JP3200534B2 - 路面切削機 - Google Patents

路面切削機

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JP3200534B2
JP3200534B2 JP08711295A JP8711295A JP3200534B2 JP 3200534 B2 JP3200534 B2 JP 3200534B2 JP 08711295 A JP08711295 A JP 08711295A JP 8711295 A JP8711295 A JP 8711295A JP 3200534 B2 JP3200534 B2 JP 3200534B2
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俊行 青山
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日本鋪道株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスファルト舗装路面
などを再び新たに舗装する際に、既に舗装されているア
スファルト舗装面を切削する路面切削機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】アスファルト舗装路などは、経時変化な
どによりその路面が摩耗やひび割れなどを起こすため
に、定期的にこの舗装面に対して補修工事を行わなけれ
ばならない。この補修工事は、新たなアスファルト舗装
面を舗設する前工程として、既に舗設されているアスフ
ァルト舗装面を削り取る切削オーバーレイ工事を行う
が、この切削オーバーレイ工事では、コールドカッター
と呼ばれる自走式の切削機を用い、アスファルト面を削
り取る。
【0003】この切削機には、複数のカッター歯(ビッ
ト)が外周に配設されたカッタードラムを備えており、
このカッタードラムを回転させることによってアスファ
ルト舗装路面を所定の深さに切削し、既設のアスファル
トを取り除くようになっている。そして、その後、新た
なアスファルトを路面に均一に敷き広げ、規定の厚さに
敷きならして、新たなアスファルト舗装面を形成させる
ことで補修作業が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のアスファルト舗装面を切削する切削機は、車体
の前端または後端に、この車体の前後方向と直交する支
軸にてカッタードラムが配設されており、車体の前後方
向を回転方向とするように設けられていることから、こ
のカッタードラムは、車体の進行方向にアスファルトを
切削する構成とされている。そのため、図7に示すよう
に、カッタードラムCの切削軌跡が、路面Gに対して略
平行で略水平な支軸を中心軸とする横臥した円筒状の連
続した形状となるため、切削終了位置にて、やや湾曲し
た傾斜面状の削り残し部分Aが生じてしまうという欠点
がある。
【0005】特に、高架道路などに舗設されているアス
ファルト舗装面を切削する場合では、この路面が連続し
た1枚板状ではなく、所定距離毎に連結構造とされた路
面となっており、この連結部分が、図7及び図8に示す
ように、鋼製のフィンガージョイントJにて構成されて
いることから、前述した切削機によって、路面を連続し
て切削することができないという問題がある。
【0006】この連結部分を詳述すると、路面Gの端部
となる幅方向の縁にコンクリート製の基部Jaが形成さ
れ、この基部Jaに櫛歯状に多数突設された係合片より
なるフィンガージョイントJを設け、この係合片を互い
に遊嵌状態に繋ぎ合わせることで、連続した路面を形成
するようになっている。
【0007】そのため、この連結部分J及びその前後
は、上述した切削機(C)にて切削を行うことができな
いので、削り残される残留部分Aを、従来では、ブレー
カなどを用いて、作業員の手作業にて削り取る作業を行
っており、幅員の広い路面などでは非常に煩雑な作業と
なるという問題を有している。
【0008】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、アスファルト舗装路の補修工事の際に、既に舗設
されているアスファルト路面を切削し、取り除く際に、
アスファルト路面と連結部分などの境目も自動で切削す
ることができる路面切削機を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図面を参照して説
明する。この発明の路面切削機1は、路面Gの既舗装面
を幅方向に切削する路面切削機において、前記路面G上
を移動自在とする車輪3を有する車体2の進行方向の前
端2a若しくは後端に位置し、前記車体2の進行方向と
直交する幅方向に沿って配設されるガイドレール26
と、該ガイドレール26に案内されて前記車体2の幅方
向に移動自在とされるとともに、前記既舗装面の表面を
所望の深さにて切削するカッタードラム34と、を具備
している。さらに、前記ガイドレール26と前記車体2
との間において、車体2の左右側部に介設される直動機
構により構成され、該車体2に対し、前記ガイドレール
26を所望の角度に傾斜させる角度補正機構を具備して
いる。そして、前記車体2の左右側部に介設される直動
機構の各ロッド15の先端15aには連結ブラケット1
7が取り付けられ、この連結ブラケット17の支持部に
は垂直なガイド軸18が設けられ、該ガイド軸18には
昇降ブロック19が上下方向に摺動自在に設けられ、ま
た、前記連結ブラケット17には昇降シリンダ20が立
設され、この昇降シリンダ20のロッド22の先端に前
記昇降ブロック19が吊下状態に連結され、該各昇降ブ
ロック19には前記ガイドレール26の両端26a,2
6bが接続され、前記ガイドレール26を前記ガイド軸
18に沿って昇降自在としたことを特徴としている。
【0010】また、前記車輪3は、前記車体2の4隅近
傍に設けられ、各々回転駆動するようになっており、こ
れら車輪3の車軸4の軸線方向に対して直交する略垂直
な軸5を備え、該軸5を中心に前記車輪3の軸線方向を
回動自在とする構成とされている。
【0011】
【0012】
【作用】切削する既舗装面上にカッタードラム34が位
置するよう車体2を移動させた後、カッタードラム34
にて、既舗装面の表面の切削を行う。同時にカッタード
ラム34をガイドレール26に沿わせ、車体2の進行方
向と直交する幅方向へ移動させる。そして、カッタード
ラム34は、ガイドレール26に沿う移動とともに、既
舗装面の表面を所望の深さにて、路面の幅方向へと連続
して切削を行う。
【0013】なお、カッタードラム34によって既舗装
面を切削した後、さらに路面の幅がある場合は、各車輪
3に設けられている垂直な軸4をそれぞれ回動させ、車
輪3の軸線方向を変え、車体2を路面の幅方向に、すな
わち、車体2を横方向に移動させ、その後、カッタード
ラム34にて切削を引き続いて行う。
【0014】また、切削する既舗装面の切削部分Aが車
体2の進行方向に対して斜めにある場合では、角度補正
機構7にてガイドレール26を車体2に対して傾斜さ
せ、すなわち、車体2の進行方向に対して斜めとなるよ
うにガイドレール26の角度を変え、その後、切削を行
う。
【0015】
【実施例】図1は本発明による路面切削機の一実施例を
示す概略正面図、図2は同実施例による路面切削機の側
面図、図3は同実施例による路面切削機の一部省略平面
図である。
【0016】まず、この路面切削機1の本体である車体
2には、図4に示すように、4隅近傍に、車輪3がそれ
ぞれ設けられている。これら車輪3には、それぞれ駆動
源(図示せず)が設けられ、各々回転駆動するようにな
っている。また、これら車輪3には車軸4の軸線方向に
対して直交する略垂直な軸としての変向軸5がそれぞれ
設けられている。
【0017】この変向軸5は、車体2に対して回動自在
に設けられるとともに、図示しないステアリング機構に
連結されており、このステアリング機構の操作によっ
て、変向軸5を中心に前記車軸4の方向を回動させ各車
輪3の方向を変更させるようになっている(図4中一点
鎖線)。
【0018】また、各車輪3の前方の一対の車輪3の各
近傍には、図2及び図3に示すように、油圧シリンダよ
り構成されるアウトリガー装置6が、垂直にそれぞれ設
けられている。
【0019】次に、車体2の左右側部の前端2a側に
は、図2及び図3に示すように、角度補正機構7を構成
する断面円形のガイドパイプ9とスライドパイプ10と
を具備するガイド部8がそれぞれ設けられている。ガイ
ドパイプ9は、車体2の左右側部に、軸線方向を車体2
の前後方向と平行として水平に配設されている。
【0020】また、スライドパイプ10は、ガイドパイ
プ9に挿通され、このガイドパイプ9に対して前後方向
に摺動自在に取り付けられており、先端10aが車体2
の前端2aより延出できるようになっている。そして、
このスライドパイプ10の先端10aには、後述する連
結ブラケット17が固設されている。
【0021】また、このガイド部8に近接した車体2の
左右側部には、このガイド部8に平行に沿い、このガイ
ド部8のやや上部に位置して、角度補正機構7を構成す
る直動機構としての油圧シリンダ11が、水平に配設さ
れている。この油圧シリンダ11は、図2及び図3に示
すように、シリンダバレル12のヘッド12a側に垂直
な取付軸13が設けられ、この取付軸13を介し、車体
2の側部に突設されている軸受14に回動自在となって
取り付けられている。また、これら左右の油圧シリンダ
11の各ロッド15は、車体2の前方向に伸展するよう
に設けられ、各ロッド15の先端15aには、垂直な連
結軸16を介してそれぞれ連結ブラケット17が取り付
けられている。
【0022】連結ブラケット17は、車体2の前端2a
より延出するように配設されており、図2に示すよう
に、垂直に長尺な基部17aと、この基部17aの上下
両端に水平に延設される支持部17bとで略コ字状に形
成されている。そして、この連結ブラケット17の基部
17aの背面に、前記ガイド部8のスライドパイプ10
の先端10aが連結されるとともに、油圧シリンダ11
のロッド15が連結軸16を介して回動自在に接続され
ている。
【0023】また、この連結ブラケット17の上下の一
対の支持部17b,17b間には、図2に示すように、
垂直なガイド軸18が設けられている。このガイド軸1
8には、昇降ブロック19が挿着され、ガイド軸18に
沿って上下方向に摺動自在に設けられるとともに、この
ガイド軸18を中心に回動自在となっている。
【0024】また、連結ブラケット17には、上部支持
部17bの上面に、昇降シリンダ20がブラケット21
を介して、ロッド22が下向きとなるように立設されて
いる。この昇降シリンダ20のロッド22先端には、前
記昇降ブロック19が吊下状態に連結され、この昇降ブ
ロック19の昇降を行うようになっている。
【0025】なお、連結ブラケット17と昇降シリンダ
20とを連結するブラケット21は、基端が連結ブラケ
ット17の上部支持部17bに対し回動自在に取り付け
られるとともに、先端側には車体2の幅方向を軸線方向
とする支軸23が設けられ、この支軸23に昇降シリン
ダ20のバレルヘッド24側が固設されており、また、
図1に示すように、昇降シリンダ20のロッド22先端
と昇降ブロック19との連結部分には、昇降シリンダ2
0の軸線方向と直交し、車体2の前後方向に沿う支軸2
5が介設されている。
【0026】次に、左右の連結ブラケット17に昇降自
在に設けられている各昇降ブロック19には、長尺な短
冊形状に形成されているガイドレール26の両端26
a,26bがそれぞれ接続され、このガイドレール26
を車体2の前端2aより前方に位置させて車体2の幅方
向を長手方向とさせた吊下状態で略水平に渡設させてい
る。このガイドレール26の一端26aと、一方の昇降
ブロック19との接続部分は、溶接等の手段にて互いに
固定されており、他端26bと他方の昇降ブロック19
との接続部分には、スライド機構部27を介して連結さ
れている。
【0027】このスライド機構部27は、他方の昇降ブ
ロック19の下面に支持軸28を介して設けられた水平
円板29と、ガイドレール26の他端26b側上面に設
けられ水平円板29を遊嵌状態で挟持する一対の対向す
るガイド溝30とで構成されており、ガイドレール26
の長手方向に沿って形成されるガイド溝30内を水平円
板29が案内されてスライド移動自在となる構成になっ
ている。
【0028】また、ガイドレール26は、図2に示すよ
うに、長手方向に沿う両端縁に位置した下面に、一対の
断面L字状の枠状部材31が対向して設けられ、一対の
レール部32が形成されるとともに、これらレール部3
2の下面に、チェーンなどの凹凸が連続形成されている
ギア状部材33が、レール部32の長手方向に沿って、
すなわち車幅方向にわたって直線状に設けられている。
【0029】なお、このガイドレール26の両端には、
ストッパやリミットスイッチ(図示せず)など、このガ
イドレール26の端部を示す部材が設けられている。
【0030】次に、カッタードラム34は、図2に示す
ように、互いに外側を向いた鉤状先端を有する一対のス
ライド爪35が、基部36の上部に延設され、このスラ
イド爪35によって前記ガイドレール26の一対のレー
ル部32にそれぞれ摺動自在に係合し、このガイドレー
ル26に吊下状態とされるとともに、このガイドレール
26に沿って移動自在となって設けられている。
【0031】また、このカッタードラム34の基部36
には、ガイドレール26の幅方向(短尺方向)と同方向
となる軸線を有する走行モータ37が設けられ、この走
行モータ37に連動連結され、前記一対のスライド爪3
5を貫通して設けられる駆動軸38を回転駆動するよう
になっている。そして、この駆動軸38の両端にはスプ
ロケット39がそれぞれ設けられ、前述したガイドレー
ル26の下面に設けられている一対のギア状部材33に
それぞれ噛合するようになっている。
【0032】また、この基部36の下部には、下方が開
口した略コ字状の軸受部材40が設けられており、この
軸受部材40に前記駆動軸38と平行で水平に渡設され
る軸41にカッター42が設けられている。なお、軸受
部材40の一方の外側には駆動モータ43が設けられ、
この軸41に連結され、カッター42を回転駆動させる
ようになっている。
【0033】カッター42は、所定幅の円筒状に形成さ
れており、その外周面に幅方向及び周方向にそれぞれ所
定ピッチ間隔で切削ビット44が複数配設されている
(図1参照)。なお、このカッタードラム34には、図
1の一点鎖線で表すように、カッター42の全体を覆う
ようにカバー枠45が設けられる。
【0034】また、詳述していないが、この路面切削機
1の車体2には、運転席(図示せず)などが配設されて
いることは言うまでもない。
【0035】次に、上述した路面切削機1の動作につい
て説明する。まず、切削する既舗装面上、すなわち路面
Gの接続部分Jの前後に位置する切削残し部分Aの位置
にカッタードラム34を概略位置するように車体2を移
動させ、位置が略決定された後、アウトリガー装置6を
作動させて、車体2を路面Gに固定させる。
【0036】次に、車体2の左右側部に設けられている
油圧シリンダ11を作動させてスライドパイプ10をガ
イドパイプ9に沿わせ移動させてガイドレール26の位
置を微調整する。
【0037】次にガイドレール26を、一対の昇降シリ
ンダ20を同時に作動させ、ガイド軸18に沿わせて降
下させる。同時に、カッタードラム34のカッター42
を回転駆動させ、既舗装面(A)の切削を開始する。
【0038】昇降シリンダ20は、予め設定される切削
深さ、すなわち既に舗設されているアスファルトの厚さ
である所定距離に達すると降下を停止させる。降下距離
に達した後、走行モータ37は駆動を開始し、カッター
ドラム34がガイドレール26に沿って、車体2の幅方
向へ徐々に移動を開始する。そして、カッター42は、
ガイドレール26に沿う移動とともに、アスファルト面
(A)を路面Gの幅方向へと切削し、ガイドレール26
の他方の端部まで切削を連続して行う。
【0039】次に、カッタードラム34によって、既舗
装面(A)を、ガイドレール26の他端まで切削した
後、さらに、路面Gの幅がある場合は、各車輪3に設け
られている変向軸5を図4中一点鎖線で表すように、そ
れぞれ駆動させ、車輪3の向きを車体2の前後方向に対
し90°変向し、車体2を路面Gの幅方向に、すなわ
ち、車体2を横方向に移動させる。
【0040】そして、移動後、上記同様に、カッタード
ラム34にて切削を引き続いて行う。なお、カッタード
ラム34をガイドレール26の一端から他端に移動させ
ているので、カッター42の回転を停止させ、ガイドレ
ール26を昇降シリンダ20にて上昇させてカッタード
ラム34の位置をガイドレール26の一端側、すなわち
初期の位置となるように作動させる。
【0041】また、カーブ路での切削作業では、図5に
示すように、例えば右カーブ路における路面Gの接続部
分(フィンガージョイント部)Jは、カーブ外側の左側
が奥方となる斜めに設けられるので、まず、車体2の右
側前端側を切削位置に近づけ、切削残し部分(A)の位
置にガイドレール26の端部を概略位置するように設定
させ停車させる。
【0042】次に、前述同様に、アウトリガー装置6を
作動させて、車体2を路面Gに固定させる。
【0043】次に、車体2の左側部に設けられている油
圧シリンダ11を作動させてスライドパイプ10をガイ
ドパイプ9に沿わせ、右側の連結ブラケット17のガイ
ド軸18を回動中心として伸展させ、ガイドレール26
の一端に対して他端を延出させるように回動させて、こ
のガイドレール26を車体2の前端部2aに対して斜め
に、すなわち、路面Gの切削部分Aに対応させて設定さ
せる。
【0044】このとき、油圧シリンダ11の伸展動作に
よる両連結ブラケット17,17間の距離の変動は、両
連結ブラケット17がガイド軸18を有していること
と、一方の連結ブラケット17に連結されている昇降ブ
ロック19にスライド機構部27が設けられていること
から、図6に示すように、水平円板29がガイド溝30
に沿って移動し、これにより距離の変動が吸収され、ガ
イドレール26は右側のガイド軸18を回動中心にスム
ーズに回動し、車体2に対して斜めに変向される。
【0045】そして、前述同様、ガイドレール26を昇
降シリンダ20にてガイド軸18に沿わせて降下させ、
同時に、カッタードラム34のカッター42を回転駆動
させ、既舗装面(A)の切削を開始し、降下距離に達し
た後、走行モータ37にてカッタードラム34をガイド
レール26に沿わせて移動させ、カッター42にてアス
ファルト(A)面を切削し、ガイドレール26の他方の
端部まで切削を連続して行う。
【0046】そして、カッタードラム34によって、既
舗装面(A)を、ガイドレール26の他端まで切削した
後、さらに、路面Gの幅がある場合は、各車輪3に設け
られている変向軸5をそれぞれ駆動させ、車輪3の向き
をガイドレール26の傾斜角度に合わせて変更し、車体
2を斜め方向に、すなわち、車体2を路面連結部Jに沿
わせて移動させる。
【0047】そして、移動後、上述同様に、カッタード
ラム34にて切削を引き続いて行う。
【0048】なお、切削する部分が上記と逆の方向に斜
めとなっている場合は、図6に示す一点鎖線のようにガ
イドレール26を車体2に対して傾斜させ対応させ、切
削を行う。また、切削する路面Gが一様に平坦でない場
合や、切削深さが車幅方向で異なる場合などがある場合
は、一対の昇降シリンダ20のそれぞれの昇降長さを変
えるなど行うことで、所望の切削を行うことができる。
【0049】従ってこのように構成された路面切削機1
では、路面Gを切削するカッタードラム34が車体2の
幅方向に移動可能とされているので、カッタードラムと
車体とが一体に構成されている従来の路面切削機による
アスファルト舗装面の削り残された残留部分Aなどを、
容易に、かつ自動に切削でき取り除くことが可能となる
ので、切削オーバーレイ工事の前処理である既設のアス
ファルトの取り除き作業を短期間で行うことができる。
【0050】また、従来では、カッタードラムと車体と
が一体構成であったが、上述した本実施例の路面切削機
1によれば、ガイド部8や直動機構11を具備している
ので、車体2固定後の微調整が可能となり、施工開始が
迅速に行え、かつ正確な位置決めを行うことができる。
【0051】また、高架道路などの連結部分Jの前後部
分に対してもカッタードラム34が車体2の幅方向に移
動する構成であるので、削り残されるアスファルトが無
くなり、煩雑な手作業などが不要になる。
【0052】さらに、車輪3のそれぞれに変向軸5を設
けたので、車体2の進行方向を自由に変更できることと
なり、幅員の広い路面に対しても、迅速に切削作業を進
行させることができる。
【0053】また、カッタードラム34が移動するガイ
ドレール26の向きを、車体2の側部に設けたガイド部
8及び油圧シリンダ(直動機構)11にて、車体2の進
行方向に対して斜めに設定することができることから、
切削部分に対する車体2の向きに係わらず、常に切削部
分に対応させて切削が行え、正確な切削作業を行うこと
が可能となる。
【0054】なお、上述した実施例では、車体2に対し
てガイドレール26が斜めに移動可能とされる例につい
て述べ、この機構に水平円板29とガイド溝30とを組
み合わせたスライド機構部27について説明したが、こ
れに限ることはなく、ガイドレール26の長手方向に連
結ブラケット17とガイドレール26の端部との接続部
分がスライド移動を行う機構が設けられればよい。
【0055】また、上述した実施例では、カッタードラ
ム34及びこのカッタードラム34の移動を案内するガ
イドレール26が車体2の前端部2aに配設されている
例について述べたが、車体2の後端に配設される構成と
してもよい。
【0056】さらに、上述した実施例では、角度補正機
構7として、ガイド部8と直動機構(油圧シリンダ)1
1とで構成した例について述べたが、これに限ることは
なく、例えばガイドレール26の中央に車体2側に延出
する軸支部を設け、車体2に回動自在に連結させるとと
もに、この回動を制御するような構成としてもよい。こ
の場合もガイドレール26の回動を案内するガイド部な
どを設けることで正確な傾斜角度を設定させることがで
きる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明による路面切
削機では、路面を切削するカッタードラムが車体に対し
て移動自在で、しかも車体の幅方向に移動可能とされて
いるので、カッタードラムと車体とが一体に構成されて
いる従来の路面切削機によるアスファルト舗装面の削り
残された残留部分などを、容易に、かつ自動に切削でき
取り除くことが可能となり、切削オーバーレイ工事の前
処理である既舗設のアスファルトの取り除き作業を短時
間で行うことができるという効果がある。
【0058】また、高架道路などの連結部分の前後部分
に対してもカッタードラムが車体の幅方向に移動する構
成であることから、削り残される残留部分などなく、全
て自動化されるので、煩雑な手作業などが不要になり、
省人化,省力化を図ることができるという効果がある。
【0059】さらに、車輪のそれぞれに垂直な軸を設
け、この軸を中心に車輪の軸線方向を回動自在としたの
で、車体の進行方向を自由に変更できることとなり、幅
員の広い路面に対しても、車体を横方向に移動させるの
みで、切削作業を開始させることができ、迅速に切削作
業を進行させることができ、切削作業性が向上するとい
う効果がある。
【0060】また、カッタードラムが移動するガイドレ
ールの向きを、車体とガイドレールとの間に介設した角
度補正機構にて、車体の進行方向に対して斜めに設定す
ることができることから、車体の向きに係わらず、カー
ブ路などあらゆる角度に対応でき、常に切削部分に対応
させて切削が行うことができることから、従来手作業で
あった切削作業が自動化でき、かつ正確な切削作業を行
うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による路面切削機の一実施例を示す一部
省略正面図
【図2】同実施例による路面切削機の側面図
【図3】同実施例による路面切削機の一部省略平面図で
ある。
【図4】同実施例による路面切削機の概略平面図
【図5】同実施例による路面切削機の動作説明図
【図6】同実施例による路面切削機の動作説明図
【図7】従来の路面切削機による路面切削状態の断面図
【図8】路面の接続部分の平面図
【符号の説明】
1…路面切削機 2…車体 2a…前端 3…車輪 4…車軸 5…軸(変向軸) 7…角度補正機構 26…ガイドレール 34…カッタードラム G…路面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 23/12 E01C 23/09

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面の既舗装面を幅方向に切削する路面
    切削機において、 前記路面上を移動自在とする車輪を有する車体の進行方
    向の前端若しくは後端に位置し、前記車体の進行方向と
    直交する幅方向に沿って配設されるガイドレールと、 該ガイドレールに案内されて前記車体の幅方向に移動自
    在とされるとともに、前記既舗装面の表面を所望の深さ
    にて切削するカッタードラムと、前記ガイドレールと前記車体との間において、車体の左
    右側部に介設される直動機構により構成され、該車体に
    対し、前記ガイドレールを所望の角度に傾斜させる角度
    補正機構と、 を具備し、前記車体の左右側部に介設される前記直動機
    構の各ロッドの先端には連結ブラケットが取り付けら
    れ、この連結ブラケットの支持部には垂直なガイド軸が
    設けられ、該ガイド軸には昇降ブロックが上下方向に摺
    動自在に設けられ、また、前記連結ブラケットには昇降
    シリンダが立設され、この昇降シリンダのロッドの先端
    に前記昇降ブロックが吊下状態に連結され、該各昇降ブ
    ロックには前記ガイドレールの両端が接続され、前記ガ
    イドレールを前記ガイド軸に沿って昇降自在としたこと
    を特徴とする路面切削機。
  2. 【請求項2】 前記車輪は、前記車体の4隅近傍に設け
    られ、各々回転駆動するようになっており、これら車輪
    車軸の軸線方向に対して直交する略垂直な軸を備え、
    該軸を中心に前記車輪の軸線方向を回動自在とすること
    を特徴とする請求項1記載の路面切削機。
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