JP3201867B2 - 核酸分析方法 - Google Patents

核酸分析方法

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JP3201867B2
JP3201867B2 JP08443393A JP8443393A JP3201867B2 JP 3201867 B2 JP3201867 B2 JP 3201867B2 JP 08443393 A JP08443393 A JP 08443393A JP 8443393 A JP8443393 A JP 8443393A JP 3201867 B2 JP3201867 B2 JP 3201867B2
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秀記 神原
和宣 岡野
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は核酸、特にmRNA(メ
ッセンジャーRNA)の種類と量を検出する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生体の活動の青写真はDNA中に書き込
まれている。生体は外部刺激等を受けて種々の生体活動
を行うが、その際その活動に関与するmRNAがまず増
加し、それに対応した蛋白が生成されて生体活動が実行
される。すなわち活動中の細胞は状況に応じて種々のm
RNAを作り出しており、細胞中のmRNAの種類と量
は細胞活動のフィンガープリントのようなもので、mR
NAの種類と量を知ることにより細胞あるいは組織の状
態を把握することができる。また、種々の状態を支配し
ているmRNA及びそれが作りだす蛋白質を知ることに
より、病気の治療や生体コントロールに関する知見を得
ることができ、応用の点からしてもmRNAの種類と量
を検出する方法を確立することは重要である。しかし、
活動中のmRNAを分析するのは手間がかかり大変な労
力を必要とする。
【0003】従来法では注目事象に関連する蛋白質を捉
え、これをコードするmRNAを調べる方法が取られて
いた。この方法によると、注目するmRNAにハイブリ
ダイズするDNA(あるいはRNA)プローブを作製す
る。プローブには放射性標識が付けられている。そし
て、mRNAが生体の種々の活動過程でどのように増減
するかを調べて、その役割を推定するが、mRNAの検
出にはノーザンブロットが用いられる。すなわち、生体
から抽出したすべてのmRNAをアガロースゲル電気泳
動で分離し、ナイロンフィルター等に分離したmRNA
のパターンを転写する。次いで、特定のmRNAにハイ
ブリダイズする放射性標識されたDNAプローブをふり
かけて目的とするmRNAにハイブリダイズさせ、その
mRNAを標識する。その後、感光フィルムで覆って標
識mRNAの位置を感光フィルムに転写し、それを調べ
ることにより目的とするmRNAの有無あるいは増減な
どを調べていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来法は、mRN
Aの有無の調査をDNAプローブがハイブリダイズした
か否かで行うため、一度に一種類のmRNAしか調べる
ことができなかった。しかし、生体中では種々のmRN
Aがそれを基に生成される蛋白質を通して相互に影響し
ながら働いている。このため生体機能を理解し、病気の
治療指針や診断法を開発するには、各生活サイクルの中
で種々のmRNAの存在量を知る必要がある。すなわち
単一のmRNAだけなく数十あるいは数百のmRNAの
存在量の変化を同時に捉える必要があり、これを可能と
する手法の開発が望まれている。
【0005】本発明は、このような要請に応えてmRN
Aの種類と存在量を同時に調べることができるmRNA
分析方法を提供することを目的とする。なお、本明細書
ではmRNAとそのc−DNA(相補DNA)を共に含
む用語として「核酸」という用語を用いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、目的とする複数のmRNAまたはc−D
NA(相補DNA)すなわち核酸の各々にハイブリダイ
ズさせるDNAプローブの移動度を変化させ、電気泳動
により識別できるようにして、複数の核酸を識別し同時
分析する。DNAプローブの移動度を変化させる手段と
しては、プローブの長さをそれぞれ変えることによって
もよいし、プローブのリン酸基あるいは塩基部分、糖部
分の一部にアミノ基と反応する化学物質を結合させてプ
ローブ全体としての移動度を変化させることによっても
よいし、リンカー部分の長さを変えることによってもよ
い。
【0007】核酸にハイブリダイズしたDNAプローブ
だけを取りだし、複数の核酸の各々にハイブリダイズし
たDNAプローブを複数の核酸の各々から昇温により核
酸から脱離(遊離)せしめた後、電気泳動させ移動度の
差によりDNAプローブを分離検出し、これらDNAプ
ローブの定量と定性分析を行うことにより核酸の種類と
存在量を調べる。
【0008】核酸は混合物のまま用いてもよいが、アガ
ロースゲル電気泳動で核酸を長さ分離して分画してから
DNAプローブをハイブリダイズさせ、前記と同様の手
順で分析することもできる。また、それぞれ移動度の異
なる複数のDNAプローブをハイブリダイズさせた複数
の核酸をアガロースゲル電気泳動によって分離し、次い
で複数の核酸にハイブリダイズしたDNAプローブを複
数の核酸の各々から昇温により遊離せしめた後、電気泳
動させ移動度の差によりDNAプローブを分離検出する
ことにより、核酸のサイズとDNAプローブのサイズに
よって2次元的に分析を行い、核酸の種類と存在量を調
べる。
【0009】各DNAプローブは放射性標識物、螢光
体、色素、化学発光物質等で標識される。電気泳動分離
されたDNAプローブは、各DNAプローブに標識され
た標識物による放射線、蛍光、光吸収、化学発光等を検
出することによって検出、識別される。
【0010】
【作用】核酸の種類を識別するのにハイブリダイズした
DNAプローブの泳動速度の差を利用するので、数百の
プローブ、したがって数百の核酸を一度に分離検出する
ことができる。また、DNAプローブの標識を蛍光体で
行ない、蛍光体の種類を変えその発光波長を変化させる
ことにより、DNAプローブの長さと蛍光体の種類(蛍
光波長)の2つの要素の組合せで1000近い数のDN
Aプローブを作ることができ、これら異なるDNAプロ
ーブを目的とする複数の核酸の各々にハイブリダイズさ
せ、核酸にハイブリダイズしたDNAプローブだけを取
りだし、昇温によりDNAプローブを核酸から遊離させ
電気泳動によりDNAプローブを一度に分離検出するの
で、核酸の種類と存在量とを同時に知ることができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1から図3を用いて説明
する。なお、以下の説明は分析対象をmRNAとして行
うが、分析対象がc−DNAであっても同様である。 〔実施例1〕mRNAを細胞から取り出すにはポリチミ
ンオリゴマー(dT)nをもった磁気ビーズを使用す
る。その手順の詳細は、テクニカル ハンドブック、モ
レキュラ バイオロジィ(ダイナビィーズ バイオマグ
ネテック セパレーション システム)(Technical ha
ndbook, Molecular Biology(Dynabeads biomagnetic s
eparation system))、あるいはヌクレイック アシッ
ド リサーチ、第18巻、3669頁、1990年〔Nu
cleic Acid Research 18,3669(1990)〕に
記載の通りである。また、ポリチミンオリゴマー(d
T)nを表面に保持したマイクロタイタープレートを用
いてもよい〔ネーチャー、第357巻、519頁、19
92年(Nature 357,519(1992))〕図1
に、mRNA試料の調製フローを示す。図1に示すよう
に、mRNA1〜3は3’末端にポリアデニンオリゴマ
ー(dA)n 、4をもつ。生体試料中にポリチミンオリ
ゴマー(dT)n 鎖、6をもつ磁気ビーズ5を加えて混
合すると、アデニン鎖はチミン鎖とハイブリダイズする
ために、mRNAは磁気ビーズ5と7〜9のように結合
する。この反応を溶液中で行った後、磁気ビーズ5をマ
グネット12によって容器10の一部に固定し、容器内
部を洗浄するとmRNA以外のものを除去することがで
きる。こうして得られた溶液にはほとんどすべてのmR
NAが含まれており、それを試料として用いる。
【0012】本実施例では、0.1mgのポリチミンオ
リゴマー(dT)25付きの磁気ビーズを用い生体試料中
のmRNAをハイブリダイズさせて分離したが、磁気ビ
ーズに付着するmRNAの量は高々約0.2μgであ
る。mRNAの平均鎖長を2K塩基とするとこれは約2
×1011分子に相当する。この中に含まれる各mRNA
のコピー数は107−108分子以下である。
【0013】次に図2に示すように、c−DNA(相補
DNA)データベースから分析しようとするmRNAに
ハイブリダイズするDNAプローブを選びだす。DNA
プローブは、構成する塩基の長さやリンカーの長さを調
節し各mRNAに対応してゲル電気泳動速度(移動度)
が異なるようにしてあり、電気泳動分離することによ
り、計測されたDNAプローブがどのmRNAにハイブ
リダイズしたものか識別できるようにしてある。
【0014】DNAプローブは32Pなど放射性同位元素
を用いて標識してもよいが、ここではDNAプローブを
螢光体で標識する蛍光標識を例にとって説明する。例え
ば、DNAプローブの各々の5’末端にアミノ基を介し
て蛍光体FITC(フルオレセイン イソチオシアネー
ト:発光波長515nm)を結合させる。DNAプロー
ブとして300程使用したが、泳動速度が約2塩基分異
なる50種のDNAプローブからなるグループを6組作
製して用いた。DNAプローブの長さは20塩基から1
20塩基まであり、長くなるにつれイノシンなどを入れ
てハイブリドーマーの安定度が極端に異ならないように
工夫している。以後これらをプローブセット1〜プロー
ブセット6と呼ぶ。図2には、説明の簡略化のためプロ
ーブセット1を使用した場合についてのみ示した。
【0015】DNAプローブセット中の各プローブの量
は1fmol.(フェムトモル)とした。試料を図2の
ように6等分し、各分画にプローブセット1〜プローブ
セット6を加えてプローブをハイブリダイズさせる。次
いで磁石12を用いて磁気ビーズとそれに付着したmR
NA、さらにmRNAにハイブリダイズした蛍光標識D
NAプローブを容器10の一部に固定し余剰のDNAプ
ローブを洗浄・除去する。この操作で101〜103の
ように磁気ビーズが捕捉したmRNAに蛍光標識プロー
ブが結合する。
【0016】次に図3のようにして、mRNAに結合し
た長さの異なるプローブを電気泳動で分離分析する。m
RNAにハイブリダイズしたDNAプローブは、磁気ビ
ーズごと分離用のキャピラリーゲル201の上端部にの
せられる。ロート状のキャピラリー上部(試料添加部兼
負電極槽)202に試料液を注入すると、DNAプロー
ブは磁気ビーズ210と共にキャピラリー上端部に沈ん
でいく。磁石205を用いて磁気ビーズ210を上端部
に局在化させた後、この部分を加熱器206で90〜1
00℃に加熱してDNAプローブを脱離させる。キャピ
ラリーゲル201の両端には泳動電圧がかけられてお
り、脱離したDNAプローブ51〜53は下方へ泳動し
ていくが、DNAプローブは対応するmRNAの種類に
応じて異なる泳動速度を有するので各プローブを分離す
ることができる。
【0017】分離に用いるゲルは架橋剤を3重量%含む
6重量%のポリアクリルアミド(6%T、3%C)で、
DNA塩基配列決定に用いるのと同じものである〔アナ
リティカル ケミストリ、第62巻、900頁、199
0年(Analytical Chemistry62,900(199
0))〕。分離部のゲル長は25cmで400塩基長ま
で1塩基の分離が可能である。ゲルキャピラリーの下端
あるいはシースフロー中にDNAプローブを抜き出した
所をレーザー照射して発する蛍光を計測する。蛍光の測
光系は、例えば特願平3−234427号に記載のもの
を用いることができる。図3の実施例では、キャピラリ
ーゲル201から溶出した蛍光標識DNAプローブはシ
ース液によって下方の正電極槽209に運ばれるが、そ
の途中で紙面垂直方向からキャピラリーゲル201の末
端下方約0.5mmの位置に照射されるレーザ光(図で
は簡単のため、レーザ207を紙面内に図示している)
によってプローブの標識蛍光体が励起される。標識蛍光
体から発せられた蛍光は、図示しないレンズ系、フィル
ター系を介して検出器208で検出される。検出された
蛍光強度は、そのDNAプローブにハイブリダイズする
mRNAの量に対応する。
【0018】ここでは蛍光体50としてFITCを用い
たが、TRITC(テトラメチルローダミン イソチオ
シアネート(発光波長575nm)や、スルフォローダ
ミン101(発光波長615nm)を用いてもよい。更
に、発光波長の異なる蛍光体による標識とDNAプロー
ブ長を組み合わせて一度に数百のプローブを検出するこ
ともできる。
【0019】電気泳動に際してmRNAは、DNAプロ
ーブに比較しはるかに長い(平均2K塩基)ためゲルの
上端部近傍に留まっている。したがって、すべてのプロ
ーブが下端から溶出した後、逆方向にmRNAを泳動さ
せて再び磁気ビーズにトラップし、別のプローブセット
で再度検出を試みることもできる。この場合、少ない試
料で多くのmRNAを分析することができる。ここでは
mRNAを直接調べたが、mRNAをmRNAより安定
性のよいc−DNAに直して同様の分析を行うこともで
きる。すなわち、磁気ビーズに付着したポリチミンオリ
ゴマーをプライマーとして相補鎖合成を行い、磁気ビー
ズに付着したc−DNAを得た後に計測することもでき
る。
【0020】〔実施例2〕前記実施例ではmRNAは混
合物のまま用いたが、mRNAを長さで分離してからD
NAプローブをハイブリダイズさせて分析することもで
きる。すなわち、磁気ビーズで捕捉したmRNAを熱脱
離させた後、アガロースゲル電気泳動分離する。その
際、短いチューブ状のゲルを用いて溶出してくるmRN
Aを分画するか、長いゲル中に分離した状態で保持し、
その後ゲルを切り出して長さの異なるmRNA毎の分画
を作る。
【0021】このようにして作られた各分画をそれぞれ
試料とし、プローブセットを用いて前記実施例と同様の
方法で分析を行う。各分画にポリチミンオリゴマー(d
T) nをもった磁気ビーズとDNAプローブセットを加
えてハイブリダイズさせ、余剰のDNAプローブ等を洗
浄して除去する。次に図3で説明したように、各分画に
含まれるDNAプローブを加熱脱離させ、各分画毎に異
なる泳動路を用いてDNAプローブを長さ分離する。
【0022】本実施例によると、mRNAのサイズとD
NAプローブのサイズを用いて2次元的に分析できるの
で、数千のmRNAの分析を一度に行うことができる。
このとき、1つのプローブが複数のmRNAとハイブリ
ダイズするようにしておくと、少ない数のプローブで多
くのmRNAを分析することができ、しかもプローブの
長さとメッセンジャーの長さの2つの情報からそのプロ
ーブがハイブリダイズしたmRNAを確定することがで
きるのである。
【0023】本実施例においては、分析のスループット
を上げるため、前記特願平3ー234427号に記載し
た複数のゲルキャピラリーを含むゲル電気泳動装置を用
いて複数の分画を同時に電気泳動させ、ラインセンサ
ー、イメージ増幅器付ダイオードアレー、あるいはCC
D検出器等を用いて同時に蛍光測光するようにしてもよ
い。
【0024】〔実施例3〕前記実施例2ではmRNAを
サイズ分画したが、分画せずに2次元電気泳動で分離計
測することもできる。その手順を説明すると、まず図1
に示したように磁気ビーズを用いてmRNAを捕捉し、
精製する。次いで昇温してハイブリダイズしたアデニン
鎖−チミン鎖(ポリチミンオリゴマー−ポリアデニンオ
リゴマーハイブリダイゼーション)を解離し、磁気ビー
ズだけを除去してmRNAを得る。それにDNAプロー
ブを加えてmRNAにハイブリダイズさせる。得られた
混合物を内径0.5〜1mm程度のキャピラリーゲル
(アガロース1%)中に注入する。
【0025】キャピラリーゲルの注入口の上を長さ10
mmのポリアクリルアミドゲル(8%T、3%C)ある
いは半透膜で封じて、まず泳動分離と逆方向(ポリアク
リルアミドゲルあるいは半透膜側)に電気泳動させる。
すると、ハイブリダイズしたDNAプローブとフリーの
DNAプローブでは後者の方が1桁近く速く泳動するの
で、フリーのDNAプローブは1〜5分でポリアクリル
アミドゲルあるいは半透膜を通過し、除去される。しか
しハイブリダイズしたDNAプローブとmRNAはゲル
表面あるいはゲル内に残る。そこで電界を通常の分離方
向としてハイブリドマーを分離する。
【0026】一定時間だけ電気泳動させた後、チューブ
ゲルを抜取り、ポリアクリルアミド平板ゲル上に乗せて
2次元目の分離を行う。この2次元目の分離は、米国特
許第4305799号明細書に記載された装置と類似の
装置で行うことができる。すなわち、チューブ状ゲル部
を加熱し、DNAプローブをmRNAから脱離せしめた
後、DNAプローブをチューブゲルと直角方向に泳動さ
せ、長さ分離する。DNAプローブの長さとmRNAの
大きさ横方向の位置からDNAプローブがハイブリダイ
ズしたmRNAの種類がわかり、検出されたDNAプロ
ーブ量からmRNAの量がわかる。
【0027】以上の各実施例では蛍光標識を使用する場
合について説明したが、銀染色等の色素による標識、32
P等の放射性元素による標識、パーオキシダーゼとルミ
ノールあるいはDigoxigen等の化学発光材料による標識
も使用できる。標識として色素を用いる場合の検出手段
としては光吸収が利用され、放射性元素あるいは化学発
光材料を用いる場合には、分離したDNAプローブをゲ
ル中に保持し、化学発光材料の場合は発光試薬を添加し
て、感光フィルムにパターンを転写するなどの手法が用
いられる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、mR
NAにハイブリダイズするDNAプローブの泳動速度を
異ならせることにより、多数のDNAプローブを同時に
分析し、それによって複数のmRNAの種類と量を同時
に計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】mRNA試料の調整を示すフロー図。
【図2】磁気ビーズに捕捉したmRNAと結合する標識
プローブを得るフロー図。
【図3】電気泳動による各プローブの分離分析を説明す
る概念図。
【符号の説明】
1,2,3…mRNA、4…ポリアデニン、5…磁気ビ
ーズ、6…ポリチミンオリゴマー、7,8,9…磁気ビ
ーズに捕捉されたmRNA、10…容器、11…反応
液、12…磁石、13…磁気ビーズ、50…蛍光体、5
1,52,53…脱離した蛍光標識プローブ、101,
102,103…磁気ビーズが捕捉したmRNAに結合
した蛍光標識プローブ、201…キャピラリーゲル、2
02…ロート状の試料添加部兼負電極槽、205…磁
石、206…加熱器、207…レーザー発振器、208
…検出器、209…正電極槽、210…磁気ビーズ、2
11…反応液。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古山 宏子 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社 日立製作所 中央研究所内 (56)参考文献 特開 平6−317586(JP,A) 特開 平4−267898(JP,A) 特開 昭63−229365(JP,A) 特開 平3−128000(JP,A) 特開 平2−75958(JP,A) 特開 昭63−122956(JP,A) 特開 昭61−258168(JP,A) 特開 昭61−162752(JP,A) 特開 昭60−256059(JP,A) 特開 平2−214752(JP,A) 特開 平6−189796(JP,A) 特開 平6−153996(JP,A) 特開 平6−153998(JP,A) 特開 平6−43159(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/447 G01N 33/50 G01N 33/58 C12Q 1/68

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)複数種類の核酸の種類毎に移動度が
    異なるDNAプローブをハイブリダイズさせる工程と、 (2)遊離している前記DNAプローブを除去する工程
    と、 (3)前記核酸にハイブリダイズした前記DNAプロー
    ブを遊離させる工程と、 (4)工程(3)で遊離させた前記DNAプローブを前
    記移動度の差により分離して検出する工程とを有するこ
    とを特徴とする核酸分析方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の核酸分析方法において、
    前記核酸は電気泳動により異なる長さに分画して得られ
    たものであることを特徴とする核酸分析方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の核酸分析方法にお
    いて、工程(4)で前記DNAプローブの分離を電気泳
    動により行なうことを特徴とする核酸分析方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の何れか1項に記載の核酸分
    析方法において、前記DNAプローブの長さを変化させ
    るか、又は、前記DNAプローブを化学的に修飾する物
    質を変化させることにより前記移動度を異ならせること
    を特徴とする核酸分析方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の何れか1項に記載の核酸分
    析方法において、工程(3)で前記DNAプローブを昇
    温により遊離させることを特徴とする核酸分析方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の何れか1項に記載の核酸分
    析方法において、前記DNAプローブは、放射性元素、
    蛍光体、色素、化学発光物質の何れかで標識されてお
    り、前記放射性元素からの放射線、前記蛍光体からの蛍
    光、前記色素による光吸収、前記化学発光物質からの化
    学発光の何れかの検出により前記DNAプローブを検出
    することを特徴とする核酸分析方法。
  7. 【請求項7】(1)複数種類の核酸の種類毎に移動度が
    異なるDNAプローブをハイブリダイズさせる工程と、 (2)遊離している前記DNAプローブを除去する工程
    と、 (3)工程(2)で得られる前記DNAプローブがハイ
    ブリダイズした前記核酸を電気泳動媒体を用いて第1の
    電気泳動により分離する工程と、 (4)前記第1の電気泳動により分離され前記DNAプ
    ローブがハイブリダイズした前記核酸から前記DNAプ
    ローブを遊離させる工程と、 (5)工程(4)で遊離させた前記DNAプローブを前
    記移動度の差に基づいて第2の電気泳動により分離して
    検出する工程とを有することを特徴とする核酸分析方
    法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の核酸分析方法において、
    前記電気泳動媒体がアガロースであることを特徴とする
    核酸分析方法。
  9. 【請求項9】請求項7に記載の核酸分析方法において、
    前記第2の電気泳動に用いる電気泳動媒体がポリアクリ
    ルアミドであることを特徴とする核酸分析方法。
  10. 【請求項10】請求項7〜9の何れか1項に記載の核酸
    分析方法において、前記DNAプローブの長さを変化さ
    せるか、又は、前記DNAプローブを化学的に修飾する
    物質を変化させることにより前記移動度を異ならせるこ
    とを特徴とする核酸分析方法。
  11. 【請求項11】請求項7〜10の何れか1項に記載の核
    酸分析方法において、工程(4)で前記DNAプローブ
    を昇温により遊離させることを特徴とする核酸分析方
    法。
  12. 【請求項12】請求項7〜11の何れか1項に記載の核
    酸分析方法において、前記DNAプローブは、放射性元
    素、蛍光体、色素、化学発光物質の何れかで標識されて
    おり、前記放射性元素からの放射線、前記蛍光体からの
    蛍光、前記色素による光吸収、前記化学発光物質からの
    化学発光の何れかの検出により前記DNAプローブを検
    出することを特徴とする核酸分析方法。
  13. 【請求項13】(1)複数種類の核酸の種類毎に移動度
    が異なるDNAプローブをハイブリダイズさせる工程
    と、 (2)前記DNAプローブがハイブリダイズした前記核
    酸と遊離している前記DNAプローブとを電気泳動分離
    して前記DNAプローブを電気泳動媒体から除去する工
    程と、 (3)工程(2)に続いて、前記泳動媒体中で前記DN
    Aプローブがハイブリダイズした前記核酸を泳動分離す
    る工程と、 (4)第2の電気泳動に先立って、前記泳動媒体中の、
    前記DNAプローブがハイブリダイズした前記核酸から
    前記DNAプローブを遊離させる工程と、 (5)工程(4)で遊離させた前記DNAプローブを前
    記移動度の差に基づいて前記第2の電気泳動により分離
    して検出する工程とを有することを特徴とする核酸分析
    方法。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の核酸分析方法におい
    て、前記DNAプローブの長さを変化させるか、又は、
    前記DNAプローブを化学的に修飾する物質を変化させ
    ることにより前記移動度を異ならせることを特徴とする
    核酸分析方法。
  15. 【請求項15】請求項13又は14に記載の核酸分析方
    法において、工程(4)で前記DNAプローブを昇温に
    より遊離させることを特徴とする核酸分析方法。
  16. 【請求項16】請求項13〜15の何れか1項に記載の
    核酸分析方法において、前記DNAプローブは、放射性
    元素、蛍光体、色素、化学発光物質の何れかで標識され
    ており、前記放射性元素からの放射線、前記蛍光体から
    の蛍光、前記色素による光吸収、前記化学発光物質から
    の化学発光の何れかの検出により前記DNAプローブを
    検出することを特徴とする拡散分析方法。
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