JP3203274B2 - スロットルアクチュエータ - Google Patents
スロットルアクチュエータInfo
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- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのスロットル
バルブを駆動するスロットルアクチュエータに関する。
バルブを駆動するスロットルアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アクセルペダル踏み込み量に対す
るスロットルバルブ開度の関係をモータなどのアクチュ
エータを用いて任意に設定することにより、アイドルス
ピードコントロール、操作感の向上や燃料消賓量の低
減、あるいは自動変速機の変速時に発生するショックの
低減などを実現するために、通常のアクセル操作時にも
常にアクチュエータによってスロットルバルブ開度を微
調整していこうという要求が高まりつつある。
るスロットルバルブ開度の関係をモータなどのアクチュ
エータを用いて任意に設定することにより、アイドルス
ピードコントロール、操作感の向上や燃料消賓量の低
減、あるいは自動変速機の変速時に発生するショックの
低減などを実現するために、通常のアクセル操作時にも
常にアクチュエータによってスロットルバルブ開度を微
調整していこうという要求が高まりつつある。
【0003】このような要求を実現するためには、アク
セルペダル操作量を検出し、アクセルペダル操作量に対
応する所望の開度になるように、アクチュエータによっ
てスロットルバルブの開度を制御するスロットルアクチ
ュエータが必要である。
セルペダル操作量を検出し、アクセルペダル操作量に対
応する所望の開度になるように、アクチュエータによっ
てスロットルバルブの開度を制御するスロットルアクチ
ュエータが必要である。
【0004】そして従来技術の第1例として、エンジン
に吸入される空気量を制御するスロットルバルブをモー
タなどのアクチュエータによって駆動することによりス
ロットルバルブの開度を任意に設定して、エンジンの運
転状態を最適に維持したり、あるいは、車両の走行状態
を環境状況に適合させるようにする電子制御のスロット
ルアクチュエータは、例えば、特開平2−27123号
公報に記載されているものである。
に吸入される空気量を制御するスロットルバルブをモー
タなどのアクチュエータによって駆動することによりス
ロットルバルブの開度を任意に設定して、エンジンの運
転状態を最適に維持したり、あるいは、車両の走行状態
を環境状況に適合させるようにする電子制御のスロット
ルアクチュエータは、例えば、特開平2−27123号
公報に記載されているものである。
【0005】また、従来技術の第2例として、アクセル
ペダルの踏み込み量に対してスロットルバルブの開度を
単純比例しない所定の開弁特性に制御できるスロットル
アクチュエータとして、例えば特開昭63−l6703
6号公報に記載されているものがある。
ペダルの踏み込み量に対してスロットルバルブの開度を
単純比例しない所定の開弁特性に制御できるスロットル
アクチュエータとして、例えば特開昭63−l6703
6号公報に記載されているものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の第1例
によるスロットルアクチュエータは、モータ,電磁クラ
ッチ,運転者がアクセルペダルを介して操作する操作レ
バーおよびスロットル軸との間にロストモーションばね
を備えている。その動作は、通常時は電磁クラッチを切
断して、運転者が操作レバーを介してスロットルバルブ
の開度を調整する。車両の走行速度を設定速度に保つオ
ートスピードコントロール、あるいは車両の走行状態に
応じてエンジンの出力を絞るトラクションコントロール
などの、操作レバーの位置に対してスロットルバルブの
開度を大きく変化させる制御を行う際には、電磁クラッ
チを接続して、モータによってスロットルバルブの開度
を調整していた。また、オートスピードコントロールや
トラクションコントロールを行う際に生じる操作レバー
とスロットル軸との相対回転角度の差は、ロストモーシ
ョンばねの変位で吸収していた。
によるスロットルアクチュエータは、モータ,電磁クラ
ッチ,運転者がアクセルペダルを介して操作する操作レ
バーおよびスロットル軸との間にロストモーションばね
を備えている。その動作は、通常時は電磁クラッチを切
断して、運転者が操作レバーを介してスロットルバルブ
の開度を調整する。車両の走行速度を設定速度に保つオ
ートスピードコントロール、あるいは車両の走行状態に
応じてエンジンの出力を絞るトラクションコントロール
などの、操作レバーの位置に対してスロットルバルブの
開度を大きく変化させる制御を行う際には、電磁クラッ
チを接続して、モータによってスロットルバルブの開度
を調整していた。また、オートスピードコントロールや
トラクションコントロールを行う際に生じる操作レバー
とスロットル軸との相対回転角度の差は、ロストモーシ
ョンばねの変位で吸収していた。
【0007】つまり、従来技術では、スロットルバルブ
の開度の調整は、運転者がアクセルペダルを介して操作
レバーからスロットル軸を駆動することによって行うの
が主とされており、そのときのアクセルペダルの踏み込
み量とスロットルバルブの開度の関係は、機構的に一対
一にきめられていた。
の開度の調整は、運転者がアクセルペダルを介して操作
レバーからスロットル軸を駆動することによって行うの
が主とされており、そのときのアクセルペダルの踏み込
み量とスロットルバルブの開度の関係は、機構的に一対
一にきめられていた。
【0008】一方、近年では、アクセルペダル踏み込み
量に対するスロットルバルブ開度の関係を任意に設定す
ることによって、操作感の向上や燃料消費量の低減、あ
るいは自動変速機の変速時に発生するショックの低減な
どを実現するために、通常のアクセル操作時にも常にア
クチュエータによってスロットルバルブ開度を微調整し
ていこうという要求が高まりつつある。
量に対するスロットルバルブ開度の関係を任意に設定す
ることによって、操作感の向上や燃料消費量の低減、あ
るいは自動変速機の変速時に発生するショックの低減な
どを実現するために、通常のアクセル操作時にも常にア
クチュエータによってスロットルバルブ開度を微調整し
ていこうという要求が高まりつつある。
【0009】この要求を実現するためには、アクセルペ
ダル操作量を検出し、アクセルペダル操作量に対応する
開度になるように、モータによってスロットルバルブの
開度を制御する。
ダル操作量を検出し、アクセルペダル操作量に対応する
開度になるように、モータによってスロットルバルブの
開度を制御する。
【0010】このような制御は、従来技術のスロットル
アクチュエータによっても構造上は実現可能であるが、
モータがスロットルバルブを駆動すると、モータの駆動
力はロストモーションばねを通して操作レバーに伝達さ
れて、操作レバーをスロットルバルブの方向へ動かそう
とする。スロットルバルブの開度は操作レバーの位置に
基づいて制御されるため、モータがスロットルバルブを
駆動したことによって操作レバーの位置が変化すると、
開度制御が収束しなくなる恐れがある。
アクチュエータによっても構造上は実現可能であるが、
モータがスロットルバルブを駆動すると、モータの駆動
力はロストモーションばねを通して操作レバーに伝達さ
れて、操作レバーをスロットルバルブの方向へ動かそう
とする。スロットルバルブの開度は操作レバーの位置に
基づいて制御されるため、モータがスロットルバルブを
駆動したことによって操作レバーの位置が変化すると、
開度制御が収束しなくなる恐れがある。
【0011】また、モータやモータの制御装置が故障し
た場合には、制御装置が電磁クラッチを切断し、その後
のスロットルバルブの開度調整は運転者がアクセルペダ
ルから操作レバーを介して行うことになる。しかし、制
御装置が故障した場合には、故障の検出や電磁クラッチ
の切断動作を制御装置自身が行うことができない可能性
が高い。従って、モータやモータの制御装置が故障した
後にもスロットルバルブの開度を調整しながら車両を安
全に走行させることができるようにするためには、制御
装置を介さないでモータによる開度制御を中断でき、運
転者のアクセルペダル操作によって直接スロットルバル
ブの開度調整ができる機構を設ける必要がある。
た場合には、制御装置が電磁クラッチを切断し、その後
のスロットルバルブの開度調整は運転者がアクセルペダ
ルから操作レバーを介して行うことになる。しかし、制
御装置が故障した場合には、故障の検出や電磁クラッチ
の切断動作を制御装置自身が行うことができない可能性
が高い。従って、モータやモータの制御装置が故障した
後にもスロットルバルブの開度を調整しながら車両を安
全に走行させることができるようにするためには、制御
装置を介さないでモータによる開度制御を中断でき、運
転者のアクセルペダル操作によって直接スロットルバル
ブの開度調整ができる機構を設ける必要がある。
【0012】本発明は、上述のアクチュエータとしての
モータによるスロットルバルブ開度の各制御が持つ性格
が以下の二つに分けられることに注目してなされたもの
である。
モータによるスロットルバルブ開度の各制御が持つ性格
が以下の二つに分けられることに注目してなされたもの
である。
【0013】第1は、始動時やアイドリング時のエンジ
ン回転速度を制御するアイドルスピードコントロール
や、上述した操作感の向上を図る、あるいは燃料消費量
や変速ショックを低減するなどのためにスロットルバル
ブ開度を微調整する制御は、工ンジンや車両の固有の特
性として捉えられるものであり、運転者の意図によって
その機能を実行したり中止したりする性格の制御ではな
く、常時、行われるものであること、また、運転者が操
作するレバーはアクチュエータの制御力を受けない構造
となっている必要があることである。
ン回転速度を制御するアイドルスピードコントロール
や、上述した操作感の向上を図る、あるいは燃料消費量
や変速ショックを低減するなどのためにスロットルバル
ブ開度を微調整する制御は、工ンジンや車両の固有の特
性として捉えられるものであり、運転者の意図によって
その機能を実行したり中止したりする性格の制御ではな
く、常時、行われるものであること、また、運転者が操
作するレバーはアクチュエータの制御力を受けない構造
となっている必要があることである。
【0014】一方、オートスピードコントロールやトラ
クションコントロールなどの車両の走行状態をフイード
バックしてスロットルバルブの開度を大きく変化させる
制御は、運転者が意図してその機能を実行させる性格の
制御である。
クションコントロールなどの車両の走行状態をフイード
バックしてスロットルバルブの開度を大きく変化させる
制御は、運転者が意図してその機能を実行させる性格の
制御である。
【0015】本発明の第一の目的は、アイドルスピード
コントロールなどのスロットルバルブ開度を微調整する
制御を安定して行うことが可能であり、かつ、アクチュ
エータやアクチュエータの制御装置が故障した場合に
は、制御装置の動作を介在させることなくアクチュエー
タによる開度制御を中断して、運転者のアクセルペダル
操作によって、直接、スロットルバルブの開度調整して
車両を安定に走行させることができる機構を備え、ま
た、オートスピードコントロールやトラクションコント
ロールなどのスロットルバルブの開度を大きく変化させ
る制御は、運転者が制御の実行,中断を行うことが可能
なスロットルアクチュエータを提供することにある。
コントロールなどのスロットルバルブ開度を微調整する
制御を安定して行うことが可能であり、かつ、アクチュ
エータやアクチュエータの制御装置が故障した場合に
は、制御装置の動作を介在させることなくアクチュエー
タによる開度制御を中断して、運転者のアクセルペダル
操作によって、直接、スロットルバルブの開度調整して
車両を安定に走行させることができる機構を備え、ま
た、オートスピードコントロールやトラクションコント
ロールなどのスロットルバルブの開度を大きく変化させ
る制御は、運転者が制御の実行,中断を行うことが可能
なスロットルアクチュエータを提供することにある。
【0016】また、上記従来技術の第2例によるスロッ
トルアクチュエータは、運転者のアクセルペダル操作に
連動する回転体、回転体の回転角度以下にスロットルバ
ルブの開度を滅少させることができるモータ、および回
転体とスロットル軸とを引き合わせるコイルばねを備え
ている。その動作は、回転体の回転角度を検出して、そ
の回転角度に比例するスロットルバルブ開度以下の範囲
で、スロットルバルブ開度を所定の大きさになるように
モータによって制御しようというものである。また、モ
ータ制御時に生じる回転体とスロットル軸との相対回転
角度の差は、コイルばねの変位で吸収していた。
トルアクチュエータは、運転者のアクセルペダル操作に
連動する回転体、回転体の回転角度以下にスロットルバ
ルブの開度を滅少させることができるモータ、および回
転体とスロットル軸とを引き合わせるコイルばねを備え
ている。その動作は、回転体の回転角度を検出して、そ
の回転角度に比例するスロットルバルブ開度以下の範囲
で、スロットルバルブ開度を所定の大きさになるように
モータによって制御しようというものである。また、モ
ータ制御時に生じる回転体とスロットル軸との相対回転
角度の差は、コイルばねの変位で吸収していた。
【0017】上記従来技術のスロットルアクチュエータ
によると、モータがスロットルバルブを駆動すると、モ
ータの駆動力はコイルばねを通して回転体に伝達され
て、回転体をスロットルバルブの方向へ動かそうとす
る。スロットルバルブの開度は回転体の位置に基づいて
制御されるため、モータがスロットルバルブを駆動した
ことによって回転体の位置が変化すると、開度制御が収
束しなくなる恐れがある。
によると、モータがスロットルバルブを駆動すると、モ
ータの駆動力はコイルばねを通して回転体に伝達され
て、回転体をスロットルバルブの方向へ動かそうとす
る。スロットルバルブの開度は回転体の位置に基づいて
制御されるため、モータがスロットルバルブを駆動した
ことによって回転体の位置が変化すると、開度制御が収
束しなくなる恐れがある。
【0018】また、モータやモータの制御装置が故障し
た後のスロットルバルブの開度調整は、運転者がアクセ
ルペダルから回転体を介して行うことになる。しかし、
その際には、モータが故障した時点の開度以上にスロッ
トルバルブを開くことができなくなる可能性がある。例
えば、スロットルバルブが全閉となるようにモータが制
御しているときにモータが固着すると、アクセルペダル
操作によってスロットルバルブを開くことができなくな
り、車両を充分安全に走行させることができなくなる。
た後のスロットルバルブの開度調整は、運転者がアクセ
ルペダルから回転体を介して行うことになる。しかし、
その際には、モータが故障した時点の開度以上にスロッ
トルバルブを開くことができなくなる可能性がある。例
えば、スロットルバルブが全閉となるようにモータが制
御しているときにモータが固着すると、アクセルペダル
操作によってスロットルバルブを開くことができなくな
り、車両を充分安全に走行させることができなくなる。
【0019】本発明の第2の目的は、モータ制御を安定
して行うことが可能であり、かつ、アクチュエータやア
クチュエータの制御装置が故障した場合には、運転者の
アクセルペダル操作によってスロットルバルブ開度を充
分に広い範囲で調整して車両を安全に走行させることが
できることが可能なスロットルアクチュエータを提供す
ることにある。
して行うことが可能であり、かつ、アクチュエータやア
クチュエータの制御装置が故障した場合には、運転者の
アクセルペダル操作によってスロットルバルブ開度を充
分に広い範囲で調整して車両を安全に走行させることが
できることが可能なスロットルアクチュエータを提供す
ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の第1の解決手段は、エンジンの吸気筒
内に設けられたスロットルバルブを有するスロットル軸
と、アクセルペダルの操作と連動するとともに前記スロ
ットル軸と相対的に回転可能に配置されるアクセルレバ
ーと、前記アクセルレバーに対して前記スロットルバル
ブの閉じ方向のトルクを付勢する戻しばねと、前記スロ
ットルバルブの開閉が可能なアクチュエータと、前記ア
クセルレバーおよび前記スロットル軸と相対的に回転可
能に設置され、前記アクセルレバーの係合部から前記ス
ロットルバルブの閉じ方向のトルクが伝達される第3の
レバー、前記スロットル軸と一体の係合レバーから前記
スロットルバルブの開き方向のトルクが伝達される第1
のレバーおよび前記係合レバーから前記スロットルバル
ブの閉じ方向のトルクが伝達される第2のレバーを備え
た差動レバーと、前記差動レバーの第3のレバーと前記
アクセルレバーの係合部とを互いに密着させるトルクを
前記アクセルレバーおよび差動レバーに付勢する差動ば
ねと、前記アクチュエータおよび前記スロットル軸の間
で前記戻しばねが前記アクセルレバーに付勢するトルク
および前記差動ばねが前記差動レバーの第3レバーと前
記アクセルレバーの係合部とを互いに密着させるトルク
よりも小さなトルクを伝達可能としたトルクリミッタ
と、前記アクチュエータおよび前記スロットル軸の間で
伝達されるトルクに対して、前記トルクリミッタと並列
となる関係に設けられ、前記戻しばねおよび前記差動ば
ねが発生するトルクよりも大きなトルクを伝達可能とし
たクラッチと、を備え、前記クラッチの切断時には、前
記アクチュエータは、前記差動レバーの第1のレバーお
よび第2のレバーと前記スロットル軸の前記係合レバー
との間に空隙が存在するように前記スロットルバルブの
開度を制御し、前記差動レバーの第3のレバーと前記ア
クセルレバーとの係合部は前記差動ばねの付勢力によっ
て密着して動作する構成としたことを特徴とするもので
ある。
るため、本発明の第1の解決手段は、エンジンの吸気筒
内に設けられたスロットルバルブを有するスロットル軸
と、アクセルペダルの操作と連動するとともに前記スロ
ットル軸と相対的に回転可能に配置されるアクセルレバ
ーと、前記アクセルレバーに対して前記スロットルバル
ブの閉じ方向のトルクを付勢する戻しばねと、前記スロ
ットルバルブの開閉が可能なアクチュエータと、前記ア
クセルレバーおよび前記スロットル軸と相対的に回転可
能に設置され、前記アクセルレバーの係合部から前記ス
ロットルバルブの閉じ方向のトルクが伝達される第3の
レバー、前記スロットル軸と一体の係合レバーから前記
スロットルバルブの開き方向のトルクが伝達される第1
のレバーおよび前記係合レバーから前記スロットルバル
ブの閉じ方向のトルクが伝達される第2のレバーを備え
た差動レバーと、前記差動レバーの第3のレバーと前記
アクセルレバーの係合部とを互いに密着させるトルクを
前記アクセルレバーおよび差動レバーに付勢する差動ば
ねと、前記アクチュエータおよび前記スロットル軸の間
で前記戻しばねが前記アクセルレバーに付勢するトルク
および前記差動ばねが前記差動レバーの第3レバーと前
記アクセルレバーの係合部とを互いに密着させるトルク
よりも小さなトルクを伝達可能としたトルクリミッタ
と、前記アクチュエータおよび前記スロットル軸の間で
伝達されるトルクに対して、前記トルクリミッタと並列
となる関係に設けられ、前記戻しばねおよび前記差動ば
ねが発生するトルクよりも大きなトルクを伝達可能とし
たクラッチと、を備え、前記クラッチの切断時には、前
記アクチュエータは、前記差動レバーの第1のレバーお
よび第2のレバーと前記スロットル軸の前記係合レバー
との間に空隙が存在するように前記スロットルバルブの
開度を制御し、前記差動レバーの第3のレバーと前記ア
クセルレバーとの係合部は前記差動ばねの付勢力によっ
て密着して動作する構成としたことを特徴とするもので
ある。
【0021】また、第2の目的を達成するため、本発明
の第2の解決手段は、エンジンの吸気筒内に設けられた
スロットルバルブを有するスロットル軸と、アクセルペ
ダルの操作と連動するとともにスロットル軸と相対的に
回転可能に設置されており、かつ、スロットル軸と一体
の係合レバーからスロットルバルブの開き方向の力が伝
達される第1のレバーおよび前記係合レバーからスロッ
トルバルブの閉じ方向のトルクが伝達される第2のレバ
ーを備えたアクセルレバーと、アクセルレバーに対して
スロットルバルブの閉じ方向のトルクを付勢する戻しば
ねと、スロットルバルブの開閉が可能なアクチュエータ
と、アクチュエータとスロットル軸の間で戻しばねがア
クセルレバーに付勢するトルクよりも小さなトルクを伝
達可能としたトルクリミッタと、を備え、アクチュエー
タは、アクセルレバーの第1のレバーおよび第2のレバ
ーと前記係合レバーとの間に空隙が存在するようにスロ
ットルバルブの開度を制御する構成としたことを特徴と
するものである。
の第2の解決手段は、エンジンの吸気筒内に設けられた
スロットルバルブを有するスロットル軸と、アクセルペ
ダルの操作と連動するとともにスロットル軸と相対的に
回転可能に設置されており、かつ、スロットル軸と一体
の係合レバーからスロットルバルブの開き方向の力が伝
達される第1のレバーおよび前記係合レバーからスロッ
トルバルブの閉じ方向のトルクが伝達される第2のレバ
ーを備えたアクセルレバーと、アクセルレバーに対して
スロットルバルブの閉じ方向のトルクを付勢する戻しば
ねと、スロットルバルブの開閉が可能なアクチュエータ
と、アクチュエータとスロットル軸の間で戻しばねがア
クセルレバーに付勢するトルクよりも小さなトルクを伝
達可能としたトルクリミッタと、を備え、アクチュエー
タは、アクセルレバーの第1のレバーおよび第2のレバ
ーと前記係合レバーとの間に空隙が存在するようにスロ
ットルバルブの開度を制御する構成としたことを特徴と
するものである。
【0022】
【作用】本発明の第1の解決手段によれば、アイドルス
ピードコントロールなどのスロットルバルブ開度を常時
微調整する制御は、クラッチが切断された状態で、アク
チュエータの駆動力がトルクリミッタを介してスロット
ル軸に伝達されることによって行われる。このとき、ア
クチュエータによって微調整されるスロットルバルブの
開度範囲で、差動レバーの第lのレバーおよび第2のレ
バーとスロットル軸との係合部は空隙を持つように設定
されている。従って、アクチュエータの駆動力がスロッ
トル軸,差動レバーを通してアクセルレバーに伝達され
てアクセルレバーの位置を動かしてしまうことがないの
で、アクチュエータによるスロットルバルブの開度制御
を安定して行うことができる。また、差動レバーの第l
のレバーあるいは第2のレバーとスロットル軸との係合
部が係合した際には、アクチュエータの回転位置にかか
わらずに、スロットル軸は差動レバーの第lのレバーあ
るいは第2のレバーにより駆動されるように、トルクリ
ミッタの伝達卜ルクと戻しばねおよび差動ばねの発生力
を設定することによって、アクチュエータやアクチュエ
ータの制御装置などの故障のために差動レバーの第lの
レバーあるいは第2のレバーとスロットル軸との係合部
とが係合するとトルクリミッタに滑りが生じて、スロッ
トル軸は、スロットルバルブの閉じ方向には差動レバー
の第lのレバーによって駆動され、逆にスロットルバル
ブの開き方向には差動レバーの第2のレバーによって駆
動される。従って、アクチュエータやアクチュエータの
制御装置が故障した場合にも、制御装置の動作を介在さ
せることなく、運転者のアクセルペダル操作によって、
直接、スロットルバルブの開度調整して車両を安定に走
行させることが可能である。
ピードコントロールなどのスロットルバルブ開度を常時
微調整する制御は、クラッチが切断された状態で、アク
チュエータの駆動力がトルクリミッタを介してスロット
ル軸に伝達されることによって行われる。このとき、ア
クチュエータによって微調整されるスロットルバルブの
開度範囲で、差動レバーの第lのレバーおよび第2のレ
バーとスロットル軸との係合部は空隙を持つように設定
されている。従って、アクチュエータの駆動力がスロッ
トル軸,差動レバーを通してアクセルレバーに伝達され
てアクセルレバーの位置を動かしてしまうことがないの
で、アクチュエータによるスロットルバルブの開度制御
を安定して行うことができる。また、差動レバーの第l
のレバーあるいは第2のレバーとスロットル軸との係合
部が係合した際には、アクチュエータの回転位置にかか
わらずに、スロットル軸は差動レバーの第lのレバーあ
るいは第2のレバーにより駆動されるように、トルクリ
ミッタの伝達卜ルクと戻しばねおよび差動ばねの発生力
を設定することによって、アクチュエータやアクチュエ
ータの制御装置などの故障のために差動レバーの第lの
レバーあるいは第2のレバーとスロットル軸との係合部
とが係合するとトルクリミッタに滑りが生じて、スロッ
トル軸は、スロットルバルブの閉じ方向には差動レバー
の第lのレバーによって駆動され、逆にスロットルバル
ブの開き方向には差動レバーの第2のレバーによって駆
動される。従って、アクチュエータやアクチュエータの
制御装置が故障した場合にも、制御装置の動作を介在さ
せることなく、運転者のアクセルペダル操作によって、
直接、スロットルバルブの開度調整して車両を安定に走
行させることが可能である。
【0023】オートスピードコントロールなどの車両の
走行状態をフイードバックしてスロットルバルブの開度
を大きく変化させる制御は、運転者がその機能を実行さ
せたいときにクラッチを接続して、差動レバーの第lの
レバーあるいは第2のレバーとスロットル軸との係合部
とが係合してもトルクリミッタに滑りが生じないように
することによって実現可能となる。また、クラッチの接
続,切断は、運転者によって操作できるので、アクチュ
エータやアクチュエータの制御装置が故障して、制御装
置がクラッチを切断する動作ができない場合にも、運転
者がクラッチを切断することによってアクチュエータと
スロットル軸の結合はトルクリミッタによって結ばれる
状態に戻すことができる。従って、以降は、上述の故障
の際の動作と同様に、差動レバーの第lのレバーあるい
は第2のレバーとスロットル軸との係合部とが接触する
とトルクリミッタに滑りが生じて、スロットル軸は、ス
ロットルバルブの閉じ方向には差動レバーの第lのレバ
ーによって駆動され、逆に、スロットルバルブの開き方
向には差動レバーの第2のレバーによって駆動される。
よって、運転者のアクセルペダル操作によって、直接、
スロットルバルブの開度調整して車両を安全に走行させ
ることが可能である。
走行状態をフイードバックしてスロットルバルブの開度
を大きく変化させる制御は、運転者がその機能を実行さ
せたいときにクラッチを接続して、差動レバーの第lの
レバーあるいは第2のレバーとスロットル軸との係合部
とが係合してもトルクリミッタに滑りが生じないように
することによって実現可能となる。また、クラッチの接
続,切断は、運転者によって操作できるので、アクチュ
エータやアクチュエータの制御装置が故障して、制御装
置がクラッチを切断する動作ができない場合にも、運転
者がクラッチを切断することによってアクチュエータと
スロットル軸の結合はトルクリミッタによって結ばれる
状態に戻すことができる。従って、以降は、上述の故障
の際の動作と同様に、差動レバーの第lのレバーあるい
は第2のレバーとスロットル軸との係合部とが接触する
とトルクリミッタに滑りが生じて、スロットル軸は、ス
ロットルバルブの閉じ方向には差動レバーの第lのレバ
ーによって駆動され、逆に、スロットルバルブの開き方
向には差動レバーの第2のレバーによって駆動される。
よって、運転者のアクセルペダル操作によって、直接、
スロットルバルブの開度調整して車両を安全に走行させ
ることが可能である。
【0024】本発明の第2の解決手段によれば、アクチ
ュエータの駆動力は、トルクリミッタを介してスロット
ル軸に伝達される。このとき、アクチュエータによって
調整されるスロットルバルブの開度範囲において、アク
セルレバーの第1のレバーおよび第2のレバーとスロッ
トル軸との係合部は空隙を持つように設定されている。
従って、アクチュエータの駆動力がスロットル軸からア
クセルレバーに伝達されてアクセルレバーの位置を動か
してしまうことがないので、アクチュエータによるスロ
ットルバルブの開度制御を安定して行うことができる。
また、アクセルレバーの第1のレバーあるいは第2のレ
バーとスロットル軸との係合部が係合した際には、アク
チュエータの回転位置にかかわらずに、スロットル軸は
アクセルレバーの第1のレバーあるいは第2のレバーに
より駆動されるように、トルクリミッタの伝達トルクと
戻しばねの発生力を設定されている。アクチュエータや
アクチュエータの制御装置などの故障のためにアクセル
レバーの第lのレバーあるいは第2のレバーとスロット
ル軸との係合部とが係合すると、トルクリミッタに滑り
が生じて、スロットル軸は、スロットルバルブの閉じ方
向にはアクセルレバーの第lのレバーによって駆動さ
れ、逆に、スロットルバルブの開き方向にはアクセルレ
バーの第2のレバーによって駆動される。従って、アク
チュエータやアクチュエータの制御装置が故障した場合
にも、運転者のアクセルペダル操作によって直接スロッ
トルバルブの開度調整して車両を安全に走行させること
が可能である。
ュエータの駆動力は、トルクリミッタを介してスロット
ル軸に伝達される。このとき、アクチュエータによって
調整されるスロットルバルブの開度範囲において、アク
セルレバーの第1のレバーおよび第2のレバーとスロッ
トル軸との係合部は空隙を持つように設定されている。
従って、アクチュエータの駆動力がスロットル軸からア
クセルレバーに伝達されてアクセルレバーの位置を動か
してしまうことがないので、アクチュエータによるスロ
ットルバルブの開度制御を安定して行うことができる。
また、アクセルレバーの第1のレバーあるいは第2のレ
バーとスロットル軸との係合部が係合した際には、アク
チュエータの回転位置にかかわらずに、スロットル軸は
アクセルレバーの第1のレバーあるいは第2のレバーに
より駆動されるように、トルクリミッタの伝達トルクと
戻しばねの発生力を設定されている。アクチュエータや
アクチュエータの制御装置などの故障のためにアクセル
レバーの第lのレバーあるいは第2のレバーとスロット
ル軸との係合部とが係合すると、トルクリミッタに滑り
が生じて、スロットル軸は、スロットルバルブの閉じ方
向にはアクセルレバーの第lのレバーによって駆動さ
れ、逆に、スロットルバルブの開き方向にはアクセルレ
バーの第2のレバーによって駆動される。従って、アク
チュエータやアクチュエータの制御装置が故障した場合
にも、運転者のアクセルペダル操作によって直接スロッ
トルバルブの開度調整して車両を安全に走行させること
が可能である。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0026】図2は、システム全体の組立図である。
【0027】エアクリーナlから吸入された空気は、吸
気筒2を通ってエンジン3に供給される。吸気筒2に
は、エンジン3に供給する吸入空気量を制御するスロッ
トルバルブ4が配されている。
気筒2を通ってエンジン3に供給される。吸気筒2に
は、エンジン3に供給する吸入空気量を制御するスロッ
トルバルブ4が配されている。
【0028】吸気筒2のなかには、スロットル軸5が回
転自在に軸支され、スロットルバルブ4は、スロットル
軸5と一体となって回転するように取り付けられてい
る。スロットル軸5が回転してスロットルバルブ4が開
くとエンジン3に供給される空気量が増加し、逆に、ス
ロットル軸5が反対方向に回転してスロットルバルブ4
が閉じるとエンジン3に供給される空気量が減少する。
転自在に軸支され、スロットルバルブ4は、スロットル
軸5と一体となって回転するように取り付けられてい
る。スロットル軸5が回転してスロットルバルブ4が開
くとエンジン3に供給される空気量が増加し、逆に、ス
ロットル軸5が反対方向に回転してスロットルバルブ4
が閉じるとエンジン3に供給される空気量が減少する。
【0029】スロットル軸5の一端には、差動レバー6
およびアクセルレバー7がスロットル軸5に対して回転
自在に設置されている。アクセルレバー7は、アクセル
ワイヤ8を介してアクセルペダル9に接続される。ま
た、アクセルレバー7には、スロットルバルブ4の閉じ
方向のトルクを付勢する戻しばね16の一端が係合され
ている。差動レバー6は、アクセルレバー7との係合部
からスロットルバルブの閉じ方向の力を伝達される第3
のレバーと、スロットル軸5との係合部からスロットル
バルブ4の開き方向の力を伝達される第lのレバーと、
スロットル軸5との係合部からスロットルバルブ4の閉
じ方向の力を伝達される第2のレバーとを備えている。
アクセルペダル9の踏み込み量が変化すると、アクセル
ワイヤ8を介してアクセルレバー7が回転する。アクセ
ルレバー7の回転位置、すなわち、アクセルペダル9の
踏み込み量は、アクセルポジションセンサllによって
検出され、アクセルポジションセンサllの出力信号は
コントロールユニットl0に入力される。
およびアクセルレバー7がスロットル軸5に対して回転
自在に設置されている。アクセルレバー7は、アクセル
ワイヤ8を介してアクセルペダル9に接続される。ま
た、アクセルレバー7には、スロットルバルブ4の閉じ
方向のトルクを付勢する戻しばね16の一端が係合され
ている。差動レバー6は、アクセルレバー7との係合部
からスロットルバルブの閉じ方向の力を伝達される第3
のレバーと、スロットル軸5との係合部からスロットル
バルブ4の開き方向の力を伝達される第lのレバーと、
スロットル軸5との係合部からスロットルバルブ4の閉
じ方向の力を伝達される第2のレバーとを備えている。
アクセルペダル9の踏み込み量が変化すると、アクセル
ワイヤ8を介してアクセルレバー7が回転する。アクセ
ルレバー7の回転位置、すなわち、アクセルペダル9の
踏み込み量は、アクセルポジションセンサllによって
検出され、アクセルポジションセンサllの出力信号は
コントロールユニットl0に入力される。
【0030】スロットル軸5の他端は、トルクリミッタ
を内蔵する電磁クラッチl2を介してモータl3に接続
される。電磁クラッチ12の詳細構造は後述するが、電
磁クラッチl2とトルクリミッタとは、モータl3とス
ロットル軸5の間を伝達されるトルクに対して並列関係
となるように構成されている。モータl3は、コントロ
ールユニットl0からの信号により回転が制御される。
電磁クラッチl2が切断状態のときにモータ13からス
ロットル軸5に伝達される駆動力の大きさは、トルクリ
ミッタの伝達可能トルクが上限となる。また、電磁クラ
ッチ12が接続状態にあるときには、モータl3の駆動
力のすべてがスロットル軸5に伝達される。スロットル
軸5の回転位置、すなわち、スロットルバルブ4の開度
は、スロットルポジションセンサ14,モータl3によ
って検出され、スロットルポジションセンサl4の出力
信号はコントロールユニットl0に入力される。
を内蔵する電磁クラッチl2を介してモータl3に接続
される。電磁クラッチ12の詳細構造は後述するが、電
磁クラッチl2とトルクリミッタとは、モータl3とス
ロットル軸5の間を伝達されるトルクに対して並列関係
となるように構成されている。モータl3は、コントロ
ールユニットl0からの信号により回転が制御される。
電磁クラッチl2が切断状態のときにモータ13からス
ロットル軸5に伝達される駆動力の大きさは、トルクリ
ミッタの伝達可能トルクが上限となる。また、電磁クラ
ッチ12が接続状態にあるときには、モータl3の駆動
力のすべてがスロットル軸5に伝達される。スロットル
軸5の回転位置、すなわち、スロットルバルブ4の開度
は、スロットルポジションセンサ14,モータl3によ
って検出され、スロットルポジションセンサl4の出力
信号はコントロールユニットl0に入力される。
【0031】電磁クラッチl2を接続するには、運転者
が操作する指令スイッチl7によって、直接、接続され
るスイッチl71と、指令スイッチl7が接続された信
号を受けてコントロールユニットl0が接続するl72
とが、両方とも接続状態になければならない。一方、電
磁クラッチ12を切断するには、スイッチ171あるい
はl72のいずれかが切断されればよい。つまり、コン
トロールユニットl0が故障して、スイッチl72が切
断されない場合にも、運転者が指令スイッチl7によっ
てスイッチl71を切断すれば、電磁クラッチl2は切
断される。また、モータl3などの故障をコントロール
ユニットl0が検出した場合には、運転者が故障に気付
かずに指令スイッチl7を操作しないときにも、コント
ロールユニットl0がスイッチl72を切断することに
よって電磁クラッチl2は切断される。
が操作する指令スイッチl7によって、直接、接続され
るスイッチl71と、指令スイッチl7が接続された信
号を受けてコントロールユニットl0が接続するl72
とが、両方とも接続状態になければならない。一方、電
磁クラッチ12を切断するには、スイッチ171あるい
はl72のいずれかが切断されればよい。つまり、コン
トロールユニットl0が故障して、スイッチl72が切
断されない場合にも、運転者が指令スイッチl7によっ
てスイッチl71を切断すれば、電磁クラッチl2は切
断される。また、モータl3などの故障をコントロール
ユニットl0が検出した場合には、運転者が故障に気付
かずに指令スイッチl7を操作しないときにも、コント
ロールユニットl0がスイッチl72を切断することに
よって電磁クラッチl2は切断される。
【0032】続いて、本発明のスロットルアクチュエー
タの開閉機構の詳細を、図を用いて説明する。
タの開閉機構の詳細を、図を用いて説明する。
【0033】図lにおいて、アクセルペダル9の踏み込
み力はアクセルワイヤ8を介して、スロットル軸5に回
転自在に設置されているアクセルレバー7に伝えられ
る。また同様に、差動レバー6もスロットル軸5に回転
自在に設置されている。アクセルレバー7には、スロッ
トルバルブ4の閉じ方向の卜ルクを付勢する戻しばねl
6の一端が係合され、戻しばねl6の他端は、吸気筒2
に植設されたピンl8に係合されている。さらに、アク
セルレバー7には、差動レバー6と係合する係合部71
が設けられている。差動レバー6には、アクセルレバー
7の係合部71からスロットルバルブ4の閉じ方向のト
ルクを伝達される第3のレバー61が設けられている。
つまり、第3のレバー61は、係合部71に対してスロ
ットルバルブ4の閉じ方向の位置に設置されている。
み力はアクセルワイヤ8を介して、スロットル軸5に回
転自在に設置されているアクセルレバー7に伝えられ
る。また同様に、差動レバー6もスロットル軸5に回転
自在に設置されている。アクセルレバー7には、スロッ
トルバルブ4の閉じ方向の卜ルクを付勢する戻しばねl
6の一端が係合され、戻しばねl6の他端は、吸気筒2
に植設されたピンl8に係合されている。さらに、アク
セルレバー7には、差動レバー6と係合する係合部71
が設けられている。差動レバー6には、アクセルレバー
7の係合部71からスロットルバルブ4の閉じ方向のト
ルクを伝達される第3のレバー61が設けられている。
つまり、第3のレバー61は、係合部71に対してスロ
ットルバルブ4の閉じ方向の位置に設置されている。
【0034】アクセルレバー7と差動レバー6の間には
差動ばねl5が設けられ、その一端はアクセルレバー7
に植設されたピン72に係合され、他端は差動レバー6
に植設されたピン64に係合されている。差動ばねl5
は、アクセルレバー7に対してはスロットルバルブ4の
閉じ方向のトルクを付勢しており、差動レバー6に対し
てはスロットルバルブ4の開き方向のトルクを付勢して
いる。つまり、差動ばねl5は、アクセルレバー7の係
合部71および差動レバー6の第3のレバー61を密着
させるトルクを発生している。
差動ばねl5が設けられ、その一端はアクセルレバー7
に植設されたピン72に係合され、他端は差動レバー6
に植設されたピン64に係合されている。差動ばねl5
は、アクセルレバー7に対してはスロットルバルブ4の
閉じ方向のトルクを付勢しており、差動レバー6に対し
てはスロットルバルブ4の開き方向のトルクを付勢して
いる。つまり、差動ばねl5は、アクセルレバー7の係
合部71および差動レバー6の第3のレバー61を密着
させるトルクを発生している。
【0035】また、差動レバー6は、スロットル軸5と
一体となって回転する係合レバー51からスロットルバ
ルブ4の開き方向のトルクを伝達される第lのレバー6
2と、係合レバー51からスロットルバルブ4の閉じ方
向のトルクを伝達される第2のレバー63とを備えてい
る。
一体となって回転する係合レバー51からスロットルバ
ルブ4の開き方向のトルクを伝達される第lのレバー6
2と、係合レバー51からスロットルバルブ4の閉じ方
向のトルクを伝達される第2のレバー63とを備えてい
る。
【0036】差動レバー6の第1のレバー62および第
2のレバー63とスロットル軸5の係合レバー51との
間には空隙が存在する。空隙の大きさは、アイドルスピ
ードコントロール、操作感の向上や燃料消費量の低減、
あるいは自動変速機の変速ショックの低減などを実現す
るために、アクセルペダル9の踏み込み量に対してモー
タ13がスロットルバルブ開度を、常時、微調整する制
御を行う際に、差動レバー6の第1のレバー62および
第2のレバー63とスロットル軸5の係合レバー51と
が係合することがないように設定されている。つまり、
第1のレバー62および第2のレバー63は、モータ1
3が、常時行うスロットルバルブ開度を微調整する制御
に対して、その制御範囲の上限および下限のリミッタと
して存在している。
2のレバー63とスロットル軸5の係合レバー51との
間には空隙が存在する。空隙の大きさは、アイドルスピ
ードコントロール、操作感の向上や燃料消費量の低減、
あるいは自動変速機の変速ショックの低減などを実現す
るために、アクセルペダル9の踏み込み量に対してモー
タ13がスロットルバルブ開度を、常時、微調整する制
御を行う際に、差動レバー6の第1のレバー62および
第2のレバー63とスロットル軸5の係合レバー51と
が係合することがないように設定されている。つまり、
第1のレバー62および第2のレバー63は、モータ1
3が、常時行うスロットルバルブ開度を微調整する制御
に対して、その制御範囲の上限および下限のリミッタと
して存在している。
【0037】この制御範囲の上限および下限のリミッタ
としての作用を説明するために、図3,図4を用いて、
トルクリミッタを内蔵する電磁クラッチl2の構造を次
に説明する。
としての作用を説明するために、図3,図4を用いて、
トルクリミッタを内蔵する電磁クラッチl2の構造を次
に説明する。
【0038】図3,図4は、電磁クラッチl2の構造を
示す断面図である。図3は、電磁クラッチ12が通電さ
れて接続している状態を示しており、図4は、電磁クラ
ッチl2が通電されずに切断されている状態を示してい
る。
示す断面図である。図3は、電磁クラッチ12が通電さ
れて接続している状態を示しており、図4は、電磁クラ
ッチl2が通電されずに切断されている状態を示してい
る。
【0039】スロットル軸5の外周にはロータl21
が、スロットル軸5と一体となって回転するように取り
付けられている。ロータl21のフランジ部には、摩擦
板122が取り付けられている。磁界を発生するコイル
l23は、コアl24に収納されて吸気筒2に固定され
ている。アーマチヤl25は、モータl3からの回転が
入力されるギアl27に板ばねl26を介して取り付け
られている。ギアl27は、軸受l28を介してスロッ
トル軸5の外周に回転自在に支持されている。
が、スロットル軸5と一体となって回転するように取り
付けられている。ロータl21のフランジ部には、摩擦
板122が取り付けられている。磁界を発生するコイル
l23は、コアl24に収納されて吸気筒2に固定され
ている。アーマチヤl25は、モータl3からの回転が
入力されるギアl27に板ばねl26を介して取り付け
られている。ギアl27は、軸受l28を介してスロッ
トル軸5の外周に回転自在に支持されている。
【0040】コイルl23に通電があると、コア12
4,ロータl21およびアーマチヤl25によって磁気
回路が形成され、アーマチヤl25をロータl21に引
きつける電磁力が発生する。このとき、図3に示すよう
に、アーマチャl25は、電磁力によって板ばねl26
のばね力に打ち勝って摩擦板l22に押しつけられ、ア
ーマチヤ125と摩擦板l22との間の摩擦力により、
ギア127の回転はロータl21およびスロットル軸5
に伝達される。一方、コイルl23に通電がない場合に
は、図4に示すように、板ばね126のばね力によって
アーマチヤ125はギアl27の方向に移動し、アーマ
チヤl25と摩擦板l22とは切断される。
4,ロータl21およびアーマチヤl25によって磁気
回路が形成され、アーマチヤl25をロータl21に引
きつける電磁力が発生する。このとき、図3に示すよう
に、アーマチャl25は、電磁力によって板ばねl26
のばね力に打ち勝って摩擦板l22に押しつけられ、ア
ーマチヤ125と摩擦板l22との間の摩擦力により、
ギア127の回転はロータl21およびスロットル軸5
に伝達される。一方、コイルl23に通電がない場合に
は、図4に示すように、板ばね126のばね力によって
アーマチヤ125はギアl27の方向に移動し、アーマ
チヤl25と摩擦板l22とは切断される。
【0041】また、電磁クラッチl2は、トルクリミッ
タl9を内蔵している。
タl9を内蔵している。
【0042】トルクリミッタ19は、ギア127とスプ
ライン部によって結合されて一体となって回転する摩擦
板192と、ロータ121とスプライン部によって結合
されて一体となって回転する摩擦板193と、摩擦板1
92と摩擦板193とを押しつける力を発生する波状ば
ね191とから構成される。トルクリミッタ19が伝達
可能なトルクの大きさは、波状ばね191の押しつけ力
によって調整される。
ライン部によって結合されて一体となって回転する摩擦
板192と、ロータ121とスプライン部によって結合
されて一体となって回転する摩擦板193と、摩擦板1
92と摩擦板193とを押しつける力を発生する波状ば
ね191とから構成される。トルクリミッタ19が伝達
可能なトルクの大きさは、波状ばね191の押しつけ力
によって調整される。
【0043】モータl3とスロットル軸5の間を伝達さ
れるトルクに対して、電磁クラッチl2のアーマチヤl
25と摩擦板l22とを介するトルク伝達とトルクリミ
ッタl9によるトルク伝達とは、並列関係となるように
構成されている。電磁クラッチl2が切断状態のときに
モータl3とスロットル軸5との間で伝達されるトルク
の大きさは、トルクリミッタ19に滑りを生じ始める最
大伝達トルクが上限となる。一方、電磁クラッチl2が
接続状態にあるときには、モータl3の駆動力のすべて
がスロットル軸5に伝達されるように、電磁クラッチl
2の伝達トルクが設定されている。
れるトルクに対して、電磁クラッチl2のアーマチヤl
25と摩擦板l22とを介するトルク伝達とトルクリミ
ッタl9によるトルク伝達とは、並列関係となるように
構成されている。電磁クラッチl2が切断状態のときに
モータl3とスロットル軸5との間で伝達されるトルク
の大きさは、トルクリミッタ19に滑りを生じ始める最
大伝達トルクが上限となる。一方、電磁クラッチl2が
接続状態にあるときには、モータl3の駆動力のすべて
がスロットル軸5に伝達されるように、電磁クラッチl
2の伝達トルクが設定されている。
【0044】トルクリミッタ19の最大伝達トルクは、
トルクリミッタ19を介してモータ13によって駆動さ
れる部材、すなわち、スロットル軸5やスロットルバル
ブ4などが、モータ13によってスロットルバルブ開度
を常時微調整する制御を受ける際に発生する慣性トルク
の最大値と等しいかあるいは大きく、すなわち最大値以
上で、かつ、戻しばね16がアクセルレバー7に付勢す
るトルクおよび差動ばね15が差動レバー6の第3のレ
バー61とアクセルレバー7の係合部71とを互いに密
着させるトルクよりも小さくなるように設定されてい
る。
トルクリミッタ19を介してモータ13によって駆動さ
れる部材、すなわち、スロットル軸5やスロットルバル
ブ4などが、モータ13によってスロットルバルブ開度
を常時微調整する制御を受ける際に発生する慣性トルク
の最大値と等しいかあるいは大きく、すなわち最大値以
上で、かつ、戻しばね16がアクセルレバー7に付勢す
るトルクおよび差動ばね15が差動レバー6の第3のレ
バー61とアクセルレバー7の係合部71とを互いに密
着させるトルクよりも小さくなるように設定されてい
る。
【0045】このように構成された本発明のスロットル
アクチュエータの動作について、以下に説明する。
アクチュエータの動作について、以下に説明する。
【0046】図5は、説明を分かりやすくするために、
スロットルアクチュエータの回転の動きを直線の動きと
して表した動作説明図である。図では、スロットルバル
ブ4の開き方向を左向きにとっている。図5で新たに設
けた部材として、52および53は、それぞれスロット
ルバルブ4の全閉ストッパおよび全開ストッパを示し、
73および74は、それぞれアクセルレバー7の全閉ス
トッパおよび全開ストッパを示している。
スロットルアクチュエータの回転の動きを直線の動きと
して表した動作説明図である。図では、スロットルバル
ブ4の開き方向を左向きにとっている。図5で新たに設
けた部材として、52および53は、それぞれスロット
ルバルブ4の全閉ストッパおよび全開ストッパを示し、
73および74は、それぞれアクセルレバー7の全閉ス
トッパおよび全開ストッパを示している。
【0047】図5は、電磁クラッチl2を切断した状態
で、アクセルペダル9の踏み込み量に応じてスロットル
バルブ4の開度をモータl3によって微調整する制御を
行っている様子を示している。このとき、モータl3が
発生するトルクは、トルクリミッタl9のみを伝わって
スロットル軸5に伝達される。図5では、簡単のために
電磁クラッチl2を省略し、トルクリミッタl9のみを
記している。モータl3の開度制御が正常に行われてい
るときには、スロットル軸5の係合レバー51と差動レ
バー6の第lのレバー62および第2のレバー63との
間に空隙が存在し、スロットル軸5と差動レバー6とは
非接触である。従って、差動レバー6を介してアクセル
レバー7がモータl3からのトルクを受けて動かされる
ことがないので、モータl3によるスロットルバルブ4
の開度制御を安定して行うことができる。このとき、ア
クセルレバー7と差動レバー6とは差動ばねl5の作用
によって密着して動いている。
で、アクセルペダル9の踏み込み量に応じてスロットル
バルブ4の開度をモータl3によって微調整する制御を
行っている様子を示している。このとき、モータl3が
発生するトルクは、トルクリミッタl9のみを伝わって
スロットル軸5に伝達される。図5では、簡単のために
電磁クラッチl2を省略し、トルクリミッタl9のみを
記している。モータl3の開度制御が正常に行われてい
るときには、スロットル軸5の係合レバー51と差動レ
バー6の第lのレバー62および第2のレバー63との
間に空隙が存在し、スロットル軸5と差動レバー6とは
非接触である。従って、差動レバー6を介してアクセル
レバー7がモータl3からのトルクを受けて動かされる
ことがないので、モータl3によるスロットルバルブ4
の開度制御を安定して行うことができる。このとき、ア
クセルレバー7と差動レバー6とは差動ばねl5の作用
によって密着して動いている。
【0048】また、モータl3がトルクリミッタl9を
介して駆動するのはスロットル軸5とスロットルバルブ
4であるので、トルクリミッタl9が伝達するトルク
は、スロットル軸5およびスロットルバルブ4の慣性ト
ルクに等しい。上述のように、トルクリミッタl9の最
大伝達トルクは、この慣性トルク以上となるように設定
されている。従って、モータl3によるスロットルバル
ブ4の開度制御中にトルクリミッタl9に滑りが生じる
ことがないので、高速で高精度に開度を制御することが
可能である。
介して駆動するのはスロットル軸5とスロットルバルブ
4であるので、トルクリミッタl9が伝達するトルク
は、スロットル軸5およびスロットルバルブ4の慣性ト
ルクに等しい。上述のように、トルクリミッタl9の最
大伝達トルクは、この慣性トルク以上となるように設定
されている。従って、モータl3によるスロットルバル
ブ4の開度制御中にトルクリミッタl9に滑りが生じる
ことがないので、高速で高精度に開度を制御することが
可能である。
【0049】続いて、電磁クラッチl2を切断した状態
で、モータ13やコントロールユニットl0などの故障
によってモータ13が暴走した場合の動作を説明する。
で、モータ13やコントロールユニットl0などの故障
によってモータ13が暴走した場合の動作を説明する。
【0050】図6は、電磁クラッチl2を切断した状態
で、モータl3がスロットルバルブ4を開く方向に暴走
したときの動作を説明するための図である。
で、モータl3がスロットルバルブ4を開く方向に暴走
したときの動作を説明するための図である。
【0051】このとき、スロットルバルブ4は、スロッ
トル軸5の係合レバー51が差動レバー6の第1のレバ
ー62に係合するまで、トルクリミッタ19を介してモ
ータ13によって駆動される。モータ13がスロットル
バルブ4をさらに開こうとすると、スロットル軸5に
は、戻しばね16が発生するスロットルバルブ4を閉じ
る方向のトルクがアクセルレバー7および差動レバー6
を介して付勢される。ここで、トルクリミッタ19の最
大伝達トルクは、戻しばね16がアクセルレバー7に付
勢するトルクよりも小さくなるように設定されているの
で、トルクリミッタ19に滑りが生じる。よって、モー
タ13はさらに開き方向に回転を続けるが、スロットル
バルブ4の開度は差動レバー6の第1のレバー62の位
置以上の開度に開くことがない。
トル軸5の係合レバー51が差動レバー6の第1のレバ
ー62に係合するまで、トルクリミッタ19を介してモ
ータ13によって駆動される。モータ13がスロットル
バルブ4をさらに開こうとすると、スロットル軸5に
は、戻しばね16が発生するスロットルバルブ4を閉じ
る方向のトルクがアクセルレバー7および差動レバー6
を介して付勢される。ここで、トルクリミッタ19の最
大伝達トルクは、戻しばね16がアクセルレバー7に付
勢するトルクよりも小さくなるように設定されているの
で、トルクリミッタ19に滑りが生じる。よって、モー
タ13はさらに開き方向に回転を続けるが、スロットル
バルブ4の開度は差動レバー6の第1のレバー62の位
置以上の開度に開くことがない。
【0052】図7は、電磁クラッチl2を切断した状態
で、モータl3がスロットルバルブ4を閉じる方向に暴
走したときの動作説明図である。
で、モータl3がスロットルバルブ4を閉じる方向に暴
走したときの動作説明図である。
【0053】このとき、スロットルバルブ4は、スロッ
トル軸5の係合レバー51が差動レバー6の第2のレバ
ー63に係合するまで、トルクリミッタ19を介してモ
ータ13によって駆動される。モータ13がスロットル
バルブ4をさらに閉じようとすると、スロットル軸5に
は、差動ばね15が差動レバー6をアクセルレバー7に
密着させているトルクが伝達される。ここで、トルクリ
ミッタ19の最大伝達トルクは、差動ばね15が差動レ
バー6とアクセルレバー7とを互いに密着させるトルク
よりも小さくなるように設定されているので、差動レバ
ー6とアクセルレバー7とは密着状態を保ったまま、ト
ルクリミッタ19には滑りが生じる。よって、モータ1
3はさらに閉じ方向に回転を続けるが、スロットルバル
ブ4の開度は差動レバー6の第2のレバー63の位置以
下の開度に閉じることがない。
トル軸5の係合レバー51が差動レバー6の第2のレバ
ー63に係合するまで、トルクリミッタ19を介してモ
ータ13によって駆動される。モータ13がスロットル
バルブ4をさらに閉じようとすると、スロットル軸5に
は、差動ばね15が差動レバー6をアクセルレバー7に
密着させているトルクが伝達される。ここで、トルクリ
ミッタ19の最大伝達トルクは、差動ばね15が差動レ
バー6とアクセルレバー7とを互いに密着させるトルク
よりも小さくなるように設定されているので、差動レバ
ー6とアクセルレバー7とは密着状態を保ったまま、ト
ルクリミッタ19には滑りが生じる。よって、モータ1
3はさらに閉じ方向に回転を続けるが、スロットルバル
ブ4の開度は差動レバー6の第2のレバー63の位置以
下の開度に閉じることがない。
【0054】このように、本発明のスロットルアクチュ
エータは、電磁クラッチ12を切断した状態のときに故
障によってモータ13が暴走しても、差動レバー6の第
1のレバー62および第2のレバー63がそれぞれスロ
ットルバルブ4の開度の上限および下限のリミッタとし
て働くため、スロットルバルブ4が急全開や急全閉とな
って車両が急加速や急減速することがない。さらに、差
動レバー6の第1,第2のレバーのリミッタとしての動
作は、コントロールユニット10を介さずに行われる。
よって、コントロールユニット10の故障によりモータ
13の制御がまったく不能に陥った場合にも、運転者の
アクセルペダル操作によって直接スロットルバルブ4の
開度を調整して車両を安全に走行させることができる。
エータは、電磁クラッチ12を切断した状態のときに故
障によってモータ13が暴走しても、差動レバー6の第
1のレバー62および第2のレバー63がそれぞれスロ
ットルバルブ4の開度の上限および下限のリミッタとし
て働くため、スロットルバルブ4が急全開や急全閉とな
って車両が急加速や急減速することがない。さらに、差
動レバー6の第1,第2のレバーのリミッタとしての動
作は、コントロールユニット10を介さずに行われる。
よって、コントロールユニット10の故障によりモータ
13の制御がまったく不能に陥った場合にも、運転者の
アクセルペダル操作によって直接スロットルバルブ4の
開度を調整して車両を安全に走行させることができる。
【0055】図8に、電磁クラッチl2を切断している
場合の、運転者のアクセルペダル踏み込み量に対するモ
ータl3によって制御可能なスロットルバルブ4の開度
範囲、およびモータl3が制御不能になったときにアク
セルペダル操作によって調整可能なスロットルバルブ4
の開度を示す。
場合の、運転者のアクセルペダル踏み込み量に対するモ
ータl3によって制御可能なスロットルバルブ4の開度
範囲、およびモータl3が制御不能になったときにアク
セルペダル操作によって調整可能なスロットルバルブ4
の開度を示す。
【0056】図中、斜線でハッチングを施された範囲O
ACDEGOが、運転者のアクセルペダル踏み込み量に
対してモータ13によって制御可能なスロットルバルブ
4の開度範囲を示している。例えば、アクセルペダル踏
み込み量がaのときにモータ13の制御によって調整し
得るスロットルバルブ4の開度はbからcであり、開度
の調整幅d(=c−d)は、差動レバー6の第1のレバ
ー62および第2のレバー63とスロットル軸5の係合
レバー51の間の空隙の大きさによって決定される。図
8の斜線の範囲内で、モータ13の制御によってスロッ
トルバルブ4の開度を調整している限り、アクセルレバ
ー7にはモータ13が発生するトルクは伝達されない。
ACDEGOが、運転者のアクセルペダル踏み込み量に
対してモータ13によって制御可能なスロットルバルブ
4の開度範囲を示している。例えば、アクセルペダル踏
み込み量がaのときにモータ13の制御によって調整し
得るスロットルバルブ4の開度はbからcであり、開度
の調整幅d(=c−d)は、差動レバー6の第1のレバ
ー62および第2のレバー63とスロットル軸5の係合
レバー51の間の空隙の大きさによって決定される。図
8の斜線の範囲内で、モータ13の制御によってスロッ
トルバルブ4の開度を調整している限り、アクセルレバ
ー7にはモータ13が発生するトルクは伝達されない。
【0057】図8中の失印GB,BC,CF,FGは、
モータl3の制御が不能になったときにアクセルペダル
踏み込み量を0%からl00%およびl00%から0%
に変化させたときの、スロットルバルブ4の開度の変化
を示している。つまり、このときのアクセルペダル踏み
込み量に対するスロットルバルブ4の開度変化は、GB
CFGで示されるヒステリシスを持つ。
モータl3の制御が不能になったときにアクセルペダル
踏み込み量を0%からl00%およびl00%から0%
に変化させたときの、スロットルバルブ4の開度の変化
を示している。つまり、このときのアクセルペダル踏み
込み量に対するスロットルバルブ4の開度変化は、GB
CFGで示されるヒステリシスを持つ。
【0058】点Gに対応するスロットルバルブ4の開度
は、アイドルスピードコントロールに使用する開度であ
ると同時に、制御不能時にアクセルペダル操作によって
戻せる最小開度である。従って、点Gの位置は、アクセ
ルペダル9を戻したときにエンジン出力を充分に絞るこ
とができるスロットルバルブ4の開度となるように設定
される。
は、アイドルスピードコントロールに使用する開度であ
ると同時に、制御不能時にアクセルペダル操作によって
戻せる最小開度である。従って、点Gの位置は、アクセ
ルペダル9を戻したときにエンジン出力を充分に絞るこ
とができるスロットルバルブ4の開度となるように設定
される。
【0059】点Cに対応するスロットルバルブ4の開度
は、制御不能時にアクセルペダル操作によって開くこと
ができる最大開度である。従って、点Cの位置は、アク
セルペダル9を最大位置まで踏み込んだときに、車両を
安定に走行させることができるエンジン出力を得ること
ができるスロットルバルブ4の開度となるように設定さ
れる。
は、制御不能時にアクセルペダル操作によって開くこと
ができる最大開度である。従って、点Cの位置は、アク
セルペダル9を最大位置まで踏み込んだときに、車両を
安定に走行させることができるエンジン出力を得ること
ができるスロットルバルブ4の開度となるように設定さ
れる。
【0060】また、開度制御幅dや制御範囲の下限AC
および上限GEの傾きは、差動レバー6の第1のレバー
62および第2のレバー63とスロットル軸5の係合レ
バー51との間の空隙の大きさやアクセルワイヤ8がか
けられるアクセルレバー7の有効径を変化させることに
よって調整可能である。
および上限GEの傾きは、差動レバー6の第1のレバー
62および第2のレバー63とスロットル軸5の係合レ
バー51との間の空隙の大きさやアクセルワイヤ8がか
けられるアクセルレバー7の有効径を変化させることに
よって調整可能である。
【0061】例えば、図9に示すように、アクセルレバ
ー7の有効径を、図8に示したものに比べて小さくする
と、ACおよびGEの傾きが急になる。ここで、制御不
能時のスロットルバルブ4の最大開度を与える点Cの位
置が図8の場合と等しくなるように設定すると、図8の
場合に比べて開度制御幅dを大きくすることができる。
しかし、同時に、制御不能時のアクセルペダル踏み込み
量に対するスロットルバルブ4の開度変化のヒステリシ
スGBCFGは、図8の場合に比ベて大きくなる。
ー7の有効径を、図8に示したものに比べて小さくする
と、ACおよびGEの傾きが急になる。ここで、制御不
能時のスロットルバルブ4の最大開度を与える点Cの位
置が図8の場合と等しくなるように設定すると、図8の
場合に比べて開度制御幅dを大きくすることができる。
しかし、同時に、制御不能時のアクセルペダル踏み込み
量に対するスロットルバルブ4の開度変化のヒステリシ
スGBCFGは、図8の場合に比ベて大きくなる。
【0062】また、図l0に示すように、アクセルレバ
ー7の有効径を、図8に示したものに比ベて大きくする
と、ACおよびGEの傾きが緩やかになる。制御不能時
のスロットルバルブ4の最大開度を与える点Cの位置が
図8の場合と等しくなるように設定すると、図8の場合
に比ベて開度制御幅dは小さくなる。しかし、同時に、
制御不能時のアクセルペダル踏み込み量に対するスロッ
トルバルブ4の開度変化のヒステリシスGBCFGも、
図8の場合に比べて小さくすることができる。
ー7の有効径を、図8に示したものに比ベて大きくする
と、ACおよびGEの傾きが緩やかになる。制御不能時
のスロットルバルブ4の最大開度を与える点Cの位置が
図8の場合と等しくなるように設定すると、図8の場合
に比ベて開度制御幅dは小さくなる。しかし、同時に、
制御不能時のアクセルペダル踏み込み量に対するスロッ
トルバルブ4の開度変化のヒステリシスGBCFGも、
図8の場合に比べて小さくすることができる。
【0063】このように、差動レバー6の第1のレバー
62および第2のレバー63とスロットル幅5の係合レ
バー51との間の空隙の大きさとアクセルワイヤ8がか
けられるアクセルレバー7の有効径を変化させることに
よって、制御に必要な開度幅や制御不能時のアクセルペ
ダル操作に対するスロットルバルブ開度の特性を自由に
設定することが可能である。
62および第2のレバー63とスロットル幅5の係合レ
バー51との間の空隙の大きさとアクセルワイヤ8がか
けられるアクセルレバー7の有効径を変化させることに
よって、制御に必要な開度幅や制御不能時のアクセルペ
ダル操作に対するスロットルバルブ開度の特性を自由に
設定することが可能である。
【0064】次に、電磁クラッチ12を接続して、オー
トスピードコントロールやトラクションコントロールな
どをはじめとする、車両の操作状態をフイードバックし
てスロットルバルブの開度を大きく変化させる制御を行
う場合のスロットルアクチュエータの動作について説明
する。これらの制御を実行できる状態にするためには、
図2を用いて説明したように、運転者がその制御機能を
実行させたいときに、指令スイッチ17を操作して電磁
クラッチ12を接続し、差動レバー6の第1のレバー6
2あるいは第2のレバー63とスロットル軸5との係合
レバー51とが係合してもトルクリミッタ19に滑りが
生じないようにすることが必要である。
トスピードコントロールやトラクションコントロールな
どをはじめとする、車両の操作状態をフイードバックし
てスロットルバルブの開度を大きく変化させる制御を行
う場合のスロットルアクチュエータの動作について説明
する。これらの制御を実行できる状態にするためには、
図2を用いて説明したように、運転者がその制御機能を
実行させたいときに、指令スイッチ17を操作して電磁
クラッチ12を接続し、差動レバー6の第1のレバー6
2あるいは第2のレバー63とスロットル軸5との係合
レバー51とが係合してもトルクリミッタ19に滑りが
生じないようにすることが必要である。
【0065】図11は、電磁クラッチ12を接続した状
態で、オートスピードコントロールのように、アクセル
ペダル9の踏み込み量に対してスロットルバルブ4の開
度を大きくする制御をモータ13により行っている様子
を示している。このとき、モータ13が発生するトルク
は、電磁クラッチ12を伝わってすべてスロットル軸5
に伝達される。図11では、簡単のためにトルクリミッ
タ19を省略し、電磁クラッチ12のみを記している。
モータ13がスロットルバルブ4を開き方向に駆動する
と、スロットル幅5の係合レバー51と差動レバー6の
第1のレバー62とが接触し、アクセルレバー7は、ス
ロットルバルブ4の開き方向に動かされる。オートスピ
ードコントロールなどの制御は、車両の走行状態に応じ
てコントロールユニット10によって決定された開度と
なるようにスロットルバルブ4の開度をモータ13によ
って調整するものなので、アクセルレバー7の位置が動
かされてもモータ13による開度制御を不安定にするこ
とはない。
態で、オートスピードコントロールのように、アクセル
ペダル9の踏み込み量に対してスロットルバルブ4の開
度を大きくする制御をモータ13により行っている様子
を示している。このとき、モータ13が発生するトルク
は、電磁クラッチ12を伝わってすべてスロットル軸5
に伝達される。図11では、簡単のためにトルクリミッ
タ19を省略し、電磁クラッチ12のみを記している。
モータ13がスロットルバルブ4を開き方向に駆動する
と、スロットル幅5の係合レバー51と差動レバー6の
第1のレバー62とが接触し、アクセルレバー7は、ス
ロットルバルブ4の開き方向に動かされる。オートスピ
ードコントロールなどの制御は、車両の走行状態に応じ
てコントロールユニット10によって決定された開度と
なるようにスロットルバルブ4の開度をモータ13によ
って調整するものなので、アクセルレバー7の位置が動
かされてもモータ13による開度制御を不安定にするこ
とはない。
【0066】アクセルレバー7が、運転者のアクセルペ
ダル踏み込み量に対して開き側に動かされると、運転者
がアクセルペダル9の踏み込み力で負担していた戻しば
ねl6のトルクを、モータ13が負担することになる。
つまり、運転者はアクセルペダル9が軽くなったことを
感じ、モータl3によってスロットルバルブ4が開き側
に大きく動かされたことをアクセルペダル9を通しても
知ることができる。ただし、このとき、アクセルワイヤ
8はたるむので、アクセルペダル9の踏み込み位置が動
かされることはない。
ダル踏み込み量に対して開き側に動かされると、運転者
がアクセルペダル9の踏み込み力で負担していた戻しば
ねl6のトルクを、モータ13が負担することになる。
つまり、運転者はアクセルペダル9が軽くなったことを
感じ、モータl3によってスロットルバルブ4が開き側
に大きく動かされたことをアクセルペダル9を通しても
知ることができる。ただし、このとき、アクセルワイヤ
8はたるむので、アクセルペダル9の踏み込み位置が動
かされることはない。
【0067】図12は、電磁クラッチ12を接続した状
態で、トラクションコントロールのように、アクセルペ
ダル9の踏み込み量に対してスロットルバルブ4の開度
を小さくする制御をモータ13により行っている様子を
示している。図11と同様、図12でも、簡単のために
トルクリミッタ19を省略し、電磁クラッチ12のみを
記している。モータ13がスロットルバルブ4を閉じ方
向に駆動すると、スロットル幅5の係合レバー51と差
動レバー6の第2のレバー63とが係合し、差動レバー
6はスロットルバルブ4の閉じ方向に動かされる。差動
レバー6が閉じ方向に動かされると、アクセルレバー7
には差動ばね15のトルクが作用するため、運転者はア
クセルペダル9の踏み込み力で戻しばね16のトルクと
差動ばね15のトルクを負担することになる。つまり、
運転者はアクセルペダル9が重くなったことを感じ、モ
ータ13によってスロットルバルブ4が閉じ側に大きく
動かされたことをアクセルペダル9を通しても知ること
ができる。また、このとき、アクセルレバー7は、運転
者のアクセルペダル9の踏み込み量に対応する位置より
も閉じ側に動くことはない。
態で、トラクションコントロールのように、アクセルペ
ダル9の踏み込み量に対してスロットルバルブ4の開度
を小さくする制御をモータ13により行っている様子を
示している。図11と同様、図12でも、簡単のために
トルクリミッタ19を省略し、電磁クラッチ12のみを
記している。モータ13がスロットルバルブ4を閉じ方
向に駆動すると、スロットル幅5の係合レバー51と差
動レバー6の第2のレバー63とが係合し、差動レバー
6はスロットルバルブ4の閉じ方向に動かされる。差動
レバー6が閉じ方向に動かされると、アクセルレバー7
には差動ばね15のトルクが作用するため、運転者はア
クセルペダル9の踏み込み力で戻しばね16のトルクと
差動ばね15のトルクを負担することになる。つまり、
運転者はアクセルペダル9が重くなったことを感じ、モ
ータ13によってスロットルバルブ4が閉じ側に大きく
動かされたことをアクセルペダル9を通しても知ること
ができる。また、このとき、アクセルレバー7は、運転
者のアクセルペダル9の踏み込み量に対応する位置より
も閉じ側に動くことはない。
【0068】図13は、電磁クラッチ12を接続してい
る場合の、運転者のアクセルペダル踏み込み量に対する
モータl3によって制御可能なスロットルバルブ4の開
度範囲を示している。
る場合の、運転者のアクセルペダル踏み込み量に対する
モータl3によって制御可能なスロットルバルブ4の開
度範囲を示している。
【0069】図中、斜線でハッチングを施された範囲
が、運転者のアクセルペダル踏み込み量に対してモータ
13によって制御可能なスロットルバルブ4の開度範囲
を示している。すなわち、アクセルペダル踏み込み量が
任意の位置で、モータ13の制御によってスロットルバ
ルブ4の開度を全閉から全開まで調整可能である。範囲
OACDEGOは、モータ13によってスロットルバル
ブ4の開度を制御しても運転者が操作するアクセルペダ
ル9の踏み込み力に変化を及ぼさない開度範囲を示して
いる。この開度範囲は、差動レバー6の第1のレバー6
2および第2のレバー63とスロットル軸5の係合レバ
ー51の間の空隙の大きさによって設定される。また、
範囲GEHGおよび範囲AICAは、それぞれ、モータ
13の開度制御によってアクセルペダル9が軽くなる開
度範囲および重くなる開度範囲を示している。
が、運転者のアクセルペダル踏み込み量に対してモータ
13によって制御可能なスロットルバルブ4の開度範囲
を示している。すなわち、アクセルペダル踏み込み量が
任意の位置で、モータ13の制御によってスロットルバ
ルブ4の開度を全閉から全開まで調整可能である。範囲
OACDEGOは、モータ13によってスロットルバル
ブ4の開度を制御しても運転者が操作するアクセルペダ
ル9の踏み込み力に変化を及ぼさない開度範囲を示して
いる。この開度範囲は、差動レバー6の第1のレバー6
2および第2のレバー63とスロットル軸5の係合レバ
ー51の間の空隙の大きさによって設定される。また、
範囲GEHGおよび範囲AICAは、それぞれ、モータ
13の開度制御によってアクセルペダル9が軽くなる開
度範囲および重くなる開度範囲を示している。
【0070】また、図l3中の矢印GB,BC,CF,
FGは、故障時に電磁クラッチl2を切断したときに、
アクセルペダル踏み込み量を0%からl00%およびl
00%から0%に変化させたときのスロットルバルブ4
の開度の変化を示している。
FGは、故障時に電磁クラッチl2を切断したときに、
アクセルペダル踏み込み量を0%からl00%およびl
00%から0%に変化させたときのスロットルバルブ4
の開度の変化を示している。
【0071】電磁クラッチl2を接続した状態で、モー
タ13やコントロールユニットl0などの故障によって
モータ13が暴走した場合の動作は、図2を用いて説明
したように、以下の通りである。
タ13やコントロールユニットl0などの故障によって
モータ13が暴走した場合の動作は、図2を用いて説明
したように、以下の通りである。
【0072】すなわち、故障をコントロールユニット1
0が検出した場合には、コントロールユニット10がス
イッチ172を切断することによって電磁クラッチ12
は切断される。コントロールユニット10が故障してス
イッチ172が切断されない場合には、運転者が指令ス
イッチ17を操作してスイッチ171を切断すれば、電
磁クラッチ12は切断される。電磁クラッチ12が切断
された後の動作は、図6,図7を用いて説明した動作と
同じとなり、モータ13とスロットル軸5はトルクリミ
ッタ19のみによって結ばれる状態となる。以降は、差
動レバー6の第1のレバー62および第2のレバー63
が、それぞれスロットルバルブ4の開度の上限および下
限のリミッタとして働くため、スロットルバルブ4が急
全開や急全閉となって車両が急加速や急減速することが
ない。この差動レバー6の第1,第2のレバーのリミッ
タとしての動作は、コントロールユニット10を介さず
に行われるものである。よって、コントロールユニット
10の故障によって、モータ13の制御がまったくの不
能に陥った場合にも、運転者のアクセルペダル操作によ
って直接スロットルバルブ4の開度調整して車両を安全
に走行させることができる。
0が検出した場合には、コントロールユニット10がス
イッチ172を切断することによって電磁クラッチ12
は切断される。コントロールユニット10が故障してス
イッチ172が切断されない場合には、運転者が指令ス
イッチ17を操作してスイッチ171を切断すれば、電
磁クラッチ12は切断される。電磁クラッチ12が切断
された後の動作は、図6,図7を用いて説明した動作と
同じとなり、モータ13とスロットル軸5はトルクリミ
ッタ19のみによって結ばれる状態となる。以降は、差
動レバー6の第1のレバー62および第2のレバー63
が、それぞれスロットルバルブ4の開度の上限および下
限のリミッタとして働くため、スロットルバルブ4が急
全開や急全閉となって車両が急加速や急減速することが
ない。この差動レバー6の第1,第2のレバーのリミッ
タとしての動作は、コントロールユニット10を介さず
に行われるものである。よって、コントロールユニット
10の故障によって、モータ13の制御がまったくの不
能に陥った場合にも、運転者のアクセルペダル操作によ
って直接スロットルバルブ4の開度調整して車両を安全
に走行させることができる。
【0073】次に、本発明のスロットルアクチュエータ
の第2の実施例を説明する。
の第2の実施例を説明する。
【0074】図14は、第2の実施例の主要部の構造を
示す図である。図1に示した第1の実施例との相違点
は、スロットル軸5に対してスロットルバルブ4の閉じ
方向のトルクを付勢する第2の戻しばね20を備えたこ
とである。第2の戻しばね20の一端は、吸気筒2に植
設されたピン18に係合され、他端は、スロットル軸5
と一体となって回転するばねハンガ54に係合されてい
る。
示す図である。図1に示した第1の実施例との相違点
は、スロットル軸5に対してスロットルバルブ4の閉じ
方向のトルクを付勢する第2の戻しばね20を備えたこ
とである。第2の戻しばね20の一端は、吸気筒2に植
設されたピン18に係合され、他端は、スロットル軸5
と一体となって回転するばねハンガ54に係合されてい
る。
【0075】第2の実施例のスロットルアクチュエータ
が備えている電磁クラッチ12の断面図を図15に示
す。図l5の電磁クラッチl2は、図3,図4に示した
ものと異なる形式のトルクリミッタ21を内蔵してい
る。図l5において、卜ルクリミッタ21以外の部分は
図3,図4に示したものと同じものであり、また、図l
5は、電磁クラッチl2が切断された状態を示してい
る。
が備えている電磁クラッチ12の断面図を図15に示
す。図l5の電磁クラッチl2は、図3,図4に示した
ものと異なる形式のトルクリミッタ21を内蔵してい
る。図l5において、卜ルクリミッタ21以外の部分は
図3,図4に示したものと同じものであり、また、図l
5は、電磁クラッチl2が切断された状態を示してい
る。
【0076】トルクリミッタ21はコイルばねによって
構成される。コイルばねの内径は、ロータ121および
ギアl27のボス部の外径に対して若干のしめ代をもっ
て挿入されている。コイルばねの巻き方向は、ギアl2
7がロータl21に対してスロットルバルブ4の開き方
向に回転するときに巻き締める方向となるように取付け
られている(図l6参照)。
構成される。コイルばねの内径は、ロータ121および
ギアl27のボス部の外径に対して若干のしめ代をもっ
て挿入されている。コイルばねの巻き方向は、ギアl2
7がロータl21に対してスロットルバルブ4の開き方
向に回転するときに巻き締める方向となるように取付け
られている(図l6参照)。
【0077】モータl3がギアl27をスロットルバル
ブ4の開き方向に回転させると、コイルばねの内径とボ
ス部の間に摩擦力が発生して、モータl21、すなわ
ち、スロットル軸5を回転させることができる。しか
し、モータl3のトルクを増していくと、所定のトルク
で摩擦力が負けてコイルばねとボス部との間に滑りが生
じ始める。このときのトルクが、トルクリミッタ21の
最大伝達トルクである。最大伝達トルクの大きさは、コ
イルばねの内径のボス部の外径に対するしめ代およびボ
ス部ヘのばねの巻きつけ量を調整することによって任意
に設定することができる。モータl3がトルクリミッタ
21を介して駆動するのはスロットル軸5,スロットル
バルブ4、および第2の戻しばね20であり、トルクリ
ミッタ21が伝達するトルクは、スロットル軸5とスロ
ットルバルブ4の慣性トルクおよび第2の戻しばね20
がスロットルバルブ4の閉じ方向に発生するトルクに等
しい。トルクリミッタ21の最大伝達トルクを、この慣
性トルクと戻しばねのトルクとを加えた値以上となるよ
うに設定すれば、モータl3によるスロットルバルブ4
の開度制御中にトルクリミッタl9に滑りが発生するこ
とがない。
ブ4の開き方向に回転させると、コイルばねの内径とボ
ス部の間に摩擦力が発生して、モータl21、すなわ
ち、スロットル軸5を回転させることができる。しか
し、モータl3のトルクを増していくと、所定のトルク
で摩擦力が負けてコイルばねとボス部との間に滑りが生
じ始める。このときのトルクが、トルクリミッタ21の
最大伝達トルクである。最大伝達トルクの大きさは、コ
イルばねの内径のボス部の外径に対するしめ代およびボ
ス部ヘのばねの巻きつけ量を調整することによって任意
に設定することができる。モータl3がトルクリミッタ
21を介して駆動するのはスロットル軸5,スロットル
バルブ4、および第2の戻しばね20であり、トルクリ
ミッタ21が伝達するトルクは、スロットル軸5とスロ
ットルバルブ4の慣性トルクおよび第2の戻しばね20
がスロットルバルブ4の閉じ方向に発生するトルクに等
しい。トルクリミッタ21の最大伝達トルクを、この慣
性トルクと戻しばねのトルクとを加えた値以上となるよ
うに設定すれば、モータl3によるスロットルバルブ4
の開度制御中にトルクリミッタl9に滑りが発生するこ
とがない。
【0078】また、モータ13がギアl27をスロット
ルバルブ4が閉じる方向にまわすと、コイルばねは巻き
戻されるので、ギアl27からロータ121ヘのトルク
は、コイルばねとボス部との間に発生するわずかな空転
力によってしか伝達されなくなる。このとき、スロット
ル軸5は、第2の戻しばね20の付勢トルクによってス
ロットルバルブ4の閉じ方向に回転し、再び、コイルば
ねとボス部の間に摩擦力が発生する開度で停止する。
ルバルブ4が閉じる方向にまわすと、コイルばねは巻き
戻されるので、ギアl27からロータ121ヘのトルク
は、コイルばねとボス部との間に発生するわずかな空転
力によってしか伝達されなくなる。このとき、スロット
ル軸5は、第2の戻しばね20の付勢トルクによってス
ロットルバルブ4の閉じ方向に回転し、再び、コイルば
ねとボス部の間に摩擦力が発生する開度で停止する。
【0079】このように、トルクリミッタ21を介し
て、モータl3によってスロットルバルブ4の開度を制
御することが可能である。
て、モータl3によってスロットルバルブ4の開度を制
御することが可能である。
【0080】続いて、電磁クラッチl2を切断した状態
で、モータl3がスロットルバルブ4を開く方向に暴走
したときの動作を説明する。
で、モータl3がスロットルバルブ4を開く方向に暴走
したときの動作を説明する。
【0081】このとき、スロットルバルブ4は、スロッ
トル軸5の係合レバー51が差動レバー6の第1のレバ
ー62に係合するまで、トルクリミッタ21を介してモ
ータ13によって開かれる。モータ13がスロットルバ
ルブ4をさらに開こうとすると、スロットル軸5には、
戻しばね16が発生するスロットルバルブ4を閉じる方
向のトルクが差動レバー6およびアクセルレバー7を介
して付勢される。このとき、トルクリミッタ21が伝達
可能なトルクを、戻しばね16がアクセルレバー7に付
勢するトルクよりも小さくなるように設定しておけば、
トルクリミッタ21に滑りが生じる。よって、モータ1
3はさらに開き方向に回転を続けるが、スロットルバル
ブ4の開度は差動レバー6の第1のレバー62の位置以
上の開度に開くことがない。
トル軸5の係合レバー51が差動レバー6の第1のレバ
ー62に係合するまで、トルクリミッタ21を介してモ
ータ13によって開かれる。モータ13がスロットルバ
ルブ4をさらに開こうとすると、スロットル軸5には、
戻しばね16が発生するスロットルバルブ4を閉じる方
向のトルクが差動レバー6およびアクセルレバー7を介
して付勢される。このとき、トルクリミッタ21が伝達
可能なトルクを、戻しばね16がアクセルレバー7に付
勢するトルクよりも小さくなるように設定しておけば、
トルクリミッタ21に滑りが生じる。よって、モータ1
3はさらに開き方向に回転を続けるが、スロットルバル
ブ4の開度は差動レバー6の第1のレバー62の位置以
上の開度に開くことがない。
【0082】また、電磁クラッチ12を切断した状態
で、モータ13がスロットルバルブ4を閉じる方向に暴
走したときには、スロットルバルブ4は、スロットル軸
5の係合レバー51が差動レバー6の第2のレバー63
に係合するまで、第2の戻しばね21によって閉じられ
る。このとき、スロットル軸5には、トルクリミッタ2
1のコイルばねを巻き戻す方向のトルクが作用する。ト
ルクリミッタ21の空転力によって伝達されるトルクの
大きさを、差動ばね15が差動レバー6とアクセルレバ
ー7とを互いに密着させるトルクよりも小さくなるよう
に設定すれば、差動レバー6とアクセルレバー7とは密
着状態を保ったまま、トルクリミッタ21には滑りが生
じる。よって、モータ13はさらに閉じ方向に回転を続
けるが、スロットルバルブ4の開度は差動レバー6の第
2のレバー63の位置以下の開度に閉じることがない。
で、モータ13がスロットルバルブ4を閉じる方向に暴
走したときには、スロットルバルブ4は、スロットル軸
5の係合レバー51が差動レバー6の第2のレバー63
に係合するまで、第2の戻しばね21によって閉じられ
る。このとき、スロットル軸5には、トルクリミッタ2
1のコイルばねを巻き戻す方向のトルクが作用する。ト
ルクリミッタ21の空転力によって伝達されるトルクの
大きさを、差動ばね15が差動レバー6とアクセルレバ
ー7とを互いに密着させるトルクよりも小さくなるよう
に設定すれば、差動レバー6とアクセルレバー7とは密
着状態を保ったまま、トルクリミッタ21には滑りが生
じる。よって、モータ13はさらに閉じ方向に回転を続
けるが、スロットルバルブ4の開度は差動レバー6の第
2のレバー63の位置以下の開度に閉じることがない。
【0083】本発明の第2の実施例のスロットルアクチ
ュエータでも、第1の実施例と同様、電磁クラッチ12
を切断した状態のときに故障によってモータ13が暴走
しても、差動レバー6の第1のレバー62および第2の
レバー63がそれぞれスロットルバルブ4の開度の上限
および下限のリミッタとして働くため、スロットルバル
ブ4が急全開や急全閉となって車両が急加速や急減速す
ることがない。さらに、差動レバー6の第1,第2のレ
バーのリミッタの動作は、コントロールユニット10を
介さずに行われるものである。よって、コントロールユ
ニット10の故障によって、モータ13の制御がまった
く不能に陥った場合にも、運転者のアクセルペダル操作
によって、直接、スロットルバルブ4の開度調整して車
両を安全に走行させることができる。
ュエータでも、第1の実施例と同様、電磁クラッチ12
を切断した状態のときに故障によってモータ13が暴走
しても、差動レバー6の第1のレバー62および第2の
レバー63がそれぞれスロットルバルブ4の開度の上限
および下限のリミッタとして働くため、スロットルバル
ブ4が急全開や急全閉となって車両が急加速や急減速す
ることがない。さらに、差動レバー6の第1,第2のレ
バーのリミッタの動作は、コントロールユニット10を
介さずに行われるものである。よって、コントロールユ
ニット10の故障によって、モータ13の制御がまった
く不能に陥った場合にも、運転者のアクセルペダル操作
によって、直接、スロットルバルブ4の開度調整して車
両を安全に走行させることができる。
【0084】なお、第2の実施例でも、電磁クラッチl
2が接続状態にあるときには、モータ13の駆動力のす
べてがスロットル軸5に伝達されるように、電磁クラッ
チl2の伝達トルクが設定されている。電磁クラッチl
2を接続して行う場合の制御の動作や故障時の動作は、
第1の実施例で説明したものと同じである。
2が接続状態にあるときには、モータ13の駆動力のす
べてがスロットル軸5に伝達されるように、電磁クラッ
チl2の伝達トルクが設定されている。電磁クラッチl
2を接続して行う場合の制御の動作や故障時の動作は、
第1の実施例で説明したものと同じである。
【0085】次に本発明の第3の実施例を図17乃至2
2について説明する。
2について説明する。
【0086】図18において、スロットル軸5の一端に
は、アクセルレバー7がスロットル軸5に対して回転自
在に設置されている。アクセルレバー7は、アクセルワ
イヤ8を介してアクセルペダル9に接続される。また、
アクセルレバー7には、スロットルバルブ4の閉じ方向
のトルクを付勢する戻しばね16の一端が係合されてい
る。アクセルレバー7の詳細構造は後述するが、アクセ
ルレバー7は、スロットル軸5との係合部からスロット
ルバルブ4の開き方向の力を伝達される第1のレバー
と、スロットル軸5との係合部からスロットルバルブ4
の閉じ方向の力を伝達される第2のレバーとを備えてい
る。アクセルペダル9の踏み込み量が変化すると、アク
セルワイヤ8を介してアクセルレバー7が回転する。ア
クセルレバー7の回転位置すなわちアクセルペダル9の
踏み込み量は、アクセルポジションセンサ11によって
検出され、アクセルポジションセンサ11の出力信号は
コントロールユニット10に入力される。
は、アクセルレバー7がスロットル軸5に対して回転自
在に設置されている。アクセルレバー7は、アクセルワ
イヤ8を介してアクセルペダル9に接続される。また、
アクセルレバー7には、スロットルバルブ4の閉じ方向
のトルクを付勢する戻しばね16の一端が係合されてい
る。アクセルレバー7の詳細構造は後述するが、アクセ
ルレバー7は、スロットル軸5との係合部からスロット
ルバルブ4の開き方向の力を伝達される第1のレバー
と、スロットル軸5との係合部からスロットルバルブ4
の閉じ方向の力を伝達される第2のレバーとを備えてい
る。アクセルペダル9の踏み込み量が変化すると、アク
セルワイヤ8を介してアクセルレバー7が回転する。ア
クセルレバー7の回転位置すなわちアクセルペダル9の
踏み込み量は、アクセルポジションセンサ11によって
検出され、アクセルポジションセンサ11の出力信号は
コントロールユニット10に入力される。
【0087】スロットル軸5の他端は、トルクリミッタ
19を介してモータ13に接続される。モータ13は、
コントロールユニット10からの信号により回転が制御
される。モータ13からスロットル軸5に伝達される駆
動力の大きさは、トルクリミッタl9の伝達可能トルク
が上限となる。スロットル軸5の回転位置すなわちスロ
ットルバルブ4の開度は、スロットルポジションセンサ
14によって検出され、スロットルポジションセンサ1
4の出力信号はコントロールユニット10に入力され
る。
19を介してモータ13に接続される。モータ13は、
コントロールユニット10からの信号により回転が制御
される。モータ13からスロットル軸5に伝達される駆
動力の大きさは、トルクリミッタl9の伝達可能トルク
が上限となる。スロットル軸5の回転位置すなわちスロ
ットルバルブ4の開度は、スロットルポジションセンサ
14によって検出され、スロットルポジションセンサ1
4の出力信号はコントロールユニット10に入力され
る。
【0088】続いて、本発明の第3の実施例によるスロ
ットルアクチュエータの開閉機構の詳細を、図を用いて
説明する。
ットルアクチュエータの開閉機構の詳細を、図を用いて
説明する。
【0089】図17において、アクセルペダル9の踏み
込み力はアクセルワイヤ8を介して、スロットル軸5に
回転自在に設置されているアクセルレバー7に伝えられ
る。アクセルレバー7には、スロットルバルブ4の閉じ
方向のトルクを付勢する戻しばねl6の一端が係合さ
れ、戻しばね16の他端は、吸気筒2に植設されたピン
18に係合されている。さらに、アクセルレバー7に
は、スロットル軸5と一体となって回転する係合レバー
51からスロットルバルブ4の開き方向のトルクを伝達
される第1のレバー71と、係合レバー51からスロッ
トルバルブ4の閉じ方向のトルクを伝達される第2のレ
バー72とを備えている。
込み力はアクセルワイヤ8を介して、スロットル軸5に
回転自在に設置されているアクセルレバー7に伝えられ
る。アクセルレバー7には、スロットルバルブ4の閉じ
方向のトルクを付勢する戻しばねl6の一端が係合さ
れ、戻しばね16の他端は、吸気筒2に植設されたピン
18に係合されている。さらに、アクセルレバー7に
は、スロットル軸5と一体となって回転する係合レバー
51からスロットルバルブ4の開き方向のトルクを伝達
される第1のレバー71と、係合レバー51からスロッ
トルバルブ4の閉じ方向のトルクを伝達される第2のレ
バー72とを備えている。
【0090】アクセルレバー7の第1のレバー71およ
び第2のレバー72とスロットル軸5の係合レバー51
との間には空隙が存在する。空隙の大きさは、アイドル
スピードコントロール、操作感の向上や燃料消費量の低
滅、あるいは自動変速機の変速シヨックの低減などを実
現するために、アクセルペダル9の踏み込み量に対して
モータ13がスロットルバルブ開度を調整する制御を行
う際に、アクセルレバー7の第1のレバー7lおよび第
2のレバー72とスロットル軸5の係合レバー51とが
係合することがないように設定されている。つまり、第
1のレバー71および第2のレバー72は、モータ13
が常時行うスロットルバルブ開度を調整する制御に対し
て、その制御範囲の上限および下限のリミッタとして存
在している。
び第2のレバー72とスロットル軸5の係合レバー51
との間には空隙が存在する。空隙の大きさは、アイドル
スピードコントロール、操作感の向上や燃料消費量の低
滅、あるいは自動変速機の変速シヨックの低減などを実
現するために、アクセルペダル9の踏み込み量に対して
モータ13がスロットルバルブ開度を調整する制御を行
う際に、アクセルレバー7の第1のレバー7lおよび第
2のレバー72とスロットル軸5の係合レバー51とが
係合することがないように設定されている。つまり、第
1のレバー71および第2のレバー72は、モータ13
が常時行うスロットルバルブ開度を調整する制御に対し
て、その制御範囲の上限および下限のリミッタとして存
在している。
【0091】この制御範囲の上限および下限のリミッタ
としての作用を説明するために、図19、20を用い
て、トルクリミッタ19の構造を次に説明する。
としての作用を説明するために、図19、20を用い
て、トルクリミッタ19の構造を次に説明する。
【0092】図19は、トルクリミッタl9の構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【0093】スロットル軸5の外周には、モータl3か
らの回転が入力されるギアl27が、軸受128を介し
て回転自在に支持されている。
らの回転が入力されるギアl27が、軸受128を介し
て回転自在に支持されている。
【0094】トルクリミッタ19は、ギアl27とスブ
ライン部によって結合されて一体となって回転する摩擦
板192と、スロットル軸5と一体となって回転するロ
ータl21とスプライン部によって結合される摩擦板1
93と、摩擦板192と摩擦板193とを押しつける力
を発生する波状ばねl91とから構成される。トルクリ
ミッタl9が伝達可能なトルクの大きさは、波状ばねl
91の押しつけ力によって調整される。
ライン部によって結合されて一体となって回転する摩擦
板192と、スロットル軸5と一体となって回転するロ
ータl21とスプライン部によって結合される摩擦板1
93と、摩擦板192と摩擦板193とを押しつける力
を発生する波状ばねl91とから構成される。トルクリ
ミッタl9が伝達可能なトルクの大きさは、波状ばねl
91の押しつけ力によって調整される。
【0095】モータ13とスロットル軸5との間で伝達
されるトルクの大きさは、トルクリミッタl9に滑りを
生じ始める最大伝達トルクが上限となる。
されるトルクの大きさは、トルクリミッタl9に滑りを
生じ始める最大伝達トルクが上限となる。
【0096】トルクリミッタ19の最大伝達トルクは、
トルクリミッタl9を介してモータ13によって駆動さ
れる部材、すなわちスロットル軸5やスロットルバルブ
4などを、モータl3によってスロットルバルブ開度を
調整する制御をする際に必要な駆動トルクの最大値と等
しいあるいは大きく、かつ、戻しばね16がアクセルレ
バー7に付勢するトルクよりも小さくなるように設定さ
れている。
トルクリミッタl9を介してモータ13によって駆動さ
れる部材、すなわちスロットル軸5やスロットルバルブ
4などを、モータl3によってスロットルバルブ開度を
調整する制御をする際に必要な駆動トルクの最大値と等
しいあるいは大きく、かつ、戻しばね16がアクセルレ
バー7に付勢するトルクよりも小さくなるように設定さ
れている。
【0097】上記のように構成された本発明のスロット
ルアクチユエータの動作について、以下に説明する。
ルアクチユエータの動作について、以下に説明する。
【0098】図20は、説明を分かりやすくするため
に、スロットルアクチユエータの回転の動きを直線の動
きとして表した動作説明図である。図では、スロットル
バルブ4の開き方向を左向きにとっている。また、図2
0のなかに記された番号は、図17から図19に記した
部材の番号に一致させてある。図20で新たに設けた部
材として、52および53は、それぞれスロットルバル
ブ4の全閉ストッパおよび全開ストッパを示し、73お
よび74は、それぞれアクセルレバー7の全閉ストッパ
およぴ全開ストッパを示している。
に、スロットルアクチユエータの回転の動きを直線の動
きとして表した動作説明図である。図では、スロットル
バルブ4の開き方向を左向きにとっている。また、図2
0のなかに記された番号は、図17から図19に記した
部材の番号に一致させてある。図20で新たに設けた部
材として、52および53は、それぞれスロットルバル
ブ4の全閉ストッパおよび全開ストッパを示し、73お
よび74は、それぞれアクセルレバー7の全閉ストッパ
およぴ全開ストッパを示している。
【0099】図20は、アクセルペダル9の踏み込み量
に応じてスロットルバルブ4の開度をモータ13によっ
て調整する制御を行っている様子を示している。このと
き、モータl3が発生するトルクは、トルクリミッタ1
9のみを伝わってスロットル軸5に伝達される。モータ
l3の開度制御が正常に行われているときには、スロッ
トル軸5の係合レバー51とアクセルレバー7の第1の
レバー71および第2のレバー72との間に空隙が存在
し、スロットル軸5とアクセルレバー7とは非接触であ
る。従って、アクセルレバー7がモータ13からのトル
クを受けて動かされることがないので、モータl3によ
るスロットルバルブ4の開度制御を安定して行うことが
できる。
に応じてスロットルバルブ4の開度をモータ13によっ
て調整する制御を行っている様子を示している。このと
き、モータl3が発生するトルクは、トルクリミッタ1
9のみを伝わってスロットル軸5に伝達される。モータ
l3の開度制御が正常に行われているときには、スロッ
トル軸5の係合レバー51とアクセルレバー7の第1の
レバー71および第2のレバー72との間に空隙が存在
し、スロットル軸5とアクセルレバー7とは非接触であ
る。従って、アクセルレバー7がモータ13からのトル
クを受けて動かされることがないので、モータl3によ
るスロットルバルブ4の開度制御を安定して行うことが
できる。
【0100】また、モータ13がトルクリミッタl9を
介して駆動するのはスロットル軸5とスロットルバルブ
4であるので、トルクリミッタ19が伝達するトルク
は、スロットル軸5およびスロットルバルブ4の慣性ト
ルクおよび摩擦などの損失トルクの和である駆動トルク
に等しい。上述のように、トルクリミッタl9の最大伝
達トルクは、この駆動トルク以上となるように設定され
ている。従って、モータ13によるスロットルバルブ4
の開度制御中にトルクリミッタ19に滑りが生じること
がないので、高速で高精度に開度を制御することが可能
である。
介して駆動するのはスロットル軸5とスロットルバルブ
4であるので、トルクリミッタ19が伝達するトルク
は、スロットル軸5およびスロットルバルブ4の慣性ト
ルクおよび摩擦などの損失トルクの和である駆動トルク
に等しい。上述のように、トルクリミッタl9の最大伝
達トルクは、この駆動トルク以上となるように設定され
ている。従って、モータ13によるスロットルバルブ4
の開度制御中にトルクリミッタ19に滑りが生じること
がないので、高速で高精度に開度を制御することが可能
である。
【0101】続いて、モータ13やコントロールユニッ
ト10などの故障によってモータ13が暴走した場合の
動作を説明する。
ト10などの故障によってモータ13が暴走した場合の
動作を説明する。
【0102】図21は、モータ13がスロットルバルブ
4を開く方向に暴走したときの動作を説明するための図
である。
4を開く方向に暴走したときの動作を説明するための図
である。
【0103】このとき、スロットルバルブ4は、スロッ
トル軸5の係合レバー51がアクセルレバー7の第1の
レバー71に係合するまで、トルクリミッタ19を介し
てモータl3によって駆動される。モータ13がスロッ
トルバルブ4をさらに開こうとすると、スロットル軸5
には、戻しばね16が発生するスロットルバルブ4を閉
じる方向のトルクがアクセルレバー7を介して付勢され
る。ここで、トルクリミッタ19の最大伝達トルクは、
戻しばねl6がアクセルレバー7に付勢するトルクより
も小さくなるように設定されているので、トルクリミッ
タl9に滑りが生じる。よって、モータ13はさらに開
き方向に回転を続けるが、スロットルバルブ4の開度は
アクセルレバー7の第1のレバー71の位置以上の開度
に開くことがない。
トル軸5の係合レバー51がアクセルレバー7の第1の
レバー71に係合するまで、トルクリミッタ19を介し
てモータl3によって駆動される。モータ13がスロッ
トルバルブ4をさらに開こうとすると、スロットル軸5
には、戻しばね16が発生するスロットルバルブ4を閉
じる方向のトルクがアクセルレバー7を介して付勢され
る。ここで、トルクリミッタ19の最大伝達トルクは、
戻しばねl6がアクセルレバー7に付勢するトルクより
も小さくなるように設定されているので、トルクリミッ
タl9に滑りが生じる。よって、モータ13はさらに開
き方向に回転を続けるが、スロットルバルブ4の開度は
アクセルレバー7の第1のレバー71の位置以上の開度
に開くことがない。
【0104】図22は、モータ13がスロットルバルブ
4を閉じる方向に暴走したときの動作説明図である。
4を閉じる方向に暴走したときの動作説明図である。
【0105】このとき、スロットルバルブ4は、スロッ
トル軸5の係合レバー51がアクセルレバー7の第2の
レバー72に係合するまで、トルクリミッタ19を介し
てモータl3によって駆動される。モータ13がスロッ
トルバルブ4をさらに閉じようとしても、アクセルレバ
ー7の位置は運転者のアクセルペダル9の踏み込み力に
よって支えられているので、やはりトルクリミッタ19
には滑りが生じる。よって、モータ13はさらに閉じ方
向に回転を続けるが、スロットルバルブ4の開度はアク
セルレバー7の第2のレバー72の位置以下の開度に閉
じることがない。
トル軸5の係合レバー51がアクセルレバー7の第2の
レバー72に係合するまで、トルクリミッタ19を介し
てモータl3によって駆動される。モータ13がスロッ
トルバルブ4をさらに閉じようとしても、アクセルレバ
ー7の位置は運転者のアクセルペダル9の踏み込み力に
よって支えられているので、やはりトルクリミッタ19
には滑りが生じる。よって、モータ13はさらに閉じ方
向に回転を続けるが、スロットルバルブ4の開度はアク
セルレバー7の第2のレバー72の位置以下の開度に閉
じることがない。
【0106】以上、図21、図22を用いて動作を説明
してきたように、本発明のスロットルアクチュエータ
は、故障によってモータl3が暴走しても、アクセルレ
バー7の第1のレバー71および第2のレバー72がそ
れぞれスロットルバルブ4の開度の上限および下限のリ
ミッタとして働くため、スロットルバルブ4が急全開や
急全閉となって車両が急加速や急滅速することがない。
さらに、アクセルレバー7の第l、第2のレバーのリミ
ッタとしての動作は、コントロールユニット10を介さ
ずに行われるものである。よって、コントロールユニッ
トl0の故障によりモータ13の制御がまったく不能に
陥った場合にも、運転者のアクセルペダル操作によって
直接スロットルバルブ4の開度調整して車両を安全に走
行させることができる。
してきたように、本発明のスロットルアクチュエータ
は、故障によってモータl3が暴走しても、アクセルレ
バー7の第1のレバー71および第2のレバー72がそ
れぞれスロットルバルブ4の開度の上限および下限のリ
ミッタとして働くため、スロットルバルブ4が急全開や
急全閉となって車両が急加速や急滅速することがない。
さらに、アクセルレバー7の第l、第2のレバーのリミ
ッタとしての動作は、コントロールユニット10を介さ
ずに行われるものである。よって、コントロールユニッ
トl0の故障によりモータ13の制御がまったく不能に
陥った場合にも、運転者のアクセルペダル操作によって
直接スロットルバルブ4の開度調整して車両を安全に走
行させることができる。
【0107】運転者のアクセルペダル踏み込み量に対す
るモータl3によって制御可能なスロットルバルブ4の
開度範囲、およびモータ13が制御不能になったときに
アクセルペダル操作によって調整可能なスロットルバル
ブ4の開度は、前述のように、図8に示すとおりであ
り、また、アクセルレバーの有効径の変化については、
図9、10について前述したとおりである。
るモータl3によって制御可能なスロットルバルブ4の
開度範囲、およびモータ13が制御不能になったときに
アクセルペダル操作によって調整可能なスロットルバル
ブ4の開度は、前述のように、図8に示すとおりであ
り、また、アクセルレバーの有効径の変化については、
図9、10について前述したとおりである。
【0108】次に、本発明のスロットルアクチユエータ
の第4の実施例を説明する。
の第4の実施例を説明する。
【0109】図23は、第4の実施例の主要部の構造を
示す図である。図17に示した第3の実施例との相違点
は、スロットル軸5に対してスロットルバルブ4の閉じ
方向のトルクを付勢する第2の戻しばね20を備えたこ
とである。第2の戻しばね20の一端は、吸気筒2に植
設されたピンl8に係合され、他端は、スロットル軸5
と一体となって回転するばねハンガ54に係合されてい
る。
示す図である。図17に示した第3の実施例との相違点
は、スロットル軸5に対してスロットルバルブ4の閉じ
方向のトルクを付勢する第2の戻しばね20を備えたこ
とである。第2の戻しばね20の一端は、吸気筒2に植
設されたピンl8に係合され、他端は、スロットル軸5
と一体となって回転するばねハンガ54に係合されてい
る。
【0110】第4の実施例は、図19に示したものとは
異なる形式のトルクリミッタ21を内蔵している。トル
クリミッタ21の構造を示す断面図を図24に示す。
異なる形式のトルクリミッタ21を内蔵している。トル
クリミッタ21の構造を示す断面図を図24に示す。
【0111】トルクリミッタ21はコイルばねによって
構成される。コイルばねの内径は、ロータl21および
ギアl27のボス部の外径に対して若干のしめ代をもっ
て挿入されている。コイルばねの巻き方向は、ギア12
7がロータ121に対してスロットルバルブ4の開き方
向に回転するときに巻き締める方向となるように取付け
られている(図25参照)。
構成される。コイルばねの内径は、ロータl21および
ギアl27のボス部の外径に対して若干のしめ代をもっ
て挿入されている。コイルばねの巻き方向は、ギア12
7がロータ121に対してスロットルバルブ4の開き方
向に回転するときに巻き締める方向となるように取付け
られている(図25参照)。
【0112】モータl3がギア127をスロットルバル
ブ4の開き方向に回転させると、コイルばねの内径とボ
ス部の間に摩擦力が発生して、ロータl21すなわちス
ロットル軸5を回転させることができる。しかし、モー
タ13のトルクを増していくと、所定のトルクで摩擦力
が負けてコイルばねとボス部との間に滑りが生じ始め
る。このときのトルクが、トルクリミッタ21の最大伝
達トルクである。最大伝達トルクの大きさは、コイルば
ねの内径のボス部の外径に対するしめ代およびボス部ヘ
のばねの巻きつけ量を調整することによって任意に設定
することができる。モータl3がトルクリミッタ21を
介して駆動するのはスロットル軸5、スロットルバルブ
4、および第2の戻しばね20であり、トルクリミッタ
21が伝達するトルクは、スロットル軸5とスロットル
バルブ4の駆動トルクおよび第2の戻しばね20がスロ
ットルバルブ4の閉じ方向に発生するトルクに等しい。
トルクリミッタ21の最大伝達トルクを、この駆動トル
クと戻しばねのトルクとを加えた値以上となるように設
定すれば、モータl3によるスロットルバルブ4の開度
制御中に卜ルクリミッタl9に滑りが発生することがな
い。
ブ4の開き方向に回転させると、コイルばねの内径とボ
ス部の間に摩擦力が発生して、ロータl21すなわちス
ロットル軸5を回転させることができる。しかし、モー
タ13のトルクを増していくと、所定のトルクで摩擦力
が負けてコイルばねとボス部との間に滑りが生じ始め
る。このときのトルクが、トルクリミッタ21の最大伝
達トルクである。最大伝達トルクの大きさは、コイルば
ねの内径のボス部の外径に対するしめ代およびボス部ヘ
のばねの巻きつけ量を調整することによって任意に設定
することができる。モータl3がトルクリミッタ21を
介して駆動するのはスロットル軸5、スロットルバルブ
4、および第2の戻しばね20であり、トルクリミッタ
21が伝達するトルクは、スロットル軸5とスロットル
バルブ4の駆動トルクおよび第2の戻しばね20がスロ
ットルバルブ4の閉じ方向に発生するトルクに等しい。
トルクリミッタ21の最大伝達トルクを、この駆動トル
クと戻しばねのトルクとを加えた値以上となるように設
定すれば、モータl3によるスロットルバルブ4の開度
制御中に卜ルクリミッタl9に滑りが発生することがな
い。
【0113】また、モータ13がギア127をスロット
ルバルブ4が閉じる方向に回すと、コイルばねは巻き戻
されるので、ギア127からロータ121へのトルク
は、コイルばねとボス部との間に発生するわずかな空転
力によってしか伝達されなくなる。このとき、スロット
ル軸5は、第2の戻しばね20の付勢トルクによってス
ロットルバルブ4の閉じ方向に回転し、再び、コイルば
ねとボス部の問に摩擦力が発生する開度で停止する。こ
のように、トルクリミッタ21を介して、モータ13に
よってスロットルバルブ4の開度を制御することが可能
である。
ルバルブ4が閉じる方向に回すと、コイルばねは巻き戻
されるので、ギア127からロータ121へのトルク
は、コイルばねとボス部との間に発生するわずかな空転
力によってしか伝達されなくなる。このとき、スロット
ル軸5は、第2の戻しばね20の付勢トルクによってス
ロットルバルブ4の閉じ方向に回転し、再び、コイルば
ねとボス部の問に摩擦力が発生する開度で停止する。こ
のように、トルクリミッタ21を介して、モータ13に
よってスロットルバルブ4の開度を制御することが可能
である。
【0114】続いて、モータ13がスロットルバルブ4
を開く方向に暴走したときの動作を説明する。
を開く方向に暴走したときの動作を説明する。
【0115】このとき、スロットルバルブ4は、スロッ
トル軸5の係合レバー51がアクセルレバー7の第1の
レバー71に係合するまで、トルクリミッタ21を介し
てモータ13によって開かれる。モータ13がスロット
ルバルブ4をさらに開こうとすると、スロットル軸5に
は、戻しばね16が発生するスロットルバルブ4を閉じ
る方向のトルクがアクセルレバー7を介して付勢され
る。このとき、トルクリミッタ21が伝達可能なトルク
を、戻しばね16がアクセルレバー7に付勢するトルク
よりも小さくなるように設定しておけば、トルクリミッ
タ21に滑りが生じる。よって、モータl3はさらに開
き方向に回転を続けるが、スロットルバルブ4の開度は
アクセルレバー7の第1のレバー71の位置以上の開度
に開くことがない。
トル軸5の係合レバー51がアクセルレバー7の第1の
レバー71に係合するまで、トルクリミッタ21を介し
てモータ13によって開かれる。モータ13がスロット
ルバルブ4をさらに開こうとすると、スロットル軸5に
は、戻しばね16が発生するスロットルバルブ4を閉じ
る方向のトルクがアクセルレバー7を介して付勢され
る。このとき、トルクリミッタ21が伝達可能なトルク
を、戻しばね16がアクセルレバー7に付勢するトルク
よりも小さくなるように設定しておけば、トルクリミッ
タ21に滑りが生じる。よって、モータl3はさらに開
き方向に回転を続けるが、スロットルバルブ4の開度は
アクセルレバー7の第1のレバー71の位置以上の開度
に開くことがない。
【0116】また、モータ13がスロットルバルブ4を
閉じる方向に暴走したときには、スロットルバルブ4
は、スロットル軸5の係合レバー51がアクセルレバー
7の第2のレバー72に係合するまで、第2の戻しばね
21によって閉じられる。このとき、スロットル軸5に
は、トルクリミッタ21のコイルばねを巻き戻す方向の
トルクが作用する。モータ13がスロットルバルブ4を
さらに閉じようとしても、アクセルレバー7の位置は運
転者のアクセルペダル9の踏み込み力がトルクリミッタ
21の空転力よりも大きければ、やはりトルクリミッタ
21には滑りが生じる。よって、モータ13はさらに閉
じ方向に回転を続けるが、スロットルバルブ4の開度は
アクセルレバー7の第2のレバー72の位置以下の開度
に閉じることがない。
閉じる方向に暴走したときには、スロットルバルブ4
は、スロットル軸5の係合レバー51がアクセルレバー
7の第2のレバー72に係合するまで、第2の戻しばね
21によって閉じられる。このとき、スロットル軸5に
は、トルクリミッタ21のコイルばねを巻き戻す方向の
トルクが作用する。モータ13がスロットルバルブ4を
さらに閉じようとしても、アクセルレバー7の位置は運
転者のアクセルペダル9の踏み込み力がトルクリミッタ
21の空転力よりも大きければ、やはりトルクリミッタ
21には滑りが生じる。よって、モータ13はさらに閉
じ方向に回転を続けるが、スロットルバルブ4の開度は
アクセルレバー7の第2のレバー72の位置以下の開度
に閉じることがない。
【0117】以上、説明してきたように、本発明の第4
実施例のスロットルアクチュエータにおいても、第3の
実施例と同様、故障によってモータ13が暴走しても、
アクセルレバー7の第1のレバー71および第2のレバ
ー72がそれぞれスロットルバルブ4の開度の上限およ
び下限のリミッタとして働くため、スロットルバルブ4
が急全開や急全閉となって車両が急加速や急滅速するこ
とがない。
実施例のスロットルアクチュエータにおいても、第3の
実施例と同様、故障によってモータ13が暴走しても、
アクセルレバー7の第1のレバー71および第2のレバ
ー72がそれぞれスロットルバルブ4の開度の上限およ
び下限のリミッタとして働くため、スロットルバルブ4
が急全開や急全閉となって車両が急加速や急滅速するこ
とがない。
【0118】図26は、他の形式のトルクリミッタ22
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
【0119】トルクリミッタ22は、磁石と磁性体粉末
を媒体としてトルクの伝達を行ういわゆるパウダーリミ
ッタであり、ギアl27と一体となって回転するケーシ
ング221、スロットル軸5と一体となって回転する磁
石222、およびケーシング221と磁石222の間に
封入された磁性体粉末223によって構成される。
を媒体としてトルクの伝達を行ういわゆるパウダーリミ
ッタであり、ギアl27と一体となって回転するケーシ
ング221、スロットル軸5と一体となって回転する磁
石222、およびケーシング221と磁石222の間に
封入された磁性体粉末223によって構成される。
【0120】トルクリミッタ22の最大伝達卜ルクは、
ケーシング221、磁石222、磁性体粉末223で作
られる磁気回路の磁界の強さによって設定される。な
お、モータ等の故障時のトルクリミッタ22の動作は、
前記各実施例において説明したものと同様である。
ケーシング221、磁石222、磁性体粉末223で作
られる磁気回路の磁界の強さによって設定される。な
お、モータ等の故障時のトルクリミッタ22の動作は、
前記各実施例において説明したものと同様である。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
差動レバー又はアクセルレバーの第1のレバーおよび第
2のレバーとスロットル軸の係合部は空隙を持つように
設定されており、アクチュエータの駆動力によりアクセ
ルレバーの位置を動かしてしまうことがないので、アク
チュエータによるスロットルバルブの開度制御を安定し
て行なうことができる。また、アクチュエータやアクチ
ュエータの制御装置などの故障の場合、差動レバーまた
はアクセルレバーの第1のレバーあるいは第2のレバー
とスロットル軸の係合部が係合すると、トルクリミッタ
に滑りが生じて、スロットル軸は第1又は第2のレバー
によって駆動されることになり、運転者のペダル操作に
よって直接スロットルバルブの開度を調整して車両を安
全に走行することができる。また、オートスピードコン
トロールやトラクションコントロールなどの場合は、電
磁クラッチを接続し、車両の走行状態をフィードバック
してスロットルバルブの開度を大きく変化させる制御を
行なうことができる。
差動レバー又はアクセルレバーの第1のレバーおよび第
2のレバーとスロットル軸の係合部は空隙を持つように
設定されており、アクチュエータの駆動力によりアクセ
ルレバーの位置を動かしてしまうことがないので、アク
チュエータによるスロットルバルブの開度制御を安定し
て行なうことができる。また、アクチュエータやアクチ
ュエータの制御装置などの故障の場合、差動レバーまた
はアクセルレバーの第1のレバーあるいは第2のレバー
とスロットル軸の係合部が係合すると、トルクリミッタ
に滑りが生じて、スロットル軸は第1又は第2のレバー
によって駆動されることになり、運転者のペダル操作に
よって直接スロットルバルブの開度を調整して車両を安
全に走行することができる。また、オートスピードコン
トロールやトラクションコントロールなどの場合は、電
磁クラッチを接続し、車両の走行状態をフィードバック
してスロットルバルブの開度を大きく変化させる制御を
行なうことができる。
【図l】本発明によるスロットルバルブの開閉機構の第
1実施例を示す組立図。
1実施例を示す組立図。
【図2】図1に示す実施例のシステム全体のブロック図
【図3】図1に示す実施例の電磁クラッチの接続時の断
面図
面図
【図4】図1に示す実施例の電磁クラッチの切断時の断
面図
面図
【図5】図1に示す実施例の電磁クラッチの切断時の作
動説明図
動説明図
【図6】モータ開き方向暴走時の動作説明図
【図7】モータ閉じ方向暴走時の動作説明図
【図8】電磁クラッチ切断時の制御範囲の説明図
【図9】電磁クラッチ切断時の制御範囲の他の説明図
【図10】電磁クラッチ切断時の制御範囲のさらに他の
説明図
説明図
【図11】電磁クラッチ接続時の動作説明図
【図12】電磁クラッチ接続時の他の動作説明図
【図13】電磁クラッチ接続時の制御範囲の説明図
【図14】本発明によるスロットルバルブの開閉機構の
第2実施例を示す組立図
第2実施例を示す組立図
【図15】図14に示す実施例の電磁クラッチの切断時
の断面図
の断面図
【図16】図14に示す実施例のスロットルバルブの開
閉機構を示す断面図
閉機構を示す断面図
【図l7】本発明によるスロットルバルブの開閉機構の
第3実施例を示す図
第3実施例を示す図
【図18】図17に示す実施例のシステム全体の構成図
【図19】図17に示す実施例のトルクリミッタの断面
図
図
【図20】図17に示す実施例の動作説明図(正常時)
【図21】図17に示す実施例の動作説明図(モータ開
き方向暴走時)
き方向暴走時)
【図22】図17に示す実施例の動作説明図{モータ閉
じ方向暴走時)
じ方向暴走時)
【図23】第4の実施例のスロットルバルブの開閉機構
を示す図
を示す図
【図24】他の形式のトルクリミッタの断面図
【図25】第4の実施例のスロットルバルブの開閉機構
を示す図
を示す図
【図26】さらに他の形式のトルクリミッタの断面図
2…吸気筒 4…スロットルバル
ブ 5…スロットル軸 6…差動レバー 7…アクセルレバー 8…アクセルワイヤ 9…アクセルペダル 10…コントロール
ユニット 12…電磁クラッチ 13…モータ 15…差動ばね 16…戻しばね 17…指令スイッチ 19、21、22…
トルクリミッタ 20…第2の戻しばね
ブ 5…スロットル軸 6…差動レバー 7…アクセルレバー 8…アクセルワイヤ 9…アクセルペダル 10…コントロール
ユニット 12…電磁クラッチ 13…モータ 15…差動ばね 16…戻しばね 17…指令スイッチ 19、21、22…
トルクリミッタ 20…第2の戻しばね
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02D 11/04 F02D 11/04 J 11/10 11/10 B H Q 29/02 301 29/02 301C 311 311E 41/04 310 41/04 310G 41/08 310 41/08 310 41/14 320 41/14 320A 320D 41/22 310 41/22 310H (72)発明者 田中直行 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所機械研究所内 (72)発明者 本田恭彦 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社日立製作所自動車機器事業部内 (56)参考文献 特開 平3−107544(JP,A) 特開 平3−242432(JP,A) 特開 平1−195932(JP,A) 実開 昭64−32437(JP,U) 特許2809508(JP,B2) 米国特許5103787(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 9/00 - 11/10
Claims (9)
- 【請求項1】 エンジンの吸気筒内に設けられたスロッ
トルバルブを有するスロットル軸と、 アクセルペダルの操作と連動するとともに前記スロット
ル軸と相対的に回転可能に配置されるアクセルレバー
と、 前記アクセルレバーに対して前記スロットルバルブの閉
じ方向のトルクを付勢する戻しばねと、 前記スロットルバルブの開閉が可能なアクチュエータ
と、 前記アクセルレバーおよび前記スロットル軸と相対的に
回転可能に設置され、前記アクセルレバーの係合部から
前記スロットルバルブの閉じ方向のトルクが伝達される
第3のレバー、前記スロットル軸と一体の係合レバーか
ら前記スロットルバルブの開き方向のトルクが伝達され
る第1のレバーおよび前記係合レバーから前記スロット
ルバルブの閉じ方向のトルクが伝達される第2のレバー
を備えた差動レバーと、 前記差動レバーの第3のレバーと前記アクセルレバーの
係合部とを互いに密着させるトルクを前記アクセルレバ
ーおよび差動レバーに付勢する差動ばねと、 前記アクチュエータおよび前記スロットル軸の間で前記
戻しばねが前記アクセルレバーに付勢するトルクおよび
前記差動ばねが前記差動レバーの第3レバーと前記アク
セルレバーの係合部とを互いに密着させるトルクよりも
小さなトルクを伝達可能としたトルクリミッタと、 前記アクチュエータおよび前記スロットル軸の間で伝達
されるトルクに対して、前記トルクリミッタと並列とな
る関係に設けられ、前記戻しばねおよび前記差動ばねが
発生するトルクよりも大きなトルクを伝達可能としたク
ラッチと、を備え、前記クラッチの切断時には、前記アクチュエータは、前
記差動レバーの第1のレバーおよび第2のレバーと前記
スロットル軸の前記係合レバーとの間に空隙が存在する
ように前記スロットルバルブの開度を制御し、 前記差動
レバーの第3のレバーと前記アクセルレバーとの係合部
は前記差動ばねの付勢力によって密着して動作する構成
としたことを特徴とするスロットルアクチュエータ。 - 【請求項2】 エンジンの吸気筒内に設けられたスロッ
トルバルブを有するスロットル軸と、 アクセルペダルの操作と連動するとともにスロットル軸
と相対的に回転可能に設置されており、かつ、スロット
ル軸と一体の係合レバーからスロットルバルブの開き方
向の力が伝達される第1のレバーおよび前記係合レバー
からスロットルバルブの閉じ方向のトルクが伝達される
第2のレバーを備えたアクセルレバーと、 アクセルレバーに対してスロットルバルブの閉じ方向の
トルクを付勢する戻しばねと、 スロットルバルブの開閉が可能なアクチュエータと、 アクチュエータとスロットル軸の間で戻しばねがアクセ
ルレバーに付勢するトルクよりも小さなトルクを伝達可
能としたトルクリミッタと、を備え、アクチュエータは、アクセルレバーの第1のレバーおよ
び第2のレバーと前記係合レバーとの間に空隙が存在す
るようにスロットルバルブの開度を制御する構 成とした
ことを特徴とするスロットルアクチュエータ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のスロットルアク
チュエータにおいて、 差動レバー又はアクセルレバーの第1のレバーあるいは
第2のレバーとスロットル軸と一体の係合レバーが係合
した際には、アクチュエータの回転位置にかかわらず
に、スロットル軸はアクセルレバーの第1のレバーある
いは第2のレバーによって駆動されるように、トルクリ
ミッタの伝達トルクと戻しばねの発生力を設定したこと
を特徴とするスロットルアクチュエータ。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載のスロットルアク
チュエータにおいて、差動レバー又はアクセルレバーの第1のレバーおよび第
2のレバーとスロットル軸との係合部との間の空隙の大
きさとアクセルワイヤがかけられるアクセルレバーの有
効径を変化させることによって、アクチュエータによっ
て調整されるスロットルバルブの開度が設定される こと
を特徴とするスロットルアクチュエータ。 - 【請求項5】 請求項1又は2に記載のスロットルアク
チュエータにおいて、トルクリミッタは、アクチュエータによって駆動される
回転軸と一体となって回転する摩擦板と、スロットル軸
と一体となって回転する摩擦板と、両摩擦板に押しつけ
力を加えるばねと、によって構成された ことを特徴とす
るスロットルアクチュエータ。 - 【請求項6】 請求項1又は2に記載のスロットルアク
チュエータにおいて、トルクリミッタは、アクチュエータによって駆動される
回転軸の外径およびスロットル軸と一体となって回転す
る軸の外径に所定のしめ代をもって挿入されたコイルば
ねによって構成された ことを特徴とするスロットルアク
チュエータ。 - 【請求項7】 請求項1又は2に記載のスロットルアク
チュエータにおいて、 トルクリミッタは、磁石と磁性体粉末を媒体としてトル
クの伝達を行ういわゆるパウダーリミッタであることを
特徴とするスロットルアクチュエータ。 - 【請求項8】 請求項1又は2に記載のスロットルアク
チュエータにおいて、スロットル軸に対してスロットルバルブの閉じ方向の力
を付勢する第2の戻しばねを備えた ことを特徴とすスロ
ットルアクチュエータ。 - 【請求項9】 請求項8に記載のスロットルアクチュエ
ータにおいて、差動レバー又はアクセルレバーの第1のレバーあるいは
第2のレバーとスロットル軸との係合部が係合した際に
は、アクチュエータの回転位置にかかわらずに、スロッ
トル軸はアクセルレバーの第1のレバーあるいは第2の
レバーによって駆動されるように、トルクリミッタの伝
達トルクと戻しばねおよび第2の戻しばねの発生力を設
定した ことを特徴とするスロットルアクチュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31891592A JP3203274B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-11-27 | スロットルアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24036892 | 1992-09-09 | ||
| JP4-240368 | 1992-09-09 | ||
| JP31891592A JP3203274B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-11-27 | スロットルアクチュエータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06137171A JPH06137171A (ja) | 1994-05-17 |
| JP3203274B2 true JP3203274B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=26534700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31891592A Expired - Fee Related JP3203274B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-11-27 | スロットルアクチュエータ |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP3203274B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5103787A (en) | 1990-03-01 | 1992-04-14 | Robert Bosch Gmbh | Apparatus having a position actuator |
| JP2809508B2 (ja) | 1990-05-18 | 1998-10-08 | アウディ アクチェンゲゼルシャフト | 電気感応式のスロットルバルブ制御装置 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP31891592A patent/JP3203274B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5103787A (en) | 1990-03-01 | 1992-04-14 | Robert Bosch Gmbh | Apparatus having a position actuator |
| JP2809508B2 (ja) | 1990-05-18 | 1998-10-08 | アウディ アクチェンゲゼルシャフト | 電気感応式のスロットルバルブ制御装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06137171A (ja) | 1994-05-17 |
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