JP3204573U - さきイカ菓子 - Google Patents

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欣也 坂本
欣也 坂本
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株式会社キングベーク
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Abstract

【課題】塩味、甘味を互いに引き立たせて深い味わいを実現させることが可能なさきイカ菓子を提供する。【解決手段】さきイカ菓子が、少なくとも砂糖または塩を含む調味料により調味された乾燥いかを圧縮ロールに通し、所定長に裂きさいたさきイカ部分10と、さきイカ部分10をキャラメル液に浸漬して形成され、さきイカ部分10の外周をコーティングするコーティング層20とを備える。【選択図】図2

Description

本考案は、さきイカ菓子に関する。
従来から、ポテトチップスを液状のチョコレート中に浸漬して、ポテトチップスにチョコレートを含浸させる菓子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3163985号明細書
一般にポテトチップスは塩味を有しており食べた際には塩味を感じる。一方チョコレートは甘い食べ物である。上記のポテトチップスにチョコレートを含浸させる菓子では、塩味、甘味を互いに引き立たせて深い味わいを提供している。
近年、このように塩味、甘味を互いに引き立たせて深い味わいを提供する菓子(スイーツ)が人気を呼んでおり、このような商品に対するニーズが高まっている。
本考案は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、菓子として異質の素材の持ち味をいかして互いに塩味、甘味を引き立たせて深い味わいを実現させることが可能なさきイカ菓子を提供することを目的とする。
本考案のさきイカ菓子は、少なくとも砂糖または塩を含む調味料により調味した乾燥いかを圧縮ロールに通し、所定長に裂かれたさきイカ部分と、前記さきイカ部分をキャラメル液に浸漬して形成され、前記さきイカ部分の外周をコーティングするコーティング層とを備えることを特徴とする。
本考案によれば、菓子として異質の素材を組み合わせて、塩味、甘味を互いに引き立たせて深い味わいを実現することが可能なさきイカ菓子を提供することができる。
さきイカ菓子1の概略図。 図1に示すさきイカ菓子1のA-A断面の一部を拡大して示す断面図。
[実施の形態]
以下、実施の形態を図に基づき説明する。図1は、さきイカ菓子1の概略図である。図2は、図1に示すさきイカ菓子1のA-A断面の一部を拡大して示す断面図である。
本実施形態のさきイカ菓子1は、図1または図2に示すように、さきイカ10及びコーティング層20及びアーモンド30を備える。図1では、図を見やすくする為にアーモンド30にハッチングを付している。
さきイカ菓子1は、さきイカ10を基体として、まったく異質の素材であるキャラメルをからませて、さきイカ10の表面を全面に亘ってコーティングしたものである。これによって従来にない風味とさきイカ10の持つ歯ごたえを楽しむことができる。さきイカ10のコーティングにチョコレートを用いてもよい。
(さきイカ10について)
さきイカ10は、例えば、真イカを素干しして作成されたするめを調味料で味付けしてから焙焼し、回転ローラーで圧縮して延ばし、これを細かく裂いたものある。
さきイカ10の表面11は、裂かれることによって荒くなったり枝分かれしたりしている(例えば、図2の符号12A,12B参照)。同様に、さきイカ10の一部は、表面11から細い糸状になって飛び出したりしている(例えば、図2の符号13参照)。以下、これらの部分をまとめて「毛羽部分」と称する。
さきイカ10は裂かれたあとに更に調味されることがありこの過程で、撹拌され、裂かれたさきイカ10同士(例えば、図2の符号10A,10B参照)が相互に絡み合うことがある。この時、毛羽部分が絡み合って適度な空間が形成される(例えば、図2の符号14参照)。この空間には、キャラメルやチョコレートが流入する、
さきイカ10の味付けには、砂糖、食塩、乳糖、デキストリン、還元麦芽糖水飴、貝エキス、ソルビトール、アミノ酸、酸味料、植物たん白加水分解物、甘味料(ステビアやカンゾウなど)が使用される。また、この他にも大豆食物繊維やでん粉を添加することもある。
なお、さきイカ10は、日本全国で特産物として販売されているものを使用してもよい。例えば、北海道の函館には、北海道産のイカを使用した函館こがね(登録商標)という製品がある。
(コーティング層20について)
コーティング層20は、キャラメルのみの単層構造でもよいし、チョコレートのみの単層構造でもよいし、チョコレート及びキャラメルの2層構造でもよい。
2層構造とする場合には、さきイカ10をキャラメルでコーティングした後にさらにチョコレートでコーティングしてもよいし、まずチョコレートでコーティングして、その後にキャラメルでコーティングしてもよい。
キャラメル層の厚みは、0.5[mm]〜3.0[mm]程度が望ましい。チョコレート層の厚みは、1[mm]〜3.5[mm]程度が望ましい。
キャラメルは、グラニュー糖を炊いて作成される。チョコレートは、市販のものを使用でき、味の種類は、ミルクチョコが好適である。例えば、カカオバリーというメーカーが販売しているラクテ(製品名)が好適である。
コーティング層20には、アーモンド30がまぶされている。アーモンド30には、例えば、クラッシュアーモンド、スライスアーモンド、アーモンドパウダーなどが使用される。
(作成例)
さきイカ菓子1の製造方法の一例について説明する。
ここでは、コーティング層20をキャラメル層の単層構造として説明とする。さきイカ10はすでに用意されているものとする。
(工程1)
調理容器(例えば、鍋、ボール、調理用バットなど)にグラニュー糖を入れて炊き、生クリーム、シナモンパウダーを加えてキャラメルを作成する。
(工程2)
調理容器の中にさきイカ10とクラッシュアーモンド30を入れ、熱によって液状となっているキャラメルに絡ませる(浸漬)。液状のキャラメルは、さきイカ10の表面を覆い、また、さきイカ10の枝分かれした部分や空間14などに流入する。空間14などに流入したキャラメルは毛羽部分に絡みつき、この部分で保持される。この結果、液状のキャラメルが枝分かれした部分や空間14などからの流出することが防止され、キャラメルがこれらにしっかりと留まる。
(工程3)
調理容器からさきイカ10を取り出す。このとき、工程2により、さきイカ10にはキャラメルとアーモンド30が絡んでいる。
(工程4)
取り出したさきイカ10を冷ましてキャラメルを固めることでコーティング層20を形成する。この工程の後に、さきイカ菓子1を食べやすい大きさに切断してもよい。
以上が、さきイカ菓子1の製造方法の一例である。
コーティング層20をチョコレート層の単層構造で形成する場合、上記工程のキャラメルに係る作業がチョコレート用の作業に置き換わる。
例えば、工程1では、チョコレートを熱で溶かす。このとき湯煎で溶かすことが好適である。工程2では、鍋の中にさきイカ10とアーモンド30を入れチョコレートに絡ませる。
チョコレートを使用する場合、工程4において綺麗に固めるため、つやを出すため、食べたときに口どけをよくするためにテンパリング(チョコレートを溶かして固める作業における温度調整)をしっかり行うことが重要である。
調理容器として、自動的にテンパリングを行うことが可能なテンパリングマシーンを使用することもできる。
コーティング層20をキャラメル層とチョコレート層の2層構造で形成する場合、例えば、上記工程4の次に、キャラメルが固まったさきイカ10に、液状のチョコレートを絡める。この場合、キャラメルが固まったさきイカ10をチョコレートが入った調理容器の中に入れて絡ませ、取り出した後に冷ましてチョコレートを固めればよい。
先にチョコレート層を形成し、後でキャラメル層を形成する場合には、例えば、上記工程4の次に、チョコレートが固まったさきイカ10に、液状のキャラメルを絡める。
液状のキャラメルまたはチョコレートをスプーンや専用の塗装機器を用いて、さきイカに掛けることでコーティング層20を形成してよい。専用の塗装機器は、圧縮された空気と一緒に液状のキャラメルやチョコレートを吹き出す装置でありエアーブラシやスプレーと呼ばれることもある。塗装機器によって、さきイカ10に対してキャラメルやチョコレートを略均一に塗布することが可能となる。
以上説明したように、本考案のさきイカ菓子1は、菓子として素材の異なるさきイカ10にキャラメル及びまたはチョコレートのコーティング層20を形成した菓子である。
この考案のさきイカ菓子1では、さきイカ10に毛羽部分が形成され、ところどころ絡み合っているため、この毛羽部分にキャラメルやチョコレートが適度に絡みつく。この結果、コーティング層20の内部までさきイカ10の毛羽部分が入り込み、キャラメルやチョコレートが、さきイカ10にしっかりと付着し、保持される。
さきイカ菓子1を食べるとき、チョコレート層またはキャラメル層は部分的にすぐに溶け、次にこの溶けた箇所のさきイカ10が舌に当り、さきイカの風味を味わうことになる。すなわち、キャラメルやチョコレートの甘い味が先に口に広がり、次にさきイカ10のコクのある甘辛い(甘塩っぱい)味が口に広がる。
さきイカ10とキャラメルやチョコレートは、菓子としては一見アンマッチな組み合わせに感じられるが、さきイカ10には甘味も含まれているため、キャラメルやチョコレートの甘味と親和性が高い。
そして、さきイカ10、キャラメル、チョコレートの甘味は各々微妙に異なっており、また、さきイカ10にはさらに塩味があるため、各々の味が各々の味と調和し、ときに引き立て、咀嚼するたびに変化に富んだ風味豊かな味わいが口に広がる。
さらに、さきイカ菓子1では、基体に、厚みのばらつき箇所が多いさきイカを使用するので、厚みのばらつきによる変化に富んだ食感を楽しむことができる。
この結果として、本考案のさきイカ菓子1は、甘味や塩味を有するスイーツとして独特の味わいを有し、また、酒のおつまみとしても楽しむことができる。
1…さきイカ菓子、10…さきイカ、20…コーティング層、30…アーモンド。

Claims (2)

  1. 少なくとも砂糖または塩を含む調味料により調味された乾燥いかを圧縮ロールに通し、所定長に裂きさいたさきイカ部分と、
    前記さきイカ部分をキャラメル液に浸漬して形成され、前記さきイカ部分の外周をコーティングするコーティング層と
    を備えることを特徴とするさきイカ菓子。
  2. 前記さきイカ部分をチョコレート液に浸漬して形成され、前記さきイカ部分の外周をコーティングする第2のコーティング層をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のさきイカ菓子。
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