。本実施例のブラ
シ帯電装置11は、静電式複写機12に用いられる例と
して以下に説明されるが、その他、レーザプリンタな
ど、被帯電体を帯電させ電子写真技術を用いる広範な種
類の装置に用いられ得ることは勿論である。
【0017】本実施例の複写機12は、例として有機感
光体などの感光体ドラム13を備え、矢符A1方向に回
転する感光体ドラム13の周囲に、感光体ドラム13の
表面を帯電させるブラシ帯電装置11、帯電した感光体
ドラム13に画像に対応する光を照射して露光して静電
潜像を形成する光学装置18、感光体ドラム13の表面
の静電潜像をトナーによって可視像化する現像装置1
4、トナー像を記録紙17に転写する転写装置15、及
び転写後の感光体ドラム13表面に残存したトナーを除
去するクリーニング装置16が配置される。転写装置1
5によってトナー像が転写された記録紙17は、定着装
置19によって例として加熱され、トナー像が記録紙1
7に定着される。
【0018】ブラシ帯電装置11は、電気絶縁性のポリ
エステル糸を平織してなる基布部22に、ブラシ23を
植毛する。ブラシ23は、レーヨンを基材とし、抵抗1
〜10Ω・cm、600D/100Fの導電糸を
横段毛ばさみ織で作成される。この基布部22にバック
コート剤24を含浸させる。バックコート剤24は、S
BR(スチレンブタジエンラテックス)とカーボンと増
粘剤とを混合し、バックコート剤24が、基布部22に
含浸することができ、且つブラシ部23の繊維の間を表
面張力などによって上昇してブラシ部23に付着しない
程度の粘度、例として400〜700cpの粘度となる
ように調整する。バックコート剤24が含浸した基布部
22を、合成樹脂材料などからなる支持部材25に両面
テープ26で固定する。このようなブラシ帯電装置11
の例として基布部22に電極27を接触させることによ
り、ブラシ部23を印加電位に接続する。
【0019】このような本実施例のブラシ帯電装置11
は、以下の利点を有している。
【0020】(1)前記支持部材25を合成樹脂で形成
しているため、形状の自由度が高く、任意の形状に形成
する事ができる。
【0021】(2)ブラシ部23の印加電位への電気的
接続は、前記導電性を有するバックコート剤24を含浸
させた導電性を有する基布部22に、電極27を接触さ
せることにより実現されるため、電気的導通が確実であ
る。
【0022】(3)前記ブラシ部23への前記電気的導
通を確実にするために、従来例のように、支持部材25
にSUS板やNiメッキなどを使用する必要がなく、コ
ストダウンを図ることができる。
【0023】(4)バックコート剤24は、基布部22
の裏面全体に塗布すれば良く、自動化が容易であり、量
産性を実現できる。
【0024】(5)従来技術のように、接着力が弱い導
電性を有する両面テープを用いる必要がなく、ブラシ帯
電装置11の機械的強度を向上できる。
【0025】図4は、本発明の他の実施例のブラシ帯電
装置11aの正面図であり、図5は、ブラシ帯電装置1
1aの断面図である。本実施例は、前記実施例に類似
し、対応する部分には同一の参照符号を付す。本実施例
の特徴は、前記実施例において、バックコート剤24の
基布部22への含浸に代えて、バックコート剤24を基
布部22の端部上面に塗布する。このバックコート剤2
4に前記電極などを接触させて、ブラシ部23を印加電
位に電気的に接続する。
【0026】このような実施例によっても、前記実施例
で述べた効果と同様な効果を実現することができる。
【0027】また、本発明のさらに他の実施例として、
図6に示すように、図4及び図5に示した実施例におい
て、バックコート剤24を基布部22から支持部材25
の側面にまで塗布するようにしてもよい。このような実
施例によっても、前記実施例で述べた効果と同様な効果
を実現することができる。
【0028】図7は、本発明のさらに他の実施例のブラ
シ帯電装置11bの正面図であり、図8は、ブラシ帯電
装置11bが装着されるカートリッジ30の部分図であ
り、図9(a)は、ブラシ帯電装置11bをカートリッ
ジ30に装着した状態の断面図である。本実施例のブラ
シ帯電装置11bは、前記各実施例のブラシ帯電装置の
いずれかの構成を有し、支持部材25の幅方向両端付近
に一対のボス31が形成される。カートリッジ30側に
は、ブラシ帯電装置11bが感光体ドラム13に対して
斜めに装着される装着孔34が形成され、また、前記各
ボス31が進入する係合溝32が形成され、かつ係合溝
32にはボス31の抜け止めとなる係止爪32が形成さ
れる。
【0029】このようなブラシ帯電装置11bが、カー
トリッジ30に装着されるとき、前記装着孔34に案内
されるため、感光体ドラム13に斜めに装着され、すな
わち、ドラム13の回転方向に沿ってブラシ部23がな
びくように装着され(図9(b)参照)、ブラシ部23
が全方向(スカート状)に広がって(図9(c)参
照)、ブラシ部23の先端が不所望に変形する事態が防
止される。また、前記ボス31が係止爪33に係止され
て固定される。したがって、ブラシ帯電装置11bの品
質を格段に向上する事ができる。
【0030】そして、次の2つ実施例では、さらにブラ
シ部23がスカート状に広がることが防止できるものを
提供する。
【0031】図10は、本発明のさらに他の実施例の断
面図である。本実施例は前記実施例に類似し、対応する
部分には同一の参照符号を付す。本実施例の特徴は、ブ
ラシ帯電装置11cに突起35が形成され、カートリッ
ジ30の装着孔34に突起35が係合する凹所36が形
成されたことであり、更にカートリッジ30においてバ
ネ37によってブラシ帯電装置11cをカートリッジ3
0に固定するようにしたことである。このような実施例
によっても、前記実施例で述べた効果と同様な効果を実
現することができる。すなわち、挿入方向はドラム13
に対し接線方向であり、取付け状態では、ドラム13の
径方向と同じになる。
【0032】図11は、本発明のさらに他の実施例のブ
ラシ帯電装置11dの正面図であり、図12は、ブラシ
帯電装置11dが装着されるカートリッジ30の部分図
であり、図13は、ブラシ帯電装置11dをカートリッ
ジ30に装着した状態の断面図である。本実施例は前記
実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付
す。本実施例の特徴は、ブラシ帯電装置11dの支持部
材26の両面に複数の突起38を形成し、カートリッジ
30の装着孔34に、該突起38が係合する係合凹所3
9を形成したことである。また、装着孔34は、水平部
40と傾斜部41とを有する。このようなブラシ帯電装
置11dが、カートリッジ30に装着されるとき、前記
装着孔34に案内されるため、感光体ドラム13に斜め
に装着され、ブラシ部23が全方向に広がって、ブラシ
部23の先端が不所望に変形する事態が防止される。こ
のような実施例によっても、前記実施例で述べた効果と
同様な効果を実現することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、被帯電体
を接触帯電させるブラシは導電性材料からなり、ブラ
と導通する保持体によって保持される。この保持体
は、繊維を平織りして形成された基布部にのみ全体に導
電性流体を含浸させて構成されるので、この保持体へ電
圧を印加することにより、ブラシ部へ電圧が印加され
る。これにより、ブラシ部への電圧印加を確実に行うこ
とができ、電気的導通の信頼性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブラシ帯電装置11の一部
分の正面図である。
【図2】ブラシ帯電装置11の断面図である。
【図3】ブラシ帯電装置11が用いられる静電式複写機
12の系統図である。
【図4】本発明の他の実施例のブラシ帯電装置11aの
正面図である。
【図5】ブラシ帯電装置11aの断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例の図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例のブラシ帯電装置1
1bの正面図である。
【図8】ブラシ帯電装置11bが装着されるカートリッ
ジ30の部分図である。
【図9】(a) ブラシ帯電装置11bをカートリッジ
30に装着した状態の断面図である。 (b) 本実施例のブラシ部の拡大図であり、 (c) 従来のブラシ部の拡大図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例のブラシ帯電装置
11cの正面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例のブラシ帯電装置
11dの正面図である。
【図12】ブラシ帯電装置11dが装着されるカートリ
ッジ30の部分図である。
【図13】ブラシ帯電装置11dをカートリッジ30に
装着した状態の断面図である。
【図14】従来例のブラシ帯電装置1の一部分の断面図
である。
【図15】ブラシ帯電装置1の他の部分の断面図であ
る。
【符号の説明】
11,11a,11b,11c,11d ブラシ帯電装
置 22 基布部 23 ブラシ 24 バックコート剤 25 支持部材 27 電極
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被帯電体を接触帯電させるブラシ帯電装置
    であって、 導電性材料からなり、該被帯電体に接触するブラシ
    と、 ブラシを保持し、かつブラシと導通する保持体と、 該保持体を支持する支持部材とを備え、前記保持体は、繊維を平織りして形成された基布部にの
    み全体に導電性流体を含浸させて構成されることを特徴
    とする ブラシ帯電装置。
  2. 【請求項2】前記導電性流体は、スチレンブタジエンラ
    テックスとカ−ボンと増粘剤とを含んでなることを特徴
    とする請求項1に記載のブラシ帯電装置。
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