JP3205452U - 管継手 - Google Patents

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【課題】作業空間が狭小であっても簡単に挿入することができ、一対の管を容易に接続することができる管継手を提供する。【解決手段】隣り合うもの同士が互いに回転可能に連結された一連のユニット部材50a〜50cと、両端のユニット部材を連結して前記一連のユニット部材を環状にする締結具とを具備し、一対の管の端部を互いに対向させた状態で、前記ユニット部材を前記各管の端部に外嵌させるとともに前記締結具を締め付けることによってこれら管同士を接続するものであり、互いに隣り合う前記ユニット部材を回転可能に支持する軸部材53a、53bと、前記軸部材と前記ユニット部材との間、又は、互いに隣り合う前記ユニット部材の間に介在し、前記ユニット部材の回転を妨げる摩擦力を生じさせる摩擦力発生部材6とをさらに具備し、前記ユニット部材の姿勢が、このユニット部材に外力が加わらなければ前記摩擦力によって維持されるようにした。【選択図】図4

Description

この考案は、互いに対向させた一対の管を接続するための管継手に関するものである。
この種の管継手としては、特許文献1に示すように、一対の配管を互いに対向させた状態で、これらの配管のフランジ部に一連のユニット部材を外嵌させ、両端のユニット部材を締結具により締結することで、前記一対の配管を接続するものが知られている。
ここで、例えばバルブや圧力センサ等の種々の流体機器を備える流体供給装置(例えば特許文献1の図4参照)の配管接続のように、狭小な作業空間において配管を接続することを考える。
このような作業空間で配管接続する場合、まず回転可能に連結された複数のユニット部材を開放状態にしてその作業空間に挿入しなければならない。このとき、例えば配管の下方にユニット部材を挿入したときに、このユニット部材が重力によって垂れ下がってしまうと作業性が悪い。そこで、上記の管継手はこれを防ぐべく、ユニット部材の拡開角度が一定角度よりも拡開しないように構成されている。
しかしながら、上述したように種々の流体機器が設けられていると、作業空間に管継手を挿入するためにはそこに到るまでの配管や流体機器を避けなければならず、ユニット部材が一定角度よりも拡開しない管継手では、配管や流体機器をうまく避けられず作業空間に挿入することが難しい場合がある。
特開2011−117470号公報
そこで、本考案は、作業空間が狭小であっても簡単に挿入することができ、一対の管を容易に接続することができる管継手を提供することをその主たる所期課題とするものである。
本考案に係る管継手は、隣り合うもの同士が互いに回転可能に連結された一連のユニット部材と、両端のユニット部材を連結して前記一連のユニット部材を環状にする締結具とを具備し、一対の管の端部を互いに対向させた状態で、前記ユニット部材を前記各管の端部に外嵌させるとともに前記締結具を締め付けることによってこれら管同士を接続するものである。
そして、この管継手は、互いに隣り合う前記ユニット部材を回転可能に支持する軸部材と、互いに隣り合う前記ユニット部材の間、又は、前記軸部材と前記ユニット部材との間に介在し、前記ユニット部材の回転を妨げる摩擦力を生じさせる摩擦力発生部材とをさらに具備し、前記ユニット部材の姿勢が、このユニット部材に外力が加わらなければ前記摩擦力によって維持されることを特徴とするものである。
このような管継手であれば、摩擦力によってユニット部材の姿勢が維持されるので、作業空間に挿入する際にユニット部材を所望の姿勢に保つことができ、作業空間に到るまでの配管などを避けていくことが可能となる。これにより、仮に作業空間が狭小であったとしても管継手を簡単に挿入することができ、ひいては一対の管の接続を容易に行うことができるようになる。
作業空間に到るまでにユニット部材の姿勢を自由に変えることができるようにするためには、互いに隣り合う前記ユニット部材の拡開角度が、前記摩擦力発生部材の摩擦力によって無段階に調整可能であることが好ましい。
上述した摩擦力を簡単な構成で生じさせるためには、前記軸部材が、互いに隣り合う前記ユニット部材において軸方向から視て重なり合う連結部を貫通してこれらを回転可能に支持しており、前記摩擦力発生部材が、前記連結部において軸方向に対向する対向面の間に前記摩擦力を発生させるものであることが望ましい。
前記摩擦力発生部材の具体的な実施態様としては、前記連結部に挟み込まれるとともに、前記軸部材が貫通するウェーブワッシャが挙げられる。
本考案に係る管継手が流体供給装置に用いられるものであれば、上述した作用効果がより顕著に発揮される。
このように構成された本考案によれば、作業空間が狭小であっても簡単に挿入することができ、一対の管を容易に接続することが可能となる。
本考案の一実施形態における管継手で管を接続した状態を示す図2のA−A’断面図。 同実施形態における管継手で管を結合した状態を示す断面図。 同実施形態における管継手の開放状態を示す部分断面図。 同実施形態における管継手の開放状態を示す模式図。 同実施形態における摩擦力発生部材の構成を示す模式図。
本考案の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る管継手100は、図1に示すように、フランジ部2a、2bを端部に有する1対の管1a、1bを直列に接続するためのものであり、ガスケット7と共に用いられるものである。
まず、管1a、1bについて説明する。
管1a、1bは、管本体11a、11bと、管本体11a、11bの端部に設けられた円板状のフランジ部2a、2bとを具備し、フランジ部2a、2bの先端面同士を対向させて結合されるものである。このフランジ部2a、2bには、その先端面に、閉じた円環状の突起5a、5bが設けられており、その裏面には、先端へ向かうにつれ径が大きくなる傾斜面3a、3bが形成されている。更にフランジ部2a、2bの外周面には、段部4a、4bが形成されている。
これらの管1a、1b同士を接続する場合、フランジ部2a、2bの先端面の間にガスケット7を挟み込む。このガスケット7は、図1に示すように、フランジ部2a、2bに挟まれて、突起5a、5bが食い込むことにより、気密性を担保するものである。具体的にこのガスケット7は、等厚円環板状をなし、各フランジ部2a、2b間に挟まれるガスケット本体71と、概略円筒形状をなし、前記ガスケット本体71の外周部に設けられた嵌合部72とを有する。嵌合部72の内径は、前記フランジ部2a、2bの段部4a、4bの外径に略一致するように設定されており、前記嵌合部72が前記段部4a、4bに嵌まって、前記ガスケット本体71の軸と前記フランジ部2a、2bの軸とを略一致させるようにしてある。嵌合部72の外径は、前記フランジ部2a、2bの最も大径となる部分の外径よりも小さく設定されている。ガスケット本体71の内径は、前記管本体11a、11bの内径と略一致している。なお、ガスケットの形状は、図1では断面コ字状であるが、例えば断面H字状など適宜変更して構わない。
また、参照符号73はセンタリングであって、図1に示すようにフランジ部2a、2bの最も大径となる外径に内接している。このセンタリング73はフランジ部2a、2bを同心に保持するものである。
次に、本実施形態の管継手100について説明する。
この管継手100は、対向させたフランジ部2a、2bに外嵌してこれらを緊締結合するものであり、図2及び図3に示すように、フランジ部2a、2bに外嵌される複数のユニット部材50a〜50c(ここでは3つ)と、互いに隣り合う前記ユニット部材50a〜50cを回転可能に支持する軸部材53a、53bと、両端のユニット部材50a、50cを連結して一連のユニット部材50a〜50cを環状にする締結具52とを有している。以下に各部を詳述する。
ユニット部材50a〜50cは、ここでは軸方向から見て円環を3分割した形状をなすものである。ユニット部材50a〜50cの内周面には、図3に示すように、対向した1対のフランジ部2a、2bの外周縁部に外嵌させることができる幅を有した凹溝51が、周方向に延びるように設けられており、この凹溝51の側面には、フランジ部2a、2bの裏面の傾斜面3a、3bに対応した傾斜面51aが形成されている。
軸部材53a、53bは、図3及び図4に示すように、互いに隣り合うユニット部材50a〜50cにおいて、軸方向から視て重なり合う連結部54a〜54cを貫通してこれらを回転可能に支持するものであり、ここでは中央のユニット部材50bに例えばカシメで固定されるとともに、両端のユニット部材50a、50cを中央のユニット部材50bに対して回転可能に支持している。もちろん軸部材53a、53bは、両端のユニット部材50a、50cに固定されて、中央のユニット部材50bを両端のユニット部材50a、50cに対して回転可能に支持するものであっても良い。
本実施形態では、図4に示すように、互いに隣り合うユニット部材50a〜50cの拡開角度を略180度にした状態(すなわち、一連のユニット部材50a〜50cを直線状に開いた状態)において、両端のユニット部材50a、50cには、中央のユニット部材50bに向かって突出する凸部が上述した連結部54a、54c(以下、第1連結部541ともいう)として形成されている。一方、中央のユニット部材50bには、前記凸部が若干の隙間を介して嵌り込む一対の凹部55が形成されるとともに、各凹部55の軸方向に沿った上下に位置して凹部55を形成する部分が上述した連結部54b(以下、第2連結部542ともいう)として形成されている。
第1連結部541及び第2連結部542の形状は特に限定されるものではないが、ここではいずれも略円柱状であり、第1連結部541と第2連結部542との対向面543は、軸方向に対して垂直に形成されている。
締結具52は、図2及び図3に示すように、例えば、ボルト部材52aとナット部材52bとを具備したものである。ボルト部材52aは、両端のユニット部材50a、50cの先端部に形成された図4に示される貫通孔hに挿通する。そして、ナット部材52bにボルト部材52aを螺合させることによって、両端のユニット部材50a、50cを連結するとともに、管継手100の内周径を拡縮することができる。なお、貫通孔hの一方又は両方が、ネジ穴として形成されていても良い。
ここで、本実施形態の管継手100は、図4に示すように、互いに隣り合うユニット部材50a〜50cの間に介在し、これらのユニット部材50a〜50cの回転を妨げる摩擦力を生じさせる摩擦力発生部材6をさらに具備してなる。
そして、この管継手100は、ユニット部材50a〜50cの姿勢が、このユニット部材50a〜50cに外力が加わらなければ前記摩擦力によって維持されるように構成されている。
この摩擦力発生部材6は、上述した第1連結部541と第2連結部542との対向面543の間に挟み込まれて、これらの対向面543に摩擦力を発生させるものである。
より詳細に説明すると、摩擦力発生部材6は、各対向面543に対してこれらの対向面543が互いに離れる向きの力、すなわち摩擦力発生部材6から各対向面543に向かって軸方向に沿った力を加えることで、これらの対向面543の間にユニット部材50a〜50cの回転を妨げる摩擦力を生じさせるものであり、具体的には図5に示されるウェーブワッシャである。この摩擦力発生部材6は、特に静止摩擦力の大きさを、重力によってユニット部材50a〜50cが回転してしまうことを妨げつつ、例えばユーザなどからユニット部材50a〜50cに外力が加わればその外力によってユニット部材50a〜50cが容易に回転するようにしたものである。
これにより、ユーザは、互いに隣り合うユニット部材50a〜50cの拡開角度を摩擦力によって無段階に調整することができ、ユーザが所望の拡開角度に広げた一連のユニット部材50a〜50cの拡開角度(すなわち、姿勢)は、これらのユニット部材50a〜50cに外力が加わらなければ上述した静止摩擦力によって維持される。
ここでは、互いに隣り合うユニット部材50a〜50cにおいて、第1連結部541の軸方向両側に第2連結部542が設けられおり、一方の第2連結部542と第1連結部541との間にのみ摩擦力発生部材6を介在させるとともに、他方の第2連結部542と第1連結部541との間は空隙にしてある。
また、一端側のユニット部材50aに対する摩擦力発生部材6の位置と、他端側のユニット部材50cに対する摩擦力発生部材6の位置とは、いずれも第1連結部541に対して軸方向に沿った同じ側(ここでは、下側)となるようにしている。
次に、本実施形態に係る管継手100を用いて管1a、1bを直列結合する方法について説明する。
まず、一方のフランジ部2aの段部4aに、ガスケット7の嵌合部72を嵌め込み、ガスケット7の軸とフランジ部2aの軸とを略一致させるとともに、一方のフランジ部2aの突起5aとガスケット本体71の一面とを当接させる。さらに、ガスケット本体71の裏面に、他方のフランジ部2bの突起5bを当接させる。このとき、フランジ部2a、2bは、センタリング73によって同心に保持される。
次に、両端が連結されていない開放状態のユニット部材50a〜50cのうち、一端のユニット部材50cをフランジ部2a、2bの片側からフランジ部2a、2bの下方へと挿入し、上方からそのユニット部材50cを引き上げる。この時、開放状態にある各ユニット部材50a〜50cは、それぞれ姿勢を維持したままフランジ部2a、2bの下方に挿入され、一端のユニット部材50cを引き上げられることにより各ユニット部材50a〜50cが徐々に円環状に閉じられる。この際、凹溝51を対向させたフランジ部2a、2bの外周縁部に外嵌させる。
その後、ボルト部材52aをナット部材52bに螺合させ、管継手100の内周径を小さくしていくと、凹溝51の側面に形成した傾斜面51a及び前記フランジ部2a、2bの裏面に形成した傾斜面3a、3bを押圧する。そして、その際に発生する軸方向の分力によって、フランジ部2a、2b同士が押し付けられ、突起5a、5bがガスケット7の両面に食い込んで、十分な気密性を保って管1a、1b同士が接続される。
このように構成された管継手100であれば、摩擦力発生部材6の静止摩擦力によってユニット部材50a〜50cの姿勢を維持させたまま狭小な作業空間に挿入することができ、作業空間に到るまでの配管などを避けていくことが可能となる。これにより、仮に作業空間が狭小であったとしても簡単に管継手100を挿入することができ、ひいては一対の管1a、1bの接続を容易に行うことができるようになる。
また、ボルト部材52aをナット部材52bに螺合させる前の作業段階において、中央のユニット部材50bに対する両端のユニット部材50a、50cの開き角度を独立して設定することができる。
さらに、管継手100の挿入又は引き揚げの作業中において、各ユニット部材50a〜50cの姿勢を変更することで、管継手100が近傍部材と衝突することを回避するための角度調整を容易に行なうことができる。
そのうえ、一端側のユニット部材50aに対する摩擦力発生部材6の位置と、他端側のユニット部材50cに対する摩擦力発生部材6の位置とを、いずれも第1連結部541に対して軸方向に沿った同じ側(下側)となるようにしているので、両端のユニット部材50a、50cの軸方向における中心位置を一致させることができる。これにより、両端のユニット部材50a、50cの傾斜面51aをフランジ部2a、2bの傾斜面3a、3bに均一に当てることができ、配管接続を好適に行なうことができる。
なお、本考案は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では、互いに隣り合うユニット部材の間に摩擦力を発生させていたが、軸部材とユニット部材との間に摩擦力を発生させるように構成されていても良い。
具体的には、例えば軸部材の外周面とユニット部材との間に例えばシート部材を介在させたり、軸部材の外周面やこの外周面に接触するユニット部材の内面を荒れた面にするなどの態様が考えられる。
また、前記実施形態では、互いに隣り合うユニット部材において、第1連結部の軸方向両側に第2連結部が設けられており、一方の第2連結部と第1連結部との間にのみ摩擦力発生部材を介在させていたが、両方の第2連結部と第1連結部との間それぞれに摩擦力発生部材を介在させても良い。
さらに、一端側のユニット部材に対する摩擦力発生部材の位置と、他端側のユニット部材に対する摩擦力発生部材の位置とは、第1連結部に対して軸方向に沿った反対側となるようにしても良い。
そのうえ、摩擦力発生部材は、ウェーブワッシャに限られず、例えばバネ座金(スプリングワッシャ)などであっても構わない。
その他、本考案は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
100・・・管継手
50a〜50c・・・ユニット部材
52・・・連結具
53a、53b・・・軸部材
6・・・摩擦力発生部材

Claims (5)

  1. 隣り合うもの同士が互いに回転可能に連結された一連のユニット部材と、両端のユニット部材を連結して前記一連のユニット部材を環状にする締結具とを具備し、一対の管の端部を互いに対向させた状態で、前記ユニット部材を前記各管の端部に外嵌させるとともに前記締結具を締め付けることによってこれら管同士を接続するものであり、
    互いに隣り合う前記ユニット部材を回転可能に支持する軸部材と、
    前記軸部材と前記ユニット部材との間、又は、互いに隣り合う前記ユニット部材の間に介在し、前記ユニット部材の回転を妨げる摩擦力を生じさせる摩擦力発生部材とをさらに具備し、
    前記ユニット部材の姿勢が、このユニット部材に外力が加わらなければ前記摩擦力によって維持されることを特徴とする管継手。
  2. 互いに隣り合う前記ユニット部材の拡開角度が、前記摩擦力発生部材の摩擦力によって無段階に調整可能であることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 前記軸部材が、互いに隣り合う前記ユニット部材において軸方向から視て重なり合う連結部を貫通してこれらを回転可能に支持しており、
    前記摩擦力発生部材が、前記連結部において軸方向に対向する対向面の間に前記摩擦力を発生させるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の管継手。
  4. 前記摩擦力発生部材が、前記連結部に挟み込まれるとともに、前記軸部材が貫通するウェーブワッシャであることを特徴とする請求項3記載の管継手。
  5. 流体供給装置に用いられることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の管継手。
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