JP3199319B2 - 多軸多系統数値制御方法 - Google Patents
多軸多系統数値制御方法Info
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- Numerical Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は数値制御装置を備えた工作機械の制御方法で
あり、さらに詳しくは多軸多系統を制御する方法に関す
る。 〔従来の技術〕 従来の数値制御(以下「NC」とする)装置におけるNC
方法では、複数の可動軸を1つの制御対象とする制御系
統(以下系統とする)を構成したり、構成された複数の
系統を同時に動作させるとともに各系統間で工程の待ち
合わせを行うことができるものはなかった。 しかしながら近年、一部ではあるが、初期状態で任意
の軸で系統を構成したり、また各系統間で待ち合わせを
可能にしたものが紹介され始めている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記後者のNC装置の登場により従来のNC装置装置に比
べ、種々の加工が同時に行え、さらに系統間で待ち合わ
せを行っての加工が可能なためアイドルタイム、タクト
タイムの短縮につながった。しかしながら、このNC装置
は複数軸で系統が構成できるといっても初期状態におい
てのみであり、加工途中で系統を組み換えるということ
はできなかった。 また同一方向に配置された軸の送り速度に関しても加
工の際、複数の送り軸が関係してくる場合があり、その
場合には相対速度や相対位置を考慮してプログラムを作
成しなければならなかった。 本発明は上記のような問題点を解説するためになされ
たもので、より効率的に加工が行え、さらに系統内の送
り軸どうしの相対速度や相対位置を気にせずにプログラ
ムできる方式を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するため本発明は、3軸以上の可動軸
をそれぞれ1軸以上選択設定し複数の制御系統を構成す
るステップと、前記複数の制御系統で選択設定された可
動軸の少なくとも1つからの停止信号を受けて前記複数
の制御系統を構成する選択設定された可動軸から、ある
いは該可動軸と前記複数の制御系統に選択設定されなか
った可動軸とから選択設定し、新たな制御系統を構成す
るステップとを設け、さらに前記複数の制御系統間で待
ち合わせ条件が満足されるまで時間的同期を取る待ち合
わせを行うステップを設け、またさらに相対動作をする
可動軸の動作の量を相対動作の内容と、相対動作の量
と、相対動作させる対象の可動軸の動作の量とから計算
して求め動作させるステップを設けこれらのステップを
組み合わせた多軸多系統数値制御方法で3軸以上の可動
軸を有する工作機械を制御する。 〔実施例〕 以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。 第1図は本発明の概念を示す説明図である。プログラ
ム内において登録された各命令は演算処理部によって処
理され、その結果機械上の可動軸は系統を構成し、以降
待ち合わせや相対動作の量(座標位置及び速度)の計算
を行いながらプログラム通り動作する。第2図は本発明
による制御方法を実施可能なNC装置を有するNC自動旋盤
の概略図である。ベット12上にはZ1軸方向に摺動可能な
第1主軸台1、この第1主軸台1の摺動方向と平行なZ3
軸方向に摺動可能な第2主軸台9、第1主軸台1の摺動
方向に直交するX1軸方向に摺動可能な第1刃物台2、X1
軸方向に平行なX2軸方向及びZ1軸方向に平行なZ2軸方向
に摺動可能な第2刃物台8、およびガイドブッシュ10が
配置されている。 被加工物5は第1主軸台1の図示しないチャックによ
り保持され、さらにガイドブッシュ10により支持されて
いる。また被加工物11は第2主軸台9の図示しないチャ
ックにより保持されている。これらの被加工物5、11は
第1タレット3および第2タレット7により割り出され
た工具4及び工具6によって加工される。 第3図(a)、(b)は第2図で説明したNC自動旋盤
による加工方法の一実施例及び他の実施例である。 (a) 2制御系統による加工例 第1主軸台1と第1刃物台2による加工及び第1主軸
台1と第2刃物台8による同時加工の例で第3図(a)
に示す。Z1軸とX1軸の補間動作を実行させることにより
工具4で被加工物5の外径を切削し、これと同時にZ2軸
とX2軸の補間動作を実行させることにより工具6で被加
工物5の外径を切削するものである。この場合、同時切
削する制御系統は(X1、Z1)と(X2、Z2)の2系統構成
されることになる。またZ2軸の送り速度はZ1軸の送り速
度と相対速度で示された被加工物5に対する工具6の切
削送り速度から計算により求めたものでなければならな
い。 (b) 3制御系統による加工例 第1主軸台1と第1刃物台2による加工及び第1主軸
台1と第2刃物台8、第2主軸台9と第2刃物台8によ
る同時加工の例で第3図(b)に示す。Z1軸とX1軸の補
間動作により工具4で被加工物5の外径を切削すると同
時に、Z1軸に対するZ2軸の相対動作、Z1軸及びZ2軸に対
するZ3軸の相対動作により工具6で被加工物5及び11に
穴あけ加工するものである。この場合、同時動作する制
御系統は(X1、Z1)、(X2、Z2)と(Z3)の3系統構成
される。 このとき、Z2軸の送り速度はZ1軸の送り速度と相対速
度で示された被加工物5に対する工具6の切削送り速度
から計算により求めたもの、Z3軸の送り速度は上記で算
出したZ2軸の送り速度と相対速度で示された被加工物11
に対する工具6の切削送り速度から計算により求めたも
のでなければならない。また、被加工物5の外径切削が
終了すれば、Z1軸とZ3軸を入れ換え、新たに制御系統を
組み直し、被加工物11の外径切削を行う。 上記の第3図(a)、(b)はNC自動旋盤を用いた一
実施例であって、本発明はこの2つの例に限定されるも
のではなく、一般に行われているような他の加工につい
ても同様に用いられることは言うまでもない。また、本
実施例では軸の動きは2次元的なものであるがマシニン
グセンタやフライス盤のような3次元的動きに対しても
何ら問題なく用いることができる。 本発明の内容が理解しやすいようにまず加工方法を説
明したが、実際に数値制御を実施するためのプログラム
作成の方法について上記の第3図(b)を例にとって第
4図〜第5図で説明する。 第4図はプログラムを作成するにあたってのフローチ
ャートである。これについて以下に述べる。 I) 加工に応じた制御系統として(X1、Z1)、(X2、
Z2)、(Z3)の3つに分けそれぞれ系統宣言を行い各制
御系統で制御する可動軸を選択設定する。本実施例では
配置してあるすべての軸を系統宣言したが、当初使わな
い軸を残しておいて、後で必要とするときに系統宣言に
より選択設定することがあっても構わない。→、、
II) 加工に応じて系統分けした系統1(被加工物5の
外径切削)、系統2(被加工物5の穴あけ加工)、系統
3(被加工物11の穴あけ加工)のそれぞれの加工待機位
置への軸移動を行う。→、、 III) 系統1は系統2、系統3の待機位置移動が完了
したのを確認した後加工を始めるので、ここで待ち合わ
せを行う。そして確認とともに加工が始まる。→、 IV) 系統2では第3図(a)に示されているように第
2刃物台8が第1主軸台1に対してZ1軸方向に指定され
た切削送り速度になるように相対動作を行わなければな
らないので、相対動作の量と主軸台の動作の量から計算
(速度、座標位置について)が行われ動作の量が求めら
れる。→ 同様に系統3では第2主軸台9の相対動作の量から計
算が行われ第2主軸台9の動作の量が求められる。→ V) 系統2、系統3では、加工開始の座標の確認がと
れるまで待ち合わせが行われ、そして確認がとれた後加
工が始まる。→、、、 VI) 系統1の加工が終了するとZ1軸は定位置に退避
し、新たな系統宣言をするために系統3の加工終了との
待ち合わせが行われる。→、 VII) 待ち合わせの確認が完了すると新たな制御系統
の組み換えを行う。そして組み換えにより新たに系統3
となるZ1軸は明らかに停止状態であるので待ち合わせは
省略できる。ただし、あらかじめZ1軸を系統宣言してお
き、穴あけ加工の終了と待ち合わせをさせる動作の入
ったプログラムが作成してあれば、新たに系統3を組む
ことはない。→、 VIII) 系統3ではZ1軸の待機位置退避が行われ、系統
2ではそれぞれの待ち合わせにより確認してX2、Z2軸の
待機位置退避が行われる。→、、 IX) 系統1では系統2、系統3待機位置移動を待ち合
わせにより確認して次の加工のための待機位置移動を行
う。→、 X)そして、必要であれば第2主軸加工用工具(図示せ
ず)を選択した後被加工物11(第3図参照)の外径切削
を行い、加工が終了するとX1、Z3軸の待機位置退避を行
い終了する。その時すでに系統2、系統3の工程は終了
している。→、、、、 上記実施例では、系統2、系統3は待機位置移動の後
プログラムを終了したが、第2タレット7(第3図参
照)をインデックスして別の工具を用意することにより
被加工物5、11の端面を被加工物11の外径切削中に切削
することも可能である。 以上のフローチャートを基に作成したプログラムを第
5図(a)、(b)、(c)に示す。左端の番号がフロ
ーチャートの番号に対応している。本発明による指令を
以下に説明する。 イ) 系統宣言指令−G930.1(X1、Z1) 930が系統宣言を表し、少数点以下の数学が系統の種
別を表している。そして系統として構成するため選択設
定する軸を( )で指定する。この指令は上記フローチ
ャートでも示したように初期状態だけではなく任意の時
点での宣言が可能である。ただし関与する軸の動作およ
び干渉等を考慮して宣言しなければならない。 ロ) 待ち合わせ指令− G911(X□□□Z□□□Q200)(Z□□□Q300) 911が待ち合わせを表し、待ち合わせをさせたい工程
のシーケンスナンバーをQで指定する。待ち合わせ条件
のポイントをX、Z等の軸名称とそれに続いて座標を入
力することで指定する。座標は指定する工程の最終ポイ
ントに限らず途中のポイントを指定することも可能であ
る。 ハ) 相対動作指令− G940(G930.1*G930.2/Z2=Z2+Z1) 940は相対動作指令を表し、( )内で条件を指定す
る。/の左側には相対動作の関係にある系統を*を用い
て指定する。同じ系統内で相対動作をとる場合はその系
統名を1つ入力するだけで良い。/の右側では相対動作
の内容ここでは相対動作の量から動作の量を求める計算
式を直接指定する。勿論番号や記号を使い間接的に指定
することも可能である。計算により求めた動作の量は速
度と座標位置に対するものである。Z1軸の動作(この場
合系統1での動作)に切削送り速度(=の右側のZ2)を
加えたものがZ2と定義される。したがって、例えばの
ZとFの条件は自分の加工したい条件を相対動作の量で
入力しておけば、自動的にZ1軸の動作から計算したもの
に置き換えられるのである。 本発明の各指令は汎用性を考えGコードとしたが、M
コードや他のコードを使用することは何ら差しつかえな
い。 また、本実施例では系統の構成軸数は2軸以下である
が、3軸以上に対しても同様に行えることは言うまでも
ない。 〔発明の効果〕 以上のように本発明による指令をプログラムに用いれ
ば、複数の軸を任意の時点で系統として構成できるの
で、その都度プログラムを終了させて再び実行させる必
要がなくなる。従ってアイドルタイム等のさらなる向上
が見込まれる。また相対関係にある軸の動作の量を気に
せずに相対動作の量を入力できるのでプログラム作成時
間も短縮でき、また動作の量の計算ミスも防げる。
あり、さらに詳しくは多軸多系統を制御する方法に関す
る。 〔従来の技術〕 従来の数値制御(以下「NC」とする)装置におけるNC
方法では、複数の可動軸を1つの制御対象とする制御系
統(以下系統とする)を構成したり、構成された複数の
系統を同時に動作させるとともに各系統間で工程の待ち
合わせを行うことができるものはなかった。 しかしながら近年、一部ではあるが、初期状態で任意
の軸で系統を構成したり、また各系統間で待ち合わせを
可能にしたものが紹介され始めている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記後者のNC装置の登場により従来のNC装置装置に比
べ、種々の加工が同時に行え、さらに系統間で待ち合わ
せを行っての加工が可能なためアイドルタイム、タクト
タイムの短縮につながった。しかしながら、このNC装置
は複数軸で系統が構成できるといっても初期状態におい
てのみであり、加工途中で系統を組み換えるということ
はできなかった。 また同一方向に配置された軸の送り速度に関しても加
工の際、複数の送り軸が関係してくる場合があり、その
場合には相対速度や相対位置を考慮してプログラムを作
成しなければならなかった。 本発明は上記のような問題点を解説するためになされ
たもので、より効率的に加工が行え、さらに系統内の送
り軸どうしの相対速度や相対位置を気にせずにプログラ
ムできる方式を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するため本発明は、3軸以上の可動軸
をそれぞれ1軸以上選択設定し複数の制御系統を構成す
るステップと、前記複数の制御系統で選択設定された可
動軸の少なくとも1つからの停止信号を受けて前記複数
の制御系統を構成する選択設定された可動軸から、ある
いは該可動軸と前記複数の制御系統に選択設定されなか
った可動軸とから選択設定し、新たな制御系統を構成す
るステップとを設け、さらに前記複数の制御系統間で待
ち合わせ条件が満足されるまで時間的同期を取る待ち合
わせを行うステップを設け、またさらに相対動作をする
可動軸の動作の量を相対動作の内容と、相対動作の量
と、相対動作させる対象の可動軸の動作の量とから計算
して求め動作させるステップを設けこれらのステップを
組み合わせた多軸多系統数値制御方法で3軸以上の可動
軸を有する工作機械を制御する。 〔実施例〕 以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。 第1図は本発明の概念を示す説明図である。プログラ
ム内において登録された各命令は演算処理部によって処
理され、その結果機械上の可動軸は系統を構成し、以降
待ち合わせや相対動作の量(座標位置及び速度)の計算
を行いながらプログラム通り動作する。第2図は本発明
による制御方法を実施可能なNC装置を有するNC自動旋盤
の概略図である。ベット12上にはZ1軸方向に摺動可能な
第1主軸台1、この第1主軸台1の摺動方向と平行なZ3
軸方向に摺動可能な第2主軸台9、第1主軸台1の摺動
方向に直交するX1軸方向に摺動可能な第1刃物台2、X1
軸方向に平行なX2軸方向及びZ1軸方向に平行なZ2軸方向
に摺動可能な第2刃物台8、およびガイドブッシュ10が
配置されている。 被加工物5は第1主軸台1の図示しないチャックによ
り保持され、さらにガイドブッシュ10により支持されて
いる。また被加工物11は第2主軸台9の図示しないチャ
ックにより保持されている。これらの被加工物5、11は
第1タレット3および第2タレット7により割り出され
た工具4及び工具6によって加工される。 第3図(a)、(b)は第2図で説明したNC自動旋盤
による加工方法の一実施例及び他の実施例である。 (a) 2制御系統による加工例 第1主軸台1と第1刃物台2による加工及び第1主軸
台1と第2刃物台8による同時加工の例で第3図(a)
に示す。Z1軸とX1軸の補間動作を実行させることにより
工具4で被加工物5の外径を切削し、これと同時にZ2軸
とX2軸の補間動作を実行させることにより工具6で被加
工物5の外径を切削するものである。この場合、同時切
削する制御系統は(X1、Z1)と(X2、Z2)の2系統構成
されることになる。またZ2軸の送り速度はZ1軸の送り速
度と相対速度で示された被加工物5に対する工具6の切
削送り速度から計算により求めたものでなければならな
い。 (b) 3制御系統による加工例 第1主軸台1と第1刃物台2による加工及び第1主軸
台1と第2刃物台8、第2主軸台9と第2刃物台8によ
る同時加工の例で第3図(b)に示す。Z1軸とX1軸の補
間動作により工具4で被加工物5の外径を切削すると同
時に、Z1軸に対するZ2軸の相対動作、Z1軸及びZ2軸に対
するZ3軸の相対動作により工具6で被加工物5及び11に
穴あけ加工するものである。この場合、同時動作する制
御系統は(X1、Z1)、(X2、Z2)と(Z3)の3系統構成
される。 このとき、Z2軸の送り速度はZ1軸の送り速度と相対速
度で示された被加工物5に対する工具6の切削送り速度
から計算により求めたもの、Z3軸の送り速度は上記で算
出したZ2軸の送り速度と相対速度で示された被加工物11
に対する工具6の切削送り速度から計算により求めたも
のでなければならない。また、被加工物5の外径切削が
終了すれば、Z1軸とZ3軸を入れ換え、新たに制御系統を
組み直し、被加工物11の外径切削を行う。 上記の第3図(a)、(b)はNC自動旋盤を用いた一
実施例であって、本発明はこの2つの例に限定されるも
のではなく、一般に行われているような他の加工につい
ても同様に用いられることは言うまでもない。また、本
実施例では軸の動きは2次元的なものであるがマシニン
グセンタやフライス盤のような3次元的動きに対しても
何ら問題なく用いることができる。 本発明の内容が理解しやすいようにまず加工方法を説
明したが、実際に数値制御を実施するためのプログラム
作成の方法について上記の第3図(b)を例にとって第
4図〜第5図で説明する。 第4図はプログラムを作成するにあたってのフローチ
ャートである。これについて以下に述べる。 I) 加工に応じた制御系統として(X1、Z1)、(X2、
Z2)、(Z3)の3つに分けそれぞれ系統宣言を行い各制
御系統で制御する可動軸を選択設定する。本実施例では
配置してあるすべての軸を系統宣言したが、当初使わな
い軸を残しておいて、後で必要とするときに系統宣言に
より選択設定することがあっても構わない。→、、
II) 加工に応じて系統分けした系統1(被加工物5の
外径切削)、系統2(被加工物5の穴あけ加工)、系統
3(被加工物11の穴あけ加工)のそれぞれの加工待機位
置への軸移動を行う。→、、 III) 系統1は系統2、系統3の待機位置移動が完了
したのを確認した後加工を始めるので、ここで待ち合わ
せを行う。そして確認とともに加工が始まる。→、 IV) 系統2では第3図(a)に示されているように第
2刃物台8が第1主軸台1に対してZ1軸方向に指定され
た切削送り速度になるように相対動作を行わなければな
らないので、相対動作の量と主軸台の動作の量から計算
(速度、座標位置について)が行われ動作の量が求めら
れる。→ 同様に系統3では第2主軸台9の相対動作の量から計
算が行われ第2主軸台9の動作の量が求められる。→ V) 系統2、系統3では、加工開始の座標の確認がと
れるまで待ち合わせが行われ、そして確認がとれた後加
工が始まる。→、、、 VI) 系統1の加工が終了するとZ1軸は定位置に退避
し、新たな系統宣言をするために系統3の加工終了との
待ち合わせが行われる。→、 VII) 待ち合わせの確認が完了すると新たな制御系統
の組み換えを行う。そして組み換えにより新たに系統3
となるZ1軸は明らかに停止状態であるので待ち合わせは
省略できる。ただし、あらかじめZ1軸を系統宣言してお
き、穴あけ加工の終了と待ち合わせをさせる動作の入
ったプログラムが作成してあれば、新たに系統3を組む
ことはない。→、 VIII) 系統3ではZ1軸の待機位置退避が行われ、系統
2ではそれぞれの待ち合わせにより確認してX2、Z2軸の
待機位置退避が行われる。→、、 IX) 系統1では系統2、系統3待機位置移動を待ち合
わせにより確認して次の加工のための待機位置移動を行
う。→、 X)そして、必要であれば第2主軸加工用工具(図示せ
ず)を選択した後被加工物11(第3図参照)の外径切削
を行い、加工が終了するとX1、Z3軸の待機位置退避を行
い終了する。その時すでに系統2、系統3の工程は終了
している。→、、、、 上記実施例では、系統2、系統3は待機位置移動の後
プログラムを終了したが、第2タレット7(第3図参
照)をインデックスして別の工具を用意することにより
被加工物5、11の端面を被加工物11の外径切削中に切削
することも可能である。 以上のフローチャートを基に作成したプログラムを第
5図(a)、(b)、(c)に示す。左端の番号がフロ
ーチャートの番号に対応している。本発明による指令を
以下に説明する。 イ) 系統宣言指令−G930.1(X1、Z1) 930が系統宣言を表し、少数点以下の数学が系統の種
別を表している。そして系統として構成するため選択設
定する軸を( )で指定する。この指令は上記フローチ
ャートでも示したように初期状態だけではなく任意の時
点での宣言が可能である。ただし関与する軸の動作およ
び干渉等を考慮して宣言しなければならない。 ロ) 待ち合わせ指令− G911(X□□□Z□□□Q200)(Z□□□Q300) 911が待ち合わせを表し、待ち合わせをさせたい工程
のシーケンスナンバーをQで指定する。待ち合わせ条件
のポイントをX、Z等の軸名称とそれに続いて座標を入
力することで指定する。座標は指定する工程の最終ポイ
ントに限らず途中のポイントを指定することも可能であ
る。 ハ) 相対動作指令− G940(G930.1*G930.2/Z2=Z2+Z1) 940は相対動作指令を表し、( )内で条件を指定す
る。/の左側には相対動作の関係にある系統を*を用い
て指定する。同じ系統内で相対動作をとる場合はその系
統名を1つ入力するだけで良い。/の右側では相対動作
の内容ここでは相対動作の量から動作の量を求める計算
式を直接指定する。勿論番号や記号を使い間接的に指定
することも可能である。計算により求めた動作の量は速
度と座標位置に対するものである。Z1軸の動作(この場
合系統1での動作)に切削送り速度(=の右側のZ2)を
加えたものがZ2と定義される。したがって、例えばの
ZとFの条件は自分の加工したい条件を相対動作の量で
入力しておけば、自動的にZ1軸の動作から計算したもの
に置き換えられるのである。 本発明の各指令は汎用性を考えGコードとしたが、M
コードや他のコードを使用することは何ら差しつかえな
い。 また、本実施例では系統の構成軸数は2軸以下である
が、3軸以上に対しても同様に行えることは言うまでも
ない。 〔発明の効果〕 以上のように本発明による指令をプログラムに用いれ
ば、複数の軸を任意の時点で系統として構成できるの
で、その都度プログラムを終了させて再び実行させる必
要がなくなる。従ってアイドルタイム等のさらなる向上
が見込まれる。また相対関係にある軸の動作の量を気に
せずに相対動作の量を入力できるのでプログラム作成時
間も短縮でき、また動作の量の計算ミスも防げる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概念を示す説明図、第2図は本発明に
よるNCプログラムを用いたNC自動旋盤の概略図、第3図
(a)、(b)は第2図で説明したNC自動旋盤による加
工方法の一実施例及び他の実施例を示す概略図、第4図
は第3図(b)に示した加工のためのフローチャート、
第5図(a)、(b)、(c)は第4図に示したフロー
チャートに基づいて作成したプログラムの一実施例であ
る。
よるNCプログラムを用いたNC自動旋盤の概略図、第3図
(a)、(b)は第2図で説明したNC自動旋盤による加
工方法の一実施例及び他の実施例を示す概略図、第4図
は第3図(b)に示した加工のためのフローチャート、
第5図(a)、(b)、(c)は第4図に示したフロー
チャートに基づいて作成したプログラムの一実施例であ
る。
フロントページの続き
(72)発明者 中川 高広
埼玉県所沢市大字下富字武野840 シチ
ズン時計株式会社技術研究所内
合議体
審判長 小林 武
審判官 桐本 勲
審判官 鈴木 孝幸
(56)参考文献 特開 昭60−3006(JP,A)
特開 昭59−81706(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.3軸以上の可動軸を有する工作機械を複数の制御系
統を有する数値制御装置で制御する多軸多系統数値制御
方法において、前記可動軸をそれぞれ1軸以上選択設定
した制御系統を複数構成するステップと、前記複数の制
御系統で選択設定された可動軸の少なくとも1つからの
停止信号を受けて前記複数の制御系統を構成する選択設
定された可動軸から、あるいは該可動軸と前記複数の制
御系統に選択設定されなかった可動軸とから選択設定
し、新たな制御系統を構成するステップと、前記複数の
制御系統間で待ち合わせ条件が満足されるまで時間的同
期を取る待ち合わせを行うステップとを有することを特
徴とする多軸多系統数値制御方法。 2.待ち合わせ条件に動作中に得られる信号を含むこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の多軸多系統数
値制御方法。 3.複数の制御系統を構成する系統宣言指令を少なくと
も系統宣言指令を示す指令コードと選択設定する可動軸
名を含むGコードでし、複数の制御系統間で待ち合わせ
させる待ち合わせ指令を少なくとも待ち合わせ条件と待
ち合わせ条件が満足された時開始する工程名を含むGコ
ードですることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の多軸多系統数値制御方法。 4.3軸以上の可動軸を有する工作機械を複数の制御系
統を有する数値制御装置で制御する多軸多系統数値制御
方法において、前記可動軸をそれぞれ1軸以上選択設定
した制御系統を複数構成するステップと、前記複数の制
御系統で選択設定された可動軸の少なくとも1つからの
停止信号を受けて前記複数の制御系統を構成する選択設
定された可動軸から、あるいは該可動軸と前記複数の制
御系統に選択設定されなかった可動軸とから選択設定
し、新たな制御系統を構成するステップと、相対動作を
する可動軸の動作の量を相対動作の内容と、相対動作の
量と、相対動作させる対象の可動軸の動作の量から計算
して求め動作させるステップとを有することを特徴とす
る多軸多系統数値制御方法。 5.相対動作の量は、速度及び座標位置であることを特
徴とする特許請求の範囲第4項記載の多軸多系統数値制
御方法。 6.複数の制御系統を構成する系統宣言指令を少なくと
も系統宣言指令を示す指令コードと選択設定する可動軸
名を含むGコードでし、相対動作指令は少なくとも相対
動作をさせる対象の可動軸が選択設定されている制御系
統と相対動作の内容を含むGコードでされていることを
特徴とする特許請求の範囲第4項記載の多軸多系統数値
制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31004487A JP3199319B2 (ja) | 1987-12-08 | 1987-12-08 | 多軸多系統数値制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31004487A JP3199319B2 (ja) | 1987-12-08 | 1987-12-08 | 多軸多系統数値制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01150909A JPH01150909A (ja) | 1989-06-13 |
| JP3199319B2 true JP3199319B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=18000487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31004487A Expired - Lifetime JP3199319B2 (ja) | 1987-12-08 | 1987-12-08 | 多軸多系統数値制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3199319B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102010010105A1 (de) | 2009-03-11 | 2010-09-16 | FANUC LTD, Oshino-mura | Numerische Steuerungseinrichtung mit einer Achsrekonfigurationsmöglichkeit |
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-
1987
- 1987-12-08 JP JP31004487A patent/JP3199319B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| DE102010010105B4 (de) * | 2009-03-11 | 2013-06-27 | Fanuc Corporation | Numerische Steuerungseinrichtung mit einer Achsrekonfigurationsmöglichkeit |
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| Publication number | Publication date |
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| JPH01150909A (ja) | 1989-06-13 |
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