JP3192003U - 枕 - Google Patents

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勤 中村
康二 穴澤
康二 穴澤
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雅嗣 古川
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Abstract

【課題】枕の詰物の素材および使用する量を適宜変更することができる中袋体を表皮側地で覆うことにより、該中袋体を構成する小室内に詰める詰物の量を変えることになり、該中袋体の容積100%に詰物を充填する場合比べ、充填量に余裕ができ、該表皮側地内にある詰物を入れた中袋を動かないようにする枕を提供する。【解決手段】詰物2を充填した複数の中袋体3,4を重ね合わせ、前記重ね合わせた中袋体3,4を共通の表皮側地6で覆ってなる枕1において、前記一つの中袋体が、詰物出し入れ口を有する襠付きの複数の小室13に分割され、個々の小室13の詰物を充填取り出し可能とし、該小室内の詰物封入量を選択調整することを可能とした。【選択図】図1

Description

本考案は、枕の詰物の材質及び量、その組合せを適宜変更し得るようにした袋体を重ね合わせ、袋体表皮側地で覆うことにより個人個人の頭部形状に合わせることを可能にした枕に関する。
枕は、人が横になって眠る時、敷き寝具と身体との間にできる空隙、特に後頭部と頸部にできる空隙を詰め、頭をしっかりと支えることが大切である。
そのために、頸椎支持部と頭部支持部とをそれぞれ独立した袋体として支える枕が提案されている(特許文献1参照)が、袋体内部に詰める詰物の柔軟性,平滑性,その他により微妙に枕の使用感が変化し、その変化に対応して詰物の質,量等を変化させなければならない。
特許第5115881号公報
使用者の頭部や頸部の形状に合わせた高さ調節可能な枕とするために、枕の詰物の素材および使用する量を適宜変更することができる中袋体を表皮側地で覆うことにより構成される枕においては、該中袋体を構成する小室内に詰める詰物の量を変えることになるため、該中袋体の容積100%に詰物を充填する場合比べ、充填量に余裕ができることになり、ひいては、該表皮側地内にある詰物を入れた中袋が動きやすくなり、動かないように工夫が必要である。
請求項1記載の考案は、詰物を充填した複数の中袋体を重ね合わせ、前記重ね合わせた中袋体を共通の表皮側地で覆ってなる枕において、前記一つの中袋体が、詰物出し入れ口を有する襠付きの複数の小室に分割され、個々の小室の詰物を充填取り出し可能とし、該小室内の詰物封入量を選択調整することを可能としている。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の枕において詰物を充填した第1の中袋体は、表皮側地と一体に形成され、第1の中袋体の(上)片面に、前記表皮側地で囲われた空間を作り、該空間に第2の中袋体を差し込み、該第2の袋体と第1の中袋体とを、複数個所に配したスナップ釦で係脱自在に固定している。
請求項3記載の考案は、請求項1記載の枕において、表皮側地と一体で形成される第1の中袋体の上下両面のそれぞれに、前記表皮側地に囲われた上部空間7及び下部空間を作り、上部空間には第2の中袋体を差し込み、且つ、下部空間にはウレタンフォーム製の体圧分散調整層として凹凸プロファイルシートを差し込んでなる。
本考案枕は、詰物を充填した複数の袋体を重ね合わせ、前記重ね合わせた袋体を共通の表皮側地で覆ってなる枕において、前記1つの袋体が、詰物出し入れ口を有する襠付きの複数の小室に分割され、個々の小室の詰物を充填取り出し可能としたため、該小室内の詰物量或は詰物の質を使用者の好みに応じて適宜任意に変更することが出来る。
また、本考案枕にあっては、詰物を充填した第1の袋体は、表皮側地と一体に形成され、第1の袋体の上面に前記表側地で包まれる空間を作り、該空間に第2の袋体を差し込み第2の袋体と第1の袋体とを、例えば、4隅コーナー及び枕長辺中央2ケ所に配したスナップ釦で係脱自在に固定したために、ワンタッチ操作で系縛操作を簡単に行うことが出来る。
更に、本考案枕では、表皮側地と一体で形成される第1の袋体の表裏両面のそれぞれに、該表面側地に囲われた空間を作り、1つに空間には第2の袋体を差し込み、且つ、もう一つの空間にはウレタンフォームの凹凸プロファイルシートを、該シートの上側面(頭の重さが加わる面)に凹凸形状にして、差し込んでいるため、頭部から受ける圧を枕の中で分散させ敷き具に伝わり難くしている。
本考案枕の縦断正面図。
本考案枕の、実施の一例を図面と共に次に説明する。
本考案枕1は、詰物2を封入してなる第1,第2の中袋体3,4を体圧分散調整層5に重ね、それらを表皮側地6で覆っているが、その積層状態は次の如くである。第1の中袋体3を中心にして、その両面のそれぞれに、前記表皮側地6に囲われた2つの空間7,8を作り、空間7には第2の中袋体4を差し込み、且つ、もう一つの下部空間8に体圧分散調整層として、ポリウレタンフォームの凹凸プロファイルシート9を差し込んでいる。第1,第2の中袋体3,4は、中に詰め込んだ詰物2の種類或は量等を調整するため襠布12によって適宜容量の小室13に区画し、各区画室ごとに詰物出し入れ口を設け、それぞれにファスナー14が設けられている。
ポリウレタンフォームの上に横たわった時、材料表面に加わる頭の重さは、材料の中を四方八方に拡がり分散させながら、厚さ方向にその力を減衰させて伝わることになる。
頭部の下に置く枕に加わる力は、枕中材詰物材料が硬いと敷き寝具にそのまま力が伝わる。枕と敷き寝具との間にシートを差し込み、シート材料が硬いと加わる力はそのまま下方に伝わるが、柔らかいと下方の敷き寝具に加わる力を減ずることになり体圧分散を調整することができ、該シートを体圧分散調整シートと呼ぶ。
そして、上部空間7に差し込まれた第2の中袋体4は、その外周4隅と中袋体4の長手方向に位置する縁部中央の2箇所の計6箇所に設けたスナップ釦11によって、表皮側地6の該当位置に設けられているスナップ釦11と系縛固定される。スナップ釦11で系縛する手段はワンタッチで操作でき簡単ではあるが、スナップ釦11の脱着力が強過ぎる場合は着脱し難く、脱着時の枕生地の破損に通じる恐れがあり、弱過ぎると外れ易い。スナップ釦が外れ表皮と側地とがずれた場合でもずれに伴う微少な圧力変化を調整してくれる手段として2層よりなる中袋に体圧分散調整層5をもう1層加え3層の積層枕とすることで頭部や頸部にかかる圧力を軽減する枕となる。
前記ポリウレタンフォームは、凹凸プロファイルシートが好ましく、体圧分散調整層5として3層の積層枕とすることで頭部や頸部にかかる圧力を軽減する。
ポリウレタンフォームは、原料のポリオールとイソシアネートとを主成分に、発泡剤、整泡剤、触媒、着色剤などを混合させながら発泡させ、様々な特性を有するポリウレタンフォームが得られ本発明の分野で多用されている。その特性は、硬さ(N:ニュートン)、密度(kg/cm3)、反発弾性率(%)などで表現され、JIS K6401,JIS K7222,JIS K6400に準拠して評価する。
体圧分散調整層5としてのポリウレタン凹凸プロファイルシート9は、第1の中袋体3と第2の中袋体4の下部に設けることにより、第1の中袋体3と第2の中袋体4の積層状態がズレたり、スナップボタンが外れ表皮と側地とがずれた場合などの微少な位置のズレに伴う圧力変化を分散させて調節してくれる部材であり、ポリウレタンフォーム表面に凹凸プロファイル形状を施したシートが好ましい。
個人個人の後頭部や頸部形状に合わせる際、10mm〜30mm厚さで、JIS K6401-2(D法)に準拠した25%圧縮時硬度15〜40Nのポリウレタンフォーム製の凹凸プロファイルシート9として、枕の中に組み込まれ、上部にある第1の中袋体3と第2の中袋体4を介して枕の頭部や頸部に加わる圧力を分散させるためのものであり、第1の中袋体3、第2の中袋体4とプロファイルシート9とを合わせて体圧を調節できる。
本考案の枕は、枕に頭を載せた時、枕上部にある第1の中袋体3と第2の中袋体4を介して頭部や頸部に伝わる微少な圧力変化を感じさせないようにするものであり、更には、本考案の枕を使用することで、枕の下に位置する敷き寝具への圧の加わり方が軽減され、身体全体の体重を支える敷き寝具特性への影響も緩和させるので、同一の枕で敷き寝具を替えても寝心地への影響が出にくい枕である。
人は、横に寝た時、凡そ、頭部:胸部:臀部:足部に対して8:33:44:15の比率で体重が敷き寝具に加わり、体重60kgの人では、頭部から頸部を支える枕に約5kg、胸部に20kg、臀部に25kg、足部に9kgの荷重がかかることになる。
頭部と胸部は頸部で繋がっており、頭部では枕と敷き寝具に圧が加えられ、胸部、臀部、足部では、敷き寝具にのみそれぞれの重さが加えられて変形するが、頭部と胸部との変形量の違いは、頸部への負担となり、枕と敷き寝具の沈み込みのバランスは大切であり、折角、枕の高さを調節しても、敷き寝具を替えると微妙な相違を感じることになる。
枕は頭の重さを支え頸椎を固定することが大事であり、枕の重さ約5kgを支えるのに、JIS K6401-2(D法)準拠の25%圧縮時の硬さは40〜60N程度の部材が使われている。
一方、敷き寝具としては身体全体を支え、枕に用いるよりも硬めの25%圧縮時硬度50〜130N程度の部材が使われている。
本考案では、枕や敷き寝具に用いられるウレタンフォーム材料よりも、25%圧縮時硬度が低い15〜40Nで、10mm〜30mm厚さのポリウレタンフォームシートを積層枕の下部に配し、さらに該シートの上側表面(頭の重さが加わる面)に凹凸プロファイル形状を配することで、頭部から受ける圧を枕の中で分散させ、敷き寝具に伝わり難くする工夫を施している。
シート表面が平らであると、荷重を受けたとき、その部分が沈み込むと同時に荷重を受けた部分の周囲の部分を引き込むことにより周囲の部分も変形し、該部の伸張弾性力が荷重部分の圧縮弾性力に影響を及ぼし、荷重部分の見掛上の圧縮弾性力が大きくなる。これは、材料の表面張力によるものであり、荷重拡散度と呼ばれ平らなウレタン表面の欠点であり、ポリウレタンフォームに凹凸プロファイル加工を施すことで、加わる荷重の大きさに比例してウレタンフォームが変形する。したがって、後頭部、頸椎部分に加わる荷重の大きさで枕が変形することになり、枕としてしっかと後頭部や頸椎部を支え、寝心地も良く、敷きふとんとにフィットしやすい枕となる。
なお、本考案に用いるウレタンフォームは、反発弾性率5%程度の所謂低反発ウレタンフォームではなく、通常のウレタンフォームで、プロファイル加工しやすい25%圧縮時硬度50〜90N程度の通常のウレタンフォームが好ましい。
1 枕
2 詰物
3 第1の中袋体
4 第2の中袋体
5 体圧分散調整層
6 表皮側地
7 上部空間
8 下部空間
9 ウレタンフォームの凹凸プロファイルシート
11 スナップ釦
12 襠布
13 小室
14 ファスナー

Claims (3)

  1. 詰物を充填した複数の中袋体を重ね合わせ、前記重ね合わせた中袋体を共通の表皮側地で覆ってなる枕において、前記一つの中袋体が、詰物出し入れ口を有する襠付きの複数の小室に分割され、個々の小室の詰物を充填取り出し可能とし、該小室内の詰物封入量を選択調整することを可能としたことを特徴とする枕。
  2. 詰物を充填した第1の中袋体は、表皮側地と一体に形成され、第1の中袋体の(上)片面に、前記表皮側地で囲われた空間を作り、該空間に第2の中袋体を差し込み、該第2の袋体と第1の中袋体とを、複数個所に配したスナップ釦で係脱自在に固定したことを特徴とする請求項1記載の枕。
  3. 表皮側地と一体で形成される第1の中袋体の上下両面のそれぞれに、前記表皮側地に囲われた上部空間及び下部空間を作り、上部空間には第2の中袋体を差し込み、且つ、下部空間にはウレタンフォームの凹凸プロファイルシートを差し込んでなることを特徴とする請求項1記載の枕。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020025750A (ja) * 2018-08-13 2020-02-20 株式会社エイティー今藤 クッション体

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